JPH11215184A - ネットワークシステム、電話方法および電話制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、電話方法および電話制御プログラムを記録した媒体

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Publication number
JPH11215184A
JPH11215184A JP10009557A JP955798A JPH11215184A JP H11215184 A JPH11215184 A JP H11215184A JP 10009557 A JP10009557 A JP 10009557A JP 955798 A JP955798 A JP 955798A JP H11215184 A JPH11215184 A JP H11215184A
Authority
JP
Japan
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line
packet data
router
internal network
computer terminal
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Application number
JP10009557A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ozaki
浩 尾崎
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Melco Inc
Original Assignee
Melco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Melco Inc filed Critical Melco Inc
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログポートを備えていないルータを使用
している場合は電話回線として使用することができない
し、アナログポートを備えていたとしても各コンピュー
タ端末に対して専用の電話回線を配線しなければならな
かった。 【解決手段】 外部公衆ディジタル電話回線10に対し
て内部ネットワーク回線20を接続可能なルータ30が
備えられている場合に、コンピュータ端末40にマイク
47aとスピーカ47bからなる音声入力機器や、サウ
ンドボード47が備えられていれば、ルータ30にて音
声パケットデータの変換を行いつつ、コンピュータ端末
40にて音声入出力と音声パケットデータの送受信を行
うようにするだけで、ネットワーク接続されたいずれの
コンピュータ端末40からも容易に外線の電話加入者と
電話接続することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム、電話方法および電話制御プログラムを記録した媒
体に関し、特に、ルータを介して内部ネットワーク回線
を外部ディジタル公衆回線に対して接続可能なネットワ
ークシステム、電話方法および電話制御プログラムを記
録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、本社のLAN回線と支社のL
AN回線を接続するような場合にルータを使用して外部
の公衆電話回線を利用している。近年ではこの公衆電話
回線としてディジタル回線が利用可能となり、ルータ自
身にアナログポートを備えることにより当該ディジタル
回線を使用して通常の電話としても利用できるようにし
たものも使用され始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような外部公衆デ
ィジタル電話回線は、少なくとも自分の側にアナログポ
ートがなければ通常の電話として使用することはできな
い。従って、ルータにアナログポートが備えられていな
い場合には、外部公衆ディジタル電話回線を有効に利用
できなかった。
【0004】また、アナログポートを備えているルータ
を使用していたとしても、このアナログポートを使用し
て電話をするためには電話回線をLANとは別に配線し
なければならず、煩わしい。ましてやLANに接続され
ている複数のコンピュータ端末と個別に対応して電話を
利用できるようにしようとすれば、配線だけでも極めて
煩雑となる。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、アナログポートを備えていないルータを使用し
ている場合でも外部公衆ディジタル電話回線を利用でき
るようにするとともに、各コンピュータ端末に対して別
個の配線を行うことなく電話を利用することが可能なネ
ットワークシステム、電話方法および電話制御プログラ
ムを記録した媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、内部ネットワーク回線に
て相互に接続されるコンピュータ端末と、上記内部ネッ
トワーク回線と外部公衆ディジタル電話回線との相互接
続を行うルータとを備えるネットワークシステムであっ
て、上記コンピュータ端末は、音声入出力機器と、この
音声入出力機器との間でアナログ信号とディジタル信号
とに相互に変換するサウンドボードと、上記内部ネット
ワーク回線を介して上記サウンドボードと上記ルータと
の間で音声パケットデータを送受させる音声パケットデ
ータ送受信手段とを具備し、上記ルータは、上記内部ネ
ットワーク回線における音声パケットデータと上記外部
公衆ディジタル電話回線における音声パケットデータと
の間で相互に変換するパケット変換手段を具備する構成
としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、その前提として、コンピュータ端末が内
部ネットワーク回線にて相互に接続されており、さらに
その内部ネットワーク回線と外部公衆ディジタル電話回
線とがルータを介して相互接続可能となっている。ここ
で、上記コンピュータ端末に備えた音声入出力機器とサ
ウンドボードとにより、同音声入出力機器から入力され
る音声のアナログ信号をディジタル信号に変換したり、
音声のディジタル信号をアナログ信号に変換して同音声
入出力機器に出力できる。そして、音声パケットデータ
