JPH10157971A - レール走行式クレーン - Google Patents

レール走行式クレーン

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JPH10157971A
JPH10157971A JP31955796A JP31955796A JPH10157971A JP H10157971 A JPH10157971 A JP H10157971A JP 31955796 A JP31955796 A JP 31955796A JP 31955796 A JP31955796 A JP 31955796A JP H10157971 A JPH10157971 A JP H10157971A
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JP
Japan
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rail
leg
support leg
land
sea
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JP31955796A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kashiwazaki
昭宏 柏崎
Fusashi Kanayama
維史 金山
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震などによる倒壊や脱輪に伴う損傷などを
防止し得るようにする。 【解決手段】 海側レール15側に揺脚構造の海側支持
脚18を有し、陸側レール16側に剛脚構造の陸側支持
脚19を有する走行部本体20における、陸側支持脚1
9に、陸側レール16のレール面よりも下方へ延びる下
方延長部25などの脱輪防止部26を形成するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール走行式クレ
ーンに関するものである。より詳しくは、地震などによ
る倒壊や脱輪に伴う損傷などを防止し得るようにしたレ
ール走行式クレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】港湾部などでは、船荷を積下ろしするた
めに、大型のレール走行式クレーンが使用されている。
【0003】上記レール走行式クレーンには、図7に示
すようなコンテナクレーン1や、図8に示すようなアン
ローダ2などがあるが、上記レール走行式クレーンの走
行部3は、以下のようになっている。
【0004】即ち、港湾4に面した岸壁5には、海側レ
ール6と陸側レール7が設けられており、上記レール走
行式クレーンの走行部3は、海側レール6と陸側レール
7に沿って転動可能な車輪8をそれぞれ備えた海側支持
脚9と陸側支持脚10とを走行部本体11に取付けた構
造を備え、しかも、一般に陸側支持脚10は、走行部本
体11に対して一体の剛脚構造となっており、反対に、
海側支持脚9は、走行部本体11に対して各レール6,
7と平行な枢支ピン12で揺動可能に枢支された揺脚構
造となっている。尚、海側支持脚9が剛脚構造で、陸側
支持脚10が揺脚構造である場合もある。
【0005】上記構造によれば、剛脚構造の陸側支持脚
10によってレール走行式クレーンの垂直荷重と水平荷
重を支持させ、揺脚構造の海側支持脚9によってレール
走行式クレーンの垂直荷重のみを支持させるようにする
ことにより、地震などが発生した時に、枢支ピン12を
中心として海側支持脚9が揺動されることにより、地震
の水平力が強度的に不利な海側の岸壁5へ掛からないよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレール走行式クレーンには、以下のような問題があ
った。
【0007】即ち、大重量物であるレール走行式クレー
ンの脚が浮き上がる程の大規模な地震が発生して、図9
に示すように、剛脚構造の陸側支持脚10の車輪8が陸
側レール7から脱輪し、更に、陸側支持脚10の車輪8
が陸側レール7から離れる方向へずれた場合、陸側支持
脚10と海側支持脚9の下端間の距離が変ることによ
り、揺脚構造の海側支持脚9が枢支ピン12を中心とし
て斜めに傾いて脚を閉じ、レール走行式クレーンが倒れ
てしまうおそれがある。
【0008】本発明は、上述の実情に鑑み、地震などに
よる倒壊を防止し得るようにしたレール走行式クレーン
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、海側レールに
沿って移動可能な海側支持脚を有し、陸側レールに沿っ
て移動可能な陸側支持脚を有すると共に、海側支持脚と
陸側支持脚の一方を揺脚構造、他方を剛脚構造とした走
行部本体における、剛脚構造側の支持脚に、脱輪防止部
