JPH11306639A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH11306639A
JPH11306639A JP11631998A JP11631998A JPH11306639A JP H11306639 A JPH11306639 A JP H11306639A JP 11631998 A JP11631998 A JP 11631998A JP 11631998 A JP11631998 A JP 11631998A JP H11306639 A JPH11306639 A JP H11306639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
disk
data
temporary storage
servo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11631998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP11631998A priority Critical patent/JPH11306639A/ja
Priority to US09/290,393 priority patent/US6310848B1/en
Priority to EP05014612A priority patent/EP1583094B1/en
Priority to DE69928468T priority patent/DE69928468T2/de
Priority to DE69936357T priority patent/DE69936357T2/de
Priority to EP99302980A priority patent/EP0952577B1/en
Publication of JPH11306639A publication Critical patent/JPH11306639A/ja
Priority to US09/969,628 priority patent/US6496456B2/en
Priority to US10/315,931 priority patent/US6747933B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの一時記憶手段を利用して情報再生を
行う際に、無駄に消費される電力を良好に軽減する。 【解決手段】 一時記憶メモリへのデータ書き込み開始
後(a領域)、エンプティレベルを越えた時点でデータ
読み出しが開始される(b領域)。再生信号の書き込み
はフルレベルまで続けられ、フルレベルになったら書き
込みは禁止される。その後、データ読み出しがエンプテ
ィレベルになるまで続けられる(c領域)。この間、再
生すべきセクタにピックアップが位置するように、トラ
ックがキックされる。ハイライトコマンドの場合は、再
生状態で回転待ちのe領域中で、所定セクタの通常再生
が終了する。その後ハイライト画面を表示するととも
に、一時記憶メモリからのデータ送り出しを中止する
(f領域)。そして、新たな選択入力があるまで不要部
分の消費電力がカットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD,ビデオC
D,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,D
VD‐ROM,DVD−RAM,DVD‐R,MOなど
の各種光ディスクの再生装置にかかり、更に具体的に
は、データの圧縮伸長処理やショックプルーフのための
一時記憶手段を持つ場合におけるパワーセーブ(電力軽
減)に好適な光ディスク再生装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来の光ディスク装置、例えばMDプレー
ヤは、4MBの容量のショックプルーフメモリを備えて
おり、約10秒間の再生時間に相当するデータを一時的
に記憶することができる。データはショックプルーフメ
モリに一時的に記憶され、ショックプルーフメモリから
データを読み出して音楽信号が再生されている間に、ピ
ックアップ側はトラックをキックし、次に再生するセク
タに対して回転待ちしている。また、DVDプレーヤ
も、同様に4MBのメモリを持っており、0.5秒程度
の再生時間に相当する容量である。このメモリは可変転
送レートで転送速度も速く、同様に再生中ピックアップ
側はトラックをキックして回転待ちをしている。
【0003】特にDVDプレーヤでは、ディスク中に記
録されている制御データ情報に基づいて、再生やサーチ
の制御を行っている。ところが、これらの制御データは
装置の消費電力に関して何んら配慮されていない。この
ため、忙しくサーチや再生を繰り返したり、逆にほとん
ど停止状態となるような暇な場合もある。従って、例え
