JPH11217801A - 作業ユニットを制御するための基準システムを有する軌道用の作業機械装置及びその方法 - Google Patents

作業ユニットを制御するための基準システムを有する軌道用の作業機械装置及びその方法

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JPH11217801A
JPH11217801A JP10282344A JP28234498A JPH11217801A JP H11217801 A JPH11217801 A JP H11217801A JP 10282344 A JP10282344 A JP 10282344A JP 28234498 A JP28234498 A JP 28234498A JP H11217801 A JPH11217801 A JP H11217801A
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ヨーゼフ・トイラー
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  • Road Paving Machines (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な手段によって、作業ユニットの操作に
よって破壊された軌道位置を比較的に正確に復元でき
る、特定のタイプの軌道作業用の機械装置を提供する。 【解決手段】 軌道用の作業機械装置1は、作動方向に
関して、関節接合部6によって互いに接続された先端側
フレーム部分5と後端側フレーム部分7とを備えてい
る。機械装置フレーム3に配置された少なくとも1つの
作業ユニット8を制御するための基準システム15が設
けられている。先端側フレーム部分5に置かれた基準シ
ステム15は、2つの車台2の間で機械装置の長手方向
に伸長する基準線16と、軌道上で転動するように構成
された測定用のアクスル17であって、基準線16と測
定用のアクスル17との間での機械装置の横断方向に沿
った相対運動を検出するための測定装置18を有するア
クスル17と、によって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車台上で支持さ
れる機械装置フレームを含む軌道用の作業機械装置に関
する。前記機械装置フレームは、作業方向に関して、先
端側フレーム部分と、後端側フレーム部分とを備えてお
り、先端側フレーム部分と後端側フレーム部分とは、関
節接合部によって互いに接続されている。前記軌道用の
作業機械装置は、前記機械装置フレーム上に配置された
少なくとも1つの作業ユニットを制御するための基準シ
ステムを備えている。本願発明は、また、軌道測定値を
検出するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GB2268021から、バラス(鉄道
のまくら木の下に敷く砂利や砕石)クリーニング(清
掃)用の機械装置が公知である。このバラスクリーニン
グ用の機械装置は、2つのフレーム部分を備えており、
前記2つのフレーム部分は、互いに、関節状に可動結合
されている。レーザー基準システムが、前記先端側フレ
ーム部分の領域における前記軌道の長手方向の傾きを検
出するできるように機能している。前記測定にしたがっ
て、前記第2のフレーム部分に置かれた作業ユニットの
垂直位置を制御できるようになっている。この目的のた
めに、レーザー発信機が設けられており、レーザー発信
機は水平位置に強固に保持されている。前記先端側フレ
ーム部分の軌道上の前方車台には、レーザー受信機が配
置されている。前記レーザー受信機は、レーザーの水平
基準面を参照することによって、前記先端側フレーム部
分の長手方向の傾きを検出できるように機能している。
【0003】アルゴリズムによって計算された長手方向
の傾き値は、時間遅れ(time−delay:すなわ
ち、時間遅延)されて、さらに、前記第2のフレーム部
分の清掃チェーンに設けられたレーザー受信機に伝達さ
れる。これによって、清掃チェーンの垂直方向位置を制
御できるようになっている。
【0004】さらに、バラスクリーニング用の機械装置
