JP3204183B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用コネクタ

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JP3204183B2
JP3204183B2 JP31216397A JP31216397A JP3204183B2 JP 3204183 B2 JP3204183 B2 JP 3204183B2 JP 31216397 A JP31216397 A JP 31216397A JP 31216397 A JP31216397 A JP 31216397A JP 3204183 B2 JP3204183 B2 JP 3204183B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
用コネクタに関し、特にフレキシブル・フラット・ケー
ブルやフレキシブル・プリント配線板接続用コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブル・フラット・ケーブ
ルやフレキシブル・プリント配線板の接続には、フラッ
トケーブル用コネクタが用いられており、その中でも、
フラット・ケーブルの装着が容易な無挿抜力コネクタが
多く用いられる。
【0003】この種のフラットケーブル用コネクタとし
ては、例えば特開平8−50968号公報に開示されて
いるものがある。図12に示す特開平8−50968号
公報に開示された従来のコネクタ91は、プリント基板
97に設置されたハウジング92が開口部の近傍位置に
回動支持部93cを備え、加圧位置と開放位置との間に
加圧部材95が回動支持部93cにより回動自在に支持
され、加圧部材95が加圧位置に向けて回動した際に、
電気接触子93内のケーブル96を電気接触子93の弾
性接触部93dに突状の加圧部95dにより圧する構造
であり、加圧部材95が開放位置から加圧位置に回動し
た際に、加圧部95dがケーブル96の挿入方向と逆方
向に移動しながらケーブル96を圧するようになってい
る。92a,93aは係止部である。
【0004】また、図13に示す実公平4−33671
号公報に開示された従来のコネクタ91は、上方に向け
た開口部をもつハウジング92に加圧部材95が、ハウ
ジング92の回動支持部92cと加圧部材95の回動軸
部95cが接するように回動自在に取り付けられてお
り、弾性接触部93dを有する電気接触子93が取り付
けられている。加圧部材95は、加圧部95dを有して
おり、加圧部材95が回動する際に、加圧部材95の回
転方向に移行し、加圧部材95が時計回りに回動する際
には、電気接触子93の弾性接触部93dとの間隔が狭
められ、反時計回りに回動する際には、電気接触子93
の弾性接触部93dとの間隔が広げられる構造になって
いる。97はプリント基板である。
【0005】 ケーブル96を挿入する際には、あらか
じめ加圧部材95の加圧部95dと電気接触子93の弾
性接触子93dとの間隔を広げておき、無負荷の状態で
ケーブル96を挿入し、ケーブル96を接続する際に
は、加圧部材95を回動軸部95cの円弧中心を軸中心
として時計回りに回動し、ケーブル96を介して電気接
触子93の弾性接触子93dを加圧するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、図1
2、図13に示す従来例のコネクタ91では、ケーブル
96の接続後に、例えば他のコネクタ91のケーブル9
6の接続作業および他部品の修理中にケーブル96に対
し、何らかのはずみでケーブル96への引抜き力および
衝撃が加わった際に、特にケーブル96がコネクタ91
に対し垂直方向の引き抜き力が作用するとケーブル96
が外れやすくなるという問題がある。
【0007】 その理由は、ケーブル96がコネクタ9
1に対し垂直方向の引抜き力が作用するときに加圧部材
95の蓋状部分がケーブル96と接しているために、コ
ネクタ91に対して垂直方向の引抜き力が加圧部材95
の蓋状部分に伝わり、その結果、加圧部材95が開かれ
る方向の力を受けるためである。
