JP2003074169A - 外装構造 - Google Patents

外装構造

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JP2003074169A
JP2003074169A JP2001270805A JP2001270805A JP2003074169A JP 2003074169 A JP2003074169 A JP 2003074169A JP 2001270805 A JP2001270805 A JP 2001270805A JP 2001270805 A JP2001270805 A JP 2001270805A JP 2003074169 A JP2003074169 A JP 2003074169A
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plate
joint
exterior structure
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wall base
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JP2001270805A
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Kenichi Yoshikawa
健一 吉川
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工に手間を要さず、外観が美しい外装構造を
提供すること。 【解決手段】板材6は板材本体60と略平行となるよう
に板材本体60の裏面側に位置する支持片61を有して
いる。外壁下地材に取り付けられ、板材6を係合保持す
るジョイント材7Aは板材6の板材本体60と支持片6
1との間に位置する係合片70を備えている。このジョ
イント材7Aに板材6を取り付けると、板材6とジョイ
ント材7Aとの係合部分は板材本体60の裏面側に位置
するため、係合部分が露出せず外装の外観が良好とな
る。さらに、係合部分が露出せず、従来のように、板材
を固定するためのビスも露出しないので、係合部分やビ
ス部分の防水処理も不要にできるため、湿式コーキング
材等を充填する必要がなく施工に手間を要しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁下地材
に施される外装構造に関する。
【0002】
【背景技術】住宅等の建物には様々な外装が施されてい
る。例えば、無機建材パネルやタイルを外壁下地材に張
り付けたもの(特開平06−026176号公報参照)
や、樹脂が施された金属板を連設したものなどがある。
従来、金属板を外壁下地材に張り付ける場合、外壁下地
材に支持材を設け、各金属板の端部に設けられた固定部
を隣り合う金属板の固定部と重ね合わせ、支持材にビス
打ちして固定している。このような外装構造では、継ぎ
目部分のビスが露出し、外観が悪いとともに、外壁下地
材まで貫通するビス部分から雨水が浸入するおそれがあ
るため、継ぎ目部分に湿式コーキングを施したり、成型
シーリング材を埋め込んだりしてビスを隠し、防水処理
をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、金属板を取り付けた後、継ぎ目部分にコーキン
グやシーリング材を充填しなくてはならないので、施工
作業に手間がかかる。また、ビスを隠すために継ぎ目部
分にコーキング材やシーリング材を充填しても、これら
が露出するため、外観が好ましくない。
【0004】本発明の目的は、施工に手間を要さず、外
観が美しい外装構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は以下
の構成を採用して前記目的を達成しようとするものであ
る。請求項1記載の発明は、建物1の外壁下地材34に
複数の板材6を配列して構成される外装構造であって、
前記板材と、前記外壁下地材に取り付けられ、板材を係
合保持するジョイント材7A,7Bとを有し、前記板材
は、略平面矩形形状に形成された板材本体60と、前記
板材本体と略平行となるように前記板材本体の裏面側に
位置する支持片61と、前記板材本体の一対の端部に設
けられ前記板材本体と支持片とを連結する連結部67と
を備え、前記ジョイント材は、前記板材の板材本体と支
持片との間に設置される係合片70を備えていることを
特徴とする。
【0006】この構成の発明では、板材の支持片は板材
本体の裏面側に位置しており、ジョイント材の係合片と
支持片との係合部分は、板材本体の裏面側に位置するた
