JPH11214071A - 電気コネクタ装置 - Google Patents

電気コネクタ装置

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Publication number
JPH11214071A
JPH11214071A JP10020460A JP2046098A JPH11214071A JP H11214071 A JPH11214071 A JP H11214071A JP 10020460 A JP10020460 A JP 10020460A JP 2046098 A JP2046098 A JP 2046098A JP H11214071 A JPH11214071 A JP H11214071A
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JP
Japan
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electrical connector
connector
guide pin
fitting
release lever
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Pending
Application number
JP10020460A
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English (en)
Inventor
Naoto Takase
高瀬尚登
Yoshikazu Ito
伊東良和
Masanori Yagi
八木正典
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Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
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Publication date
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Priority to TW088200688U priority patent/TW456593U/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合及び嵌合解除が簡単にできる電気コネク
タ装置を提供すること。 【解決手段】 互いに嵌合する一方の電気コネクタと他
方の電気コネクタ4でなる電気コネクタ装置である。一
方の電気コネクタの嵌合面にガイドピンが突出させて設
けてあると共に、他方の電気コネクタ4の嵌合面に、前
記ガイドピンと対向し、ガイドピンが嵌合可能のガイド
孔38が設けてある。更に、他方の電気コネクタ4に、
ガイドピンに係合するフック40を先端に設けたラッチ
片39がガイド孔38内に設けてあり、かつ、ラッチ片
39とガイドピンの係合を解除するための解除レバー4
1が設けてあり、解除レバー41を一方と他方の電気コ
ネクタの嵌合方向でスライドさせて、ラッチ片39とガ
イドピンの係合が解除できるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに嵌合する一方の
電気コネクタと他方の電気コネクタでなる電気コネクタ
装置に係り、特に、嵌合及び嵌合解除をし易く構成した
電気コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに嵌合する一方の電気コネク
タと他方の電気コネクタでなる電気コネクタ装置では、
嵌合した一方及び他方の電気コネクタを結合する手段と
してねじが一般的に利用されている。一方又は他方の電
気コネクタの嵌合面内に、内壁にねじ山を形成したねじ
穴を設けると共に、他方又は一方の電気コネクタの嵌合
面から突出するようにしてねじ杆を回転可能に設け、ね
じ穴とねじ杆を結合させる構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のね
じによる結合手段を設けた電気コネクタ装置は、一方と
他方の電気コネクタの結合の際に、電気コネクタ相互を
嵌合した後、ねじ杆を回転してねじ穴に結合する操作が
必要であり、また、結合の解除も、ねじ杆の回転操作と