ば、いわゆるスライドショーなどで、静止画像を単に1
0秒間再生し続けるような場合、その静止画像のデータ
をディスクから読み出して再生表示するために必要な時
間は10msec程度である。このため、残りの9秒以上の
時間中、記録再生回路やサーボ回路は多くの無駄な電力
を消費していることになる。
【0004】このような制御データとしては、例えば、
特開平8−273304号,特開平8−336103
号,特開平8−336104号,特開平8−33963
7号,特開平8‐339663号,特開平9−1716
1号の公報に開示されたものがある。これらには、DV
Dの制御データであるマイクロUDFやナビゲーシヨン
として記録されているデータが説明されている。一例を
挙げると、特開平8‐339663号公報の1ページに
記載されているようなハイライトコマンド(複数の興味
ある静止画像を表示していずれかを選択する)の場合、
選択すべき映画などのタイトルのハイライト静止画像を
表示した後、キーを押すなどの選択動作が行われるま
で、プレーヤは何もしないで持っている状態にある。ま
た、制御データによっては、ある静止画をスライドショ
ーのように20秒間再生し続けるというようなコマンド
があり、この場合も、プレーヤは何もしないで待ってい
る状態にある。
【0005】このように従来は、ナビケーションデータ
に従って一時記憶メモリのデータが所定値になった時点
で、通常1本前のトラックにキックして、次に再生すべ
きセクタを回転待つ状態にある。これを、一時記憶メモ
リの記憶量(縦軸)の時間(横軸)変化を示す図6を参
照して説明すると、トラッキング,フォーカスのエラー
の監視や信号処理上のエラー処理を行った後、ピックア
ップによってディスクの所定位置のセクタから再生を開
始した時点で、一時記憶メモリへのデータの書き込みが
開始される(a領域における記憶量の増大)。そして、
エンプティ(EMPTY)レベルを越えた時点で、A−
Vデコーダへのデータ読み出し再生が開始される(b領
域における記憶量増大の程度の低下)。
【0006】一方、ピックアップからの再生信号の書き
込みは、フル(FULL)レベルになる時点まで続けら
れる。そして、フルレベルになったら、一時記憶メモリ
へのデータ書き込みは禁止される。その後、A−Vデコ
ーダへのデータ読み出し再生が、エンプティレベルにな
るまで続けられる(c領域における記憶量の減少)。こ
の間、再生すべきセクタにピックアップが位置するよう
に、トラックをキックして待機が行われている。以後、
前記b領域,c領域と同様の動作が繰り返される(d,
e,f,g領域)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一時的にデ
ータを記憶するメモリ手段を持つ光ディスク再生装置に
おいては、以下のような観点からの配慮が必要とされ
る。 (1)環境に与える影響を考慮して電子機器の低消費電
力化が要求される。また、携帯用の装置の場合にも、同
様に低消費電力が要求される。 (2)スライドショーなどのように静止画像を再生する
場合、実際のディスクからのデータ再生時間はわずかな
ので、残りの大部分の時間において、信号処理系やサー
ボ系などの電源をカットし、スライドショー中の電力を
軽減することが好ましい。 (3)しかし、次の動作が指示された段階では、直ちに
次の領域にサーチするなどの動作に移行する必要があ
る。 (4)トリックプレーなどの消費電力が多い動作を頻繁
に行いたい場合もあり、それには良好に対処できること
が好ましい。
【0008】本発明は、以上の点に着目したもので、デ
ータの一時記憶手段を利用して情報再生を行う際に、無
駄に消費される電力を良好に軽減することができる光デ
ィスク再生装置を提供することを、その目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、光学的にディスクから信号を読み出す
ためのピックアップ手段;このピックアップ手段の出力
から再生信号及びサーボ信号を得る信号取得手段;前記
サーボ信号に基づいて前記ピックアップ手段による信号
読み出しを制御するサーボ手段;前記再生信号を一時的
に記憶する一時記憶手段;この記憶データを制御データ
に基づいて再生する再生処理手段;を備えた光ディスク
再生装置において、前記制御データに基づく再生中に、
装置内の少なくとも一部の消費電力をセーブするパワー
セーブ手段を備えたことを特徴とする。
【0010】他の発明は、光学的にディスクから信号を
読み出すためのピックアップ手段;このピックアップ手
段の出力から再生信号及びサーボ信号を得る信号取得手
段;前記サーボ信号に基づいて前記ピックアップ手段に
よる信号読み出しを制御するサーボ手段;前記再生信号
を一時的に記憶する一時記憶手段;この記憶データを制
御データに基づいて再生する再生処理手段;前記ディス
クを、スピンドルモー夕から得られた速度信号によって
回転制御する第一のディスク回転制御手段;前記ディス
