JPH11215144A - 時刻情報をもつディジタルデータの再現装置 - Google Patents

時刻情報をもつディジタルデータの再現装置

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JPH11215144A
JPH11215144A JP10014122A JP1412298A JPH11215144A JP H11215144 A JPH11215144 A JP H11215144A JP 10014122 A JP10014122 A JP 10014122A JP 1412298 A JP1412298 A JP 1412298A JP H11215144 A JPH11215144 A JP H11215144A
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JP
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time
data
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holding
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JP10014122A
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Tomohide Okumura
友秀 奥村
Keiichi Shirasuga
恵一 白須賀
Masami Hayashi
正己 林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去の時刻情報をそのまま使用すると、遅延
時間の著しい増大やロストパケットの発生等、正しくM
PEGトリーム再現できない場合がある。 【解決手段】 IEEE1394で伝送されてきたパケ
ットからMPEGデータとソースパケットヘッダに含ま
れる時刻情報を分離抽出し、それぞれバッファに入れて
おく。計時回路を設け、伝送されてきた最初の時刻情報
で、この計時回路の時刻を合わせ過去の時刻を作り出
す。各時刻情報と、この計時回路から出力される過去の
時刻にオフセット時間を加味した時刻が一致したとき
に、MPEGデータを保持しているバッファからデータ
を取り出すことで、そのMPEGデータが記録されたと
きの状態に正しく再現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG2トラン
スポートストリーム(以下、MPEG−TSPと表記す
る)を、IEEE1394のような伝送帯域の保証や伝
送時刻情報の付加がなされるシリアルバスにより伝送す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394シリアルバスによりM
PEG−TSPを伝送する方式としてIEC61883
がある。図9は従来の時刻情報をもつディジタルデータ
の再現装置の動作を表すタイムチャートである。図9
(A)の伝送される188バイトのMPEG−TSP
に、同図(B)に示すソースパケットヘッダー(以下、
SPHと表記する)と呼ばれる受信先でのMPEG−T
SP再現時刻情報を有する4バイトのヘッダー情報が付
加され192バイトのソースパケットとなる。次に、こ
の192バイトのソースパケットは24バイトの8つの
データブロックに分割される。1つのデータブロックま
たは複数個連結したデータブロックに対してソースパケ
ット中のどのデータブロックが含まれているかを示すコ
モンアイソクロナスパケットヘッダー(以下、CIPヘ
ッダーと表記する)を付加した図9(C)に示したコモ
ンアイソクロナスパケットが生成される。このコモンア
イソクロナスパケット(以下、CIPと表記する)をペ
イロードとするIEEE1394のアイソクロナス転送
により受信側の機器に転送される。転送は図9(D)に
示したようにIEEE1394に準拠し125μsec
毎にアイソクロナスパケットヘッダーを付加して実行さ
れる。
【0003】受信側では、アイソクロナス転送により送
られてきたアイソクロナスパケットからペイロードであ
るCIPを抜き出す(図9(E))。次に図9(F)に
示すように、CIPヘッダーを解析し、そのペイロード
のデータが何番目のデータブロックであるのかを判断
し、8分割されていたソースパケットを構築する。各ソ
ースパケットに含まれるMPEG−TSPはSPHに含
まれている時刻情報と現在のIEEE1394シリアル
バス上の時刻が一致したときに、後続のMPEG処理回
路等に送られる(図9(G))。
【0004】送信側機器でのスムージング処理などに要
する時間、IEEE1394で転送する際に発生するジ
ッタ、受信側でのパケット処理等の時間をオフセット時
間として、SPHには送信側の機器がMPEG−TSP
を受取った時刻に前記オフセット時間を加算した時刻が
MPEG−TSP再現時刻として記述されている。
【0005】上記動作により、送信側機器に入力される
MPEG−TSPは受信側機器でオフセット時間の遅延
があるだけで、各パケット間の時間間隔が再現されるこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た通信システムにおいて、テープやディスク、或いはメ
モリなどの記録媒体を有した情報蓄積装置がIEEE1
394のアイソクロナス転送で送信されてきたデータを
記録した後、別の時刻で再生を行いアイソクロナス転送
