JPH11216106A - 内視鏡画像記録装置 - Google Patents

内視鏡画像記録装置

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JPH11216106A
JPH11216106A JP10022221A JP2222198A JPH11216106A JP H11216106 A JPH11216106 A JP H11216106A JP 10022221 A JP10022221 A JP 10022221A JP 2222198 A JP2222198 A JP 2222198A JP H11216106 A JPH11216106 A JP H11216106A
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Masami Fukuchi
正巳 福地
Tatsu Oshima
龍 大島
Katsuichi Imaizumi
克一 今泉
Hiroshi Takasugi
啓 高杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1度の操作で被写体画像を保存する第1の操
作方法と取捨選択してから保存する第2の操作方法との
2つの操作方法に対応させる。 【解決手段】 スイッチ7cで選択された操作方法に対
応してCPU10が以下の各部を制御する。第1の操作
方法選択時に内視鏡1のスイッチ1aを押すと、画像デ
ータ6aはフレームメモリ12aに一時記憶され、他の
操作を待たずに画像記録装置9に転送される。第2の操
作方法選択時にスイッチ1aを押すと、画像データ6a
はフレームメモリ12aに一時記憶され、続いてスイッ
チ7aを押すと画像記録装置9に転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に備えられ
た撮像手段或いは内視鏡に接続された撮像手段により撮
像された被写体像の画像データを保存するための内視鏡
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡などで観察した被写体像を撮像手
段により光電変換して得られる画像データを保存する内
視鏡画像記録装置が従来より使用されている。内視鏡画
像記録装置は、例えば内視鏡の操作部に備えられた画像
取得スイッチを押下するなどの操作を行うことにより、
観察中の被写体像の画像データを取得して保存すること
ができる。
【0003】しかし、内視鏡を使用中に保存した複数の
画像データの内には不要な画像データも含まれることが
しばしば起こり、内視鏡による観察を終了後、不要な画
像データを削除する作業が発生する場合がある。また、
不要な画像を保存してしまうことを避けるために前記画
像取得スイッチの操作を躊躇するとシャッタチャンスを
逃してしまう場合がある。
【0004】この問題を解決するために応用できる従来
技術として、例えば特開平7−38838号及び特開昭
62−39985号で提案されている電子スチルカメラ
では、シャッタボタンの操作により被写体の画像データ
をフレームメモリなどの画像一時記憶手段にに一時記憶
し、一時記憶されている画像データを取捨選択する操作
を撮影者が行ってから、選択した画像データのみをメモ
リカードなどの画像保存手段に保存する構成としてい
る。
【0005】これらの従来技術を応用すれば、内視鏡に
よる被写体の画像データを一時記憶し、一時記憶された
画像データの内から必要な画像データを取捨選択するよ
うに内視鏡画像記録装置を構成することにより、前記問
題を解決することができる。
【0006】なお、本明細書においては便宜的に、画像
取得スイッチの操作によって画像データを取得して保存
する画像記録操作方法を画像即時記録操作方法と呼び、
画像取得スイッチの操作によって画像データを一時記憶
した後にこの一時記憶した画像データを取捨選択して保
存する操作を行う画像記録操作方法をを画像選択記録操
作方法と呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術の例では、画像選択記録操作方法及び画像即時
記録操作方法の両方の画像記録操作方法を1個の内視鏡
画像記録装置において選択可能な構成となっていないた
めに不都合が生じる場合がある。
【0008】例えば画像選択記録操作方法のみに対応し
た内視鏡画像記録装置を患者の診察に使用する場合、画
像取得スイッチにより被写体の画像データを一時記憶
し、画像データを一時記憶する毎に画像データを取捨選
択するための操作を行う必要があるが、患者の数が多く
短時間に多くの患者の診察を行わなければならないよう
な場合には、画像即時記録操作方法に対応していないた
め、診察の効率が悪くなってしまう恐れがある。このよ
うな場合、平時は画像選択記録操作方法を使用し、必要
に応じて画像即時記録操作方法に切り換えて使用するこ
とができれば、診察の効率を向上することができる。
【0009】このように、内視鏡画像記録装置が単一の
画像記録操作方法のみを有する場合には、操作者の多様
な使用環境に対応することができない。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、複数の画像記録操作方法の内から使用す
る画像記録操作方法を選択可能な構成とし、操作効率を
向上させた内視鏡画像記録装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】内視鏡に備えられた撮像
手段或いは内視鏡に接続された撮像手段により撮像され
た被写体像の画像データを保存するための内視鏡画像記
録装置において、前記撮像手段から入力される画像デー
タを一時記憶するための画像一時記憶手段と、前記画像
一時記憶手段に一時記憶されている画像データを保存す
るための画像保存手段と、前記画像一時記憶手段及び前
記画像保存手段に画像データを記録させるための指示を
入力するための1つ以上の画像記録指示手段と、前記画
像記録指示手段に対する操作方法である画像記録操作方
法を複数の画像記録操作方法の内から選択するための画
像記録操作方法選択手段と、前記複数の画像記録操作方
法に対応して前記画像一時記憶手段及び前記画像保存手
段に画像データを記録する制御を行う画像記録制御手段
と、を具備することによって、複数の画像記録操作方法