め、係合部分が露出せず、外観が美しいものとなる。さ
らに、係合部分が露出せず、従来のように、板材を固定
するためのビスも露出しないので、係合部分やビス部分
の防水処理も不要にできるため、湿式コーキング材等を
充填する必要がなく施工に手間を要しない。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の外
装構造において、前記ジョイント材の係合片には複数枚
の前記板材が係合され、前記係合片に係合される前記板
材のうち、隣り合う板材は相互に接合されていることを
特徴とする。
【0008】この構成の発明では、ジョイント材の係合
片は複数枚の板材を係合することができるので、一つの
ジョイント材に一枚の板材しか係合できない場合に比
べ、ジョイント材の数の削減を図ることができ、ジョイ
ント材の取り付け作業に手間を要しない。隣り合う板材
は相互に接合されているため、隣り合う板材間に隙間が
あき、外壁下地材が露出してしまうことがなく外観が良
好となる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の外
装構造において、前記板材の前記支持片及び前記連結部
の設けられていない一対の端部のうち少なくとも一方の
端部と、この板材の端部と隣り合って配置される板材の
端部とが相互に接合可能な形状に形成されていることを
特徴とする。この構成の発明では、支持片及び連結部の
設けられていない一対の端部のうち少なくとも一方の端
部と、隣り合う板材の端部とが相互に接合可能な形状に
形成されているため、隣り合う板材同士の接合作業が容
易になり、板材の設置に手間を要しない。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
何れかに記載の外装構造において、前記支持片及び連結
部は前記板材の一対の端部を屈曲して形成されることを
特徴とする。支持片及び連結部としては、例えば、板材
本体とは別体の支持片及び連結部を板材本体の端部に取
り付けてもよい。しかし、この構成の発明では、板材を
板材本体と支持片及び連結部とを一体的に形成したもの
とし、板材の一対の端部を屈曲させて支持片及び連結部
を形成しているため、支持片及び連結部を板材本体の端
部に取り付ける場合に比べ、支持片及び連結部の加工が
容易となる。また、板材の一対の端部を屈曲させて支持
片及び連結部を形成しており、支持片及び連結部を別途
用意する必要がないため部材点数の削減を図ることもで
きる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
何れかに記載の外装構造において、前記係合片は前記ジ
ョイント材の端部を表面側に屈曲して形成されているこ
とを特徴とする。この構成の発明では、係合片は、ジョ
イント材の端部を表面側に屈曲して形成されるため、別
部材である係合片をジョイント材に取り付ける場合に比
べ、ジョイント材の加工が容易となる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の外
装構造において、前記係合片には、前記板材の設置位置
に応じた切り欠き73が所定の間隔をもって設けられて
いることを特徴とする。この構成の発明では、係合片に
は板材の設置位置に応じた切り欠きが所定の間隔をもっ
て設けられており、板材の設置位置が位置決めされてい
るため、板材をジョイント材の一端から順に設置する必
要がなく、必要に応じてジョイント材の中間部から板材
を配置することも可能である。従って、効率よく板材の
配置作業を行うこともできる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
何れかに記載の外装構造において、前記ジョイント材7
Aには一対の係合片が形成されていることを特徴とす
る。この構成の発明では、ジョイント材には一対の係合
片が設けられているため、一本のジョイント材を介して
隣り合う板材を設置することができる。そのため、一方
の係合片のみが形成されているジョイント材を二本設置
する場合に比べ、部材点数の削減及び施工作業の軽減を
図ることができる。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の外
装構造において、前記ジョイント材を介して隣り合う板
材間には、隙間が形成され、この隙間から前記ジョイン
ト材の表面が露出して底目地が形成されていることを特
徴とする。この構成の発明では、隣り合う板材間の隙間
から露出するジョイント材は底目地を形成する敷目板の
役割を果たしており、外壁下地材が露出することがない
ので、板材間の隙間にコーキング材等を充填して防水処
理する必要がなく、施工に手間を要しない。また、板材