で他の機器にデータを送信した場合について図を用いて
説明する。図10は蓄積機器等によりタイムシフトが生
じた場合の従来の時刻情報をもつディジタルデータの再
現装置の動作を表す図である。図において、1はIEE
E1394のアイソクロナス転送によりMPEG−TS
Pを送出するMPEG信号源装置、2はMPEG−TS
Pデータ、3はIEEE1394インターフェース回
路、4はIEEE1394バスに接続された情報蓄積装
置、5はIEEE1394バスに接続されたMPEG再
生装置である。
【0007】図10の(A)、(B)、(C)、(D)
はMPEG信号源装置によりMPEG−TSPがIEE
E1394により伝送され、その信号が情報蓄積装置4
により記録され、また記録の後、情報蓄積装置4が記録
した信号を再生しその再生信号をIEEE1394によ
り伝送し、MPEG再生装置5が情報蓄積装置4の再生
信号を受信している状況を示しており、説明の簡略化の
ために1つのMPEG−TSPが1つのCIPで伝送さ
れる場合、すなわち8個のデータブロックが連結されて
いる場合としている。(A)は、MPEG信号源装置1
のMPEG−TSPデータ2が送出された時点でSPH
が付加されたものである。SPHに含まれるSPH時刻
(tSPH0、tSPH1、tSPH2、…)はMPE
G−TSPデータ送出時刻(t0、t1、t2、…)に
offsetを加算した時刻である。図10(B)は、
MPEG信号源装置1から情報蓄積装置4に伝送される
同図(A)のソースパケットをペイロードとするIEE
E1394パケットを示している。情報蓄積装置4は受
信したパケットのペイロードのソースパケットを記録し
た後、図10(C)に示した時刻に再生を行いIEEE
1394パケットを送出している。MPEG再生装置5
は図10(C)のパケットを受信しMPEG−TSPの
再構築を試みるが、SPHに含まれているSPH時刻は
本来同図(D)の破線で示した時刻に再構築すること示
しており、受信した時点でSPH時刻は既に過去となっ
ているため、ロストパケットとして捨て去ってしまう。
【0008】IEEE1394によるMPEG−TSP
伝送の時刻に関してより厳密に説明すると、1/245
76000秒を基準に1秒間で初期状態にもどる25ビ
ットで表現している。従って、受信パケットをバッファ
等に一時記憶させておけば、受信時点でSPH時刻が過
去であってもやがては処理可能な時刻にはなるが、その
ためには1秒間+offsetの時間だけ伝送されてく
るパケットを保持しておく多大なメモリが必要となる。
【0009】このように、テープやディスク、或いはメ
モリなどの記録媒体を有した情報蓄積装置がIEEE1
394のアイソクロナス転送で送信されてきたデータを
記録した後、別の時刻で再生を行いアイソクロナス転送
で他の機器にデータを送信した場合、SPHに記録され
ている時刻情報は既に過去のもので処理できずMPEG
−TSPを再現できないという問題点や、バッファ等を
追加してMPEG−TSPを再現するには多大なメモリ
を要するという問題点がある。
【0010】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、記録・再生の処理によりSPHの
時刻情報が過去のものとなっている場合においても、多
大なメモリを使用することなく、正しくMPEG−TS
Pを再現できる時刻情報をもつディジタルデータの再現
装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る時刻情報を
もつディジタルデータの再現装置は、ディジタルデータ
がパケット分割され、該パケットのヘッダーに分割情報
と時刻情報が含まれた伝送方式により伝送されたパケッ
トデータを受信し、もとのディジタルデータを再現する
装置において、受信パケットから時刻情報とデータを分
離抽出する分離抽出手段と、データを一時保持するため
のデータバッファ手段と、時刻情報を保持する時刻情報
バッファ手段と、時刻を計時する時刻計時手段と、2つ
の時刻一致、不一致を判断する時刻判別手段と、前記デ
ータバッファ手段からデータを取り出すデータ読み出し
手段と、固定時間データを保持するための時間データ保
持手段と、演算手段を備え、受信した最初の時刻情報で
前記時刻計時手段の時刻合わせを行い、該時刻計時手段
から得られる時刻から時間データ保持手段に保持されて
いる時間だけ演算手段により減じた時刻と、前記時刻情
報バッファ手段に保持されている受信した時刻情報との
比較を時刻判別手段により行い、一致が確認されたとき
に前記データ読み出し手段により前記データバッファ手
段からデータを取り出すようにしたものである。
【0012】また、ディジタルデータがパケット分割さ
れ、該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含ま
れた伝送方式により伝送されたパケットデータを受信
し、もとのディジタルデータを再現する装置において、
受信パケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離
抽出手段と、データを一時保持するためのデータバッフ
ァ手段と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段
と、時刻を計時する時刻計時手段と、2つの時刻一致、
不一致を判断する時刻判別手段と、前記データバッファ
手段からデータを取り出すデータ読み出し手段と、固定
時間データを保持するための時間データ保持手段と、演
算手段を備え、受信した最初の時刻情報と前記時間デー
