JPH0762694A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH0762694A
JPH0762694A JP5214041A JP21404193A JPH0762694A JP H0762694 A JPH0762694 A JP H0762694A JP 5214041 A JP5214041 A JP 5214041A JP 21404193 A JP21404193 A JP 21404193A JP H0762694 A JPH0762694 A JP H0762694A
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JP
Japan
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load sensing
pressure
control valves
flow control
work
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Application number
JP5214041A
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English (en)
Inventor
Yusaku Nozawa
勇作 野沢
Wataru Otsu
渉 大津
Nobuhiko Ichiki
伸彦 市来
Hiroshi Matsuzaki
浩 松崎
Kinya Takahashi
欣也 高橋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】建設機械の油圧駆動装置において、走行とフロ
ント作業との走行複合操作性を向上しかつ走行複合操作
に伴うエネルギ損失を少なくする。 【構成】油圧ポンプ200R,200Lの吐出管路1,
2から分岐した第1及び第2主分岐管路16,27及び
第1及び第2ロードセンシング管路12,13から分岐
した第1及び第2ロードセンシング分岐管路18,19
と、主中間管路20及びロードセンシング中間管路21
との間に第1及び第2切換弁A,Bを配置し、切換え制
御装置40により、作業用流量制御弁31〜34の少な
くとも1つが操作されたときは第1切換弁Aを連通位置
とし、それ以外のときは第1切換弁を遮断位置にし、作
業用流量制御弁31〜34の少なくとも1つが操作され
かつ左右走行用流量制御弁29,30の少なくとも1つ
が操作されたときには第2切換弁Bを遮断位置とし、そ
れ以外のときは第2切換弁を連通位置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベル等の建設機
械の油圧駆動装置に係わり、特に、少なくとも2つの油
圧ポンプと左右走行アクチュエータと作業アクチュエー
タ(フロントアクチュエータ)とを備え、かつ2つの油
圧ポンプに対しロードセンシング制御と入力トルク制限
制御とを行う建設機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械の油圧駆動装置における
制御方式として、ポンプ吐出圧力がアクチュエータの最
大負荷圧力よりも所定値だけ高くなるようにアクチュエ
ータの最大負荷圧力に応答してポンプ吐出流量を制御す
るロードセンシング制御(以下、適宜LS制御という)
が知られており、その例が以下の文献に記載されてい
る。
【0003】特開平2−118203号公報; 特開平2−248706号公報; 特開平3−024302号公報; 特開平3−249412号公報; 特開平1−316502号公報; 特開平2−279829号公報; 特開平3−084204号公報等。
【0004】文献には、1ポンプLS制御の油圧駆動
装置が記載されている。すなわち、この油圧駆動装置
は、1つの油圧ポンプと、この1つの油圧ポンプから吐
出される圧油によって駆動される複数のアクチュエータ
と、その1つのポンプに対するLS制御機能を持つレギ
ュレータとを有し、その1つの油圧ポンプをLS制御す
ることで全てのアクチュエータを駆動している。また、
ポンプレギュレータは、ポンプ吐出圧力が高くなるとポ
ンプ吐出流量が減るように制御し、油圧ポンプを駆動す
る原動機の負荷を軽減する入力トルク制限機能も有して
いる。
【0005】文献〜には、2ポンプLS制御の油圧
駆動装置が記載されている。すなわち、この油圧駆動装
置は、2つの油圧ポンプと、これら2つの油圧ポンプか
ら吐出される圧油によって駆動される複数のアクチュエ
ータと、その2つの油圧ポンプの各々に対するLS制御
機能を持つレギュレータとを有し、その2つの油圧ポン
プをLS制御することでアクチュエータを駆動すると共
に、2つの油圧ポンプから吐出された圧油を合流した
り、分離したりすることによって作業効率の向上を図っ
ている。ポンプレギュレータは上記と同様に入力トルク
制限制御機能を有している。また、複数のアクチュエー
タは複数のフロントアクチュエータと、左右の走行モー
タとを有し、左右の走行モータの一方とフロントアクチ
ュエータの一部を一方のポンプに対応させ、他方の走行
モータとフロントアクチュエータの残りを他方のポンプ
に対応させている。このように左右の走行モータを各ポ
ンプに対応させているのは、ステアリング力を確保する
ためである。すなわち、ステアリング時は、左右の走行
モータの負荷圧力の差が大きくなるので、左右の走行モ
ータでポンプを分けた方が、左右の走行モータへ供給さ
れる圧油の流量の独立性が確保され、大きなステアリン
グ力を出しやすいからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記文献に記載の従
来技術では、1ポンプLS制御方式であるため、複数の
アクチュエータを同時に駆動する複合操作で複数のアク
チュエータの負荷圧力の差が大きい場合には、油圧ポン
プの吐出流量は入力トルク制限制御により高圧側の負荷
圧力に支配されてしまい、トータルの流量が不足し、作
業効率が悪いという問題がある。
【0007】上記問題に対し、文献〜に記載の従来
技術では2ポンプLS制御を採用し、2つの油圧ポンプ
から吐出された圧油を合流したり、分離したりすること
によって作業効率の向上を図っている。しかし、油圧シ
ョベルの実作業において、負荷圧力の高圧と低圧の差に
より問題が生じるのは、走行とフロント作業との複合操
作である。すなわち、文献〜に記載の従来技術で
は、左右の走行モータでポンプを分けているので、 (1)登坂走行中にフロント作業を行う複合操作では、
走行モータの負荷圧力が大きくなって入力トルク制限制
御で2つの油圧ポンプの吐出流量が共に減り、フロント
が上がらなくなる。
【0008】(2)ぬかるみを脱出する際には、アーム
の引き力を得るためにフロントアクチュエータの負荷圧
力が走行モータの負荷圧力よりも極端に高くなる。この
フロントアクチュエータの高圧化により入力トルク制限
制御が働いて2つの油圧ポンプの吐出流量が共に減り、