【0008】 さらに図12、図13に示す従来例のコ
ネクタ91では、ケーブル96が装着しにくいという問
題がある。
【0009】その理由は、ケーブル96の装着口である
加圧部材95の開口部が小さい、或いは斜め方向に設け
られているために、開口部の視認性が悪く、結果とし
て、ケーブル96の開口部への挿入が困難となるためで
ある。
【0010】 さらに図13に示す従来例では、加圧部
材95を操作しにくいという問題がある。
【0011】 その理由は、ケーブル96をコネクタ9
1に対し上方向から接続する際に、ケーブル96が加圧
部材95の操作部を押圧するためには、ケーブル96の
背面から操作部を操作する必要があり、加圧部材95の
操作部の操作が困難であること、及び操作部の操作前後
のケーブル96の装着確認および操作部の操作終了確認
が困難であるためである。
【0012】本発明の目的は、コネクタサイズの小型化
・低背化を実現し、かつコネクタのケーブル接続の操作
性向上、およびケーブル接続信頼性の向上を図るフラッ
トケーブル用コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るフラットケーブル用コネクタは、ハウ
ジングと加圧部材との組合せからなるフラットケーブル
用コネクタであって、前記ハウジングは、電気絶縁体か
らなり、ケーブルに電気的及び機械的に接触させる電気
接触子を一定間隔に並設したものであり、前記電気接触
子は、前記加圧部材を回動可能に支持する回動支持部
と、前記回動支持部からコネクタ内の奥まった方向に延
在する略平坦部とが連続して形成されたものであり、前
記加圧部材は、前記電気接触子の回動支持部に支持され
回動軸部と、前記回動軸部からコネクタ内の奥まった
方向に延在する略平坦部とが連続して形成され、さらに
前記ハウジングに回動可能に支持され、その回動中心付
近に前記電気接触子との間にケーブルを加圧・挟持する
加圧部を有し、前記回動中心より手前側にケーブルの挿
入口を配置し、かつ前記ケーブル挿入口とは反対側に延
在する操作部を配置したものである。
【0014】また前記加圧部材が前記操作部の操作によ
り回動されるのに伴って前記加圧部は、コネクタ内部方
向に入り込み、ケーブルとの間に生じる摩擦力によりケ
ーブルを前記電気接触子の弾性接触部に加圧するもので
あるまた前記ハウジングはロック係合溝を有し、前記
加圧部材はロック突起を有しており、前記ロック係合溝
と前記ロック突起を係合させて前記加圧部材をロックす
るようにしたものである
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】 本発明のフラットケーブル用コネクタに
よれば、ケーブル接続後においては、ケーブルがコネク
タに対し垂直方向の引抜力を受けた場合、加圧部材が開
かれる方向への力、即ちケーブルの引抜き力と同じ方向
の力が加圧部材5には作用しないために、加圧部材は、
ケーブルのコネクタに対し垂直方向の力により開かれる
ことはない。
【0020】さらにコネクタにおいて、加圧部材の上面
に大きく開口された開口部を設けている。このため、ケ
ーブル挿入時は、ケーブルガイドの役目を果たすべく加
圧部材の開口部におけるケーブル収納ガイドにケーブル
を装着する際の視認性が良好になり、ケーブルを所定位
置へ確実に装着できる
【0021】さらに、コネクタにおいて、加圧部材の操
作部をケーブル挿入口である開口部とは対向する方向に
設けている。このため、操作部は、十分な操作作業領域
を確保し、操作部を押圧する動作が確実にできるととも
に、操作部を操作した前後におけるケーブルの装着確認
および操作部の操作終了確認が確実に行える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)図1において、本発明の実
施形態1に係るコネクタ1は、ハウジング2と加圧部材
5との組合せからなっている。ハウジング2は、電気絶
縁体からなり、ハウジング2には、電気接触子3を一定
間隔に並設しており、更にハウジング2の両側には、基
板への取付け用金具4を具備している。
【0024】さらに、加圧部材5は、軸部5b、回動軸