送受信手段にて上記内部ネットワーク回線を介して上記
サウンドボードと上記ルータとの間で音声パケットデー
タを送受させるとともに、上記ルータは上記内部ネット
ワーク回線における音声パケットデータと上記外部公衆
ディジタル電話回線における音声パケットデータとの間
で相互に変換し、アナログポートと同様の作用を実現す
る。
【0008】ここにおいて、外部公衆ディジタル電話回
線は、ディジタル信号を媒介としつつ公衆電話回線に接
続可能なものであればよく、ISDN回線を代表としつ
つも、PHSディジタル電話回線であるとか、衛星電話
であるとか、CATVを利用した電話回線であるとか、
独自の光ファイバ通信網であるなど、各種のものを適用
可能である。
【0009】内部ネットワーク回線は、コンピュータ端
末同士が相互に接続可能なものであれば良く、通常のイ
ーサネットケーブルを介して相互に接続するものであっ
てもよいし、無線式であるとか赤外線方式であるなど、
接続媒体などは特に限られるものではない。また、ネッ
トワーク形態もサーバクライアントタイプのものでも良
いし、ピアツーピアのようなものでも良い。
【0010】コンピュータ端末は、一般的にこのような
ネットワークシステムに接続される一端末を意味してお
り、その名称によって特に限定しているものではない。
従って、ワードプロセッサが内部ネットワーク回線に接
続されるものであれば当然に含まれるし、小型携帯端末
が内部ネットワーク回線に接続されるものであればそれ
も当然に含まれる。また、プリンタなどが独立して内部
ネットワーク回線に接続されることも多いが、この場合
でもサウンドボードなどを備えることによって本コンピ
ュータ端末となりうる。
【0011】音声入力機器は、音声入力するためのマイ
クと、音声出力するためのスピーカとを指すが、ハンド
セットの形態であるものに限ることはなく、個別のもの
であっても良い。更に、実質的な意味でのスピーカを切
り替えてマイクとスピーカに使用するようにしても良
い。なお、通常の電話機を接続してこれとの音声信号の
入出力を利用するようにしても良い。
【0012】サウンドボードは、いわゆるA/Dコンバ
ータとD/Aコンバータとからなり、音声を取り扱うに
あたり、コンピュータ内部で処理可能なディジタルデー
タとコンピュータ外部で処理するアナログ信号との間で
相互に変換する。その際のサンプリングレートなどはプ
ログラマブルなものでも良いし、固定的なものであって
も構わない。むろん、単なるA/DコンバータやD/A
コンバータであっても良いし、DSPなどで実現するよ
うにしても良い。
【0013】音声パケットデータ送受信手段は、内部ネ
ットワーク回線を通過するパケットの仕様に対応してデ
ィジタルの音声データをパケットとして送出したり、パ
ケットで送られて来た音声データを取得するものであれ
ばよい。一般的にはLANアダプタが音声データである
か否かを問わずに内部ネットワーク回線を通過するパケ
ットの中から自端末宛のパケットを受信しつつそれに含
まれるデータを取得したり、その逆の動作を実現する
が、かかるLANアダプタを含めて上記サウンドボード
との間でのデータの授受などを制御して実現されること
になる。
【0014】ルータは、本来の機能として内部ネットワ
ーク回線外へのパケットの送出要求を受けた場合に外部
公衆ディジタル電話回線を介して外部のネットワーク回
線と接続し、同パケットを送出するとともに、逆に、外
部のネットワーク回線からの着信を受け、パケットを受
信して内部ネットワーク回線上へと出力するものであれ
ばよい。この場合、パケットの配信先に応じて適宜外部
公衆ディジタル電話回線から発信するが、この発信先は
登録しておいた所定のものであってもよいし、個別に発
信先を変更するようにしても良い。そして、個別に発信
先を変更する場合には最初に着信先を含めたパケットの
送受を行うようにすればよい。
【0015】この際、相手先は通常のアナログ電話であ
るとすれば、外部公衆ディジタル電話回線を介するアナ
ログ電話同士の通話となるが、少なくとも相手先では公
衆回線の交換機が音声パケットデータをアナログ信号に
変換する。一方、ルータの側ではパケット変換手段が内
部ネットワーク回線における音声パケットデータと外部
公衆ディジタル電話回線における音声パケットデータと
の間で相互に変換する。
【0016】このパケット変換手段の具体的な一例とし
て、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のネット
ワークシステムにおいて、上記パケット変換手段は、上
記内部ネットワーク回線における音声パケットデータと
上記外部公衆ディジタル電話回線における音声パケット
データとの間で相互に変換するにあたり、各パケットの
ヘッダ部分を変換する構成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、外部公衆ディジタル電話回線を介するア
ナログ電話同士の通話の場合に採用される音声パケット
データがそのまま内部ネットワーク回線において採用可
能であるとは限らない。ここで、パケットの性質上、デ
ータフォーマットは共通であるものの、ヘッダに含まれ
る届け先だけが異なることが多い。従って、パケット変
換手段は、このヘッダ部分を変換する。
【0018】また、通信速度を考慮すれば、必ずしも内
部ネットワーク回線において十分な通信容量が確保され
るとは限らない。このため、請求項3にかかる発明は、
請求項1または請求項2のいずれかに記載のネットワー
クシステムにおいて、上記パケット変換手段は、上記外
部公衆ディジタル電話回線から上記内部ネットワーク回
線へ音声パケットデータを変換する際にデータ圧縮を行
うとともに、上記内部ネットワーク回線から上記外部公
衆ディジタル電話回線へ音声パケットデータを変換する
際にデータ伸張を行うとともに、上記音声パケットデー
タ送受信手段は、圧縮状態のフォーマットの音声パケッ
トデータを送受信する構成としてある。
【0019】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、外部公衆ディジタル電話回線での音声パ
ケットデータの転送速度の方が内部ネットワーク回線で
の音声パケットデータの転送速度よりも大きいものと想
定しており、上記外部公衆ディジタル電話回線から上記
内部ネットワーク回線へ音声パケットデータを変換する
際にパケット変換手段はデータ圧縮を行う。これによ