の内から使用する画像記録操作方法を選択可能な構成と
し、操作効率を向上させる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1ないし
図8は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡
画像記録装置の構成を示すブロック図、図2は制御動作
の初期動作を示すフローチャート、図3は画像即時記録
操作方法に対応する制御動作を示すフローチャート、図
4は画像選択記録操作方法に対応する制御動作を示すフ
ローチャート、図5は画像処理部の構成を示すブロック
図、図6はフィールド・フレーム変換の動作を説明する
ための説明図、図7はフィールド・フレーム変換の動作
を説明するためのタイムチャート、図8は強調処理の効
果を説明するための画面構成図である。
【0013】図1を使用して、本実施の形態における内
視鏡画像記録装置31の構成を説明する。
【0014】まず、内視鏡画像記録装置31に接続され
る内視鏡1で撮像した被写体像を内視鏡画像記録装置3
1に接続される映像表示手段であるモニタ装置16に表
示するための構成を説明する。
【0015】電子内視鏡1は、この電子内視鏡1が撮像
した被写体像の映像信号である内視鏡映像信号1cを出
力する。
【0016】この内視鏡映像信号1cは、映像信号処理
回路4に入力され、この映像信号処理回路4は、内視鏡
映像信号1cを赤・緑・青のRGB方式の映像信号であ
るRGB映像信号4aに変換する。
【0017】このRGB映像信号4aは、A/D変換回
路5に入力され、このA/D変換回路5は、RGB映像
信号5aをアナログ・ディジタル変換して画像データ5
aを出力する。
【0018】この画像データ5aは、画像処理部6に入
力され、画像処理部6は、画像データ5aに画像強調な
どの後記する画像処理を施して画像データ6aを出力す
る。
【0019】この画像データ6aは、映像信号出力手段
であるD/A変換回路15に入力され、このD/A変換
回路15は、画像データ6aをディジタル・アナログ変
換して、モニタ装置16に表示可能なRGB方式などの
モニタ表示用映像信号15aを出力する。
【0020】このモニタ表示用映像信号15aはモニタ
装置16に入力され、このモニタ装置16は、前記内視
鏡1によって撮像された被写体像を表示する。以上によ
り、内視鏡1で撮像した被写体像はモニタ装置16に表
示される。
【0021】次に、画像処理部6から出力される画像デ
ータ6aを一時記憶する画像一時記憶手段の構成、及び
この一時記憶手段を制御するための構成を説明する。
【0022】前記画像処理部6から出力される画像デー
タ6aは、前記D/A変換回路15に入力されるばかり
でなく、この画像データ6aを一時記憶するための画像
一時記憶手段である2個のフレームメモリ12a、12
bを有するメモリ12に入力される。
【0023】このメモリ12は、メモリ制御部11を介
して、内視鏡画像記録装置31の各部の動作を制御する
ための主要な制御手段であるCPU10からの制御信号
10cによって動作を制御されている。
【0024】2個のフレームメモリ12a、12bの
内、CPU10により更新許可状態にされた1個のフレ
ームメモリのみが、画像処理部6からの画像データ6a
を新たに一時記憶することができる。また、CPU10
により更新許可状態にされた1個のフレームメモリ以外
のフレームメモリは、更新禁止状態となっている。更新
禁止状態となっているフレームメモリは、更新許可状態
であった際に最後に一時記憶した画像データを更新禁止
状態の間保持している。
【0025】画像処理部6とメモリ12との間には、メ
モリ12の接続先を選択するためのセレクタ18が配設
されている。このセレクタ18は、メモリ12の接続先
として2つの接続先18a、18bの内いずれか1つの
接続先を選択できるようになっている。このセレクタ1
8において接続先18bが選択されている場合には、メ
モリ12は画像処理部6からの画像データ6aを入力す
るようになっている。
【0026】このセレクタ18における接続先18a、
18bの選択は、CPU10からの制御信号10bによ
って制御される。
【0027】次に、フレームメモリ12a、12bに一
時記憶された画像データを保存するための画像保存手段
の構成、及びフレームメモリ12a、12bから画像保
存手段へ画像データを転送するための構成を説明する。
【0028】前期セレクタ18における接続先が接続先
18aの状態である場合には、メモリ12はこのセレク
タ18を介してCPU10のデータバス8aに接続され
る。これにより、CPU10は、メモリ12内のフレー
ムメモリ12a、12bに一時記憶されている画像デー
タを読み込むことができる。一方、CPU10のデータ
バス8aは、画像保存手段である画像記録装置9に接続
されているI/Oインタフェース回路8にも接続されて
おり、CPU10は画像記録装置9に画像データを書き
込むことができる。これらの構成により、フレームメモ
リ12a、12bに一時記憶されている画像データを画
像記録装置9に転送することができる。
【0029】次に、画像データ6aをフレームメモリ1
2a、12bに一時記憶し、画像記録装置9に保存する
一連の操作である画像記録操作を行うために、操作者が
内視鏡画像記録装置31に対して指示を入力するための
画像記録指示手段の構成を説明する。
【0030】内視鏡1には、画像データ6aをフレーム
メモリ12a、12bに一時記憶させる指示などを入力
するための第1の画像記録指示手段であるレリーズスイ
ッチ1aが配設されている。このレリーズスイッチ1a
は、操作者による操作力が加えられていない時にはOF
F状態で、操作力が加えられている時にはON状態とな
る。レリーズスイッチ1aの状態を伝えるための信号1
bは、内視鏡スイッチ検出部2によって検出され、UA
RT3によりRS−232C等のシリアルインタフェー
ス信号に変換され、CPU10と周辺装置との入出力イ
ンタフェース手段であるI/Oインタフェース回路8に
入力される。
【0031】入力操作部7には、フレームメモリ12
a、12bに一時記憶されている画像データを画像記録
装置9に転送するための指示を入力するための第2の画
像記録指示手段である画像記録スイッチ7aが配設され
ている。この画像記録スイッチ7aは、操作者による操
