JPH10257096A - データ転送方法及び装置 - Google Patents

データ転送方法及び装置

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Publication number
JPH10257096A
JPH10257096A JP9055320A JP5532097A JPH10257096A JP H10257096 A JPH10257096 A JP H10257096A JP 9055320 A JP9055320 A JP 9055320A JP 5532097 A JP5532097 A JP 5532097A JP H10257096 A JPH10257096 A JP H10257096A
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JP
Japan
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data
time stamp
packet
time
data packet
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Application number
JP9055320A
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English (en)
Inventor
Makoto Matsumaru
誠 松丸
Hidemi Usuha
英巳 薄葉
Kunihiro Minojima
邦宏 美濃島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データパケットにてデータ転送中にデータが
欠落しても受信側では直ちに適切なタイミングで個々の
ディジタルデータを再生出力できる状態に戻ることがで
きるデータ転送方法及び装置を提供する。 【解決手段】 送信側では時系列ディジタルデータのう
ちの所定データ数毎にタイムスタンプデータを付加した
後の時系列ディジタルデータを複数のディジタルデータ
からなるデータパケットにして順次送信し、バスにて転
送されたデータパケットを受信する受信側ではタイムス
タンプデータを抽出してその抽出タイムスタンプデータ
に基づいたタイミングで受信したデータパケットから各
ディジタルデータを再生出力し、受信側ではデータパケ
ットのデータ欠落を検出したときにはそれまでに抽出し
たタイムスタブデータに応じてそのデータ欠落のデータ
パケットに含まれるべきタイムスタンプデータを計算
し、計算したタイムスタンプデータを用いてその後の各
ディジタルデータの再生出力タイミングを定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時系列のディジタ
ルデータをデータパケットにて高速転送するデータ転送
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器、ビデオ機器、コンピュ
ータ等の電気機器間でオーディオ信号やビデオ信号等の
時系列のディジタルデータをデータパケットにて高速転
送するためのインターフェース規格としてIEEE13
94−1995規格が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IEE
E1394−1995規格に基づくデータ転送装置にお
いても外乱ノイズの混入、誤動作等の要因により転送中
にデータが欠落してそれにより受信側ではかなりの期間
に亘ってその後受信したデータパケットから個々のディ
ジタルデータを適正なタイミングで再生できない場合が
生じると考えられる。
【0004】そこで、本発明の目的は、データパケット
にてデータ転送中にデータが欠落しても受信側では直ち
に適切なタイミングで個々のディジタルデータを再生出
力できる状態に戻ることができるデータ転送方法及び装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送方法
は、送信側では時系列のディジタルデータのうちの所定
データ数毎のディジタルデータにそれを受信側でデータ
パケットから再生出力する時点を示すタイムスタンプデ
ータを付加し、そのタイムスタンプデータ付加後の時系
列のディジタルデータを複数のディジタルデータからな
るデータパケットにして順次送信し、送信したデータパ
ケットをバスにて転送し、受信側ではバスにて転送した
データパケットを受信してその受信したデータパケット
内のディジタルデータからタイムスタンプデータを抽出
してその抽出タイムスタンプデータに基づいたタイミン
グで受信したデータパケットから各ディジタルデータを
再生出力するデータ転送方法であって、受信側ではデー
タパケットのデータ欠落を検出したときにはそれまでに
抽出したタイムスタンプデータに応じてそのデータ欠落
のデータパケットに含まれるべきタイムスタンプデータ
を計算し、計算したタイムスタンプデータを用いてその
後の各ディジタルデータの再生出力タイミングを定める
ことを特徴としている。
【0006】本発明のデータ転送装置は、時系列のディ
