JPH11217141A - 写真感光材料搬送用ガイドレール及びその製造方法 - Google Patents

写真感光材料搬送用ガイドレール及びその製造方法

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JPH11217141A
JPH11217141A JP10021943A JP2194398A JPH11217141A JP H11217141 A JPH11217141 A JP H11217141A JP 10021943 A JP10021943 A JP 10021943A JP 2194398 A JP2194398 A JP 2194398A JP H11217141 A JPH11217141 A JP H11217141A
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guide plate
photographic
guide rail
photosensitive material
film
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JP10021943A
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Akihiro Mita
章博 三田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造適性および耐摩耗性に優れた写真感光材
料搬送用ガイドレールを提供する。 【解決手段】 ガイドレール30は、金属製の上ガイド
板31と下ガイド板32との合わせ目にフイルム走行路
33を形成してなる。フイルム走行路33の内壁面の少
なくとも写真フイルムシート11と接触する面には、ハ
ードクロムメッキよりも硬度が高い硬質物質を溶射法又
はイオンプレーティング法により成膜して硬度補強層3
6が形成される。硬度補強層36によってフイルム走行
路33内の表面硬度が高められ、写真フイルムシート1
1との摺接による磨耗が抑えられる。溶射法やイオンプ
レーティング法によれば複雑な形状をした部位に対して
も成膜できるので、フイルム走行路33内の形状や上・
下ガイド板31,32自体の硬度に係わりなく、確実に
耐磨耗性の高いガイドレールを作製できる。また、上・
下ガイド板31,32の作製材料として研削加工が容易
な軟質の金属を用いることができるので、フイルム走行
路33内の形状を自在に加工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速搬送される長
尺な写真感光材料の幅方向への移動を規制するガイドレ
ール及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料は、写真乳剤を支持体に塗
布または蒸着などの方法によって成膜したもので、用い
る支持体の種類によって、写真フイルム,乾板,印画紙
等に分類される。写真フイルムは、支持体として樹脂フ
イルムを用いたもので、8mmから1000mmに至る
各種サイズのロールフイルムや、4cm×5cm,キャビ
ネ,B5,A4,B4,A3,四つ切等の各種サイズ,
各種類のシートフイルムがある。一般撮影用としては、
パトローネ本体の内部にスプールを回動自在に設け、こ
のスプールに帯状の写真フイルムの末端を固定して巻き
付けた写真フイルムパトローネが最も広く利用されてい
る。
【0003】図3は、写真フイルムパトローネに用いら
れる写真フイルムの製造装置を示すものである。写真フ
イルム製造装置10は、フイルム供給部12,穿孔装置
13,サイドプリント部14,切断装置15から構成さ
れている。樹脂フイルムからなる支持体の一方の面に写
真乳剤を塗布して写真感光層を形成し、所定の幅に裁断
された長尺な写真フイルムシート11は、写真乳剤の塗
布面を内面側にしてリール16に巻き付けられてフイル
ム供給部12に位置決めされる。写真フイルムシート1
1はまず穿孔装置13に送られ、ここで一方の側縁部に
パーフォレーションが開設される。次に、写真フイルム
シート11はサイドプリント部14に送られる。サイド
プリント部14には、例えば微小なLEDが複数個配列
されてなるプリントヘッド17が設けられており、この
前面を一定速度で写真フイルムシート11が通過する間
に、写真フイルムシート11の両側縁部にフイルムメー
カー名,フイルム枚数,品種名,乳剤番号等を表す情報
記号が潜像として光学的に記録される。この後、写真フ
イルムシート11は切断装置15に送られ、ここでカッ
ター18によって所定の長さおよび形状に切断されて写
真フイルム19になる。そして、写真フイルム19は写
真フイルムパトローネの組み立て工程に移送され、パト
ローネ本体内に巻き込まれる。
【0004】ここで、穿孔装置13やサイドプリント部