電気コネクタの嵌合解除の操作が必要となり、電気コネ
クタ相互の嵌合及び嵌合解除がワンタッチ操作でできな
い問題点があった。また、ねじ杆の回転操作のために、
ねじ杆の操作部(摘み)周囲にスペースを確保しなけれ
ばならなかったり、操作用の工具を必要とする場合もあ
って不便であった。
【0004】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、嵌合及び嵌合解除が簡単にできる電気コネクタ装
置を提供することを主な目的としている。また、嵌合解
除のためのスペースの確保や工具を不要にできる電気コ
ネクタ装置を提供することも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れた本発明は、一方の電気コネクタにガイドピンを設け
ると共に、他方の電気コネクタにガイドピンに係合する
ラッチ片を設けて構成される電気コネクタ装置である。
【0006】即ち本発明は、互いに嵌合する一方の電気
コネクタと他方の電気コネクタでなる電気コネクタ装置
において、一方の電気コネクタの嵌合面にガイドピンが
突出させて設けてあると共に、他方の電気コネクタの嵌
合面に、前記ガイドピンと対向し、ガイドピンが嵌合可
能のガイド孔が設けてあり、更に、前記他方の電気コネ
クタに、ガイドピンに係合するフックを先端に設けたラ
ッチ片がガイド孔内に設けてあり、かつ、ラッチ片とガ
イドピンの係合を解除するための解除レバーが設けてあ
り、解除レバーを一方と他方の電気コネクタの嵌合方向
でスライドさせて、ラッチ片とガイドピンの係合が解除
できるように構成したことを特徴とする電気コネクタ装
置である。
【0007】また、互いに嵌合する一方の電気コネクタ
と他方の電気コネクタでなる電気コネクタ装置におい
て、一方の電気コネクタの嵌合面にガイドピンが突出さ
せて設けてあると共に、他方の電気コネクタの嵌合面
に、前記ガイドピンと対向し、ガイドピンが嵌合可能の
ガイド孔が設けてあり、更に、前記他方の電気コネクタ
に、ガイドピンに係合するフックを先端に設けたラッチ
片がガイド孔内に、ガイドピンの外側に沿って延びるよ
うに設けてあり、かつ、ラッチ片とガイドピンの係合を
解除するための解除レバーが設けてあり、ラッチ片の基
部に形成した屈曲部の内側に解除レバーの先端に外向き
に形成した作動部が、解除レバーのスライドによって互
いに係合するようにしてあり、解除レバーを一方と他方
の電気コネクタの嵌合方向でスライドさせて、解除レバ
ーの作動部をラッチ片の屈曲部に係合させることによっ
て、ラッチ片を外側に湾曲させてフックとガイドピンの
係合が解除できるように構成したことを特徴とする電気
コネクタ装置である。
【0008】上記において、他方の電気コネクタは、電
線が終端された電気コネクタであり、この電気コネクタ
は、電線が導入される後端が斜めに形成された斜切縁と
されたカバーを備えており、電線を斜め後方に湾曲でき
るようにしてある構成とすることができ、電線とプリン
ト回路基板の間を接続するようにした電気コネクタ装置
において好適である。
【0009】
【作用】本発明の電気コネクタ装置によれば、一方の電
気コネクタに他方の電気コネクタを嵌合すると、ラッチ
片の湾曲変形により、ラッチ片をガイドピンに自動的に
係合させることができる。また、解除レバーをスライド
させるだけでラッチ片を湾曲変形させて、ガイドピント
の係合を外し、電気コネクタ相互の嵌合解除をすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照して
説明する。
【0011】図1は一方の表面実装コネクタ装置1と、
電線3の端部に取り付けられた他方の電気コネクタ4で
なる実施例の電気コネクタ装置の斜視図であって、表面
実装コネクタ装置1がプリント回路基板2に実装される
様子と、電気コネクタ4が嵌合する様子とが併せて示さ
れている。表面実装コネクタ1は、プリント回路基板2
に表面実装された表面実装コネクタ5と、この表面実装
コネクタ5の上部に嵌合された中継コネクタ6とで構成
されている。
【0012】前記表面実装コネクタ5は、図2、3に示
してあるように、絶縁ハウジング7と、この絶縁ハウジ
ング7に所定のピッチPで装着された複数のターミナル
8とで構成されている。絶縁ハウジング7は、平面矩形
の細長い形状をしており、長手方向に沿って嵌合スロッ
ト9が2列に形成されて上面に開口している。ターミナ