走行を含む全体の動作が遅くなり、脱出速度が極端に低
下する。これに対し、高圧側より低圧側に流れる圧油の
流量が多くなるように流量制御弁(コントロールバル
ブ)の特性を変更すると、走行モータに多くの圧油が流
れ、フロントアクチュエータの駆動力が低下し、同様に
脱出困難となる。
【0009】(3)上記(1)及び(2)の複合操作で
は、走行モータとフロントアクチュエータの負荷圧力差
が大きくなるため、低圧側のアクチュエータに係わる流
量制御弁でのエネルギの絞り損失が大となり、省エネル
ギに欠ける。
【0010】本発明の目的は、走行とフロント作業との
走行複合操作性を向上しかつ走行複合操作に伴うエネル
ギ損失を少なくできる建設機械の油圧駆動装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、互いに独立した第1及び第2ロードセン
シング圧力に応じてそれぞれ吐出流量が制御される第1
及び第2油圧ポンプと、複数の油圧アクチュエータに供
給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の流量制御
弁とを備え、前記複数の流量制御弁が左右走行用アクチ
ュエータに供給される圧油の流れを制御する左右走行用
流量制御弁と、複数の作業用アクチュエータに供給され
る圧油の流れを制御する複数の作業用流量制御弁とを含
む建設機械の油圧駆動装置において、(a)前記左右走
行用流量制御弁を含みこれら左右走行用流量制御弁の一
方に前記第1油圧ポンプの吐出管路が接続された第1弁
グループ、及び前記複数の作業用流量制御弁を含みこれ
ら複数の作業用流量制御弁に前記第2油圧ポンプの吐出
管路が接続された第2弁グループと;(b)前記左右走
行用流量制御弁のそれぞれに設けられ前記左右走行用ア
クチュエータのそれぞれの負荷圧力を検出する左右走行
用ロードセンシング回路、及び前記複数の作業用流量制
御弁に設けられ前記複数の作業用アクチュエータの最大
負荷圧力を検出する作業用ロードセンシング回路と;
(c)前記一方の走行用流量制御弁の走行用ロードセン
シング回路に接続され、前記第1ロードセンシング圧力
を前記第1油圧ポンプにフィードバックする第1ロード
センシング管路、及び前記作業用ロードセンシング回路
に接続され、前記第2ロードセンシング圧力を前記第2
油圧ポンプにフィードバックする第2ロードセンシング
管路と;(d)前記第1油圧ポンプの吐出管路から分岐
する第1主分岐管路及び前記第2油圧ポンプの吐出管路
から分岐する第2主分岐管路と;(e)前記第1ロード
センシング管路から分岐する第1ロードセンシング分岐
管路及び前記第2ロードセンシング管路から分岐する第
2ロードセンシング分岐管路と;(f)前記第1及び第
2主分岐管路の間に位置し、前記左右走行用流量制御弁
の他方に接続された主中間管路及び前記第1及び第2ロ
ードセンシング分岐管路の間に位置し、前記他方の走行
用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路に接続され
たロードセンシング中間管路と;(g)前記第1主分岐
管路と主中間管路との間及び前記第1ロードセンシング
分岐管路とロードセンシング中間管路との間をそれぞれ
連通、遮断する第1弁手段、及び前記第2主分岐管路と
主中間管路との間及び前記第2ロードセンシング分岐管
路とロードセンシング中間管路との間をそれぞれ連通、
遮断する第2弁手段と;(h)前記複数の作業用流量制
御弁の少なくとも1つが操作されたときは前記第1弁手
段を連通位置とし、それ以外のときは前記第1弁手段を
遮断位置し、前記複数の作業用流量制御弁の少なくとも
1つが操作されかつ前記左右走行用流量制御弁の少なく
とも1つが操作されたときには前記第2弁手段を遮断位
置とし、それ以外のときは前記第2弁手段を連通位置と
する切換え制御手段と;を備えることを特徴としてい
る。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明
は、互いに独立した第1及び第2ロードセンシング圧力
に応じてそれぞれ吐出流量が制御される第1及び第2油
圧ポンプと、複数の油圧アクチュエータに供給される圧
油の流れをそれぞれ制御する複数の流量制御弁とを備
え、前記複数の流量制御弁が左右走行用アクチュエータ
に供給される圧油の流れを制御する左右走行用流量制御
弁と、複数の作業用アクチュエータに供給される圧油の
流れを制御する複数の作業用流量制御弁とを含む建設機
械の油圧駆動装置において、(a)前記左右走行用流量
制御弁を含みこれら左右走行用流量制御弁の一方に前記
第1油圧ポンプの吐出管路が接続された第1弁グルー
プ、及び前記複数の作業用流量制御弁を含みこれら複数
の作業用流量制御弁に前記第2油圧ポンプの吐出管路が
接続された第2弁グループと;(b)前記左右走行用流
量制御弁のそれぞれに設けられ前記左右走行用アクチュ
エータのそれぞれの負荷圧力を検出する左右走行用ロー
ドセンシング回路、及び前記複数の作業用流量制御弁に
設けられ前記複数の作業用アクチュエータの最大負荷圧
力を検出する作業用ロードセンシング回路と;(c)前
記一方の走行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回
路に接続され、前記第1ロードセンシング圧力を前記第
1油圧ポンプにフィードバックする第1ロードセンシン
グ管路、及び前記作業用ロードセンシング回路に接続さ
れ、前記第2ロードセンシング圧力を前記第2油圧ポン
プにフィードバックする第2ロードセンシング管路と;
(d)前記第1油圧ポンプの吐出管路から分岐する第1
主分岐管路及び前記第2油圧ポンプの吐出管路から分岐
する第2主分岐管路と;(e)前記第1ロードセンシン
グ管路から分岐する第1ロードセンシング分岐管路及び
前記第2ロードセンシング管路から分岐する第2ロード
センシング分岐管路と;(f)前記第1及び第2主分岐
管路の間に位置し、前記左右走行用流量制御弁の他方に
接続された主中間管路及び前記第1及び第2ロードセン
シング分岐管路の間に位置するロードセンシング中間回
路と;(g)前記第1主分岐管路と主中間管路との間及
び前記第1ロードセンシング分岐管路とロードセンシン
グ中間管路との間をそれぞれ連通、遮断する第1弁手
段、前記第2主分岐管路と主中間管路との間及び前記第
2ロードセンシング分岐管路とロードセンシング中間管
路との間をそれぞれ連通、遮断する第2弁手段、及び前
記他方の走行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回
路と前記作業用ロードセンシング回路及び前記一方の走
行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路との間の
連通、遮断を切換える第3弁手段と;(h)前記複数の
作業用流量制御弁の少なくとも1つが操作されたときは
前記第1弁手段を連通位置とし、それ以外のときは前記
第1弁手段を遮断位置にし、前記複数の作業用流量制御
