JP3945913B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MD(Mini Disc)、MD2、ビデオCD(Compact Disc)、高画質ビデオCD、CD−R、CD−RW、DVD(Digital Versatile Disc)、DVDビデオ、DVDオーディオ、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−R/W、DVD+RW、MO等の光ディスクから情報を再生する再生装置に係り、特に、圧縮伸長を行なうため、或いはショックプルーフのためにデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有する装置において、消費電力を軽減することができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CD、DVD、MD等の光ディスクのポータブル型再生装置、例えばMDのポータブル型再生装置においては、約10秒間の再生時間に相当する情報量を記憶する4MB程度の容量のショックプルーフメモリを有しており、このメモリにデータを一時的に記憶することを利用して、メモリから例えば音楽信号が再生されている間に、ピックアップをトラック間でキックして次に再生すべきセクタに対して回転待ちを行なっている。
また、例えばDVDの再生装置においても、同様に4MB程度、或いは16MB程度の容量の一時記憶メモリを持っていて、可変転送レートの速い転送速度でこのメモリに再生情報を一時的に記憶しつつ順次読み出して、ピックアップをトラック間でキックして次に再生すべきセクタに対して回転信号を行なっている。この場合には、転送速度が速いことから上記4MBの記憶容量は、0.5秒程度、16MBの記憶容量は2秒程度の再生時間に相当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、上述したような光ディスクの再生装置において携帯が可能なポータブル型の装置にあっては、電池の使用時間をできるだけ長くするために、装置全体の使用電力を極力抑制することが望まれて種々提案されている。
例えば特開平5−342585号公報にあっては、ミニディスク再生装置において、ディスクからの情報再生中に一時記憶メモリのデータ量が最大(所定値)になった時点で電力セーブする提案がなされている。この場合、メモリ容量が4MBであって10秒間だけ電力セーブを行なうものであり、メモリとしては、固定の時間管理でよく、詳細な時間管理は必要ない。そのため、電力セーブする回路ブロックも所定の一箇所でよく、再起動時の処理も1つの方法で対処できる。しかしながら、実際には、光ディスクの種類や再生信号の種類等が異なる時には、一時記憶メモリデータが貯まる時間がそれぞれ異なる場合があり、最大の安全時間を見越して復帰時間を固定的に決めておかねばならなかった。そのため、消費電力の削減効果がそれ程大きいものではなかった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目的は消費電力をより削減することができる光ディスク再生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明は、下記の構成になる光ディスク再生装置を提供する。
すなわち本発明は、
光ディスクを再生した再生信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、
この一時記憶手段に記憶されているデータ量を管理するデータ残量管理手段とを備え、
一時記憶した再生信号を伸長して伸長信号として出力する光ディスク再生装置であって、
前記伸長信号の転送レートを検出する転送レート検出手段と、
光ディスク再生装置の複数の構成手段への電力供給を抑制する電力抑制手段と、
前記転送レートの複数の値に対応して、複数の構成手段の内のどの構成手段への電力供給の抑制を行なうかを予め記憶しておく記憶手段と、
前記データ残量管理手段による前記データ量が第1のレベルに達したことを検出する第1レベル検出手段と、
前記第1レベル検出手段の結果に基づいて、前記転送レート検出手段によって検出された転送レートに応じて、前記記憶手段に予め記憶されている前記複数の構成手段への電力供給を抑制する電力抑制手段の中で転送レートに対応する電力抑制部の電力を抑制し、前記データ残量管理手段による前記データ量が第1のレベルよりも少ない前記転送レート検出手段によって検出された転送レートに応じて設定される第2のレベルに達したことを検出する第2レベル検出手段と、
前記第2レベル検出手段の結果に基づいて、前記の抑制された電力抑制部の電力を再度供給することにより、前記一時記憶手段から連続的に再生を行なっている最中に通常様状態に復帰する復帰手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る光ディスク再生装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の再生装置の第1実施例を示すブロック構成図、図2は光ディスク内のセクタの概念を説明するための説明図、図3は一時記憶手段内の記憶データ量の変化を示すグラフ、図4及び図5は本発明装置の動作のフローチャートを示す図である。
