JPH11213557A - 再生装置 - Google Patents
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- JPH11213557A JPH11213557A JP1226198A JP1226198A JPH11213557A JP H11213557 A JPH11213557 A JP H11213557A JP 1226198 A JP1226198 A JP 1226198A JP 1226198 A JP1226198 A JP 1226198A JP H11213557 A JPH11213557 A JP H11213557A
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- pitch
- displacement
- frequency
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、再生装置に関し、例えばミニディス
ク装置に適用して、種々に再生速度を変位させても、一
定の音程により光ディスクを再生できるようにする。 【解決手段】オーディオデータの転送速度の変位による
音程の変位を補正するように、又は光ディスクの回転速
度の変位による音程の変位を補正するように、再生され
たオーディオデータの音程を補正して出力する。
ク装置に適用して、種々に再生速度を変位させても、一
定の音程により光ディスクを再生できるようにする。 【解決手段】オーディオデータの転送速度の変位による
音程の変位を補正するように、又は光ディスクの回転速
度の変位による音程の変位を補正するように、再生され
たオーディオデータの音程を補正して出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置に関し、
例えばミニディスク装置に適用することができる。本発
明は、オーディオデータの転送速度の変位による音程の
変位を補正するように、又は光ディスクの回転速度の変
位による音程の変位を補正するように、再生されたオー
ディオデータの音程を補正して出力することにより、種
々に再生速度を変位させても、一定の音程により光ディ
スクを再生できるようにする。
例えばミニディスク装置に適用することができる。本発
明は、オーディオデータの転送速度の変位による音程の
変位を補正するように、又は光ディスクの回転速度の変
位による音程の変位を補正するように、再生されたオー
ディオデータの音程を補正して出力することにより、種
々に再生速度を変位させても、一定の音程により光ディ
スクを再生できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニディスク装置においては、マ
スタークロックを変化させることにより、又はディジタ
ルシグナルプロセッサーによる信号処理により、再生速
度を可変したオーディオ信号を出力できるようになされ
ている。
スタークロックを変化させることにより、又はディジタ
ルシグナルプロセッサーによる信号処理により、再生速
度を可変したオーディオ信号を出力できるようになされ
ている。
【0003】すなわちミニディスク装置は、光ピックア
ップより得られる再生信号より再生クロックを生成し、
この再生クロックを基準にして再生信号を2値識別し、
これにより再生データを検出する。ミニディスク装置
は、この再生データをデータ処理してオーディオデータ
を再生する。さらに再生クロックがマスタークロックと
同期するようにミニディスクを回転駆動する。
ップより得られる再生信号より再生クロックを生成し、
この再生クロックを基準にして再生信号を2値識別し、
これにより再生データを検出する。ミニディスク装置
は、この再生データをデータ処理してオーディオデータ
を再生する。さらに再生クロックがマスタークロックと
同期するようにミニディスクを回転駆動する。
【0004】これによりミニディスク装置は、マスター
クロックを変位させてミニディスクの回転速度を変位さ
せ、さらに再生したオーディオデータの転送速度を変位
させることができる。ミニディスク装置は、この再生し
たオーディオデータを演算処理することにより一定の転
送速度で出力する。これによりミニディスク装置は、あ
たかもレコードにおいて回転速度を変位させた場合と同
様の、再生速度を可変したオーディオ信号を出力できる
ようになされている。
クロックを変位させてミニディスクの回転速度を変位さ
せ、さらに再生したオーディオデータの転送速度を変位
させることができる。ミニディスク装置は、この再生し
たオーディオデータを演算処理することにより一定の転
送速度で出力する。これによりミニディスク装置は、あ
たかもレコードにおいて回転速度を変位させた場合と同
様の、再生速度を可変したオーディオ信号を出力できる
ようになされている。
【0005】これに対してディジタルシグナルプロセッ
サーによる信号処理の場合、ミニディスク装置は、ディ
ジタルシグナルプロセッサーに内蔵のメモリを用いてオ
ーディオデータの転送速度を変位させる。これによりこ
の種のミニディスク装置は、ミニディスクの回転速度を
変位させた場合と同様に、再生速度を変位させたオーデ
ィオ信号を出力できるようになされている。
サーによる信号処理の場合、ミニディスク装置は、ディ
ジタルシグナルプロセッサーに内蔵のメモリを用いてオ
ーディオデータの転送速度を変位させる。これによりこ
の種のミニディスク装置は、ミニディスクの回転速度を
変位させた場合と同様に、再生速度を変位させたオーデ