弁の少なくとも1つが操作されかつ前記左右走行用流量
制御弁の少なくとも1つが操作されたときには前記第2
弁手段を遮断位置にしかつ前記第3弁手段を前記他方の
走行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路と前記
一方の走行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路
とを連通する位置にし、それ以外のときは前記第2弁手
段を連通位置としかつ前記第3弁手段を前記他方の走行
用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路と前記作業
用ロードセンシング回路とを連通する位置にする切換え
制御手段と;を備えることを特徴としている。
【0013】上記建設機械の油圧駆動装置において、好
ましくは、前記左右走行用流量制御弁及び複数の作業用
流量制御弁はパイロット操作弁であり、前記切換え制御
手段は、前記左右走行用流量制御弁及び複数の作業用流
量制御弁のパイロット操作圧力を用いて前記弁手段を油
圧的に切換えるものである。この場合、好ましくは、前
記切換え制御手段は、前記複数の作業用流量制御弁の少
なくとも1つのパイロット操作圧力があるときにはその
パイロット操作圧力を前記第1弁手段に前記信号圧力と
して与え、前記複数の作業用流量制御弁の少なくとも1
つのパイロット操作圧力と前記左右走行用流量制御弁の
少なくとも1つのパイロット操作圧力の両方があるとき
にはそれらパイロット操作圧力の一方を前記信号圧力と
して前記第2及び/又は第3弁手段に与える切換回路と
を有している。
【0014】前記切換回路は、好ましくは、前記複数の
作業用流量制御弁の少なくとも1つのパイロット圧力を
前記第1切換弁に出力する第1信号管路と、前記左右走
行用流量制御弁の少なくとも1つのパイロット操作圧力
が導かれる第2信号管路と、前記第1及び第2信号管路
に導かれたパイロット操作圧力の高圧側を前記信号圧力
として選択する高圧選択弁と、前記第1及び第2信号管
路の両方にパイロット操作圧力があるときに前記高圧選
択弁で選択された信号圧力を前記第2及び/又は第3弁
手段に出力するAND回路とを有している。
【0015】前記切換回路は、前記複数の作業用流量制
御弁の少なくとも1つのパイロット圧力が導かれそれを
前記第1切換弁に出力する信号管路と、前記複数の作業
用流量制御弁の少なくとも1つのパイロット操作圧力と
前記左右走行用流量制御弁の少なくとも1つのパイロッ
ト操作圧力の低圧側を選択しそれを前記信号圧力として
前記第2及び/又は第3弁手段に出力する低圧選択弁を
有していてもよい。
【0016】
【作用】左右走行用流量制御弁の少なくとも1つと作業
用流量制御弁の少なくとも1つが操作されると、切換え
制御手段は第1弁手段を連通位置とし、第2弁手段を遮
断位置とし、これにより第1主分岐管路と主中間管路間
が連通し、第2主分岐管路と主中間管路間が遮断される
と共に、第1ロードセンシング分岐管路とロードセンシ
ング中間管路間が連通し、第2ロードセンシング分岐管
路とロードセンシング中間管路間が遮断される。その結
果、第1油圧ポンプからの圧油は左右走行用流量制御弁
の両方に供給され、第2油圧ポンプからの圧油は作業用
流量制御弁に供給される。また、第1ロードセンシング
管路には左右走行モータの高圧側の負荷圧力が第1ロー
ドセンシング圧力として導かれ、第1油圧ポンプはポン
プ吐出圧力がその高圧側の負荷圧力よりも所定値だけ高
くなるよう吐出流量が制御されると共に、第2ロードセ
ンシング管路には作業用アクチュエータの最大負荷圧力
が第2ロードセンシング圧力として導かれ、第2油圧ポ
ンプはポンプ吐出圧力がその最大負荷圧力よりも所定値
だけ高くなるよう吐出流量が制御される。
【0017】したがって、登坂走行複合操作を行う場合
は、左右走行モータは第1油圧ポンプからの圧油により
駆動され、作業用アクチュエータは第2油圧ポンプから
の圧油により駆動されると共に、第1油圧ポンプの吐出
圧力は左右走行モータの高圧側の負荷圧力に応じて制御
され、第2油圧ポンプの吐出圧力は作業用アクチュエー
タの最大負荷圧力に応じて制御される。この結果、走行
モータを駆動する第1油圧ポンプに対しては入力トルク
制限制御が働き、ポンプ吐出流量は少なくなるが、作業
用アクチュエータを駆動する第2油圧ポンプは走行の負
荷圧力の影響を受けないので、第2油圧ポンプの吐出流
量は大きな流量となる。このため、作業用アクチュエー
タには十分なポンプ流量が得られ、フロントを高く上げ
ることができる。
【0018】また、ぬかるみを脱出する際には、上記と
同様の理由で作業用アクチュエータの負荷圧力が高くな
っても、左右走行モータには第1油圧ポンプから十分な
流量の圧油が供給され、走行モータの駆動力が出せ、ぬ
かるみを脱出できる。
【0019】また、左右走行用流量制御弁と作業用流量
制御弁との2つの弁グループに第1及び第2の2つの油
圧ポンプが振り分けられるので、同じポンプからの圧油
で駆動されるアクチュエータ間の走行複合操作に際して
の負荷圧力差が小さくなり、走行複合操作に伴うエネル
ギ損失が少なくなる。
【0020】更に、ロードセンシング圧力の検出、ロー
ドセンシング圧力の第1及び第2油圧ポンプへの伝達を
油圧的に処理しているので電子回路の使用を最少限にで
きる。特に、切換え制御手段を、左右走行用流量制御弁
及び複数の作業用流量制御弁のパイロット操作圧力を用
いて弁手段を油圧的に切換えることにより、ロードセン
シング圧力の切換え及び圧油の合流分離の切換えも油圧
的に処理され、電子回路を使用せずに装置を構成するこ
とができ、電子部品の入手が困難な地域や開発途上国等
での使用に好適である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図9により
説明する。本実施例は本発明を油圧ショベルに適用した
ものである。
【0022】図1において、本実施例の油圧ショベルの
油圧駆動装置は、図示しない原動機によって駆動される
2つの可変容量型の油圧ポンプ200R,200Lと、
複数のアクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞ
れ制御する圧力補償付の流量制御弁29,30,31,
32,33,34とを備えている。
【0023】図2及び図3に示すように、油圧ショベル
は履体即ち走行体2,3を駆動する右走行モータ23及
び左走行モータ24と、旋回体1を駆動する旋回モータ
25と、フロント機構であるブーム4、アーム5及びバ
ケット6を駆動するブームシリンダー26、アームシリ
ンダー27及びバケットシリンダー28とを有し、流量
制御弁29〜34はそれぞれ右走行モータ23、左走行
モータ24、旋回モータ25、ブームシリンダ26、ア
ームシリンダ27、及びバケットシリンダ28に供給さ
れる圧油の流れを制御する右走行用流量制御弁、左走行
用流量制御弁、旋回用流量制御弁、ブーム用流量制御