タ保持手段に保持されている時間だけ演算手段により減
じた時刻で前記時刻計時手段の時刻合わせを行い、該時
刻計時手段から得られる時刻と、前記時刻情報バッファ
手段に保持されている受信した時刻情報との比較を時刻
判別手段により行い、一致が確認されたときに前記デー
タ読み出し手段により前記データバッファ手段からデー
タを取り出すようにしたものである。
【0013】また、ディジタルデータがパケット分割さ
れ、該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含ま
れた伝送方式により伝送されたパケットデータを受信
し、もとのディジタルデータを再現する装置において、
受信パケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離
抽出手段と、データを一時保持するためのデータバッフ
ァ手段と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段
と、一つの時刻情報を保持する時刻情報保持手段と、時
間を計時する時間計時手段と、前記データバッファ手段
からデータを取り出すデータ読み出し手段と、固定時間
データを保持するための時間データ保持手段と、演算手
段を備え、前記時刻情報バッファ手段から順次使用する
時刻情報を前記時刻情報保持手段で順次保持させ前回使
用した時刻情報を該時刻情報保持手段から得られるよう
にし、演算手段により現在使用する時刻情報と前回使用
した時刻情報との時間差を求めるようにするとともに、
受信開始時は前記時間データ保持手段に保持されている
時間を前記時間計時手段で計時し、該時間経過したとき
データ読み出し手段により前記データバッファ手段から
データを取り出し、以後は前記演算手段から得られる時
間を時間計時手段で計時し、該時間経過したときデータ
読み出し手段により前記データバッファ手段からデータ
を取り出すようにしたものである。
【0014】また、ディジタルデータがパケット分割さ
れ、該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含ま
れた伝送方式により伝送されたパケットデータを受信
し、もとのディジタルデータを再現する装置において、
受信パケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離
抽出手段と、データを一時保持するためのデータバッフ
ァ手段と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段
と、最初の時刻情報を保持する時刻情報保持手段と、パ
ケットデータの受信開始時刻を保持する受信時刻保持手
段と、固定時間データを保持するための時間データ保持
手段と、2つの時刻一致、不一致を判断する時刻判別手
段と、前記データバッファ手段からデータを取り出すデ
ータ読み出し手段と、演算手段を備え、該演算手段によ
り前記時刻情報バッファ手段から出力される時刻情報の
時刻から前記時刻情報保持手段に保持されている最初の
時刻情報の時刻を減じ、さらに前記時間データ保持手段
に保持された時間と前記受信時刻保持手段に保持された
時刻を加算し、該演算手段から出力される時刻と現在の
伝送路の時刻の比較を前記時刻判別手段により行い、一
致が確認されたときに前記データ読み出し手段により前
記データバッファ手段からデータを取り出すようにした
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1による時刻
情報をもつディジタルデータの再現装置の構成図であ
る。図において、101はIEEE1394入力端子、
102はIEEE1394入力端子101からの信号を
入力し伝送されてきたパケットデータを出力するための
IEEE1394に定められた物理層、リンク層の処理
を行うIEEE1394受信回路、103は前記IEE
E1394受信回路102から出力されるパケットデー
タのCIPヘッダ−、SPHを解析しSPHに含まれる
時刻情報(以下、SPH時刻と表記する)とMPEG−
TSPデータを分離する分離抽出手段としてのヘッダー
解析処理回路、104は前記ヘッダー解析処理回路10
3で分離出力されたMPEG−TSPを一時保持するた
めのデータバッファ手段としてのMPEG−TSPバッ
ファ、105は前記ヘッダー解析処理回路103で分離
出力されたSPH時刻を一時保持するための時刻情報バ
ッファ手段としてのSPH時刻バッファ、106は前記
IEEE1394受信回路102から得られるIEEE
1394クロックあるいはIEEE1394に規定され
ているサイクルスタートパケットに含まれるIEEE1
394バスの時刻情報をもとに、時刻をカウントする時
刻計時手段としての時刻計時回路であって、該時刻計時
回路106の時刻は前記ヘッダー解析処理回路103か
ら分離出力されるSPH時刻が最初に得られたときにそ
の伝送されたSPH時刻の時刻に設定される。107は
所定のオフセット時間を保持しておく時間データ保持手
段としてのオフセット時間レジスタ、108は前記時刻
計時回路106から出力される時刻からオフセット時間
だけ減じた時刻を得るための演算手段としての演算回
路、109は前記SPH時刻バッファ105から出力さ
れるSPH時刻と前記演算回路108から出力される時
刻との一致を判別する時刻判別手段としての時刻判別回
路、110は前記時刻判別回路109によりSPH時刻
と演算回路108からの時刻が一致したと判断されたと
きに前記MPEG−TSPバッファ104から1パッケ
