JPH05128531A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

Info

Publication number
JPH05128531A
JPH05128531A JP28643191A JP28643191A JPH05128531A JP H05128531 A JPH05128531 A JP H05128531A JP 28643191 A JP28643191 A JP 28643191A JP 28643191 A JP28643191 A JP 28643191A JP H05128531 A JPH05128531 A JP H05128531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital audio
audio information
information
speed
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28643191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Maeda
茂己 前田
Kunio Kojima
邦男 小嶋
Atsushi Akiyama
淳 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP28643191A priority Critical patent/JPH05128531A/ja
Publication of JPH05128531A publication Critical patent/JPH05128531A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 情報再生装置は、ディジタルオーディオ情報
が絶対アドレス情報と共に第1速度で記録されたディス
ク1を再生する装置であり、ディスク1から再生された
ディジタルオーディオ情報を一旦記憶するバッファメモ
リ8を有している。メモリ制御回路11は、バッファメ
モリ8に対し、ディジタルオーディオ情報を所定のブロ
ックに分割して第1速度より速い第2速度で書込む一
方、第1速度で連続して読出す。メモリ制御回路11の
バッファメモリ8に対する書込みあるいは読出し動作の
指示は、ディスク1から再生した絶対アドレス情報に基
づいて、コントローラ7により行われる。 【効果】 外乱等による衝撃が加わっても、連続したオ
ーディオ情報の再生が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル化したオー
ディオ信号等が任意に記録された記録媒体に対して再生
を行なう情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽情報等の連続情報が光学的に
検出可能な微小ピットによりディジタル信号として記録
された、所謂、コンパクトディスク(以下、CDと称
す)が広く使用されている。このCDは再生専用の光デ
ィスク再生装置(CDプレーヤ)により再生が行なわれ
るようになっている。
【0003】図5及び図6は、CDに採用される信号フ
ォーマットを説明するための略図である。図5に示すよ
うに、記録信号の1フレーム101aはフレームの先頭
を示すフレーム同期信号101bと、データの付加情報
を示すサブコード101cと、主情報(主データ)であ
る24バイトデータにエラー検出訂正用パリティ符号
(8バイト)を付加したデータフィールド101dによ
り構成されている。なお、データフィールド101d
は、CIRC(Cross Interleaved Reed Solomon Code
)と称される非完結型インターリーブを組み合わせた
エラー検出訂正方式で構成されている。
【0004】又、サブコード101cは、図6に示すよ
うに、上記フレーム101aが98個で1つのサブコー
ディングフレーム102c(以下セクタと称す)を成
し、98バイトのサブコード情報列は先頭の2バイトが
サブコード情報列の先頭を示すサブコード同期信号とさ