弁、アーム用流量制御弁、バケット用流量制御弁であ
る。旋回モータ25、ブームシリンダー26、アームシ
リンダー27及びバケットシリンダー28はフロント機
構を動かして油圧ショベルの作業を行うのに使用される
ことから、本明細書中ではこれらを総称してフロントア
クチュエータ又は作業用アクチュエータといい、対応す
る旋回用流量制御弁31、ブーム用流量制御弁32、ア
ーム用流量制御弁33、バケット用流量制御弁34を総
称して作業用流量制御弁という。
【0024】左右走行用流量制御弁29,30は第1弁
グループTを構成し、右走行用流量制御弁29のポンプ
ポートは油圧ポンプ200Rの吐出管路1に接続され、
作業用流量制御弁31,32,33,34は第2弁グル
ープFを構成し、これら流量制御弁31〜34のポンプ
ポートは油圧ポンプ200Lの吐出管路2に接続されて
いる。左右走行用流量制御弁29,30のそれぞれに
は、逆止弁3,4を備え左右走行モータ23,24の負
荷圧力を検出する左右走行用ロードセンシング回路5,
6が設けられ、作業用流量制御弁31〜34には、逆止
弁7,8,9,10を備え作業用アクチュエータ25〜
28の最大負荷圧力を検出する作業用ロードセンシング
回路11が設けられている。
【0025】2つの油圧ポンプ200R,200Lはそ
れぞれ第1及び第2ロードセンシング管路12,13に
よりフィードバックされる互いに独立した第1及び第ロ
ードセンシング圧力に応じてそれぞれ吐出流量が制御さ
れるポンプであり、第1ロードセンシング管路12は右
走行用ロードセンシング回路5に接続され、第2ロード
センシング管路13は作業用ロードセンシング回路11
に接続されている。
【0026】油圧ポンプ200R,200Lの吐出流量
はそれぞれポンプ制御サーボ機構14,15により制御
される。ポンプ制御サーボ機構14,15は、各々図4
に示すように、油圧ポンプ200R又は200Lの押し
のけ容積可変機構である斜板201を駆動するピストン
シリンダ装置202と、第1又は第2ロードセンシング
管路12,13を介して導かれる第1又は第2ロードセ
ンシング圧力に応答してピストンシリンダ装置202へ
供給される圧油の流量を調整し、油圧ポンプ200R又
は200Lの押しのけ容積を制御するロードセンシング
制御用の第1サーボ弁203とを備えている。またポン
プ制御サーボ機構14,15は、油圧ポンプ200R又
は200Lの吐出圧力に応答してピストンシリンダ装置
202へ供給される圧油の流量を調整し、油圧ポンプ2
00R又は200Lの押しのけ容積を制御する入力トル
ク制限制御用の第2サーボ弁204を備えている。
【0027】油圧ポンプ200Rの吐出管路1からは第
1主分岐管路16が分岐し、油圧ポンプ200Lの吐出
管路2からは第2主分岐管路17が分岐し、第1ロード
センシング管路12からは第1ロードセンシング分岐管
路18が分岐し、第2ロードセンシング管路13からは
第2ロードセンシング分岐管路19が分岐している。ま
た、第1及び第2主分岐管路16,17の間には、管路
22を介して左走行用流量制御弁30のポンプポートに
接続された主中間管路20が位置し、第1及び第2ロー
ドセンシング分岐管路18,19の間には、管路23を
介して左走行用流量制御弁30の走行用ロードセンシン
グ回路6に接続されたロードセンシング中間管路21が
位置している。
【0028】第1主分岐管路16と主中間管路20との
間及び第1ロードセンシング分岐管路18とロードセン
シング中間管路21との間にはこれら管路をそれぞれ連
通、遮断する第1切換弁Aが接続され、第2主分岐管路
17と主中間管路20との間及び第2ロードセンシング
分岐管路19とロードセンシング中間管路21との間に
はこれらの管路をそれぞれ連通、遮断する第2切換弁B
が接続されている。
【0029】また、作業用流量制御弁31〜34の少な
くとも1つが操作されたときは第1切換弁Aを連通位置
とし、それ以外のときは第1切換弁Aを遮断位置にする
と共に、作業用流量制御弁31〜34の少なくとも1つ
が操作されかつ左右走行用流量制御弁29,30の少な
くとも1つが操作されたときには第2切換弁Bを遮断位
置とし、それ以外のときは第2切換弁Bを連通位置とす
る切換え制御装置40が設けられている。左右走行用流
量制御弁29,30及び作業用流量制御弁31〜34は
パイロット操作弁として構成され、切換え制御装置40
は、左右走行用流量制御弁29,30及び作業用流量制
御弁31〜34のパイロット操作圧力を用いて第1切換
弁A及び第2切換弁Bを油圧的に切換えるものである。
以下、このことを更に詳細に説明する。
【0030】左右走行用流量制御弁29,30及び作業
用流量制御弁31〜34を操作し対応するアクチュエー
タ23〜28を駆動するための操作手段として、図5に
示す操作レバー装置41,42,43,44,45,4
6が設けられている。操作レバー装置41は右走行用で
あり、操作レバー41aの操作方向と操作量に応じたパ
イロット操作圧力PA1,PA2を発生し、これらパイロッ
ト操作圧力PA1,PA2が右走行用流量制御弁29のパイ
ロット操作部に送られる。操作レバー装置42は左走行
用であり、操作レバー42aの操作方向と操作量に応じ
たパイロット操作圧力PB1,PB2を発生し、これらパイ
ロット操作圧力PB1,PB2が左走行用流量制御弁30の
パイロット操作部に送られる。操作レバー装置43は旋
回用であり、操作レバー43aの操作方向と操作量に応
じたパイロット操作圧力PC1,PC2を発生し、これらパ
イロット操作圧力PC1,PC2が旋回用流量制御弁31の
パイロット操作部に送られる。操作レバー装置44はブ
ーム用であり、操作レバー44aの操作方向と操作量に
応じたパイロット操作圧力PD1,PD2を発生し、これら
パイロット操作圧力PD1,PD2がブーム用流量制御弁3
2のパイロット操作部に送られる。操作レバー装置45
はアーム用であり、操作レバー45aの操作方向と操作
量に応じたパイロット操作圧力PE1,PE2を発生し、こ
れらパイロット操作圧力PE1,PE2がアーム用流量制御
弁33のパイロット操作部に送られる。操作レバー装置
46はバケット用であり、操作レバー46aの操作方向
と操作量に応じたパイロット操作圧力PF1,PF2を発生
し、これらパイロット操作圧力PF1,PF2がバケット用
流量制御弁34のパイロット操作部に送られる。
【0031】切換え制御装置40は、図5に示すよう
に、操作レバー装置41,42によって生成されるパイ
ロット操作圧力PA1,PA2,PB1,PB2の最も高い圧力
を検出してそれを信号圧力Tsとして出力するシャトル
弁50,51,52からなる第1操作信号検出回路53
と、操作レバー装置43〜46によって生成されるパイ
ロット操作圧力PC1,PC2,PD1,PD2,PE1,PE2
F1,PF2の最も高い圧力を検出してそれを信号圧力F
sとして出力するシャトル弁54〜60からなる第2操
作信号検出回路61と、信号圧力Fs,Tsに基づき第
1及び第2切換弁A,Bの切換えを制御する切換回路6