り、内部ネットワーク回線でのデータ容量が減少する。
また、上記内部ネットワーク回線から上記外部公衆ディ
ジタル電話回線へ音声パケットデータを変換する際にパ
ケット変換手段はデータ伸張を行うことにより、外部公
衆ディジタル電話回線での音声パケットデータの転送に
追従させる。なお、コンピュータ端末の側においては、
圧縮状態のフォーマットの音声パケットデータを前提と
して上記音声パケットデータ送受信手段は送受信する。
【0020】この場合におけるデータの圧縮や伸張の手
法は各種のものを採用可能であるが、サンプリングレー
トを下げるなどの容易な手法であっても構わない。
【0021】以上のようにして内部ネットワーク回線に
接続されたコンピュータ端末で外部公衆ディジタル電話
回線に接続された電話と接続可能となるが、ここにいう
コンピュータ端末は、必ずしも上記ルータが直に接続さ
れた内部ネットワーク回線に接続されている必要もな
い。その一例として、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載のネットワークシステム
において、上記内部ネットワーク回線は、他の内部ネッ
トワーク回線との相互接続が可能であり、上記コンピュ
ータ端末は、当該他の内部ネットワーク回線に接続され
ている構成としてある。
【0022】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、上記内部ネットワーク回線自体が他の内
部ネットワーク回線との相互接続が可能であり、当該他
の内部ネットワーク回線に接続されているコンピュータ
端末が別のルートで当該内部ネットワークに接続され、
さらに上記ルータを介して電話との接続が実現される。
【0023】例えば、複数の内部ネットワーク回線同士
が別の専用線で接続されているような場合に通話先に最
も近い内部ネットワーク回線のルータから外部公衆ディ
ジタル電話回線へと接続する。
【0024】一方、着信する状況もあり得るが、この場
合に通常の電話から着信することを想定すれば内部ネッ
トワーク回線に接続されているどのコンピュータ端末に
対するものであるかを指定できないこともある。このた
め、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項4のい
ずれかに記載のネットワークシステムにおいて、上記ル
ータは、上記外部公衆ディジタル電話回線からの着信を
受けたときに所定のコンピュータ端末を代表として上記
音声パケットデータの送受信を行う構成としてある。
【0025】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、上記外部公衆ディジタル電話回線からの
着信を受けたときに上記ルータは所定のコンピュータ端
末を代表として上記音声パケットデータの送受信を行
う。むろん、着信を知らせるために同コンピュータ端末
のスピーカから呼出音を送出するように音声パケットを
送出することも有用であり、コンピュータ端末の側では
着信を受けるにあたって最初に承諾のパケットデータを
送出するようにしても良い。なお、音声パケットデータ
の送受信とは無縁の着信であればそのようなことは行わ
ないのは当然である。
【0026】また、このような代表的な着信以外も合わ
せて実現でき、その一例として、請求項6にかかる発明
は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のネットワー
クシステムにおいて、上記ルータは、上記外部公衆ディ
ジタル電話回線からの着信を受けたときに所定の複数の
コンピュータ端末に呼び出しをかける構成としてある。
【0027】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、上記外部公衆ディジタル電話回線からの
着信を受けたときに上記ルータは所定の複数のコンピュ
ータ端末に呼び出しをかける。この場合も、ルータから
は各コンピュータ端末に対して呼出音を表す音声パケッ
トデータを送信しても良いし、コンピュータ端末ごとに
各自で呼出音を発生するために制御パケットデータを送
出するようにしても良い。
【0028】代表としての着信であれば、本来の着信先
が別のコンピュータ端末であることもあり、そのような
場合に好適な一例として、請求項7にかかる発明は、請
求項1〜請求項6のいずれかに記載のネットワークシス
テムにおいて、上記ルータは、上記音声パケットデータ
の送受信先を一のコンピュータ端末から他のコンピュー
タ端末に変更可能に構成してある。
【0029】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、上記音声パケットデータの送受信先を一
のコンピュータ端末から他のコンピュータ端末に上記ル
ータが変更するだけで通話先は変更されることになる。
【0030】このようにアナログポートのないルータで
あっても音声パケットデータをコンピュータ端末との間
で送受して電話接続する手法は必ずしも実体のある装置
に限られることはなく、その方法としても有効であるこ
とは容易に理解できる。このため、請求項8にかかる発
明は、音声入出力機器とともにこの音声入出力機器との
間でアナログ信号とディジタル信号とに相互に変換する
サウンドボードを有するコンピュータ端末を内部ネット
ワーク回線にて相互に接続させるとともに、上記内部ネ
ットワーク回線にはルータを備えて外部公衆ディジタル
電話回線との相互接続を可能とし、上記コンピュータ端
末のサウンドボードと上記ルータとの間で上記内部ネッ
トワーク回線を介して音声パケットデータを送受させる
とともに、上記ルータにて上記内部ネットワーク回線に
おける音声パケットデータと上記外部公衆ディジタル電
話回線における音声パケットデータとの間で相互に変換
することにより、同外部公衆ディジタル電話回線を介し
て上記コンピュータ端末と電話接続可能に構成してあ
る。
【0031】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0032】また、かかる発明の思想としては各種の態
様を含むものであり、ソフトウェアであったりハードウ
ェアであったりするなど、適宜、変更可能である。発明
の思想の具現化例としてソフトウェアとなる場合には、
かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当