部5c、加圧部5d、操作部5f、開口部5gを有して
いる。
【0025】 加圧部材5は、両側に軸部5bを張出し
て設け、両側の軸部5b,5b間に回動軸部5cを設け
ており、軸部5bはハウジング2に、回動軸部5cは電
気接触子3の回動支持部3cにそれぞれ回動可能に軸支
し、軸部5b及び回動軸部5cを略支点として回動する
ように取付けられている。さらに、加圧部材5は、軸部
5b及び回動軸部5cを中心として、その手前側の上面
部にケーブル6の挿入口である開口部5gを設け、開口
部5gとは軸部5bを中心としてその反対の奥側に延在
する梃子状の操作部5fを設けている。
【0026】図2に示すように電気接触子3は、加圧部
材5の開口部5gに挿入されるケーブル6に電気的及び
機械的に接触する弾性接触子3dを有しており、その凸
状係止部3aをハウジング2の凹状係止部2aに嵌合し
てハウジング2に装着されている。また電気接触子3
は、ハウジング2の外部に張出して半田付け部3eを設
けており、複数の電気接触子3は、その弾性接触子3d
をケーブル6の接続端子にそれぞれ対応させて列状に一
定間隔に並設している。また、加圧部材5は、加圧部5
dを、開口部5gから内部に奥まった回動軸部5c付近
の位置で、かつ電気接触子3の弾性接触子3dに対向さ
せて設けている。したがってケーブル6は、加圧部材5
の加圧部5dと電気接触子3の弾性接触子3dとにより
加圧し挟持され、かつケーブル6の接点に電気接触子3
の弾性接触子3dが電気的に接触する構造になってい
る。
【0027】また加圧部材5は、電気接触子3の回動支
持部3cに回動自在に支持されてコネクタ1のハウジン
グ2に取付けられている。したがって加圧部材5は、ケ
ーブル6を加圧し始めてから回動支持部3cに沿って回
動軸部5cを略支点として回動する。また、加圧部材5
の操作部5fは、加圧部材5の開口部5gと同一面側に
設けられている。
【0028】図5及び図6に示すように、加圧部材5の
操作部5fを上方向に押し上げると、加圧部材5が軸部
5b付近を中心として回動し、加圧部材5の加圧部5d
と電気接触子3の弾性接触子3dとの間の隙間が拡大さ
れ、その隙間が加圧部材5の開口部5gを通して外部に
向けて開放される。
【0029】次に図7に示すように、ケーブル6を加圧
部材5の開口部5gに通して、拡大された加圧部材5の
加圧部5dと電気接触子3の弾性接触子3dとの隙間に
挿入し、ケーブル6の先端部をコネクタ1内の奥の方ま
で差込む。この状態で加圧部材5の操作部5fを時計方
向に押圧すると、加圧部材5は軸部5b付近を中心とし
て時計方向に回動し、加圧部材5の加圧部5dと電気接
触子3の弾性接触子3dとの間の隙間が縮小され、ケー
ブル6は、加圧部材5の加圧部5dと電気接触子3の弾
性接触子3dとにより加圧し挟持され、かつケーブル6
の接点に電気接触子3の弾性接触子3dが電気的に接触
する。そして、挺子状の操作部5fにより、ケーブル6
の挿入口である開口部5gよりも奥に位置する加圧部5
dのケーブル6との圧接位置がコネクタ1内の所定位置
まで移動し、その摩擦力によりケーブル6をコネクタ1
内の奥の方へ押し込む。
【0030】図11に示すように、コネクタ1にケーブ
ル6を接続した状態においては、ケーブル6は、回動軸
部5cから開口部5g側の位置でコネクタ1から引出さ
れているため、ケーブル6をコネクタ1に対し上方向へ
引抜く力が生じた際には、その外力は、加圧部材5を回
動軸部5cを中心として時計方向に回動させる方向に作
用することとなる。これにより、ケーブル6は、加圧部
材5の加圧部5dと電気接触子3の弾性接触子3dとに
より加圧し挟持される度合が大きくなり、ケーブル6の
結線状態がより確実に保持されることとなる。
【0031】(実施例)次に、本発明の実施形態1に係
るフラットケーブル用コネクタの具体例を一実施例とし
て図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図3に示すように、本発明の一実施例に係
るフラットケーブル用コネクタは、電気的絶縁体である
ハウジング2に、ケーブル6に電気的及び機械的に接触