【0012】
まず、光ディスク1の構成は、図2に示すように記録面は、同心円状に複数のエリア、図示例では内周側のエリアAと外周側のエリアBの2つに区画されており、この記録面全体に同心円状、或いは螺旋状にトラック(図示せず)が形成される。ここでは光ディスク1は線速度(CLV:Constant Linear Verocity)が一定で回転制御されるので、内周側のエリアAでは一周が例えば4つのセクタに分割設定され、外周側のエリアBでは一周が例えば8つのセクタに分割設定されている。そして、回転周期は、後述するピックアップ手段が内周側のエリアAに位置する時が40msec、外周側のエリアBに位置する時が80msec程度である。
【0013】
次に、図1に参照して再生装置について説明する。
図中、符号2は光ディスク1を回転するスピンドルモータ、符号3は情報読み出し用のレーザ光を発生するレーザ発生手段、符号4は光ディスク1に照射されたレーザ光の反射光を検出するピックアップ手段であり、レーザ発生手段3とピックアップ手段4は駆動機構5により光ディスク1の半径方向へ一体的に移動される。
符号6は、上記ピックアップ手段4により読み出した信号から再生信号とサーボ信号を、また、CLV制御用の速度信号をそれぞれ生成すると共に、レーザパワー制御回路(APC)を備えた再生・サーボ信号生成手段であり、これには、フォーカス信号生成回路、トラッキングエラー信号生成回路、再生信号生成回路、イコライザー回路、PLL回路、速度信号生成回路等が含まれる。符号7は、サーボブロックであり、これにはフォーカス制御手段8とトラッキング制御手段9等が含まれる。符号10は、ピックアップ手段4やスピンドルモータ2の動作を行なうドライバ手段であり、これにはフォーカス用回路11及びトラッキング用回路12等が含まれる。
【0014】
符号13は、再生・サーボ信号生成手段6からの再生信号をアナログからデジタルへ変換するA/D変換部であり、符号14は、信号処理手段であり、例えば再生信号をEFM(Eight to Fourteen Modulation)+信号からNRZデータにデコードする。符号15はエラー訂正手段であり、デコードされた再生信号のエラー訂正処理を行なう。ここでエラー訂正されたデータ信号は可変転送レートで圧縮された信号である。符号16は、例えばDRAMよりなる4MBの記憶容量を持つ一時記憶手段であり、上記圧縮データを記憶して可変転送レートの時間軸の吸収を行なう。符号17は、例えばA(オーディオ)−V(ビデオ)デコーダよりなる伸長手段であり、上記圧縮データを伸長する。符号18は分離部であり、伸長されたデータ中にオーディオ信号とビデオ信号が含まれる場合には両者を分離する。符号19、20は、D/A変換部であり、それぞれの信号を音声信号と映像信号として出力する。符号21はスピーカ、符号22はモニタである。
【0015】
符号23は上記一時記憶手段16内に記憶されているデータ量を管理するデータ残量管理手段であり、符号24は、タイマーであり、上記一時記憶手段16への書き込みを禁止した時から所定の時間、ここでは例えば400msecの時間を計測する。符号25は再生セクタ記憶部であり、次に再生すべきセクタ番号を記憶する。符号26は入力部であり、操作者が必要な指令を入力する時に用いる。符号27は例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御手段であり、この装置全体の動作を制御する。
【0016】
次に、以上のように構成された装置の動作について説明する。
まず、ピックアップ手段4により読み出された光ディスク1の再生信号は、再生・サーボ信号生成手段6に入力されて、ここで再生信号とサーボ信号と速度信号を生成する。生成されたサーボ信号は、サーボブロック7へ入力されて、これに基づいてフォーカス制御手段8はフォーカスエラー信号を生成し、トラッキング制御手段9は、トラッキング信号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号とトラッキング信号はドライバ手段10へ入力されて、各信号に基づいてフォーカス用回路11はフォーカス制御を、トラッキング用回路12はトラッキング制御を、それぞれピックアップ手段4に対して行なう。これによりピックアップ手段4の一巡のサーボ制御を行なう。
【0017】
また、上記速度信号は、再生・サーボ信号生成手段6に含まれるPLL回路により得られるが、この速度信号は、サーボブロック7のスピンドル制御手段30へ入力されて、これに基づいてスピンドル制御手段30はスピンドル制御信号を生成し、ドライバ手段10のスピンドル用回路31ヘ出力する。これによりスピンドル用回路31はスピンドルモータ2の回転を制御することによりCLV制御を行なっている。また、スピンドルモータ2の図示しないホール素子などの回転位置信号をスピンドル制御回路30へ帰還し、この信号から生成した速度信号から、一定回転のFG(Frequency Generator)制御も行なっている。ピックアップ手段4からの再生信号は、再生・サーボ信号生成手段6のイコライザーで周波数特性を最適化され、これにPLLをかけられる。