クを、ディスクから得られた速度信号によって回転制御
する第二のディスク回転制御手段;を備えた光ディスク
再生装置において、前記第二のディスク回転制御手段に
よって回転制御されているディスクの前記制御データに
基づく再生中に、前記第一のディスク回転制御手段に切
り換えるとともに、装置内の少なくとも一部の消費電力
をセーブするパワーセーブ手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】主要な態様の一つによれば、前記パワーセ
ーブ手段が、前記制御データの制御内容に応じてパワー
セーブの動作モードを適応的に切り換え、あるいは、前
記制御データに基づいてパワーセーブする時間又はパワ
ーセーブ状態から通常状態に復帰するまでの時間を決定
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、DVDプレーヤの場合を例として詳細に説明する。
DVDのトラックは螺旋状となっており、CLV(Cons
tant LinearVelocity),すなわち線速度一定で光ピッ
クアップによる再生が行われる。図2には、DVDのセ
クタブロックの構造の一例が示されており、ディスク内
周側の領域SAでは1周が4セクタブロックとなってお
り、外周側の領域SBでは8セクタブロックとなってい
る。また、1ブロックは、例えば8セクタ,あるいは1
6セクタとなっている。ディスクの回転周期は、内周側
の領域SAで40msec,領域B外周で80msec
程度である。
【0013】[装置構成と全体動作] 次に、図1を参
照しながらDVDプレーヤの主要構成を説明する。同図
において、ディスク10から信号を読み出すピックアッ
プ12は、アンプ回路14に接続されている。アンプ回
路14の出力側は、信号処理回路16,サーボ回路28
にそれぞれ接続されている。信号処理回路16の出力側
は、A―Vデコーダ18に接続されている。信号処理回
路16は、一時記憶メモリ(トラックバッファ)20に
も接続されている。一時記憶メモリ20は、例えば4M
BのDRAMによって構成されている。A―Vデコーダ
18は、16MBのメモリ22,後処理回路(図示せ
ず)にそれぞれ接続されている。システムコントローラ
30は、アンプ回路14,信号処理回路16,A―Vデ
コーダ18及びサーボ回路28,後処理回路(図示せ
ず)にそれぞれ接続されている。ドライバ回路26は、
スピンドルモータ24及びサーボ回路28にそれぞれ接
続されている。ドライバ回路26の出力側は、ピックア
ップ12に接続されている。
【0014】次に、全体の動作を説明すると、ピックア
ップ12は、ディスク10から信号を読み出す。ピック
アップ12から読み出された信号は、アンプ回路14に
供給され、再生信号と制御信号が生成される。これらの
うち、再生信号は、アンプ回路14に含まれているイコ
ライザで周波数特性が最適化され、PLL制御の後に信
号処理回路16に供給される。信号処理回路16では、
再生信号がアナログ信号からディジタル信号に変換され
る。例えば、同期検出を行い、ディスク上のEFM+信
号からNRZデータにデコードされてエラー訂正処理が
行われ、セクタのアドレス信号とデータ信号を得る。こ
のデータ信号は、可変転送レートで圧縮された信号であ
るので、一時記憶メモリ20に一時的に格納され、可変
転送レートにおける時間軸の吸収が行われる。一時記憶
メモリ20から読み出されたデータ信号は、A―Vデコ
ーダ18に供給され、メモリ22を利用して伸長処理が
行われる。これによって、音声と映像の信号に分離さ
れ、それぞれ図示しないD/Aコンバータによってアナ
ログの音声信号と映像信号に変換される。
【0015】一方、アンプ回路14で生成された制御信
号はサーボ回路28に供給され、ピックアップ12のフ
ォーカスやトラッキングなどのサーボ制御信号が生成さ
れる。このサーボ制御信号に基づいてドライバ回路26
がアクチュエータを駆動することにより、ピックアップ
12のサーボ制御が行われている。また、アンプ回路1
4のPLLで生成したディスクの速度信号がサーボ回路
28に供給されており、この速度信号によって、ディス
ク10のCLV回転制御が行なわれている。更に、スピ
ンドルモータ24のホール素子(図示せず)などによっ
て得られた回転位置信号をサーボ回路28へ帰還し、こ
の回転位置信号から生成した速度信号に基づいて一定回
転のFG制御も行われている。
【0016】以上の各部の動作は、システムコントロー
ラ30によって全体が制御されている。また、後述する
パワーセーブ動作も、システムコントローラ30によっ
て制御されている。
【0017】[一時記憶メモリの動作] 次に、本実施
形態における一時記憶メモリ20の動作を、図3を参照
して説明する。同図は、ディスク上の制御データとし
て、ハイライトコマンドを処理する場合の例である。一
時記憶メモリ20は、DVDの場合、約500msec
