JP3025000B2 - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置

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JP3025000B2
JP3025000B2 JP2314351A JP31435190A JP3025000B2 JP 3025000 B2 JP3025000 B2 JP 3025000B2 JP 2314351 A JP2314351 A JP 2314351A JP 31435190 A JP31435190 A JP 31435190A JP 3025000 B2 JP3025000 B2 JP 3025000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスク状の記録媒体に記録されているデ
ィジタルデータを再生して、所定の転送速度にして出力
するデイスク再生装置としてのディジタルデータ再生装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
第9図は従来のデイスク再生装置を示すブロック図、
第10図は第9図のディジタル信号処理回路を示すブロッ
ク図、である。
第9図において、200は通常ディスク再生装置であ
る。
1は記録担体としてのコンパクトディスクである。こ
のコンパクトディスク1は、スピンドルモータ11により
回転され、ディスク上に記録されているデータが光ピッ
クアップ10により取り出される。
21はアナログ波形整形回路であり、光ピックアップ10
から与えられるアナログ再生信号を波形整形して2値化
する。このようにして得られた2値化データはディジタ
ル信号処理回路22に与えられる。
ディジタル信号処理回路22は、第10図に示す様に、同
期検出回路41、PLL回路42、復調回路43、水晶発振回路4
4、サブコーディング検出回路45、RAM46より構成され
る。
第10図において、同期検出回路41は、与えられた2値
化データから、フレーム同期を検出する。
PLL(Phase Locked Loop)回路42は、与えられた2
値化データからクロックを再生する。
復調回路43は、同期検出回路41からディジタル信号を
とりこみCIRC(Cross Interleave Reed−Solomon Co
de)による誤りの検出、訂正を行い、水晶発振回路44か
ら与えられる再生タイミング信号によりディジタル音声
データ58、またはディジタルプログラムデータ59を出力
する。
サブコーディング検出回路45は、トラック位置ぎめを
行うためのディスクアドレス情報51等を再生する。
RAM46は、CIRCのデインタリーブ及び誤り訂正用のバ
ッファの働きをしている。
また、第9図において、20はサーボ回路であり、ディ
ジタル信号処理回路22から与えられる2種類のクロック
(水晶発振回路44から出力される基準クロックとPLL回
路42から出力される再生クロック)をもとに、スピンド
ルモータ11の回転速度が基準クロックと合致するように
制御する。また、アクセス制御装置23から与えられるア
クセス制御信号53をもとに、スライドモータ12、光ピッ
クアップ10を制御する。
アクセス制御装置23は、ディジタル信号処理回路22か
ら与えられるディスクアドレス情報51をもとに、サーボ
回路20を介してスライドモータ12及び光ピックアップ10
を制御し、トラック位置ぎめを行う。
24はD/A変換回路であり、ディジタル信号処理回路22
から出力されたディジタル音声データ58をアナログ音声
信号155に変換出力する。
なお、この種の装置として関連するものには、例え
ば、特開平2−158965号公報、特開平2−143922号公報
等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、データにはプログラムデータ等のようにデー
タ転送速度が速ければ速いほどよいデータと、音声デー
タや映像データ等のように所定のデータ転送速度が必要
なデータと、があり、これらプログラムデータ等と音声
データ等とは互いに、別々のコンパクトディスク1に記
録されている場合もあるし、同じコンパクトディスク1
に記録されている場合もある。
上記従来例では、データ転送速度はコンパクトディス
ク1の回転速度で決まってしまうため、コンパクトディ
スク1の回転速度を音声データや映像データのデータ転
送速度に適した回転速度にすると、プログラムデータの
データ転送速度が遅くなってしまうという問題があり、
また、逆にコンパクトディスク1の回転速度をプログラ