然に存在し、利用されるといわざるをえない。
【0033】その一例として、請求項9にかかる発明
は、音声入出力機器とともにこの音声入出力機器との間
でアナログ信号とディジタル信号とに相互に変換するサ
ウンドボードを有するコンピュータ端末を内部ネットワ
ーク回線にて相互に接続させるとともに、上記内部ネッ
トワーク回線にはルータを備えて外部公衆ディジタル電
話回線との相互接続を可能として外部との電話接続を行
う電話制御プログラムを記録した媒体であって、上記コ
ンピュータ端末の側では、上記サウンドボードと上記ル
ータとの間で上記内部ネットワーク回線を介して音声パ
ケットデータを送受させるステップを備え、上記ルータ
の側では、上記内部ネットワーク回線における音声パケ
ットデータと上記外部公衆ディジタル電話回線における
音声パケットデータとの間で相互に変換するステップを
備え、同外部公衆ディジタル電話回線を介して上記コン
ピュータ端末と電話接続可能に構成してある。
【0034】むろん、その記録媒体は、ROMなどに書
き込まれる半導体素子である他、磁気記録媒体であって
もよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発さ
れるいかなる記録媒体においても全く同様に考えること
ができる。また、一次複製品、二次複製品などの複製段
階については全く問う余地無く同等である。その他、供
給方法として通信回線を利用して行う場合でも本発明が
利用されていることには変わりないし、半導体チップに
書き込まれたようなものであっても同様である。
【0035】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ルータに
アナログポートが備えられていない場合であっても、各
コンピュータ端末から外部公衆ディジタル電話回線を介
して通常の電話に対して接続することが可能なネットワ
ークシステムを提供することができる。
【0037】また、請求項2にかかる発明によれば、パ
ケットにおけるヘッダの変換という比較的容易な手法で
実現できる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、
データの圧縮を行うことによって内部ネットワーク回線
上でのデータ転送容量を低減でき、途切れない通話が可
能となる。
【0038】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
複数の内部ネットワーク回線を接続できる場合に、最適
なルートで電話と接続することができる。さらに、請求
項5にかかる発明によれば、代表電話の機能を実現する
ことができる。
【0039】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
一斉呼び出しの機能を実現することができる。さらに、
請求項7にかかる発明によれば、転送の機能を実現する
ことができる。
【0040】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
同様の効果を奏する電話方法を提供することができ、請
求項9にかかる発明によれば、同様の効果を奏する電話
制御プログラムを記録した媒体を提供することができ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
るネットワークシステムをクレーム対応図により示して
おり、図2はより具体的な構成を概略ブロック図により
示している。
【0042】図において、外部公衆ディジタル電話回線
10はISDN回線であり、このISDN回線は一般の
アナログ公衆電話回線網と接続されており、ISDN回
線加入者とアナログ公衆電話回線加入者とは相互に通話
可能となっている。また、内部ネットワーク回線20は
LANで実現されており、当該内部ネットワーク回線2
0はルータ30を介して上記外部公衆ディジタル電話回
線10と接続可能となっている。
【0043】本実施形態においては、外部公衆ディジタ
ル電話回線10がISDN回線で実現されているが、P
HS電話網や衛星電話回線や光ファイバ通信網などであ
っても容易に実現できる。すなわち、ルータ30に対し
てディジタル回線としてデータを相互に入出力可能でき
るようなものであればよい。
【0044】この内部ネットワーク回線20が実現され
るLANは、各種のプロトコルを採用可能であり、汎用
的なTCP IPプロトコルであってもよいし、独自の
規格を採用するものであっても良い。また、図面上は物
理的なイーサネットケーブルを媒体として採用している
が、無線LANのように電波を媒体として接続するもの
であっても良いし、赤外線LANのように赤外線を媒体
として接続するものであっても良い。
【0045】さらに、内部ネットワーク回線20自体は
単独の独立したものである必要はなく、図3に示すよう
に、複数の内部ネットワーク回線20同士が相互に接続
されるような場合も含まれる。例えば、本社の内部ネッ
トワーク回線20と支社の内部ネットワーク回線20と
がルータ同士で専用線を介して接続されていたり、必要
に応じて発着信することによって相互に接続されるよう
な場合も、一つの内部ネットワーク回線20と同一視で
きる。
【0046】ルータ30は、内部ネットワーク回線20
と物理的に接続されるLANアダプタ回路31と、上記
外部公衆ディジタル電話回線10との接続を実現するI
NSインターフェイス32と、上記LANアダプタ回路
31と上記INSインターフェイス32との間でパケッ
トデータの交換を実現するMIT回路33とを有してお
り、このパケットデータの交換などを制御するためのC
PU34やROM35およびRAM36を備えている。
【0047】このROM35にはCPU34が実施する
ファームウェアのプログラムやデータ変換の対応表など
が書き込まれており、RAM36はCPU34がワーク
エリアとして使用するほか、一部は不揮発性領域となっ
ていて各種の設定を書き込んだまま記憶しておくことが
できるようになっている。
【0048】本ルータ30は、基本的な機能として、内
部ネットワーク回線20から外部公衆ディジタル電話回
線10へとパケットデータを送出する処理と、逆に外部
公衆ディジタル電話回線10から内部ネットワーク回線
20へとパケットデータを入力する処理とを行う。内部
ネットワーク回線20外へ向けたパケットデータがある