れ、残りの96バイトを用いてトラック番号(主情報が
音楽情報の場合は曲番号に相当する)、及びディスク上
の絶対アドレス情報等が示される。
【0005】上記セクタ長は(1/75)秒に対応する
ので、75のセクタが1秒に対応する。セクタ番号(絶
対アドレス)は、分:秒:フレームの情報(フレームは
75進法により示される)として、ディスクの最内周よ
り順次増加する連続した時間情報および位置情報を成し
ている。
【0006】さらに、セクタ内のデータフィールド10
2dは98フレーム構成によって、2352バイトの主
データと784バイトのパリティとで構成され、主デー
タにオーディオ情報が配置される場合は、CDフォーマ
ットによれば、標本化周波数が44.1〔kHz〕、量
子化数が16ビット、チャンネル数が2(ステレオ)と
なっているため、1秒当たりのデータ数は、次式(1)
で表される。
【0007】 44.1×103 ×16×2=1.4112×106 =176.4〔キロバイト〕 (1) したがって、1セクタ当たりのデータ数は、次式(2)
で表される。 176.4÷75=2352〔バイト〕 (2) これが、上記主データとして割り当てられている。
【0008】図4は、CDにおけるディスク上の領域配
置を示す説明図であり、ディスク100aは音楽情報等
の主情報および上記サブコードによるセクタ番号(絶対
アドレス)が含まれる主情報記録領域100cと、該主
情報記録領域100cに記録された各々の主情報に関す
る付加情報、例えば各トラック番号および各トラックの
記録開始セクタ番号と、そのトラックに記録されている
のは音楽等のオーディオ情報(連続情報)であるか或い
はコンピュータ用データ(離散情報)であるかを識別す
る情報等がサブコードで示されるTOC(Table Of Con
tents )領域100bとから構成されている。
【0009】上記フォーマットにより、CDプレーヤに
おいては、ディスクのローディング時に上記TOC領域
100bのサブコード情報を読出すことにより、各主情
報の数(音楽情報の場合、曲数に相当する数)、及びそ
の記録開始位置のセクタ番号(絶対アドレス)と、情報
の種別(オーディオ情報或いはディジタルデータ)を認
知し、以後の再生指示に対して所望のトラックの再生
が、TOC領域100bの情報と、主情報記録領域10
0cのサブコードによるセクタ番号との照合を行うこと
により、アクセス動作を伴って速やかに実行される。
【0010】これらCDは記録時に線速度一定、いわゆ
るCLV(Constant Linear Velocity)方式で記録され
ているため、記録密度がディスク上のどの位置でも一定
であり、記録容量の向上を達成している。例えば、線速
度が1.2m/sで記録されたCDの場合、ディスクの
最内周半径(25mm)位置における回転数は、次式
(3)で与えられる。 1.2/(2×π×25×10-3)≒7.64〔rps〕 ≒458〔rpm〕 (3) 一方、ディスクの最外周半径(58mm)位置における回
転数は、次式(4)で与えられる。 1.2/(2×π×58×10-3)≒3.29〔rps〕 ≒198〔rpm〕 (4) 実際のCDプレーヤにおいては、上記信号フォーマット
でCLV記録されたCDの再生信号、例えばフレーム同
期信号の間隔が基準長となるように、ディスクの回転制
御が行なわれて、CLV制御が実行される。
【0011】上記CDプレーヤは、手軽に高音質のオー
ディオ再生が楽しめるだけでなく、従来のテープ状記録
媒体に比べて所望の曲へのアクセス時間が短い(即ち、
選曲動作を高速に行える)ので、より操作性に優れた情
報再生装置として小型化が一段と促進され、屋外で使用
される機会が増加しつつある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCDプレーヤは室内での据え置き使用の場合と異な
り、屋外使用においては、歩行中は言うまでもなく、電
車内、乗用車内等で再生動作中に、外乱等によりCDプ
レーヤに再生動作能力を越える衝撃が加わる頻度が多く
なる。この場合、CDプレーヤでは、情報再生のための