【0018】
この再生信号は、更にA/D変換部13にてデジタル信号に変換されて信号処理手段14へ入力される。このデジタル信号からは、同期検出が行なわれて、これを基にしてディスク上のEFM+信号からNRZデータにデコードされる。このデコードされた信号は、エラー訂正手段15に入力されてここでエラー訂正処理を行なってセクタのアドレス信号とデータ信号を得る。このデータ信号は、可変転送レートで圧縮された信号であるので、これを一時的に一時記憶手段16に記憶して可変転送レートの時間軸の吸収を行なう。また、CDやDVDオーディオのディスクには圧縮されていない信号が記録されているものもあるが、これも含めて、ディスクから読み出された信号よりも音声や映像の信号の方が転送レートが低い場合に、同様に一時記憶手段16によるバッファ処理が行なわれる。
この一時記憶手段16から読み出された信号は、A−Vデコーダよりなる伸長手段17により伸長されて、更に分離部18によりオーディオ信号とビデオ信号とに分離される。そして、各信号はそれぞれD/A変換部19、20によってアナログ信号に変換されて、音声信号と映像信号としてそれぞれ出力されることになる。
【0019】
ここで、上記一時記憶手段16における動作を詳述する。この記憶手段16は前述のように例えば4MBの記憶容量を有しており、これは光ディスクがDVDで転送レートが8Mbpsの場合には500msec程度の時間情報量に相当し、従って、トラック一周の時間を80msecとしても、トラック6周分程度の時間的余裕に相当する。図3中において、データ記憶量の第2のレベルであるフルや第1のレベルであるエンプティの各所定値はそれぞれ一定の余裕を考慮して見込んで設定されており、フルが100%を、エンプティが0%を意味するものではない。この時の一時記憶手段16のデータ量はデータ残量管理手段23においてモニタされる。
【0020】
図3に示すように、一時記憶手段16には、ピックアップ手段4により光ディスク1の所定の位置のセクタから情報の再生を開始した時点で、前述したようなトラッキング、フォーカスの各エラーの監視や信号処理上のエラー処理を行なった後、順次書き込みが開始される(a領域)。そして、記憶量がエンプティレベルを越えた時点で、一時記憶手段16からの読み出し及び伸長手段17での伸長操作を開始する(b領域)。以後、この読み出し及び伸長操作は、当該ファイルのデータがなくなるまで連続的に行なわれる。また、光ディスク1からの読み取り速度は、一時記憶手段16からの読み出し速度よりも早いのは勿論である。
【0021】
そして、一時記憶手段16のデータ記憶量がフルになるまでピックアップ手段4からの再生信号を書き込み、データ記憶量がフルになったならば、一時記憶手段16へのデータの書き込みを禁止する(c領域)。そして、データ記憶量がエンプティになるまで(これは通常は時間計算で行なわれる)、次に、再生すべきセクタにピックアップ手段4がくるようにトラックキックして待機することになる。この時の、次の再生すべきセクタ番号は、再生セクタ記憶部25に記憶されている。
このようにして、以後は、一時記憶手段16への光ディスク1からの情報の書き込みと書き込み禁止を繰り返し行なって行くことになる。
【0022】
以上の動作は、従来の一般的な再生装置の動作である。ここで本発明においては、回転待ちをしている約500msecのc領域の間で、時間的に余裕を持った例えば400msecの程度の間だけ動作に不要な部位への供給電力をカットしている。この400msecの時間は、図1中のタイマー24において計測する。すなわち、一時記憶手段16のデータ記憶量がフルを検出した時点で、タイマー24を動作させて例えば400msecを計測し、この400msecのc1領域の間だけ不要な部位への供給電力をカットするようにした電力セーブモードに入る。そして、400msecが経過したならば、電力セーブモードから通常のモードへ復帰する(c2領域)。
【0023】
この電力セーブモードの態様としては、以下に示す例えば3つの態様を取ることができる。
<態様1>
まず、態様1としては、サーボ制御に影響を与えないで、しかも一時記憶手段16からは貯まっているデータが読み出されていることからこの処理を阻害しないようにする必要があるので、上記信号処理手段14への供給電力をカットしてこの全部、すなわち同期検出処理、EFM+変換処理、及びエラー訂正手段15への供給電力をカットしてこの全部、すなわちエラー訂正処理を中断する。また、一時記憶手段16への書き込み制御も中断する。これにより、装置全体としての消費電力を抑制する。
また、サーボ系としては、キック待ちした状態で400msec経過後、上記電力の供給を復帰させて通常のキック待ち状態に戻す。
【0024】
<態様2>
態様2としては、上記態様1の操作に加えて、フォーカス制御はかけた状態としてトラッキング制御のみをオフする。ここで、次に再生すべきセクタを再生セクタ記憶部25へ記憶しておくのは勿論である。そして、トラッキング制御のオフ状態では、信号が100%得られないので、スピンドルモータのCLV制御モードの中で、RF信号の信号成分を間欠的に抽出して、速度信号を生成するCLVのラフサーボに移行する。