を形成したことを特徴とするレール走行式クレーンにか
かるものである。
【0010】この場合において、脱輪防止部が、車輪保
持部材からレールのレール面よりも下方へ延びる下方延
長部であっても良い。
【0011】又、脱輪防止部が、車輪保持部材に形成さ
れた、レールのレール面形成部とレール面支持部との接
続段部に対し係止可能な鍵状のレール係止部であっても
良い。
【0012】更に、脱輪防止部が、車輪の両側に形成さ
れた、レールのレール面支持部を包囲する大径フランジ
であっても良い。
【0013】又、本発明は、海側レールに沿って移動可
能な海側支持脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な
陸側支持脚を有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の
一方をレールと直交する水平方向へ移動可能なスライド
脚構造、他方を剛脚構造とした走行部本体を設けたこと
を特徴とするレール走行式クレーンにかかるものである
【0014】更に、本発明は、海側レールに沿って移動
可能な海側支持脚を有し、陸側レールに沿って移動可能
な陸側支持脚を有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚
の両方を剛脚構造とする走行部本体を設け、且つ、海側
支持脚と陸側支持脚の一方に、レールと直交する水平方
向へ移動可能なスライド構造の車輪保持部材を設けたこ
とを特徴とするレール走行式クレーンにかかるものであ
る。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】剛脚構造の支持脚によってレール走行式ク
レーンの垂直荷重と水平荷重を支持させ、揺脚構造の支
持脚によってレール走行式クレーンの垂直荷重のみを支
持させるようにすることにより、地震などが発生した時
に、揺脚側の支持脚が揺動されて地震の水平力を逃が
し、以て、地震の水平力が強度的に不利な側のレールな
どへ掛からないようになる。
【0017】尚、一方の支持脚を揺脚構造としても、両
方の支持脚の下端間の距離が、陸側レールと海側レール
との間隔によって決まる一定の距離に保たれてさえいれ
ば、脚が開いたり閉じたりすることはないので、何ら支
障はない。
【0018】そして、大規模な地震が発生して、大重量
物であるレール走行式クレーンの脚が浮き上がるような
場合、剛脚構造の支持脚の車輪がレールから脱輪し、更
に、脱輪した支持脚の車輪がレールから離れる方向へず
れると、両方の支持脚の下端間の距離が変ることにな
り、揺脚構造の支持脚が斜めに傾いて脚を閉じ、レール
走行式クレーンが倒れてしまうおそれがあるが、本発明
では、剛脚側の支持脚の車輪保持部材に、レール面より
も下方へ延びる下方延長部からなる脱輪防止部を形成し
ているので、大重量物であるレール走行式クレーンの脚
が浮き上がったとしても、脱輪防止部の下方延長部がレ
ール面を越えない範囲内で下方延長部レールに引っ掛か
るため、剛脚側の支持脚の車輪が対応するレールから脱
輪することを防止することができる。
【0019】このように、剛脚側の支持脚の車輪の対応
するレールからの脱輪が防止されると、両方の支持脚の
下端間の距離が、陸側レールと海側レールとの間隔によ
って決まる一定の距離に保たれるので、揺脚側の支持脚
が斜めに傾いて脚を閉じたり開いたりすることが防止さ
れ、以て、レール走行式クレーンが倒れてしまうことが
防止される。
【0020】又、脱輪防止部を、車輪保持部材に形成さ
れた、レールのレール面形成部とレール面支持部との接
続段部に対し係止可能な鍵状のレール係止部とした場合
には、大重量物であるレール走行式クレーンの脚が浮き
上がろうとしても、脱輪防止部のレール係止部がレール
のレール面形成部とレール面支持部との接続段部に対し
係止するようになるため、剛脚側の支持脚の車輪が対応
するレールから脱輪することが防止される。
【0021】更に、脱輪防止部を、車輪の両側に形成さ
れた、レールのレール面支持部を包囲する大径フランジ
とした場合には、大重量物であるレール走行式クレーン
の脚が浮き上がっても、脱輪防止部の大径フランジがレ
ールのレール面支持部に対し係止するようになるため、
剛脚側の支持脚の車輪が対応するレールから脱輪するこ
とが防止される。
【0022】或いは、海側レールに沿って移動可能な海
側支持脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な陸側支
持脚を有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の一方を
レールと直交する水平方向へ移動可能なスライド脚構
造、他方を剛脚構造とした走行部本体を設けた場合、ス
ライド脚構造の支持脚によってレール走行式クレーンの
垂直荷重のみを支持させるようにすることにより、地震