14での写真フイルムシート11への穿孔位置および潜
像記録位置を一定に保つためには、帯状をした写真フイ
ルムシート11の幅方向への移動を抑え、安定した搬送
を行うことが重要である。そこで、写真フイルム製造装
置10内には、写真フイルムシート11の幅方向への移
動を規制するためのガイドレール20が設けられてい
る。
【0005】図4および図5に示すように、ガイドレー
ル20は、写真フイルムシート11の搬送方向に延びた
上ガイド板21と下ガイド板22とを上下に組み合わ
せ、これらの合わせ目に写真フイルムシート11を通過
させるためのフイルム走行路23を形成した構成となっ
ている。フイルム走行路23の両側部には、上下方向に
おける空間幅が中央部に比して狭くなるように構成され
た一対の支持溝24,25が形成されている。写真フイ
ルムシート11は、両側縁部が一対の支持溝24,25
内に支持され、幅方向への移動が規制される。また、写
真フイルムシート11の両側縁部を支持溝24,25内
に支持させることで、写真フイルムシート11とフイル
ム走行路23の内壁との接触面積が小さくなり、搬送中
に写真フイルムシート11のフイルム面が損傷する危険
性が抑えられる。また、支持溝24,25の角部24
a,24b,24c,25a,25b,25cは曲面状
に面取りされており、これらと摺接する写真フイルムシ
ート11への負荷が小さくなるように工夫されている。
【0006】上記構成の写真フイルム製造装置10や、
プリンター,現像機等の写真フイルムの各種処理装置で
用いられるガイドレールは、ステンレススチール製の板
材に研削加工を施して作製された上・下ガイド板を組み
合わせて構成されるか、あるいは金属板を用いて作製し
た上・下ガイド板の表面にハードクロムメッキを施した
後に、これらを組み合わせて構成される。また、搬送中
の写真フイルムシートや写真フイルム等の写真感光材料
に損傷を与えることを防ぐために、研磨仕上げが施され
て写真感光材料との摺接面が平滑化されるのが一般的で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のガイ
ドレールは、写真感光材料を高速で搬送する装置内に配
置された場合、フイルム走行路の側壁が写真感光材料の
側縁によって削られて変形しやすく、写真感光材料の幅
方向における位置決め精度が低下しやすい。位置決め精
度を維持するためにはガイドレールを頻繁に新しいもの
と交換しなくてはならないので、設備費の上昇を招く。
【0008】そこで、例えば特開平8−310698号
公報に記載されているガイドレールのように、酸化ジル
コニウム中に3〜5モル%のイットリアを含有するイッ
トリア合金化正方晶ジルコニア多結晶等のセラミックス
を用いて作製された保護部材をフイルム走行路の内壁面
に接着する方法が考えられる。セラミックスは従来より
用いているステンレススチールやハードクロムメッキに
比較して硬度が高く、耐摩耗性に優れているので、この
セラミックス材からなる保護部材を接着することで表面
硬度を向上させることができる。ところが、セラミック
スは硬質であるため、複雑な形状をした部位の研削加工
が非常に難しい。このため、角部が曲面状に面取りされ
た支持溝を備えるガイドレール20のように、複雑形状
をしたフイルム走行路の内面形状に倣った保護部材を作
製することは困難である。また、イットリアで安定化し
たジルコニアは静電気を帯電しやすいため、写真感光材
料にカブリが生じて写真性を損なう原因となる。
【0009】写真乳剤の塗布面とは異なる面に磁気材料
を塗布して磁気記録層を形成し、この磁気記録層に磁気
情報を記録できるようにした写真フイルムが知られてい
る。このような写真フイルムで用いる磁気材料中には、
一般に、磁気ヘッドの汚れを落とすための研磨剤が含ま
れている。このため、従来のガイドレールは、磁気記録
層を備える写真フイルムシートや写真フイルム等の写真
感光材料の搬送路に配置されると、磁気記録層中の研磨
剤によってフイルム走行路の内壁面が削られてしまい、
写真感光材料にガイドレールの変形による圧力カブリや
削り屑によるスリ傷を引き起こす原因となる。
【0010】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、製造適性および耐摩耗性に優れた写真感光材料搬
送用ガイドレール及びその製造方法を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の写真感光材料搬送用ガイドレールは、金属
製の上ガイド板と下ガイド板とを上下に組み合わせ、上
・下ガイド板の合わせ目に写真感光材料の走行路を形成
するとともに、走行路の内壁面の少なくとも写真感光材
料と接触する面に、ハードクロムメッキよりも硬度が高
い硬質物質からなる硬度補強層を形成し、かつ写真感光
材料との接触面を平滑に研磨するものである。なお、硬