させる電気接触子3を一定間隔に並設しており、ハウジ
ング2の両端には、コネクタ本体をプリント基板7上に
取付けるための金具4を具備しており、さらにケーブル
6を加圧する役目を果たす上方に大きく開口する開口部
5gを備えた加圧部材5を具備している。
【0033】電気接触子3は、ハウジング2に固定する
ための係止部3aを有しており、ハウジング2に設けら
れた係止部2aと嵌合し、ハウジング2に取り付けられ
ている。また金具4は、ハウジング2に固定するための
係止部4aを有しており、その係止部4aを使ってハウ
ジング2に取り付けられている。また加圧部材5は、両
端に突出した軸部5bを有しており、その軸部5bがハ
ウジング2の両側の軸保持部2bに支持されて、ハウジ
ング2に回動自在に取り付けられている。
【0034】加圧部材5は、コネクタ1に対し垂直方向
に大きく開口する開口部5gを有しており、ケーブル6
の収納位置決め及びケーブル6の挿入ガイドの役割を有
している。開口部5gは、コネクタ4に対して垂直方向
に大きく開口しているために、上方向には遮るものがな
い受け皿状に構成されている。
【0035】図4(a)は図1を正面方向から見た図、
(b)は図1を側面方向から見た図である。
【0036】図4(a)に示すように、本発明の一実施
例に係るコネクタ1は、ハウジング2に電気接触子3を
一定間隔で並設しており、電気接触子3は、弾性接触子
3dがコネクタ1に対し垂直方向において図中の上方向
から下方向にケーブル6を加圧する配置となっており、
加圧部材5は、加圧部5dが図中の下方向から上方向に
ケーブル6を加圧する配置となっている。
【0037】図4(b)に示すように、加圧部材5は、
軸部5bがハウジング2の軸保持部2bにより取り付け
られている。コネクタ1は、電気接触子3の半田付け部
3eおよび金具4の半田付け部4eによりプリント基板
7上に取り付けられている。また電気接触子3の半田付
け部3eは、プリント基板7と電気的に接続されてい
る。
【0038】図2に示すように、電気接触子3は、係止
部3aがハウジング2の係止部2aと嵌合してハウジン
グ2に取り付けられており、加圧部材5は、回動軸部5
cが電気接触子3の回動支持部3cに沿って回動自在に
取り付けられている。電気接触子3の弾性接触子3d
は、コネクタ1に対して垂直方向、即ち、図中の上下方
向に可動するばね構造となっており、弾性接触子3dに
より、ケーブル6と電気的及び機械的な接触を行う。ま
た、電気接触子3の回動支持部3cは、回動軸部5cの
円弧部分を支える円弧部分と、その円弧部分からコネク
タ1内の奥まったを方向に延在する略平坦部3fとが連
続して形成されている。また加圧部材5は、電気接触子
3の円弧状回動支持部3cに支持される円弧状回動軸部
5cと、その円弧状回動軸部5cからコネクタ1内の奥
まったを方向に延在する略平坦部5iとが連続して形成
されている。
【0039】次に、本発明の実施例1の動作について図
面を参照して詳細に説明する。
【0040】図5に示すように、加圧部材5をコネクタ
1に対し垂直方向に開放した状態では、操作部5fがコ
ネクタ1に対して上方向に上がっており、開口部5gが
下方向に下がっている。また、加圧部材5は、ケーブル
6を介して電気接触子3のばねの反力が加わらない状態
においては、軸部5bの中心を支点として反時計方向に
回動した状態になっている。
【0041】図6に示すように、加圧部材5が開放され
ている状態のときには、加圧部5dは下がっており、ケ
ーブル6が入りやすいように電気接触子3の弾性接触子
3dと加圧部材5の加圧部5dの間隔が広くなってお
り、この間をケーブル6が無負荷の状態で出入りが可能
となっている。ケーブル6は、弾性接触子3dと加圧部
5dにより形成される隙間から挿入され、コネクタ1内
の所定位置まで押し込むことが可能となっている。
【0042】図7に示すように、加圧部材5は、操作部
5fの操作により時計方向に回動される。それと伴って
加圧部5dは、コネクタ1に対し垂直方向において上方
向へ押し上げられ、コネクタ1に対し水平方向において
コネクタ1内部方向へ入り込み、これにより、ケーブル