ル8は、各嵌合スロット9毎に、コンタクト片10を対
向させるようにして所定のピッチPで装着され、ソルダ
テイル11が絶縁ハウジング7の底面から前後(図2に
おいて左右の方向)両側に、底面と略面一にして突出さ
せてある。即ち、前側の嵌合スロット9にコンタクト片
10を配置したターミナル8のソルダテイル11が絶縁
ハウジング7の前方に延び、後側の嵌合スロット9にコ
ンタクト片10を配置したターミナル8のソルダテイル
11が絶縁ハウジング7の後方に延びている。
【0013】このようなソルダテイル11の配置を可能
とするために、嵌合スロット9でコンタクト片10を互
いに対向させている各対のターミナル8は図4に示した
ように構成されている。この図に示してあるように、タ
ーミナル8のソルダテイル11は、固定片部12の幅の
約半分の幅に形成され、嵌合スロット9の内側に配置さ
れるターミナル8のソルダテイル11が、外側に配置さ
れるターミナル8の固定片部12の下を潜って外側に延
びるようにしている。この結果、ソルダテイル11の並
列ピッチは、ターミナル8の並列ピッチPの半分の1/
2Pとなっている。
【0014】ターミナル8のコンタクト片10も独特の
形状になっている。即ち、図4に示されているように、
コンタクト片10は、平行する二つの分割コンタクト片
10a、10bとされ、一方の分割コンタクト片10a
を他方の分割コンタクト片10bより長くして、それぞ
れの先端に弧状に形成したコンタクト部13a、13b
がコンタクト片10の長手方向に沿って並ぶようにして
ある。
【0015】前記表面実装コネクタ装置1をプリント回
路基板2の縁部に設置する際には、先ず、上記のように
構成された表面実装コネクタ5が、図1の右手前に示さ
れているように、プリント回路基板2の縁部に沿って表
面実装される。絶縁ハウジング7の底面から前後外側に
突出させて配置されたソルダテイル11をプリント回路
基板2の表面に形成されている導電パッド(図示してい
ない。)に1対1で対向させ、半田リフロー法によって
ソルダテイル11と導電パッドを表面半田付けして固定
する。
【0016】この表面実装コネクタ5は、上記のように
絶縁ハウジング7と複数のターミナル8とでなる単純な
構造であり、ソルダテイル11も絶縁ハウジング7の底
面に沿って外側に延びて外部に突出させた構造であるの
で、ソルダテイル11が極端に長くなるのを避けること
ができ、製造し易いのは勿論のこと、ソルダテイル11
の並列ピッチも所定のピッチに維持し易く、プリント回
路基板2上への表面実装も通常の半田リフロー法によっ
て簡単に行うことができる。しかも、ソルダテイル11
は絶縁ハウジング7の前後両側へ突出させてあるため
に、プリント回路基板2上の導電パッドとの半田付け部
分が絶縁ハウジング7の外側に露出する。このため、目
視やビデオカメラなどを用いて行われる半田付け部分の
検査も、絶縁ハウジング7に遮られることがなく、円滑
に、かつ、確実に行うことができるものである。
【0017】表面実装コネクタ5の上部に嵌合される中
継コネクタ6は、図5、6に示されているように、底面
16a内に表面実装コネクタ5の絶縁ハウジング7全体
を収容できるようにした中継嵌合部14が形成され、上
部一側(前側)に電線3側の電気コネクタ4に対する嵌
合部15が突出させて形成されている絶縁ハウジング1
6と、この絶縁ハウジング16に装着された複数のター
ミナル17とで構成されている。
【0018】ターミナル17は、表面実装コネクタ5の
ターミナル8と同一の並列ピッチPで装着されているも
ので、表面実装コネクタ5の2列の嵌合スロット9に対
応させて二つの組に構成されている。各ターミナル17
の一端のコンタクト片18は絶縁ハウジング16の底面
16a内に形成された中継嵌合部14内に垂下するよう
に延びて、表面実装コネクタ5の嵌合スロット9に突入
して各ターミナル8のコンタクト片10と1対1で係合
できるようにしてある。また、ターミナル17の他端の
コンタクト片19は、絶縁ハウジング16の上部一側に
形成された嵌合部15内で折り返された形状とされて、
各組毎に互いに対向するようにしてある。
【0019】中継コネクタ6を構成する絶縁ハウジング
16は、図1、6に示したように、両端部にブロック状
の固定部20を備えており、固定部20に上下方向に貫
通するねじ穴21が形成してある。また、固定部20の