質物質としてはセラミックスまたはサーメットを用い、
溶射法により硬度補強層を形成すればよい。また、硬質
物質としてダイヤモンドライクカーボンを用い、イオン
プレーティング法により硬度補強層を形成してもよい。
【0012】また、本発明の写真感光材料搬送用ガイド
レールの製造方法は、金属製の板材に研削加工を施し
て、走行路の上方部の形状に倣った上部形状部を備えた
上ガイド板と、走行路の下方部の形状に倣った下部形状
部を備えた下ガイド板とを作製し、上部形状部および下
部形状部の表面に、セラミックスまたはサーメットのい
ずれかの硬質物質を溶射して硬度補強層を形成した後、
研磨処理を施して硬度補強層の表面を平滑化し、しかる
後に上部形状部と下部形状部とを対向させて上ガイド板
と下ガイド板とを組み合わせるものである。
【0013】また、金属製の板材に研削加工を施して、
走行路の上方部の形状に倣った上部形状部を備えた上ガ
イド板と、走行路の下方部の形状に倣った下部形状部を
備えた下ガイド板とを作製し、上部形状部および下部形
状部の表面に研磨処理を施して平滑化した後に、ダイヤ
モンドライクカーボンをイオンプレーティング法により
成膜し、しかる後に上部形状部と下部形状部とを対向さ
せて上ガイド板と下ガイド板とを組み合わせるようにし
てもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の写真感光材料搬
送用ガイドレール(以下、単にガイドレールとする)の
構成を示すものであり、例えば図3に示した写真フイル
ム製造装置10内で長尺な写真フイルムシート11の搬
送用として用いられる。ガイドレール30は、写真フイ
ルムシート11の搬送方向に延びた金属製の上ガイド板
31と下ガイド板32とを上下に組み合わせて構成され
る。上・下ガイド板31,32の合わせ目には、写真フ
イルムシート11を通過させるためのフイルム走行路3
3が形成されている。
【0015】フイルム走行路33内の両側部には、上下
方向における空間幅が中央部に比して狭くなるように構
成され、写真フイルムシート11の両側縁部を支持して
幅方向への移動を規制する一対の支持溝34,35が形
成されている。支持溝34,35の角部34a,34
b,34c,35a,35b,35cは、これらと摺接
する写真フイルムシート11への負荷が小さくなるよう
に、曲面状に面取りされている。また、フイルム走行路
33の内壁面には、少なくともハードクロムメッキより
も硬度が高い硬質物質からなる硬度補強層36が形成さ
れている。
【0016】図2に示すように、上ガイド板31には、
フイルム走行路33の上方部の形状に倣った上部形状部
33aが、また下ガイド板32にはフイルム走行路33
の下方部の形状に倣った下部形状部33bが形成されて
いる。そして、上部形状部33aと下部形状部33bと
を対向させた状態で上・下ガイド板31,32を組み合
わせると、これらの合わせ目にフイルム走行路33が形
成される。
【0017】ガイドレール30の製造工程においては、
まず、金属製の板材に研削加工が施され、上部形状部3
3aを備えた上ガイド板31と、下部形状部33bを備
えた下ガイド板32とが作製される。上・下ガイド板3
1,32の作製材料としては、角部34a,34b,3
4c,35a,35b,35cのような複雑な形状をし
た部位に対しても研削加工が可能な硬度のものであれば
いかなるものを用いてもよく、例えば、ガイドレールの
作製材料として従来より用いているステンレススチール
やアルミニウム等の軟質の金属を用いればよい。
【0018】次に、上・下ガイド板31,32の上部形
状部33aおよび下部形状部33bのそれぞれの表面
に、セラミックスまたはサーメットのいずれかの硬質物
質を溶射して硬度補強層36が形成される。溶射法によ
れば、複雑な形状をした部位に対しても均一に成膜する
ことができるので、曲面状に面取りされた角部34a,
34b,34c,35a,35b,35cに対しても高
い硬度の硬度補強層36を均一に形成することができ
る。
【0019】なお、硬度補強層36を形成するための溶
射材料としては、少なくともハードクロムメッキよりも
硬度が高い物質であれば特に限定されるものはなく、酸
化アルミニウム(アルミナ),酸化クロム,酸化アルミ
ニウムと酸化チタンとの混合物(アルミナチタニア),
タングステンカーバイドとコバルトとの混合物,タング
ステンカーバイドとニクロムとの混合物等を用いること
ができる。
【0020】この後、上ガイド板31および下ガイド板
32の各硬度補強層36の表面に研磨処理が施されて平
滑化される。そして、上部形状部33aと下部形状部3
3bとを対向させた状態で上ガイド板と31下ガイド板
32とを組み合わせると、フイルム走行路33の内壁面
が硬度補強層36によって覆われたガイドレール30が
完成する。