ジタルデータのうちの所定データ数毎のディジタルデー
タにそれを受信側でデータパケットから再生出力する時
点を示すタイムスタンプデータを付加し、そのタイムス
タンプデータ付加後の時系列のディジタルデータを複数
のディジタルデータからなるデータパケットにして順次
送信する送信器と、送信されたデータパケットを転送す
るバスと、バスによって転送されたデータパケットを受
信してその受信したデータパケット内のディジタルデー
タからタイムスタンプデータを抽出してその抽出タイム
スタンプデータに基づいたタイミングで受信したデータ
パケットから各ディジタルデータを再生出力する受信器
とを備え、受信器はデータパケットのデータ欠落を検出
したときにはそれまでに抽出したタイムスタンプデータ
に応じてそのデータ欠落のデータパケットに含まれるべ
きタイムスタンプデータを計算し、計算したタイムスタ
ンプデータを用いてその後の各ディジタルデータの再生
出力タイミングを定めることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明を適用したデータ転
送装置である。このデータ転送装置は、IEEE139
4−1995規格に基づく高速シリアルデータ転送イン
ターフェースを備え、複数の電気機器11〜15がデイジ
チェーン(daisy chain)方式と分岐方式とでケーブル及
びコネクタを用いて着脱自在に接続されるものである。
複数の電気機器11〜15とは、ディジタルビデオテープ
レコーダ、ディジタルビデオディスクプレーヤ、パーソ
ナルコンピュータ、ディジタルビデオカメラ、ハードデ
ィスクドライブ、スキャナ、プリンタ等のディジタルデ
ータを入力又は出力する機器である。すなわち、電気機
器にはパーソナルコンピュータ及びそれに接続される周
辺機器に限らず、ディジタルデータを入力又は出力する
家電製品も含まれるのである。複数の電気機器11〜15
各々はデイジチェーンの末端で接続するだけならば1つ
のコネクタジャックを備えたものでも良いが、デイジチ
ェーン方式を可能にする機器は2つのコネクタジャック
を備え、分岐方式を可能にする機器は3つのコネクタジ
ャックを備えている。コネクタジャックに接続されるコ
ネクタプラグは各ケーブルの両端に備えられている。こ
のようにケーブルで接続された経路がデータ転送用のバ
スである。
【0008】次に、IEEE1394−1995規格の
データ転送プロトコルについて若干説明する。このプロ
トコルでは電気機器はノードと称され、各ノードには電
気機器を互いに識別するためにノードIDが付けられ
る。また、各ノードはブランチノード及びリーフノード
のいずれかとなる。すなわち、ブランチノードとは2つ
のノードに接続されたノードであり、リーフノードは1
つのノードにだけ接続された末端のノードである。複数
のノードが接続された状態においては電源投入時、バス
にノードが追加接続された時、又はいずれかのノードが
バスから外された時にバスリセット信号が発生する。バ
スリセット後において、複数のノード間においてルート
ノードが決定される。先ず、各ノードは自分がブランチ
ノード及びリーフノードのいずれであるかを判断して、
複数のノードの接続形態(トポロジ)が情報として検出
される。
【0009】リーフノードと判断したノードはブランチ
ノードに対して子ノードから親ノードへの通知を示す信
号parent_notifyを送出する。信号parent_notifyを受け
たノードはそのリーフノードに対して親ノードから子ノ
ードへの通知を示す信号child_notifyを送出する。これ
によりリーフノードを含むノード間の親子関係が決定さ
れる。この時点で、ブランチノード間においては、信号
parent_notify及びchild_notifyのいずれも受け取って
いないので、親子関係が決まっていないことを認識し
て、信号parent_notifyを互いに送出する。互いに信号
送出した2つのブランチノード各々は信号parent_notif
yを受け取ったことを判断すると、互いに独立した時間
を設定する。その設定時間が先に経過した一方のブラン
チノードは信号parent_notifyを他方のブランチノード
に送出する。他方のブランチノードはその設定時間が経
過しないうちに一方のブランチノードからの信号parent
_notifyを受け取ったので、その2つのブランチノード
間の親子関係は決定される。このようにして最後に親子
関係が決定した2つのブランチノード間の親ノードがル
ートノードとなる。
【0010】例えば、図2に示すようにノードA〜Fが
接続されたトポロジの場合には、先ず、リーフノード
A,E,Fが子ノードであることが決定される。リーフ
ノードA,E,F各々のポートはcで示すように子ノー
ドに相当し、それらリーフノードが接続されたブランチ
ノードBの一方のノード及びブランチノードDの2つの
ポートはpで示すように親ノードに相当する。リーフノ
ードE,Fの子ノードが決定された時点ではノードCは
2つのポートのいずれも決定されていない場合、ブラン
チノードC,D間ではブランチノードDが先に信号pare
nt_notifyをブランチノードCに送出することになる。
よって、ブランチノードDの残りの1つのポートが子ノ