場合は、外部公衆ディジタル電話回線10を介して送り
先である内部ネットワーク回線20に対して回線を接続
させ、同パケットデータを送出する。また、同様に外部
の内部ネットワーク回線20から外部公衆ディジタル電
話回線10を介して着信があった場合には、同外部公衆
ディジタル電話回線10を介して同パケットデータを入
力し、内部ネットワーク回線20へ送出する。むろん、
これ以外にも専用線を介して常時接続するなどの機能を
備えるように構成しても構わない。
【0049】本実施形態においては、ルータ30は通常
のパケットデータの変換とともに、図4に示すようにI
SDN回線で使用されている音声パケットデータをLA
N回線で使用される音声パケットデータとの間での相互
変換も行っている。ISDN回線においては、CCIT
Tが勧告するG.711プロトコルでボイスデータを電
送するものとして規定されており、ボイスデータ自体は
μLaw8kHz8bitのサンプリングデータであ
る。そして、かかるボイスデータである音声パケットデ
ータのヘッダ1とフッタ1を、当該内部ネットワーク回
線20で採用しているプロトコルに準拠したヘッダ2と
フッタ2とに置き換えたり、その逆の変換を行う。
【0050】このヘッダやフッタの変換において最も大
きな変化は宛先に関する情報であり、CCITT勧告の
G.711プロトコルでは内部ネットワーク回線20に
おける個別の宛先を含むものではないので、ルータ30
は内部に入ってくる音声パケットデータに対しては後述
するように所定の宛先を付す作業を行うし、外部に出て
いく音声パケットデータに対してはCCITT勧告の
G.711プロトコルに基づいた接続中の相手先を表す
宛先に変更することになる。
【0051】従って、かかる変換を実現するMIT回路
33やCPU34やROM35やRAM36などのハー
ドウェアとそれを実現するソフトウェアなどがパケット
変換手段を実現しているといえる。
【0052】本実施形態においては、CCITT勧告の
G.711プロトコルに基づくヘッダやフッタの変換を
実施することになるが、かかる音声パケットデータの変
換作業はプロトコルに応じて適宜変化することはいうま
でもなく、ボイスデータの変換作業が伴うものであって
も構わない。例えば、上述したとおり、本実施形態で採
用しているボイスデータは、μLaw8kHz8bit
のサンプリングデータである。しかしながら、内部ネッ
トワーク回線20の混み具合などによってはこのサンプ
リングレートで途切れなく会話を続けることができない
場合もありえる。このような場合にはサンプリングレー
トを下げるとか、4ビットにして音質を下げるといった
ことが有効である。従って、ルータ30と各コンピュー
タ端末40との間では4ビットのボイスデータを送受
し、ルータ30が8ビットと4ビットのボイスデータを
相互に変換するようにすればよい。この他、ヘッダやフ
ッタについての変換にこだわる必要もない。なお、CP
U34は電話接続にあたっての各種の制御も実行する
が、これについては後述する。
【0053】かかる音声パケットデータは内部ネットワ
ーク回線20に接続された個別のコンピュータ端末40
との間で送受信される。コンピュータ端末40はLAN
アダプタ41を介して内部ネットワーク回線20に接続
されており、同LANアダプタ41は同コンピュータ端
末40内のバス42に接続されている。バス42にはC
PU43やROM44やRAM45や補助記憶装置46
が接続されているとともに、サウンドボード47も接続
されている。サウンドボード47はマイク47aやスピ
ーカ47bが接続されており、マイク47aを通じて音
声信号を入力し、A/D変換してバス42に出力した
り、バス42を介してディジタルの音声信号を入力し、
D/A変換してスピーカ47bから送出する。むろん、
音声入力や音声出力はCPU43による制御に従って実
行される。なお、これらのマイク47aやスピーカ47
bが音声入出力機器を構成するが、電話機能を実現する
上でより使いやすいハンドセット47cを備えるもので
あっても良いし、あるいは無線装置のハンドマイクのよ
うな音声入力と音声出力とを切り替える方式のものであ
っても構わない。
【0054】CPU43は後述する制御に基づいて上述
した音声パケットデータをルータ30と送受し、終局的
には上記外部公衆ディジタル電話回線10の加入者との
間で電話通話を可能とさせる。その具体的手段として、
CPU43はLANアダプタ41を介して自己のコンピ
ュータ端末40宛に送信されてきた音声パケットデータ
のボイスデータ部分を取得して上記サウンドボード47
を介してスピーカ47bから発音させるし、マイク47
aを介して入力される音声信号をサウンドボード47に
よってディジタルデータに変換させるとともに得られた
ディジタルデータをボイスデータとしてLANアダプタ
41から音声パケットデータとして送出させる。
【0055】このようにして音声パケットデータをサウ
ンドボード47とルータ30との間で送受せしめるLA
Nアダプタ41やCPU43とともに所定のプログラム
を記憶するROM44やRAM45などによって音声パ
ケットデータ送受信手段を実現していると言える。な
お、このROM44やROM35などが所定のプログラ
ムを記録した媒体を実現している。
【0056】上述したルータ30内におけるCPU34
やコンピュータ端末40内におけるCPU43は、電話
回線の形成にあたって相互に制御しているが、以下、フ
ローチャートを参照しながら、かかる制御の実体につい
て説明する。
【0057】まず、コンピュータ端末40から外線に発
信したい場合の処理について説明する。このときのコン
ピュータ端末40における処理を図5のフローチャート
により示しており、ルータ30における処理を図6のフ
ローチャートにより示している。
【0058】コンピュータ端末では、ステップS100
にて発信のための操作がされたか否かを判断しており、
図示しない発信用のプログラムを起動して着信先の電話
番号などを入力する処理を実行すると、当該ステップS
100にて発信操作有りと判断する。続いて、ステップ
S105ではこの着信先の電話番号とともにルータ30
に対して外線接続要求を送出する。一方、ルータ30で
はステップS150にてこの外線接続要求が送出された
か否かを判断しており、外線接続要求があると判断する
と、ステップS155にて回線を接続する処理を行う。
【0059】図7は、ISDN回線におけるの回線接続