程度の時間の情報が記憶可能である。従って、トラック
一周が80msecであるとすると、6周分程度の時間
余裕に相当する。同図中、a,b,c,d,eの各領域
の動作は、図6に示したa〜eの各領域の動作と同様で
ある。
【0018】ハイライトコマンドを処理する場合は、再
生状態で回転待ちをしているe領域の途中で、所定のセ
クタブロックの通常再生が終了する。そして、ディスク
10に記録されているハイライトコマンドに基づいてハ
イライト画面を表示するとともに、一時記憶メモリ20
からのデータ送り出しを中止する(同図のf領域)。そ
して、画面の視聴者による新たなハイライト選択入力が
あるまで、不要な部分の消費電力がカットされる。
【0019】次に、以上の動作を、図4のフローチャー
トを参照して説明する。再生開始の所定のセクタと判断
されると(ステップS10のY)、エラー訂正処理が開
始される(ステップS12)。そして、エラー訂正後の
データの一時記憶メモリ20への書き込みが開始される
(ステップS14)。そして、記憶データ量がエンプテ
ィレベルを越えたかどうかが判断され(ステップS1
6)、エンプティを越えなかった場合は(ステップS1
6のN)、引き続きデータを一時記憶メモリ20に書き
込む。記憶データ量がエンプティレベルを越えたと判断
されると(ステップS16のY)、一時記憶メモリ20
からA―Vデコーダ18におけるデータ再生が開始され
る(ステップS18)。
【0020】次に、一時記憶メモリ20のデータ量がフ
ルレベルに到達したかどうか判断される(ステップS2
0)。その結果、一時記憶メモリ20のデータ量がフル
レベルに到達していない場合は(ステップS20の
N)、引き続きデータを一時記憶メモリ20に書き込
む。データ量がフルレベルに到達したと判断されると
(ステップS20のY)、一時記憶メモリ20への書き
込みを停止する(ステップS22)。
【0021】次に、所定の制御データのタイミングにな
ったかどうかが判断される(ステップS24)。そし
て、そのタイミングになっていない場合は(ステップS
24のN)、緊急入力があったかどうかがチェックされ
る(ステップS30)。緊急入力があったと判断される
と(ステップS30のY)、緊急入力処理に移行する
(ステップS38)。緊急入力処理には、例えば、ユー
ザのキー入力による動作に基づいて別のタイトルへのサ
ーチを行うなどや、振動などの外乱入力の検出によるサ
ーボ系エラー処理などがある。一方、所定の制御データ
のタイミングになったと判断されると、所定の制御デー
タの種類を判別する。ここで、制御データがスライドシ
ョーのコマンドであり、所定の時間,例えば20秒間静
止画を表示する場合、その20秒から1秒差し引いた1
9秒をタイマにて設定する。そして、次に読み出すべき
セクタを記憶し(タイマスタート最初のみ)、パワーセ
ーブモードに移行する。パワーセーブモードになってい
る間、タイマ時間が終了したかどうか、又は、制御デー
タに対応する入力があったかどうかがチェックされる
(ステップS28)。
【0022】そして、タイマ時間になっておらず、対応
入力もない場合は(ステップS28のN)、前記の緊急
入力のチェックステップS30に移す。タイマ時間の終
了、又は、対応入力ありのいずれかがあったと判断され
ると(ステップS28のY)、パワーセーブモードから
通常モードに復帰する(ステップS32)。そして、一
時記憶メモリ20がエンプティレベルになったかどうか
判断される(ステップS34)。その結果、一時記憶メ
モリ20がエンプティレベルになっていない場合は(ス
テップS34のN)、目的セクタのトラックにキックし
て回転待ち状態になる(ステップS36)、一時記憶メ
モリ20がエンプティレベルになったと判断されたとき
は(ステップS34のY)、最初のステップS10に戻
る。また、前記のようなハイライトコマンドの場合、タ
イマ設定は行わず、次に入力されるユーザからの緊急入
力(ハイライト設定)を待ち、この入力がくるまでパワ
ーセーブを行う。
【0023】(1)実施例1 以下、前記パワーセーブ
の手法について、いくつかの実施例を説明する。パワー
セーブは、サーボ制御に影響を与えないようにするとと
もに、一時記憶メモリ20に格納されているデータの処
理にも影響しないようにする。このような観点から、実
施例1では、信号処理回路16における同期検出,EF
M+変換,エラー訂正,一時記憶メモリ20におけるデ
ータ書き込み制御,圧縮データの伸長などの回路ブロッ
クの電源をオフ(もしくは電力をセーブ)とする。ハイ
ライトコマンドは、次の選択入力が行われるタイミング
が予期できないものの、選択入力された時点ではすぐに
動作状態に復帰できるようにする必要がある。このた
め、サーボ系としては、キック待ちした状態とする。
【0024】そして、選択入力信号に応じて、例えば図
3のf2領域でそれらの回路ブロックの電源を復帰す
る。この復帰に要する時間は、例えばlmsec以内と