6との間に生じる摩擦力によりケーブル6をコネクタ1
内の奥の方向へ押し込み、かつ、ケーブル6を上方向に
加圧し、ケーブル6を介して電気接触子3の弾性接触子
3dを加圧する。この際に生じる電気接触子3の弾性接
触子3dに集中するばねの反力により、弾性接触子3d
と加圧部5dにより形成される隙間においてケーブル6
を挟持する。加圧部材5がケーブル6を加圧し回動する
際には、加圧部材5の回動主軸が軸部5bの中心から電
気接触子3の回動支持部3cの略中心へ移行し、加圧部
材5は回動軸部5cを支点として回動する。このため、
電気接触子3の回動支持部3cからコネクタ1内の奥ま
ったを方向に延在する略平坦部3fに、加圧部材5の円
弧状回動軸部5cからコネクタ1内の奥まった方向に延
在する略平坦部5iが当接し、加圧部5dは図中左方向
から右方向、つまりケーブル6挿入方向へ加圧部材5の
回動とともに移行し、ケーブル6を摩擦力によりコネク
タ1内部の所定位置まで押し込んでいく。
【0043】図10に示すように、プリント基板7上に
電気接触子3の半田付け部3eおよび金具4の半田付け
部4eにより半田付けされたコネクタ1がケーブル6を
介して上下方向に接続されている。
【0044】加圧部材5は、コネクタ1に対して上方に
大きく開口された開口部5gを備えており、ケーブル6
がコネクタ1上面よりも上方向へ接続される接続方法で
ある場合、ケーブル6がコネクタ1に接しない部分、つ
まり、コネクタ1から離れたの外側において図中のよう
に屈曲しなければならないため、コネクタ1の上方に大
きく開口された開口部5gを有する場合、図中のように
ケーブル6を従来よりも長さを短くした配線が可能な構
成となっている。
【0045】図11に示すように、コネクタ1にケーブ
ル6を接続した後の状態において、他部のコネクタ結線
作業および修理中に何らかのはずみでケーブル6にケー
ブル6が上方向に引抜かれる力が加わった場合、ケーブ
ル6は電気接触子3の弾性接触部3dと加圧部材5の加
圧部5dに挟持されているが、ケーブル6はコネクタ1
に対し上方向へ引抜く力を受け続けている。
【0046】このとき、開口部5gがない場合、つま
り、開口部5gがつながっている場合には、このつなが
っている部分において、ケーブル6を引抜く力が加圧部
材5に作用し、加圧部材5が開かれ、ケーブル6の結線
状態が維持できなくなるが、加圧部材5の上方には、大
きく開口された開口部5gが設けられているために、ケ
ーブル6が図中の上方向へ引抜く力による加圧部材5を
開く方向、即ち、上方向へ力が加圧部材6に作用しない
ため、ケーブル6が上方向に引抜く力を受けた場合にお
いても、ケーブル6の結線状態が保たれる構造になって
いる。
【0047】(実施形態2)図8は、本発明の実施形態
2を示す平面図、図9は、本発明の実施形態2を示す正
面図である。
【0048】図8に示すように、本発明の実施形態2で
は、加圧部材5の操作部5fを大きくし、さらに操作性
が良くなる構造となっている。
【0049】また図9に示すように、本発明の実施形態
2では、ハウジング2はロック係合溝2hを有し、加圧
部材5はロック突起5hを有しており、ロック係合溝
とロック突起5hを係合させてロックし、加圧部材5
が開くのを防止し、ケーブル6の結線状態の維持を高め
る構造になっている。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
ーブルの接続後において、他部のケーブル接続作業中お
よび他部の修理作業中に何らかのはずみでケーブルをコ
ネクタに対し垂直方向へ引抜く力が生じた場合において
も、ケーブル結線状態を確実に維持することができる。
【0051】
【0052】
【0053】その理由は、加圧部材の上方に大きく開口
する開口部を設け、ケーブルがコネクタに対し上方向に
引抜く力を受けた際に、ケーブル上面が加圧部材に接せ
ず、加圧部材が開かれる方向、即ち、ケーブル引抜き方
向と同じ方向の力が加圧部材に作用せず、加圧部材が安
定した状態が保たれるためである。
【0054】さらに、ケーブルの装着作業、及びケーブ
ルの装着作業を確実に行うことができる。