ト分のデータを取り出すデータ読み出し手段としてのデ
ータ読み出し回路である。MPEG−TSPバッファ1
04、SPH時刻バッファ105はメモリ、ラインメモ
リ等で、時刻計時回路106はカウンタ等で、オフセッ
ト時間レジスタ107はラッチ等でそれぞれ実現でき
る。
【0016】上記の構成による実施の形態1の動作につ
いて説明する。IEEE1394受信回路102から出
力されるアイソクロナスパケットはヘッダー解析処理回
路103でMPEG−TSPのデータとSPH時刻が分
離出力され、MPEG−TSPデ−タはMPEG−TS
Pバッファ104に、SPH時刻はSPH時刻バッファ
105にそれぞれ入力される。MPEG−TSPバッフ
ァ104に順次蓄積されるMPEG−TSPをTSP
0、TSP1、TSP2、…とし、各MPEG−TSP
に対応するSPH時刻をtSPH0、tSPH1、tS
PH2、…とする。時刻計時回路106の出力をっと
し、オフセット時間レジスタ107に設定されたオフセ
ット時間をΔTとすると、演算回路108から出力され
る時刻はTーΔTである。このTーΔTとtSPH0、
tSPH1、tSPH2、…が時刻判別回路109で比
較され、一致したときTSP0、TSP1、TSP2、
…がデータ読み出し回路110から出力される。
【0017】このように、時刻計時回路106は、最初
に到来するSPH時刻で計時時刻を合わせることによ
り、過去の時刻を計時し出力するよう作用し、演算回路
108は、前記時刻計時回路106で再現される過去の
時刻からさらにオフセット時間レジスタ107で設定さ
れるオフセット時間だけ減じることにより、時刻判別回
路109で一致判断がなされる時刻をオフセット時間だ
け遅らせるように作用する。
【0018】上記動作について図を用いてより詳細に説
明する。図2は本発明の実施の形態1による時刻情報を
もつディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチ
ャートである。図2の(A)、(B)、(C)は従来技
術に従ってMPEG−TSPがIEEE1394により
伝送されている状況を示しており、説明の簡略化のため
に1つのMPEG−TSPが1つのCIPで伝送される
場合、すなわち8個のデータブロックが連結されている
場合としている。図2(A)はソースパケットであり、
伝送されるMPEG−TSPが入力された時点でSPH
が付加されたものである。SPHに含まれるSPH時刻
(tSPH0、tSPH1、tSPH2、…)はMPE
G−TSPの到来時刻(t0、t1、t2、…)にof
fsetを加算した時刻である。このソースパケットを
ペイロードとするCIPがIEEE1394により伝送
される(図2(B))。図2(C)は、同図(B)のパ
ケットを受信しSPHの時刻情報に従ってMPEG−T
SPを再構築した場合を示しており、offset時間
だけ遅延してMPEG−TSPが再現されることがわか
る。
【0019】図2(D)、(E)は同図(B)のパケッ
トがテープやディスク、或いはメモリなどの記録媒体を
有した情報蓄積機器により一旦記録された後、別の時刻
で再生を行い、同図(D)に示したように再びIEEE
1394により伝送されている場合(タイムシフト)で
ある。時刻計時回路106は最初のSPH時刻(tSP
H0)が入力されたとき、計時出力値TをそのSPH時
刻に合わせるので、最初のSPHが伝送されたとき、T
=tSPH0になる。オフセット時間レジスタ107で
設定されるオフセット時間は、情報蓄積装置の再生時の
揺らぎ、IEEE1394バス上での伝送のジッター等
を吸収する時間ΔTが設定される。時刻判別回路109
は、SPH時刻と演算回路108の出力であるT−ΔT
を比較するので、時刻計時回路106の出力がT=tS
PH0+ΔTのときに、一致情報をデータ読み出し回路
110に送り、該データ読み出し回路110がTSP0
を出力する。
【0020】次いで、時刻計時回路106の出力がT=
tSPH1+ΔTのときに、tSPH1との一致が判断
されTSP1が出力され、T=tSPH2+ΔTのとき
に、tSPH2との一致が判断されTSP2が出力さ
れ、以下同様に順次MPEG−TSPが読み出され、図
2(E)に示したように、記録・再生によるタイムシフ
トが合った場合でも正しくMPEG−TSPが再現され
る。
【0021】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2による時刻情報をもつディジタルデータの再現装置の
構成図であり、各要素は実施の形態1と同様であるがそ
れらの構成が異なっている。ヘッダー解析処理回路10
3から出力されるMPEG−TSPはMPEG−TSP
バッファ104に入力され、SPH時刻はSPH時刻バ
ッファ105、および演算回路108に入力される。演
算回路108はSPH時刻からオフセット時間レジスタ
107に保持されているオフセット時間を減じた時刻を
時刻計時回路106に入力する。時刻判別回路109は
前記SPH時刻バッファ105から出力されるSPH時
刻と前記時刻計時回路106から出力される時刻との一
致を判別し、両方の時刻が一致したときにデータ読み出
し回路110からMPEG−TSPが出力される。
【0022】上記の構成による実施の形態2の動作につ
いて説明する。時刻計時回路106は伝送が開始された
最初の演算回路108の出力を取り込み、計時出力値T
をそのSPH時刻に合わせるので、最初のSPH時刻
(tSPH0)が入力されたとき、T0=tSPH0−
ΔTが時刻計時回路106の計時出力になる。従って、