電力セーブとしては、再生・サーボ信号生成手段6の一部、例えばトラッキングエラー信号生成回路とサーボブロック7の一部、例えばトラッキング制御手段9とドライバ手段10の一部、例えばトラッキング用回路12への供給電力をカットする。これにより、上記態様1の場合よりも、更に消費電力を抑制することが可能となる。
サーボ系としては、トラッキング制御を切っているので、400msec経過後、電力の供給を復帰して、トラッキング制御をオンとし、そこでのセクタアドレスを検出して記憶しておいた通常のキックすべきセクタに移動し、そこで、キック待ち状態に戻す。
【0025】
<態様3>
態様3としては、上記態様1の操作に加えて、フォーカス制御とトラッキング制御をオフする。ここで、次に再生すべきセクタを再生セクタ記憶部25へ記憶しておくのは勿論である。そして、フォーカス制御とトラッキング制御のオフ状態では、再生信号が得られず、スピンドルモータ2のCLVの制御モードで制御できないので、前記FGモードの制御に移行する。特に、ここでは現在のセクタが分かっているので、これに対応したFGの回転数を、制御手段27が設定し、一定回転のFGの回転速度を設定する。
電力セーブとしては、再生・サーボ信号生成手段6の全部(すなわち、レーザパワー制御回路(APC)、フォーカス信号生成回路、トラッキングエラー信号生成回路、再生信号生成回路、イコライザー回路、PLL回路、速度信号生成回路であり)、また、サーボブロック7の全部(すなわち、フォーカス制御手段8とトラッキング制御手段9であり)、また、ドライバ手段10の一部(すなわち、フォーカス用回路11、トラッキング用回路12であり)への供給電力をカットする。これにより、上記態様2の場合よりも更に消費電力を抑制することが可能となる。
サーボ系としては、フォーカス制御とトラッキング制御を切っているので、ここでは多めに余裕を見てタイマー24を先の態様1、2よりも短い300msecにセットし、この期間経過後に、電力の供給を復帰する。そして、これによりフォーカス制御をオンし、次に、トラッキング制御をオンし、そこでのセクタアドレスを検出して先に記憶しておいた通常のキックすべきセクタに移動し、そこでキック待ち状態に戻す。
【0026】
尚、上記各態様1、2、3において、共通する内容として、この電力セーブの間に、入力部26より何らかの入力信号を受けた場合、例えば、携帯用のビデオムービーである場合、再生中に、サーチや頭出しなどのキー入力が発生した場合や、再生している音声や画像に、エラーが発生するなどして再度必要な情報を光ディスク上から再生するような状態になった場合、これを監視する手段を持ち、この入力を判断することにより、パワーセーブ状態から、直ちに通常のモードに復帰し、入力に対応した処理に移行する。
【0027】
次に、以上の動作を図4及び図5に示すフローチャートを用いて総括的に説明する。
まず、再生装置の再生が開始すると、ピックアップ手段4が再生開始の所定のセクタへ行くと情報の読み出しが開始され(S1)、読み出された情報データのエラー訂正がエラー訂正手段15により開始される(S2)。そして、エラー訂正がなされたデータの一時記憶手段16への記憶も開始されることになる(S3)。ここでデータ残量管理手段23は、一時記憶手段16のデータ記憶量をモニタしており(S4)、このデータ記憶量がエンプティレベルを越えた時に、制御手段27はこの一時記憶手段16からのデータの読み出しを開始すると共に伸長手段17の動作も開始してこの圧縮されているデータを伸長手段17にて伸長させる(S5)。
【0028】
そして、一時記憶手段16のデータ記憶量がフルになったならば(S6)、これと同時に一時記憶手段16へのデータの書き込みの禁止(S7)、次の読み出しセクタの再生セクタ記憶部25への記憶(S8)、前述したような3態様の内のいずれか1つの態様の電力セーブモードへの移行(S9)及びタイマー24のスタート(S10)を行なう。
そして、上記タイマー24でセットした時間、例えば400msecが経過したならば(S11)、電力セーブモードから通常のモードへと復帰する(S12)。そして、記憶しておいた通常のキックすべきセクタへピックアップ手段4を移動し(S13)、キック待ち状態とする(S14)。そして、一時記憶手段16のデータ記憶量がエンプティになったならば(S15)、ピックアップ手段4を再生すべきセクタにキックし(S16)、読み出すべきデータが存在する間は、上記各ステップを繰り返し行なう(S17)。そして、読み出すべきデータがなくなったならば再生処理を終了する。
【0029】
また、S11においてタイマー時間が経過していない間、すなわち電力セーブモードの間においても、常時、緊急入力があるか否かが判断され(S18)、緊急入力があった場合には対応する緊急処理を行ない(S19)、その結果、再生処理を継続したり、終了したりすることになる。
以上の第1実施例においては、電力セーブモードの各態様1〜3に適用については詳しく述べなかったが、ここでは先の態様1〜3と類似する新たな態様4〜6と、その適用条件について第2実施例〜第4実施例を参照して詳しく説明する。