ードcに相当し、ブランチノードCの一方のポートが親
ノードpに相当する。図2の場合、ブランチノードB,
C間ではブランチノードCが先に信号parent_notifyを
ブランチノードBに送出しており、ブランチノードCの
他方のポートが子ノードcに相当し、ブランチノードB
のポートが親ノードpに相当する。よって、ブランチノ
ードBがルートノードとなる。
【0011】ルートノードはノードIDを各ノードに通
知する。この通知処理においては、子ノードを接続した
ポート番号順に端末のリーフノードから若い番号(ノー
ド番号0から)のノードIDが設定される。ルートノー
ドが最も大きなノード番号のノードIDとなる。図2の
トポロジの場合には、例えば、図3に示すようにノード
IDがデータとして各ノードに通知される。
【0012】ノードIDの通知が終了すると、複数のノ
ードのうちからバスマネージャが選択され、バスマネー
ジャはアイソクロナスの帯域制御、アイソクロナスチャ
ンネル制御、電力管理、トポロジマッピング及びスピー
ドマッピングを管理する。この管理の詳細は省略する。
データ転送にはアイソクロナス転送と、アシンクロナス
転送とがある。アイソクロナス転送は周期的に送信する
必要がある同期データの転送用であり、アシンクロナス
転送は非同期データの転送用である。データ転送の1サ
イクルは125μsecであり、各サイクル内には図4に
示すように、先ず、サイクルスタートパケットCS、ア
イソクロナスパケットI1,I2、アシンクロナスパケッ
ト(Async転送)がその順で位置する。サイクルスター
トパケットCSはサイクルマスタノード(例えば、ルー
トノード)から全てのノードに対して転送され、そのデ
ータ転送サイクルの開始を示す。例えば、図5に示すよ
うに、IEEE1394−1995規格に基づくバスに
5つのノードA〜Eが接続されているとすると、各ノー
ドA〜Eは24.576MHzの周波数で計数して時間
値を得るサイクルタイマを備え、サイクルタイマの計数
タイミングでデータ送受信動作を行なう。ここで、ノー
ドEがマスタノードであるならば、ノードEは125μ
sec毎にサイクルスタートパケットCSをノードA〜D
に供給するためにバスに送出する。サイクルスタートパ
ケットCSにはノードEのサイクルタイマの時間値が示
されており、各ノードA〜Dはサイクルスタートパケッ
トCSを受信することにより、自身のサイクルタイマの
時間値を受信サイクルスタートパケットCSに示された
ノードEのサイクルタイマの時間値に等しくさせるので
ある。これにより、同一のバスに接続された全てのノー
ドA〜Eのデータ送受信動作タイミングを同期させるこ
とになる。
【0013】アイソクロナスパケットはアイソクロナス
転送用のパケットであり、1回のアイソクロナスサイク
ルの間に転送するアイソクロナスパケットの単位をチャ
ンネルと呼ぶ。図4では2つのチャンネル分のパケット
1,I2が示されているが、パケット数は各サイクル毎
に設定され、複数のチャンネル分のパケットが時分割多
重化されている。アイソクロナスパケットでデータ転送
するノードは予約手続を予め行ないチャンネルを取得し
た後であれば、125μsecに1回はデータパケットを
送出することができる。アイソクロナスパケットは具体
的には図6に示すように、アービトレーションと、デー
タパケットとからなる。アービトレーションはデータ転
送に先立ってバス使用権をルートノードに要求し、使用
許諾を得るためのデータである。いずれかのノードが使
用許諾を得た場合にはルートノードからそれを知らせる
信号が各ノードに直ちに供給される。データパケット
は、使用許諾を得た場合に送出され、ヘッダ、ヘッダC
RC、CIPヘッダ、データ部、及びデータCRCを時
間順に有している。ヘッダにはアイソクロナスパケット
で転送するデータの種類を示すチャンネルナンバ及びそ
のデータの時間的長さを示すデータサイズ等が情報とし
て含まれる。チャンネルナンバは0〜63まである。
【0014】CIPヘッダの構成は図7に示すようにな
っている。その構成を簡単に説明すると、SIDは送信
器のID、DBSは1サンプルデータ(データブロッ
ク)のサイズ、FNはソースパケットをいくつのデータ
ブロックに分割しているのかを示す数値、QPCはソー
スパケットのサイズをDBS倍数にするために加えられ
たダミーのクワドレット数(1クワドレットは4バイ
ト)、SPHはデータパケットにソースパケットヘッダ
が含まれているとき1である。Rsvは予約、DBCは
サンプルデータの連続番号であり、CIPヘッダに示さ
れるDBCはデータパケットの最初のサンプルデータの
番号である。FMTはフォーマットIDであり、FDF
は後述するサンプル間隔SYT_INTERVALを備え、SYTは
受信側でそれが付加されたサンプルデータをデータパケ
ットから出力する時点のタイムスタンプデータ(時間デ
ータ)である。
【0015】アシンクロナスパケットは転送先を指定し
てデータを転送するためのパケットである。転送先は特
定の1ノード又はバス上の全てのノードである。アシン
クロナスパケットは具体的には図8に示すように、アー
ビトレーションと、データパケットと、アクノリッジパ
ケットとからなる。アービトレーションはデータ転送に