時刻判別回路109に入力される時刻はSPH時刻バッ
ファ105からのtSPH0、tSPH1、tSPH
2、…と、時刻計時回路106からの出力Tであり、こ
れらが一致したときTSP0、TSP1、TSP2、…
がデータ読み出し回路110から出力される。
【0023】このように、演算回路108は最初に到来
するSPH時刻からオフセット時間レジスタ107で設
定されるオフセット時間だけ過去の時刻情報を時刻計時
回路106に出力し、時刻計時回路106は該演算回路
108から出力される時刻情報で計時時刻を合わせるこ
とにより、過去の時刻を計時し出力するよう作用する。
【0024】上記動作について図を用いてより詳細に説
明する。図4は本発明の実施の形態2による時刻情報を
もつディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチ
ャートである。図4の(A)、(B)、(C)は従来技
術に従ってMPEG−TSPがIEEE1394により
伝送されている状況を示しており、先の実施の形態1の
動作説明で用いた図2の(A)、(B)、(C)と同一
である。
【0025】図4(D)、(E)は同図(B)のパケッ
トがテープやディスク、或いはメモリなどの記録媒体を
有した情報蓄積機器により一旦記録された後、別の時刻
で再生を行い、同図(D)に示したように再びIEEE
1394により伝送されている場合(タイムシフト)で
ある。オフセット時間レジスタ107で設定されるオフ
セット時間は、情報蓄積装置の再生時の揺らぎ、IEE
E1394バス上での伝送のジッター等を吸収する時間
ΔTが設定される。時刻計時回路106は最初のSPH
時刻(tSPH0)が入力されたとき、計時出力値Tを
演算回路108の出力tSPH0ーΔTに合わせてい
る。従って、それからΔT時間後の時刻計時回路106
の計時出力値はtSPH0になり、このときTSP0が
データ読み出し回路110から出力される(図4
(E))。
【0026】次いで、時刻計時回路106の出力がT=
tSPH1のときにTSP2が出力され、T=tSPH
2のときにTSP2が出力され、以下同様に順次MPE
G−TSPが読み出され、図2(E)に示したように、
記録・再生によるタイムシフトが合った場合でも正しく
MPEG−TSPが再現される。
【0027】なお、上記実施の形態ではオフセット時間
を保持するためにオフセット時間レジスタ107を設け
たが、オフセット時間を演算回路108が利用するの
は、最初のSPH時刻が到来したときに時刻計時回路1
06の計時時刻を合わせる場合だけであるので、図示し
ないマイコンやCPUなどの一時的なレジスタ出力であ
ってもかまわない。
【0028】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3による時刻情報をもつディジタルデータの再現装置の
構成図である。図において、131はSPH時刻バッフ
ァ105から出力されるSPH時刻を保持する時刻情報
保持手段としてのSPH時刻レジスタで、該SPH時刻
レジスタ131の出力は現在SPH時刻バッファ105
から出力されているSPH時刻の一つ前のSPH時刻と
なる。演算回路108にはSPH時刻バッファ105か
らの出力とSPH時刻レジスタ131の出力、すなわち
現在のSPH時刻と一つ前のSPH時刻とが入力され、
演算回路108からはその時間差が出力される。132
はIEEE1394受信回路102から得られるIEE
E1394クロックをもとに、時間をカウントする時間
計時手段としての時間計時回路であって、演算回路10
8から出力され時間をカウントし、その時間だけ経過し
たときデータ読み出し回路110からMPEG−TSP
が出力される。伝送が開始された直後はSPH時刻レジ
スタ131の出力が確定しないため、時間計時回路13
2はオフセット時間レジスタ107に保持されている時
間をカウントしその時間経過をデータ読み出し回路11
0に伝達する。SPH時刻レジスタ131はラッチ等
で、時間計時回路132はカウンタ等で実現される。
【0029】上記の構成による実施の形態3の動作につ
いて説明する。IEEE1394受信回路102から出
力されるアイソクロナスパケットはヘッダー解析処理回
路103でMPEG−TSPのデータとSPH時刻が分
離出力され、MPEG−TSPデータはMPEG−TS
Pバッファ104に、SPH時刻はSPH時刻バッファ
105にそれぞれ入力される。MPEG−TSPバッフ
ァ104に順次蓄積されるMPEG−TSPをTSP
0、TSP1、TSP2、…とし、各MPEG−TSP
に対応するSPH時刻をtSPH0、tSPH1、tS
PH2、…とする。このときSPH時刻レジスタ131
の出力は、{未確定}、tSPH0、tSPH1、…と
なり、演算回路108の出力は、{未確定}、ΔtSP
H1(=tSPH1ーtSPH0)、ΔtSPH2(=
tSPH2ーtSPH1)、…である。時間計時回路1
32は伝送直後はオフセット時間レジスタ107に保持
されている時間(ΔT)を、その後は演算回路108の
出力を計時するので、時間計時回路132が計時する時
間は、ΔT、ΔtSPH1、ΔtSPH2、…である。
【0030】このように、SPH時刻レジスタ131
は、SPH時刻バッファ105から現在出力されるSP
H時刻の1つ前のSPH時刻を出力するように作用し、
演算回路108は現在のSPH時刻と1つ前のSPH時
刻との時間差を出力するように作用し、時間計時回路1
32は前記演算回路108から出力される時間差を計時
するよう作用する。
【0031】上記動作について図を用いてより詳細に説