などが発生した時に、スライド体によって支持脚が水平
移動されて地震の水平力を逃がし、以て、地震の水平力
が強度的に不利な側のレールなどへ掛からないようにす
ることができる。
【0023】又、剛脚側の側支持脚の車輪が対応するレ
ールから脱輪して、陸側支持脚と海側支持脚の下端間の
距離が変化されても、スライド脚側の支持脚が傾かない
ので、レール走行式クレーンが倒れてしまうことを防止
することができる。
【0024】更に、海側レールに沿って移動可能な海側
支持脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な陸側支持
脚を有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の両方を剛
脚構造とする走行部本体を設け、且つ、海側支持脚と陸
側支持脚の一方に、レールと直交する水平方向へ移動可
能なスライド構造の車輪保持部材を設けた場合、地震な
どが発生した時に、スライド体によって車輪保持部材が
水平移動されて地震の水平力を逃がし、以て、地震の水
平力が強度的に不利な側のレールなどへ掛からないよう
にすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0026】図1・図2は、本発明の第一の実施の形態
である。
【0027】港湾13に面した岸壁14に、海側レール
15と陸側レール16を設ける。
【0028】そして、海側レール15と陸側レール16
に沿って転動可能な車輪17をそれぞれ備えた海側支持
脚18と陸側支持脚19とを走行部本体20に取付け
て、レール走行式クレーンの走行部21を構成する。
【0029】この際、一般に陸側支持脚19を、走行部
本体20に対して一体の剛脚構造とし、反対に、海側支
持脚18を、走行部本体20に対して各レール15,1
6と平行な枢支ピン22で揺動可能に枢支された揺脚構
造とする。尚、海側支持脚18が剛脚構造で、陸側支持
脚19が揺脚構造である場合もある。
【0030】更に、本発明では、剛脚構造である陸側支
持脚19の車輪保持部材23に、陸側レール16のレー
ル面24よりも下方へ延びる下方延長部25からなる脱
輪防止部26を形成する。尚、海側支持脚18が剛脚構
造である場合には、海側支持脚18の車輪保持部材23
に脱輪防止部26を形成するようにする。
【0031】次に、作動について説明する。
【0032】剛脚構造の陸側支持脚19によってレール
走行式クレーンの垂直荷重と水平荷重を支持させ、揺脚
構造の海側支持脚18によってレール走行式クレーンの
垂直荷重のみを支持させるようにすることにより、地震
などが発生した時に、枢支ピン22を中心として海側支
持脚18が揺動されて地震の水平力を逃がし、以て、地
震の水平力が強度的に不利な海側レール15や海側の岸
壁14へ掛からないようになる。
【0033】尚、海側支持脚18を揺脚構造としても、
陸側支持脚19と海側支持脚18の下端間の距離が、陸
側レール16と海側レール15との間隔によって決まる
一定の距離に保たれてさえいれば、脚が開いたり閉じた
りすることはないので、何ら支障はない。
【0034】そして、大規模な地震が発生して、大重量
物であるレール走行式クレーンの脚が浮き上がるような
場合、剛脚構造の陸側支持脚19の車輪17が陸側レー
ル16から脱輪し、更に、陸側支持脚19の車輪17が
陸側レール16から離れる方向へずれると、陸側支持脚
19と海側支持脚18の下端間の距離が変ることにな
り、揺脚構造の海側支持脚18が枢支ピン22を中心と
して斜めに傾いて脚を閉じ、レール走行式クレーンが倒
れてしまうおそれがあるが、本発明では、陸側支持脚1
9の車輪保持部材23に、陸側レール16のレール面2
4よりも下方へ延びる下方延長部25からなる脱輪防止
部26を形成しているので、大重量物であるレール走行
式クレーンの脚が浮き上がったとしても、脱輪防止部2
6の下方延長部25が陸側レール16のレール面24を
越えない範囲内で下方延長部25が陸側レール16に引
っ掛かるため、陸側支持脚19の車輪17が陸側レール
16から脱輪することを防止することができる。
【0035】このように、陸側支持脚19の車輪17の
陸側レール16からの脱輪が防止されると、陸側支持脚
19と海側支持脚18の下端間の距離が、陸側レール1
6と海側レール15との間隔によって決まる一定の距離
に保たれるので、海側支持脚18が枢支ピン22を中心
として斜めに傾いて脚を閉じたり開いたりすることが防
止され、以て、レール走行式クレーンが倒れてしまうこ
とが防止される。
【0036】図3は、本発明の第二の実施の形態であ
り、剛脚構造を有する陸側支持脚19の車輪保持部材2
3に、陸側レール16のレール面24よりも下方へ延び
る下方延長部25と、下方延長部25の下端部から陸側
レール16のレール面支持部27へ向けて延びて、陸側
レール16のレール面形成部28とレール面支持部27