作力が加えられていない時にはOFF状態で、操作力が
加えられている時にはON状態となる。画像記録スイッ
チ7aの状態を伝えるための信号7bは、I/Oインタ
フェース回路8に入力される。
【0032】レリーズスイッチ1a、画像記録スイッチ
7aとからなる画像記録指示手段の状態は、I/Oイン
タフェース回路8から信号線10aを通してCPU10
に入力される。従って、CPU10は、レリーズスイッ
チ1aの状態、及び画像記録スイッチ7aの状態を検出
することができる構成となっている。
【0033】内視鏡画像記録装置31は、画像データ6
aをフレームメモリ12a、12bに一時記憶し画像記
録装置9に保存するまでの画像記録指示手段に対する一
連の操作方法である画像記録操作方法を画像即時記録操
作方法及び画像選択記録操作方法の2つの画像記録操作
方法の内から選択可能となっている。
【0034】画像即時記録操作方法が選択されている場
合には、レリーズスイッチ1aをON状態にすることの
みによって、画像データ6aがフレームメモリ12a、
12bに一時記憶され、他の操作を待たずに、一時記憶
されている画像データが画像記録装置9に保存される。
【0035】画像選択記録操作方法が選択されている場
合には、レリーズスイッチ1aをON状態にすることに
よって、画像データ6aがフレームメモリ12a、12
bにに一時記憶され、更に画像記録スイッチ7aをON
状態にすることによって、一時記憶されている画像デー
タが画像記録装置9に保存される。
【0036】画像記録操作方法を選択するための画像記
録操作方法選択手段の構成を説明する。
【0037】入力操作部7には、画像記録操作方法選択
手段である画像選択記録スイッチ7cが配設されてい
る。画像選択記録スイッチ7をOFF状態にすると画像
即時記録操作方法が選択され、画像選択記録スイッチ7
をON状態にすると画像選択記録操作方法が選択され
る。画像選択記録スイッチ7cは、ON状態からOFF
状態に切り替える際及びOFF状態からON状態に切り
替える際に操作力を必要とし、操作力が加えられていな
い時には状態が維持される。画像選択記録スイッチ7c
がOFF状態の際には画像即時記録操作方法に対応して
動作し、ON状態の際には画像選択記録操作方法に対応
して動作する。画像選択記録スイッチ7cの状態を伝え
るための信号7dは、I/Oインタフェース回路8に入
力され、信号線10aを通してCPU10に入力され
る。従って、CPU10は、画像選択記録スイッチ7c
の状態を検出することができる。
【0038】次に、図2ないし図4を使用して、CPU
10による制御動作を処理ステップを追って説明する。
なお、図2ないし図4において、S1ないしS24の符
号はCPU10による制御動作の処理ステップに対して
付与した符号である。
【0039】図2を使用して、制御動作の初期動作を説
明する。
【0040】先ず、フレームメモリ12aに更新許可を
与え、セレクタ18を接続先18bに設定すること(S
2参照)により、画像処理部6から次々に画像データ6
aが出力される毎に、フレームメモリ12aが更新され
るようになる。
【0041】次に、画像選択記録スイッチ7cの状態を
検出し、OFF状態であれば画像即時記録操作方法に対
応した制御動作(図3参照)に制御を移し、ON状態で
あれば以下画像選択記録操作方法に対応した制御動作
(図4参照)に制御を移す(S3参照)。
【0042】図3を使用して、画像即時記録操作方法に
対応した制御動作を説明する。
【0043】先ず、レリーズスイッチ1aがON状態に
なるのを待つ(S4参照)。レリーズスイッチ1aがO
N状態になったら、フレームメモリ12aを更新禁止に
し、フレームメモリ12bを更新許可にする(S5参
照)ことにより、フレームメモリ12aは、レリーズス
イッチ1aをON状態にした時点における画像データ6
aを一時記憶したまま保持する。
【0044】ここで、セレクタ18を接続先18aに設
定し(S6参照)、フレームメモリ12aに一時記憶さ
れた画像データを画像記録装置9に転送する(S7参
照)。
【0045】画像データの転送が完了したら、セレクタ
18を接続先18bに戻す(S8参照)。
【0046】以上の制御動作により、レリーズスイッチ
1aをON状態にする操作のみで、画像データ6aがフ
レームメモリ12aに一時記憶され、他の操作を待たず
に画像記録装置9に保存される。
【0047】図4を使用して、画像選択記録操作方法に
対応した制御動作を説明する。
【0048】先ず、レリーズスイッチ1aがON状態に
なるのを待つ(S10参照)。
【0049】レリーズスイッチ1aがON状態になった
ら、フレームメモリ12aを更新禁止にし、フレームメ
モリ12bを更新許可にする(S11参照)ことによ
り、フレームメモリ12aに一時記憶された画像データ
を保持する。
【0050】ここで、画像記録スイッチ7aがON状態
になるのを待ち(S12、S17参照)、画像記録スイ
ッチ7aがON状態になったら(S12参照)、フレー
ムメモリ12aに一時記憶されている画像データを画像
記録装置9に転送する(S13ないしS15参照)こと
により、画像データの保存を完了する。
【0051】画像記録スイッチ7aがON状態になる前
にレリーズスイッチ1aが再度ON状態になった場合に
は(S12、S17参照)、フレームメモリ12aを更
新許可にし、フレームメモリ12bを更新禁止にする
(S18参照)ことにより、フレームメモリ12bに一
時記憶された画像データを保持する。
【0052】ここで、画像記録スイッチ7aがON状態
になるのを待ち(S19、S24参照)、画像記録スイ
ッチ7aがON状態になったら(S19参照)、フレー
ムメモリ12bに一時記憶されている画像データを画像
記録装置9に転送する(S20ないしS22参照)こと
により、画像データの保存を完了する。
【0053】画像記録スイッチ7aがON状態になる前
にレリーズスイッチ1aがON状態になった場合には
(S19、S24参照)、再度フレームメモリ12aを
更新禁止にし、フレームメモリ12bを更新許可にする
(S11参照)ことによって、フレームメモリ12aに
一時記憶されている画像データを保持し、以上と同様の
処理を繰り返す。
【0054】図4によって以上説明したように、画像選
択記録操作方法を選択している場合には、レリーズスイ