前面には、上部一側に突出して形成されている嵌合部1
5の両側に沿うようにしてガイドピン22が前方に向け
て取り付けてあり、相手側の電線3に取り付けられた電
気コネクタ4に対する嵌合面には、嵌合部15とガイド
ピン22が突出している。ガイドピン22は、電気コネ
クタ4の嵌合を案内するためのものであって、その形状
は、固定部20に固定される基部のボルト部分23から
丸棒24を連続させ、丸棒24の先端に細丸棒25を介
して砲弾型の頭部26を連続させた形状としてある。
【0020】上記のような構成の中継コネクタ6を、先
にプリント回路基板2上に表面実装されている表面実装
コネクタ5の上部に嵌合するようにしてプリント回路基
板2に固定することによって、一方の電気コネクタであ
る表面実装コネクタ装置1が完成している。固定の様子
が図1の手前から2番目の表面実装コネクタ5に対して
示してある。表面実装コネクタ5に、この中継コネクタ
6を嵌合することによって、表面実装コネクタ5の絶縁
ハウジング7全体が、中継コネクタ6の絶縁ハウジング
16に形成された中継嵌合部14内に収容され、しか
も、ソルダテイル11の半田付け部分も中継嵌合部14
内に収容されて、表面実装コネクタ5の絶縁ハウジング
7及びソルダテイル11の半田付け部分が絶縁ハウジン
グ16でカバーされて外部に露出しないようにしてあ
る。この中継コネクタ6の嵌合で、ターミナル17の一
端のコンタクト片18が表面実装コネクタ5のコンタク
ト片10と係合する。係合に際して、表面実装コネクタ
5のコンタクト片10に設けた二つのコンタクト部13
a、13bのうち、一方のコンタクト部13aが中継コ
ネクタ6側のコンタクト片18の表面を拭い、汚れなど
を除去する。従って、このクリーニング機能によって良
好な電気的係合が確保される。
【0021】表面実装コネクタ5に嵌合した中継コネク
タ6は、絶縁ハウジング16の両端に形成された固定部
20のねじ穴21と、プリント回路基板2に予め形成さ
れている開口27にねじ28を挿通し、ねじ28を介し
て、中継コネクタ6をプリント回路基板2へ直接固定す
る。このように、中継コネクタ6をプリント回路基板2
へ直接固定することによって、中継コネクタ6に作用す
る力が表面実装コネクタ5に伝達されることなく、直接
プリント回路基板2側へ伝達されて、表面実装コネクタ
5のソルダテイル11の半田付け部分には影響を及ぼさ
ないようにしてある。
【0022】表面実装コネクタ5に中継コネクタ6を嵌
合した状態で、中継コネクタ6の上部一側に突出して形
成されている嵌合部15は、ガイドピン22と共にプリ
ント回路基板2の縁より外部に、プリント回路基板2と
略平行の面内で臨むようにされている。従って、電線3
の端部に取り付けられた電気コネクタ4は、プリント回
路基板2の縁部などの障害を受けることなく、比較的広
いスペースで嵌合作業をすることができ、作業がし易く
なっている。また、嵌合の際に電気コネクタ4から中継
コネクタ6に加えられる力は、前記の通り、直接プリン
ト回路基板2側に伝達させることができる結果、表面実
装コネクタ5には嵌合の際の力が作用せず、ソルダテイ
ル11の半田付け部分を保護することができる。表面実
装コネクタ5に中継コネクタ6を嵌合することによっ
て、表面実装コネクタ5側のターミナル8のコンタクト
片10と、中継コネクタ6側のターミナル17のコンタ
クト片18が1対1の関係で互いに係合するので、プリ
ント回路基板2の導電パッド(図示していない。)から
中継コネクタ6の嵌合部15に臨ませてあるコンタクト
片19までが電気的に導通した状態となる。従って、嵌
合部15に電線3側の電気コネクタ4を嵌合すること
で、電線3とプリント回路基板2の接続ができる。嵌合
部15に臨ませたコンタクト片19も、図7に示したよ
うに、長短二つの分割コンタクト片19a、19bとし
てあり、電気コネクタ4側のコンタクト片をクリーニン
グできるようにしてある。なお、嵌合部15には金属シ
ェル29が嵌装してあり、次ぎに説明する電気コネクタ
4側の嵌合部30の金属シェル31と導通できるように
してある。
【0023】電線3の端部に取り付けられた他方の電気
コネクタ4は、図8、9に示したように構成されて前記
中継コネクタ6の嵌合部15と互いに嵌合できるように
されている。図において、32が複数のターミナル33
が装着されている絶縁ハウジングで、この絶縁ハウジン