間の隙間から露出するのはジョイント材の表面であり、
従来のように板材間から充填したシーリング材等が露出
することがないため、外観が良好となる。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項8記載の外
装構造において、前記板材本体の表面に対し、前記ジョ
イント材表面は外壁下地材側に位置しており、前記底目
地を形成し、前記ジョイント材を介して隣り合う各板材
間の各隙間は等間隔であり、前記ジョイント材は前記底
目地が縦目地となるように前記外壁下地材に設けられて
いることを特徴とする。この構成の発明では、板材本体
の表面に対し、ジョイント材の表面は外壁下地材側に位
置し、壁下地材側に窪んでいるため、底目地は樋状にな
っている。さらに、底目地は縦目地を形成しており、こ
の底目地を縦方向の排水溝として利用することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態の外装構
造が適用された建物1が示されている。この建物1は基
礎2と、基礎2上に建てられた二階建ての建物本体3と
を有している。この建物本体3は柱および梁を組み込ん
だ骨組みに、底材、壁材等の造作材を組み付けたもので
ある。
【0017】建物本体3の二階部分3Aの側面側の外壁
31の一方の端部は二階部分3Aの居室部32よりも室
外側に突出している。外壁31の突出した端部間に設け
られる二階部分3Aの外壁33の一部には平面矩形形状
の開口部4が形成されており、これがベランダ5となっ
ている。ベランダ5は、開口部4の中央部に設けられ、
開口部4の上部の外壁33を支持する柱50と、開口部
4の長手方向に沿って設置される柵51とを備えてい
る。開口部4の下部の外壁下地材34(図2参照)に
は、複数枚の板材6が取り付けられており、他の部分の
外壁とは異なる外装が施されている。
【0018】図2に示すように、略平面矩形形状の板材
6は外壁下地材34に取り付けられたジョイント材7
A,7Bに係合され、外壁下地材34に設置される。外
壁下地材34は平面矩形形状であり、ジョイント材7
A,7Bはその長手方向端部の高さ寸法と略同じ長さ寸
法の長尺材である。柱50の幅方向の中心線Lに合わせ
てジョイント材7Aが取り付けられ、外壁下地材34の
長手方向端部にジョイント材7Bが取り付けられる。ジ
ョイント材7Aには、その短辺方向の両端部には一対の
係合片70が設けられており、ジョイント材7Bには、
その短辺方向の一方の端部にのみ係合片70が設けられ
ている。
【0019】板材6の長手方向の長さ寸法は、外壁下地
材34の長手方向の長さ寸法の約半分であり、外壁下地
材34には、その長手方向(左右方向)に2枚、短辺方
向(上下方向)に7枚、計14枚の板材6が2列7段で
配置されている。なお、最下段に配置される板材6の下
部には水切り部材8が取り付けられる。
【0020】図3に最下段に配置される板材6が示され
ている。板材6は一枚の金属板を屈曲させて成型された
ものであり、略平面矩形形状の板材本体60と、板材本
体60と略平行になるように板材本体60の裏面側に位
置する支持片61と、板材本体60のその長手方向の一
対の端部に設けられ、板材本体60と支持片61とを連
結する連結部67とを有する。板材6はその短辺方向が
上下方向となるように外壁下地材34に取り付けられ
る。
【0021】板材本体60は平面矩形形状の化粧板部6
0Aと、連結部67が設けられていない短辺方向の一対
の端部に垂直に設けられ、板材本体60の上端面及び下
端面を形成する上フランジ部60B及び下フランジ部6
0Cとを有している。板材本体60の化粧板部60Aに
設けられる上フランジ部60Bは、支持片61の上端部
の上方まで延びている。上フランジ部60Bには、固定
部62が一体的に設けられており、上フランジ部60B
から上方に突出するように屈曲して形成される。この固
定部62の上部には挿入部63が形成されている。
【0022】固定部62は板材6を外壁下地材34に固
定するためのものであり、ビス止め用の孔620が形成
されている。板材本体60の下フランジ部60Cには被
挿入部64が一体的に設けられており、下フランジ部6
0Cから上方に突出し、逆U字形に屈曲して形成され
る。
【0023】支持片61は、板材6をジョイント材7
A,7Bに取り付けるためのものであり、支持片61が
ジョイント材7A,7Bの係合片70に係合されること
で、板材6が所定位置に係合保持される。支持片61及
び連結部67は板材6の長手方向の一対の端部を裏面側
に屈曲して形成される。具体的には、連結部67は、板
材本体60の長手方向端部に一体的に設けられており、
板材本体60の化粧板部60Aに対して垂直になるよ