2とを有している。
【0032】切換回路62は、図1に示すように、第2
操作信号検出回路61から出力された信号圧力Fsが導
かれる第1信号管路70と、第1操作信号検出回路53
から出力された信号圧力Tsが導かれる第2信号管路7
1と、第1及び第2信号管路70,71の分岐管路7
2,73の間に設けられ、信号圧力Fs,Tsの高圧側
を選択し管路74に出力する高圧選択弁すなわちシャト
ル弁X1と、第1信号管路70の分岐管路75を介して
信号圧力Fsが伝えられると管路74を管路76に連絡
する切換弁Yと、第2信号管路71の分岐管路77を介
して信号圧力Tsが伝えられると管路76を管路78に
連絡する切換弁Zとを有している。第1信号管路70は
第1切換弁Aの油圧駆動部に接続され、管路78は第2
切換弁Bの油圧駆動部に接続され、切換弁Y,Zは第1
及び第2信号管路70,71の両方に信号圧力Fs,T
sがあるときにシャトル弁X1で選択され管路74に出
力された信号圧力Fs又はTsを第2切換弁Bに出力す
るAND回路79を構成している。
【0033】このようにして切換回路62は、第1信号
管路70に作業用流量制御弁31〜34の少なくとも1
つのパイロット操作圧力があるときにそのパイロット操
作圧力を信号圧力Fsとして第1切換弁Aに与える。第
1切換弁Aは常時開の開閉弁であり、第1信号管路70
に信号圧力FsがないときはOffのままで図示の遮断
位置にあり、信号圧力Fsが与えられるとOnし、図示
の遮断位置から連通位置に切換えられる。第2信号管路
71とシャトル弁X1とAND回路79は、作業用流量
制御弁31〜34の少なくとも1つのパイロット操作圧
力と左右走行用流量制御弁29,30の少なくとも1つ
のパイロット操作圧力の両方があるときに信号圧力Fs
又はTsを第2切換弁Bに与える信号生成回路を構成す
る。第2切換弁は常時閉の開閉弁であり、信号圧力F
s,Tsの両方共ないときはOffのままで図示の連通
位置にあり、信号圧力Fs又はTsが与えられるとOn
し、図示の連通位置から遮断位置に切換えられる。
【0034】次に、以上のように構成した本実施例の動
作を更に図6を参照して、以下の順序で説明する。 (1)走行複合操作 (2)フロント単独操作 (3)走行単独操作 なお、図6は第1及び第2切換弁A,Bの切換えに関す
るアルゴリズムを示すものであり、「T」は左右走行用
流量制御弁の第1弁グループTを意味し、「F」は作業
用流量制御弁31〜34の第2弁グループFを意味し、
「A」は第1切換弁Aを意味し、「B」は第2切換弁B
を意味し、第1及び第2弁グループ「F」「T」の
“O”は「On(操作)」を、“N”は「中立(非操
作)」を意味し、第1及び第2切換弁A,Bの“On”
は図示位置から切換えられることを意味し、“Off”
は図示位置を意味している。
【0035】(1)走行複合操作 左右走行用流量制御弁29,30の操作レバー41a,
42aの少なくとも1つと作業用流量制御弁31〜34
の操作レバー43a〜46aの少なくとも1つが操作さ
れると、第1及び第2操作信号検出管路53,61によ
り信号圧力Fs,Tsが出力され、切換回路62により
第1及び第2切換弁A,Bが共にOnし、第1切換弁A
は連通位置に、第2切換弁Bは遮断位置に切換えられ
る。このため、第1主分岐管路16と主中間管路20間
が連通し、第2主分岐管路17と主中間管路20間が遮
断されると共に、第1ロードセンシング分岐管路18と
ロードセンシング中間管路21間が連通し、第2ロード
センシング分岐管路19とロードセンシング中間管路2
1間が遮断される。その結果、油圧ポンプ200Rから
の圧油は右走行用流量制御弁29と、第1主分岐管路1
6、主中間管路20、主管路22を介して左走行用流量
制御弁30の両方に供給され、油圧ポンプ200Lから
の圧油は作業用流量制御弁31〜34に供給される。ま
た、第1ロードセンシング管路12には左右走行モータ
23,24の高圧側の負荷圧力が第1ロードセンシング
圧力として導かれ、油圧ポンプ200Rはポンプ制御サ
ーボ機構14によりポンプ吐出圧力がその高圧側の負荷
圧力よりも所定値だけ高くなるよう吐出流量が制御され
ると共に、第2ロードセンシング管路13には作業用ア
クチュエータ25〜28の最大負荷圧力が第2ロードセ
ンシング圧力として導かれ、油圧ポンプ200Lはポン
プ制御サーボ機構15によりポンプ吐出圧力がその最大
負荷圧力よりも所定値だけ高くなるよう吐出流量が制御
される。
【0036】(2)フロント単独操作 左右走行用流量制御弁29,30の操作レバー41a,
42aが操作されず、作業用流量制御弁31〜34の操
作レバー43a〜46aの少なくとも1つが操作された
ときには、第2操作信号検出回路61により信号圧力F
sが出力され、切換回路62により第1切換弁AはOn
し連通位置に切換えられる。また、信号圧力Tsは出力
されないので第2切換弁BはOffのままであり、連通
位置に保持される。このため、第1主分岐管路16と主
中間管路20間、第2主分岐管路17と主中間管路20
間が共に連通する共に、第1ロードセンシング分岐管路
18とロードセンシング中間管路21間、第2ロードセ
ンシング分岐管路19とロードセンシング中間管路21
間が共に連通する。その結果、油圧ポンプ200Rから
の圧油は第1主分岐管路16、主中間管路20、第2主
分岐管路17を介して、油圧ポンプ200Lからの圧油
と合流して作業用流量制御弁31〜34に供給される。
また、第1及び第2ロードセンシング管路12,13の
それぞれに作業用アクチュエータ25〜28の最大負荷
圧力が第1及び第2ロードセンシング圧力として導か
れ、油圧ポンプ200R,200Lはそれぞれポンプ制
御サーボ機構14,15によりポンプ吐出圧力がその最
大負荷圧力よりも所定値だけ高くなるよう吐出流量が制
御される。
【0037】(3)走行単独操作 左右走行用流量制御弁29,30の操作レバー41a,
42aの少なくとも1つが操作され、作業用流量制御弁
31〜34の操作レバー43a〜46aが操作されない
ときには、第1操作信号検出回路53により信号圧力T
sが出力されるが、第2操作信号検出回路6では信号圧
力Fsが出力されないので、第1及び第2切換弁A,B
は共にOffのままであり、第1切換弁Aは遮断位置
に、第2切換弁Bは連通位置に保持される。このため、
第1主分岐管路16と主中間管路20間は遮断され、第
2主分岐管路17と主中間管路20間は連通する共に、
第1ロードセンシング分岐管路18とロードセンシング
中間管路21間は遮断され、第2ロードセンシング分岐
管路19とロードセンシング中間管路21間は連通す
る。その結果、油圧ポンプ200Rからの圧油は右走行
用流量制御弁29に供給され、油圧ポンプ200Lから
の圧油は第2主分岐管路17、主中間管路20、主管路
22を介して左走行用流量制御弁30に供給される。ま
た、第1ロードセンシング管路12には右走行モータ2
3の負荷圧力が第1ロードセンシング圧力として導か
れ、油圧ポンプ200Rはポンプ制御サーボ機構14に