ッチ1aをON状態にすることにより画像データ6aが
一時記憶され、画像記録スイッチ7aをON状態にする
ことにより一時記憶されている画像データが画像記録装
置9に保存されるように制御される。
【0055】また、画像記録スイッチ7aにより画像記
録装置9に保存される画像データは、画像記録スイッチ
7aがON状態になる前の最も間近の時点でレリーズス
イッチ1aがON状態となった際に一時記憶された画像
データである。
【0056】図2ないし図4によって以上説明したよう
に、内視鏡画像記録装置31は、画像選択記録スイッチ
7cをOFF状態にすれば画像即時記録操作方法に対応
した動作をし、画像選択スイッチ7cをON状態にすれ
ば画像選択記録操作方法に対応した動作をするように制
御される。
【0057】次に、図5を使用して、画像処理部6の構
成を説明する。
【0058】画像処理部6において、画像データ5aが
入力されて、画像データ6aが出力されるまでの経路に
は3つある。
【0059】第1の経路は、何も画像処理を施さずに、
入力された画像データ5aをそのまま画像データ6aと
して出力する経路である。
【0060】第2の経路は、入力された画像データ5a
を強調処理回路23に入力し、この強調処理回路23か
らの出力を画像データ6aとして出力する経路である。
【0061】第3の経路は、入力された画像データ5a
をフィールド・フレーム変換回路42に入力し、このフ
ィールド・フレーム変換回路の出力を強調処理回路23
に入力し、この強調処理回路23の出力をフレーム・フ
ィールド変換回路45に入力し、このフレーム・フィー
ルド変換回路45の出力を画像データ6aとして出力す
る経路である。
【0062】フィールド・フレーム変換回路42は、図
示しない画像メモリ及びこの画像メモリを制御するため
の図示しない画像メモリ制御回路などにより構成され、
インタレース方式の画像データであるフィールド画像デ
ータをノンインタレース方式の画像データであるフレー
ム画像データに変換する機能を有する。
【0063】フレーム・フィールド変換回路45は、図
示しない画像メモリ及びこの画像メモリを制御するため
の図示しない画像メモリ制御回路などにより構成され、
ノンインタレース方式の画像データであるフレーム画像
データをインタレース方式の画像データであるフィール
ド画像データに変換する機能を有する。
【0064】強調処理回路23は、指定された色彩を強
調したり、指定された空間周波数の帯域を強調するなど
の強調処理を画像データに施す機能を有する。
【0065】画像データの経路を選択するために、セレ
クタ41、43、46、47が設けられている。
【0066】セレクタ41を接続先41bに設定し、且
つセレクタ47を接続先47bに設定することにより、
前記第1の経路が選択される。
【0067】セレクタ41を接続先41bに設定し、且
つセレクタ43を接続先43bに設定し、且つセレクタ
46を接続先46aに設定し、且つセレクタ47を接続
先47aに設定することにより、前記第2の経路が選択
される。
【0068】セレクタ41を接続先41aに設定し、且
つセレクタ43を接続先43aに設定し、且つセレクタ
46を接続先46bに設定し、且つセレクタ47を接続
先47aに設定することにより、前記第3の経路が選択
される。
【0069】各セレクタ41、43、46、47におけ
る接続先の設定は、図示しないスイッチなどにより行わ
れる。
【0070】クロック切換回路48は、図示しないクロ
ック発生回路により発生されたクロック信号φを入力
し、このクロック信号φと同じ周波数のクロック信号φ
X1及び2倍の周波数のクロック信号φX2を生成する
機能を有する。これらのクロック信号φX1、φX2
は、フィールド・フレーム変換回路42、フレーム・フ
ィールド変換回路45、強調処理回路44に供給されて
いる。
【0071】図6ないし図7を使用して、フィールド・
フレーム変換回路42及びフレーム・フィールド変換回
路45におけるフィールド画像データとフレーム画像デ
ータとの関係を説明する。
【0072】図6中の四角枠内は画像データを表示した
場合の画像を示し、この画像が走査線51a、52a、
51b、52b、51c、…、により構成されている場
合を考える。
【0073】フレーム画像データの場合、走査線51
a、52a、51b、52b、51c、…、は、図7
(B)のタイムチャートに示すように、走査線51a、
52a、51b、52a、51cの順番で時間的に配置
されている。公知のように、この時間的な走査線の配置
による1コマにより1フレームが構成されている。
【0074】フィールド画像データの場合には、図7
(A)のタイムチャートに示すように、走査線51a、
51b、51c、…、52a、52b、…、の順番で時
間的に配置されている。公知のように、この時間的な走
査線の配置による1コマにより1フィールドが構成され
ている。
【0075】つまりフィールド画像データは、1走査線
おきに時間的に配置されており、時間的に隣り合う2つ
のフィールドを重ね合わせることにより1つのフレーム
が構成されるようになっている。
【0076】図5及び図7を使用して、フィールド・フ
レーム変換回路42の機能を説明する。
【0077】画像処理回路6に入力される画像データ5
aがフィールド画像データである場合、このフィールド
画像データをそのまま強調処理回路44に入力して強調
処理を施そうとすると、各フィールドが1走査線おきに
入力されてくるために、走査線の補間処理などを施す必
要が発生し、強調処理回路44の構成が複雑になってし
まう。
【0078】従って、画像データ5aがフィールド画像
データである場合には、画像処理部6内において前記第
3の経路を選択し、強調処理回路44によって強調処理
を施す前に、フィールド・フレーム変換回路42によっ
てフィールド・フレーム変換を施す。
【0079】フィールド画像データはクロック信号φX
1によって走査されている。そこで、まずこのクロック
信号φX1により、フィールド・フレーム変換回路42
内の図示しない画像メモリへフィールド画像データが書
き込まれる。この画像メモリは走査線の空間的な配置を
組み替えてフレーム画像データを得るためのものであ
る。この時、クロック信号φX1をそのまま使用してフ
レーム画像データを画像メモリから読み出そうとする
と、1つのフレームは2つのフィールドによって構成さ