う、化粧板部60Aの裏面側に屈曲することで形成され
る。この連結部67は板材6の側端面となっている。さ
らに、支持片61はこの連結部67に一体的に形成され
ており、化粧板部60Aと平行になるよう化粧板部60
Aの裏面側に屈曲して形成される。
【0024】図4に最上段部(図4(A))、中段部
(図4(B))、最下段部(図4(C))に配置される
板材6の断面図を示す。最上段部の板材6は、その上端
部の形状が中段部、最下段部に配置される板材6とは異
なっており、挿入部63が形成されておらず、断面L字
形の固定部65が形成されている。最上段部の板材6の
被挿入部66は、上方に突出している部分の頂点が、最
下段部の板材6の被挿入部64よりも、板材本体60の
上端部側に位置するように形成されている。この被挿入
部66には下方に位置する板材6の挿入部63が挿入さ
れる。中段部の板材6の上端部の形状は、最下段部の板
材6と同じであるが、下端部には最上段部の板材6と同
じく被挿入部66が形成されている。
【0025】図5にはジョイント材7Aが示されてい
る。ジョイント材7Aは平面矩形形状のジョイント材本
体71及びその長手方向に沿って設けられた一対の係合
片70とを有する。係合片70は、ジョイント材7Aの
短辺方向両端部を、ジョイント材本体71表面側に屈曲
して、形成されている。また、係合片70はジョイント
材本体71の表面と略平行になるように形成されてお
り、係合片70と、ジョイント材本体71との間には、
板材6の支持片61が挿入可能な隙間が形成されてい
る。
【0026】係合片70には、各板材6の設置位置に応
じた切り欠き73が所定の間隔、例えば等間隔に設けら
れている。係合片70は7個の係合部72を有してお
り、一つの係合部72には一つの支持片61が係合され
る。
【0027】図6にジョイント材7Aに板材6を取り付
けた際の断面図を示す。係合部72は、板材6の板材本
体60の化粧板部60Aの裏面と支持片61との間に位
置し、支持片61は係合部72とジョイント材本体71
との間に挟み込まれる。ジョイント材7Aを介して隣り
合う各板材6間には隙間が形成され、各隙間は等間隔と
なっている。この隙間からジョイント材7Aのジョイン
ト材本体71の表面が露出して底目地を形成している。
板材本体60の化粧板部60Aの表面に対し、ジョイン
ト材7Aのジョイント材本体71は外壁下地材34側に
位置しており、底目地は樋状となっている。
【0028】ジョイント材7Aはその長辺が外壁下地材
34の短辺方向に沿うように、外壁下地材34に取り付
けられているため、底目地は縦目地となる。また、上下
方向に隣り合う各板材6の板材本体60の化粧板部60
A間も所定間隔の隙間が形成されており(図8参照)、
この隙間が横目地を形成している。縦目地の横幅寸法
と、横目地の縦幅寸法とは略等しいものとなっている。
【0029】なお、ジョイント材7Bは、その長手方向
の長さ寸法はジョイント材7Aと同じであるが、係合片
70がジョイント材7Bの短辺方向の一方の端部のみに
設けられている点(図2参照)でジョイント材7Aと異
なっており、その幅寸法はジョイント材7Aの幅寸法よ
りも短いものとなっている。
【0030】図7及び図8に基づいて、板材6の取り付
けについて説明する。板材6の取り付けは、最下段部、
中段部、最上段部の順に行われる。まず、予めジョイン
ト材7A,7Bを外壁下地材34に取り付けておく。板
材6が係合保持される係合部72の上方から、最下段部
の板材6の支持片61を、係合部72とジョイント材本
体71との間の隙間に滑り込ませる。板材6の被挿入部
64には予め外壁下地材34の下端部に取り付けられた
断面コ字形の受材9を挿入する。
【0031】次に、この板材6の固定部62の孔620
にビス打ちして外壁下地材34に固定し、中段部の板材
6を取り付ける。この際、中段部の板材6の被挿入部6
6に最下段部の板材6の挿入部63を挿入させる。これ
により上下に隣り合う板材6は相互に接合される。中段
部の板材6を所定枚数設置した後、最後に、最上段部の
板材6を設置し、固定部65をビス打ちして固定する。
なお、最下段部及び中段部の板材6の固定部62の孔6
20は、挿入部63が上方に位置する板材6の被挿入部
66に挿入された際に、上方に位置する板材6の化粧板
部60Aの下端部により隠れる位置に設けられており、
板材6を外壁下地材34に固定するためのビスは外面に
露出していない。
【0032】従って、本実施の形態によれば、以下の効
果を奏することができる。板材6の支持片61は板材6
の端部を板材本体60の裏面側に位置しており、ジョイ
ント材7A,7Bの係合片70と支持片61との係合部
分は、板材本体60の裏面側に位置するため、係合部分
