JP2009147875A - 画像読み取り表示装置 - Google Patents

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JP2009147875A JP2007325964A JP2007325964A JP2009147875A JP 2009147875 A JP2009147875 A JP 2009147875A JP 2007325964 A JP2007325964 A JP 2007325964A JP 2007325964 A JP2007325964 A JP 2007325964A JP 2009147875 A JP2009147875 A JP 2009147875A
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Abstract

【課題】
従来、コントラストの少ない画像を撮影する場合、モニタ画面に表示される画像を見ながら容易に焦点合わせを行うことが難しかった。
【解決手段】
結像された被写体像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像素子で電気信号に変換された画像信号をデジタル化してRAW画像データに変換するRAW画像データ生成部と、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データを補正してRGB画像データを生成するカラー画像データ生成部と、表示モードを選択するための表示モード選択部と、前記表示モード選択部で選択した表示モードに応じて、前記カラー画像データ生成部が生成したRGB画像データと前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データとを切り替えて画像を表示する画像表示制御部とを設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像読み取って表示する装置の画像表示技術に関する。
画像を撮像素子で撮影して画面に表示する画像読み取り表示装置の例として、モニタ画面で被検物の観察を行う顕微鏡や光学ファインダーを持たない電子カメラが知られている。これらの光学機器では、一旦、撮像素子で撮影された画像をモニタに表示して、モニタ画面を見ながら焦点合わせを行わなければならない。
ところが、コントラストの少ない被写体の場合、焦点が合っているか否かが分かりにくいという問題がある。そこで、モニタ画面に表示されている画像を見ながら焦点合わせを行い易くするために、撮影された画像の信号レベルのプロファイル表示やコントラスト値をモニタ画面に表示して、使用者が数値的を見てコントラストが高くなったか否かを判断できるようにしたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−221593号公報
ところが、モニタ画面にプロファイル表示やコントラスト値を表示する場合、モニタ画面に表示されている画像を見て直感的な焦点合わせを行うことができない。また、主要被写体の位置を指定して焦点合わせをする操作や、焦点合わせの優先設定をする操作などを行いにくく、実使用に不便をきたす場合が多い。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、コントラストの少ない画像を撮影する場合でも、複雑な操作を行う必要がなく、モニタ画面に表示される画像を見ながら容易に焦点合わせを行うことができる画像読み取り表示装置を提供することである。
本発明に係る画像読み取り表示装置は、結像された被写体像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像素子で電気信号に変換された画像信号をデジタル化してRAW画像データに変換するRAW画像データ生成部と、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データを補正してRGB画像データを生成するカラー画像データ生成部と、表示モードを選択するための表示モード選択部と、前記表示モード選択部で選択した表示モードに応じて、前記カラー画像データ生成部が生成したRGB画像データと前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データとを切り替えて画像を表示する画像表示制御部とを有することを特徴とする。
さらに、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかの選択を行う表示色選択部を更に設け、前記画像表示制御部は、前記表示色選択部の選択内容に応じて、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかに変換して画像を表示することを特徴とする。
