JPH11217888A - 基礎の換気装置 - Google Patents

基礎の換気装置

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JPH11217888A
JPH11217888A JP2119198A JP2119198A JPH11217888A JP H11217888 A JPH11217888 A JP H11217888A JP 2119198 A JP2119198 A JP 2119198A JP 2119198 A JP2119198 A JP 2119198A JP H11217888 A JPH11217888 A JP H11217888A
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JP
Japan
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foundation
base member
ventilation hole
ventilation
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2119198A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kon
芳明 今
Shuichi Inoue
修一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Sanyo Homes Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Kubota House Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kubota Corp, Kubota House Co Ltd filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH11217888A publication Critical patent/JPH11217888A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎部材を用いて基礎を構成するに際し、基
礎全体として見栄えを良好にできると共に、換気孔を簡
単且つ迅速に設けることができるようにした基礎の換気
装置を提供する。 【解決手段】 基礎部材1の上端に、屋外側に張り出し
た張出部10を介して水切り板12が設けられ、前記張
出部10に上下方向に貫通する換気孔11が設けられて
いる。基礎部材1の上端に、外壁材13側に向けて水平
方向に突出する複数の突起25が、該突起25間に上下
方向に貫通する換気孔11を形成するように、互いに間
隔をおいて設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、建物用の基礎の換
気装置関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の居室を有する建物用基礎では、
所定距離おきに換気孔を設けることが必要とされている
が、この換気孔を設けるには、金属製の目皿状部品を縦
方向にして所定箇所で宙吊り状態に保持し、その表裏両
面が開放されるようにしつつ、まわりにコンクリートを
打設することにより、目皿状部品を埋め込んだコンクリ
ート壁を形成させるという方法が一般的とされている。
【0003】従って、上記金属製基礎部材を用いた基礎
の場合でも、換気孔を設ける部分では短距離ながら目皿
状の換気孔が混在しているといった構成になることがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属製基礎部材を用い
た基礎では、基礎部材相互の連結部分が際立った存在と
なり、場合によって見栄えを悪くすることがあった。ま
た、換気孔を設ける部分で目皿状の換気口を混在させた
場合、違和感が生じ、これが見栄えを悪くさせるという
こともあった。
【0005】特に、このように異なる工法を織り交ぜて
布基礎を構成させると、工数や部品点数が増えて施工性
が悪く且つ高コストになるいうことがあった。本発明は
上記問題点に鑑み、金属製等とされたパネル形体の基礎
部材を用いて基礎を構成するに際し、基礎全体として見
栄えを良好にできると共に、換気孔を簡単且つ迅速に設
けることができるようにした基礎の換気装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の第1の技術手段は、基礎部材1の上端
に、屋外側に張り出した張出部10を介して水切り板1
2が設けられ、前記張出部10に上下方向に貫通する換
気孔11が設けられている点にある。従って、基礎部材
1を横方向に連結して基礎を形成するだけで、換気孔1
1も同時に形成できることになり、施工性が良好・低コ
ストになり、また換気孔11の形成も簡単且つ迅速に行
える。しかも、換気孔11は基礎部材1の立ち上がり面
板2等に直接形成しておらず、基礎部材1に突設した張