よりポンプ吐出圧力がその負荷圧力よりも所定値だけ高
くなるよう吐出流量が制御されると共に、第2ロードセ
ンシング管路13には左走行モータ24の負荷圧力が第
2ロードセンシング圧力として導かれ、油圧ポンプ20
0Lはポンプ制御サーボ機構15によりポンプ吐出圧力
がその負荷圧力よりも所定値だけ高くなるよう吐出流量
が制御される。
【0038】したがって、本実施例によれば次のような
効果が得られる。例えば、登坂走行複合操作を行う場合
には、特開平2−118203号公報に記載の1ポンプ
を使用する従来技術では、登坂走行の負荷圧力の上昇に
伴いポンプ吐出圧力Pが高くなると、入力トルク制限制
御によりポンプ吐出流量が図7にQ0で示すように少な
くなり、フロントが上がらなくなる。また、特開平2−
248706号公報等に記載の2ポンプを使用する従来
技術では、左右の走行モータでポンプを分けているの
で、登坂走行の負荷圧力の上昇に伴いポンプ吐出圧力P
が高くなると、2つのポンプ共、入力トルク制限制御に
よりポンプ吐出流量が図8(A)及び(B)にQ1で示
すように少なくなり、同様にフロントが上がらなくな
る。
【0039】これに対して本実施例では、登坂走行複合
操作を行う場合には上記(1)のように制御されるの
で、左右走行モータ23,24は油圧ポンプ200Rか
らの圧油により駆動され、作業用アクチュエータ25〜
28は油圧ポンプ200Lからの圧油により駆動される
と共に、油圧ポンプ200Rの吐出圧力は左右走行モー
タ23,24の高圧側の負荷圧力よりも所定値だけ高く
なるように制御され、油圧ポンプ200Lの吐出圧力は
作業用アクチュエータ25〜28の最大負荷圧力よりも
所定値だけ高くなるように制御される。この結果、走行
モータ23,24を駆動する油圧ポンプ200Rに対し
ては入力トルク制限制御が働き、ポンプ吐出流量は図9
(A)にQ1で示すように少なくなるが、作業用アクチ
ュエータ25〜28を駆動する油圧ポンプ200Lは走
行の負荷圧力の影響を受けないので、油圧ポンプ200
Lの吐出流量は図9(B)にQ2で示すように大きな流
量となる。このため、作業用アクチュエータには十分な
ポンプ流量が得られ、フロントを高く上げることができ
る。
【0040】また、ぬかるみを脱出する際には、上記従
来技術では、アームの引き力を得るために作業用アクチ
ュエータ25〜28の負荷圧力が走行モータ23,24
の負荷圧力よりも極端に高くなると、この作業用アクチ
ュエータの高圧化により入力トルク制限制御が働いてポ
ンプ吐出流量が減り、走行を含む全体の動作が遅くな
り、脱出速度が極端に遅くなる。これに対し本実施例で
は、上記と同様の理由で作業用アクチュエータ25〜2
8の負荷圧力が高くなっても、走行モータ23,24に
は油圧ポンプ200Rから十分な流量の圧油が供給さ
れ、走行モータ23,24の駆動力が出せ、ぬかるみを
脱出できる。
【0041】また、上記の走行複合操作に際して、上記
従来技術では走行モータ23,24と作業用アクチュエ
ータ25〜28の負荷圧力差が大きくなるため、低圧側
のアクチュエータに係わる流量制御弁でのエネルギの絞
り損失が大となり、省エネルギに欠ける。これに対して
本実施例では、左右走行用流量制御弁29,30と作業
用流量制御弁32〜34との2つの弁グループT,Fに
2つの油圧ポンプ200R,200Lが振り分けられる
ので、同じポンプからの圧油で駆動されるアクチュエー
タ間の走行複合操作に際しての負荷圧力差が小さくな
り、走行複合操作に伴うエネルギ損失を少なくできる。
【0042】更に本実施例では、ロードセンシング圧力
の検出、ロードセンシング圧力の油圧ポンプ200R,
200Lへの伝達、ロードセンシング圧力に応じた油圧
ポンプ200R,200Lのサーボ制御を油圧的に処理
すると共に、第1及び第2切換弁A,Bによるロードセ
ンシング圧力の切換え及び油圧ポンプ200R,200
Lからの圧油の合流分離の切換えも切換え制御装置40
により油圧的に処理している。このようにロードセンシ
ング制御と2ポンプ合流分離の制御を全て油圧で処理す
ることにより、電子回路を使用せずに装置を構成するこ
とができ、電子部品の入手が困難な地域や開発途上国等
での使用に好適である。
【0043】本発明の他の実施例を図10により説明す
る。図中、図1に示す部材と同等の部材には同じ符号を
付している。本実施例はロードセンシング管路の切換え
に関する他の構成例を示すものである。
【0044】図10において、本実施例では第1の実施
例のようなロードセンシング中間管路21と左走行用ロ
ードセンシング回路6とを結ぶ管路23はなく、代わり
に、左走行用ロードセンシング回路6に接続された管路
80、第1ロードセンシング管路12に接続された管路
81、作業用ロードセンシング回路11を介して第2ロ
ードセンシング管路13に接続された管路82と、管路
80と管路81,82間に位置し、左走行ロードセンシ
ング回路81と第1及び第2ロードセンシング管路1
2,13間の連通、遮断を切換える第3切換弁Lが設け
られている。また、切換え制御装置40Aの切換回路6
2Aは管路78から分岐した管路83を有し、管路83
は第3切換弁Lの油圧駆動部に接続されている。第3切
換弁Lは管路83に信号圧力がないときはOffで図示
の位置にあり、左走行用ロードセンシング回路6を第1
ロードセンシング管路12に連通させ、管路83に信号
圧力が出力されるとOnして図示の位置から切換えら
れ、左走行用ロードセンシング回路6を第2ロードセン
シング管路13に連通させる。
【0045】図11に、第1及び第2切換弁A,Bと共
に第3切換弁Lの切換えに関する図6と同様なアルゴリ
ズムを示す。図中、「L」が第3切換弁Lを意味し、第
3切換弁Lの“On”は図示位置から切換えられること
を意味し、“Off”は図示位置に止どまることを意味
している。この図から分かるように第3切換弁Lは、作
業用流量制御弁31〜34の少なくとも1つが操作され
かつ左右走行用流量制御弁29,30の少なくとも1つ
が操作されたときには左走行用ロードセンシング回路6
を第1ロードセンシング管路12に連通する位置に切換
えられ、それ以外のときは左走行用ロードセンシング回
路6を第2ロードセンシング管路13に連通する位置に
保たれる。すなわち、第3切換弁Lは第1切換弁Aと同
じタイミングでOn,Offするよう切換え制御され
る。
【0046】このように構成した実施例においても、ロ
ードセンシング圧力は図1に示す実施例と同様に切換え
られ、同様の効果が得られる。
【0047】本発明の更に他の実施例を図12により説
明する。本実施例は切換回路の他の構成例を示すもので
ある。
【0048】図12において、本実施例の切換回路62
Bは、作業用流量制御弁の少なくとも1つが操作された
ときに出力される信号圧力Fsと左右走行用流量制御弁
の少なくとも1つが操作されたときに出力される信号圧
力Tsのそれぞれをパイロット圧力として動作し、信号
圧力Fs,Tsの低圧側を選択して管路78(及び管路
83)に出力する低圧選択弁X2を有し、この低圧選択