また、結像された被写体像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像素子で電気信号に変換された画像信号をデジタル化してRAW画像データに変換するRAW画像データ生成部と、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データを補正してRGB画像データを生成するカラー画像データ生成部と、表示エリアを選択するための表示エリア選択部と、前記カラー画像データ生成部が生成したRGB画像データのうち前記表示エリア選択部で選択した表示エリアを、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データに置き換えて表示する画像表示制御部とを有することを特徴とする。
さらに、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかの選択を行う表示色選択部を更に設け、前記画像表示制御部は、前記表示色選択部の選択内容に応じて、前記表示エリアに表示するRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかに変換して画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、コントラストの少ない画像を撮影する場合でも、RAW画像データを利用することにより高いコントラストの画像が得られるので、複雑な操作を行う必要がなく、モニタ画面に表示される画像を見ながら容易に焦点合わせを行うことができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る画像読み取り表示装置101について、図面を用いて詳しく説明する。尚、本実施形態では、画像読み取り表示装置101を顕微鏡102と組み合わせた顕微鏡システムの例を示す。
図1において、顕微鏡102は、鏡脚103と、ステージ104と、フォーカスハンドル105と、対物レンズ106と、鏡体107とで構成される。
一方、顕微鏡102に接続する画像読み取り表示装置101は、撮像部108と、制御装置110と、表示モニタ111と、マウス112と、キーーボード113とで構成される。撮像部108は、Cマウント114で鏡体107に装着され、ステージ104上の被検物151を撮影し、撮影した画像をケーブル109を介して制御装置110に出力する。制御装置110は操作部としてマウス112やキーボード113を有し、観察者はマウス112やキーボード113を用いて、表示モニタ111に表示される観察画像の表示モードを切り替えたり、表示エリア或いは表示色などの選択を行う。尚、表示モード,表示エリア,表示色については後で詳しく説明する。また、観察者は、表示モニタ111に表示される観察画像を見ながら、顕微鏡102のフォーカスハンドル105を回してステージ104を上下させ、被検物151にフォーカスを合わせる。
次に、画像読み取り表示装置101の構成について詳しく説明する。図2は、図1で説明した撮像部108と制御装置110の構成例を示すブロック図である。
図2において、例えば、図1の撮像部108は、CCD撮像素子201と、AFE(アナログフロントエンド)202とで構成される。図1の制御装置110は、画像処理部203と、バッファ204と、TG(タイミングジェネレータ)205と、システムバス206と、CPU207と、ROM208と、RAM209と、I/O(入出力インターフェース)210とで構成される。尚、TG205は、撮像部108に含めても構わない。また、図2に示した画像読み取り表示装置101の構成は一例であり、例えば、顕微鏡102の鏡体107に装着可能なCマウント114に対応したカメラと、そのカメラで撮影した画像を入力するための画像入力インターフェースを有するパソコンとで構成しても構わない。
制御装置110は、ROM208に予め記憶されたプログラムに従って動作するCPU207を中心に構成される。使用者はマウス112やキーボード113を用いて操作し、操作内容はI/O210およびシステムバス206を介してCPU207に入力され、CPU207は操作内容に応じて制御装置110の各部を制御する。また、RAM209は、CPU207によって用いられ、動作のための設定値などを記憶したり、バッファ204に記憶された画像データや画像処理部203から読み出した画像データなどを記憶する。
図2において、顕微鏡102で観察する被検物151の画像は、CCD撮像素子201で電気信号に変換されてAFE202に出力される。この時、TG205からCCD撮像素子201に画像信号を出力するタイミングを与える。
AFE202は、CCD撮像素子201から読み出された画像信号に、相関二重サンプリング回路(CDS回路)を通してノイズ除去処理を行ったり、適正レベルに増幅を行った後、A/D変換器によってデジタルの画像データに変換して画像処理部203に出力する。尚、これらの処理もTG205から与えられるタイミング信号に従って行われる。
画像処理部203は、AFE202から入力した画像データに対して、色変換処理などを行う。ここで、CCD撮像素子201で撮影されてAFE202から出力される画像データはRAW画像データと呼ばれ、CCD撮像素子201の受光面にマトリクス状に配置された画素毎に読み出された生の(未処理の)画像データである。尚、画像処理部203がCCD撮像素子201からRAW画像データを入力するタイミングはTG205から与えられる。