【0030】
まず、第2実施例では、光ディスクからの再生信号の再生速度、すなわち転送レートに基づいて電力セーブモードの態様を選択する。図6はこのような第2実施例のブロック構成図を示している。ここでは再生・サーボ信号生成手段6と制御手段27との間に速度検出手段35を設けており、再生信号の再生速度(転送レート)を検出して、その検出結果を制御手段27へ入力している。他の構成部分は、図1に示す第1実施例の構成と同じなので同一符号を付して説明を省略する。
例えば記録型のDVD等において再生信号の転送レートの異なるディスクが、例えば記録させたディスクの種類によって下記のように異なる種類のものがあると仮定する。
1.画質は良いが、全体の再生時間が2時間程度である2時間モード。
2.画質は普通であるが、全体の再生時間が4時間程度である4時間モード。
3.画質は悪いが、全体の再生時間が6時間程度である6時間モード。
このような再生信号の転送レートの可変量をディスクのコントロール信号を読み出して、上記速度検出手段35が決定した段階で、これに合わせて電力セーブモードを態様4〜6の3つの態様の内から1つ選択する。
【0031】
<態様4>
態様4としては、フォーカス制御はかけた状態としてトラッキング制御のみをオフする。ここで、次に記録すべきセクタをセクタ記憶部25へ記憶しておくのは勿論である。そして、トラッキング制御のオフ状態では、信号が100%得られないので、スピンドルモータのCLV制御モードの中で、RF信号の信号成分を間欠的に抽出して、速度信号を生成するCLVのラフサーボに移行する。
電力セーブとしては、制御手段27の制御によって記録再生・サーボ手段6の一部、例えばトラッキングエラー信号生成回路とサーボブロック7の一部、例えばトラッキング制御手段9とドライバ手段10の一部、例えばトラッキング用回路12への供給電力をカットする。
サーボ系としては、トラッキング制御を切っているので、ポーズ解除信号の入力後、後述するように制御手段で求められた復帰タイミングになった時、すなわち電力セーブモードになってから略400msec経過した時、電力の供給を復帰して、トラッキング制御をオンとし、そこでのセクタアドレスを検出して記憶しておいた通常のキックすべきセクタに移動し、そこで、キック待ち状態に戻す。
【0032】
<態様5>
態様5としては、フォーカス制御とトラッキング制御とレーザ発生手段3をオフする。ここで、次に記録すべきセクタをセクタ記憶部25へ記憶しておくのは勿論である。そして、フォーカス制御とトラッキング制御のオフ状態では、再生信号が得られず、スピンドルモータ2のCLVの制御モードで制御できないので、前記FGモードの制御に移行する。特に、ここでは現在のセクタが分かっているので、これに対応したFGの回転数を、制御手段27が設定し、一定回転のFGの回転速度を設定する。
電力セーブとしては、制御手段27の制御によって記録再生・サーボ手段6の全部、例えばフォーカス信号生成回路、トラッキングエラー信号生成回路、再生信号生成回路、イコライザー回路、PLL回路、速度信号生成回路とサーボブロック7の全部、例えばフォーカス制御手段8とトラッキング制御手段9とトラバース制御手段40及びドライバ手段10の一部、例えばフォーカス用回路11、トラッキング用回路12、レーザ発生手段3への供給電力をカットする。これにより、上記態様4の場合よりも更に消費電力を抑制することが可能となる。
【0033】
サーボ系としては、フォーカス制御とトラッキング制御を切っているので、後述するように制御手段で求められた復帰タイミングになった時、すなわち電力セーブモードになってから略500msec経過した時に、電力の供給を復帰する。そして、これによりレーザ発生手段3をオンした後にフォーカス制御をオンし、次に、トラッキング制御をオンし、そこでのセクタアドレスを検出して先に記憶しておいた通常のキックすべきセクタに移動し、そこでキック待ち状態に戻す。特に、ここでスピンドルモータ2を止めない理由は、スピンドルモータ2を止めてから復帰するのには、2sec程度の時間を要し、バッファーの記憶時間500msecをこえてしまうためである。但し、より消費電力を軽減するために、前記スピンドルモータのFGモードでの回転数を本来の1/2や、1/4程度に落とすことは、実施例の範囲であるのは勿論である。
【0034】
<態様6>
態様6としては、フォーカス制御とトラッキング制御とレーザ発生手段3とスピンドル制御をオフする。ここで、次に記録すべきセクタをセクタ記憶部25へ記憶しておくのは勿論である。この状態ではフォーカス制御、トラッキング制御、レーザ発生手段3及びスピンドル制御を全て停止しているので、大幅に消費電力を削減することができる。ただし、例えば復帰するための時間として1秒程度かかり、且つスピンドルモータの起動時にある程度の大きい電力を必要とするので、例えば6秒程度の時間以上の電力セーブ時間で、このモードにしないと、かえって電力消費が大きくなってしまう。