が露出せず、外装の外観が美しいものとなる。係合部分
が露出せず、従来のように、板材を固定するためのビス
も露出しないので、係合部分やビス部分の防水処理も不
要にできるため、湿式コーキング材等を充填する必要が
なく施工に手間を要しない。
【0033】また、板材6の支持片61は板材本体60
の化粧板部60Aと略平行となるよう設けられており、
ジョイント材7A,7Bの係合片70もジョイント材本
体71と略平行になるように形成されているため、板材
6の設置の際に、支持片61、係合片70がじゃまにな
らず、スムーズに設置作業を行うことができる。
【0034】さらに、ジョイント材7A,7Bにはその
長手方向に沿って7枚の板材6を係合することができる
ので、一つのジョイント材に一枚の板材しか係合できな
い場合に比べ、ジョイント材の数の削減を図ることがで
き、ジョイント材の取り付け作業も容易となる。また、
板材6には挿入部63及び被挿入部66が形成されてお
り、隣接する板材6の挿入部63を被挿入部66に挿入
し、はめ込むだけで上下に隣接する板材6は相互に接合
されるため、隣り合う板材6間に隙間があき、外壁下地
材34が露出してしまうことがなく外観が良好となる。
さらに、板材6と隣接する板材6の挿入部63を被挿入
部66に挿入し、はめ込むだけで上下に隣接する板材6
は相互に接合されるため、板材6を設置作業と接合作業
とを同時に行うことができるので、板材6の取り付けに
手間を要しない。
【0035】また、板材6の化粧板部60Aに設けられ
る上フランジ部60Bは支持片61の上端部の上方まで
延びており、ジョイント部7A,7Bに板材6を設置し
た際、板材本体60の上フランジ部60Bは、板材本体
60の化粧板部60Aの裏面と支持片61との間に位置
する係合片70の係合部72の上端部に係止され、板材
6が滑り落ちてしまうことがない。従って、板材6を押
さえながら、外壁下地材34へのビス打ち等の作業を行
う必要がなく、作業者が一人でも容易に板材6の取り付
け作業を行うことができる。
【0036】板材6の支持片61及び連結部67は、板
材本体60の化粧板部60Aに一体的に設けられてお
り、屈曲することで形成されるため、別体の支持片及び
連結部を板材本体60の化粧板部60Aに取り付ける場
合に比べ、支持片61及び連結部67の加工が容易とな
る。さらに、支持片及び連結部を別途用意する必要がな
いため部材点数の削減を図ることもできる。
【0037】ジョイント材7A,7Bの係合片70は、
ジョイント材7A,7Bの端部を表面側に屈曲して形成
されるため、別部材である係合片をジョイント材本体7
1に取り付ける場合に比べ、ジョイント材7A,7Bの
加工が容易となる。
【0038】ジョイント材7A,7Bの係合片70には
各板材6の設置位置に応じた切り欠き73が設けられ、
係合片70は複数個の係合部72から構成されており、
板材6の設置位置が位置決めされているため、板材6を
ジョイント材7A,7Bの一端から順に設置する必要が
なく、必要に応じてジョイント材7A,7Bの中段部か
ら板材6を配置することも可能である。従って、効率よ
く板材6の配置作業を行うこともできる。
【0039】ジョイント材7Aには一対の係合片70が
設けられているため、一本のジョイント材7Aを介して
隣り合う板材6を設置することができる。そのため、短
辺方向の一方の端部にのみ係合片70が設けられている
ジョイント材7Bを二本設置する場合に比べ、部材点数
の削減を図ることができる。ジョイント材7Aを介して
隣り合う各板材6間の隙間から底目地の敷目板となるジ
ョイント材7Aのジョイント材本体71の表面が露出し
ており、外壁下地材34が露出しないので、板材6間の
隙間にコーキング材等を充填して防水処理する必要がな
く、施工に手間を要しない。
【0040】また、隙間からはジョイント材本体71の
表面のみが露出し、従来のように板材間に充填したシー
リング材等が露出することがないため、外観が良好とな
る。さらに、板材本体60の化粧板部60Aの表面に対
し、ジョイント材7Aのジョイント材本体71は外壁下
地材34側に位置し、底目地は樋状となっている。ジョ
イント材7Aは、その長辺が外壁下地材34の短辺方向
に沿うように、外壁下地材34に取り付けられているた
め、底目地は縦方向の排水溝として利用することができ
る。
【0041】底目地は縦目地を形成しており、縦目地の
横幅寸法と、上下方向に隣り合う板材6の板材本体60
表面間の横目地の縦幅寸法は略等しいものとなっている
ため、外壁下地材34に施された外装の外観が美しいも
のとなる。さらに、柱50の柱50の幅方向の中心線L
に合わせてジョイント材7Aが取り付けられており、外