が、GB2268529から公知になっている。前記バ
ラスクリーニング用の機械装置において、長手方向傾斜
メーター(長手方向傾斜計量器)と横断方向傾斜メータ
ー(横断方向傾斜計量器)とが、第1のフレーム部分と
第2のフレーム部分に固定されている。前記第1のフレ
ーム部分の領域において測定される軌道の長手方向の傾
きは、目標値として記憶され、時間遅れの態様で伝えら
れて、清掃チェーンの垂直位置を制御できるようになっ
ている。この場合、第2のフレーム部分の長手方向傾斜
メーターによって検出される実際の傾きを、考慮に入れ
なければならない。清掃チェーンの垂直位置を制御する
ために、張力がかけられたケーブルのポテンションメー
タ(換言すれば、ポテンシオメーターまたは、電位差
計)が、前記第2のフレーム部分と前記清掃チェーンと
の間に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、簡
単な手段によって、作業ユニットの操作によって破壊さ
れた軌道位置を比較的に正確に復元できる、特定のタイ
プの軌道作業用の機械装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、当初に説明
した、本願発明にかかわる軌道用の作業機械装置によっ
て達成される。前記軌道用の作業機械装置において、前
記先端側フレーム部分上に配置された基準システムは、
2つの車台の間で前記軌道用の作業機械装置の長手方向
に沿って伸長する基準線(基準ライン)と、前記軌道上
で転動するように構成された測定用のアクスル(車軸)
とによって形成される。前記測定用のアクスルは、前記
基準線と前記測定用のアクスルとの間での前記機械装置
の横断方向における相対運動を検出する測定装置を備え
ている。また、前記軌道用の作業機械装置において、両
方のフレーム部分によって囲まれた実際のフレーム角度
を検出するための角度測定装置が、設けられている。
【0007】この実施例によれば、比較的安価なで小さ
な構造によって、破壊される直前の実際の軌道位置を測
量し、前記検出された実際の軌道位置を再生でき、これ
により、実際の軌道位置に強固に位置決めされた先端側
フレーム部分に対する後端側フレーム部分の角度関係に
よって、作業ユニットを制御することができる。そうす
るために、1つは、後端側フレーム部分の理論上の目標
位置が、測定された軌道値から形成され且つ前記実際の
軌道位置に対応している軌跡で容易に計算できるという
認識から開始する。角度測定装置によって前記後端側フ
レーム部分の実際の位置を見つけることができることか
ら、前記作業ユニットを制御するために必要な変位値
は、減算によって容易に且つ信頼性をもって計算するこ
とができる。
【0008】本願発明の発展的な効果は、従属請求項及
び図面から明らかとなるであろう。
【0009】本願発明は、図面に示された実施例に関し
て下記に詳細に説明されている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示された機械装置1は、レ
ールに拘束された車台2に支持された機械装置フレーム
3を備えている。機械装置フレーム3は、作動方向(矢
印4)に対する先端側フレーム部分5と、関節接合部6
によって先端側フレーム部分5に接続された後端側フレ
ーム部分7とを備えている。清掃チェーン9の形状をし
た種々の作業ユニット8と、軌道リフト装置10とが、
後端側フレーム部分7に設けられている。作業ユニット
8は、装置11によって、後端側フレーム部分7に対し
て調整可能になっている。エンドレスの清掃チェーン9
によって道床から取り上げられたバラスは、(簡略化の
ために図示されていない)ふるい分け装置のコンベヤー
ベルト12によって、後端側フレーム部分7に連結され
たふるい分け用の貨車に搬送され、そこで清浄され、そ
して、道床を復元するために、コンベヤーベルト装置1
3によって、軌道14すなわち露出された地球形状体上
に排出される。
【0011】実際の軌道位置の横方向位置の欠陥を検出
するための基準システム15が、先端側フレーム部分5
に配置されている。基準システム15は、基準線16
と、軌道14上で転動するように構成された測定用のア