【0055】その理由は、加圧部材の上方に大きく開口
する開口部を設け、ケーブル収納部自体の視認性が良好
になり、ケーブルが確実に装着でき、ケーブル装着の確
認が確実に行えることにより、ケーブル装着作業が容易
になるためである。
【0056】さらに、加圧部材を操作しやすいという効
果がある。
【0057】その理由は、加圧部材の操作部をケーブル
挿入口と対向する位置に設けることにより、ケーブルと
加圧部材の干渉をなくし、操作部を確実に操作できるこ
と、ケーブル接続作業の終了確認が確実に行えるためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るフラットケーブル用
コネクタを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図4】(a)は図1を正面方向から見た図、(b)は
図1を側面方向からみた図である。
【図5】本発明の一実施例における加圧部材を開放した
状態を示す斜視図である。
【図6】加圧部材を開放した状態における断面図であ
る。
【図7】加圧部材が所定回動位置に達した状態の断面図
である。
【図8】本発明の実施形態2を示す平面図である。
【図9】本発明の実施形態2を示す正面図である。
【図10】本発明におけるコネクタでの接続例を示す図
である。
【図11】ケーブルが上方向へ引き抜く力を受けた状態
を示す断面図である。
【図12】従来装置を示す断面図である。
【図13】他の従来装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ハウジング 2a 係止部 2b 軸保持部 2c 回動支持部 2h ロック係合溝 3 電気接触子 3a 係止部 3c 回動支持部 3d 弾性接触子 3h 半田付け部 4 金具 4a 係止部 4e 半田付け部 5 加圧部材 5b 軸部 5c 回動軸部 5d 加圧部 5f 操作部 5g 開口部 5h ロック突起 6 ケーブル 7 プリント基板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと加圧部材との組合せからな
    るフラットケーブル用コネクタであって、 前記ハウジングは、電気絶縁体からなり、ケーブルに電
    気的及び機械的に接触させる電気接触子を一定間隔に並
    設したものであり、 前記電気接触子は、前記加圧部材を回動可能に支持する
    回動支持部と、前記回動支持部からコネクタ内の奥まっ
    た方向に延在する略平坦部とが連続して形成されたもの
    であり、 前記加圧部材は、前記電気接触子の回動支持部に支持さ
    れる回動軸部と、前記回動軸部からコネクタ内の奥まっ
    た方向に延在する略平坦部とが連続して形成され、さら
    に前記ハウジングに回動可能に支持され、その回動中心
    付近に前記電気接触子との間にケーブルを加圧・挟持す
    る加圧部を有し、前記回動中心より手前側にケーブルの
    挿入口を配置し、かつ前記ケーブル挿入口とは反対側に
    延在する操作部を配置したものであることを特徴とする
    フラットケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記加圧部材が前記操作部の操作により
    回動されるのに伴って前記加圧部は、コネクタ内部方向
    に入り込み、ケーブルとの間に生じる摩擦力によりケー
    ブルを前記電気接触子の弾性接触部に加圧するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブル
    用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングはロック係合溝を有し、
    前記加圧部材はロック突起を有しており、前記ロック係
    合溝と前記ロック突起を係合させて前記加圧部材をロッ
    クするようにしたものであることを特徴とする請求項1
    に記載のフラットケーブル用コネクタ。
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