壁下地材34の長手方向に沿って配置される板材6間の
中心位置と、柱50の縦方向の中心線とが一致するた
め、建物本体3の外観が良好なものとなる。
【0042】板材6の固定部62の孔620は、その挿
入部63が上部に位置する板材6の被挿入部66に挿入
された際に、上部に位置する板材6の化粧板部60Aの
下端部により隠れる位置に設けられているため、ビスが
露出せず外観が良好となる。また、予め、孔620が設
けられているため、施工現場でビス打ちする位置を決め
る必要がなく、板材6の取り付け作業が容易となる。さ
らに、板材6は一枚の金属板を屈曲させるだけで成型す
ることができるので、様々な部材を溶接等して取り付け
る必要がなく、板材6の製造が容易である。
【0043】なお、本発明は前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施の形態では、ジョイント材7A,7Bは外壁下
地材34の長手方向端部と略同じ長さ寸法の長尺材とし
ていたが、本発明ではジョイント材を外壁下地材34の
短辺方向端部と略同じ長さ寸法を有するものとし、外壁
下地材34の長手方向に沿って配置してもよい。ただ
し、本実施形態のように2列7段の外装構造とするとジ
ョイント材の本数が増えてしまい部材点数の削減を図る
ことはできないが、段数よりも列数のほうが多くなるよ
うな場合には部材点数の削減を図ることができる。
【0044】ジョイント材7Aを介して隣り合う各板材
6間には等間隔の隙間が形成されるとしたが、隣り合う
板材6間の各隙間は等間隔でなくてもよい。ただし、係
合部72間の隙間を等間隔とし、ジョイント材本体71
の表面が板材6の化粧板部60Aに対して窪んだ底目地
を形成すれば、これを排水溝として利用することもでき
る。
【0045】前記実施形態では、ジョイント材7Aには
一対の係合片70が設けられており、一本のジョイント
材7Aを介して互いに隣り合う板材6を設置することが
できるとしたが、短辺方向の一方の辺縁にのみ係合片7
0が設けられているジョイント材7Bを二本設置しても
よい。このようにすれば複数種類のジョイント材を製造
する必要がなくなり、製造コストを削減することができ
る。
【0046】また、ジョイント材7A,7Bの係合片7
0は切り欠き73が設けられ、複数個の係合部72から
構成されているとしたが、切り欠き73を設けなくても
よい。この場合、最下段の板材6から順に取り付ければ
よく、ジョイント材7A,7Bの製造時の手間を省くこ
とができる。一つの係合部72には一つの支持片61が
係合されているとしたが、それぞれの係合部分に係合す
る支持片61の数を異なるものとしてもよい。この場
合、切り欠きは等間隔に設けられないものとなる。さら
に、ジョイント材7A,7Bの係合片70は7枚の板材
6を係合保持できるものとしたが、ジョイント材の大き
さ寸法を一枚の板材6と対応させ、係合片には一枚の板
材6しか係合できないものとしてもよい。このようにす
れば、様々な大きさ寸法の外壁下地材にも対応すること
ができる。
【0047】ジョイント材7A,7Bの係合片70は、
ジョイント材7A,7Bの端部を表面側に屈曲して形成
されるとしたが、ジョイント材本体71に別部材である
係合片を取り付けても良い。支持片61及び連結部67
は、板材本体60の化粧板部60Aに一体的に設けられ
ており、屈曲することで形成されるとしたが、板材本体
60の化粧板部60Aに別部材の支持片及び連結部を取
り付けてもよい。図9に示すように化粧板部60Aの裏
面側であって、その端縁から所定距離内側に連結部67
Dを取り付け、この連結部67Dから化粧板部60Aの
側端部方向に向かって延びる支持片61Dを有する板材
6を形成する。さらに、ジョイント材本体71の中央部
からジョイント材本体71の短辺方向の端部に向かって
延びる係合片70Dを有するジョイント材7A,7Bを
形成し、このジョイント材7A,7Bに板材6を係合保
持させてもよい。
【0048】板材6の端部には挿入部63及び被挿入部
66が形成されており、隣接する板材6の挿入部63を
被挿入部66に挿入し、はめ込むだけで上下方向に隣接
する板材6は相互に接合されるとしたが、上下に隣接す
る板材6が相互に接合されていなくてもよい。このよう
にすれば、挿入部63及び被挿入部66を形成する必要
がなくなるので、板材6の製造が容易となる。また、板
材6の端部には挿入部63及び被挿入部66が形成され
ており、板材6の被挿入部64には下方に位置する板材
6の挿入部63が挿入され、板材6同士が相互に接合さ
れるとしたが、端部同士を接合せず、例えば、板材6の
化粧板部60A同士を固定手段を用いて相互に接合して
もよい。また、縦目地の横幅寸法と、横目地の縦幅寸法