クスル(車軸)17と、アクスル17に接続された測定
装置18とを備えている。基準線16は、軌道14の長
手方向に沿って伸長し且つ軌道14の横断方向に対して
中心に配置されたスチール製の弦材(chord)によ
って形成されている。測定装置18は、直線ポテンショ
ンメータ(linear potentiomete
r)を備えている。直線ポテンションメータは、機械装
置1の横断方向に沿って変位し、測定用のアクスル17
と基準線16との間の相対的な変位を検出できるように
なっている。測定用のアクスル17は、先端側フレーム
部分5に取り付けられており、フランジ付きのローラー
19によって軌道14上で転動するように構成されてい
る。測定用のアクスル17は、図示しない駆動装置によ
って、機械装置1の横断方向に沿って、軌道14を構成
する2つのレールの一方に押圧されている。それによっ
て、任意の軌間(ゲージ)遊びが除去されながら、測定
用のアクスル17は、軌道14の横方向のコースを正確
にたどることができる。機械装置1が走行した距離を検
出するためのオドメーター(走行距離計)20が、設け
られている。角度測定装置21が、関節接合部6の領域
に設けられている。角度測定装置21は、ホイールが車
台2と接触する地点に対して平行に伸長するまたは水平
に伸長する平面に関して、先端側フレーム部分5及び後
端側フレーム部分7の2つのフレーム部分によって囲ま
れた実際のフレーム角度β(図2)を検出できるように
なっている。軌道の横方向位置の検出と同時に、軌道の
垂直位置を検出することが望まれる場合、さらに、垂直
面に関して、先端側フレーム部分5及び後端側フレーム
部分7の2つのフレーム部分の間で囲まれた頂角を検出
するための角度測定装置21を設ける必要がある。
【0012】図2に明白に示された座標系は、x軸上
に、機械装置1のオドメーター20によって検出される
軌道の距離xを示している。一方、y軸は、実際の軌道
位置を表す軌跡(locus)22の横方向位置のずれ
(一直線欠陥)を示している。基準システム15の測定
装置18によって先端側フレーム部分5で測定された正
矢fから、一点鎖線で示された多角形曲線23に関連し
て、軌道14の軌跡22を概算することが可能となって
いる。
【0013】先端側フレーム部分5を支持する機能を果
たしている2つの前方車台2の間のボギー(転向台車)
の枢動軸間距離は、12メートルになっている。測定用
のアクスル17は、2つの車台2の間の中心に設けられ
ている。それによって、正矢の測定は、6メートルの間
隔で実行される(その結果、多角形の長さは6メートル
になる)。後端側フレーム部分7を支持する2つの後方
車台2の間のボギー(転向台車)の枢動軸間距離は、2
4メートルになっている。したがって、作業ユニット8
の制御値を決定するための、対応する数学上の式の展開
をかなり簡単にすることができる。作業の操作を開始す
る前は、次第に作業部位に至る(36メートルある)1
つの機械装置の長さに対応する軌道の長さは、既に測量
されているべきである。その結果、軌跡22(図2)
を、その測量に起因する5つの正矢fから得ることがで
きる。上述した形状寸法(ジオメトリー)により、先端
側フレーム部分5と後端側フレーム部分7の関節接合部
6は、軌跡22のy3 に正確に位置決めされ、機械装置
フレーム3の前方ボギーの枢動軸24は、y5 に位置決
めされる。後端側フレーム部分7の後方ボギーの枢動軸
は、参照符号25によって示されている。先端側フレー
ム部分5及び後端側フレーム部分7の2つのフレーム部
分によって囲まれ且つ角度測定装置21によって測定さ
れる実際のフレーム角度は、βによって示されている。
勾配(k2 )の形で与えられた、後端側フレーム部分7
と先端側フレーム部分5の理論上の目標位置によって囲
まれる目標フレーム角度は、α2 によって示される。
【0014】図2に示されているように、機械装置1が
前方へ向けて移動して作業している間、正矢f1 、f
2 、f3 は、基準システム15の助けによって、6メー
トルの間隔で連続的に記録される。全体で5つの正矢f
が機械装置フレーム3の間隔内で既知となるや否や、多
角形曲線23に基づいて、軌跡22を概算することがで