明する。図6は本発明の実施の形態3による時刻情報を
もつディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチ
ャートである。図6の(A)、(B)、(C)は従来技
術に従ってMPEG−TSPがIEEE1394により
伝送されている状況を示しており、先の実施の形態1、
または実施の形態2の動作説明で用いた図2、または図
4の(A)、(B)、(C)と同一である。
【0032】図6(D)、(E)は同図(B)のパケッ
トがテープやディスク、或いはメモリなどの記録媒体を
有した情報蓄積機器により一旦記録された後、別の時刻
で再生を行い、同図(D)に示したように再びIEEE
1394により伝送されている場合(タイムシフト)で
ある。図6(E)は、時間計時回路132がカウントす
る時間と、データ読み出し回路110から出力されるM
PEG−TSPのタイミングを示しており、最初のパケ
ットを受信したときには時刻計時回路106は、オフセ
ット時間レジスタ107に保持されている情報蓄積装置
の再生時の揺らぎ、IEEE1394バス上での伝送の
ジッター等を吸収するためのオフセット時間ΔTを計時
したときにデータ読み出し回路110がTSP0を出力
する。
【0033】その時点から時刻計時回路106は次にΔ
tSPH1の時間を計時し始め、そのΔtSPH1時間
経過したときTSP1がデータ読み出し回路110から
出力される。以下同様にして順次MPEG−TSPが読
み出され、図2(E)に示したように、記録・再生によ
るタイムシフトが合った場合でも正しくMPEG−TS
Pが再現される。
【0034】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4による時刻情報をもつディジタルデータの再現装置の
構成図である。図において、141は最初に到来するS
PH時刻を保持しておく時刻情報保持手段としての初期
SPH時刻レジスタ、142はパケットデータの受信を
開始したときのIEEE1394バス上の時刻を保持す
る受信時刻保持手段としての受信開始時刻レジスタ、1
43は4種類の時刻、時間の演算を行う演算手段として
の演算回路である。前記初期SPH時刻レジスタ14
1、受信開始時刻レジスタ142はラッチ回路等で実現
可能である。
【0035】上記の構成による実施の形態4の動作につ
いて説明する。IEEE1394受信回路102から出
力されるアイソクロナスパケットはヘッダー解析処理回
路103でMPEG−TSPのデータとSPH時刻が分
離出力され、MPEG−TSPデータはMPEG−TS
Pバッファ104に、SPH時刻はSPH時刻バッファ
105にそれぞれ入力される。MPEG−TSPバッフ
ァ104に順次蓄積されるMPEG−TSPをTSP
0、TSP1、TSP2、…とし、各MPEG−TSP
に対応するSPH時刻をtSPH0、tSPH1、tS
PH2、…とする。初期SPH時刻レジスタには最初に
到来するSPH時刻であるtSPH0が保持される。I
EEE1394バス上では1/24576000秒を最
小単位とする時刻情報がサイクルマスターと称される機
器からおよそ125μ秒毎にすべての機器に送信され、
各機器のIEEE1394送受信回路に設けられている
IEEE1394バス上の計時回路の時刻をサイクルマ
スター機器から送られてくる時刻情報に合わせるよう規
定されている。受信開始時刻レジスタ142は、受信回
路102から出力されるパケットデータの受信を開始し
たときのIEEE1394バス上の時刻保持する。この
受信開始時刻をT0とする。また、初期SPH時刻レジ
スタ141には最初のSPH時刻であるtSPH0が保
持される。オフセット時間レジスタ107に設定された
オフセット時間をoffsetとすると、演算回路14
3から出力される時刻はSPH時刻バッファ105から
出力されるSPH時刻バッファtSPH0、tSPH
1、tSPH2、…に(T0ーtSPH0)+offs
etを加算したものとなる。このSPH時刻に(T0ー
tSPH0)+offsetを加算した時刻とIEEE
1394バス上の時刻が時刻判別回路109で比較さ
れ、これらが一致したときTSP0、TSP1、TSP
2、…がデータ読み出し回路110から出力される。
【0036】このように、演算回路143は、SPH時
刻バッファ105から出力されるSPH時刻に、受信開
始時刻レジスタ142に保持されている最初にパケット
データを受信した時刻とオフセット時間レジスタ107
に設定されたオフセット時間を加算し、初期SPH時刻
レジスタ141に保持されている最初のSPH時刻を減
算することで、各SPH時刻を現在の時刻に変換でき、
IEEE1394バス上の時刻と比較できるように作用
する。
【0037】上記動作について、図を用いてより詳細に
説明する。図8は本発明の実施の形態4による時刻情報
をもつディジタルデータの再現装置の動作を表すタイム
チャートである。図8(A)はソースパケットであり、
伝送されるMPEG−TSPが入力された時点でSPH
が付加されたものである。SPHに含まれるSPH時刻
(tSPH0、tSPH1、tSPH2、…)はMPE
G−TSPの到来時刻(t0、t1、t2、…)にof
fsetを加算した時刻である。このソースパケットを
ペイロードとするCIPがIEEE1394により伝送
される(図8(B))。図8(C)、(D)は同図
(B)のパケットがテープやディスク、或いはメモリな
どの記録媒体を有した情報蓄積機器により一旦記録され
た後、別の時刻で再生を行い、同図(C)に示したよう