出部10に換気孔11を形成しているため、換気孔11
形成によって、基礎部材1の剛性を弱めて基礎部材1の
断面欠損が増大するような不都合も生じないし、また換
気孔11を基礎部材1の立ち上がり面板2等に直接形成
しておらずかつ換気孔11は上下方向に貫通しているた
め、外部から換気孔11を通して基礎部材1の肉厚みが
見えるようなこともなくなり、換気孔11の形成によっ
て基礎部材1の見栄えを損なうような不都合もなくな
る。
【0007】本発明の第2の技術的手段は、基礎部材1
の上端に、外壁材13側に向けて水平方向に突出する複
数の突起25が、該突起25間に上下方向に貫通する換
気孔11を形成するように、互いに間隔をおいて設けら
れている点にある。従って、基礎部材1を横方向に連結
して基礎を形成するだけで、換気孔11も同時に形成で
きることになり、施工性が良好・低コストになり、また
換気孔の形成も簡単且つ迅速に行える。しかも、換気孔
11は基礎部材1の立ち上がり面板2等に直接形成して
おらず、基礎部材1に突設した突起25間に換気孔11
を形成しているため、換気孔11の形成によって、基礎
部材1の剛性を弱めて基礎部材1の断面欠損が増大する
ような不都合も生じないし、また換気孔11を基礎部材
1の立ち上がり面板2等に直接形成しておらず、しかも
換気孔11は上下方向に貫通しているため、外部から換
気孔11を通して基礎部材1の肉厚みが見えるようなこ
ともなくなり、換気孔11の形成によって基礎部材1の
見栄えを損なうような不都合もなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図3は、本発明に係る基礎部材1
を示したものであり、該基礎部材1は、施工時に起立状
態とされる立ち上がり面板2と、この立ち上がり面板2
の外周部から裏面側に垂直に屈折した枠板3とを有する
パネル形状に形成されており、立ち上がり面板2の裏面
には上下に延びるリブ4が横方向2箇所に形成されてい
る。
【0009】そして、図4に示すように、このようなパ
ネル形状の基礎部材1を横方向に複数並べて連結するこ
とで、建物の布基礎の全部又は一部が構成されるように
なっている。前記枠板3の左右側板5には、基礎部材1
を相互に横方向に連結させるためのボルト6(図4参
照)が挿通する連結用孔7が上下2か所に設けられてい
る。
【0010】前記枠板3の上側板8には、基礎部材1の
上部に構築する土台、柱材、壁材、又は床材等を結合す
るときにボルト等(図示略)を挿通するために用いる結
合用孔9が横方向2箇所に設けられている。また、前記
上側板8に、立ち上がり面板2より屋外側に水平方向に
張り出した張出部10が設けられており、基礎部材1の
上端に、張出部10を介して水切り板12が設けられて
いる。張出部10には、上下に貫通する換気孔11が横
方向に多数形成されている。水切り板12は、張出部1
0の先端部から上方に突出する縦板12aと、該縦板1
2aから後斜め上方にやや弯曲しながら延伸する斜板1
2bとを有し、基礎部材1と該基礎部材1の上部に構築
した外壁材13との間を塞いでいる。
【0011】前記換気孔11は、図2に示すように、屋
内外の空気の流通を許容するものであり、水平な張出部
10に上下方向に設けられていて水切り板12により前
方及び上方を覆われているために、屋外側から換気孔1
1を介して屋内側に雨水等が浸入するようなことを防止
している。また、水切り板12は、その上方に設けられ
る建物の外壁材13から雨水等が滴下した場合に、屋内
側に浸入するのを防止するものであり、特に後上傾斜状
の斜板12bにより確実に屋外側へ水を導くようにして
いる。
【0012】また、外壁材13の裏側に結露水等が生じ
て上側板8上に滴下した場合には前記換気孔11が水切
り孔となり、屋外へ流出可能である。前記枠板3の下側
板14の左右2か所には、上下方向に貫通してアンカー
ボルト等を挿通可能なアンカー用孔15が形成されてい
る。また、下側板14には、図2にも示すように、基礎
部材1の施工時にフーティング16内に配筋されるベー
ス鉄筋17に係合可能なアンカー脚18が下方突出状に
設けられており、このアンカー脚18は、基礎部材1の
横方向両端部及び中途部の計4か所に横方向略等間隔に
設けられ、互いに隣合うアンカー脚18が基礎部材1の
厚さ方向に千鳥状となるように配置され、各アンカー脚
18の下端部に厚さ方向内方側に突出する係止部19を
形成している。
【0013】このアンカー脚18の係止部19をベース
鉄筋17の縦筋17aに係合させることで、前後方向
(屋内外方向)の基礎部材1の倒れを防止するようにし
ており、特に、アンカー脚18を千鳥配置することで縦
筋17aへの係合を容易なものとしながら確実に屋内外
両方向への倒れを防止することができるようになってい
る。
【0014】前記枠板3における連結用孔7、結合用孔
9及びアンカー用孔15の形成部位の周囲と、立ち上が
り面板2の四隅部には、補強のために肉厚を基礎部材1
の裏側へ向けて分厚くすることによって形成した補強部
20が形成されている。なお、前記基礎部材1の立ち上
がり面板2、枠板3、リブ4、アンカー脚18の各構成