【0021】硬度補強層36を構成している物質の硬度
が、少なくともハードクロムメッキよりも高いので、こ
の硬度補強層36を備えたガイドレール30は、従来の
ステンレススチール製やハードクロムメッキ製のガイド
レールに比較してフイルム走行路33内の表面硬度が高
くなる。また、硬度補強層36の表面に研磨処理が施さ
れて平滑化されているので、フイルム走行路33の内壁
面と写真フイルムシート11との間の滑性が向上する。
したがって、このガイドレール30は、写真フイルムシ
ート11との摺接によるフイルム走行路33の内壁面、
特に支持溝34,35の内壁面の磨耗が抑えられ、その
耐用寿命が延長される。また、削れによるガイドレール
の変形や削り屑に起因して写真フイルムシート11に圧
力カブリやすり傷が生じることが防止される。
【0022】また、ガイドレール30は、写真感光層の
形成面とは異なる面に磁気記録層が形成された写真感光
材料の搬送路に配置された場合においても、磁気記録層
を形成している磁気材料中の研磨剤によってフイルム走
行路33の内壁面が削られることが抑えられる。
【0023】なお、上記実施形態においては、硬質物質
を溶射して硬度補強層を形成する例について説明した
が、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)をイオンプ
レーティング法により成膜してもよい。イオンプレーテ
ィング法は、特殊なイオン源によりベンゼン(C
6 6 )をプラズマ中で分解して成膜させるもので、複
雑形状物に対しても均一で密着力の強い成膜が可能であ
る。このイオンプレーティング法により形成されたDL
C膜は、ダイヤモンドに極めて近い高い硬度をもち、耐
熱性,耐溶着性,および離型性に優れている。またDL
C膜は、摩擦係数が非常に低く、鋼,超硬合金,アルミ
ニウム,ガラス,セラミックス等の各摩擦係数に対して
0.1〜0.3倍程度の低い値を示す。したがって、フ
イルム走行路の内壁面に硬度補強層としてDLC膜を形
成することで、フイルム走行路内の表面硬度が高めら
れ、耐磨耗性に優れたガイドレールを構成することがで
きる。
【0024】また、DLC膜はアモルファス構造である
ために表面が非常に滑らかで、下地の表面粗さを倣いや
すい。したがって、フイルム走行路の内壁面にDLC膜
が形成されたガイドレールを製造する場合には、DLC
膜の形成面、すなわち上部形状部および下部形状部の表
面に研磨処理を施して平滑化した後に、イオンプレーテ
ィング法によりDLC膜を形成すれば、このDLC膜の
表面状態がより滑らかになる。
【0025】また、上記実施形態においては、フイルム
走行路の全内壁面に硬度補強層を形成する例について説
明したが、フイルム走行路の中央部においては、その内
壁面と写真フイルムシートとが接触することはないの
で、少なくとも写真フイルムシートが摺接する支持溝部
に硬度補強層を形成すれば、本発明の目的とする耐磨耗
性を十分に得ることができる。また、研磨処理について
も、少なくとも写真フイルムシートが摺接する支持溝部
に施せばよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真感光材料搬
送用ガイドレールによれば、走行路の内壁面の少なくと
も写真感光材料と接触する面に、ハードクロムメッキよ
りも硬度が高い硬質物質からなる硬度補強層が形成され
るので、従来のステンレススチール製やハードクロムメ
ッキ製のガイドレールに比較して走行路内の表面硬度が
高くなる。また、写真感光材料との接触面が平滑に研磨
されるので、写真感光材料との間の滑性が向上する。し
たがって、写真感光材料の側縁や磁気材料中の研磨剤に
よって走行路の内壁が削り取られることが抑えられ、ガ
イドレールの耐用寿命が延長される。また、ガイドレー
ルの変形や削り屑に起因する圧力カブリやすり傷の発生
が防止され、写真感光材料の写真性が良好な状態に維持
される。
【0027】また、溶射法やイオンプレーティング法に
よれば、複雑な形状をした部位に対しても硬度補強層を
形成できるので、走行路内の形状や上・下ガイド板自体
の硬度に係わりなく、確実に耐磨耗性の高いガイドレー
ルを作製できる。したがって、上ガイド板および下ガイ
ド板の作製材料として研削加工が容易な軟質の金属を用
いることが可能となり、走行路内の形状を自在に加工で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真感光材料搬送用ガイドレールの断
面図である。
【図2】図1に示したフイルム走行路の構成を示す説明
図である。
【図3】写真フイルム製造装置の構成を示す概略図であ
る。
【図4】図3に示したガイドレールの斜視図である。
【図5】図3に示したガイドレールの断面図である。
【符号の説明】