ィオ信号を出力できるようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
てオーディオデータの転送速度を変位させて再生速度の
変位したオーディオ信号を出力する場合、その分オーデ
ィオ信号の音程も変化する問題がある。
てオーディオデータの転送速度を変位させて再生速度の
変位したオーディオ信号を出力する場合、その分オーデ
ィオ信号の音程も変化する問題がある。
【0007】音程を一定に保持したまま再生速度を変位
させることができれば、この種の光ディスク装置の使い
勝手を更に一段と向上できると考えられる。
させることができれば、この種の光ディスク装置の使い
勝手を更に一段と向上できると考えられる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、音程の変位を防止して、種々に再生速度を変位させ
ることができる再生装置を提案しようとするものであ
る。
で、音程の変位を防止して、種々に再生速度を変位させ
ることができる再生装置を提案しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、オーディオデータの転送速度の変
位によるオーディオデータの音程の変位を補正して出力
する音程補正手段を設けるようにする。
め本発明においては、オーディオデータの転送速度の変
位によるオーディオデータの音程の変位を補正して出力
する音程補正手段を設けるようにする。
【0010】また光ディスクの回転速度の変位によるオ
ーディオデータの音程の変位を補正して出力する音程補
正手段を設けるようにする。
ーディオデータの音程の変位を補正して出力する音程補
正手段を設けるようにする。
【0011】オーディオデータの転送速度を変位させれ
ば、その分再生速度を変位させてなるオーディオデータ
を得ることができ、このオーディオデータにおいては、
再生速度を変位させた分、音程が変化することになる。
これによりオーディオデータの転送速度の変位によるオ
ーディオデータの音程の変位を補正して出力する音程補
正手段を設けるようにすれば、再生速度を変位させた場
合でも、一定の音程によりオーディオ信号を出力するこ
とができる。
ば、その分再生速度を変位させてなるオーディオデータ
を得ることができ、このオーディオデータにおいては、
再生速度を変位させた分、音程が変化することになる。
これによりオーディオデータの転送速度の変位によるオ
ーディオデータの音程の変位を補正して出力する音程補
正手段を設けるようにすれば、再生速度を変位させた場
合でも、一定の音程によりオーディオ信号を出力するこ
とができる。
【0012】また光ディスクの回転速度の変位によりオ
ーディオデータの再生速度を変位させる場合でも、光デ
ィスクの回転速度の変位によるオーディオデータの音程
の変位を補正して出力する音程補正手段を設けるように
すれば、一定の音程によりオーディオ信号を出力するこ
とができる。
ーディオデータの再生速度を変位させる場合でも、光デ
ィスクの回転速度の変位によるオーディオデータの音程
の変位を補正して出力する音程補正手段を設けるように
すれば、一定の音程によりオーディオ信号を出力するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】図2は、本発明の実施の形態に係るミニデ
ィスク装置の再生系を示すブロック図である。このミニ
ディスク装置1は、所望の再生速度によりミニディスク
2を再生してオーディオ信号SAを出力する。
ィスク装置の再生系を示すブロック図である。このミニ
ディスク装置1は、所望の再生速度によりミニディスク
2を再生してオーディオ信号SAを出力する。
【0015】このミニディスク装置1において、スピン
ドルモータ3は、サーボ回路4の制御によりミニディス
ク2を高速度で回転駆動する。
ドルモータ3は、サーボ回路4の制御によりミニディス
ク2を高速度で回転駆動する。
【0016】光ピックアップ5は、ミニディスク2にレ
ーザービームを照射して戻り光を受光し、この戻り光に
応じて信号レベルが変化する再生信号RFを生成する。
このとき光ピックアップ5は、サーボ回路4によるトラ
ッキング制御により、通常の再生モードにおいては、ミ
ニディスク2に形成されたトラックを内周側より外周側
に走査するように、レーザービームを照射する。また記
録時とは逆の配列によりオーディオデータを再生する逆
転再生の動作モードにおいては、トラックジャンプを繰
り返し、記録時の順序でオーディオデータの連続するデ
ータ群が、記録とは逆の順序により連続するように、ま
た連続するデータ群間でオーディオデータが欠落しない
ように、レーザービームを照射する。
ーザービームを照射して戻り光を受光し、この戻り光に
応じて信号レベルが変化する再生信号RFを生成する。
このとき光ピックアップ5は、サーボ回路4によるトラ
ッキング制御により、通常の再生モードにおいては、ミ
ニディスク2に形成されたトラックを内周側より外周側
に走査するように、レーザービームを照射する。また記
録時とは逆の配列によりオーディオデータを再生する逆
転再生の動作モードにおいては、トラックジャンプを繰
り返し、記録時の順序でオーディオデータの連続するデ
ータ群が、記録とは逆の順序により連続するように、ま
た連続するデータ群間でオーディオデータが欠落しない
ように、レーザービームを照射する。
【0017】さらに光ピックアップ5は、後述するメモ
リ6、メモリ14に一時保持されるデータ量が所定値以
上になると、レーザービームの走査を一時中止し、その
後メモリ6に一時保持されるデータ量が所定値以下にな
ると、走査を中止した箇所よりレーザービームの走査を