弁X2で、作業用流量制御弁31〜34の少なくとも1
つのパイロット操作圧力と左右走行用流量制御弁29,
30の少なくとも1つのパイロット操作圧力の両方があ
るときに信号圧力Fs又はTsを第2切換弁B(及び第
3切換弁L)に与える信号生成回路を構成している。
【0049】本実施例によっても、作業用流量制御弁3
1〜34の少なくとも1つのパイロット操作圧力と左右
走行用流量制御弁29,30の少なくとも1つのパイロ
ット操作圧力の両方があるときに信号圧力Fs又はTs
が第2切換弁Bに与えられるので、先の実施例と同様に
第1〜第3切換弁A,B,Lを切換えることができ、同
様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、走行とフロント作業と
の複合操作性が向上し、例えば登坂走行複合ではフロン
トを高く上げることができ、ぬかるみの脱出作業では、
フロントアクチュエータの力が出せ、ぬかるみを脱出で
きる。
【0051】また、走行複合操作に伴うエネルギ損失を
少なくすることができる。
【0052】更に、2ポンプ合流分離の制御の大部分又
は全てを油圧で処理することができ、電子部品の入手が
困難な地域や開発途上国等での使用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による建設機械の油圧駆動装
置を示すシステム図である。
【図2】図1に示す油圧駆動装置が搭載される油圧ショ
ベルの側面図である。
【図3】図1に示す油圧駆動装置が搭載される油圧ショ
ベルの上面図である。
【図4】図1に示すポンプ制御サーボ機構の詳細を示す
図である。
【図5】図1に示す流量制御弁の操作レバー装置及び操
作信号検出回路を示す図である。
【図6】図1に示す第1切換弁及び第2切換弁の切換え
に関するアルゴリズムを示す図である。
【図7】1ポンプの従来技術における入力トルク制限制
御によるポンプ吐出圧力とポンプ吐出流量との関係を示
す図である。
【図8】2ポンプの従来技術における入力トルク制限制
御によるポンプ吐出圧力とポンプ吐出流量との関係を示
す図である。
【図9】図1に示す実施例での入力トルク制限制御によ
るポンプ吐出圧力とポンプ吐出流量との関係を示す図で
ある。
【図10】本発明の他の実施例による建設機械の油圧駆
動装置を示すシステム図である。
【図11】図10に示す第1切換弁、第2切換弁及び第
3切換弁の切換えに関するアルゴリズムを示す図であ
る。
【図12】本発明の更に他の実施例による建設機械の油
圧駆動装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
1,2 吐出管路 5,6 左右走行用ロードセンシング回路 11 作業用ロードセンシング回路 12,13 第1及び第2ロードセンシング管路 16,17 第1及び第2主分岐管路 18,19 第1及び第2ロードセンシング分岐管路 20 主中間管路 21 ロードセンシング中間管路 23〜28 アクチュエータ 40 切換え制御装置 60 切換回路 70,71 第1及び第2信号管路 79 AND回路 200R,200L 油圧ポンプ(第1及び第2の油圧
ポンプ) A,B 第1及び第2切換弁 T,F 第1及び第2弁グループ L 第3切換弁 X1 シャトル弁(高圧選択弁) X2 低圧選択弁 Fs,Ts 信号圧力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 浩 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 高橋 欣也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立した第1及び第2ロードセン
    シング圧力に応じてそれぞれ吐出流量が制御される第1
    及び第2油圧ポンプと、複数の油圧アクチュエータに供
    給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の流量制御
    弁とを備え、前記複数の流量制御弁が左右走行用アクチ
    ュエータに供給される圧油の流れを制御する左右走行用
    流量制御弁と、複数の作業用アクチュエータに供給され
    る圧油の流れを制御する複数の作業用流量制御弁とを含
    む建設機械の油圧駆動装置において、 (a)前記左右走行用流量制御弁を含みこれら左右走行
    用流量制御弁の一方に前記第1油圧ポンプの吐出管路が
    接続された第1弁グループ、及び前記複数の作業用流量
    制御弁を含みこれら複数の作業用流量制御弁に前記第2
    油圧ポンプの吐出管路が接続された第2弁グループと; (b)前記左右走行用流量制御弁のそれぞれに設けられ
    前記左右走行用アクチュエータのそれぞれの負荷圧力を
    検出する左右走行用ロードセンシング回路、及び前記複
    数の作業用流量制御弁に設けられ前記複数の作業用アク
    チュエータの最大負荷圧力を検出する作業用ロードセン
    シング回路と; (c)前記一方の走行用流量制御弁の走行用ロードセン
    シング回路に接続され、前記第1ロードセンシング圧力
    を前記第1油圧ポンプにフィードバックする第1ロード
    センシング管路、及び前記作業用ロードセンシング回路
    に接続され、前記第2ロードセンシング圧力を前記第2
    油圧ポンプにフィードバックする第2ロードセンシング
    管路と; (d)前記第1油圧ポンプの吐出管路から分岐する第1
    主分岐管路及び前記第2油圧ポンプの吐出管路から分岐
    する第2主分岐管路と; (e)前記第1ロードセンシング管路から分岐する第1
    ロードセンシング分岐管路及び前記第2ロードセンシン
    グ管路から分岐する第2ロードセンシング分岐管路と; (f)前記第1及び第2主分岐管路の間に位置し、前記
    左右走行用流量制御弁の他方に接続された主中間管路及
    び前記第1及び第2ロードセンシング分岐管路の間に位
    置し、前記他方の走行用流量制御弁の走行用ロードセン
    シング回路に接続されたロードセンシング中間管路と; (g)前記第1主分岐管路と主中間管路との間及び前記
    第1ロードセンシング分岐管路とロードセンシング中間
    管路との間をそれぞれ連通、遮断する第1弁手段、及び
    前記第2主分岐管路と主中間管路との間及び前記第2ロ
    ードセンシング分岐管路とロードセンシング中間管路と
    の間をそれぞれ連通、遮断する第2弁手段と; (h)前記複数の作業用流量制御弁の少なくとも1つが
    操作されたときは前記第1弁手段を連通位置とし、それ
    以外のときは前記第1弁手段を遮断位置し、前記複数の
    作業用流量制御弁の少なくとも1つが操作されかつ前記
    左右走行用流量制御弁の少なくとも1つが操作されたと
    きには前記第2弁手段を遮断位置とし、それ以外のとき
    は前記第2弁手段を連通位置とする切換え制御手段と;