きる。機械装置1の位置は、軌跡22内において計算さ
れ、関節接合部6はy3に正確に位置決めされる。先端
側フレーム部分5は、実際の軌道位置に常に位置決めさ
れていることから、前方ボギーの枢動軸24だけでなく
関節接合部6も軌跡22上に位置決めされる。後端側フ
レーム部分7の長さも、既知の寸法になっている。これ
らの所与のデータから、後端側フレーム部分7の(点線
26によって示される)理論上の目標位置をかなり容易
に計算することができる。前記目標位置において、後方
ボギーの枢動軸25は、軌跡22上に位置しなければな
らない。
【0015】後端側フレーム部分7の理論上の目標位置
から、勾配(k)の形状におおよそ特定された、先端側
フレーム部分5で囲まれた目標フレーム角度Δαを決定
することが可能である。角度測定装置21によって決定
される実際のフレーム角度βは、勾配Δy/Δxとして
おおよそ特定される。理論上の目標位置に対する後端側
フレーム部分7のずれまたは位置的な欠陥は、実際のフ
レーム角度βと目標フレーム角度Δαとの間を引くこと
によって、または、後端側フレーム部分7の実際の勾配
(k1 )と後端側フレーム部分7の目標勾配(k2 )と
の間を引くことによって、特定することができる。例え
ば、後方ボギーの枢動軸25での、目標位置からの横方
向へのずれは、そのとき、勾配差と機械装置1の長さと
を掛けることによって、簡単に見出される。駆動装置1
1の対応する作動によって、作業ユニット8が(作業ユ
ニット8の作動前に存在したときの実際の位置に対応す
る)目標位置に位置決めされるまで、後端側フレーム部
分7が固定(consolidation)され、先端
側フレーム部分5で測量された実際の軌道位置が復元さ
れる。
【0016】計算のための式をより詳細に説明する。軌
跡22のy値に関しては、次の式が適用される。
【0017】y1 =2・f12 =2・(2f1 +f2) y3 =2・(3f1 +2f2 +f3 ) y4 =2・(4f1 +3f2 +2f3 +f4 ) y5 =2・(5f1 +4f2 +3f3 +2f4 +f5
【0018】勾配差Δk=Δy/Δxに関しては、(新
しい正矢が6メートルで正確に測定されたとき)下記の
式が適用される。
【0019】Δk(Δα)=k2(α2 )−k1(α1
=(y3 /2s)−(y5 −y3 )/s=(3y3 −2
5 )/2s
【0020】ここで、sは、先端側フレーム部分5の長
さである。2sは、後端側フレーム部分7の長さであ
る。
【0021】2つの測定された正矢fの間を前方に向け
て移動する間、補間のために下記の式が使用される(x
=それぞれ、0から6メートルまでの距離)。
【0022】y’3 =y3 +2x・(y4 −y3 )/s y’5 =2(5f1 +4f2 +3f3 +2f4 +f’5
(x)) Δk=(3y’3 −2y’5 )/2s
【0023】単位と無関係な勾配を得るために、例え
ば、インチ(in)[メートル(m)など]同じ単位を
使用することによって、正矢と弦材と位置とを、前記計
算式に入れなければならない。
【0024】図3は、さらに、別の実施例に係わる機械
装置1を示している。機械装置1は、軌道を再生するの
に適している。簡略化のために、同じ機能を有する部材
は、図1に示した実施例と同じ参照符号によって示され
ている。機械装置フレーム3は、同じように、先端側フ
レーム部分5及び後端側フレーム部分7の2つの部分か
ら構成されている。先端側フレーム部分5は、関節接合
部6によって後端側フレーム部分7に接続されている。
先端側フレーム部分5には、軌道14の横方向位置を決
定できるようにするために、基準システム15と、基準
線16と、測定用のアクスル17とが装備されている。
角度測定装置21が、関節接合部6に設けられている。
後端側フレーム部分7の後端は、キャタピラー付きの車
台27によって、地ならしされたバラス道床(ball
ast bed:または、バラスト道床)28に支持さ
れている。作業ユニット8が、垂直方向及び横断方向に
調整可能な地ならし装置29と、新しい枕木30を敷設
するための装置34の、形態で設けられている。さら
に、装置31が、古い枕木32を取り上げる機能を果た