光サーボが外れてしまうため、連続するディジタルオー
ディオ情報の再生動作が中断されたり、異なった情報ト
ラックへ光ビームがはじかれることによる、所謂、音飛
びの現象が生じてしまう。
【0013】又、これらの再生動作能力を向上させる場
合は、CDプレーヤで使用する光ヘッドや機構系の耐衝
撃性能を向上させることが必要であり、これはCDプレ
ーヤの外形の肥大化や重量化を招来し、屋外使用目的に
沿わなくなる。また、小型軽量で耐衝撃性能に優れたC
Dプレーヤを実現することは事実上困難であるという問
題点を有している。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
課題を解決するために、アナログオーディオ情報をディ
ジタル化し、エラー検出訂正のためのパリティ符号を付
加したディジタルオーディオ情報が絶対アドレス情報と
共に第1速度で記録された記録媒体を再生する情報再生
装置において、以下の手段を講じたことを特徴としてい
る。
【0015】すなわち、本発明は、上記の第1速度より
も速い第2速度で上記の記録媒体を駆動する記録媒体駆
動手段と、記録媒体からディジタルオーディオ情報を再
生する再生手段と、再生されたディジタルオーディオ情
報を記憶するメモリ手段と、メモリ手段に対し、ディジ
タルオーディオ情報を所定のブロックに分割して第2速
度で書込む一方、第1速度で連続して読出すメモリ制御
手段と、記録媒体から再生した絶対アドレス情報に基づ
いて、上記メモリ制御手段に対する書込み動作あるいは
読出し動作の指示を行なう制御手段とを備えている。
【0016】又、請求項2の発明は、上記課題を解決す
るために、アナログオーディオ情報をディジタル化し、
エラー検出訂正のためのパリティ符号を付加した第2デ
ィジタルオーディオ情報が絶対アドレス情報と共に第1
速度で記録された記録媒体を再生する情報再生装置にお
いて、以下の手段を講じたことを特徴としている。
【0017】すなわち、上記の第1速度よりも速い第2
速度で上記の記録媒体を駆動する記録媒体駆動手段と、
記録媒体から第2ディジタルオーディオ情報を再生する
再生手段と、再生された第2ディジタルオーディオ情報
に対してパリティ符号を用いたエラー検出訂正を行なっ
てパリティ符号を除き、その結果を第1ディジタルオー
ディオ情報として出力する復号化手段と、復号化手段か
ら出力される第1ディジタルオーディオ情報を記憶する
メモリ手段と、メモリ手段に対し、第1ディジタルオー
ディオ情報を所定のブロックに分割して第2速度で書込
む一方、第1速度で連続して読出すメモリ制御手段と、
記録媒体から再生した絶対アドレス情報に基づいて、上
記メモリ制御手段に対する書込み動作あるいは読出し動
作の指示を行なう制御手段とを備えている。
【0018】
【作用】請求項1の構成によれば、記録媒体駆動手段に
より、通常の読出し速度である第1速度よりも速い第2
速度で上記の記録媒体が駆動される。記録媒体を第2速
度で駆動しながら、再生手段により、記録媒体からパリ
ティ符号が付加されたディジタルオーディオ情報が間欠
的に再生される。再生されたディジタルオーディオ情報
は、一旦、メモリ手段に記憶される。
【0019】そして、制御手段により、記録媒体から再
生した絶対アドレス情報に基づいて、上記メモリ制御手
段のメモリ手段に対する書込み動作あるいは読出し動作
の指示が行なわれる。
【0020】つまり、メモリ手段に対してディジタルオ
ーディオ情報を書込む場合、ディジタルオーディオ情報
は所定のブロックに分割されると共に、メモリ手段はメ
モリ制御手段により第2速度でアクセスされ、該ディジ
タルオーディオ情報がメモリ手段に書き込まれる。
【0021】一方、メモリ手段に記憶されたディジタル
オーディオ情報を読出す場合、メモリ手段はメモリ制御
手段により第1速度、即ち通常の読出し速度でアクセス
され、該ディジタルオーディオ情報が連続してメモリ手
段から読み出される。
【0022】したがって、読出し速度よりも速い書込み
速度でメモリ手段にディジタルオーディオ情報が書き込