再開する。これにより光ピックアップ5は、高転送速度
によりオーディオデータを間欠的に再生し、この間欠的
な再生により発生する待ち時間を有効に利用してデトラ
ック等の異常に対応できるようになされている。
リ6、メモリ14に一時保持されるデータ量が所定値以
上になると、レーザービームの走査を一時中止し、その
後メモリ6に一時保持されるデータ量が所定値以下にな
ると、走査を中止した箇所よりレーザービームの走査を
再開する。これにより光ピックアップ5は、高転送速度
によりオーディオデータを間欠的に再生し、この間欠的
な再生により発生する待ち時間を有効に利用してデトラ
ック等の異常に対応できるようになされている。
【0018】RFアンプ7は、再生信号RFを波形等化
した後、2値化して2値化信号を生成する。さらに2値
化信号を基準にして再生クロックを生成し、この再生ク
ロックを基準にして2値化信号を順次ラッチすることに
より、再生データD1を生成する。
した後、2値化して2値化信号を生成する。さらに2値
化信号を基準にして再生クロックを生成し、この再生ク
ロックを基準にして2値化信号を順次ラッチすることに
より、再生データD1を生成する。
【0019】アドレスデコーダ8は、この再生データD
1より、サブコードデータを取得し、これによりレーザ
ービーム照射位置のアドレスを取得する。ミニディスク
装置1では、このアドレスを基準にしてサーボ回路4に
より光ピックアップ5におけるレーザービーム照射位置
を制御し、また続くメモリ6をアドレス制御する。
1より、サブコードデータを取得し、これによりレーザ
ービーム照射位置のアドレスを取得する。ミニディスク
装置1では、このアドレスを基準にしてサーボ回路4に
より光ピックアップ5におけるレーザービーム照射位置
を制御し、また続くメモリ6をアドレス制御する。
【0020】デコーダ9は、この再生データD1をEF
M復調した後、記録時に付加された誤り訂正符号により
誤り訂正処理し、これによりオーディオデータをデータ
圧縮してなる圧縮符号化データD2を復調する。なおこ
こでデコーダ9は、ミニディスク2の回転速度に対応し
た1.4〔Mbps〕の転送速度によりこの圧縮符号化
データD2を出力する。
M復調した後、記録時に付加された誤り訂正符号により
誤り訂正処理し、これによりオーディオデータをデータ
圧縮してなる圧縮符号化データD2を復調する。なおこ
こでデコーダ9は、ミニディスク2の回転速度に対応し
た1.4〔Mbps〕の転送速度によりこの圧縮符号化
データD2を出力する。
【0021】メモリ制御回路10は、メモリ6の動作を
制御するコントローラにより構成され、デコーダ9より
出力される圧縮符号化データD2をメモリ6に一時格納
する。さらにこの格納した圧縮符号化データD2を入力
順に読み出してデータ伸長回路12に出力する。このと
きメモリ制御回路10は、1.4〔Mbps〕の転送速
度により入力される圧縮符号化データD2を、0.6
〔Mbps〕の転送速度によりメモリ6より読み出して
出力する。なおここで0.6〔Mbps〕の転送速度
は、通常の再生速度により圧縮符号化データD2を連続
して処理してオーディオデータを再生する場合の2倍の
転送速度である。
制御するコントローラにより構成され、デコーダ9より
出力される圧縮符号化データD2をメモリ6に一時格納
する。さらにこの格納した圧縮符号化データD2を入力
順に読み出してデータ伸長回路12に出力する。このと
きメモリ制御回路10は、1.4〔Mbps〕の転送速
度により入力される圧縮符号化データD2を、0.6
〔Mbps〕の転送速度によりメモリ6より読み出して
出力する。なおここで0.6〔Mbps〕の転送速度
は、通常の再生速度により圧縮符号化データD2を連続
して処理してオーディオデータを再生する場合の2倍の
転送速度である。
【0022】さらにメモリ制御回路10は、このように
圧縮符号化データD2をメモリ6に入出力してメモリ6
のデータ量が所定値以上になると、システム制御回路1
5を介して光ピックアップ5に再生動作の停止を指示
し、その後データ量が所定値以下になると、同様にして
光ピックアップ5に動作の再開を指示する。これにより
メモリ制御回路10は、メモリ6のオーバーフロー、ア
ンダーフローを有効に回避する。かくするにつきメモリ
6は、圧縮符号化データD2のバッファメモリを構成す
る。
圧縮符号化データD2をメモリ6に入出力してメモリ6
のデータ量が所定値以上になると、システム制御回路1
5を介して光ピックアップ5に再生動作の停止を指示
し、その後データ量が所定値以下になると、同様にして
光ピックアップ5に動作の再開を指示する。これにより
メモリ制御回路10は、メモリ6のオーバーフロー、ア
ンダーフローを有効に回避する。かくするにつきメモリ
6は、圧縮符号化データD2のバッファメモリを構成す
る。
【0023】データ伸長回路12は、メモリ制御回路1
0を介して、メモリ6に一時保持された圧縮符号化デー
タD2をセクタ単位で受け、この圧縮符号化データD2
をデータ伸長する。これによりデータ伸長回路12は、
オーディオデータD4を復調して出力する。このときデ
ータ伸長回路12は、高転送速度により入力される圧縮
符号化データD2に対応してサンプリング周波数88.
2〔kHz〕によりオーディオデータD4を出力する。
0を介して、メモリ6に一時保持された圧縮符号化デー
タD2をセクタ単位で受け、この圧縮符号化データD2
をデータ伸長する。これによりデータ伸長回路12は、
オーディオデータD4を復調して出力する。このときデ
ータ伸長回路12は、高転送速度により入力される圧縮
符号化データD2に対応してサンプリング周波数88.