に再びIEEE1394により伝送されている場合(タ
イムシフト)である。
【0038】図8(C)、(D)は同図(B)のパケッ
トがテープやディスク、或いはメモリなどの記録媒体を
有した情報蓄積機器により一旦記録された後、別の時刻
で再生を行い、同図(C)に示したように再びIEEE
1394により伝送されている場合(タイムシフト)で
ある。
【0039】図8からわかるように、最初に到来するS
PH時刻tSPH0からoffset時間を減じたtS
PH0−offsetが時刻t0である。そして、パケ
ットデータを最初に受信した時刻T0最初にSPHが生
成された時刻t0との時間差Δt(=T0−t0)はT
0−(tSPH0−offset)となる。T0は受信
開始時刻レジスタ142に、tSPH0は初期SPH時
刻レジスタ141に、offsetはオフセット時間レ
ジスタ107にそれぞれ保持されており時間差Δtを求
めることができる。各SPH時刻tSPH0、tSPH
1、tSPH2、…はΔtが加算され、それぞれtSP
H0’、tSPH1’、tSPH2’、…にシフトさ
れ、時刻判別回路109によりIEEE1394バス上
の時刻と一致したときデータ読み出し回路110がTS
P0を出力し図8(D)の実線で示したように、記録・
再生によるタイムシフトが合った場合でも正しくMPE
G−TSPが再現される。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0041】MPEG−TSPをIEEE1394によ
り伝送するときに用いられるSPHに含まれる時刻情報
が蓄積機器等により記録再生されたもので、現在のIE
EE1394バス上の時刻とは異なった、タイムシフト
されたものであっても、多大なメモリ等を用いることな
く蓄積機器に記録される前のMPEG−TSPを正しく
再現することが可能である。
【0042】また、実施の形態2では、上記効果に加え
て、最初のSPH時刻からオフセット時間を減じた時刻
で時刻計時回路の時刻を合わせるようにしたので、オフ
セット時間を利用するときはその時刻合わせの場合だけ
であり、オフセット時間を保持するレジスタを無くし、
マイコンやCPUの一時的な出力で実現することが可能
である。
【0043】また、実施の形態3では、上記効果に加え
て、各SPH時刻の時間差を計時するようにしたので時
刻判別回路が不要になる効果がある。
【0044】また、実施の形態4では、上記効果に加え
て、各SPH時刻を現在のバス上の時刻と比較できるよ
うにしたので、過去の時刻を計時するための時刻計時回
路や2つのSPH時刻の時間差計時する時間計時回路が
不要になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチャー
トである。
【図3】 本発明の実施の形態2による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチャー
トである。
【図5】 本発明の実施の形態3による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチャー
トである。
【図7】 本発明の実施の形態4による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態4による時刻情報をもつ
ディジタルデータの再現装置の動作を表すタイムチャー
トである。
【図9】 従来の時刻情報をもつディジタルデータの再
現装置の動作を表すタイムチャートである。
【図10】 蓄積機器等によりタイムシフトが生じた場
合の従来の時刻情報をもつディジタルデータの再現装置
の動作を表す図である。
【符号の説明】
101 IEEE1394入力端子、102 IEEE
1394受信回路、103 ヘッダー解析処理回路、1
04 MPEG−TSPバッファ、105 SPH時刻
バッファ、106 時刻計時回路、107 オフセット
時間レジスタ、108 演算回路、109 時刻判別回
路、110 データ読み出し回路、131SPH時刻レ
ジスタ、132 時間計時回路、141 初期SPH時
刻レジスタ、142 受信開始時刻レジスタ、143
演算回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータがパケット分割され、
    該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含まれた
    伝送方式により伝送されたパケットデータを受信し、も
    とのディジタルデータを再現する装置において、受信パ
    ケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離抽出手
    段と、データを一時保持するためのデータバッファ手段
    と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段と、時刻
    を計時する時刻計時手段と、2つの時刻一致、不一致を
    判断する時刻判別手段と、前記データバッファ手段から
    データを取り出すデータ読み出し手段と、固定時間デー
    タを保持するための時間データ保持手段と、演算手段を
    備え、受信した最初の時刻情報で前記時刻計時手段の時
    刻合わせを行い、該時刻計時手段から得られる時刻から
    時間データ保持手段に保持されている時間だけ演算手段
    により減じた時刻と、前記時刻情報バッファ手段に保持
    されている受信した時刻情報との比較を時刻判別手段に