している。軌道位置を復元するするために、基準システ
ム15と角度測定装置21の助力で決定された制御値に
したがって、駆動装置33を作動させ、これにより、キ
ャタピラー付きの車台27を操舵することもできる。と
いのは、キャタピラー付きの車台27の操舵と一緒に、
作業ユニット8も自動的に中心決めできるからである。
【0025】図4に概略的に示され且つ拡大された角度
測定装置21は、張力がかけられたケーブルのポテンシ
ョンメータ35を備えている。張力がかけられたケーブ
ルのポテンションメータ35は、関節接合部6の領域に
配置され、先端側フレーム部分5と後端側フレーム部分
7に接続され、これにより、水平面に関して囲まれた実
際のフレーム角度(β)を検出することができる。張力
がかけられたケーブルのポテンションメータ36が、垂
直方向に伸長し、先端側フレーム部分5と後端側フレー
ム部分7とを互いに接続している。張力がかけられたケ
ーブルのポテンションメータ36は、互いに対する、先
端側フレーム部分5及び後端側フレーム部分7の2つの
フレームのねじれを結合するために設けられている。
【0026】他の実施例として、もちろん、基準線16
をレーザービームとして形成してもよい。また、関節接
合部6の代わりに、通常の貨車の連結器を使用して、先
端側フレーム部分5及び後端側フレーム部分7の2つの
フレーム部分を接続することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、軌道の横方向の欠陥を判断する作業ユ
ニットを制御するための基準システムを有する、バラス
道床をクリーニング(清掃)するための軌道用の作業機
械装置の簡略化した側面図である。
【図2】図2は、正矢によって形成される軌跡を有する
座標系を示している。
【図3】図3は、軌道再生用に適切な他の軌道用の作業
機械装置を示している。
【図4】図4は、角度測定装置の簡略化した略図を示し
ている。
【符号の説明】
1 機械装置 2 車台 3 機械装置フレーム 5 先端側フレーム
部分 6 関節接合部 7 後端側フレーム
部分 8 作業ユニット 9 清掃チェーン 10 軌道リフト装置 11 駆動装置 12 コンベヤーベルト 13 コンベヤーベ
ルト装置 14 軌道 15 基準システム 16 基準線 17 測定用のアク
スル 18 測定装置 19 フランジ付き
のローラー 20 オドメーター 21 角度測定装置 22 軌跡 23 多角形曲線 24 前方ボギーの枢動軸 25 後方ボギーの
枢動軸 26 点線 27 キャタピラー
付きの車台 28 傾斜したバラス道床 29 地ならし装置 30 枕木 31 装置 32 枕木 33 駆動装置 35 ケーブルのポテンションメータ 36 ケーブルのポテンションメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨーゼフ・トイラー オーストリア共和国アー−1010 ウィー ン,ヨハネスガッセ 3 (72)発明者 ベルンハルト・リッヒトベルガー オーストリア共和国アー−4060 レオンデ ィング,イム・ベッカーフェルト 15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道用の作業機械装置であって、 機械装置フレーム(3)を備えており、前記機械装置フ
    レーム(3)は、車台(2)上で支持され、作動方向に
    関して、先端側フレーム部分(5)と後端側フレーム部
    分(7)とを備えており、前記先端側フレーム部分
    (5)と前記後端側フレーム部分(7)とは、関節接合
    部(6)によって互いに接続されており、また、前記機
    械装置フレーム(3)に配置された少なくとも1つの作
    業ユニット(8)を制御するための基準システム(1
    5)を備える軌道用の作業機械装置において、 前記先端側フレーム部分(5)に配置され前記基準シス
    テム(15)は、2つの車台(2)の間で前記機械装置
    の長手方向に伸長する基準線(16)と、アクスル(1
    7)とによって形成されており、 前記アクスル(17)は、前記軌道上を転動できるよう