する。そして、f3領域で選択入力に応じて、再生すべ
きトラックに移動し、再生動作を開始する(g領域)。
選択入力時に、選択された画像以外の画像データは不要
となるので、一時記憶メモリ20の記憶量は一時的に減
少する。その後、選択に入力に応じて、該当するデータ
が一時記憶メモリ20に書き込まれる。このときのg,
h,iの各領域における動作は、前記a,b,cの各領
域と同様である。
【0025】(2)実施例2 次に、パワーセーブの実
施例2について説明する。この実施例2は、実施例1に
パワーセーブ内容及びカット内容を追加したものであ
る。前記実施例1ではフォーカス及びトラッキングのい
ずれもサーボ制御をオンとしているが、この実施例2で
は、フォーカス制御はオンでトラッキング制御のみをオ
フとする。この状態で、次に再生すべきセクタが記憶さ
れる。トラッキング制御オフ状態では、光ピックアップ
のビームスポットがトラックを横切るようになるので、
ディスク10の読み取り信号であるRF信号が100%
得られるとは限らない。そこで、RF信号成分を間欠的
に抽出し、これに基づいてスピンドルモータ24の速度
信号を生成し、ラフなCLVサーボ制御に移行する。
【0026】パワーセーブとしては、アンプ回路14の
なかのトラッキングエラー信号生成回路と、サーボ回路
28のトラッキングエラー信号から制御信号を生成する
回路と、ドライバ回路26のトラッキング部分の消費電
力を低減する。なお、トラッキングサーボがオフとなっ
ているので、サーボ系を復帰するとき、セーブしている
電源を復帰してまずトラッキングサーボのオン処理を行
う。そして、その時点におけるセクタアドレスを検出す
るとともに、記憶しておいたキックすべきセクタに移動
し、そこでキック待ち状態に戻す。これらの復帰処理に
要する時間は50msec程度である。
【0027】(3)実施例3 次に、図5を参照しなが
ら実施例3について説明する。この実施例3は、ディス
ク10上の制御データとして、スライドショーのような
コマンドを処理する場合の形態である。図5に示すよう
に、再生中で回転待ちをしているe領域で、所定のセク
タブロックの再生が終了し、次にスライドショーなどの
コマンドに基づいてスライド写真などの静止画が表示さ
れるとする。この場合は、例えば音声のみのデータが再
生され、一時記憶メモリ20における画像データの送り
出しは中止される。又は、データ送り出しの速度が大幅
に落とされる(f領域)。制御データは、例えば、20
secの間その静止画を表示するとともに、静止画を変
更して順次繰り返し表示するように書かれているとす
る。この場合、20secから予測される復帰に要する
時間,例えば50msecを除いた19.95secの
間、不要な回路ブロックの電源がカットもしくはセーブ
される。なお、この例における電力カットやパワーセー
ブの内容,サーボ系の動きは、前記実施例2と同じであ
る。
【0028】本例のようなスライドショーコマンドは、
次の処理のタイミングが予期できるため、復帰に時間の
かかるサーボ系について電源をカットすることができ
る。図5では,復帰時間に応じて、f2領域で電源を復
帰する。復帰時間は、例えば50msec以内とし、そ
の後再生動作を開始する(g領域)。
【0029】(4)実施例4 次に、実施例4について
説明する。実施例4は、実施例3に加えて、ピックアッ
プ12のレーザビーム出力をオフとし、フォーカスとト
ラッキングの制御をいずれもオフとする。そして、再生
すべきセクタは、同様に記憶しておく。フォーカス制御
及びトラッキング制御がいずれもオフの状態では、再生
信号が得られず、スピンドルモータ24をCLVモード
で制御することができないので、FGモードによる制御
に移行する。特にこの例では、現在のセクタが分かって
いるので、これに対応したFGの回転数をシステムコン
トローラ30で設定して一定回転とする。しかし、スピ
ンドルモータ24を停止してもよい。但し、スピンドル
モータ24は、一度停止すると復帰するまでに時間がか
かるので、FGモードで回転制御することが望ましい。
このとき、FGモード時のモータ回転数は、電力がより
軽減できるように、例えば通常回転数の1/2,あるい
はそれ以下に落とすようにしてもよい。
【0030】なお、前記いずれの形態においても、パワ
ーセーブの間に何らかの入力信号を受けたことを監視す
る手段を持ち、この信号入力を判断することによってパ
ワーセーブモードから通常モードに直ちに復帰し、入力
に対応した処理に移行するようにすると好都合である。
このような監視対象としては、例えば、携帯用のビデオ
ムービーにおける再生中にサーチや頭出しなどのキー入
力が発生した場合,再生している音声や画像にエラーが
発生するなどして再度必要な情報をディスク上から再生
するような場合,などが該当する。
【0031】また、前記形態は、DVDプレーヤに関す
るものであるが、他の光ディスクプレーヤにも同様に適
用可能である。前記形態では、ハイライトコマンドやス