ムデータのデータ転送速度に適した回転速度にすると、
音声データや映像データのデータ転送速度が所定のデー
タ転送速度よりも速くなって、正常な音声や映像が得ら
れないという問題があった。
本発明の目的は、コンパクトディスク等のデイスク状
の記録媒体の回転速度をプログラムデータ等のデータ転
送速度に適した回転速度にしても、音声データや映像デ
ータ等を所定のデータ転送速度で出力させることができ
るデイスク再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的達成のため、本発明によるディジタルデ
ータ再生装置では、複数のトラックが螺旋状につながっ
ており、変調されたデータが該トラックに沿って記録さ
れているデイスクを標準速度のN倍(Nは正の整数)の
速度で回転させるモータと、該モータが回転させている
前記デイスクに光を照射し、前記変調されたデータを再
生する光ピックアップと、該光ピックアップから再生出
力されるデータを復調する信号処理回路と、該信号処理
回路によって復調されたデータが書き込まれるメモリ
と、を有しており、 前記デイスクに記録されているデータがプログラムデ
ータである場合には、前記信号処理回路によって復調さ
れたプログラムデータを前記標準速度のN倍の速度に対
応する速度で出力する構成とし、 前記デイスクに記録されているデータが音声データ又
は映像データである場合には、前記信号処理回路によっ
て復調された音声データ又は映像データを前記メモリに
書き込み、前記メモリから該音声データ又は映像データ
を前記標準速度に対応する速度で出力し、それと関連し
て前記デイスクにおいて1トラック分の音声データ又は
映像データを再生する都度、光ピックアップによる光の
デイスク上照射位置を1トラック分戻す動作を(N−
1)回繰り返す構成とすることを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、ディジタルデータ再生装置における
記録媒体の回転速度をプログラムデータ等のデータ転送
速度に適した高速の回転速度にしても、音声データや映
像データ等を所定のデータ転送速度で出力させることが
できるので、プログラムデータ等のデータ転送速度を向
上させ、かつ、音声データや映像データ等のデータ転送
速度を所定のデータ転送速度にすることができ、正常な
音声や映像等を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第
2図は第1図のディジタル信号処理回路を示すブロック
図である。
第1図において、100は、高速ディスク再生装置であ
り、一般的なコンパクトディスク再生装置が必要とする
データ転送速度の2倍(1.5倍、3倍、4倍、等でも可
能)の速さでデータ再生を行なう。
1は記録担体としてのコンパクトディスクである。こ
のコンパクトディスク1は、スピンドルモータ111によ
り、標準速度(線速度1.2〜1.4m/sec)のコンパクトデ
ィスク再生装置の2倍の速度(線速度2.4〜2.8m/sec)
で回転する。110は光ピックアップであり、コンパクト
ディスク1上に記録されているデータをアナログ再生信
号として取り出す。
121はアナログ波形整形回路であり、光ピックアップ1
10から入力したアナログ信号を波形整形して2値化す
る。このようにして、アナログ波形整形回路121によっ
て波形整形されることにより得られた2倍速の2値化デ
ータは、ディジタル信号処理回路122に出力される。
ディジタル信号処理回路122は、倍速ディジタルプロ
グラムデータ159を出力、または倍速ディジタル音声デ
ータ158をバッファRAM130に出力する。なお、ディジタ
ル信号処理回路122は、第2図に示す様に、同期検出回
路141、PLL回路142、復調回路143、倍速水晶発振回路14
4、サブコーディング検出回路145、RAM146より構成され
る。以上141〜146の詳細については後述する。
120はサーボ回路であり、ディジタル信号処理回路122
から与えられる2種類のクロックをもとに、スピンドル
モータ111の回転速度を制御する。また、アクセス制御
装置123から与えられるアクセス制御信号153をもとに、
スライドモータ112、および光ピックアップ110を制御す
る。
アクセス制御装置123は、ディジタル信号処理回路122
から与えられるディスクアドレス情報151をもとに、サ
ーボ回路120を介してスライドモータ112及び光ピックア
ップ110を制御し、トラック位置ぎめを行う。なお、ア
クセス制御装置123の制御動作の詳細については、第3
図を使って後述する。