まれるので、メモリ手段には連続したディジタルオーデ
ィオ情報が常に保持されることになり、外乱等による衝
撃が発生しても、メモリ手段に保持されたディジタルオ
ーディオ情報を再生することによって、再生が中断され
ることなく、安定した連続再生が行なわれる。
【0023】又、請求項2の構成によれば、記録媒体駆
動手段により、通常の読出し速度である第1速度よりも
速い第2速度で上記の記録媒体が駆動される。記録媒体
を第2速度で駆動しながら、再生手段により、記録媒体
からパリティ符号が付加された第2ディジタルオーディ
オ情報が再生される。
【0024】再生された第2ディジタルオーディオ情報
は、復号化手段によりエラー検出訂正が行なわれてパリ
ティ符号が除かれ、その結果が第1ディジタルオーディ
オ情報としてメモリ手段に出力される。この第1ディジ
タルオーディオ情報は、一旦、メモリ手段に記憶され
る。この結果、メモリ手段には再生エラーのない連続し
た第1ディジタルオーディオ情報のみが存在することに
なる。
【0025】そして、制御手段により、記録媒体から再
生した絶対アドレス情報に基づいて、上記メモリ制御手
段のメモリ手段に対する書込み動作あるいは読出し動作
の指示が行なわれる。
【0026】つまり、メモリ手段に対して第1ディジタ
ルオーディオ情報を書込む場合、ディジタルオーディオ
情報は所定のブロックに分割されると共に、メモリ手段
はメモリ制御手段により第2速度でアクセスされ、該第
1ディジタルオーディオ情報がメモリ手段に書き込まれ
る。
【0027】一方、メモリ手段に記憶された第1ディジ
タルオーディオ情報を読出す場合、メモリ手段はメモリ
制御手段によって第1速度、即ち通常の読出し速度でア
クセスされ、該第1ディジタルオーディオ情報が連続し
てメモリ手段から読み出される。
【0028】したがって、読出し速度よりも速い書込み
速度でメモリ手段にディジタルオーディオ情報が書き込
まれるので、メモリ手段には連続した、且つ再生エラー
のない第1ディジタルオーディオ情報が常に保持される
ことになり、外乱等による衝撃が発生しても、メモリ手
段に保持された第1ディジタルオーディオ情報が再生さ
れることによって、再生が中断されることなく、安定し
た連続再生が行なわれる。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0030】本実施例に係る情報再生装置は、本発明を
CDプレーヤに適用した場合を開示しており、記録媒体
であるディスク1を支持して回転(例えば図中矢印の向
き)させるスピンドルモータ6(記録媒体駆動手段)、
再生時にディスク1に光ビームを照射し、記録情報の読
出しを行なう光ヘッド2(再生手段)を備えている。
【0031】なお、ディスク1の回転制御は従来とは異
なり、例えば通常の線速度の2倍でディスク1が回転
し、該ディスク1から情報が再生できるようになってい
る。
【0032】光ヘッド2で再生された信号は再生アンプ
3に送られる。そして、再生アンプ3で増幅された後、
2値化されて2値化再生信号として再生信号処理回路5
(復号化手段)に供給される一方、サーボ誤差信号がサ
ーボ回路4に供給される。サーボ回路4で、光ヘッド2
の光ビームがサーボ制御されることにより、安定した信
号の再生が逐次行なわれる。
【0033】再生アンプ3から出力される2値化再生信
号は、再生信号処理回路5内のEFM(Eight to Fourt
een Modulation)復調回路5aに送られる。EFM復調
回路5aでは、2値化再生信号からフレーム同期信号が
検出されると共に、EFM復調が行なわれてディジタル
オーディオ情報列(主データ)、パリティ情報列、及び
サブコード情報列がそれぞれ出力される。
【0034】上記フレーム同期信号はCLV制御回路5
bへ送られる一方、ディジタルオーディオ情報列とパリ
ティ情報列とはCIRCデコーダ5cに送られ、サブコ
ード情報列がサブコードデコーダ5dに送られるように
なっている。なお、再生信号処理回路5は、EFM復調
回路5a、CLV制御回路5b、CIRCデコーダ5
c、及びサブコードデコーダ5dから主として構成され
