JPH11217183A - 走行クレーン - Google Patents

走行クレーン

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JPH11217183A
JPH11217183A JP2340798A JP2340798A JPH11217183A JP H11217183 A JPH11217183 A JP H11217183A JP 2340798 A JP2340798 A JP 2340798A JP 2340798 A JP2340798 A JP 2340798A JP H11217183 A JPH11217183 A JP H11217183A
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JP
Japan
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sea
support leg
traveling
sea side
side support
Prior art date
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Pending
Application number
JP2340798A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Tamura
昌紀 田村
Masahito Shinoda
雅人 信太
Fusashi Kanayama
維史 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎が弱く強度的に不利な岸壁の海側へ水平
力が掛かることを防ぎつつ、地震等により万一脱輪が生
じても転倒を防止し得る走行クレーンを提供する。 【解決手段】 走行部本体11に海側支持脚9をスライ
ド部材13を介して海側レールと直交する水平方向へス
ライド自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震等による脱輪
に伴う転倒を防止し得るようにした走行クレーンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、港湾部等では、コンテナ等の船
荷を積下ろしするために、大型の走行クレーンが使用さ
れている。
【0003】前記走行クレーンには、図4に示すような
コンテナクレーン1や、図5に示すようなアンローダ2
等があるが、前記走行クレーンの走行部3は、以下のよ
うになっている。
【0004】即ち、港湾4に面した岸壁5には、海側レ
ール6と陸側レール7が設けられており、前記走行クレ
ーンの走行部3は、海側レール6と陸側レール7に沿っ
て転動可能な車輪8をそれぞれ備えた海側支持脚9と陸
側支持脚10とを走行部本体11に取り付けてなる構造
を有し、一般に陸側支持脚10は、走行部本体11に対
して一体の剛脚構造となっており、反対に、海側支持脚
9は、走行部本体11に対して各レール6,7と平行な
枢支ピン12で揺動可能に枢支された揺脚構造となって
いる。
【0005】前記構造によれば、剛脚構造の陸側支持脚
10によって走行クレーンの垂直荷重と水平荷重を支持
させ、揺脚構造の海側支持脚9によって走行クレーンの
垂直荷重のみを支持させるようにすることにより、地震
が発生したり強風が吹いた際に、枢支ピン12を中心と
して海側支持脚9が揺動し、地震や風による水平力が、
基礎が弱く強度的に不利な岸壁5の海側へ掛からないよ
うにしている。尚、前記海側支持脚9を揺脚構造とする
ことにより、海側レール6と陸側レール7との間隔の誤
差も吸収できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の走行クレーンには、以下のような問題があっ
た。
【0007】即ち、大重量物である走行クレーンの脚が
浮き上がる程の大規模な地震が発生して、図6に示すよ
うに、剛脚構造の陸側支持脚10の車輪8が陸側レール
7からその内側に脱輪し、更に、陸側支持脚10の車輪
8が横滑りして陸側レール7から離れる方向へずれた場
合、陸側支持脚10と海側支持脚9の下端間の距離が変
ることにより、揺脚構造の海側支持脚9が枢支ピン12
を中心として斜めに傾き、走行クレーンが倒れて海の中
に落ちてしまい、復旧が不可能か、或いは復旧に多大な
コストが掛かる被害となる虞れがあった。
【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、基礎が弱く
強度的に不利な岸壁の海側へ水平力が掛かることを防ぎ
つつ、地震等により万一脱輪が生じても転倒を防止し得
る走行クレーンを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、海側レールに
沿って移動可能な海側支持脚と、陸側レールに沿って移
動可能な陸側支持脚とを走行部本体に取り付けてなる走
行クレーンにおいて、走行部本体に海側支持脚をスライ
ド部材を介して海側レールと直交する水平方向へスライ
ド自在に取り付けると共に、走行部本体に陸側支持脚を
剛脚構造として取り付けたことを特徴とする走行クレー
ンにかかるものである。
【0010】前記走行クレーンにおいては、海側支持脚
に対する走行部本体の浮き上がりを防止するよう互いに
係合可能な爪部材を、走行部本体と海側支持脚との間に
配設することが有効である。
【0011】前記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0012】走行部本体に海側支持脚をスライド部材を
介して海側レールと直交する水平方向へスライド自在に
取り付けると、海側支持脚を揺脚構造としなくても、海
側支持脚には走行クレーンの垂直荷重のみが支持される
形となり、地震が発生したり強風が吹いた際には、走行
部本体に対しスライド部材を介して海側支持脚が、海側
レールと直交する水平方向へスライドし、地震や風によ
る水平力が、基礎が弱く強度的に不利な岸壁の海側へ掛
からない。尚、前記海側支持脚を走行部本体に対してス
ライド自在な構造とすることにより、海側レールと陸側
レールとの間隔の誤差も吸収できる。
【0013】一方、大重量物である走行クレーンの脚が
浮き上がる程の大規模な地震が発生して、剛脚構造の陸
側支持脚の車輪が陸側レールからその内側に脱輪し、更
に、陸側支持脚の車輪が横滑りして陸側レールから離れ
る方向へずれたとしても、前記海側支持脚は傾かないた
め、走行クレーンが倒れて海の中に落ちてしまうような
こともなくなり、復旧も容易となる。
【0014】又、前記走行クレーンにおいて、海側支持
脚に対する走行部本体の浮き上がりを防止するよう互い
に係合可能な爪部材を、走行部本体と海側支持脚との間