バッファRAM130は、ディジタル信号処理回路122から
出力された倍速ディジタル音声データ158を記憶し、通
常速度のディジタル音声データ155をD/A変換回路124へ
出力する。
D/A変換回路124は、バッファRAM130から出力されたデ
ィジタル音声データ155をアナログ音声信号154に変換し
出力する。このアナログ音声信号154は、ステレオ、モ
ノラルのいずれでも構わない。
132はRAM制御装置であり、バッファRAM130の入出力タ
イミング、アドレス、を制御する。このRAM制御装置132
の制御動作の詳細については第5図を使って後述する。
以下ディジタル信号処理回路122の詳細について、第
2図を用いて説明する。
第2図において、同期検出回路141は、入力した2値
化データから、フレーム同期を検出する。
PLL回路142は、入力した2値化データから、クロック
を再生する。
復調回路143は、同期検出回路141からディジタル信号
をとりこみ、RAM146を使用してCIRCのデインタリーブお
よびCIRCによる誤りの検出、訂正を行う。また、倍速水
晶発振回路144から与えられる再生タイミング信号によ
り倍速ディジタルプログラムデータ159または倍速ディ
ジタル音声データ158を出力する。
以下、アクセス制御装置123の制御動作の詳細を第3
図を用いて説明する。
第3図は第1図のアクセス制御装置の制御動作を説明
するための説明図である。
第3図において、(a)はコンパクトディスク1上の
トラックを3周(トラック、N〜N+2)に渡って示し
たものである。図示されてはいないが、トラックは、
〔N+2〕〔N+3〕〔N+4〕…と続く。なお、例え
ば、〔N〕はトラック〔N〕のデータを示している。
また、(b)〜(d)は、それぞれ光ピックアップ10
が照射するレーザ光のコンパクトディスク1上での軌跡
を示している。
(b)は、コンパクトディスク1が標準速度で回転し
ている従来例の場合の、再生時の制御である。
(c)は、本実施例における音声データ再生時の制御
を示している。本実施例ではコンパクトディスク1の回
転速度が標準速度の2倍であり、A、B、Cの地点で1
トラックだけ内周にトラックジャンプする。実際にデー
タを再生するのは、a、c、eの期間であり、b、d、
fの期間は待ち時間である(通常データ転送モード)。
(d)は、本実施例におけるプログラムデータ等のデ
ータ高速再生時の制御を示している。この場合はトラッ
クジャンプを行わずに連続で再生することにより、デー
タ転送速度は通常の2倍となる(高速データ転送モー
ド)。
なお、ここでは2倍速でコンパクトディスク1が回転
している場合について説明したが、3倍速(線速度3.6m
/sec〜4.2m/sec)でも4倍速(線速度4.8m/sec〜5.6m/s
ec)でも可能となる。3倍速の場合のアクセス制御装置
123の制御動作詳細を第4図を用いて説明する。
第4図は3倍速の場合のアクセス制御装置の制御動作
を説明するための説明図である。
第4図において、(b)は、コンパクトディスク1が
通常速度で回転している従来例の場合の、再生時の制御
である。
(c)は本実施例における音声データ再生時の制御を
示している。本実施例ではコンパクトディスク1の回転
速度が標準速度の3倍であるために、A、B、C、D、
E、Fの地点で1トラックだけ内周にトラックジャンプ
する。実際にデータを再生するのは、a、d、gの期間
であり、b、c、e、f、h、iの期間は待ち時間であ
る(通常データ転送モード)。
(d)は、本実施例におけるデータ高速再生時の制御
を示している。この場合はトラックジャンプを行わずに
連続で再生することにより、データ転送速度は通常の3
倍となる(高速データ転送モード)。
以下、RAM制御装置132の制御動作の詳細を第5図を用
いて説明する。
第5図は第1図のRAM制御装置の制御動作を説明する
ための説明図である。
第5図において、(a)はコンパクトディスク1上の
トラック3周(トラックN〜N+2)に渡って示したも
のである。
(b)はバッファRAM130の入力、すなわち倍速ディジ
タル音声データ158を示し、(c)はバッファRAM130の
出力、ディジタル音声データ155を示している。
倍速のディジタル音声データ158を断続的に入力し、
通常速度のディジタル音声データ155を連続的に出力す
る。
なお、以上説明した本実施例は、音声信号を扱うこと
を前提としていたが、映像信号を扱った場合にも同様の
制御が可能である。
以上のような構成により、本実施例では、コンパクト
ディスク1の回転速度を高速にしたまま、音声データの