先立ってバス使用権をルートノードに要求し、使用許諾
を得るためのデータである。データパケットは、ヘッ
ダ、ヘッダCRC、データ部、及びデータCRCを時間
順に有している。そのヘッダにはアシンクロナスパケッ
トで転送するデータの宛先のノードID、発信元のノー
ドID、及びそのデータの時間的長さを示すデータサイ
ズ等が情報として含まれる。アクノリッジパケットはア
シンクロナスパケットでデータ転送された宛先のノード
がデータ受信を確認して発信元のノードに対して送信す
るパケットである。
【0016】次に、アイソクロナスパケットによるオー
ディオデータの転送方法について説明する。図9に概略
的に示すように、サンプリング周波数fsが例えば、4
4.1KHzの時系列のディジタルデータであるオーデ
ィオデータDATAは1の電気機器9内の送信器11か
ら他の電気機器10内の受信器12にIEEE1394
−1995規格に基づくバス15を介して供給されると
する。電気機器9内には受信器12と同様の受信器13
が備えられ、また電気機器10には送信器11と同様の
送信器14が備えられている。送信器11においては、
図10に示すように、オーディオデータの各サンプルデ
ータは送信バッファ21に順次蓄えられ、その蓄えられ
たデータがMUX(マルチプレックス)22にてデータ
パケット化されてからバスに出力される。送信バッファ
21及びMUX22の動作は図示しないマイクロコンピ
ュータによって制御される。一方、レジスタからなるサ
イクルタイマ23には上記した24.576MHzのク
ロック信号が供給されると共に、8kHzの基準信号が
供給される。サイクルタイマ23は基準信号で示された
値からクロック信号を計数し、その計数値を時間値とし
てラッチ回路24に供給する。ラッチ回路24にはタイ
ムスタンプタイミング信号fs/SYT_INTERVALが周期的に
供給される。このタイムスタンプタイミング信号fs/SYT
_INTERVALは図示しない手段から生成され、サンプルデ
ータ(データブロック)にタイムスタンプ、すなわち時
間情報を付加するタイミングを示す信号であり、サンプ
リング周波数fs/サンプル間隔SYT_INTERVALで求めら
れる周波数である。サンプル間隔SYT_INTERVALはサンプ
ルデータにタイムスタンプを付加するサンプル間隔であ
り、例えば、8である。よって、ラッチ回路24は、タ
イムスタンプタイミング信号fs/SYT_INTERVALが供給さ
れたときのサイクルタイマ23の時間値を保持する。こ
の保持した時間値は後述する転送遅延時間TDを加算さ
れてMUX22に供給され、パケット化の際にサンプル
間隔SYT_INTERVALでサンプルデータに対して付加され
る。よって、サンプル間隔SYT_INTERVAL毎の時間値を有
するサンプルデータがデータパケットとしてバス15に
送出される。なお、図示していないが、ラッチ回路24
の出力に転送遅延時間TDを加算するために加算器が設
けられている。
【0017】受信器12においては、図11に示すよう
に、バス15からのデータパケットがサイクルスタート
パケット抽出部31及びアイソクロナスパケット用のデ
ータパケット抽出部32に供給される。バス15を介し
て転送されたデータパケットから、サイクルスタートパ
ケット抽出部31はサイクルスタートパケットCSを抽
出し、データパケット抽出部32はアイソクロナスパケ
ットを抽出する。抽出されたサイクルスタートパケット
CSはサイクルタイマ33に供給され、サイクルタイマ
33はそのサイクルスタートパケットCSに示された時
間値がセットされ、そのセット時間値から24.576
MHzのクロック信号を計数して、その計数値を時間値
Tcとして一致検出回路34に出力する。一方、データ
パケット抽出部32で抽出されたアイソクロナスパケッ
トは受信バッファ35に蓄積されると共に、アイソクロ
ナスパケット中のCIPヘッダに備えられたSYTがS
YT抽出部36で取り出されて一致検出回路34に対し
て保持出力される。一致検出回路34はサイクルタイマ
33から出力された時間値TcとSYT抽出部36から
出力されたSYTとを比較し、その時間一致をしたとき
再生基準クロック信号CREFを生成する。再生基準クロ
ック信号CREFはPLL(フェーズロックドループ)回
路37に供給される。PLL回路37は再生基準クロッ
ク信号CREFに位相同期して再生サンプリングクロック
信号fsを生成する。再生サンプリングクロック信号f
sは受信バッファ35及びD/A変化器38に供給され
る。受信バッファ35は蓄積されたデータパケットの各
サンプルデータを再生サンプリングクロック信号fsに
同期して各サンプルデータ単位に分離して出力する。D
/A変化器38は受信バッファ35から出力されたサン
プルデータを再生サンプリングクロック信号fsに同期
してアナログオーディオ信号に変換する。
【0018】データパケットの転送方法を更に説明する
と、送信器11側ではタイムスタンプタイミング信号fs
/SYT_INTERVALが図12(a)に示す信号波形の如く発
生する。このタイムスタンプタイミング信号fs/SYT_INT
ERVALの立ち上がり時点の時間値T1,T2,T3,…