れているため、時間的な画質の劣化或いは空間的な画質
の劣化が発生してしまう。そこで、画質を損なわずに画
像メモリからフレーム画像データを読み出すために、画
像メモリに書き込んだ時に使用したクロック信号φX1
の2倍の周波数であるクロック信号φX2が使用され
る。このように、フィールド・フレーム変換回路42
は、画像データ入力時と出力時においてクロック信号φ
X1、φX2を切り換えて画像データを走査することに
より、図7(A)に示すフィールド画像データを図7
(B)に示すフレーム画像データに変換している。
【0080】また、フレーム・フィールド変換回路45
は、フィールド・フレーム変換回路42と逆の動作をさ
せることにより、図7(B)に示すフレーム画像データ
を図7(A)に示すフィールド画像データに変換してい
る。
【0081】図8を使用して、強調処理回路44による
強調処理を迂回した方がよい場面を説明する。
【0082】モニタ装置16に表示される画像61に
は、被写体像62が表示されている。内視鏡1から出力
されるの内視鏡映像信号1cには、この被写体像62の
他に、操作者に対するメッセージ63が含まれているる
場合がある。このメッセージ63を表示中に前記強調処
理回路44により強調処理が施されると、このメッセー
ジ63を構成する文字の形や色が変わってしまい、この
メッセージ63を読み辛くなってしまう。このような場
合には、画像処理回路6において第1の経路を選択し、
フィールド・フレーム変換回路42、強調処理回路4
4、フレーム・フィールド変換回路45を迂回する。
【0083】以上述べたように本実施の形態における内
視鏡画像記録装置31は、内視鏡1から入力される画像
データを一時記憶するための画像一時記憶手段であるフ
レームメモリ12a、12bと、前記画像一時記憶手段
であるフレームメモリ12a、12bに一時記憶されて
いる画像データを保存するための画像保存手段である画
像記録装置9と、前記画像一時記憶手段であるフレーム
メモリ12a、12b及び前記画像保存手段である画像
記録装置9に画像データを記録させるための指示を入力
するための画像記録指示手段であるレリーズスイッチ1
aの信号1b及び画像記録スイッチ7aと、前記画像記
録指示手段であるレリーズスイッチ12a、12b及び
画像記録スイッチ7aに対する操作方法である画像記録
操作方法を2つの画像記録操作方法である画像即時記録
操作方法及び画像選択記録操作方法の内から選択するた
めの画像記録操作方法選択手段である画像選択記録スイ
ッチ7と、前記2つの画像記録操作方法である画像即時
記録操作方法及び画像選択記録操作方法に対応して前記
画像一時記憶手段であるフレームメモリ12a、12b
及び前記画像保存手段である画像記録装置9に画像デー
タを記録する制御を行うCPU10などからなる画像記
録制御手段と、を具備している。
【0084】以上述べた本実施の形態による効果を以下
に挙げる。
【0085】本実施の形態により、2つの画像記録操作
方法である画像即時記録操作方法及び画像選択記録操作
方法の内から使用する画像記録操作方法を選択可能にな
り、操作効率を向上できる。
【0086】例えば医療用に使用する場合、1つの内視
鏡画像記録装置において2つの画像記録操作方法である
画像即時記録操作方法及び画像選択記録操作方法を使い
分けることができるため、患者数が多い時には画像即時
記録操作方法を使用して画像の取捨選択を後回しにする
ことで診察時間を短縮し、患者数が多くない時には診察
時に画像の取捨選択を行って診察後における画像の取捨
選択にかかる時間を短縮することができ、使用する状況
に応じて効率のよい診断を行うことができる。本実施の
形態における内視鏡画像記録装置は、画像選択記録操作
方法に対応し、電子内視鏡に配設されているレリーズス
イッチをON状態にするなどの操作により被写体の画像
データを一時記憶した後、画像を記録すべきか適切な判
断を行ってから別の画像記録スイッチをON状態にする
操作をすることで画像記録装置に保存するように制御す
るため、確実かつ効率よい記録が可能になる。
【0087】本実施の形態における内視鏡画像記録装置
では、画像選択記録操作方法を選択して画像記録操作を
行っている場合においても、取捨選択する画像をモニタ
装置に表示しない構成としたため、モニタ装置によって
被写体を観察している診断中であっても、画像の取捨選
択を行うことによって診断が中断されなくてすむ。
【0088】(第2の実施の形態)図9ないし図13は
本発明の第2の実施の形態に係り、図9は内視鏡画像記
録装置の構成を示すブロック図、図10は制御動作の初
期動作の流れを示すフローチャート、図11は画像即時
記録操作方法に対応した制御動作を示すフローチャー
ト、図12は画像選択記録操作方法に対応した制御動作
を示すフローチャート、図13は選択可能な画像記録操
作方法の一覧を表示するためのメニュー画像を示す画面
構成図である。なお、本実施の形態で述べていない部位
の構成及び動作は第1の実施の形態における構成及び動
作と同じである。
【0089】図5を使用して、内視鏡画像記録装置31
の構成を説明する。
【0090】本実施の形態における内視鏡画像記録装置
31の第1の実施の形態と異なる点は、画像記録操作方
法選択手段により選択可能な画像記録操作方法の一覧を
映像表示手段であるモニタ装置16に表示するための画
像データである操作方法一覧画像を生成する操作方法一
覧画像生成手段と、操作方法一覧画像生成手段を作動さ
せて操作方法一覧画像をモニタ装置16に出力させる指
示を入力するための操作方法一覧画像表示指示手段と、
を設けたことである。
【0091】先ず、操作方法一覧画像表示指示手段の構
成を説明する。
【0092】本実施の形態における内視鏡画像記録装置
31の入力操作部7には、画像記録操作方法の一覧を表
示する画像である操作方法一覧画像をモニタ装置16上
に表示させる指示を入力するための操作方法一覧画像表
示手段であるメニュー画像表示スイッチ7eが設けられ
ている。このメニュー画像表示スイッチ7eは、操作者
による操作力が加えられていない間にはOFF状態とな
り、操作力が加えられている間にはON状態となる。メ
ニュー画像表示スイッチ7eの状態を伝える信号は、I
/Oインタフェース回路8に入力される。I/Oインタ
フェース回路は信号線10aを介してCPU10に接続