は略等しいものとしたが、縦目地の横幅寸法と、横目地
の縦幅寸法とが異なるものであってもよい。
【0049】前記実施形態では、板材6は、最下段部、
中段部、最上段部の順にジョイント材7A,7Bに取り
付けたが、この順番に限らず、必要に応じて、中段部か
ら板材6を取り付けてもよい。このようにすれば、建物
本体3の施工状態に合わせて、効率よく板材6を配置す
ることができる。また、板材6の支持片61を、この板
材6が係合される係合部72の上方からジョイント材7
A,7Bの係合片70とジョイント材本体71との間の
隙間に滑り込ませて、板材6をジョイント材7A,7B
に取り付けたが、係合部72の側方から板材6の支持片
61を滑り込ませてもよい。
【0050】前記実施形態では、板材6を一枚の金属板
を屈曲させて成型されたものとしたが、これに限らず、
箱状のものとしてもよい。このようにすれば、内部に発
泡スチレン等の断熱材を充填することができ、断熱材と
しての機能も有することができる。さらに、板材6は金
属板に限らず、タイル等でもよく、また、板材の表面に
樹脂コートなどを施してもよい。
【0051】
【発明の効果】このような請求項1記載の発明によれ
ば、板材の支持片は板材本体の裏面側に位置しており、
ジョイント材の係合片と支持片との係合部分は、板材本
体の裏面側に位置するため、係合部分が露出せず、外観
が美しいものとなる。さらに、係合部分が露出せず、従
来のように、板材を固定するためのビスも露出しないの
で、係合部分やビス部分の防水処理も不要にできるた
め、湿式コーキング材等を充填する必要がなく施工に手
間を要しない。
【0052】このような請求項2記載の発明によれば、
ジョイント材の係合片は複数枚の板材を係合することが
できるので、一つのジョイント材に一枚の板材しか係合
できない場合に比べ、ジョイント材の数の削減を図るこ
とができ、ジョイント材の取り付け作業に手間を要しな
い。隣り合う板材は相互に接合されているため、隣り合
う板材間に隙間があき、外壁下地材が露出してしまうこ
とがなく外観が良好となる。
【0053】このような請求項3記載の発明によれば、
支持片及び連結部の設けられていない一対の端部のうち
少なくとも一方の端部と、隣り合う板材の端部とが相互
に接合可能な形状に形成されているため、隣り合う板材
同士の接合作業が容易になり、板材の設置に手間を要し
ない。
【0054】このような請求項4記載の発明によれば、
板材を板材本体と支持片及び連結部とを一体的に形成し
たものとし、板材の一対の端部を屈曲させて支持片及び
連結部を形成しているため、支持片及び連結部を板材本
体の端部に取り付ける場合に比べ、支持片及び連結部の
加工が容易となる。また、板材の一対の端部を屈曲させ
て支持片及び連結部を形成しており、支持片及び連結部
を別途用意する必要がないため部材点数の削減を図るこ
ともできる。
【0055】このような請求項5記載の発明によれば、
係合片は、ジョイント材の端部を表面側に屈曲して形成
されるため、別部材である係合片をジョイント材に取り
付ける場合に比べ、ジョイント材の加工が容易となる。
【0056】このような請求項6記載の発明によれば、
係合片には板材の設置位置に応じた切り欠きが所定の間
隔をもって設けられており、板材の設置位置が位置決め
されているため、板材をジョイント材の一端から順に設
置する必要がなく、必要に応じてジョイント材の中間部
から板材を配置することも可能である。従って、効率よ
く板材の配置作業を行うこともできる。
【0057】このような請求項7記載の発明によれば、
ジョイント材には一対の係合片が設けられているため、
一本のジョイント材を介して隣り合う板材を設置するこ
とができる。そのため、一方の係合片のみが形成されて
いるジョイント材を二本設置する場合に比べ、部材点数
の削減及び施工作業の軽減を図ることができる。
【0058】このような請求項8記載の発明によれば、
隣り合う板材間の隙間から露出するジョイント材は底目
地を形成する敷目板の役割を果たしており、外壁下地材
が露出することがないので、板材間の隙間にコーキング
材等を充填して防水処理する必要がなく、施工に手間を
要しない。また、板材間の隙間から露出するのはジョイ
ント材の表面であり、従来のように板材間から充填した
シーリング材等が露出することがないため、外観が良好
となる。
【0059】このような請求項9記載の発明によれば、
板材本体の表面に対し、ジョイント材の表面は外壁下地
材側に位置し、壁下地材側に窪んでいるため、底目地は
樋状になっている。さらに、底目地は縦目地を形成して
おり、この底目地を縦方向の排水溝として利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる外装構造が適用さ