処理のシーケンスを示している。コンピュータ端末40
(PC)からルータ30に発信要求が伝えられると(S
Q1)、ルータ30はISDN回線網のDチャンネルを
使用して回線接続を要求し(SQ2)、ISDN回線網
はその要求を受けてDチャンネルにてBチャンネルの使
用手続を通知し(SQ3)、ルータ30はBチャンネル
にてISDN回線網と同期接続を開始し(SQ4)、こ
れにISDN回線網が応じると(SQ5)、ルータ30
はコンピュータ端末40に対して回線接続を通知する
(SQ6)ことになる。
【0060】この外線接続要求としては、予め所定のネ
ットワークIPを外線電話発信用に決めておくととも
に、ヘッダのリザーブエリアに電話番号をセットしてコ
ンピュータ端末40が送出すると、ルータ30は同ネッ
トワークIPをチェックして外線発信であると判断して
取得し、取得した時点で電話回線が接続されていなけれ
ば発信する処理を行うし、既に電話回線が接続されてい
れば後述するようにパケットデータの変換を行うことに
なる。
【0061】ルータ30は回線接続処理を実施した後、
ステップS160にて着信したか否か判断し、着信して
いなければステップS165にて中止したか判断して、
再びステップS160の判断へと戻る。この中止という
のはコンピュータ端末40の側で行うものであり、コン
ピュータ端末40の側では外線接続要求を送出した後、
ステップS110にてルータ30からの着信通知を待っ
ており、通知を待ちながらその間にステップS115に
て中止操作を行えるようになっている。この中止操作は
いわゆるフッキングを意味しており、相手が呼び出しに
出ない場合や会話を終えたときにフッキングして中止す
ることになる。
【0062】ルータ30の側では、フッキングに対応す
る中止操作の前に着信があればステップS170にてコ
ンピュータ端末40に着信を通知するし、コンピュータ
端末40の側では着信の通知を受けて音声パケットデー
タの送受を開始する。すなわち、外部公衆ディジタル電
話回線10の加入者側が話した音声は、外部公衆ディジ
タル電話回線10の電話交換機に入力される時点などで
A/D変換されて音声パケットデータに変換されてルー
タ30に送られ、ルータ30は上述したようにヘッダと
フッタを変換して内部ネットワーク回線20を介してコ
ンピュータ端末40に送出する。むろん、このときにヘ
ッダにはコンピュータ端末40を表すネットワークIP
が含められている。そして、この音声パケットデータは
コンピュータ端末40のLANアダプタ41を介してボ
イスデータだけが取り出され、CPU43による制御の
もとでサウンドボード47に出力され、同サウンドボー
ド47はD/A変換してスピーカ47bから発生させ
る。
【0063】逆に、コンピュータ端末40の操作者が話
した音声はマイク47aを介してサウンドボード47が
A/D変換し、CPU43による制御のもとでLANア
ダプタ41が上記ネットワークIPを含んだ音声パケッ
トデータとして内部ネットワーク回線20に出力する。
この音声パケットデータはルータ30にて取得され、当
該ルータ30はヘッダとフッタをCCITT勧告G.7
11プロトコルに対応して変換し、送出する。
【0064】この間、コンピュータ端末40の側ではい
つでもフッキング操作が可能であり、ステップS125
にて中止操作をしない限りステップS120にてパケッ
トの送受信を継続するし、ルータ30の側ではステップ
S180にて中止されていないと判断する限りステップ
S175のパケット変換を継続する。
【0065】そして、コンピュータ端末40の側の操作
者は、会話を終了したときや、上述したように呼び出し
に反応がないと判断したときにフッキングする操作を実
行すると、ステップS130にて中止要求を送出して一
連の発信処理を終了し、ルータ30の側では中止を受け
てステップS185にて回線切断処理を実施し、一連の
外線発信処理を中止する。
【0066】一方、外線から着信があった場合の処理に
ついては、ルータ30における処理を図8のフローチャ
ートにより示しており、コンピュータ端末40における
処理を図9のフローチャートにより示している。
【0067】ルータ30においては、ステップS200
にて音声用の着信があったか否かを判断する。そして、
音声用の着信があった場合にはステップS205にて代
表登録があるか否かを判断する。通常のアナログ電話回
線から着信する場合には、内部ネットワーク回線20に
おける個々のコンピュータ端末40を直に指示できない
ことが多いと考えられるので、着信時にはどのコンピュ
ータ端末40を呼び出すかを予め決めておき、これを着
信用の代表として登録可能となっている。ただし、代表
登録しないことも可能であり、その場合には一斉通知を
行うようにしている。この場合、代表登録として複数の
コンピュータ端末40を登録しておけば、一斉通知では
ないものの、複数台のコンピュータ端末40で呼出音を
発生させることができる。従って、ステップS205で
は代表登録がされているか否かを判断し、代表登録され
ていればステップS210にて呼出音の送出先に代表登
録されている端末を指定するし、代表登録されていない
場合にはステップS215にて呼出音の送出先に全体の
端末を指定する。このように呼出音の送出先を指定した
ら、ルータ30はステップS220にて呼出音をボイス
データとして含む音声パケットデータを生成し、指定さ
れている送出先に送出する。
【0068】一方、コンピュータ端末40の側では呼出
音をボイスデータとして含む音声パケットデータが配信
されてくると、LANアダプタ41が同ボイスデータを
取り出し、CPU43による制御のもとでサウンドボー
ド47がD/A変換し、スピーカ47bから発生させ
る。また、このように呼出音があったことにより、ステ
ップS255へと進み、応答操作がされたか否かを判断
し、応答がなければステップS260にて呼出音が中断
するか否かを判断する。従って、呼出音が続く限りは応
答操作をチェックするループを実行する。
【0069】ルータ30は呼出音を発生させる音声パケ
ットデータを送出しながら、ステップS225にてコン
ピュータ端末40から応答があるか否かを判断するとと
もに、ステップS230では着信自体が中止されていな
いか判断している。コンピュータ端末40の側では図示
しない応答プログラムを実行して応答操作を行うことが
できるが、これは電話を取る操作に該当する。そして、