2〔kHz〕によりオーディオデータD4を出力する。
【0024】ディジタルシグナルプロセッサー(DS
P)13は、データ伸長回路12より出力されるオーデ
ィオデータD4をメモリ14に格納する。さらにシステ
ム制御回路15の制御により、このメモリ14に保持し
たオーディオデータを所定順序、所定のサンプリング周
期により読み出し、これらオーディオデータを補正して
44.1〔kHz〕でなる一定のサンプリング周波数に
より出力する。なおここでメモリ14は、約3秒分のオ
ーディオデータを蓄積可能な容量を有する。
P)13は、データ伸長回路12より出力されるオーデ
ィオデータD4をメモリ14に格納する。さらにシステ
ム制御回路15の制御により、このメモリ14に保持し
たオーディオデータを所定順序、所定のサンプリング周
期により読み出し、これらオーディオデータを補正して
44.1〔kHz〕でなる一定のサンプリング周波数に
より出力する。なおここでメモリ14は、約3秒分のオ
ーディオデータを蓄積可能な容量を有する。
【0025】すなわちディジタルシグナルプロセッサー
13は、通常の再生においては、記録時の順序で順次入
力されるオーディオデータD4を、この入力の順にメモ
リ14に入力し、また入力順に出力する。このときディ
ジタルシグナルプロセッサー13は、書き込み用のポイ
ンタの値と読み出し用のポインタの値とを監視し、これ
らポインタの値が所定値以上接近すると、光ピックアッ
プ5におけるミニディスク2の再生を一時停止し、また
再開する。これによりディジタルシグナルプロセッサー
13は、メモリ14のオーバーフロー、アンダーフロー
を有効に回避する。
13は、通常の再生においては、記録時の順序で順次入
力されるオーディオデータD4を、この入力の順にメモ
リ14に入力し、また入力順に出力する。このときディ
ジタルシグナルプロセッサー13は、書き込み用のポイ
ンタの値と読み出し用のポインタの値とを監視し、これ
らポインタの値が所定値以上接近すると、光ピックアッ
プ5におけるミニディスク2の再生を一時停止し、また
再開する。これによりディジタルシグナルプロセッサー
13は、メモリ14のオーバーフロー、アンダーフロー
を有効に回避する。
【0026】またディジタルシグナルプロセッサー13
は、逆転再生の動作モードにおいては、光ピックアップ
5におけるトラックジャンプの繰り返しに対応して、記
録時の順序でオーディオデータD4の連続するデータ群
が、記録とは逆の順序により連続して入力されることに
より、各データ群内におけるオーディオデータの配列を
並び替えるように、順次入力されるオーディオデータD
4をメモリ14に格納する。さらにメモリ14より、記
録時の順序とは逆の配列により連続するように、オーデ
ィオデータD4を読み出して出力する。
は、逆転再生の動作モードにおいては、光ピックアップ
5におけるトラックジャンプの繰り返しに対応して、記
録時の順序でオーディオデータD4の連続するデータ群
が、記録とは逆の順序により連続して入力されることに
より、各データ群内におけるオーディオデータの配列を
並び替えるように、順次入力されるオーディオデータD
4をメモリ14に格納する。さらにメモリ14より、記
録時の順序とは逆の配列により連続するように、オーデ
ィオデータD4を読み出して出力する。
【0027】このようなオーディオデータD4の出力に
おいて、ディジタルシグナルプロセッサー13は、シス
テム制御回路15より指示される再生速度に従って、メ
モリ14の読み出し処理を変更し、また読み出したオー
ディオデータを補正してサンプリング周波数44.1
〔kHz〕により出力する。すなわちディジタルシグナ
ルプロセッサー13は、内蔵の発振回路により読み出し
用クロックを生成し、この読み出し用クロックを基準に
してメモリ14よりオーディオデータD4を読み出す。
ディジタルシグナルプロセッサー13は、この読み出し
クロックの周波数をシステム制御回路15より指示され
る再生速度に応じて可変し、これにより再生速度に応じ
た転送速度によりオーディオデータD4を出力する。
おいて、ディジタルシグナルプロセッサー13は、シス
テム制御回路15より指示される再生速度に従って、メ
モリ14の読み出し処理を変更し、また読み出したオー
ディオデータを補正してサンプリング周波数44.1
〔kHz〕により出力する。すなわちディジタルシグナ
ルプロセッサー13は、内蔵の発振回路により読み出し
用クロックを生成し、この読み出し用クロックを基準に
してメモリ14よりオーディオデータD4を読み出す。
ディジタルシグナルプロセッサー13は、この読み出し
クロックの周波数をシステム制御回路15より指示され
る再生速度に応じて可変し、これにより再生速度に応じ
た転送速度によりオーディオデータD4を出力する。
【0028】さらにディジタルシグナルプロセッサー1
3は、この読み出したオーディオデータD4を一定周波
数でなるマスタークロックを基準にしてゲートして出力
し、さらにこのようにゲートして欠落するオーディオデ
ータについては補間処理により補う。これによりディジ
タルシグナルプロセッサー13は、システム制御回路1
5の指示する再生速度によりメモリ14から読み出した
オーディオデータD4を出力するようになされている。
3は、この読み出したオーディオデータD4を一定周波
数でなるマスタークロックを基準にしてゲートして出力
し、さらにこのようにゲートして欠落するオーディオデ
ータについては補間処理により補う。これによりディジ
タルシグナルプロセッサー13は、システム制御回路1
5の指示する再生速度によりメモリ14から読み出した
オーディオデータD4を出力するようになされている。
【0029】キー制御回路16は、ディジタルシグナル
プロセッサー13から出力されるオーディオデータD4
を波形解析して演算処理し、これによりシステム制御回
路15で指定された音程によりオーディオデータD5を
出力する。
プロセッサー13から出力されるオーディオデータD4
を波形解析して演算処理し、これによりシステム制御回
路15で指定された音程によりオーディオデータD5を
出力する。
【0030】ディジタルアナログ変換回路17は、キー
制御回路16より出力されるオーディオデータD5をデ
ィジタルアナログ変換処理し、これによりアナログ信号
によるオーディオ信号SAを出力する。
制御回路16より出力されるオーディオデータD5をデ
ィジタルアナログ変換処理し、これによりアナログ信号
によるオーディオ信号SAを出力する。
【0031】操作子19及び20は、いわゆる中点クリ
ック機能を有するスライド抵抗により構成され、それぞ
れ再生速度調整の操作子及び音程調整の操作子を構成す
る。
ック機能を有するスライド抵抗により構成され、それぞ
れ再生速度調整の操作子及び音程調整の操作子を構成す