ここで、RAW画像データについて説明する。RAW画像データとは、CCD撮像素子201が捉えた生の情報そのものである。RAW画像データの最大の特徴は、一般的に知られているJPEG規格などのカラー画像のRGB各色の諧調は8bit(256階調)に制限されているのに対し、RAW画像データの場合は、CCD撮像素子201のハード的な諧調に応じて決まり、CCD撮像素子201が12bit入力に対応している場合は、RGB各色の諧調が12bit(4,096諧調)のRAW画像データが得られるので、ビット落ちなどが少ない高精度な色補正を行うことができる。
次にRAW画像データの画素配置について説明する。図3(a)はCCD撮像素子201の画素配置を示した図で、分かり易いように、列C1〜列C4,行R1〜行R4の4×4画素を描いてある。図3(a)において、ベイヤー配列と呼ばれる方法でRGB各色のカラーフィルタが所定の規則に従って各画素に配置されている。例えば、行R1と行R3の奇数行では、列C1はRフィルタ、列C2はGフィルタ、列C3はRフィルタ、列C4はGフィルタのようにRとGのカラーフィルタが交互に配置されている。同様に、行R2と行R4の偶数行では、列C1はGフィルタ、列C2はBフィルタ、列C3はGフィルタ、列C4はBフィルタのようにGとBのカラーフィルタが交互に配置されている。
一方、図3(b)は、表示モニタ111に表示する際の画素配置を示した図である。尚、実際には、図3(a)のCCD撮像素子201の画素配置と同様に、表示モニタ111にもRGB各色のカラーフィルタ毎に画素が配置されているが、図3(b)ではRGBで表現できる1単位を表示モニタ111の1画素として描いてある。特に、図3(b)では、分かり易いように、表示モニタ111の画素配置をCCD撮像素子201の画素配置と同じ、列C1〜列C4,行R1〜行R4の4×4画素として描いてある。以降、列C1〜列C4,行R1〜行R4の各画素を(行番号,列番号)で示し、以降、CCD撮像素子201の画素を撮像画素、表示モニタ111の画素を表示画素と称する。
図3(b)において、行R2で列C2の位置にある表示画素(R2,C2)は、色の3原色であるRGBの各色データが含まれた画素で様々な色を表示できる画素であるが、表示画素(R2,C2)に対応するCCD撮像素子201の撮像画素(R2,C2)は、Bのみである。そこで、画像処理部203は、RAW/RGB変換部211を有し、CCD撮像素子201から読み出したRAW画像データをRGB画像データに変換する処理を行う。
RAW画像データをRGB画像データに変換する処理は、例えば、表示画素(R2,C2)に対応するCCD撮像素子201の撮像画素(R2,C2)周辺の8つの撮像画素(R1,C1),(R1,C2),(R1,C3),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C1),(R3,C2),(R3,C3)から、RデータとGデータとを求めて、表示画素(R2,C2)のRGBデータとする変換処理が行われる。変換処理の一例を示すと、Rデータは、Rフィルタが配置された撮像画素(R1,C1),(R1,C3),(R3,C1),(R3,C3)の4つの画素のデータを平均して表示画素(R2,C2)のRデータとし、同様に、Gデータは、Rフィルタが配置された撮像画素(R1,C2),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C2)の4つの画素のデータを平均して表示画素(R2,C2)のGデータとする。尚、Bデータは撮像画素(R2,C2)の値を用いる。このような処理を繰り返すことによって、CCD撮像素子201のRAW画素データから、表示モニタ111に表示するRGB画素データに変換することができる。尚、RAW画像データをRGB画像データに変換する際に、上記のように周辺画素の平均ではなく、周辺画素の位置に応じて重み付けを行っても構わない。或いは、計算に用いる周辺画素の数や位置を変えても構わない。
このように、図2に示した画像処理部203のRAW/RGB変換部211は、CCD撮像素子201から読み出したRAW画像データをRGB画像データに変換して、バッファ204に一時的に記憶する。バッファ204に一時的に記憶されたRGB画像データは、表示モニタ111に表示される。
ここで、フォーカス合わせとコントラストについて図4を用いて説明する。図4において、横軸はCCD撮像素子201の行R1の行方向の画素の列を示し、縦軸は各画素の信号レベルを示している。R画素信号401のレベル変化とG画素信号402のレベル変化はほぼ同じなので色変化が少なく、且つ右方向になだらかに信号レベルが大きくなるようなコントラストが低い画像である。このようなコントラストが低い画像の場合、顕微鏡102のフォーカスハンドル105を動かしてステージ104の被検物151に焦点を合わせようとしても、RGB画像データに変換されて表示モニタ111に表示されている画像のコントラスト変化が分かり難く、焦点合わせを行いにくい。ところが、RAW画像データをそのまま表示すると、図4の信号403に示すように、画素(R1,C1),(R1,C3),(R1,C5)のR画素の信号レベルと、画素(R1,C2),(R1,C4)のB画素の信号レベルとが異なるため、コントラストの高い画像として表示モニタ111に表示することができ、使用者は焦点を合わせ易くなる。