再生が可能となるという効果がある。また、高速ディス
ク再生装置100のクロックとバッファRAM130,D/A変換回
路124のクロックとを非同期にすることができるという
効果がある。
次に、本発明の第2の実施例を、第6図を用いて説明
する。
第6図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
第6図において、高速ディスク再生装置100、バッフ
ァRAM130、は第1の実施例と同等なのでその説明を省
く。
但し、本実施例の場合、ディジタル信号処理回路122
からは、倍速ディジタル音声データ158,倍速ディジタル
プログラムデータ159のほかに、倍速ディジタル混在デ
ータ160が、倍速ディジタルプログラムデータ159に代わ
って出力されることがある。ここで、倍速ディジタル混
在データ160とは、プログラムデータと圧縮された音声
データとがインターリーブによって混在しているデータ
である。
131はバッファRAMであり、ディジタル信号処理回路12
2から倍速ディジタル混在データ160が出力された場合、
その倍速ディジタル混在データ160を記憶し、通常速度
のディジタルデータ157を演算回路225へ出力する。
演算回路225は、演算処理により、バッファRAM131か
ら出力されたディジタル混在データ157を、プログラム
データと圧縮された音声データとに分離し、プログラム
データをディジタルプログラムデータ161として出力す
ると共に、圧縮された音声データを伸長して、ディジタ
ル音声データ162として出力する。
D/A変換回路224は、演算回路225からディジタル音声
データ162が出力されている場合、そのディジタル音声
データ162をアナログ音声信号に変換し、アナログ音声
信号154として出力する。
以上のような構成により、本実施例では、第1の実施
例と同様な効果があり、さらに音声データに圧縮等の処
理が加えられている場合でも、これを伸長等の演算処理
を行って出力することが可能となる。また、高速ディス
ク再生装置100のクロックとバッファRAM130,131,D/A変
換回路224および演算回路225のクロックとを非同期にす
ることができる、という効果がある。
次に、本発明の第3の実施例を、第7図,第8図、を
用いて説明する。
第7図は本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
第7図において、通常ディスク再生装置200は従来例
と同等であり、高速対応ではない。
但し、本実施例の場合、ディジタル信号処理回路22か
らは、ディジタル音声データ58,ディジタルプログラム
データ59のほかに、ディジタル混在データ60が、ディジ
タルプログラムデータ59に代わって出力されることがあ
る。ここで、ディジタル混在データ60とは、プログラム
データと圧縮された音声データとがインターリーブによ
って混在しているデータである。
また、D/A変換回路224、演算回路225は第2の実施例
と同等であり、クロックが通常ディスク再生装置200の
クロックよりわずかに遅いことが第2の実施例とは異な
る。
230はバッファRAMであり、ディジタル信号処理回路22
からディジタル音声データ58が出力された場合、そのデ
ィジタル音声データ58を記憶し、通常速度より遅い転送
速度のディジタル音声データ255をD/A変換回路224へ出
力する。ディジタル音声データ255の転送速度は、ディ
ジタル音声データ58の転送速度よりもわずかに遅いの
で、バッファRAM230が空になることはなく、音声が途切
れることはない。
231はバッファRAMであり、ディジタル信号処理回路22
からディジタル混在データ60が出力された場合、そのデ
ィジタル混在データ60を記憶し、通常速度より遅い転送
速度のディジタル混在データ257を演算回路225へ出力す
る。
演算回路225は、演算処理により、バッファRAM231か
ら出力されたディジタル混在データ257を、プログラム
データと圧縮された音声データとに分離し、プログラム
データをディジタルプログラムデータ261として出力す
ると共に、圧縮された音声データを伸長して、ディジタ
ル音声データ262として出力する。
D/A変換回路224は、演算回路225からディジタル音声
データ262が出力されている場合、そのディジタル音声
データ262をアナログ音声信号に変換し、アナログ音声
信号254として出力する。
ディジタル混在データ257の転送速度は、ディジタル
混在データ60の転送速度よりもわずかに遅いので、音声
が途切れることはない。
以下、RAM制御装置232の制御動作の詳細を第8図を用