る。
【0032】システム制御回路15は、コンピュータに
より構成され、操作子19、20等の操作に応動して、
サーボ回路4、ディジタルシグナルプロセッサー13等
に制御コマンドを発行し、ミニディスク装置1全体の動
作を切り換える。
より構成され、操作子19、20等の操作に応動して、
サーボ回路4、ディジタルシグナルプロセッサー13等
に制御コマンドを発行し、ミニディスク装置1全体の動
作を切り換える。
【0033】図1は、このシステム制御回路15の処理
手順を示すフローチャートである。システム制御回路1
5は、このミニディスク装置1の電源が立ち上げられる
と、所定の周期によりこの処理手順を実行する。すなわ
ちシステム制御回路15は、ステップSP1からステッ
プSP2に移り、プレイの操作子が操作されたか否か判
断する。
手順を示すフローチャートである。システム制御回路1
5は、このミニディスク装置1の電源が立ち上げられる
と、所定の周期によりこの処理手順を実行する。すなわ
ちシステム制御回路15は、ステップSP1からステッ
プSP2に移り、プレイの操作子が操作されたか否か判
断する。
【0034】ここで否定結果が得られると、システム制
御回路15は、ステップSP3に移り、この処理手順を
終了する。これに対してステップSP2において肯定結
果が得られると、システム制御回路15は、ステップS
P4に移り、再生速度調整の操作子19が操作されたか
否か判断することにより、再生速度の変更がユーザーに
より指示されたか否か判断する。
御回路15は、ステップSP3に移り、この処理手順を
終了する。これに対してステップSP2において肯定結
果が得られると、システム制御回路15は、ステップS
P4に移り、再生速度調整の操作子19が操作されたか
否か判断することにより、再生速度の変更がユーザーに
より指示されたか否か判断する。
【0035】ここで否定結果が得られると、システム制
御回路15は、ステップSP5に移り、音程調整の操作
子20が中点より変位したか否か判断することにより、
音程の変更がユーザーにより指示されたか否か判断す
る。
御回路15は、ステップSP5に移り、音程調整の操作
子20が中点より変位したか否か判断することにより、
音程の変更がユーザーにより指示されたか否か判断す
る。
【0036】ここで否定結果が得られると、システム制
御回路15は、ステップSP2に戻り、これによりミニ
ディスク装置1は、それまでの動作を繰り返す。
御回路15は、ステップSP2に戻り、これによりミニ
ディスク装置1は、それまでの動作を繰り返す。
【0037】これに対して音程調整の操作子20が操作
された場合、システム制御回路15は、ステップSP5
において肯定結果が得られることにより、ステップSP
6に移る。ここでシステム制御回路15は、この操作子
20の操作量を検出する。さらにこの操作量に対応する
音程の制御量Kを計算し、この計算した制御量Kにより
キー制御回路16に音程の変更を指示した後、ステップ
SP2に戻る。なおここでKは、補正前のオーディオ信
号SAの周波数を、補正後のオーディオ信号SAの周波
数で除算した除算値である。
された場合、システム制御回路15は、ステップSP5
において肯定結果が得られることにより、ステップSP
6に移る。ここでシステム制御回路15は、この操作子
20の操作量を検出する。さらにこの操作量に対応する
音程の制御量Kを計算し、この計算した制御量Kにより
キー制御回路16に音程の変更を指示した後、ステップ
SP2に戻る。なおここでKは、補正前のオーディオ信
号SAの周波数を、補正後のオーディオ信号SAの周波
数で除算した除算値である。
【0038】これによりシステム制御回路15は、音程
調整の操作子20が操作された場合、再生速度について
は何ら変化させることなく、操作子20の操作量分だけ
オーディオ信号SAの音程を変化させる。
調整の操作子20が操作された場合、再生速度について
は何ら変化させることなく、操作子20の操作量分だけ
オーディオ信号SAの音程を変化させる。
【0039】これに対して再生速度調整の操作子19が
操作されて、操作子19が中点より変位すると、システ
ム制御回路15は、ステップSP4において肯定結果が
得られ、ステップSP7に移る。ここでシステム制御回
路15は、操作子20の操作量に対応する再生モード、
再生速度を検出し、この再生モード、再生速度により各
回路ブロックに制御コマンドを発行する。
操作されて、操作子19が中点より変位すると、システ
ム制御回路15は、ステップSP4において肯定結果が
得られ、ステップSP7に移る。ここでシステム制御回
路15は、操作子20の操作量に対応する再生モード、
再生速度を検出し、この再生モード、再生速度により各
回路ブロックに制御コマンドを発行する。
【0040】続いてシステム制御回路15は、ステップ
SP8に移り、再生速度により変化する音程を元の音程
に戻すために必要な制御量Kを計算し、この制御量Kに
よる音程の変更をキー制御回路16に通知する。すなわ
ち再生速度が2倍になった場合、オーディオ信号SAに
おいては周波数が2倍になり、音程は1オクターブ上昇
することになる。この場合、オーディオ信号SAの周波
数が1/2倍に変化するように、音程の変更を指示すれ
ば、元の音程によりオーディオ信号SAを出力すること
ができる。
SP8に移り、再生速度により変化する音程を元の音程
に戻すために必要な制御量Kを計算し、この制御量Kに
よる音程の変更をキー制御回路16に通知する。すなわ
ち再生速度が2倍になった場合、オーディオ信号SAに
おいては周波数が2倍になり、音程は1オクターブ上昇
することになる。この場合、オーディオ信号SAの周波
数が1/2倍に変化するように、音程の変更を指示すれ
ば、元の音程によりオーディオ信号SAを出力すること
ができる。
【0041】すなわちS倍速によりオーディオ信号を再
生する場合、キー制御回路16においてオーディオ信号
SAの周波数を1/Sに低減すれば、元の音程に戻すこ
とができる。
生する場合、キー制御回路16においてオーディオ信号
SAの周波数を1/Sに低減すれば、元の音程に戻すこ
とができる。
【0042】これによりシステム制御回路15は、メモ
リ14より読み出すオーディオデータD4の転送速度を
1倍速時における転送速度で除算して得られる除算値
と、何ら音程を変更しない場合におけるオーディオ信号
SAの周波数を、音程を補正したオーディオ信号SAの
周波数により除算して得られる除算値とが一定の関係で
なる逆数の関係になるように、制御量Kを設定する。
リ14より読み出すオーディオデータD4の転送速度を
1倍速時における転送速度で除算して得られる除算値
と、何ら音程を変更しない場合におけるオーディオ信号
SAの周波数を、音程を補正したオーディオ信号SAの