電力セーブとしては、制御手段27の制御によって記録再生・サーボ手段6の全部、例えばフォーカス信号生成回路、トラッキングエラー信号生成回路、再生信号生成回路、イコライザー回路、PLL回路、速度信号生成回路とサーボブロック7の全部、例えばフォーカス制御手段8とトラッキング制御手段9とスピンドル制御手段30及びドライバ手段10の全部、例えばフォーカス用回路11、トラッキング用回路12、スピンドル用回路31への供給電力をカットする。これにより、上記態様5の場合よりも更に消費電力を抑制することが可能となる。
【0035】
サーボ系としては、フォーカス制御とトラッキング制御、レーザ発生手段3とスピンドル制御を切っているので、後述するように制御手段で求められた復帰タイミングになった時、すなわち電力セーブモードになってから略1000msec経過した時に電力の供給を復帰する。そして、これによりレーザ発生手段3をオンした後にスピンドル制御をオンし、その後フォーカス制御をオンし、次に、トラッキング制御をオンし、そこでのセクタアドレスを検出して先に記憶しておいた通常のキックすべきセクタに移動し、そこでキック待ち状態に戻す。
ここで図7を参照して上記各態様4〜6における電力セーブモードの時間の長さや通常モードへ復帰するまでの消費電力の変化について詳しく説明する。
【0036】
図7(A)は態様4の場合の消費電力の変化を示し、図7(B)は態様5の場合の消費電力の変化を示し、図7(C)は態様6の場合の消費電力の変化を示している。
図7(A)に示す態様4の場合は、前述のようにフォーカス制御はかけた状態でトラッキング制御のみをオフしている。この場合は、例えば全体の記録時間が2時間モードであるので、画質等は良いが転送レートが高く、フルからエンプティまで達する時間が500msec程度(図3中の領域C1+C2に対応)であってかなり短く、また、オフしている制御も少ないので、復帰に要する時間C2も短く100msec程度である。そして、電力セーブモード時の消費電力は待機時に対して80%程度である。電力セーブモードから通常モードに復帰する時、トラッキング制御がオンすると所定のトラックをシークするまでの間は一時的に大きな消費電力(110%)を必要とし、待機中には100%に戻る。尚、光ディスクからの読み出し時には、120%の消費電力を必要としている。
【0037】
図7(B)に示す態様5の場合は、前述のようにフォーカス制御、トラッキング制御及びレーザ発生手段3をオフしている。この場合は、例えば全体の記録時間が4時間モードであるので、画質と転送レートは普通であり、フルからエンプティまで達する時間が1sec程度(図3中の領域C1+C2に対応)であって、態様4よりも少し長くなり、また、オフしている制御も少し多くなったので、復帰に要する時間C2も少し長くなって500msec程度である。電力セーブモード時の消費電力は待機中に対して50%程度であり、態様4の場合より効率的である。そして、電力セーブモードから通常モードに復帰する時、レーザオン、フォーカス制御オン、トラッキング制御オンの順序で次第に復帰され、これに従って、消費電力も徐々に上昇して行く。
【0038】
図7(C)に示す態様6の場合は、前述のようにフォーカス制御、トラッキング制御、レーザ発生手段3及びスピンドル制御をオフしている。この場合は、例えば全体の録時間が6時間モードであるので画質は悪いが転送レートは小さく、フルからエンプティまで達する時間が2sec程度(図3中の領域C1+C2に対応)であって、態様5よりも更に長くなり、またオフしている制御も更に多くなったので復帰に要する時間も更に長くなって1sec程度である。電力セーブモード時の消費電力は待機時に対して20%程度であり、態様5の場合よりも更に効率的である。そして、電力セーブモードから通常モードに復帰する時、スピンドルオン、レーザオン、フォーカス制御オン及びトラッキング制御オンの順序で次第に復帰され、これに従って消費電力も徐々に上昇して行く。
各態様4〜6の電力削減量は、電力セーブモードを用いない場合に対してそれぞれ約84%、約75%、約60%になり、再生動作に悪影響を与えない範囲で大幅に消費電力を削減することが可能となる。
【0039】
具体的な事例を説明すると、例えば、4MBの一時記憶手段16で、2時間モードとした場合、8Mbpsの画像を記録でき、0.5secの時間だけ一時記憶手段16にためることができるとする。すると、4時間モードの場合は4Mbpsで1sec、8時間モードの場合は2Mbpsで2secとなる。ここで、低消費電力モードとして態様4を選択したのであれば、省電力モードからの復帰時間は、例えば100msecで固定であるから、通常モードへの復帰タイミングは、仮にエンプティを0、フルを4MBとした場合、100msec/500msec=0.2であるから、4MB×0.2=0.8MBの値となる。つまり、4MBに対して、記憶データ量が0.8MBになった時点を復帰のタイミングとすれば良く、このタイミングより復帰動作が開始される。他の態様5、6に関しても、同様な手順で復帰のタイミングが制御手段27において求められる。ここで示した計算は4MBの記憶容量を全て用いた時の計算であるが、実際には余裕をみてエンプティ、フルともに下駄をはいた値を用いる。