本実施形態に係る画像読み取り表示装置101では、上記に述べた原理に従って、焦点を合わせる際に、RAW画像データを表示モニタ111に表示できるようにしている。
次に、本実施形態に係る画像読み取り表示装置101で焦点を合わせる時の処理について図5のフローチャートを用いて説明する。尚、これらの処理は、CPU207のプログラムによって制御され、画像データの作成などはCPU207の指令に応じて画像処理部203が行う。また、表示モニタ111の画面には、被検物151の画像以外に、各種の設定値や選択ボタンが表示され、使用者は選択ボタンをマウス112でクリックしたり、キーボード113から必要な設定値を入力して、画像読み取り表示装置101を操作する。尚、本実施形態で用いる主な設定値は、表示モード(RGB画像データ表示/RAW画像データ表示)と、表示色(カラー/白黒の選択)と、表示エリア(全画面/部分画面)である。これらの設定値の詳細については、以下のフローチャートの説明の中で述べる。
(ステップS201)焦点を合わせる時の処理を開始する。表示モニタ111の画面には、予め設定された各種の設定値や選択ボタンが表示されている。尚、本実施形態では、各設定値の初期値は、表示モードがRGB画像データ表示、表示色が白黒、表示エリアが全画面となっている。
(ステップS202)撮像部108のCCD撮像素子201によって被検物151の画像を撮像する。
(ステップS203)CCD撮像素子201に撮像された画像信号は、AFE202を介してRAW画像データとして画像処理部203に入力される。
(ステップS204)画像処理部203は、先に説明したように、RAW画像データをRGB画像データに変換し、バッファ204に一時的に記憶する。
(ステップS205)CPU207は、表示モードが切り替えられたか否かを判別する。表示モードが切り替えられていない場合、つまり初期値のRGB画像データ表示の場合はステップS206に進み、表示モードがRAW画像データ表示に切り替えられた場合はステップS207に進む。
(ステップS206)バッファ204に一時的に記憶されたRGB画像データを表示モニタ111に表示する。処理後、ステップS202に戻る。
(ステップS207)RAW画像データ表示する際の表示色の設定を判別する。表示色がカラーの場合はステップS208に進み、表示色が白黒の場合はステップS209に進む。
(ステップS208)画像処理部203のRAW/RGB変換部211は、表示色がカラーの場合、RAW画像データをRGB画像データに変換して、表示色処理後の画像としてバッファ204に記憶する際に、RAW画像データの撮影画素がRであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のRデータとして用い、Rデータ以外のGデータおよびBデータは0とする処理を行う。同様に、RAW画像データの撮影画素がGであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のGデータとして用い、Gデータ以外のRデータおよびBデータは0とし、RAW画像データの撮影画素がBであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のBデータとして用い、Bデータ以外のRデータおよびGデータは0とする処理を行う。
この様子について、図6を用いて説明する。図6(a)は、図3(a)と同じように、CCD撮像素子201の撮像画素の配置と各画素の色を示しており、図6(b)は、図3(b)と同じように、表示モニタ111の表示画素の配置を示している。
同図において、例えば、CCD撮像素子201の撮像画素(R1,C1),(R1,C3),(R3,C1),(R3,C3)はRデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R1,C1),(R1,C3),(R3,C1),(R3,C3)のRデータとして用い、GデータおよびBデータは0を代入する。同様に、撮像画素(R1,C2),(R1,C4),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C2),(R3,C4),(R4,C1),(R4,C3)はGデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R1,C2),(R1,C4),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C2),(R3,C4),(R4,C1),(R4,C3)のGデータとして用い、RデータおよびBデータは0を代入する。同様に、撮像画素(R2,C2),(R2,C4),(R4,C2),(R4,C4)はBデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R2,C2),(R2,C4),(R4,C2),(R4,C4)のBデータとして用い、GデータおよびRデータは0を代入する。