されており、CPU10はメニュー画像表示スイッチ7
eの状態を検出することができる。CPU10がメニュ
ー画像表示スイッチ7eのON状態を検出すると、後述
する構成により操作方法一覧画像であるメニュー画像が
モニタ装置16に表示される。
【0093】次に、操作一覧画像生成手段の構成を説明
する。
【0094】第1の実施の形態においては、D/A変換
回路15を介してモニタ装置16に出力される画像デー
タは画像処理部6の出力である画像データ6aのみであ
ったが、第2の実施形態では、D/A変換回路15を介
して出力する画像データを切り換えるためのセレクタ7
1が設けられている。セレクタ71は、D/A変換回路
15の入力側の接続先として2個の接続先71a、71
bのいずれかを選択できるようになっている。セレクタ
71の接続先の状態は、CPU10からの制御信号10
fによって制御される。セレクタ71において接続先7
1aが設定されている状態では、画像処理部6から出力
される画像データ6aがD/A変換回路15に入力され
る。セレクタ71において接続先71bに設定されてい
る場合には、メニュー画像を生成するための操作方法一
覧画像生成手段を構成するメユー画像生成部74の出力
74bが、D/A変換回路15に入力される。
【0095】メニュー画像生成部74は、ROM或いは
磁気ディスク等で構成されるデータ記憶装置19に記録
されているメニュー画像用データ19aを使ってメニュ
ー画像を生成する。
【0096】CPU10は、CPU10のデータバス8
aに接続されたI/Oインタフェース回路8を介して、
データ記憶装置19に接続されており、CPU10はデ
ータ記憶装置19からメニュー画像用データ19aを読
み出すことができる。
【0097】ところで、メモリ12はセレクタ18によ
って接続先を3つの接続先18a、18b、18cの内
から選択できるようになっている。接続先18a、18
bは、第1の実施の形態における構成と同じである。C
PU10は、セレクタ18において接続先18aを設定
することにより、データ記憶装置19から読み出したメ
ニュー画像用データ19aをフレームメモリ12a、1
2bのいずれか一方に書き込むことができる。
【0098】本実施の形態におけるセレクタ18は、接
続先として接続先18cが追加された点が第1の実施の
形態の場合と異なる。セレクタ18において接続先18
cが選択されると、メモリ12はメニュー画像用データ
19を記録するためのバッファ記憶部73に接続され
る。バッファ記憶部73は、セレクタ18を介してメモ
リ12に接続されると、フレームメモリ12a、12b
のいずれかに一時記憶されたメニュー画像用データ19
aを読み出し、このバッファ記憶部73内にメニュー画
像用データ19aを記録する。メニュー画像生成部74
は、CPU10からの制御信号10eによって動作を制
御され、バッファ記憶部73内に記録されたメニュー画
像用データ19を読み出しながらメニュー画像を生成
し、このメニュー画像は、セレクタ71、D/A変換回
路15を介してモニタ16に出力される。バッファ記憶
部73をメニュー画像生成部74の前段に設けることに
より、メニュー画像生成部74がメモリ12を占有して
しまうことを防止できる。
【0099】次に、図10ないし図12を使用して、C
PU10による各部に対する制御動作を説明する。な
お、図中のS25ないしS55は制御動作の処理ステッ
プに付与した符号である。
【0100】先ず、図10を使用して制御動作の初期動
作を説明する。
【0101】第2の実施の形態では、セレクタ71が設
けられたので、画像処理部6から出力される画像データ
6aをD/A変換回路15に伝えるために、セレクタ7
1を接続先71に設定する処理が追加されている(S2
6、S30参照)。
【0102】また、第2の実施の形態では、画像選択記
録スイッチ7cの状態を確認してそれぞれの画像記録操
作方法に対応した制御動作へ移行する(S33参照)前
に、メニュー画像を表示するための制御動作が加えられ
ている。
【0103】以上の制御動作が追加されたこと以外は、
第1の実施の形態の場合と同じ制御動作である。
【0104】メニュー画像を表示するための制御動作を
以下に説明する。
【0105】先ず、メニュー画像表示スイッチ7eがO
N状態になるのを待つ(S27参照)。メニュー画像表
示スイッチ7eがON状態になったら、セレクタ18を
接続先18aに設定する(S28参照)ことにより、デ
ータ記憶装置19内のメニュー画像用データ19aをフ
レームメモリ12aにコピーできる状態にし、データ記
憶装置19内のメニュー画像用データ19aをフレーム
メモリ12aにコピーする(S29参照)。
【0106】次に、セレクタ71を接続先71bに設定
する(S30参照)ことにより、メニュー画像生成部7
4から出力されるメニュー画像をD/A変換回路15を
介してモニタ装置16に出力できるようにする。また、
セレクタ18を接続先18cに設定する(S30参照)
ことにより、フレームメモリ12aに記録されたメニュ
ー画像用データ19aをバッファ記憶部73が読み出
す。そして、メニュー画像生成部74は、バッファ記憶
部73に記憶されたメニュー画像用データ19aを使用
して、メニュー画像を生成する(S31参照)。以上の
制御動作により、メニュー画像がモニタ装置16に表示
される(S32参照)。
【0107】次に、図11を使用して、画像即時記録操
作方法に対応した制御動作を説明する。
【0108】第2の実施の形態では、セレクタ71が設
けられたので、画像処理部6から出力される画像データ
6aをD/A変換回路15に伝えるために、セレクタ7
1を接続先71aに設定する処理が追加されている(S
34、S39参照)。この処理が追加されたこと以外
は、第1の実施の形態の場合と同じ制御動作である。
【0109】次に、図12を使用して、画像選択記録操
作方法に対応した制御動作を説明する。
【0110】第2の実施の形態では、セレクタ71が設
けられたので、画像処理部6から出力される画像データ
6aをD/A変換回路15に伝えるために、セレクタ7
1を接続先71aに設定する処理が追加されている(S
41、S47、S54参照)。この処理が追加されたこ
と以外は、第1の実施の形態の場合と同じ制御動作であ
る。
【0111】次に、図13を使用して、モニタ装置16
に表示されるメニュー画像の例を説明する。