との接続段部29に対し係止可能な鍵状のレール係止部
30とからなる脱輪防止部31を形成したものである。
尚、海側支持脚18が剛脚構造である場合には、海側支
持脚18の車輪保持部材23に脱輪防止部31を形成す
るようにする。
【0037】このようにしても、陸側支持脚19の車輪
保持部材23に、陸側レール16のレール面24よりも
下方へ延びる下方延長部25と、下方延長部25の下端
部から陸側レール16のレール面支持部27へ向けて延
びて、陸側レール16のレール面形成部28とレール面
支持部27との接続段部29に対し係止可能な鍵状のレ
ール係止部30とからなる脱輪防止部31を形成してい
るので、大重量物であるレール走行式クレーンの脚が浮
き上がろうとしても、脱輪防止部31のレール係止部3
0が陸側レール16のレール面形成部28とレール面支
持部27との接続段部29に対し係止するようになるた
め、陸側支持脚19の車輪17が陸側レール16から脱
輪することが防止される。
【0038】このように、陸側支持脚19の車輪17の
陸側レール16からの脱輪が防止されると、陸側支持脚
19と海側支持脚18の下端間の距離が、陸側レール1
6と海側レール15との間隔によって決まる一定の距離
に保たれるので、海側支持脚18が枢支ピン22を中心
として斜めに傾いて脚を閉じたり開いたりすることが防
止され、以て、レール走行式クレーンが倒れてしまうこ
とが防止される。
【0039】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0040】図4は、本発明の第三の実施の形態であ
り、剛脚構造を有する陸側支持脚19の車輪17の両フ
ランジを、陸側レール16のレール面支持部27を包囲
する大径フランジ33として、脱輪防止部34を構成さ
せるようにしたものである。尚、海側支持脚18が剛脚
構造である場合には、海側支持脚18の車輪17に脱輪
防止部34を形成するようにする。
【0041】このようにしても、陸側支持脚19の車輪
17の両フランジを、陸側レール16のレール面支持部
27を包囲する大径フランジ33として、脱輪防止部3
4を構成させるようにしているので、大重量物であるレ
ール走行式クレーンの脚が浮き上がっても、脱輪防止部
34の大径フランジ33が陸側レール16のレール面支
持部27に対し係止するようになるため、陸側支持脚1
9の車輪17が陸側レール16から脱輪することが防止
される。
【0042】このように、陸側支持脚19の車輪17の
陸側レール16からの脱輪が防止されると、陸側支持脚
19と海側支持脚18の下端間の距離が、陸側レール1
6と海側レール15との間隔によって決まる一定の距離
に保たれるので、海側支持脚18が枢支ピン22を中心
として斜めに傾いて脚を閉じたり開いたりすることが防
止され、以て、レール走行式クレーンが倒れてしまうこ
とが防止される。
【0043】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0044】図5は、本発明の第四の実施の形態であ
り、海側支持脚35を、リニアガイドなどのスライド体
36を用いて走行部本体20に各レール15,16と直
交する水平方向へ移動可能に取付けることによりスライ
ド脚構造としたものである。尚、陸側支持脚19側をス
ライド脚構造とするようにしても良い。尚、海側支持脚
35が剛脚構造である場合には、陸側支持脚19をスラ
イド脚構造とするようにする。
【0045】このようにした場合、スライド脚構造の海
側支持脚35によってレール走行式クレーンの垂直荷重
のみを支持させるようにすることにより、地震などが発
生した時に、リニアガイドなどのスライド体36によっ
て海側支持脚35が水平移動されて地震の水平力を逃が
し、以て、地震の水平力が強度的に不利な海側レール1
5や海側の岸壁14へ掛からないようにすることができ
る。
【0046】又、陸側支持脚19の車輪17が陸側レー
ル16から脱輪して、陸側支持脚19と海側支持脚35
の下端間の距離が変化されても、海側支持脚35が傾か
ないので、レール走行式クレーンが倒れてしまうことを
防止することができる。
【0047】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0048】図6は、本発明の第五の実施の形態であ
り、車輪保持部材37を、リニアガイドなどのスライド
体38を用いて剛脚構造の海側支持脚39に各レール1
5,16と直交する水平方向へ移動可能に取付けること
によりスライド構造としたものである。尚、陸側支持脚
19の車輪保持部材23をスライド構造とするようにし
ても良い。尚、海側支持脚35が剛脚構造である場合に
は、陸側支持脚19の車輪保持部材23をスライド構造
とするようにする。
【0049】このようにした場合、スライド構造の車輪
保持部材37によってレール走行式クレーンの垂直荷重