    を備えることを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 互いに独立した第1及び第2ロードセン
    シング圧力に応じてそれぞれ吐出流量が制御される第1
    及び第2油圧ポンプと、複数の油圧アクチュエータに供
    給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の流量制御
    弁とを備え、前記複数の流量制御弁が左右走行用アクチ
    ュエータに供給される圧油の流れを制御する左右走行用
    流量制御弁と、複数の作業用アクチュエータに供給され
    る圧油の流れを制御する複数の作業用流量制御弁とを含
    む建設機械の油圧駆動装置において、 (a)前記左右走行用流量制御弁を含みこれら左右走行
    用流量制御弁の一方に前記第1油圧ポンプの吐出管路が
    接続された第1弁グループ、及び前記複数の作業用流量
    制御弁を含みこれら複数の作業用流量制御弁に前記第2
    油圧ポンプの吐出管路が接続された第2弁グループと; (b)前記左右走行用流量制御弁のそれぞれに設けられ
    前記左右走行用アクチュエータのそれぞれの負荷圧力を
    検出する左右走行用ロードセンシング回路、及び前記複
    数の作業用流量制御弁に設けられ前記複数の作業用アク
    チュエータの最大負荷圧力を検出する作業用ロードセン
    シング回路と; (c)前記一方の走行用流量制御弁の走行用ロードセン
    シング回路に接続され、前記第1ロードセンシング圧力
    を前記第1油圧ポンプにフィードバックする第1ロード
    センシング管路、及び前記作業用ロードセンシング回路
    に接続され、前記第2ロードセンシング圧力を前記第2
    油圧ポンプにフィードバックする第2ロードセンシング
    管路と; (d)前記第1油圧ポンプの吐出管路から分岐する第1
    主分岐管路及び前記第2油圧ポンプの吐出管路から分岐
    する第2主分岐管路と; (e)前記第1ロードセンシング管路から分岐する第1
    ロードセンシング分岐管路及び前記第2ロードセンシン
    グ管路から分岐する第2ロードセンシング分岐管路と; (f)前記第1及び第2主分岐管路の間に位置し、前記
    左右走行用流量制御弁の他方に接続された主中間管路及
    び前記第1及び第2ロードセンシング分岐管路の間に位
    置するロードセンシング中間回路と; (g)前記第1主分岐管路と主中間管路との間及び前記
    第1ロードセンシング分岐管路とロードセンシング中間
    管路との間をそれぞれ連通、遮断する第1弁手段、前記
    第2主分岐管路と主中間管路との間及び前記第2ロード
    センシング分岐管路とロードセンシング中間管路との間
    をそれぞれ連通、遮断する第2弁手段、及び前記他方の
    走行用流量制御弁の走行用ロードセンシング回路と前記
    作業用ロードセンシング回路及び前記一方の走行用流量
    制御弁の走行用ロードセンシング回路との間の連通、遮
    断を切換える第3弁手段と; (h)前記複数の作業用流量制御弁の少なくとも1つが
    操作されたときは前記第1弁手段を連通位置とし、それ
    以外のときは前記第1弁手段を遮断位置にし、前記複数
    の作業用流量制御弁の少なくとも1つが操作されかつ前
    記左右走行用流量制御弁の少なくとも1つが操作された
    ときには前記第2弁手段を遮断位置にしかつ前記第3弁
    手段を前記他方の走行用流量制御弁の走行用ロードセン
    シング回路と前記一方の走行用流量制御弁の走行用ロー
    ドセンシング回路とを連通する位置にし、それ以外のと
    きは前記第2弁手段を連通位置としかつ前記第3弁手段
    を前記他方の走行用流量制御弁の走行用ロードセンシン
    グ回路と前記作業用ロードセンシング回路とを連通する
    位置にする切換え制御手段と;を備えることを特徴とす
    る油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の建設機械の油圧駆
    動装置において、前記左右走行用流量制御弁及び複数の
    作業用流量制御弁はパイロット操作弁であり、前記切換
    え制御手段は、前記左右走行用流量制御弁及び複数の作
    業用流量制御弁のパイロット操作圧力を用いて前記弁手
    段を油圧的に切換えることを特徴とする油圧駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記切換え制御手段は、前記複数の作業用流
    量制御弁の少なくとも1つのパイロット操作圧力がある
    ときにはそのパイロット操作圧力を前記第1弁手段に前
    記信号圧力として与え、前記複数の作業用流量制御弁の
    少なくとも1つのパイロット操作圧力と前記左右走行用
    流量制御弁の少なくとも1つのパイロット操作圧力の両
    方があるときにはそれらパイロット操作圧力の一方を前
    記信号圧力として前記第2及び/又は第3弁手段に与え
    る切換回路とを有することを特徴とする油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記切換回路は、前記複数の作業用流量制御
    弁の少なくとも1つのパイロット圧力を前記第1切換弁
    に出力する第1信号管路と、前記左右走行用流量制御弁
    の少なくとも1つのパイロット操作圧力が導かれる第2
    信号管路と、前記第1及び第2信号管路に導かれたパイ
    ロット操作圧力の高圧側を前記信号圧力として選択する
    高圧選択弁と、前記第1及び第2信号管路の両方にパイ
    ロット操作圧力があるときに前記高圧選択弁で選択され
    た信号圧力を前記第2及び/又は第3弁手段に出力する
    AND回路とを有することを特徴とする油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記切換回路は、前記複数の作業用流量制御
    弁の少なくとも1つのパイロット圧力が導かれそれを前
    記第1切換弁に出力する信号管路と、前記複数の作業用
    流量制御弁の少なくとも1つのパイロット操作圧力と前
    記左右走行用流量制御弁の少なくとも1つのパイロット
    操作圧力の低圧側を選択しそれを前記信号圧力として前
    記第2及び/又は第3弁手段に出力する低圧選択弁を有
    することを特徴とする油圧駆動装置。
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WO2014061507A1 (ja) * 2012-10-17 2014-04-24 日立建機株式会社 建設機械の油圧駆動装置
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