ている。
【0035】CLV制御回路5bでは、EFM復調回路
5aからの上記フレーム同期信号の周波数と、内部に保
有している基準周波数とが比較され、その差信号でスピ
ンドルモータ6が制御されて、正確なCLV制御が行な
われる。なお、ここでのCLV制御は、通常のCDフォ
ーマットによる制御とは異なっており、回転制御のため
の基準周波数が、例えば従来の2倍に設定されている。
即ち、1.2m/sで記録されたCDであれば、2.4
m/sで回転制御されるように構成されている。したが
って、ディスク1の回転数も従来の2倍になる。
【0036】CIRCデコーダ5cでは、ディジタルオ
ーディオ情報列(主データ)のパリティ情報列を用いた
CIRCによるエラー検出訂正動作が行なわれ、訂正動
作後のディジタルオーディオ情報列を1セクタ当たり2
352バイトの主データとして順次バッファメモリ8
(メモリ手段)へ出力すると共に、エラー検出訂正処理
の結果を逐次コントローラ7(制御手段)へ通知するよ
うになっている。
【0037】サブコードデコーダ5dでは、サブコード
情報列からサブコード同期信号が検出されて、サブコー
ド情報と共にコントローラ7へ出力される。
【0038】CIRCデコーダ5cによりエラー訂正さ
れたディジタルオーディオ情報は、後述するメモリ制御
回路11(メモリ制御手段)の制御により、バッファメ
モリ8へ一旦記憶された後、所定の速度(第1速度)で
読み出され、D/Aコンバータ9でアナログオーディオ
信号に戻されて外部端子10を介して出力される。
【0039】コントローラ7は、操作部12を介してユ
ーザーの再生指示等を受けるようになっている。又、サ
ブコードデコーダ5dからのサブコード情報より、絶対
アドレス情報(即ちセクタ番号)を受けて、ディスク1
上の光ヘッド2の位置を認識すると共に、図示しない光
ヘッド移動機構を用いて光ヘッドを所望の位置へ移動さ
せるアクセス機能を有している。
【0040】又、コントローラ7は、認識したサブコー
ド情報がTOC領域の内容である場合には、それをTO
Cメモリ13へ管理情報として記憶し、必要に応じてT
OCメモリ13から管理情報を読出すと共に、再生動作
に関連して、後述のメモリ制御回路11への各種指示を
行なうことにより、ディジタルオーディオ情報の流れを
監視制御する。
【0041】更に、CIRCデコーダ5cからのディジ
タルオーディオ情報に関するエラー検出訂正処理状態を
逐次監視できるように構成されていると共に、サブコー
ド情報による絶対アドレス情報と後述するメモリ制御回
路11からの残存データ情報の演算を行い、その結果を
表示部14へ時間情報として逐次表示を行う演算手段を
構成する。
【0042】なお、上記構成によれば、バッファメモリ
8がCIRCデコーダ5cの後段に配置されているの
で、バッファメモリ8に保持するディジタルオーディオ
情報をパリティ情報が除かれた主データのみとすること
ができると共に、再生信号処理回路5として従来のCD
プレーヤで一般的に使用されている信号処理LSIが本
発明にもそのまま使用できる。
【0043】上記メモリ制御回路11は、コントローラ
7からの指示により、バッファメモリ8へのディジタル
オーディオ情報書込みと読出しの制御とを行い、図2に
その構成例を示す。ここで、図2に基づいてメモリ制御
回路11を詳細に以下に説明する。
【0044】メモリ制御回路11は、図2に示すよう
に、再生信号処理回路5から出力されるディジタルオー
ディオ情報に同期したクロックCK1がAND回路11
aの一方の入力11hに送られる。又、AND回路11
aの他方の入力11iにはディジタルオーディオ情報メ
モリ書込み指示信号WGが入力される。AND回路11
aの出力は、書込み側アドレスカウンタ11bに送られ
る。書込み側アドレスカウンタ11bでは、AND回路
11aの出力をクロックとしてバッファメモリ8への書
込みアドレスが生成される。
【0045】バッファメモリ8から読出されるディジタ
ルオーディオ情報に同期したクロックCK2がAND回
路11dの一方の入力11kに入力される。又、AND