尚、この第2実施例における制御の流れに関しては、図4及び図5に示すフローチャートが適用されるのは勿論である。
上記第2実施例においては、再生信号の再生速度に応じて電力セーブモードの態様を選択していたが、これに代えて、再生信号の種類に応じて電力セーブモードの態様を選択するようにしてもよい。
【0040】
図8はこのような第3実施例のブロック構成図を示している。ここでは再生・サーボ信号生成手段6と制御手段27との間に信号種類決定手段36を設けており、再生される再生信号の種類を判別して決定し、その決定結果を制御手段27へ入力している。他の構成部分は、図1に示す第1実施例の構成と同じなので同一符号を付して説明を省略する。また、信号種類決定手段36の機能を入力部26に割り当て、入力信号の種類を、入力部26からマニュアルにより入力するようにしてもよい。
再生信号としては、DVDディスクにおいて、ビデオ信号とオーディオ信号の双方を含む場合と、オーディオ信号のみを含む場合の2種類を例にとって説明する。
例えば再生信号が、ビデオ信号とオーディオ信号を含む場合には高画質で記録すると仮定すると、転送レートを例えば8Mbpsとして高く設定して記録時間を2時間程度とするモードの時には、態様4を選択する。
【0041】
また、再生信号がオーディオ信号のみを含む場合には、映像信号に比較してデータ量が少ないために高音質で記録すると仮定すると、転送レートを例えば2Mbpsとして低く設定して記録時間を8時間とするモードの時には、態様6を選択する。
このように、制御手段27は信号種類決定手段36からの信号種類決定結果に基づいて、電力セーブモードとして上記態様4または態様6のいずれか一方を選択する。この時、各態様毎に通常モードへの復帰時間が異なるので、復帰のタイミングを一時記憶手段16の残量容量の換算値として計算しておく。
上記第3実施例においては、再生信号の種類に応じて電力セーブモードの態様を選択していたが、これに代えて、再生される光ディスクの種類に応じて電力セーブモードの態様を選択するようにしてもよい。
【0042】
図9はこのような第4実施例のブロック構成図を示している。ここではピックアップ手段4と制御手段27との間にディスク種類判別手段37を設けており、装填される光ディスク1の種類を判別し、その判別結果を制御手段27へ入力している。他の構成部分は図1に示す第1実施例の構成と同じなので、同一符号を付して説明を省略する。
上記ディスク種類判別手段37は、光ディスク1が装填された時点でその種類を判別するが、その方法或いは機構としてはすでに幾つか提案されており、例えば光ディスクの種類に応じて反射光量が異なることを利用して、照射レーザ光の反射光量を検出し、この検出値に基づいて光ディスクの種類を判別するようにした機構を用いることができる。
【0043】
ここでは、光ディスクの種類としては、DVDディスクと、これと共通に記録することができるCD−RWディスクとを用い、再生信号としてはビデオ信号とオーディオ信号を再生する場合を例にとって説明する。
例えば、ディスク種類判別手段37の判別結果がDVDのタイプの光ディスクか、CD−RWのタイプの光ディスクかを判別し、判別結果がDVDの場合には、MPEG2の高画質で再生すると仮定すると、転送レートを例えば8Mbpsとして高く設定して記録時間を2時間程度とするモードの時には態様4を選択する。また、上記判断の結果、光ディスクがCD−RWの場合には、MPEG1の普通の画質で再生すると仮定すると、転送レートを例えば2Mbpsとして低く設定して記録時間を1時間とするモードの時に態様6を選択する。
【0044】
このように、制御手段27は上記ディスク種類判別手段37の判別結果に基づいて、電力セーブモードとして上記態様4または態様6のいずれか一方を選択する。
この時、各態様毎に通常モードへの復帰のタイミングが異なるので、復帰のタイミングを一時記憶手段16の残量容量の換算値として計算しておく。
また、この第4実施例における制御の流れに関しては、図5に示すフローチャートが適用されるのは勿論である。
【0045】
上述した第4実施例においては、光ディスクの種類に応じて電力セーブモードの態様を選択していたが、これに代えて、再生信号の種類と線速度に応じて電力セーブモードの態様を選択するようにしてもよい。
図10はこのような第5実施例のブロック構成図を示している。ここでは、信号種類決定手段36と制御手段27との間に線速度決定手段38を設けており、転送レートから設定すべき光ディスクの線速度、すなわちスピンドルモータの回転数を求めて、その決定結果を制御手段27へ入力している。他の構成部分は図8に示す第3実施例の構成と同じなので、同一符号を付して説明を省略する。
【0046】
ここでは再生される再生信号として、例えばポータブル機器においてDVDディスクでオーディオ信号の転送レートが高い信号と低い信号を再生する場合を例にとって説明する。
例えば記録信号がリニアPCMの6チャネルの信号を再生する時であって、転送レートを例えば8Mbpsとして高く設定して記録時間を2時間程度とするモードの時には態様4を選択する。