グ32が上下から金属カバー34で覆われている。絶縁
ハウジング32は一側に嵌合部30が形成されて金属カ
バー34から外部に突出するようにしてある。外部に突
出した嵌合部30の外周に金属シェル31が装着してあ
る。ターミナル33は、前記ピッチPと同一のピッチで
絶縁ハウジング32に並列して装着されているもので、
中継コネクタ6の嵌合部15に臨ませた上下2組のコン
タクト片19にそれぞれ1対1で係合できるように、コ
ンタクト片35が嵌合部30において上下に配置されて
いる。絶縁ハウジング32の内部には、ターミナル33
に切り起こして形成した圧接部36が配置してあり、金
属カバー34内に導入された電線3の被覆芯線37が、
1本づつターミナル33へ圧接接続されている。
【0024】金属カバー34の両側部には、中継コネク
タ6の絶縁ハウジング16から前方に突出させて設けた
ガイドピン22に対するガイド孔38が形成してあり、
電気コネクタ4の嵌合面には前記嵌合部30が突出して
いると共に、ガイド孔38が開口している。ガイド孔3
8内には、ラッチ片39の先端に形成したフック40が
臨ませてある。電気コネクタ4を中継コネクタ6に嵌合
する際に、嵌合部30が中継コネクタ6の嵌合部15に
正対するように案内され、嵌合が完了すると、ラッチ片
39がガイドピン22の外側に沿って延びて、フック4
0がガイドピン22の細丸棒25まで達してフック40
が頭部26に係合し嵌合状態が維持できるようにして、
電気コネクタ4の表面実装コネクタ装置1に対する嵌合
がワンタッチでできるようにしてある。ラッチ片39は
側方に向けて弾性変形が可能であり、嵌合の解除の際に
は外側に向けて強制的に弾性変形できるように、解除レ
バー41が各ラッチ片39に沿うようにして設けてあ
る。この解除レバー41は、金属カバー34の側壁に沿
って、即ち電気コネクタ4の嵌合方向に平行な方向でス
ライド可能に設置され、コイルスプリング42によって
嵌合部30の方向に付勢されていると共に、コイルスプ
リング42の弾力に抗して矢示43の方向に手でスライ
ド操作できるようにしてある。
【0025】一方の電気コネクタである表面実装コネク
タ装置1を構成している中継コネクタ6に、他方の電気
コネクタである上記の電気コネクタ4を嵌合することに
よって、中継コネクタ6側のコンタクト片19と電気コ
ネクタ4側のコンタクト片35が、コンタクト片19の
クリーニング作用を受ながら互いに係合し電気的に接続
された状態となり、電線3からプリント回路基板2まで
が接続される。また、表面実装コネクタ装置1を構成し
た中継コネクタ6に嵌合した電気コネクタ4を外す際に
は、解除レバー41を矢示43の方向にスライドする。
解除レバー41の先端に形成した作動部44がラッチ片
39の基部に形成した屈曲部45に沿わせてあり、解除
レバー41を矢示43の方向にスライドさせると、作動
部44が屈曲部45に係合してラッチ片39が外側に弾
性変形し、フック40とガイドピン22の頭部26との
係合が外れて、嵌合の解除も解除レバー41のスライド
のみでワンタッチでできるようにしてある。しかも、解
除レバー41の操作は、電気コネクタ4の嵌合方向でス
ライドさせるだけであるので、解除のための工具を必要
としないばかりでなく、解除レバー41の周囲に操作の
ための広いスペースを必要としないようになっている。
このことは、図10に示したように、互いに嵌合する電
気コネクタ装置が横並びで多数設置される場合に、電気
コネクタ装置の隣接間隔を小さくすることができること
も意味し、プリント回路基板2の高密度実装の点でも有
利なものである。
【0026】金属カバー34内に導入された電線3は、
図9に示してあるように、一方の金属カバー34にクラ
ンプバー46を介して固定されている。そして、上下の
金属カバー34の電線3側の端縁は、一側に傾いた斜切
縁47としてある。この斜切縁47は、電線3の引き回
しを考慮したものであって、電線3が電気コネクタ4か
ら斜切縁47の傾いている方向に斜めに延長し易くして
ある。これは、図10に示してあるように、プリント回
路基板2にこの表面実装コネクタ装置1が多数設置さ
れ、しかも、プリント回路基板2の縁より外側のスペー
スが、プリント回路基板2を収容する筐体などの壁やド
ア48で制限されて狭い場合を考慮しているものであ
る。このような場合、多数の電線3がそれぞれドア48
に沿って横方向に引き回されることになるので、電気コ