に配設すると、大規模な地震の発生時には、前記爪部材
が互いに係合することにより、走行部本体が海側支持脚
から浮き上がることはなく、走行部本体が海側支持脚か
ら離脱してしまう心配もない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に
示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とする
ところは、図1〜図3に示す如く、走行部本体11に海
側支持脚9をスライド部材13を介して海側レール6
(図4〜図6参照)と直交する水平方向へスライド自在
に取り付けた点にある。
【0017】前記スライド部材13は、走行部本体11
の海側の端部下面に一体に固着された断面が略コの字状
の支持フレーム13aの下面に、オイレスブッシュ等の
摩擦係数の小さいプレート13bを取り付けてなり、該
プレート13bに対して海側支持脚9の上端面が海側レ
ール6と直交する水平方向へスライドし得るようになっ
ている。尚、前記支持フレーム13aの海側(図2中、
左方向)並びに陸側(図2中、右方向)の端部には、下
方へ張り出すフランジ部13cを形成してあり、海側支
持脚9がスライド部材13の支持フレーム13aから外
れないようにしてある。
【0018】又、図2及び図3に示す如く、海側支持脚
9の上端部における海側レール6方向(図2の紙面と直
交する方向)両端面には、爪部材14を突設すると共
に、走行部本体11と一体のスライド部材13の支持フ
レーム13aの前記海側支持脚9両端面と対峙する両下
端部内面には、前記海側支持脚9の爪部材14の下側に
位置し且つ該爪部材14と係合可能な爪部材15を突設
し、前記海側支持脚9の爪部材14に対して前記走行部
本体11と一体のスライド部材13の支持フレーム13
aの爪部材15が係合することにより、走行部本体11
が海側支持脚9から浮き上がらないようにしてある。
【0019】次に、前記図示例の作動を説明する。
【0020】前述の如く、走行部本体11に海側支持脚
9をスライド部材13を介して海側レール6と直交する
水平方向へスライド自在に取り付けると、海側支持脚9
を揺脚構造としなくても、海側支持脚9には走行クレー
ンの垂直荷重のみが支持される形となり、地震が発生し
たり強風が吹いた際には、走行部本体11に対しスライ
ド部材13を介して海側支持脚9が、海側レール6と直
交する水平方向へスライドし、地震や風による水平力
が、基礎が弱く強度的に不利な岸壁5の海側へ掛からな
い。尚、前記海側支持脚9を走行部本体11に対してス
ライド自在な構造とすることにより、海側レール6と陸
側レール7との間隔の誤差も吸収できる。
【0021】一方、大重量物である走行クレーンの脚が
浮き上がる程の大規模な地震が発生して、剛脚構造の陸
側支持脚10の車輪8が陸側レール7からその内側に脱
輪し、更に、陸側支持脚10の車輪8が横滑りして陸側
レール7から離れる方向へずれたとしても、前記海側支
持脚9は傾かないため、走行クレーンが倒れて海の中に
落ちてしまうようなこともなくなり、復旧も容易とな
る。
【0022】又、海側支持脚9の上端部両側面には、図
2及び図3に示す如く、爪部材14を突設すると共に、
走行部本体11と一体のスライド部材13の支持フレー
ム13aの両下端部内面には、前記海側支持脚9の爪部
材14の下側に位置し且つ該爪部材14と係合可能な爪
部材15を突設してあるため、大規模な地震の発生時に
は、前記海側支持脚9の爪部材14に対して前記走行部
本体11と一体のスライド部材13の支持フレーム13
aの爪部材15が係合することにより、走行部本体11
が海側支持脚9から浮き上がることはなく、走行部本体
11が海側支持脚9から離脱してしまう心配もない。
【0023】こうして、基礎が弱く強度的に不利な岸壁
5の海側へ水平力が掛かることを防ぎつつ、地震等によ
り万一脱輪が生じても転倒を防止し得る。
【0024】尚、本発明の走行クレーンは、上述の図示
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の走行クレ
ーンによれば、基礎が弱く強度的に不利な岸壁の海側へ
水平力が掛かることを防ぎつつ、地震等により万一脱輪
が生じても転倒を防止し得るという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の要部拡大斜視図
である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の側断面図であ
る。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】従来の走行クレーンとしてのコンテナクレーン
の側面図である。
【図5】従来の走行クレーンとしてのアンローダの側面
図である。
【図6】走行クレーンの転倒のメカニズムを示す概略側
面図である。
【符号の説明】
5 岸壁 6 海側レール 7 陸側レール 9 海側支持脚 10 陸側支持脚 11 走行部本体 13 スライド部材 13a 支持フレーム 13b プレート 14 爪部材 15 爪部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海側レールに沿って移動可能な海側支持
    脚と、陸側レールに沿って移動可能な陸側支持脚とを走
    行部本体に取り付けてなる走行クレーンにおいて、走行
    部本体に海側支持脚をスライド部材を介して海側レール
    と直交する水平方向へスライド自在に取り付けると共
    に、走行部本体に陸側支持脚を剛脚構造として取り付け
    たことを特徴とする走行クレーン。
  2. 【請求項2】 海側支持脚に対する走行部本体の浮き上
    がりを防止するよう互いに係合可能な爪部材を、走行部
    本体と海側支持脚との間に配設した請求項1記載の走行
    クレーン。
JP2340798A 1998-02-04 1998-02-04 走行クレーン Pending JPH11217183A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100413774C (zh) * 2005-03-21 2008-08-27 中船第九设计研究院 双梁门式起重机上小车车架与支腿连接结构
JP2015160689A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 住友重機械搬送システム株式会社 走行式荷役装置
CN110744269A (zh) * 2019-11-25 2020-02-04 南通振华重型装备制造有限公司 轮胎吊支腿法兰制作以及安装方法

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