    に構成されており、 また、前記アクスル(17)は、当該アクスル(17)
    と前記基準線(16)との間での前記機械装置の横断方
    向に沿った相対的な移動を検出するための測定装置(1
    8)を備えており、 前記先端側フレーム部分(5)と前記後端側フレーム部
    分(7)の両方のフレーム部分によって囲まれた実際の
    フレーム角度(β)を検出するための角度測定装置(2
    1)を設けたことを特徴とする軌道用の作業機械装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軌道用の作業機械装置
    において、 前記角度測定装置(21)は、張力がかけられたケーブ
    ルのポテンションメータ(35)によって形成されてお
    り、 前記張力がかけられたケーブルのポテンションメータ
    (35)は、前記関節接合部(6)の領域に配置され、
    また、前記先端側フレーム部分(5)及び後端側フレー
    ム部分(7)の両方のフレーム部分に接続され、水平面
    に関して囲まれた前記実際のフレーム角度(β)を検出
    できることを特徴とする軌道用の作業機械装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の軌道用の作業
    機械装置において、 張力がかけられた第2のケーブルのポテンションメータ
    (36)が、前記角度測定装置(21)と協働してお
    り、 前記張力がかけられた第2のケーブルのポテンションメ
    ータ(36)は、先端側フレーム部分(5)及び後端側
    フレーム部分(7)の両方のフレーム部分を、垂直方向
    において互いに接続して、先端側フレーム部分(5)及
    び後端側フレーム部分(7)の両方のフレーム部分の間
    のねじれを検出できることを特徴とする軌道用の作業機
    械装置。
  4. 【請求項4】 軌道測定値を検出し、前記軌道位置を画
    定し、横方向の軌道位置に関する正矢(f)及び/又は
    前記垂直な軌道位置に関する軌道の長手方向の傾きを参
    照し、作業ユニット(8)の作用により軌道位置が破壊
    された直後の軌道位置を復元する方法であって、 前記作業ユニット(8)は、機械装置(1)の作動方向
    に関して、後端側フレーム部分(7)に配置されてお
    り、 前記後端側フレーム部分(7)は、関節接合部(6)に
    よって先端側フレーム部分(5)に接続されており、 a)先端側フレーム部分(5)の領域における前記軌道
    の長手方向の傾き及び/または正矢(f)を連続的に測
    定することによって、実際の軌道位置を検出するステッ
    プと、 b)前記検出された軌道測定値に基づいて、前記実際の
    軌道位置に対応し且つ距離に基づいた座標系に結びつい
    た軌跡(22)を計算するステップと、 c)前記機械装置フレーム(3)が、3点、すなわち、
    関節接合部(6)及び隣接する2つの車台(2)に関し
    て、前記軌跡(22)上での計算によって重ね合わせら
    れ、 それによって、前記軌跡(22)に関して前記後端側フ
    レーム部分(7)の理論上の目標位置を見い出すステッ
    プと、 d)前記後端側フレーム部分(7)と前記先端側フレー
    ム部分(5)の前記理論上の目標位置によって囲まれた
    目標フレーム角度(α)を計算するステップと、 e)前記実際のフレーム角度(β)に基づいて、前記軌
    跡(22)に関して前記後端側フレーム部分(7)の実
    際の位置を計算するステップと、 f)前記後端側フレーム部分(7)の前記理論上の位置
    と実際の位置との間の差異を形成することによって、前
    記作業ユニット(8)用の制御値を決定するステップ
    と、 g)駆動装置(11)を作動させて、前記決定された制
    御値にしたがって、前記後端側フレーム部分(7)に関
    して前記作業ユニット(8)を相対的に変位させるステ
    ップとを備えたことを特徴とする方法。
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