このようにして、作成した表示色処理後のRAW画像データはバッファ204に記憶され、ステップS210に進む。
(ステップS209)画像処理部203のRAW/RGB変換部211は、表示色が白黒の場合、RAW画像データをRGB画像データに変換して、表示色処理後の画像としてバッファ204に記憶する際に、RAW画像データの撮影画素がRであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のRデータとして用い、Rデータ以外のGデータおよびBデータにもこのRデータを用いる処理を行う。同様に、RAW画像データの撮影画素がGであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のGデータとして用い、RデータおよびBデータにもこのGデータを代入する。同様に、RAW画像データの撮影画素がBであった場合は、これを表示モニタ111の表示画素のBデータとして用い、RデータおよびGデータにもこのBデータを代入する。
この様子について、図7を用いて説明する。図7(a)は、図6(a)と同じように、CCD撮像素子201の撮像画素の配置と各画素の色を示しており、図7(b)は、図6(b)と同じように、表示モニタ111の表示画素の配置を示している。
同図において、例えば、CCD撮像素子201の撮像画素(R1,C1),(R1,C3),(R3,C1),(R3,C3)はRデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R1,C1),(R1,C3),(R3,C1),(R3,C3)のRデータとして用い、これらの画素のGデータおよびBデータにもこのRデータを代入する。同様に、撮像画素(R1,C2),(R1,C4),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C2),(R3,C4),(R4,C1),(R4,C3)はGデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R1,C2),(R1,C4),(R2,C1),(R2,C3),(R3,C2),(R3,C4),(R4,C1),(R4,C3)のGデータとして用い、これらの画素のRデータおよびBデータにもこのGデータを代入する。同様に、撮像画素(R2,C2),(R2,C4),(R4,C2),(R4,C4)はBデータなので、これに対応する表示モニタ111の表示画素(R2,C2),(R2,C4),(R4,C2),(R4,C4)のBデータとして用い、これらの画素のGデータおよびRデータにもこのBデータを代入する。
このようにして、作成した表示色処理後のRAW画像データはバッファ204に記憶後、ステップS210に進む。
(ステップS210)ステップS208またはステップS209で作成された表示色処理後のRAW画像データを表示する表示エリアを判別する。つまり、表示モニタ211の画面全体にステップS208またはステップS209で作成された表示色処理後のRAW画像データを表示する全画面表示と、表示モニタ211の画面の一部にステップS208またはステップS209で作成された表示色処理後のRAW画像データを表示し、残りの部分はステップS205で作成したRGB画像データを表示する部分画面表示との判別を行う。全画面表示が選択されている場合はステップS211に進み、部分画面表示が選択されている場合はステップS212に進む。
(ステップS211)全画面表示なので、ステップS208またはステップS209で作成されバッファ204に記憶された表示色処理後のRAW画像データを表示モニタ111に表示する。処理後、ステップS202に戻る。
(ステップS212)部分画面表示なので、使用者が表示モニタ111の画面上で選択したエリアのみステップS208またはステップS209で作成されバッファ204に記憶された表示色処理後のRAW画像データを表示し、それ以外の部分はステップS205で作成されバッファ204に記憶されたRGB画像データを表示する。この場合の表示モニタ111の画面の様子を図8(a)に示す。図8(a)に置いて、表示モニタ111の画面601の中で選択エリア602で示した部分のみステップS208またはステップS209で作成された表示色処理後のRAW画像データを表示し、それ以外の部分はステップS205で作成したRGB画像データを表示する。処理後、ステップS202に戻る。
尚、表示モード,表示色,表示エリアなどの各設定値は、顕微鏡102で被検物151を観察中はいつでもマウス112やキーボード113を用いて、変更することができ、図5のフローチャートに従って、変更に応じた画像が表示モニタ111に表示される。