いて説明する。
第8図は第7図のRAM制御装置の制御動作を説明する
ための説明図である。
第8図において、(a)はコンパクトディスク1上の
トラック3周(トラックN〜N+2)に渡って示したも
のである。
(b)はバッファRAM230の入力、すなわちディジタル
音声データ58を示し、(c)はバッファRAM230の出力、
ディジタル音声データ255を示している。
ディジタル音声データ255の転送速度は、ディジタル
音声データ58の転送速度よりもわずかに遅いので、バッ
ファRAM230が空になることはなく、逆に転送速度差分の
データが増加してゆき、ついにはバッファRAM230が一杯
になる。このとき、バッファRAM230の入力を停止し、ア
クセス制御により1トラック内周にジャンプする。この
間も常にディジタル音声データ255は出力し続けるた
め、バッファRAM230からは1トラック分のデータが減少
することになる。そして、再びバッファRAM230が一杯に
なったら、同様の操作を繰り返す。
RAM制御装置232は、バッファRAM231についても同様の
制御を行う。
なお、D/A変換回路224および演算回路225のクロック
は、通常ディスク再生装置200のクロックに対して、0.0
5%程度遅くすれば十分である。水晶発振器の精度、温
度特性を考慮しても、常に通常ディスク再生装置のクロ
ックを上回ることはない。また、人間の聴覚による音程
の判別限界は0.1%であると言われており、音声データ
の再生クロックを0.05%程度遅くしても実用上問題はな
い。
以上のような構成により、本実施例では、通常ディス
ク再生装置200のクロックとバッファRAM230,231、D/A変
換回路224,および演算回路225のクロックとを非同期に
することができる。すなわち、通常ディスク再生装置20
0とD/A変換回路224等とを互いに異なるクロックで動作
させることが可能となる。
従って、通常ディスク再生装置200とD/A変換回路224
等とが別々に構成されていて、互いに離れている場合で
も、通常ディスク再生装置200とD/A変換回路224等との
間をクロック信号線でつなぐ必要はない。
また、ディスク再生装置を選ばずに、クロック出力の
ないディスク再生装置も使用できるという効果がある。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されているような効果を奏する。
すなわち、コンパクトディスク等のデイスク状の記録
媒体の回転速度をプログラムデータ等のデータ転送速度
に適した回転速度にして、記録されているディジタルデ
ータを高速度で再生しても、音声データや映像データ等
については、一旦、バッファRAMを介することにより、
所定のデータ転送速度で出力されることができる。従っ
て、プログラムデータ等のデータ転送速度を向上させ、
かつ、音声データや映像データ等のデータ転送速度を所
定のデータ転送速度にすることができるため、正常な音
声や映像等を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例としてのデイスク再生装
置を示すブロック図、第2図は第1図のディジタル信号
処理回路を示すブロック図、第3図は第1図のアクセス
制御装置の制御動作を説明するための説明図、第4図は
3倍速の場合のアクセス制御装置の制御動作を説明する
ための説明図、第5図は第1図のRAM制御装置の制御動
作を説明するための説明図、第6図は本発明の第2の実
施例としてのデイスク再生装置を示すブロック図、第7
図は本発明の第3の実施例としてのデイスク再生装置を
示すブロック図、第8図は第7図のRAM制御装置の制御
動作を説明するための説明図、第9図は従来のデイスク
再生装置を示すブロック図、第10図は第9図のディジタ
ル信号処理回路を示すブロック図、である。 符号の説明 1……コンパクトディスク、10,110……光ピックアッ
プ、11,111……スピンドルモータ、12,112……スライド
モータ、20,120……サーボ回路、21,121……波形整形回
路、22,122……ディジタル信号処理回路、23,123……ア
クセス制御装置、100……高速ディスク再生装置、124,2
24……D/A変換回路、130,131,230,231……バッファRA
M、132,232……RAM制御装置、200……通常ディスク再生