電話を取る操作を行えばステップS255にて応答操作
を実行したものと判断し、ステップS265にて応答を
送出するので、ルータ30の側ではステップS225に
て応答があったと判断する。
【0070】この後、ルータ30の側ではステップS2
35,S240にて先程と同様のパケット変換を行いな
がら中止があるか否かを判断し、コンピュータ端末40
の側ではステップS270,S275にてパケットの送
受信を継続しつつ中止操作が行われたか否かを判断して
いる。 そして、コンピュータ端末40の側の操作者が
会話を終了してフッキングする操作を実行すると、ステ
ップS280にて中止要求を送出して一連の着信処理を
終了し、ルータ30の側では中止を受けてステップS2
45にて回線切断処理を実施し、一連の外線着信処理を
中止する。
【0071】ところで、これまでは、一旦、通話が開始
すると、そのまま同じコンピュータ端末40を利用した
まま会話を終了させる例を示してきたが、図10および
図11に示すフローチャートには通話先を変更する転送
処理を示している。
【0072】転送要求処理では、コンピュータ端末40
の側に用意されている図示しない転送プログラムを実行
させることによって行う。この操作は発信操作や応答操
作をしたときから転送機能ボタンが画面に表示されるよ
うにして実現されており、転送メニューの中で転送させ
たいコンピュータ端末40を指定すると、ステップS3
00の判断を経てステップS305にて転送先のコンピ
ュータ端末40の情報を含む転送要求のパケットデータ
をルータ30に送出する。このときも所定のネットワー
クIPに対するパケットデータとして送出され、ルータ
30が同ネットワークIPを監視することによって転送
要求のパケットデータを取得することになる。
【0073】ルータ30では、ステップS350にてこ
の転送要求があるか否かを監視しており、上述したよう
な転送要求を取得するとステップS355では転送先の
コンピュータ端末40に対して呼出音をボイスデータと
して含む音声パケットデータを送出する。転送処理に対
するコンピュータ端末40の処理は上述した着信処理と
全く同一である。すなわち、呼出音を含む音声パケット
データを取得することになるので、サウンドボード47
はスピーカ47bを使用して呼出音を発生させ、ステッ
プS255にて応答操作がされるのを待機する。なお、
ルータ30は転送先に呼出音を発生させるのと並行して
転送元にはステップS360にて待機音をボイスデータ
として含む音声パケットデータを送出しており、転送元
のコンピュータ端末40では転送処理中であることを示
す待機音が発生される。
【0074】呼び出し先のコンピュータ端末40が応答
すれば、ステップS265にて応答の通知を送出するの
で、ルータ30はステップS365にて応答有りと判断
し、ステップS375にて転送元のコンピュータ端末4
0に対して転送完了を通知するとともに、ステップS3
80にて今後のパケットの送受信先を変更して本転送処
理を終了する。そして、以降は新たに応答したコンピュ
ータ端末40と外部公衆ディジタル電話回線10に接続
されている加入者との間で通話が行われる。
【0075】一方、転送元のコンピュータ端末40では
転送先のコンピュータ端末40から応答があるまで待機
音が発生されることになる。そして、応答があれば転送
完了通知が届くのでステップS310にて転送完了と判
断して本転送要求処理を終了するが、転送完了通知が来
ない間は待機音が続く。もし、待機音が続く場合は転送
先のコンピュータ端末40の操作者が不在であると考え
られるので中止操作しなければならないこともあり得
る。そして、中止操作をすると、ステップS315にて
これを検知し、ステップS320にて中止要求を送出す
る。この場合、ルータ30においてはステップS370
にて中止と判断し、パケットの送受信先を変更すること
なく転送処理を終了する。従って、引き続き、転送元の
コンピュータ端末40と電話の加入者とが通話を続ける
ことになる。
【0076】このように、外部公衆ディジタル電話回線
10に対して内部ネットワーク回線20を接続可能なル
ータ30が備えられている場合に、コンピュータ端末4
0にマイク47aとスピーカ47bからなる音声入力機
器や、サウンドボード47が備えられていれば、ルータ
30にて音声パケットデータの変換を行いつつ、コンピ
ュータ端末40にて音声入出力と音声パケットデータの
送受信を行うようにするだけで、ネットワーク接続され
たいずれのコンピュータ端末40からも容易に外線の電
話加入者と電話接続することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるネットワークシス
テムのクレーム対応図である。
【図2】ネットワークシステムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】内部ネットワーク回線の変形例を示す図であ
る。
【図4】音声パケットデータの変換を示す図である。
【図5】コンピュータ端末における発信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】ルータにおける外線発信処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】ISDN回線における発信処理のシーケンスを
示す図である。
【図8】ルータにおける外線着信処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】コンピュータ端末における着信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】コンピュータ端末における発信処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】ルータにおける外線発信処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10…外部公衆ディジタル電話回線 20…内部ネットワーク回線 30…ルータ 31…LANアダプタ回路 32…INSインターフェイス 33…MIT回路 34…CPU 35…ROM 36…RAM 40…コンピュータ端末 41…LANアダプタ 42…バス 43…CPU 44…ROM 45…RAM 46…補助記憶装置 47…サウンドボード 47a…マイク 47b…スピーカ 47c…ハンドセット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部ネットワーク回線にて相互に接続さ