周波数により除算して得られる除算値とが一定の関係で
なる逆数の関係になるように、制御量Kを設定する。
【0043】すなわち再生速度をS倍速に変更する場
合、転送速度の除算値は、値Sになる。これに対して何
ら音程を変更しない場合におけるオーディオ信号SAの
周波数を、音程を補正したオーディオ信号SAの周波数
により除算して得られる除算値は、制御量Kでなること
により、何ら音程調整の操作子20が操作されていない
場合、制御量K=1/Sによりオーディオ信号SAの周
波数を補正して元の音程によりオーディオ信号SAを出
力することができる。
合、転送速度の除算値は、値Sになる。これに対して何
ら音程を変更しない場合におけるオーディオ信号SAの
周波数を、音程を補正したオーディオ信号SAの周波数
により除算して得られる除算値は、制御量Kでなること
により、何ら音程調整の操作子20が操作されていない
場合、制御量K=1/Sによりオーディオ信号SAの周
波数を補正して元の音程によりオーディオ信号SAを出
力することができる。
【0044】これに対して音程調整の操作子20が中点
より変位した位置に保持されている場合、この変位され
た位置における制御量をKとすると、制御量をK/Sに
変更して、再生速度を変更する前の音程によりオーディ
オ信号SAを得ることができる。
より変位した位置に保持されている場合、この変位され
た位置における制御量をKとすると、制御量をK/Sに
変更して、再生速度を変更する前の音程によりオーディ
オ信号SAを得ることができる。
【0045】このようにしてシステム制御回路15は、
再生速度の変化に伴うオーディオ信号SAの音程の変化
を補正するように、音程の変更を指示すると、ステップ
SP2に戻る。
再生速度の変化に伴うオーディオ信号SAの音程の変化
を補正するように、音程の変更を指示すると、ステップ
SP2に戻る。
【0046】以上の構成において、ユーザーがプレイの
操作子を操作すると(図1及び図2)、ミニディスク2
よりオーディオ信号SAの再生が開始される。すなわち
光ピックアップ5において、ミニディスク2にレーザー
ビームを照射して得られる戻り光より再生信号RFが生
成され、この再生信号RFがRFアンプ7により増幅さ
れる。この再生信号RFは、RFアンプ7において、さ
らに2値化されて再生クロックが生成され、この再生ク
ロックを基準にして再生データD1が復調される。さら
にアドレスデコーダ8において、この再生データD1よ
りアドレスが検出され、このアドレスを基準にして光ピ
ックアップ5によりレーザービーム照射位置が制御され
る。
操作子を操作すると(図1及び図2)、ミニディスク2
よりオーディオ信号SAの再生が開始される。すなわち
光ピックアップ5において、ミニディスク2にレーザー
ビームを照射して得られる戻り光より再生信号RFが生
成され、この再生信号RFがRFアンプ7により増幅さ
れる。この再生信号RFは、RFアンプ7において、さ
らに2値化されて再生クロックが生成され、この再生ク
ロックを基準にして再生データD1が復調される。さら
にアドレスデコーダ8において、この再生データD1よ
りアドレスが検出され、このアドレスを基準にして光ピ
ックアップ5によりレーザービーム照射位置が制御され
る。
【0047】このようにして得られる再生データD1
は、デコーダ9により復調、誤り訂正処理されて圧縮符
号化データD2が再生され、この圧縮符号化データD2
がメモリ制御回路10を介してメモリ6に一時保持され
る。このメモリ6に一時保持された圧縮符号化データD
2は、データ伸長回路12にセクタ単位で出力され、こ
こでデータ伸長されて元のオーディオデータD4が復調
される。
は、デコーダ9により復調、誤り訂正処理されて圧縮符
号化データD2が再生され、この圧縮符号化データD2
がメモリ制御回路10を介してメモリ6に一時保持され
る。このメモリ6に一時保持された圧縮符号化データD
2は、データ伸長回路12にセクタ単位で出力され、こ
こでデータ伸長されて元のオーディオデータD4が復調
される。
【0048】このオーディオデータD4は、ディジタル
シグナルプロセッサー13を介してメモリ14に一時保
持され、このメモリ14より読み出されたオーディオデ
ータD4がキー制御回路16を介してディジタルアナロ
グ変換回路17に入力され、ここでアナログ信号でなる
オーディオ信号SAに変換されて出力される。
シグナルプロセッサー13を介してメモリ14に一時保
持され、このメモリ14より読み出されたオーディオデ
ータD4がキー制御回路16を介してディジタルアナロ
グ変換回路17に入力され、ここでアナログ信号でなる
オーディオ信号SAに変換されて出力される。
【0049】この一連の処理において、逆転再生の場
合、光ピックアップ5がトラックジャンプを繰り返し、
記録時の順序でオーディオデータが連続してなるデータ
群が、記録時とは逆の順序により順次連続され、各デー
タ群におけるオーディオデータの配列がメモリ14にお
いて並び替えられ、これにより記録時とは逆の順序によ
りオーディオデータが漏れなく連続してメモリ14より
読み出され、このオーディオデータよりオーディオ信号
SAが生成される。
合、光ピックアップ5がトラックジャンプを繰り返し、
記録時の順序でオーディオデータが連続してなるデータ
群が、記録時とは逆の順序により順次連続され、各デー
タ群におけるオーディオデータの配列がメモリ14にお
いて並び替えられ、これにより記録時とは逆の順序によ
りオーディオデータが漏れなく連続してメモリ14より
読み出され、このオーディオデータよりオーディオ信号
SAが生成される。
【0050】このようにしてオーディオ信号SAを出力
している際に、音程調整の操作子20が操作されると、
ミニディスク装置1では、システム制御回路15におい
て、操作子20の中点からの変位量が検出され、この変
位量に応じた制御量Kが計算される。さらにキー制御回
路16における波形解析、演算処理により、この制御量
Kだけ周波数を変化してなるオーディオ信号SAが生成
されて出力される。これにより音程調整の操作子20を
操作して、再生速度を何ら変化させることなく、音程だ
けを変化させることができる。
している際に、音程調整の操作子20が操作されると、
ミニディスク装置1では、システム制御回路15におい
て、操作子20の中点からの変位量が検出され、この変
位量に応じた制御量Kが計算される。さらにキー制御回
路16における波形解析、演算処理により、この制御量
Kだけ周波数を変化してなるオーディオ信号SAが生成
されて出力される。これにより音程調整の操作子20を
操作して、再生速度を何ら変化させることなく、音程だ
けを変化させることができる。
【0051】これに対して再生速度調整の操作子19が
操作されると、ミニディスク装置1では、システム制御