【0112】図13(A)に示すように、メニュー画像
81には、画像記録操作方法の選択肢として、画像選択
記録操作方法をON状態にして画像選択記録操作方法を
選択する場合と、OFF状態にする場合つまり画像即時
記録操作方法を選択する場合と、の2つの選択肢が表示
されている。図13(A)は、ON状態を選択した場合
の表示である。図13(B)は、OFF状態を選択した
場合の表示である。
【0113】以上述べた本実施の形態における内視鏡画
像記録装置31は、内視鏡画像記録装置31に接続され
る画像表示手段であるモニタ装置16に映像信号を出力
するための映像信号出力手段であるD/A変換回路15
と、画像記録操作方法選択手段である画像選択記録スイ
ッチ7cにより選択可能な画像即時記録操作方法と画像
選択記録操作方法とを含む画像記録操作方法の一覧を画
像表示手段であるモニタ装置16に表示するための操作
方法一覧画像であるメニュー画像を生成するメニュー画
像生成部74などからなる操作方法一覧画像生成手段
と、メニュー画像生成部74などからなる操作方法一覧
画像生成手段を作動させて操作方法一覧画像であるメニ
ュー画像を映像表示手段であるモニタ装置16へ出力さ
せる指示を入力するための操作方法一覧画像表示指示手
段であるメニュー画像表示スイッチ7eと、を具備して
いる。
【0114】本実施の形態における内視鏡画像装置31
によっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0115】なお、本発明は、第1の実施の形態ないし
第2の実施の形態で述べた実施の形態のみに限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能である。
【0116】画像データ6aを例えばフレームメモリ1
2aに一時記憶する方法は、第1の実施の形態のように
通常は最新の画像データ6aに更新されているフレーム
メモリ12aをレリーズスイッチ1aなどの指示によっ
て更新禁止にする方法であってもよいし、レリーズスイ
ッチ1aなどの指示を検出してから画像データ6aをフ
レームメモリ12aに記録する方法であってもよい。
【0117】内視鏡画像記録装置31に接続する電子内
視鏡1は、電子内視鏡に限らず、光学内視鏡でもよい。
光学内視鏡を接続する場合には、光学内視鏡による光学
像を撮像して光電変換するための撮像手段を介して接続
する。
【0118】一時記憶手段に一時記憶された画像データ
はモニタ装置16に表示されない構成となっているが、
一時記憶手段に一時記憶された画像データを時分割によ
って読み出す手段を設けることなどにより、モニタ装置
16に表示する構成にしてもよい。
【0119】フレームメモリ12a、12bは、2個に
限らず、3個以上で設けてもよい。この場合、更新許可
を与えられるフレームメモリは同時に1個だけであるよ
うに構成する。
【0120】フレームメモリ12a、12bから画像記
録装置9への画像データの転送は、CPU10を介して
もよいし、I/Oインタフェース回路8内にDMA回路
を設けるなどしてCPU10を介さないで転送してもよ
い。
【0121】画像記録装置9は、書き込み可能なもので
あれば媒体を限らない。例えば、ハードディスク、光磁
気ディスク、ミニディスク、フロッピディスク、メモリ
カードなどでもよい。
【0122】内視鏡画像記録装置31の用途は、医療
用、各種工業用など用途を限らない。内視鏡1から出力
される内視鏡映像信号1cは、インタレース式の映像信
号でもノンインタレース式の映像信号でもよい。
【0123】例えば内視鏡スイッチ検出部2、UART
3、映像信号処理回路4などは、外部装置としてもよ
い。
【0124】画像記録操作方法選択手段は、スイッチ以
外のもの例えば選択式の押しボタン、レバー、キーボー
ド、マウスなどで構成されていてもよい。
【0125】画像記録指示手段は、内視鏡画像記録装置
に配設されたフットスイッチにより構成されていてもよ
い。
【0126】[付記] (1)内視鏡に備えられた撮像手段或いは内視鏡に接続
された撮像手段により撮像された被写体像の画像データ
を保存するための内視鏡画像記録装置において、前記撮
像手段から入力される画像データを一時記憶するための
画像一時記憶手段と、前記画像一時記憶手段に一時記憶
されている画像データを保存するための画像保存手段
と、前記画像一時記憶手段及び前記画像保存手段に画像
データを記録させるための指示を入力するための1つ以
上の画像記録指示手段と、前記画像記録指示手段に対す
る操作方法である画像記録操作方法を複数の画像記録操
作方法の内から選択するための画像記録操作方法選択手
段と、前記複数の画像記録操作方法に対応して前記画像
一時記憶手段及び前記画像保存手段に画像データを記録
する制御を行う画像記録制御手段と、を具備したことを
特徴とする内視鏡画像記録装置。
【0127】(2)前記複数の画像記録操作方法は、1
つの画像記録指示手段に対する操作によって前記画像一
時記憶手段に一時記憶される画像データはすべて画像保
存手段に保存される第1の画像記録操作方法と、1つの
画像記録指示手段に対する操作によって前記画像一時記
憶手段に一時記憶される画像データの内他の1つの画像
記録指示手段に対する操作によって選択された画像デー
タのみが前記画像保存手段に保存される第2の画像記録
操作方法と、を含むことを特徴とする付記(1)記載の
内視鏡画像記録装置。
【0128】(3)前記画像記録指示手段は、前記画像
記録操作方法選択手段により前記第1の画像記録操作方
法が選択されている場合に前記画像一時記憶手段及び前
記画像保存手段に画像データを記録する指示を入力する
ための第1の画像記録指示手段と、前記画像記録操作方
法選択手段により前記第2の画像記録操作方法が選択さ
れている場合に前記画像一時記憶手段に画像データを一
時記憶するための指示を入力するための第2の画像記録
指示手段と、前記画像記録操作方法選択手段により前記
第2の画像記録操作方法が選択されている場合に前記画
像一時記憶手段に一時記憶されている画像データを選択
的に前記画像保存手段に保存する指示を入力するための
第3の画像記録指示手段と、から構成されることを特徴
とする付記(2)記載の内視鏡画像記録装置。
【0129】(4)前記第1の画像記録指示手段及び前
記第2の画像記録指示手段は同一のスイッチにより構成