    れるコンピュータ端末と、上記内部ネットワーク回線と
    外部公衆ディジタル電話回線との相互接続を行うルータ
    とを備えるネットワークシステムであって、 上記コンピュータ端末は、 音声入出力機器と、 この音声入出力機器との間でアナログ信号とディジタル
    信号とに相互に変換するサウンドボードと、 上記内部ネットワーク回線を介して上記サウンドボード
    と上記ルータとの間で音声パケットデータを送受させる
    音声パケットデータ送受信手段とを具備し、 上記ルータは、上記内部ネットワーク回線における音声
    パケットデータと上記外部公衆ディジタル電話回線にお
    ける音声パケットデータとの間で相互に変換するパケッ
    ト変換手段を具備することを特徴とするネットワークシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のネットワークシス
    テムにおいて、上記パケット変換手段は、上記内部ネッ
    トワーク回線における音声パケットデータと上記外部公
    衆ディジタル電話回線における音声パケットデータとの
    間で相互に変換するにあたり、各パケットのヘッダ部分
    を変換することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のネットワークシステムにおいて、 上記パケット変換手段は、 上記外部公衆ディジタル電話回線から上記内部ネットワ
    ーク回線へ音声パケットデータを変換する際にデータ圧
    縮を行うとともに、上記内部ネットワーク回線から上記
    外部公衆ディジタル電話回線へ音声パケットデータを変
    換する際にデータ伸張を行うとともに、 上記音声パケットデータ送受信手段は、 圧縮状態のフォーマットの音声パケットデータを送受信
    することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のネットワークシステムにおいて、 上記内部ネットワーク回線は、他の内部ネットワーク回
    線との相互接続が可能であり、上記コンピュータ端末
    は、当該他の内部ネットワーク回線に接続されているこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のネットワークシステムにおいて、上記ルータは、上
    記外部公衆ディジタル電話回線からの着信を受けたとき
    に所定のコンピュータ端末を代表として上記音声パケッ
    トデータの送受信を行うことを特徴とするネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のネットワークシステムにおいて、 上記ルータは、上記外部公衆ディジタル電話回線からの
    着信を受けたときに所定の複数のコンピュータ端末に呼
    び出しをかけることを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のネットワークシステムにおいて、上記ルータは、上
    記音声パケットデータの送受信先を一のコンピュータ端
    末から他のコンピュータ端末に変更可能としたことを特
    徴とするネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 音声入出力機器とともにこの音声入出力
    機器との間でアナログ信号とディジタル信号とに相互に
    変換するサウンドボードを有するコンピュータ端末を内
    部ネットワーク回線にて相互に接続させるとともに、上
    記内部ネットワーク回線にはルータを備えて外部公衆デ
    ィジタル電話回線との相互接続を可能とし、上記コンピ
    ュータ端末のサウンドボードと上記ルータとの間で上記
    内部ネットワーク回線を介して音声パケットデータを送
    受させるとともに、上記ルータにて上記内部ネットワー
    ク回線における音声パケットデータと上記外部公衆ディ
    ジタル電話回線における音声パケットデータとの間で相
    互に変換することにより、同外部公衆ディジタル電話回
    線を介して上記コンピュータ端末と電話接続可能とした
    ことを特徴とする電話方法。
  9. 【請求項9】 音声入出力機器とともにこの音声入出力
    機器との間でアナログ信号とディジタル信号とに相互に
    変換するサウンドボードを有するコンピュータ端末を内
    部ネットワーク回線にて相互に接続させるとともに、上
    記内部ネットワーク回線にはルータを備えて外部公衆デ
    ィジタル電話回線との相互接続を可能として外部との電
    話接続を行う電話制御プログラムを記録した媒体であっ
    て、 上記コンピュータ端末の側では、上記サウンドボードと
    上記ルータとの間で上記内部ネットワーク回線を介して
    音声パケットデータを送受させるステップを備え、 上記ルータの側では、上記内部ネットワーク回線におけ
    る音声パケットデータと上記外部公衆ディジタル電話回
    線における音声パケットデータとの間で相互に変換する
    ステップを備え、 同外部公衆ディジタル電話回線を介して上記コンピュー
    タ端末と電話接続可能としたことを特徴とする電話制御
    プログラムを記録した媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002529007A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ベリゾン ラボラトリーズ インコーポレイテッド コンピュータ網を介するマルチ・ライン出現テレフォニ
WO2003075150A1 (en) * 2002-03-04 2003-09-12 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) An arrangement and a method for handling an audio signal

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