JP3017696B2 - 布基礎の換気構造 - Google Patents

布基礎の換気構造

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JP3017696B2
JP3017696B2 JP9120864A JP12086497A JP3017696B2 JP 3017696 B2 JP3017696 B2 JP 3017696B2 JP 9120864 A JP9120864 A JP 9120864A JP 12086497 A JP12086497 A JP 12086497A JP 3017696 B2 JP3017696 B2 JP 3017696B2
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陵二 酒田
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、布基礎の換気構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の布基礎の換気構造を図21ないし
図23に示す。50は布基礎であり、高さ方向中間部に
穴を設けて換気口51を形成する。52は配筋であり、
換気口51部分は特殊な構成の配筋53とし、かつ換気
口51の周囲には補強筋54を配置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の布基礎
の換気構造では、布基礎50の中間部に穴を開けたり、
換気口51部分に特殊な構成の配筋53を施したり、あ
るいは換気口51の周囲に補強筋54が必要となり、そ
の分構造が複雑となってコストアップにつながり、また
施工も煩雑になるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、安価で施工性に優れた
布基礎の換気構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の布基礎の
換気構造は、布基礎の上面に一段低い凹部を形成して屋
外と床下を貫通する換気経路とし、凹部の正面形状と略
同形状で複数の換気孔を有する垂下片と垂下片に連設す
る水平片とからなる基礎換気口板の水平片の両端を、換
気経路両脇の布基礎上面で支持固定して換気口を形成し
てなることを特徴とするものである。
【0006】請求項1記載の布基礎の換気構造による
と、換気口を布基礎の上面に形成するため、布基礎に穴
を開ける必要がなく、布基礎の製造あるいは施工が容易
に行える。また、換気口が布基礎内の配筋に影響を与え
ないので配筋を特殊な構成とする必要がなく、換気口の
周囲の補強筋も不要となる。請求項2記載の布基礎の換
気構造は、請求項1において、基礎換気口板の水平片と
その上方の外壁パネルとの間および基礎換気口板の垂下
片の上部前面を、外壁パネルの下部より垂下する基礎見
切りで被覆したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の布基礎の換気構造による
と、請求項1の作用に加え、基礎換気口板の水平片とそ
の上方の外壁パネルとの間および基礎換気口板の垂下片
の上部前面が基礎見切りで被覆されるので、綺麗な納ま
りとなる。請求項3記載の布基礎の換気構造は、請求項
1において、換気口は、外壁パネルを支持する支持金物
または柱の配置位置とはずらせて形成されていることを
特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の布基礎の換気構造による
と、請求項1の作用に加え、布基礎の上面に換気口を形
成しても、外壁パネルの支持または柱の施工に影響しな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図18に基づいて説明する。図1は布基礎10と外
壁パネル11の関係を示している。外壁パネル11は、
布基礎10の上面12に設けた支持金物13,14にて
支持されている。支持金物13と支持金物14の間にお
いて、布基礎10の上面12に一段低い凹部15が形成
されており、屋外と床下を貫通する通気経路となる。
【0010】図2および図3に、外壁パネル11の両端
部における支持金物13による支持構造を示す。支持金
物13は、布基礎10のアンカーボルト16に固定さ
れ、隣合う外壁パネル11,11の各縦枠をボルト止め
すると共に、床パネル17,17の外枠をボルト止めし
ている。図4ないし図6に、外壁パネル11の中間部に
おける支持金物14による支持構造を示す。支持金物1
4は、布基礎10のアンカーボルト18に固定され、外
壁パネル11を載置してボルト止めすると共に、床パネ
ル17の外枠をボルト止めしている。
【0011】図7ないし図9に、布基礎10の構造を示
す。19は配筋であり、凹部15は配筋19の上方にコ
ンクリートのかぶり厚を確保した範囲で布基礎10の上
端に形成されている。また、布基礎10の屋外面には化
粧板27が貼着されている。図10ないし図15に、基
礎換気口板20の構造を示す。基礎換気口板20は鉄製
であり、布基礎10の凹部15の正面形状と略同形状で
複数のスリット状の換気孔23を有する垂下片21と、
この垂下片21に連設する水平片22とから構成されて
いる。水平片22の両端は垂下片21より若干張り出し
ている。
【0012】図16および図17を用いて、基礎換気口
板20の施工について説明する。まず、棟上工事後、基
礎換気口板20の裏面ならびに布基礎10の上面12に
おける凹部15の両脇26に接着剤25を塗布する。そ
して、基礎換気口板20を布基礎10に貼着して換気口
24を形成する。そして、図18に示すように、基礎換
気口板20の水平片22の上面から布基礎10の上面1
2に渡って土台部の断熱材28を介装する。また、基礎
換気口板20の水平片22とその上方の外壁パネル11
との間および基礎換気口板20の垂下片21の上部前面
を、外壁パネル11の下部より垂下する基礎見切り29
で被覆する。さらに、床パネル17には床部の断熱材3
0を介装し、かつ床パネル17上には木質フロアー31
を設置する。
【0013】このように構成された布基礎10の換気構
造によると、換気口24を布基礎10の上面12に形成
するため、布基礎10に穴を開ける必要がなく、布基礎
10の製造あるいは施工が容易に行える。また、換気口