されていることを特徴とする付記(3)記載の内視鏡画
像記録装置。
【0130】(5)前記第1の画像記録指示手段及び前
記第2の画像記録指示手段は前記内視鏡に配設されてい
る同一のレリーズスイッチから内視鏡画像記録装置に入
力される信号線により構成されていることを特徴とする
付記(3)記載の内視鏡画像記録装置。
【0131】(6)前記第3の画像記録指示手段は内視
鏡画像記録装置に配設された手動スイッチにより構成さ
れているを特徴とする付記(3)記載の内視鏡画像記録
装置。
【0132】(7)前記第3の画像記録指示手段は内視
鏡画像記録装置に配設されたフットスイッチにより構成
されていることを特徴とする付記(3)記載の内視鏡画
像記録装置。
【0133】(8)前記第3の画像記録指示手段に指示
を入力することによって前記画像保存手段に保存される
前記画像一時記憶手段内の画像データは第2の画像記録
指示手段に最も間近に入力された指示によって前記画像
一時記憶手段に一時記憶された画像データであることを
特徴とする付記(3)記載の内視鏡画像記録装置。
【0134】(9)前記画像一時記憶手段に一時記憶さ
れる画像データは第1の画像記録指示手段或いは第2の
画像記録指示手段に指示が入力された時点で既に内視鏡
画像記録装置に入力されている画像データであることを
特徴とする付記(3)記載の内視鏡画像記録装置。
【0135】(10)内視鏡画像記録装置に接続される
画像表示手段に映像信号を出力するための映像信号出力
手段と、前記画像記録操作方法選択手段により選択可能
な前記画像記録操作方法の一覧を前記画像表示手段に表
示するための画像データである操作方法一覧画像を生成
する操作方法一覧画像生成手段と、前記操作方法一覧画
像生成手段を作動させて前記操作方法一覧画像を前記映
像表示手段へ出力させる指示を入力するための操作方法
一覧画像表示指示手段と、を具備することを特徴とする
付記(1)記載の内視鏡画像記録装置。
【0136】(11)前記一時記憶手段に一時記憶され
ている画像データは画像表示手段に出力されないことを
特徴とする付記(1)記載の内視鏡画像記録装置。
【0137】
【発明の効果】内視鏡に備えられた撮像手段或いは内視
鏡に接続された撮像手段により撮像された被写体像の画
像データを保存するための内視鏡画像記録装置におい
て、前記撮像手段から入力されてくる画像データを受け
取って一時記憶する画像一時記憶手段と、前記画像一時
記憶手段から転送されてくる画像データを受け取ってこ
の画像データを保存するための画像保存手段と、前記画
像一時記憶手段及び前記画像保存手段に画像データを記
録させるための指示を操作入力するための画像記録指示
手段と、前記画像記録指示手段に対する操作手順の異な
る複数の画像記録操作方法の内から使用する画像記録操
作方法を設定するための画像記録操作方法選択手段と、
を具備したことによって、複数の画像記録操作方法の内
から使用する画像記録操作方法を選択可能な構成とし、
操作効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は内視鏡画像記録装置の構成を示すブロック
【図2】制御動作の初期動作を示すフローチャート
【図3】画像即時記録方式に対応した制御動作を示すフ
ローチャート
【図4】画像選択記録方式に対応した制御動作を示すフ
ローチャート
【図5】画像処理部の構成を示すブロック図
【図6】インタレース方式とノンインタレース方式との
空間的な関係を説明する説明図
【図7】インタレース方式とノンインタレース方式との
時間的な関係を説明するタイムチャート
【図8】内視鏡からのメッセージを含んだモニタ表示の
【図9】図9ないし図13は本発明の第2の実施の形態
に係り、図9は内視鏡画像記録装置の構成を示すブロッ
ク図
【図10】制御動作の初期動作を示すフローチャート
【図11】画像即時記録方式に対応した制御動作を示す
フローチャート
【図12】画像選択記録方式に対応した制御動作を示す
フローチャート
【図13】メニュー画像の表示図
【符号の説明】
1…電子内視鏡 1a…レリーズスイッチ 2…内視鏡スイッチ検出部 3…UART 4…映像信号処理回路 5…A/D変換回路 6…画像処理部 7…入力操作部 7a…画像記録スイッチ 7c…画像選択記録スイッチ 7e…メニュー画像表示スイッチ 8…I/Oインタフェース回路 9…画像記録装置 10…CPU 11…メモリ制御部 12…メモリ 12a、12b…フレームメモリ 15…D/A変換回路 16…モニタ装置 18…セレクタ 19…データ記憶装置 71…セレクタ 73…バッファ記憶部 74…メニュー画像生成部
フロントページの続き (72)発明者 高杉 啓 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡に備えられた撮像手段或いは内視鏡
    に接続された撮像手段により撮像された被写体像の画像
    データを保存するための内視鏡画像記録装置において、 前記撮像手段から入力される画像データを一時記憶する
    ための画像一時記憶手段と、 前記画像一時記憶手段に一時記憶されている画像データ
    を保存するための画像保存手段と、 前記画像一時記憶手段及び前記画像保存手段に画像デー
    タを記録させるための指示を入力するための1つ以上の
    画像記録指示手段と、 前記画像記録指示手段に対する操作方法である画像記録
    操作方法を複数の画像記録操作方法の内から選択するた
    めの画像記録操作方法選択手段と、 前記複数の画像記録操作方法に対応して前記画像一時記
    憶手段及び前記画像保存手段に画像データを記録する制
    御を行う画像記録制御手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡画像記録装置。
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WO2002022005A1 (fr) * 2000-09-11 2002-03-21 Kowa Kabushiki Kaisha Dispositif permettant de photographier un oeil a examiner

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