…がその時点のDBC=i,i+8,i+16のサンプ
ルデータに対応する。すなわち、サンプルデータ列は図
12(b)に示すように、125μsec毎に5又は6サ
ンプル単位でパケット化され、そのサンプルデータ列の
うちのタイムスタンプタイミング信号fs/SYT_INTERVAL
の立ち上がり時点に位置するサンプルデータの時間値T
1,T2,T3,……が上記のCIPヘッダにSYTと
して付加される。その時間値が付加されるサンプルデー
タの間隔はサンプル間隔SYT_INTERVAL(図12の例では
8)となる。時間値T1,T2,T3,……は対応した
サンプルデータの受信側での再生出力時点を示すデータ
であり、上記したように送信器側のサイクルタイマの現
時点の時間値に対して転送遅延時間TDを加味させてい
る。データパケットはパケット化が行われた125μse
cサイクルの次のサイクルでバス上に図12(c)に示
すように、サイクルスタートパケットCSに続いてアイ
ソクロナスパケットISOとして送出される。
【0019】受信器12側では送信器11から送出され
たアイソクロナスパケットISOを抽出した後、それを
受信バッファ35に蓄積することが行なわれる。例え
ば、図12(e)に示すように受信器12のサイクルタ
イマの時間値がT1になったときに、再生サンプリング
クロック信号fsに同期して、図12(d)に示すよう
にDBC=iのサンプルデータが受信バッファ35から
出力され、それに続くサンプルデータが再生サンプリン
グクロック信号fsに同期して順に受信バッファ35か
ら出力される。また、受信器12のサイクルタイマ33
の時間値がT2になったときに、再生サンプリングクロ
ック信号fsに同期してDBC=i+8のサンプルデー
タが受信バッファ35から出力され、このような動作を
再生基準クロック信号CREFが得られる限り繰り返され
るのでデータ転送が可能となるのである。
【0020】次に、データ転送時にデータパケットが欠
落した場合の動作について説明する。図13(a)〜
(e)は図12と重複するが、データパケットが欠落す
ることなくデータ転送された場合の動作タイミングを示
し、図14(a)〜(e)はSYTが欠落してしまった
場合の動作タイミングを示している。ここではサンプル
間隔SYT_INTERVALは4である。サイクルタイマの計数値
は分かりやすくするために図13(a)及び図14
(a)に示すように0,1,2,……の如く整数で示し
ている。Tで示された時点がタイムスタンプタイミング
信号fs/SYT_INTERVALの立ち上がり時点に相当する。転
送されるオーディオ信号のサンプルデータ列の各データ
の順番はDBCで、図13(b)及び図14(b)では
分かり易くするためにa,b,c,d,……の如くアル
ファベット順に示し、各データがサイクルタイマの計数
値に対応して転送される。送信器側では125μsecの
周期Aではサンプルデータa,b,cについてデータパ
ケットPAが作成され、サンプルデータaに対応するS
YT=5がパケットPAに付加される。次の125μse
cの周期Bでは図13(c)に示すようにデータパケッ
トPAが転送され、サンプルデータd,e,fについて
データパケットPBが作成され、サンプルデータeに対
応するSYT=9がパケットPBに付加される。次の1
25μsecの周期CではデータパケットPBが転送さ
れ、サンプルデータg,h,iについてデータパケット
PCが作成され、サンプルデータiに対応するSYT=
13がパケットPCに付加される。次の125μsecの
周期DではデータパケットPCが転送され、サンプルデ
ータj,k,lについてデータパケットPDが作成さ
れ、SYTはパケットPDに付加されない。次の125
μsecの周期EではデータパケットPDが転送され、サ
ンプルデータm,n,oについてデータパケットPEが
作成され、サンプルデータmに対応するSYT=17が
パケットPEに付加される。図13(c)においてデー
タパケットに示した数値がSYTである。
【0021】受信器側では周期Bの期間でサイクルタイ
マの計数値が5となったときサンプルデータaに対応す
るSYT=5と一致するので、その時点で図13(e)
に示すように再生基準クロック信号CREFが生成され
る。再生基準クロック信号CREFに同期してPLL回路
37にて生成される再生サンプリングクロック信号fs
に同期してデータパケットPAの各サンプルデータa,
b,c及びデータパケットPBのサンプルデータdが再
生される。周期Dの期間でサイクルタイマの計数値が9
となったときサンプルデータeに対応するSYT=9と
一致するので、その時点で再生基準クロック信号CREF
が生成される。再生基準クロック信号CREFに同期して
PLL回路37にて生成される再生サンプリングクロッ
ク信号fsに同期してデータパケットPBのサンプルデ
ータe,f及びデータパケットPCのサンプルデータ
g,hが再生出力される。更に、周期Eの期間でサイク
ルタイマの計数値が13となったときサンプルデータi
に対応するSYT=13と一致するので、その時点で再
生基準クロック信号CREFが生成される。再生基準クロ
ック信号CREFに同期してPLL回路37にて生成され
る再生サンプリングクロック信号fsに同期してデータ