回路15において、操作子19の中点からの変位量が検
出され、この変位量に応じた再生速度が計算される。さ
らにメモリ14より読み出されるオーディオデータD4
の転送速度が、この計算した再生速度に対応するように
制御され、さらに読み出されるオーディオデータD4
が、ディジタルシグナルプロセッサー13により間引き
処理、補間演算処理されて、元のサンプリング周波数に
より出力される。これによりミニディスク装置1では、
操作子19の操作量に応じた再生速度のオーディオ信号
SAが出力される。
操作されると、ミニディスク装置1では、システム制御
回路15において、操作子19の中点からの変位量が検
出され、この変位量に応じた再生速度が計算される。さ
らにメモリ14より読み出されるオーディオデータD4
の転送速度が、この計算した再生速度に対応するように
制御され、さらに読み出されるオーディオデータD4
が、ディジタルシグナルプロセッサー13により間引き
処理、補間演算処理されて、元のサンプリング周波数に
より出力される。これによりミニディスク装置1では、
操作子19の操作量に応じた再生速度のオーディオ信号
SAが出力される。
【0052】さらにこの場合、システム制御回路15に
おいて、このオーディオデータの転送速度の変位による
音程の変位を補正するために必要な制御量が計算され、
この制御量によりキー制御回路16に対して音程の変更
が指示される。
おいて、このオーディオデータの転送速度の変位による
音程の変位を補正するために必要な制御量が計算され、
この制御量によりキー制御回路16に対して音程の変更
が指示される。
【0053】すなわちそれまでのキー制御回路16にお
ける制御量Kに対して、S倍速により再生する場合、キ
ー制御回路16に対してオーディオ信号SAの周波数を
K/S倍に変化するように、制御量K/Sが計算され、
この制御量により音程変更が指示される。これにより変
位させた転送速度を、標準の転送速度で除算した除算値
Sと、何ら音程を補正しない場合のオーディオ信号の周
波数を、補正したオーディオデータの周波数により除算
した除算値1/Sとが一定の関係を維持するように、オ
ーディオデータの周波数を補正して、音程の変位が補正
される。
ける制御量Kに対して、S倍速により再生する場合、キ
ー制御回路16に対してオーディオ信号SAの周波数を
K/S倍に変化するように、制御量K/Sが計算され、
この制御量により音程変更が指示される。これにより変
位させた転送速度を、標準の転送速度で除算した除算値
Sと、何ら音程を補正しない場合のオーディオ信号の周
波数を、補正したオーディオデータの周波数により除算
した除算値1/Sとが一定の関係を維持するように、オ
ーディオデータの周波数を補正して、音程の変位が補正
される。
【0054】これによりミニディスク装置1では、音程
の変化を有効に回避して、操作子19の操作により自由
に再生速度を変更してなるオーディオ信号SAを得るこ
とができる。
の変化を有効に回避して、操作子19の操作により自由
に再生速度を変更してなるオーディオ信号SAを得るこ
とができる。
【0055】以上の構成によれば、オーディオデータD
4の転送速度を変位させてオーディオ信号SAの再生速
度を変位させる際に、この転送速度の変位によるオーデ
ィオデータD4の音程の変位を補正することにより、音
程の変化を有効に回避して再生速度を種々に変更するこ
とができる。これにより例えばテンポの異なる楽曲の編
集等に利用して使い勝手を向上することができる。
4の転送速度を変位させてオーディオ信号SAの再生速
度を変位させる際に、この転送速度の変位によるオーデ
ィオデータD4の音程の変位を補正することにより、音
程の変化を有効に回避して再生速度を種々に変更するこ
とができる。これにより例えばテンポの異なる楽曲の編
集等に利用して使い勝手を向上することができる。
【0056】すなわち具体的には、変位させた転送速度
を、標準の転送速度で除算した除算値Sと、何ら音程を
補正しない場合の前記オーディオ信号SAの周波数を、
補正したオーディオ信号SAの周波数により除算した除
算値とが一定の関係でなる逆数の関係になるように音程
の変位を補正して、音程の変位を有効に回避することが
でき、これらにより音程と再生速度とを独立して種々に
調整することができる。
を、標準の転送速度で除算した除算値Sと、何ら音程を
補正しない場合の前記オーディオ信号SAの周波数を、
補正したオーディオ信号SAの周波数により除算した除
算値とが一定の関係でなる逆数の関係になるように音程
の変位を補正して、音程の変位を有効に回避することが
でき、これらにより音程と再生速度とを独立して種々に
調整することができる。
【0057】なお上述の実施の形態においては、メモリ
14より読み出すオーディオデータの転送速度を変化さ
せることにより、再生速度を変化させる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、マスタークロックの変
位によりミニディスクの回転速度を変位させて再生速度
を変位させる場合にも広く適用することができる。
14より読み出すオーディオデータの転送速度を変化さ
せることにより、再生速度を変化させる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、マスタークロックの変
位によりミニディスクの回転速度を変位させて再生速度
を変位させる場合にも広く適用することができる。
【0058】また上述の実施の形態においては、圧縮符
号化データ及びオーディオデータをそれぞれメモリ6及
び14に一時保持する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、メモリ6をメモリ14に一体化してもよ
い。
号化データ及びオーディオデータをそれぞれメモリ6及
び14に一時保持する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、メモリ6をメモリ14に一体化してもよ
い。
【0059】また上述の実施の形態においては、本発明
をミニディスク装置に適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、コンパクトディスクプレイヤー
等、オーディオ信号を再生する種々の光ディスク装置に
広く適用することができる。
をミニディスク装置に適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、コンパクトディスクプレイヤー
等、オーディオ信号を再生する種々の光ディスク装置に
広く適用することができる。
【0060】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、オーディ