このように、本実施形態に係る画像読み取り表示装置101は、コントラストが低い被検物151の画像であっても、RAW画像データで表示モニタ111に表示することによって、コントラストの高い画像を見ることができ、焦点合わせを行い易くなる。特に、焦点を合わせたい領域のみをRAW画像データで表示し、それ以外の部分を通常のRGB画像データで表示することにより、被検物151の全体像を確認しながら違和感なく焦点合わせを行うことができる。
尚、本実施形態では、図8(a)に示すように、常に被検物151の画像を表示モニタ111の画面601全体に表示するようにしたが、図8(b)に示すように、表示モニタ111の画面603全体には、焦点合わせを行いたい選択エリア602のみをRAW画像データで表示し、被検物151の全体像は画面603に埋め込んだ子画面604に表示するようにしても構わない。この時、子画面604内の選択エリア602の部分はRGB画像データのままでよい。このような表示方法により、被検物151の全体像を実際の色合いで確認しながら、焦点合わせを行いたい選択エリア602の被検物Aは画面603全体に大きく表示されるので、より正確に焦点合わせを行うことができる。尚、画面603と子画面604とは、マウス112やキーボード113によって、ワンタッチで入れ替わるようにしても構わない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る画像読み取り表示装置について説明する。尚、本実施形態では、第1の実施形態で説明した画像読み取り表示装置101の機能を有する電子カメラ701の例を示す。
図9において、電子カメラ701は、第1の実施形態の撮像部108と、制御装置110とに加え、手動でフォーカスレンズを移動させて焦点を合わせる光学レンズ系702と、第1の実施形態の表示モニタ111に代えて小型液晶モニタ703と、第1の実施形態のマウス112およびキーボード113に代えて操作ボタン704とを有する。尚、第1の実施形態の図2と同符号のものは同じ機能を有するので、重複する説明は省略する。
電子カメラ701は、被写体からの光を光学レンズ系702でCCD撮像素子201に結像し、CCD撮像素子201で電気信号に変換される。CCD撮像素子201で電気信号に変換されてAFE202に出力された後の処理は第1の実施形態と全く同じで、表示モニタ111の代わりに小型液晶モニタ703に表示される。
また、第1の実施形態と異なり、使用者はマウス112やキーボード113の代わりに操作ボタン704で操作する。例えば、図10に示したように、電子カメラ701の操作ボタン704は、カーソルボタン751と、表示モード選択ボタン752と、表示色選択ボタン753と、表示エリア選択ボタン754とで構成される。
今、小型液晶モニタ703の画面には、RGB画像データで被写体画像が表示されており、使用者は被写体画像の主要被写体部分に焦点を合わせるべく、光学レンズ系702(図10では小型液晶モニタ703の反対面にある)のフォーカスレンズを移動させる。
この状態で、使用者が表示モード選択ボタン752でRAW画像データ表示モードを選択すると、小型液晶モニタ703に表示されていたRGB画像データの被写体画像をRAW画像データに切り替えることができ、表示モード選択ボタン752を押す毎にRGB画像データとRAW画像データとが交互に切り替わる。尚、この時、小型液晶モニタ703に表示されるRAW画像データは、表示色選択ボタン753によって、第1の実施形態で説明したカラー/白黒の選択を行うことができ、表示色選択ボタン753を押す毎にカラーと白黒とが交互に切り替わる。
さらに、RAW画像データで表示している状態で、使用者は表示エリア選択ボタン754でRAW画像データで表示する領域を全画面にするか部分画面にするかを選択することができる。使用者は表示エリア選択ボタン754で部分画面表示を選択すると、小型液晶モニタ703の画面には表示エリア枠750が現れる。小型液晶モニタ703の画面に表示エリア枠750が表示されている部分がRAW画像データで表示され、それ以外の部分はRGB画像データで表示される。また、表示エリア枠750はカーソルボタン751を操作して、表示エリア枠750を上下左右に移動したり、上下左右にエリアを拡大縮小することができる。尚、移動と拡大縮小の切り替えは、カーソルボタン751の中央の丸いボタンで行うことができる。
このように、本実施形態に係る画像読み取り表示装置101の機能を有する電子カメラ701は、コントラストが低い被写体の画像であっても、RAW画像データで小型液晶モニタ703に表示することによって、コントラストの高い画像を見ることができ、焦点合わせを行い易くなる。特に、焦点を合わせたい領域のみをRAW画像データで表示し、それ以外の部分を通常のRGB画像データで表示することにより、被写体の全体像を確認しながら違和感なく焦点合わせを行うことができる。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態の図8(b)に示すように、画面603に子画面604を埋め込んで表示するようにしても構わない。