ライドショーの場合を説明したが、再生内容に変化がな
いような制御データの場合には、同様に適用してパワー
セーブが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)ディスク装置を携帯機器に内蔵する際に、低消費
電力化が可能となる。 (2)スライドショーなど静止画像を再生するとき、実
際のディスクからの再生時間はわずかな程度なので、残
りの大部分の時間では、信号処理系やサーボ系の電源を
カットすることができ、その間の電力を軽減することが
できる。 (3)ディスクのみ回転させた状態で、レーザー,信号
系,サーボ系の電源をカットしても、外部キー入力が押
された際に、直ちに次の領域にサーチするなどの動作に
移行するができる。 (4)電力消費は多くてもよい場合、例えばトリックプ
レーなどを頻繁に行いたいなどのときは、低消費電力モ
ードに設定しないなどの選択が可能であり、対処能力が
高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態の主要構成を示すブ
ロック図である。
【図2】DVDにおけるセクタ構成を示す図である。
【図3】実施例における一時記憶メモリの動作(記憶量
の時間変化)を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における主要動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施例における一時記憶メモリの動作(記憶量
の時間変化)を示す図である。
【図6】従来の一時記憶メモリの動作(記憶量の時間変
化)を示す図である。
【符号の説明】
10…ディスク 12…ピックアップ 14…アンプ回路 16…信号処理回路 18…A―Vデコーダ 20…一時記憶メモリ 22…メモリ 24…スピンドルモータ 26…ドライバ回路 28…サーボ回路 30…システムコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、光学的にディスクから信号を読み出す
ためのピックアップ手段;このピックアップ手段の出力
から制御データを含む再生信号及びサーボ信号を得る信
号取得手段;前記サーボ信号に基づいて前記ピックアッ
プ手段による信号読み出しを制御するサーボ手段;前記
制御データを含む前記再生信号を一時的に記憶する一時
記憶手段;この一時記憶手段の記憶データを前記制御デ
ータに基づいて再生する再生処理手段;を備えた光ディ
スク再生装置において、前記制御データに基づく再生中
に、装置内の少なくとも一部の消費電力をセーブするパ
ワーセーブ手段を備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】他の発明は、光学的にディスクから信号を
読み出すためのピックアップ手段;このピックアップ手
段の出力から制御データを含む再生信号及びサーボ信号
を得る信号取得手段;前記サーボ信号に基づいて前記ピ
ックアップ手段による信号読み出しを制御するサーボ手
段;前記制御データを含む前記再生信号を一時的に記憶
する一時記憶手段;この一時記憶手段の記憶データを
制御データに基づいて再生する再生処理手段;前記デ
ィスクを、スピンドルモー夕から得られた速度信号によ
って回転制御する第一のディスク回転制御手段;前記デ
ィスクを、ディスクから得られた速度信号によって回転
制御する第二のディスク回転制御手段;を備えた光ディ
スク再生装置において、前記第二のディスク回転制御手
段によって回転制御されているディスクの前記制御デー
タに基づく再生中に、前記第一のディスク回転制御手段
に切り換えるとともに、装置内の少なくとも一部の消費
電力をセーブするパワーセーブ手段を備えたことを特徴
とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(1)実施例1 以下、前記パワーセーブ
の手法について、いくつかの実施例を説明する。パワー
セーブは、サーボ制御に影響を与えないようにするとと
もに、一時記憶メモリ20に格納されているデータの処
理にも影響しないようにする。このような観点から、実
施例1では、信号処理回路16における同期検出,EF
M+変換,エラー訂正,一時記憶メモリ20におけるデ
ータ書き込み制御,圧縮データの伸長などの回路ブロッ
クの電源をオフ(もしくは電力をセーブ)とする。ハイ
ライトコマンドは、次の選択入力が行われるタイミング
が予期できないものの、選択入力された時点ではすぐに
動作状態に復帰できるようにする必要がある。このた
め、サーボ系としては、キック待ちした状態とする(図
3のf1領域)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】そして、選択入力信号に応じて、例えば図
3のf2領域でそれらの回路ブロックの電源を復帰す
る。この復帰に要する時間は、例えばlmsec以内と