パケットPCのサンプルデータi及びデータパケットP
Dのサンプルデータj,k,lが再生出力される。
【0022】ところで、周期Dの期間に転送されたデー
タパケットPCが図14(c)に示すように欠落してし
まった場合には、図14(d)に示すようにデータパケ
ットPCのサンプルデータg,hが再生されないだけで
なく、周期Eの期間でサイクルタイマの計数値が13と
なっても図14(e)に示すように再生基準クロック信
号CREFが生成されない。よって、サンプルデータiが
再生されないことは当然であるが、再生基準クロック信
号CREFが生成されないのでPLL回路37からは再生
サンプリングクロック信号fsが適切なタイミングで得
られず、転送されたデータパケットPDのサンプルデー
タj,k,lについての送信側のデータ通りの再生が不
可能となる。
【0023】本発明によれば、受信器12においては、
図15に示すように、SYT抽出部36の抽出出力には
第1及び第2バッファ41,42が直接に接続されてい
る。第1バッファ41にはSYT抽出部36によって今
回抽出されたタイムスタンプデータSYT(t)が直ちに
保持される。第2バッファ42にはSYT抽出部36に
よって前回抽出されたタイムスタンプデータSYT(t-
1)が保持される。第1及び第2バッファ41,42はシ
フトレジスタとして一体に構成され得る。バッファ4
1,42の保持データは差検出器43に供給される。差
検出器43は第1バッファ41に保持された今回のタイ
ムスタンプデータSYT(t)から第2バッファ42に保
持された前回のタイムスタンプデータSYT(t-1)を差
し引いてタイムスタンプ差データMSYT(t)を得る。
差検出器43にはタイムスタンプデータ計算器44が接
続されている。
【0024】タイムスタンプデータ計算器44は第1バ
ッファ41に保持された今回のタイムスタンプデータS
YT(t)にタイムスタンプ差データMSYT(t)を加算
し、加算結果を得る毎にその加算結果の値を計算タイム
スタンプデータCSYTとして保持出力する。一方、デ
ータパケット抽出部32にはパケット欠落検出部45が
設けられている。パケット欠落検出部45はデータパケ
ットが転送されてくるべき期間におけるデータパケット
抽出部32の動作状態、又は抽出されたデータパケット
の受信状態からデータパケットの欠落を検出し、データ
パケットの欠落を検出したときパケット欠落検出信号を
生成する。SYT抽出部36の抽出出力には切換スイッ
チ46が接続されている。切換スイッチ46はSYT抽
出部36及びタイムスタンプデータ計算器44のいずれ
か一方の保持出力データを選択的に出力する。すなわ
ち、パケット欠落検出部45によってパケット欠落検出
信号が発生されない限りはSYT抽出部36の保持出力
データを一致検出回路34に中継供給し、パケット欠落
検出信号が発生されたならば、タイムスタンプデータ計
算器44の保持出力データを一致検出回路34に中継供
給する。
【0025】かかる構成による動作を図16を用いて次
に説明する。図16(a)〜(c)は図14(a)〜
(c)と同様であり、周期Dの期間に転送されたデータ
パケットPCが欠落してしまった場合を示している。周
期Bの期間におけるデータパケットPAの転送によりS
YT抽出部36からはタイムスタンプデータSYT=5
が出力されるので、第1バッファ41には今回のタイム
スタンプデータSYT(t)=5が保持される。次に、周
期Cの期間におけるデータパケットPBの転送によりS
YT抽出部36からはタイムスタンプデータSYT=9
が出力されるので、第1バッファ41には今回のタイム
スタンプデータSYT(t)=9が保持され、第2バッフ
ァ42には前回のタイムスタンプデータSYT(t-1)=
5が保持される。
【0026】周期Dの期間に転送されたデータパケット
PCが図16(c)に示すように欠落してしまった場合
には、受信器12側ではパケット欠落検出部45がパケ
ット欠落検出信号を生成し、そのパケット欠落検出信号
はタイムスタンプデータ計算器44及び切換スイッチ4
6に供給される。切換スイッチ46はSYT抽出部36
の出力中継状態からタイムスタンプデータ計算器44の
出力中継状態に切り換わる。データパケットPCの欠落
により図16(d)に示すようにデータパケットPCの
サンプルデータg,h,iが再生できず失われている
が、差検出器43においてタイムスタンプ差データMS
YT(t)=SYT(t)−SYT(t-1)=4が得られるの
で、このタイムスタンプ差データMSYT(t)=4と第
1バッファ41に保持された今回のタイムスタンプデー
タSYT(t)=9と用いてタイムスタンプデータ計算器
44は計算タイムスタンプデータCSYTをCSYT=
MSYT(t)+SYT(t)なる式から13と算出する。こ
の計算タイムスタンプデータCSYT=13は切換スイ
ッチ46を介して一致検出回路34に供給される。よっ
て、周期Eの期間でサイクルタイマ33の計数時間値が
13に達したときには一致検出回路34から再生基準ク
ロック信号CREFが図16(e)に示すように生成され
る。再生基準クロック信号CREFに同期してPLL回路
37にて生成される再生サンプリングクロック信号fs