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 雅志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−245466(JP,A) 特開 平2−214050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10,19/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラックが螺旋状につながってお
    り、変調されたデータが該トラックに沿って記録されて
    いるデイスクを標準速度のN倍(Nは正の整数)の速度
    で回転させるモータと、該モータが回転させている前記
    デイスクに光を照射し、前記変調されたデータを再生す
    る光ピックアップと、該光ピックアップから再生出力さ
    れるデータを復調する信号処理回路と、該信号処理回路
    によって復調されたデータが書き込まれるメモリと、を
    有しており、 前記デイスクに記録されているデータがプログラムデー
    タである場合には、前記信号処理回路によって復調され
    たプログラムデータを前記標準速度のN倍の速度に対応
    する速度で出力する構成とし、 前記デイスクに記録されているデータが音声データ又は
    映像データである場合には、前記信号処理回路によって
    復調された音声データ又は映像データを前記メモリに書
    き込み、前記メモリから該音声データ又は映像データを
    前記標準速度に対応する速度で出力し、それと関連して
    前記デイスクにおいて1トラック分の音声データ又は映
    像データを再生する都度、光ピックアップによる光のデ
    イスク上照射位置を1トラック分戻す動作を(N−1)
    回繰り返す構成とすることを特徴とするディジタルデー
    タ再生装置。
  2. 【請求項2】標準速度より高速で回転している記録媒体
    に対して光を照射してデータを再生するディジタルデー
    タ再生装置であって、 前記記録媒体に記録されているデータが音声データ又は
    映像データである場合には、再生された音声データ又は
    映像データを記憶手段に書き込み、前記記憶手段から前
    記音声データ又は映像データを出力し、前記音声データ
    又は映像データを所定量再生する都度、該記録媒体に対
    する光の照射位置を戻す構成とし、 前記記録媒体に記録されているデータがプログラムデー
    タである場合には、再生された前記プログラムデータを
    前記音声データ又は映像データの出力速度より速い速度
    で出力する構成とすることを特徴とするディジタルデー
    タ再生装置。
  3. 【請求項3】標準速度より高速で回転している記録媒体
    に対して光を照射してデータを再生するディジタルデー
    タ再生装置であって、 前記記録媒体に記録されているデータが音声データ又は
    映像データである場合には、データ再生時に前記音声デ
    ータ又は映像データの再生動作と前記記録媒体に対する
    光の照射位置を戻す動作を繰り返し、再生された音声デ
    ータ又は映像データを記憶手段に書き込み、該記憶手段
    から前記音声データ又は映像データを出力する構成と
    し、 前記記録媒体に記録されているデータがプログラムデー
    タである場合には、再生された前記プログラムデータを
    前記音声データ又は映像データの出力速度より速い速度
    で出力する構成とすることを特徴とするディジタルデー
    タ再生装置。
  4. 【請求項4】標準速度より高速で回転している記録媒体
    からデータを再生するディジタルデータ再生装置であっ
    て、 前記記録媒体に記録されているデータが音声データ又は
    映像データである場合には、前記音声データ又は映像デ
    ータを間欠的に再生し、再生された前記音声データ又は
    映像データを記憶手段に書き込み、該記憶手段から前記
    音声データ又は映像データを出力する構成とし、 前記記録媒体に記録されているデータがプログラムデー
    タである場合には、再生された前記プログラムデータを
    前記音声データ又は映像データの出力速度より速い速度
    で出力する構成とすることを特徴とするディジタルデー
    タ再生装置。
  5. 【請求項5】前記標準速度は、前記音声データ又は映像
    データの再生に適した速度であることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れか1項に記載のディジタルデータ再生
    装置。
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