回路11dの他方の入力11gにはディジタルオーディ
オ情報メモリ読出し指示信号RGが入力される。AND
回路11dの出力は、読出し側アドレスカウンタ11e
に送られる。読出し側アドレスカウンタ11eでは、A
ND回路11dの出力をクロックとしてバッファメモリ
8への読出しアドレスが生成される。
【0046】書込み側アドレスカウンタ11bの出力
と、読出し側アドレスカウンタ11eの出力とは、切替
器11cに送られる。切替器11cでは、書込み側アド
レスカウンタ11bの出力と、読出し側アドレスカウン
タ11eの出力のうち、何れか一方が選択される。つま
り、バッファメモリ8から情報を読出す場合には読出し
アドレスがバッファメモリ8へ送られる一方、バッファ
メモリ8に情報を書込む場合には書込みアドレスがバッ
ファメモリ8へ送られる。
【0047】又、AND回路11aの出力とAND回路
11dの出力とは、残存データカウンタ11fに送られ
る。残存データカウンタ11fでは、両AND回路11
aおよび11dの出力に基づいて、バッファメモリ8内
に残存する(保持されている)ディジタルオーディオ情
報(主データ)のデータ数(例えばビット数)が求めら
れ、残存する主データのデータ数情報RD1として端子
11mからコントローラ7へ逐次供給される。
【0048】なお、端子11mはコントローラ7からの
残存データ再設定情報RD2により残存データカウンタ
11fの計数値がプリセットできるようになっており、
この残存データ再設定情報RD2により計数値がプリセ
ットされると、ディジタルオーディオ情報列の異常時等
に対応した再書込み動作を伴った残存データ数情報RD
1の修正が行われるようになっている。具体的には、残
存データカウンタ11fはアップダウンカウンタからな
り、AND回路11aから出力されるデータ書込みパル
ス11pにより残存データカウンタ11fはカウントア
ップする一方、AND回路11dから出力されるデータ
書込みパルス11qにより残存データカウンタ11fは
カウントダウンするようになっている。
【0049】したがって、コントローラ7は残存データ
数情報RD1を認識し、その値をセクタ当たりのディジ
タルオーディオ情報(主データ)のビット数18816
(=2352×8)で除算することによりバッファメモ
リ8内の残存セクタ数を求めることができる。また、残
存セクタ数に(1/75)秒を乗算することにより、バ
ッファメモリ8内の残存セクタ数に対応するオーディオ
再生時間を求めることができる。
【0050】ここで、バッファメモリ8から読出される
ディジタルオーディオ情報に同期したクロックCK2の
周波数は、本実施例においてはCDフォーマットにより
標本化周波数が44.1〔kHz〕、量子化ビット数が
16、チャンネル数が2(ステレオ)に設定されている
ので、1秒当たりのデータ数は、次式(5)で表され
る。
【0051】 44.1×103 ×16×2=1.4112〔MHz〕 (5) 一方、再生信号処理回路5から出力されるディジタルオ
ーディオ情報に同期したクロックCK1の周波数は、本
実施例においては、CDフォーマットのディスクが通常
の2倍の速度に設定されているので、上記クロックCK
2の2倍である2.8224〔MHz〕となる。
【0052】バッファメモリ8及びメモリ制御回路11
における構成例及び動作例を更に詳細に説明すれば、以
下のとおりである。なお、説明の便宜上、バッファメモ
リ8の容量を1.4112メガビットとした場合を以下
に示す。これは、1秒当たりディジタルオーディオ情報
が再生できる容量に相当する。
【0053】先ず、ディジタルオーディオ情報(主デー
タ)のバッファメモリ8への書込み動作において、コン
トローラ7が所望のディスク領域よりディジタルオーデ
ィオ情報列を読出すと、CIRCデコーダ5cよりエラ
ー検出訂正後のディジタルオーディオ情報列がバッファ
メモリ8へ書込みデータとして出力されると共に、上記
ディジタルオーディオ情報列に同期したバッファメモリ
書込み用クロックCK1がコントローラ7よりAND回
路11aの入力11hに供給される。