に同期してデータパケットPDのサンプルデータj,
k,lが再生出力される。
【0027】一致検出回路34によって時間値の一致が
検出された後、例えば、再生基準クロック信号CREF
応じて切換スイッチ46はSYT抽出部36の出力中継
状態に戻る。また、第1バッファ41の保持値を第2バ
ッファ42に保持させ、タイムスタンプデータ計算器4
4の計算タイムスタンプデータCSYTを第1バッファ
41に保持させる。SYT抽出部36は周期Fの期間で
新たなタイムスタンプデータSYT=17を保持出力す
ることになり、上記した通常時の動作が行なわれる。
【0028】上記のバッファ41,42、差検出器43
及びタイムスタンプデータ計算器44の部分を図17に
示すようにマイクロコンピュータ51に置き換えること
ができる。このマイクロコンピュータ51の動作を図1
8に示したフローチャートに従って次に説明する。な
お、マイクロコンピュータ51の内部メモリ(図示せ
ず)には第1及び第2バッファが形成され、そこに保持
される保持値をBuffer1,Buffer2とする。
【0029】マイクロコンピュータ51はSYT抽出部
36によって新たなタイムスタンプデータSYTが抽出
されたか否かを判別する(ステップS1)。タイムスタ
ンプデータSYTが抽出されたならば、第1バッファの
保持値Buffer1を第2バッファに保持させ、タイムスタ
ンプデータSYTをSYT抽出部36から読み取って第
1バッファに保持させる(ステップS2)。そして、第
1及び第2バッファの保持値Buffer1,Buffer2が有効で
あるか否かを判別する(ステップS3)。これは最初に
SYT抽出部36から読み取った時点では第1及び第2
バッファのいずれにも読取値が保持されていないので、
SYT抽出部36から少なくとも2回読み取って第1及
び第2バッファの両方に保持されたことを確認するため
である。よって、第1及び第2バッファの保持値Buffer
1,Buffer2の少なくとも一方が無効であるならば、ステ
ップS1に戻る。
【0030】第1及び第2バッファの保持値が有効であ
るならば、第1バッファの保持値Buffer1と第2バッフ
ァの保持値Buffer2との差Diff=Buffer1−Buffer2を計
算する(ステップS4)。次いで、パケット欠落検出部
45がパケット欠落検出信号を生成したか否かを判別す
る(ステップS5)。パケット欠落検出信号が生成され
ていない場合にはステップS1に戻って上記の動作を繰
り返す。パケット欠落検出部45がパケット欠落検出信
号を生成した場合には、差Diffに第1バッファの保持値
Buffer1を加算してその加算結果を計算タイムスタンプ
データCSYTとし(ステップS6)、その計算タイム
スタンプデータCSYTをスイッチ46に出力してそれ
を一致検出回路34に供給させる(ステップS7)。そ
の後、第1バッファの保持値Buffer1を第2バッファに
保持させ、計算タイムスタンプデータCSYTを第1バ
ッファに保持させ(ステップS8)、ステップS5に戻
る。
【0031】なお、上記した実施例においては、今回の
タイムスタンプデータSYT(t)から前回のタイムスタ
ンプデータSYT(t-1)を差し引いてタイムスタンプ差
データMSYT(t)を得ているが、今回のタイムスタン
プデータSYT(t)からM(整数)回前のタイムスタン
プデータSYT(t-M)を差し引いてその差SYT(t)−S
YT(t-M)をMで割ることによりタイムスタンプ差デー
タMSYT(t)を
【数1】 MSYT(t)=(SYT(t)−SYT(t-M))/M の如く得ることもできる。また、前回のタイムスタンプ
差データMSYT(t-1)を用いて次のように今回のタイ
ムスタンプ差データMSYT(t)を重み付けして求める
こともできる。
【0032】
【数2】MSYT(t)=(SYT(t)−SYT(t-1)+M
SYT(t-1))/2 ただし、t=0の場合にはMSYT(0)=0 t=1の場合にはMSYT(1)=SYT(1)・SYT(0) また、サンプルデータのサンプリングクロック信号fs
が予め分かっている場合には、サンプリングクロック信
号fsからタイムスタンプ差データMSYT(t)を算出
することができる。
【0033】更に、PLL回路37内のVCOの分周波
形の立ち上がりから一定期間内に再生基準クロック信号
REFが立ち上がらない場合には、PLL回路37のロ
ック状態では再生基準クロック信号CREFを強制的に立
ち上げても良い。また、上記した実施例においては、I
EEE1394−1995規格を用いたデータ転送方法
及び装置について説明したが、本発明はタイムスタンプ
データを含むデータパケットでデータ転送するIEEE
1394−1995規格以外のインターフェース規格を
用いたデータ転送方法及び装置にも適用することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
時系列のディジタルデータをデータパケットにて転送中
にデータが欠落しても受信側ではその後、受信したデー
タパケットについては直ちに適切なタイミングでディジ
タルデータを再生出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高速シリアルデータ転送インターフェースによ