のみを支持させるようにすることにより、地震などが発
生した時に、リニアガイドなどのスライド体38によっ
て車輪保持部材37が水平移動されて地震の水平力を逃
がし、以て、地震の水平力が強度的に不利な海側レール
15や海側の岸壁14へ掛からないようにすることがで
きる。
【0050】又、陸側支持脚19の車輪17が陸側レー
ル16から脱輪しても、陸側支持脚19と海側支持脚3
5の下端間の距離が変化されず、且つ、海側支持脚39
が傾かないので、レール走行式クレーンが倒れてしまう
ことを防止することができる。
【0051】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0052】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、上記各実施の形態を適宜組合せ
るようにしても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレール走
行式クレーンによれば、地震などによる倒壊や脱輪に伴
う損傷などを防止することができるという優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の部分側面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の図2に相当する部
分拡大図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態の部分拡大図であ
る。
【図5】本発明の第四の実施の形態の部分側面図であ
る。
【図6】本発明の第五の実施の形態の部分側面図であ
る。
【図7】従来のコンテナクレーンの側面図である。
【図8】従来のアンローダの側面図である。
【図9】レール走行式クレーンが倒壊した状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
15 海側レール(レール) 16 陸側レール(レール) 18,35,39 海側支持脚(支持脚) 19 陸側支持脚(支持脚) 20 走行部本体 23,37 車輪保持部材 24 レール面 25 下方延長部 26,31,34 脱輪防止部 27 レール面支持部 28 レール面形成部 29 接続段部 30 レール係止部 33 大径フランジ 36,38 スライド体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海側レールに沿って移動可能な海側支持
    脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な陸側支持脚を
    有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の一方を揺脚構
    造、他方を剛脚構造とした走行部本体における、剛脚構
    造側の支持脚に、脱輪防止部を形成したことを特徴とす
    るレール走行式クレーン。
  2. 【請求項2】 脱輪防止部が、車輪保持部材からレール
    のレール面よりも下方へ延びる下方延長部である請求項
    1記載のレール走行式クレーン。
  3. 【請求項3】 脱輪防止部が、車輪保持部材に形成され
    た、レールのレール面形成部とレール面支持部との接続
    段部に対し係止可能な鍵状のレール係止部である請求項
    1記載のレール走行式クレーン。
  4. 【請求項4】 脱輪防止部が、車輪の両側に形成され
    た、レールのレール面支持部を包囲する大径フランジで
    ある請求項1記載のレール走行式クレーン。
  5. 【請求項5】 海側レールに沿って移動可能な海側支持
    脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な陸側支持脚を
    有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の一方をレール
    と直交する水平方向へ移動可能なスライド脚構造、他方
    を剛脚構造とした走行部本体を設けたことを特徴とする
    レール走行式クレーン。
  6. 【請求項6】 海側レールに沿って移動可能な海側支持
    脚を有し、陸側レールに沿って移動可能な陸側支持脚を
    有すると共に、海側支持脚と陸側支持脚の両方を剛脚構
    造とする走行部本体を設け、且つ、海側支持脚と陸側支
    持脚の一方に、レールと直交する水平方向へ移動可能な
    スライド構造の車輪保持部材を設けたことを特徴とする
    レール走行式クレーン。
JP31955796A 1996-11-29 1996-11-29 レール走行式クレーン Pending JPH10157971A (ja)

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