する。そして、図3のf3領域で選択入力に応じて、再
生すべきトラックに移動し、再生動作を開始する(g領
域)。選択入力時に、選択された画像以外の画像データ
は不要となるので、一時記憶メモリ20の記憶量は一時
的に減少する。その後、選択に入力に応じて、該当する
データが一時記憶メモリ20に書き込まれる。このとき
のg,h,iの各領域における動作は、前記a,b,c
の各領域と同様である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】(3)実施例3 次に、図5を参照しなが
ら実施例3について説明する。この実施例3は、ディス
ク10上の制御データとして、スライドショーのような
コマンドを処理する場合の形態である。図5に示すよう
に、再生中で回転待ちをしているe領域で、所定のセク
タブロックの再生が終了し、次にスライドショーなどの
コマンドに基づいてスライド写真などの静止画が表示さ
れるとする。この場合は、例えば音声のみのデータが再
生され、一時記憶メモリ20における画像データの送り
出しは中止される。又は、データ送り出しの速度が大幅
に落とされる(f領域)。制御データは、例えば、20
secの間その静止画を表示するとともに、静止画を変
更して順次繰り返し表示するように書かれているとす
る。この場合、20secから予測される復帰に要する
時間,例えば50msecを除いた19.95secの
間、不要な回路ブロックの電源がカットもしくはセーブ
される(図5のf1領域)。なお、この例における電力
カットやパワーセーブの内容,サーボ系の動きは、前記
実施例2と同じである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、前記形態は、DVDプレーヤに関す
るものであるが、他の光ディスクプレーヤにも同様に適
用可能である。前記形態では、ハイライトコマンドやス
ライドショーの場合を説明したが、その他のディスク上
の制御データの場合であっても再生内容にあまり変化が
ないような制御データの場合や、伝送レートが低いなど
で制御時間に余裕がある場合には、同様に適用してパワ
ーセーブが可能である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的にディスクから信号を読み出すた
    めのピックアップ手段;このピックアップ手段の出力か
    ら再生信号及びサーボ信号を得る信号取得手段;前記サ
    ーボ信号に基づいて前記ピックアップ手段による信号読
    み出しを制御するサーボ手段;前記再生信号を一時的に
    記憶する一時記憶手段;この記憶データを制御データに
    基づいて再生する再生処理手段;を備えた光ディスク再
    生装置において、 前記制御データに基づく再生中に、装置内の少なくとも
    一部の消費電力をセーブするパワーセーブ手段を備えた
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 光学的にディスクから信号を読み出すた
    めのピックアップ手段;このピックアップ手段の出力か
    ら再生信号及びサーボ信号を得る信号取得手段;前記サ
    ーボ信号に基づいて前記ピックアップ手段による信号読
    み出しを制御するサーボ手段;前記再生信号を一時的に
    記憶する一時記憶手段;この記憶データを制御データに
    基づいて再生する再生処理手段;前記ディスクを、スピ
    ンドルモー夕から得られた速度信号によって回転制御す
    る第一のディスク回転制御手段;前記ディスクを、ディ
    スクから得られた速度信号によって回転制御する第二の
    ディスク回転制御手段;を備えた光ディスク再生装置に
    おいて、 前記第二のディスク回転制御手段によって回転制御され
    ているディスクの前記制御データに基づく再生中に、前
    記第一のディスク回転制御手段に切り換えるとともに、
    装置内の少なくとも一部の消費電力をセーブするパワー
    セーブ手段を備えたことを特徴とする光ディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パワーセーブ手段は、前記制御デー
    タの制御内容に応じてパワーセーブの動作モードを適応
    的に切り換え、あるいは、前記制御データに基づいてパ
    ワーセーブする時間又はパワーセーブ状態から通常状態
    に復帰するまでの時間を決定することを特徴とする請求
    項1又は2記載の光ディスク再生装置。
JP11631998A 1998-02-10 1998-04-27 光ディスク再生装置 Pending JPH11306639A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11631998A JPH11306639A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 光ディスク再生装置