って接続された複数の電気機器を示す図である。
【図2】ノードA〜Fが接続されたトポロジにおいてル
ートノードの決定手順を説明するための図である。
【図3】ノードIDの各ノードへの通知手順を説明する
ための図である。
【図4】サイクル内のパケット構造を示す図である。
【図5】サイクルスタートパケットCSの転送を示す図
である。
【図6】アイソクロナスパケットの構造を示す図であ
る。
【図7】CIPヘッダの構造を示す図である。
【図8】アシンクロナスパケットの構造を示す図であ
る。
【図9】送受信器を含む電気機器間の接続状態を示す図
である。
【図10】送信器の構成を示すブロック図である。
【図11】受信器の構成を示すブロック図である。
【図12】データパケット転送を説明するための図であ
る。
【図13】データパケット転送を説明するための図であ
る。
【図14】パケット欠落が生じたデータパケット転送を
説明するための図である。
【図15】本発明を適用した受信器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】図15の受信器を用いたデータパケット転送
を説明するための図である。
【図17】本発明を適用した他の受信器の構成を示すブ
ロック図である。
【図18】図17のマイクロコンピュータの動作を示す
フローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
11,14 送信器 12,13 受信器 21 送信バッファ 22 MUX 23,33 サイクルタイマ 24 ラッチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では時系列のディジタルデータの
    うちの所定データ数毎のディジタルデータにそれを受信
    側でデータパケットから再生出力する時点を示すタイム
    スタンプデータを付加し、そのタイムスタンプデータ付
    加後の時系列のディジタルデータを複数のディジタルデ
    ータからなるデータパケットにして順次送信し、送信し
    たデータパケットをバスにて転送し、受信側では前記バ
    スにて転送したデータパケットを受信してその受信した
    データパケット内のディジタルデータから前記タイムス
    タンプデータを抽出してその抽出タイムスタンプデータ
    に基づいたタイミングで受信したデータパケットから各
    ディジタルデータを再生出力するデータ転送方法であっ
    て、 受信側ではデータパケットのデータ欠落を検出したとき
    にはそれまでに抽出したタイムスタンプデータに応じて
    そのデータ欠落のデータパケットに含まれるべきタイム
    スタンプデータを計算し、計算したタイムスタンプデー
    タを用いてその後の各ディジタルデータの再生出力タイ
    ミングを定めることを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 時系列のディジタルデータのうちの所定
    データ数毎のディジタルデータにそれを受信側でデータ
    パケットから再生出力する時点を示すタイムスタンプデ
    ータを付加し、そのタイムスタンプデータ付加後の時系
    列のディジタルデータを複数のディジタルデータからな
    るデータパケットにして順次送信する送信器と、 送信されたデータパケットを転送するバスと、 前記バスによって転送されたデータパケットを受信して
    その受信したデータパケット内のディジタルデータから
    前記タイムスタンプデータを抽出してその抽出タイムス
    タンプデータに基づいたタイミングで受信したデータパ
    ケットから各ディジタルデータを再生出力する受信器
    と、を備え、 前記受信器はデータパケットのデータ欠落を検出したと
    きにはそれまでに抽出したタイムスタンプデータに応じ
    てそのデータ欠落のデータパケットに含まれるべきタイ
    ムスタンプデータを計算し、計算したタイムスタンプデ
    ータを用いてその後の各ディジタルデータの再生出力タ
    イミングを定めることを特徴とするデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記受信器は、タイムスタンプデータを
    抽出する毎にその抽出したタイムスタンプデータを保持
    する第1バッファと、タイムスタンプデータを抽出する
    毎にその直前まで前記第1バッファに保持されていたタ
    イムスタンプデータを保持する第2バッファと、前記第
    1バッファに保持されたタイムスタンプデータと前記第
    2バッファに保持されたタイムスタンプデータの差を算
    出する差算出手段と、データパケットのデータ欠落を検
    出したときには前記第1バッファに保持されたタイムス
    タンプデータに前記差を加算した値をタイムスタンプデ
    ータとする加算手段とを含むことを特徴とする請求項2
    記載のデータ転送装置。
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