24が布基礎10内の配筋19に影響を与えないので配
筋19を特殊な構成とする必要がなく、換気口24の周
囲の補強筋も不要となり、施工の簡略化が図れ、コスト
の低減ならびに施工性の向上が図れる。
【0014】また、基礎換気口板20の水平片22とそ
の上方の外壁パネル11との間および基礎換気口板20
の垂下片21の上部前面が基礎見切り29で被覆される
ので、綺麗な納まりとなり、かつ換気口24からの床下
への雨水の浸入を防げる。また、布基礎10の上面に換
気口24を形成しても、外壁パネル11の支持または柱
の施工に影響しない。
【0015】また、基礎換気口板20の水平片22の上
面で土台部の断熱材28を支持することができ、換気口
24が断熱材28で塞がれるのを防ぐことができる。ま
た、換気口24を布基礎10の上面12に形成したの
で、テラスやポーチの土間で換気口24が塞がることが
なく、換気口24の配置が任意に行える。さらに、図1
8に示すように、凹部15の中央部15aが高くなって
いるので、仮に凹部15内に雨水が吹き込んでも床下に
浸入するのを確実に防止できる。
【0016】なお、図19に換気構造の変形例を示す。
この例は、床パネル17の上面に畳32を設置したもの
であり、布基礎10の上面に切欠33を形成し、床パネ
ル17を若干下方に配置してある。また、図20に示す
ように、外壁パネル11の両側を支持した支持金物35
上に柱34を立設固定し、当該柱34の配置位置と中間
の支持金物14との間に凹部15を形成するものであっ
てもい。
【0017】さらに、基礎換気口板20の換気孔23は
スリット状に限るものではなく、網目状等であってもよ
い。また、スリット状の換気孔23を形成した垂下片2
1の裏面に網材を貼着してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の布基礎の換気構造による
と、換気口を布基礎の上面に形成するため、布基礎に穴
を開ける必要がなく、布基礎の製造あるいは施工が容易
に行える。また、換気口が布基礎内の配筋に影響を与え
ないので配筋を特殊な構成とする必要がなく、換気口の
周囲の補強筋も不要となり、コストの低減ならびに施工
性の向上が図れる。
【0019】請求項2記載の布基礎の換気構造による
と、請求項1の効果に加え、基礎換気口板の水平片とそ
の上方の外壁パネルとの間および基礎換気口板の垂下片
の上部前面が基礎見切りで被覆されるので、綺麗な納ま
りとなる。請求項3記載の布基礎の換気構造によると、
請求項1の効果に加え、布基礎の上面に換気口を形成し
ても、外壁パネルの支持または柱の施工に影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における布基礎と外壁
の関係を示す正面図である。
【図2】この発明の一実施の形態における外壁端部の固
定構造を示す正面図である。
【図3】この発明の一実施の形態における外壁端部の固
定構造を示す平面図である。
【図4】この発明の一実施の形態における外壁中央部の
固定構造を示す正面図である。
【図5】この発明の一実施の形態における外壁中央部の
固定構造を示す平面図である。
【図6】この発明の一実施の形態における外壁中央部の
固定構造を示す断面図である。
【図7】この発明の一実施の形態における布基礎の正面
図である。
【図8】この発明の一実施の形態における布基礎の配筋
図である。
【図9】この発明の一実施の形態における布基礎の断面
図である。
【図10】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の斜視図である。
【図11】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の平面図である。
【図12】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の正面図である。
【図13】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の側面図である。
【図14】図12のXIV −XIV 断面図である。
【図15】図12のXV−XV断面図である。
【図16】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の施工状態を示す分解斜視図である。
【図17】この発明の一実施の形態における基礎換気口
板の施工状態を示す斜視図である。
【図18】この発明の一実施の形態における換気構造の
断面図である。
【図19】この発明の換気構造の変形例の断面図であ
る。
【図20】この発明の外壁パネルの両側に柱を立設した
例の正面図である。
【図21】従来例の布基礎の正面図である。
【図22】従来例の布基礎の配筋図である。
【図23】従来例の布基礎の断面図である。
【符号の説明】
10 布基礎 11 外壁パネル 12 上面 13,14,35 支持金物 15 凹部 20 基礎換気口板 21 垂下片 22 水平片 23 換気孔 24 換気口 29 基礎見切り 34 柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/70 F24F 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布基礎の上面に一段低い凹部を形成して
    屋外と床下を貫通する換気経路とし、前記凹部の正面形
    状と略同形状で複数の換気孔を有する垂下片と前記垂下
    片に連設する水平片とからなる基礎換気口板の前記水平
    片の両端を、前記換気経路両脇の布基礎上面で支持固定
    して換気口を形成してなることを特徴とする布基礎の換
    気構造。
  2. 【請求項2】 基礎換気口板の水平片とその上方の外壁
    パネルとの間および基礎換気口板の垂下片の上部前面
    を、前記外壁パネルの下部より垂下する基礎見切りで被
    覆したことを特徴とする請求項1記載の布基礎の換気構
    造。
  3. 【請求項3】 換気口は、外壁パネルを支持する支持金
    物または柱の配置位置とはずらせて形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の布基礎の換気構造。
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