れた建物を示す斜視図である。
【図2】前記外装構造を示す分解斜視図である。
【図3】前記外装構造にかかる板材を示す斜視図であ
る。
【図4】前記板材を示す断面図である。
【図5】前記外装構造にかかるジョイント材を示す斜視
図である。
【図6】前記外装構造を示す横断面図である。
【図7】前記板材及びジョイント材を示す斜視図であ
る。
【図8】前記外装構造を示す縦断面図である。
【図9】本発明の実施形態の外装構造の変形例を示す横
断面図である。
【符号の説明】
6 板材 7A,7B ジョイント材 34 外壁下地材 60 板材本体 61 支持片 67 連結部 70 係合片 73 切り欠き

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁下地材に複数の板材を配列し
    て構成される外装構造であって、 前記板材と、前記外壁下地材に取り付けられ、板材を係
    合保持するジョイント材とを有し、 前記板材は、略平面矩形形状に形成された板材本体と、
    前記板材本体と略平行となるように前記板材本体の裏面
    側に位置する支持片と、前記板材本体の一対の端部に設
    けられ前記板材本体と支持片とを連結する連結部とを備
    え、 前記ジョイント材は、前記板材の板材本体と支持片との
    間に設置される係合片を備えていることを特徴とする外
    装構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外装構造において、 前記ジョイント材の係合片には複数枚の前記板材が係合
    され、 前記係合片に係合される前記板材のうち、隣り合う板材
    は相互に接合されていることを特徴とする外装構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の外装構造において、 前記板材の前記支持片及び前記連結部の設けられていな
    い一対の端部のうち少なくとも一方の端部と、この板材
    の端部と隣り合って配置される板材の端部とが相互に接
    合可能な形状に形成されていることを特徴とする外装構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の外装構
    造において、 前記支持片及び連結部は前記板材の一対の端部を屈曲し
    て形成されることを特徴とする外装構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れかに記載の外装構
    造において、 前記係合片は前記ジョイント材の端部を表面側に屈曲し
    て形成されていることを特徴とする外装構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の外装構造において、 前記係合片には、前記板材の設置位置に応じた切り欠き
    が所定の間隔をもって設けられていることを特徴とする
    外装構造。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れかに記載の外装構
    造において、 前記ジョイント材には一対の係合片が形成されているこ
    とを特徴とする外装構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の外装構造において、 前記ジョイント材を介して隣り合う板材間には、隙間が
    形成され、この隙間から前記ジョイント材の表面が露出
    して底目地が形成されていることを特徴とする外装構
    造。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の外装構造において、 前記板材本体の表面に対し、前記ジョイント材の表面は
    外壁下地材側に位置しており、 前記底目地を形成し、前記ジョイント材を介して隣り合
    う各板材間の各隙間は等間隔であり、 前記ジョイント材は前記底目地が縦目地となるように前
    記外壁下地材に設けられていることを特徴とする外装構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101086061B1 (ko) 2003-11-12 2011-11-23 재단법인 포항산업과학연구원 코킹시공이 불필요한 카세트식 외장패널 및 그 고정구조
CN117266483A (zh) * 2023-09-20 2023-12-22 南京恒翔保温材料制造有限公司 一种玄武岩纤维装饰板拼接结构

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