第1の実施形態に係る画像読み取り表示装置101を用いた顕微鏡システムの構成図である。 第1の実施形態に係る画像読み取り表示装置101のブロック図である。 RAW画像データとRGB画像データとの関係を示す説明図である。 発明の原理を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像読み取り表示装置101のフローチャートである。 表示色がカラーの場合のRGB画像データへの変換方法を示す説明図である。 表示色が白黒の場合のRGB画像データへの変換方法を示す説明図である。 表示モニタ111への表示例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る画像読み取り表示装置101を用いた電子カメラ701のブロック図である。 第2の実施形態に係る電子カメラ701での表示例を示す説明図である。
符号の説明
101・・・画像読み取り表示装置 102・・・顕微鏡
105・・・フォーカスハンドル 108・・・撮像部
110・・・制御装置 111・・・表示モニタ
151・・・被検物 201・・・CCD撮像素子
203・・・画像処理部 207・・・CPU
701・・・電子カメラ 702・・・光学レンズ系
703・・・小型液晶モニタ 704・・・操作ボタン

Claims (4)

  1. 結像された被写体像を電気信号に変換する撮像部と、
    前記撮像素子で電気信号に変換された画像信号をデジタル化してRAW画像データに変換するRAW画像データ生成部と、
    前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データを補正してRGB画像データを生成するカラー画像データ生成部と、
    表示モードを選択するための表示モード選択部と、
    前記表示モード選択部で選択した表示モードに応じて、前記カラー画像データ生成部が生成したRGB画像データと前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データとを切り替えて画像を表示する画像表示制御部と
    を有することを特徴とする画像読み取り表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像読み取り表示装置において、
    前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかの選択を行う表示色選択部を更に設け、
    前記画像表示制御部は、前記表示色選択部の選択内容に応じて、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかに変換して画像を表示する
    ことを特徴とする画像読み取り表示装置。
  3. 結像された被写体像を電気信号に変換する撮像部と、
    前記撮像素子で電気信号に変換された画像信号をデジタル化してRAW画像データに変換するRAW画像データ生成部と、
    前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データを補正してRGB画像データを生成するカラー画像データ生成部と、
    表示エリアを選択するための表示エリア選択部と、
    前記カラー画像データ生成部が生成したRGB画像データのうち前記表示エリア選択部で選択した表示エリアを、前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データに置き換えて表示する画像表示制御部と
    を有することを特徴とする画像読み取り表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像読み取り表示装置において、
    前記RAW画像データ生成部が生成したRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかの選択を行う表示色選択部を更に設け、
    前記画像表示制御部は、前記表示色選択部の選択内容に応じて、前記表示エリアに表示するRAW画像データをカラー表示または白黒表示のいずれかに変換して画像を表示する
    ことを特徴とする画像読み取り表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9307211B2 (en) 2012-06-13 2016-04-05 Fujifilm Corporation Image processing system, transmitting-side device and receiving-side device
CN113189865A (zh) * 2021-01-27 2021-07-30 上海电气智能康复医疗科技有限公司 基于动力学参数辨识的康复机器人控制方法、系统、设备及介质

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