【0054】一方、AND回路11aの入力11iには
コントローラ7よりバッファメモリ書込み指示信号WG
が供給されている。従って、AND回路11aの出力
は、バッファメモリ8へのディジタルオーディオ情報列
に同期した所望のセクタ列にのみ対応したデータ書込み
パルス11pとしてバッファメモリ8へ出力されると共
に、書込み側アドレスカウンタ11b及び残存カウンタ
11fに出力される。
【0055】なお、ここでバッファメモリ書込み指示信
号WGは、サブコードデコーダ5dより供給された絶対
アドレス情報(セクタ番号)により判定された所望のセ
クタ領域に該当する書込み指示信号がサブコード同期信
号にてセクタ単位で正確に同期化されたものであり、こ
の同期化作用により連続するディジタルオーディオ情報
列の正確なブロック化が可能となる。
【0056】書込み側アドレスカウンタ11bは、AN
D回路11aからのデータ書込みパルス11pを計数し
てバッファメモリ8の書込み用アドレスの生成を行う。
本実施例では、説明の便宜上、書込み側アドレスカウン
タ11bは、バッファメモリ8の容量に適合して141
1200進のアドレス生成を行うようになっている。
【0057】又、コントローラ7から入力11nに与え
られる書込み用アドレス情報WAにより書込み用アドレ
スの初期値をプリセットすることができると共に、計数
中の書込み用アドレスが変更されることにより、ディジ
タルオーディオ情報列の異常時等に対応した再書込み用
アドレス生成が行えるように構成されている。このよう
にして生成された書込み用アドレスは、切替器11c、
出力端子11jを介してバッファメモリ8に逐次供給さ
れることにより、エラーのないディジタルオーディオ情
報がバッファメモリ8の所望領域に書込まれる。
【0058】次に、ディジタルオーディオ情報のバッフ
ァメモリ8からの読出し動作において、バッファメモリ
8から読出してD/Aコンバータ9へ出力すべきディジ
タルオーディオ情報に同期したクロックCK2がコント
ローラ7よりAND回路11dの入力11kに供給され
ると共に、入力11gにはコントローラ7よりバッファ
メモリ読出し指示信号RGが供給される。したがって、
AND回路11dの出力は、バッファメモリ8からのデ
ィジタルオーディオ情報列に同期した所望のセクタ列に
のみ対応したデータ読出しパルス11qとしてバッファ
メモリ8へ出力されると共に、読出し側アドレスカウン
タ11e及び残存データカウンタ11fに供給される。
【0059】読出し側アドレスカウンタ11eは、AN
D回路11dからのデータ読出しパルス11qを計数し
てバッファメモリ8の読出し用アドレスの生成を行う。
本実施例では、説明の便宜上、読出し側アドレスカウン
タ11eがバッファメモリ8の容量に適合して1411
200進のアドレス生成を行うようになっている。又、
コントローラ7から入力11rに供給される読出し用ア
ドレス情報RAにより読出し用アドレスの初期値がプリ
セットできるように構成されている。
【0060】このようにして生成された読出し用アドレ
スは切替器11cを介してバッファメモリ8へ逐次供給
されることにより、バッファメモリ8に供給されたディ
ジタルオーディオ情報列のバッファメモリ8からの読出
しが順次行われる。なお、切替器11cについては、バ
ッファメモリ8の書込み及び読出し動作を見掛け上同時
に行うために、書込み側アドレスと読出し側アドレスが
所定のタイミングで時分割により切り替えられるように
なっている。
【0061】ここで、本実施例の構成を有する情報再生
装置の再生動作の一例を図3を参照しながら説明する
と、以下のとおりである。
【0062】図3は、本実施例の再生動作におけるバッ
ファメモリ8周辺を中心としたコントローラ7によるデ
ータ処理の流れを説明するタイミングチャートである。
図3(a)は、ディスク1から読出され、CIRCデコ
ーダ5cを介してバッファメモリ8へ書込まれるディジ
タルオーディオ情報列を示している。図3(b)は、バ
ッファメモリ8内に残存するディジタルオーディオ情報
列に対応するオーディオ再生時間を示している。図3