また、再生信号がMPEG1の2チャネルの信号を再生する時であって転送レートを例えば2Mbpsとして記録時間を8時間程度とするモードの時には態様5を選択する。
【0047】
このように、制御手段27は信号種類決定手段36からの信号種類決定結果と線速度決定手段38の決定結果とに基づいて電力セーブモードとして上記態様4または態様5のいずれか一方を選択する。例えば、転送レートが遅い場合には、スピンドルモータの回転数を落とし、すなわち線速度を落として再生する。例えば本実施例の場合には、MPEG1を再生する場合には、リニアPCMを再生する場合に対して1/2にディスクの回転数を落とす。
また、各態様毎に通常モードへの復帰のタイミングが異なるので、復帰のタイミングを、一時記憶手段16の残量容量の換算値として計算しておく。
ここで一時記憶手段16の記憶時間が変わらないのに、低電力のモードを変えている理由は、ディスクの回転数が半分に落ちているために、ディスクからの読み出し時間が実質的に2倍になっていて、通常の回転数と比較した場合に、低消費電力化できる時間が短くなるからである。
更に、この第5実施例における制御の流れに関しては、図4及び図5に示すフローチャートが適用されるのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ディスク再生装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
ショックプルーフやデータの圧縮伸長のために用いられる一時記憶手段からの再生信号の再生中であって、この記憶手段へのデータの書き込み禁止中に、不要な部位(回路)への電力供給をカットするようにしたので、その分、装置全体の消費電力を抑制することができる。
また、再生信号の再生速度、再生信号の種類、再生される光ディスクの種類或いは再生される光ディスクの線速度に基づいて電力セーブモードの態様を選択することにより再生動作に悪影響を与えない範囲で、大幅に消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1実施例示すブロック構成図である。
【図2】光ディスク内のセクタの概念を説明するための説明図である。
【図3】一時記憶手段内の記憶データ量の変化を示すグラフである。
【図4】本発明装置の動作のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明装置の動作のフローチャートを示す図である。
【図6】第2実施例を示すブロック構成図である。
【図7】態様4〜6における電力セーブモードの時間の長さや通常モードへ復帰するまでの消費電力の変化を示す図である。
【図8】第3実施例を示すブロック構成図である。
【図9】第4実施例を示すブロック構成図である。
【図10】第5実施例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、3…レーザ発生手段、4…ピックアップ手段、6…再生・サーボ信号生成手段、7…サーボブロック、8…フォーカス制御手段、9…トラッキング制御手段、10…ドライバ手段、14…信号処理手段、15…エラー訂正手段、16…一時記憶手段、17…伸長手段、23…データ量管理手段、24…タイマー、25…再生セクタ記憶部、27…制御手段、35…速度検出手段、36…信号種類決定手段、37…ディスク種類判別手段、38…線速度決定手段。

Claims (1)

  1. 光ディスクを再生した再生信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、
    この一時記憶手段に記憶されているデータ量を管理するデータ残量管理手段とを備え、
    一時記憶した再生信号を伸長して伸長信号として出力する光ディスク再生装置であって、
    前記伸長信号の転送レートを検出する転送レート検出手段と、
    光ディスク再生装置の複数の構成手段への電力供給を抑制する電力抑制手段と、
    前記転送レートの複数の値に対応して、複数の構成手段の内のどの構成手段への電力供給の抑制を行なうかを予め記憶しておく記憶手段と、
    前記データ残量管理手段による前記データ量が第1のレベルに達したことを検出する第1レベル検出手段と、
    前記第1レベル検出手段の結果に基づいて、前記転送レート検出手段によって検出された転送レートに応じて、前記記憶手段に予め記憶されている前記複数の構成手段への電力供給を抑制する電力抑制手段の中で転送レートに対応する電力抑制部の電力を抑制し、前記データ残量管理手段による前記データ量が第1のレベルよりも少ない前記転送レート検出手段によって検出された転送レートに応じて設定される第2のレベルに達したことを検出する第2レベル検出手段と、
    前記第2レベル検出手段の結果に基づいて、前記の抑制された電力抑制部の電力を再度供給することにより、前記一時記憶手段から連続的に再生を行なっている最中に通常様状態に復帰する復帰手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
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