US09/290,393 US6310848B1 (en) 1998-02-10 1999-04-13 Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
EP05014612A EP1583094B1 (en) 1998-04-21 1999-04-16 Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
DE69928468T DE69928468T2 (de) 1998-04-21 1999-04-16 Leistungsaufnahmeersparungssystem für optisches Plattenauzeichnungs/wiedergabegerät
DE69936357T DE69936357T2 (de) 1998-04-21 1999-04-16 Energieeinsparungssystem für eine Aufzeichnungs/Wiedergabevorrichtung für optische Platten
EP99302980A EP0952577B1 (en) 1998-04-21 1999-04-16 Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
US09/969,628 US6496456B2 (en) 1998-04-21 2001-10-04 Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus
US10/315,931 US6747933B2 (en) 1998-04-21 2002-12-11 Power saving system for optical disc recording/reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11631998A JPH11306639A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 光ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11306639A true JPH11306639A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14684049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11631998A Pending JPH11306639A (ja) 1998-02-10 1998-04-27 光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11306639A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000339864A (ja) ディスク再生装置
JPH1097766A (ja) 光ディスク記録再生装置及び同装置に適用する再生制御方法
JP2927648B2 (ja) 情報再生方法及び情報記録再生方法
JPH07141777A (ja) 記録媒体再生装置
KR100427528B1 (ko) 디스크 재생 시스템
JPH11306639A (ja) 光ディスク再生装置
JP3007473B2 (ja) ディスクプレーヤの演奏方法
JP2004199752A (ja) 情報記録再生装置
JP3945913B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP3626027B2 (ja) 光ディスク再生装置
JPH05282788A (ja) 記録媒体再生装置
JP2681897B2 (ja) ミニディスクプレーヤ
JP3982510B2 (ja) 光ディスク再生装置
KR100236112B1 (ko) 광 디스크 플레이어의 탐색 재생 방법
JP3177442B2 (ja) ディスク再生装置
JP2000011517A (ja) 光ディスクの記録装置
JP4218039B2 (ja) ディスク再生装置及びディスク再生方法
JP4123488B2 (ja) 光ディスク再生装置
KR100236113B1 (ko) 광 디스크 플레이어의 탐색 재생방법
JPH05109074A (ja) 光デイスク記録再生装置
KR0182449B1 (ko) 광디스크의 위치탐색 제어방법
JP3559930B2 (ja) 情報再生装置
KR19980058830A (ko) 광 디스크 플레이어의 구간 탐색 재생 방법
KR19980058853A (ko) 디지탈 비디오 디스크 플레이어에서의 모드 설정 방법
JPH08249820A (ja) ディスクプレーヤの再生方法