は、ダクタイル鋳鉄による鋳造によって一体に成形され
るものであり、前記各孔7,9,15は鋳造成形時に同
時に型成形するか、又は立ち上がり面板2、枠板3等を
鋳造成形したのちドリル加工、打抜きプレス加工、溶断
等により形成されるものであって、いずれにおいても、
基礎部材1の製作の際に予め一体として形成されるよう
になっている。
【0015】図5及び図6は他の実施形態を示し、基礎
部材1に前記張出部10及び水切り板12を設けず、基
礎部材1の上端に、外壁材13側に向けて水平方向に突
出する複数の突起25が、互いに間隔をおいて設けら
れ、該複数の突起25間に上下方向に貫通する換気孔1
1が形成されている。その他の点は前記実施の形態と同
様の構成である。
【0016】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。基礎部材1における形成材料は特に限
定されるものではなく、耐蝕性金属材等を用いることも
可能である。また、鋳造によって形成することも限定さ
れるものではなく、板金製として溶接等やプレス曲げ等
によりパネル形体乃至薄箱形体等に形成させるようにし
てもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、基礎部材1を横方向に
連結して基礎を形成するだけで、換気孔11も同時に形
成できることになる。従って、この得られた基礎とし
て、見栄えを良好にできると共に施工性が良好・低コス
トになり、また換気孔11の形成も簡単且つ迅速に行え
るものである。しかも、換気孔11は基礎部材1の立ち
上がり面板2等に直接形成しておらず、基礎部材1に突
設した張出部2に換気孔11を形成し又は基礎部材1に
突設した突起25間に換気孔11を形成しているため、
換気孔11の形成によって、基礎部材1の剛性を弱めて
基礎部材1の断面欠損を増大するような不都合も生じな
いし、また換気孔11は基礎部材1の立ち上がり面板2
等に直接形成しておらずかつ換気孔11は上下方向に貫
通しているため、外部から換気孔11を通して基礎部材
1の肉厚が見えるようなこともなくなり、換気孔11の
形成によって基礎部材1の見栄えを損なうような不都合
もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す拡大側面断面図であ
る。
【図2】同側面断面図である。
【図3】同基礎部材の表面側からの斜視図である。
【図4】同基礎部材の裏面側からの正面図である。
【図5】他の実施形態を示す拡大側面断面図である。
【図6】同基礎部材の表面側からの斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎部材 10 張出部 11 換気孔 12 水切り板 13 外壁材 25 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎部材(1)の上端に、屋外側に張り
    出した張出部(10)を介して水切り板(12)が設け
    られ、前記張出部(10)に上下方向に貫通する換気孔
    (11)が設けられていることを特徴とする基礎の換気
    装置。
  2. 【請求項2】 基礎部材(1)の上端に、外壁材(1
    3)側に向けて水平方向に突出する複数の突起(25)
    が、該突起(25)間に上下方向に貫通する換気孔(1
    1)を形成するように、互いに間隔をおいて設けられて
    ることを特徴とする基礎の換気装置。
JP2119198A 1998-02-02 1998-02-02 基礎の換気装置 Pending JPH11217888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2119198A JPH11217888A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 基礎の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2119198A JPH11217888A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 基礎の換気装置

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JPH11217888A true JPH11217888A (ja) 1999-08-10

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ID=12048077

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JP2119198A Pending JPH11217888A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 基礎の換気装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302