ネクタ4から外側に延びる電線3が斜切縁47に垂直の
方向へ湾曲し易くし、引き回しの際に被覆芯線37の圧
接部分やクランプバー46による固定部分に無理な力が
かからないようにしてある。電線3を斜切縁47の後方
で無理なく湾曲できることから、前記解除レバー41の
スライド操作のためのスペースも十分に確保できること
になる。
【0027】なお、図1では、表面実装コネクタ5をプ
リント回路基板2の表裏両面に表面実装し、各表面実装
コネクタ5に中継コネクタ6を嵌合して、表裏両面に一
方の電気コネクタである表面実装コネクタ装置1が設置
されたた場合が示してある。表裏の中継コネクタ6は、
共通の1本のねじ28でプリント回路基板2に固定され
ている。このようにプリント回路基板2の表裏両面に表
面実装コネクタ装置1を設置することによって、プリン
ト回路基板2の表裏両面の有効利用を図ることができ
る。プリント回路基板2の一方の面にのみ表面実装コネ
クタ5を実装し、これに中継コネクタ6を嵌合して、一
方の面に一方の電気コネクタを設置することも勿論可能
であるのは言うまでも無い。
【0028】また、中継コネクタ6のプリント回路基板
2への固定も、ねじ28に限られるものではなく、絶縁
ハウジング16に固定脚を設けて、この固定脚にファス
ナーやペグとして機能する部分を付加したりするなど、
他の固定構造とすることもできる。ねじ28を用いた場
合、固定が簡単にできると共に、表面実装コネクタ5か
ら中継コネクタ6を脱着することも容易にできるので、
中継コネクタ6の交換や修理に便利である。また、プリ
ント回路基板2の表裏両面に表面実装コネクタ装置1を
設置するような場合に、実施例のようにねじ28を用い
ると、共通の1本のねじ28で表裏の中継コネクタ6を
同時に固定することができ、固定の作業能率を良くする
ことができる。
【0029】また、一方の電気コネクタを実施例では別
体に構成された表面実装コネクタ5と中継コネクタ6を
組み合わせた表面実装コネクタ装置1としたが、一体の
絶縁ハウジングで構成された一般的構造の表面実装コネ
クタ装置とすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明の電気コネク
タ装置によれば、一方の電気コネクタに設けたガイドピ
ンと、他方の電気コネクタに設けたラッチ片が自動的に
係合でき、かつ、解除レバーのスライドによってラッチ
片の係合を解除できるようにしたので、嵌合及び嵌合解
除がワンタッチででき、取扱が容易な電気コネクタ装置
を提供できる効果がある。また、他方の電気コネクタの
カバーの後端に斜切縁を設けて電線を斜め後方に湾曲で
きるようにすることによって、他方の電気コネクタの後
方に確保すべきスペースを小さくすることができ、しか
も、解除レバーの操作スペースも確保し易くなり、多数
の電気コネクタ装置を高密度で設置できるようにする効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の電気コネクタ装置の斜視
図であり、一方の表面実装コネクタ装置がプリント回路
基板上に実装される様子と、電線側の他方の電気コネク
タが嵌合される様子を併せて示した図である。
【図2】 表面実装コネクタ装置を構成した表面実装
コネクタの縦断面図である。
【図3】 同じく表面実装コネクタの平面図である。
【図4】 同じく表面実装コネクタの一対のターミナ
ルを示した斜視図である。
【図5】 表面実装コネクタ装置を構成した中継コネ
クタの縦断面図である。
【図6】 同じく中継コネクタの平面図である。
【図7】 同じく中継コネクタのターミナルの一方の
コンタクト片の部分の斜視図である。
【図8】 電線側の他方の電気コネクタの縦断面図で
ある。
【図9】 同じく電線側の他方の電気コネクタの、上
側の金属カバーを除いて示した平面図である。
【図10】 一方の表面実装コネクタ装置の複数と電線