10 写真フイルム製造装置 11 写真フイルムシート 20,30 ガイドレール 21,31 上ガイド板 22,32 下ガイド板 23,33 フイルム走行路 24,25,34,35 支持溝 33a 上部形状部 33b 下部形状部 36 硬度補強層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面に写真感光層が形成さ
    れた長尺な写真感光材料の搬送方向に延び、写真感光材
    料の幅方向への移動を規制する写真感光材料搬送用ガイ
    ドレールにおいて、 金属製の上ガイド板と下ガイド板とを上下に組み合わせ
    てなり、前記上・下ガイド板の合わせ目に前記写真感光
    材料の走行路が形成されているとともに、前記走行路の
    内壁面の少なくとも写真感光材料と接触する面に、ハー
    ドクロムメッキよりも硬度が高い硬質物質からなる硬度
    補強層が形成され、かつ写真感光材料との接触面が平滑
    に研磨されていることを特徴とする写真感光材料搬送用
    ガイドレール。
  2. 【請求項2】 前記硬質物質はセラミックスまたはサー
    メットであり、溶射法により前記硬度補強層が形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の写真感光材料搬送用
    ガイドレール。
  3. 【請求項3】 前記硬質物質はダイヤモンドライクカー
    ボンであり、イオンプレーティング法により前記硬度補
    強層が形成されることを特徴とする請求項1記載の写真
    感光材料搬送用ガイドレール。
  4. 【請求項4】 前記写真感光材料は、前記写真感光層の
    形成面とは異なる面に磁気材料を塗布して磁気記録層が
    形成されており、前記磁気記録層の形成面が前記走行路
    の内壁面と摺接して搬送されることを特徴とする請求項
    1ないし3記載の写真感光材料搬送用ガイドレール。
  5. 【請求項5】 長尺な写真感光材料の搬送方向に延びた
    上ガイド板と下ガイド板とを上下に組み合わせてなり、
    前記上・下ガイド板の合わせ目に写真感光材料の走行路
    が形成されているとともに、前記走行路の内壁面の少な
    くとも写真感光材料と接触する面に、ハードクロムメッ
    キよりも硬度が高い硬質物質からなる硬度補強層が形成
    された写真感光材料搬送用ガイドレールの製造方法にお
    いて、 金属製の板材に研削加工を施して、前記走行路の上方部
    の形状に倣った上部形状部を備えた上ガイド板と、走行
    路の下方部の形状に倣った下部形状部を備えた下ガイド
    板とを作製し、前記上部形状部および下部形状部の表面
    に、セラミックスまたはサーメットのいずれかの硬質物
    質を溶射して硬度補強層を形成した後、研磨処理を施し
    て前記硬度補強層の表面を平滑化し、しかる後に上部形
    状部と下部形状部とを対向させて上ガイド板と下ガイド
    板とを組み合わせることを特徴とする写真感光材料搬送
    用ガイドレールの製造方法。
  6. 【請求項6】 長尺な写真感光材料の搬送方向に延びた
    上ガイド板と下ガイド板とを上下に組み合わせてなり、
    前記上・下ガイド板の合わせ目に写真感光材料の走行路
    が形成されているとともに、前記走行路の内壁面の少な
    くとも写真感光材料と接触する面に、ハードクロムメッ
    キよりも硬度が高い硬質物質からなる硬度補強層が形成
    された写真感光材料搬送用ガイドレールの製造方法にお
    いて、 金属製の板材に研削加工を施して、前記走行路の上方部
    の形状に倣った上部形状部を備えた上ガイド板と、走行
    路の下方部の形状に倣った下部形状部を備えた下ガイド
    板とを作製し、前記上部形状部および下部形状部の表面
    に研磨処理を施して平滑化した後に、ダイヤモンドライ
    クカーボンをイオンプレーティング法により成膜し、し
    かる後に上部形状部と下部形状部とを対向させて上ガイ
    ド板と下ガイド板とを組み合わせることを特徴とする写
    真感光材料搬送用ガイドレールの製造方法。
JP10021943A 1997-03-24 1998-02-03 写真感光材料搬送用ガイドレール及びその製造方法 Pending JPH11217141A (ja)

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Cited By (2)

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JP2007204200A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
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