オデータの転送速度の変位による音程の変位を補正する
ように、又は光ディスクの回転速度の変位による音程の
変位を補正するように、再生されたオーディオデータの
音程を補正して出力することにより、種々に再生速度を
変位させても、一定の音程により光ディスクを再生する
ことができる。
オデータの転送速度の変位による音程の変位を補正する
ように、又は光ディスクの回転速度の変位による音程の
変位を補正するように、再生されたオーディオデータの
音程を補正して出力することにより、種々に再生速度を
変位させても、一定の音程により光ディスクを再生する
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るミニディスク装置に
おけるシステム制御回路の動作の説明に供するフローチ
ャートである。
おけるシステム制御回路の動作の説明に供するフローチ
ャートである。
【図2】ミニディスク装置を示すブロック図である。
1……ミニディスク装置、2……ミニディスク、3……
スピンドルモータ、5……光ピックアップ、6、14…
…メモリ、9……デコーダ、10……メモリ制御回路、
12……データ伸長回路、13……ディジタルシグナル
プロセッサー、15……システム制御回路
スピンドルモータ、5……光ピックアップ、6、14…
…メモリ、9……デコーダ、10……メモリ制御回路、
12……データ伸長回路、13……ディジタルシグナル
プロセッサー、15……システム制御回路
Claims (4)
- 【請求項1】所定の回転速度で回転する光ディスクに光
ビームを照射して得られる戻り光を受光して再生信号を
出力する光ピックアップと、 前記再生信号を処理してオーディオデータを復調する復
調手段と、 所定の操作子の操作量に応じて、前記オーディオデータ
の転送速度を変位させて出力する転送速度変位手段と、 前記転送速度変位手段より出力される前記オーディオデ
ータを演算処理して一定の転送速度により出力する演算
手段と、 前記オーディオデータの転送速度の変位による前記オー
ディオデータの音程の変位を補正して出力する音程補正
手段とを備えることを特徴とする再生装置。 - 【請求項2】前記音程補正手段は、 変位させた転送速度を、標準の転送速度で除算した除算
値と、 何ら音程を補正しない場合の前記オーディオデータの周
波数を、補正した前記オーディオデータの周波数により
除算した除算値と、 が一定の関係を維持するように前記オーディオデータの
周波数を補正して、前記音程の変位を補正することを特
徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項3】所定の操作子の操作に応じて回転速度を変
位させて光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、 前記光ディスクに光ビームを照射して得られる戻り光を
受光して再生信号を出力する光ピックアップと、 前記再生信号を処理してオーディオデータを復調する復
調手段と、 前記オーディオデータを演算処理して一定の転送速度に
より出力する演算手段と、 前記光ディスクの回転速度の変位による前記オーディオ
データの音程の変位を補正して出力する音程補正手段と
を備えることを特徴とする再生装置。 - 【請求項4】前記音程補正手段は、 変位させた回転速度を、標準の回転速度で除算した除算
値と、 何ら音程を補正しない場合の前記オーディオデータの周
波数を、補正した前記オーディオデータの周波数により
除算した除算値と、 が一定の関係を維持するように前記オーディオデータの
周波数を補正して、前記音程の変位を補正することを特
徴とする請求項3に記載の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226198A JPH11213557A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226198A JPH11213557A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11213557A true JPH11213557A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11800440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1226198A Pending JPH11213557A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11213557A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7324739B2 (en) | 2003-04-04 | 2008-01-29 | Sony Corporation | Data reproduction method and data reproduction apparatus |
US7809241B2 (en) | 2002-03-01 | 2010-10-05 | Thomson Licensing | Audio frequency scaling during video trick modes utilizing digital signal processing |
JP2018181391A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 船井電機株式会社 | 再生装置 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP1226198A patent/JPH11213557A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7809241B2 (en) | 2002-03-01 | 2010-10-05 | Thomson Licensing | Audio frequency scaling during video trick modes utilizing digital signal processing |
US7324739B2 (en) | 2003-04-04 | 2008-01-29 | Sony Corporation | Data reproduction method and data reproduction apparatus |
JP2018181391A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 船井電機株式会社 | 再生装置 |
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