側の他方の電気コネクタの複数との関係を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 表面実装コネクタ装置 2 プリント回路基板 3 電線 4 電気コネクタ 5 表面実装コネクタ 6 中継コネクタ 7 表面実装コネクタの絶縁ハウジング 8 表面実装コネクタのターミナル 9 嵌合スロット 10 コンタクト片 10a、10b 分割コンタクト片 11 ソルダテイル 12 ターミナルの固定片部 13a、13b コンタクト部 14 表面実装コネクタに対する中継嵌合部 15 電気コネクタに対する嵌合部 16 中継コネクタの絶縁ハウジング 16a 絶縁ハウジングの底面 17 中継コネクタのターミナル 18 コンタクト片 19 コンタクト片 19a、19b 分割コンタクト片 20 固定部 21 ねじ穴 22 ガイドピン 23 ボルト部分 24 丸棒 25 細丸棒 26 頭部 27 開口 28 ねじ 29 金属シェル 30 電気コネクタの嵌合部 31 金属シェル 32 電気コネクタの絶縁ハウジング 33 電気コネクタのターミナル 34 電気コネクタの金属カバー 35 コンタクト片 36 圧接部 37 被覆芯線 38 ガイド孔 39 ラッチ片 40 フック 41 解除レバー 42 コイルスプリング 44 作動部 45 屈曲部 46 クランプバー 47 斜切縁 48 ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木正典 神奈川県大和市深見東1−5−4 日本モ レックス株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合する一方の電気コネクタ1
    と他方の電気コネクタ4でなる電気コネクタ装置におい
    て、 一方の電気コネクタ1の嵌合面にガイドピン22が突出
    させて設けてあると共に、他方の電気コネクタ4の嵌合
    面に、前記ガイドピン22と対向し、ガイドピン22が
    嵌合可能のガイド孔38が設けてあり、 更に、前記他方の電気コネクタ4に、ガイドピン22に
    係合するフック40を先端に設けたラッチ片39がガイ
    ド孔38内に設けてあり、かつ、ラッチ片39とガイド
    ピン22の係合を解除するための解除レバー41が設け
    てあり、 解除レバー41を一方と他方の電気コネクタ1、4の嵌
    合方向でスライドさせて、ラッチ片39とガイドピン2
    2の係合が解除できるように構成したことを特徴とする
    電気コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 他方の電気コネクタ4は、電線3が終
    端された電気コネクタ4であり、この電気コネクタ4
    は、電線3が導入される後端が斜めに形成された斜切縁
    47とされたカバー34を備えており、電線を斜め後方
    に湾曲できるようにしてある請求項1に記載の電気コネ
    クタ装置。
  3. 【請求項3】 互いに嵌合する一方の電気コネクタ1
    と他方の電気コネクタ4でなる電気コネクタ装置におい
    て、 一方の電気コネクタ1の嵌合面にガイドピン22が突出
    させて設けてあると共に、他方の電気コネクタ4の嵌合
    面に、前記ガイドピン22と対向し、ガイドピン22が
    嵌合可能のガイド孔38が設けてあり、 更に、前記他方の電気コネクタ4に、ガイドピン22に
    係合するフック40を先端に設けたラッチ片39がガイ
    ド孔38内に、ガイドピン22の外側に沿って延びるよ
    うに設けてあり、かつ、ラッチ片39とガイドピン22
    の係合を解除するための解除レバー41が設けてあり、
    ラッチ片39の基部に形成した屈曲部45の内側に解除
    レバー41の先端に外向きに形成した作動部44が、解
    除レバー41のスライドによって互いに係合するように
    してあり、 解除レバー41を一方と他方の電気コネクタ1、4の嵌
    合方向でスライドさせて、解除レバー41の作動部44
    をラッチ片39の屈曲部45に係合させることによっ
    て、ラッチ片39を外側に湾曲させてフック40とガイ
    ドピン22の係合が解除できるように構成したことを特
    徴とする電気コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 他方の電気コネクタ4は、電線3が終
    端された電気コネクタ4であり、この電気コネクタ4
    は、電線3が導入される後端が斜めに形成された斜切縁
    47とされたカバー34を備えており、電線3を斜め後
    方に湾曲できるようにしてある請求項3に記載の電気コ
    ネクタ装置。
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