    より行い、一致が確認されたときに前記データ読み出し
    手段により前記データバッファ手段からデータを取り出
    すようにしたことを特徴とする時刻情報を持つディジタ
    ルデータの再現装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータがパケット分割され、
    該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含まれた
    伝送方式により伝送されたパケットデータを受信し、も
    とのディジタルデータを再現する装置において、受信パ
    ケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離抽出手
    段と、データを一時保持するためのデータバッファ手段
    と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段と、時刻
    を計時する時刻計時手段と、2つの時刻一致、不一致を
    判断する時刻判別手段と、前記データバッファ手段から
    データを取り出すデータ読み出し手段と、固定時間デー
    タを保持するための時間データ保持手段と、演算手段を
    備え、受信した最初の時刻情報と前記時間データ保持手
    段に保持されている時間だけ演算手段により減じた時刻
    で前記時刻計時手段の時刻合わせを行い、該時刻計時手
    段から得られる時刻と、前記時刻情報バッファ手段に保
    持されている受信した時刻情報との比較を時刻判別手段
    により行い、一致が確認されたときに前記データ読み出
    し手段により前記データバッファ手段からデータを取り
    出すようにしたことを特徴とする時刻情報を持つディジ
    タルデータの再現装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルデータがパケット分割され、
    該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含まれた
    伝送方式により伝送されたパケットデータを受信し、も
    とのディジタルデータを再現する装置において、受信パ
    ケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離抽出手
    段と、データを一時保持するためのデータバッファ手段
    と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段と、一つ
    の時刻情報を保持する時刻情報保持手段と、時間を計時
    する時間計時手段と、前記データバッファ手段からデー
    タを取り出すデータ読み出し手段と、固定時間データを
    保持するための時間データ保持手段と、演算手段を備
    え、前記時刻情報バッファ手段から順次使用する時刻情
    報を前記時刻情報保持手段で順次保持させ前回使用した
    時刻情報を該時刻情報保持手段から得られるようにし、
    演算手段により現在使用する時刻情報と前回使用した時
    刻情報との時間差を求めるようにするとともに、受信開
    始時は前記時間データ保持手段に保持されている時間を
    前記時間計時手段で計時し、該時間経過したときデータ
    読み出し手段により前記データバッファ手段からデータ
    を取り出し、以後は前記演算手段から得られる時間を時
    間計時手段で計時し、該時間経過したときデータ読み出
    し手段により前記データバッファ手段からデータを取り
    出すようにしたことを特徴とする時刻情報を持つディジ
    タルデータの再現装置。
  4. 【請求項4】 ディジタルデータがパケット分割され、
    該パケットのヘッダーに分割情報と時刻情報が含まれた
    伝送方式により伝送されたパケットデータを受信し、も
    とのディジタルデータを再現する装置において、受信パ
    ケットから時刻情報とデータを分離抽出する分離抽出手
    段と、データを一時保持するためのデータバッファ手段
    と、時刻情報を保持する時刻情報バッファ手段と、最初
    の時刻情報を保持する時刻情報保持手段と、パケットデ
    ータの受信開始時刻を保持する受信時刻保持手段と、固
    定時間データを保持するための時間データ保持手段と、
    2つの時刻一致、不一致を判断する時刻判別手段と、前
    記データバッファ手段からデータを取り出すデータ読み
    出し手段と、演算手段を備え、該演算手段により前記時
    刻情報バッファ手段から出力される時刻情報の時刻から
    前記時刻情報保持手段に保持されている最初の時刻情報
    の時刻を減じ、さらに前記時間データ保持手段に保持さ
    れた時間と前記受信時刻保持手段に保持された時刻を加
    算し、該演算手段から出力される時刻と現在の伝送路の
    時刻の比較を前記時刻判別手段により行い、一致が確認
    されたときに前記データ読み出し手段により前記データ
    バッファ手段からデータを取り出すようにしたことを特
    徴とする時刻情報を持つディジタルデータの再現装置。
JP10014122A 1998-01-27 1998-01-27 時刻情報をもつディジタルデータの再現装置 Pending JPH11215144A (ja)

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