(c)は、バッファメモリ8より読出され、D/Aコン
バータ9へ出力されるディジタルオーディオ情報列を示
している。図3(d)は、ディスク1から読出され、C
IRCデコーダ5cを介して出力されるディジタルオー
ディオ情報列に付随するエラーフラグを示している。
【0063】先ず、操作部12よりオーディオ再生の指
示がなされると、コントローラ7は、予めディスク1か
ら読出しておいたTOC情報をTOCメモリ13より参
照して、オーディオ再生指示の内容に合致する曲の再生
先頭絶対アドレスを求め、所定のアクセス動作を行って
所望のディスク領域を捜し出し、t1の時点より図3
(a)に示すように所望の曲の先頭ブロックB1より順
次バッファメモリ8への書込みの開始を行う。
【0064】ここで、上記ブロックは説明の便宜上用い
る処理セクタの集合であり、本実施例においては15セ
クタを1ブロックとする例について説明する。したがっ
て、この場合、1ブロックは(15/75)秒、即ち
0.2秒に相当する。
【0065】次に、バッファメモリ8への1ブロックの
書込みが終了した時点t2において、図3(c)に示す
ように、バッファメモリ8からのディジタルオーディオ
情報列の読出しが開始され、以後、連続したオーディオ
再生が継続して行われる。ここでの1ブロックの書込み
は、前述の残存データカウンタ11fからの残存データ
数情報RD1を認識して残存セクタ数を求め、残存セク
タ数が15であることが確認されることによって終了す
る。
【0066】そして、t3の時点に達すると、図3
(a)に示すように、バッファメモリ8への書込み動作
が一旦中断される。これは、図3(a)におけるバッフ
ァメモリ書込み速度が前述のように1秒当たり2.82
24メガビットである一方、図3(c)におけるバッフ
ァメモリ読出し速度は、前述のように1秒当たり1.4
112メガビットであり、バッファメモリ8への書込み
と読出しに速度差があるために、バッファメモリ8内に
残存するディジタルオーディオ情報列がバッファメモリ
8の容量分に達した時点(満杯になった時点)で残存デ
ィジタルオーディオ情報列を新たなディジタルオーディ
オ情報列の書込みから保護する必要があるためである。
これは、前述の残存データカウンタ11fからの残存デ
ータ数情報RD1を認識して残存セクタ数を求め、この
残存セクタ数に基づいて、更に残存ブロック数を求め、
その結果残存ブロック数が5になったことを確認するこ
とにより行われる。
【0067】図3の例に対応させて説明すると、t2乃
至t3においては、バッファメモリ8への書込みと読出
しとが並行して行われており、t3の時点では書込みセ
クタ総数がB1乃至B9で9ブロック存在し(9×15
=135〔セクタ〕に対応)、読出しセクタ総数がB1
乃至B4で4ブロック存在し(4×15=60〔セク
タ〕に対応)、残存データ数情報RD1より求めた残存
セクタ数が75(=135−60)〔セクタ〕になるの
で、5(=75÷15)〔ブロック〕残存することが確
認される。
【0068】次に、t4の時点に達すると、図3(a)
に示すように、バッファメモリ8への書込みが再開され
る。これは、前述の残存データカウンタ11fからの残
存データ数情報RD1を認識して残存セクタ数を求め、
この残存セクタ数に基づいて、更に残存ブロック数が求
められ、残存ブロック数が4になったことを確認するこ
とによって行われる。図3の例に対応させて説明する
と、t3乃至t4においては、バッファメモリ8からの
読出しのみが行われていることから、t3の時点での残
存セクタ数75に対し、図3(c)に示すように、ブロ
ックB5の読出しが完了した時点t4において残存セク
タ数が60になる。従って、残存ブロック数が4(=6
0÷15)であることが確認されるので、バッファメモ
リ8への書込みが再開される。
【0069】そして、t5において図3(a)に示すよ
うに、バッファメモリ8への2ブロックB10及びB1
1の書込みが終了した時点で、再び残存ブロック数が5
となることにより、バッファメモリ8への書込みが中断
され、サーボ外れ等によるディジタルオーディオ情報列
に異常が生じない場合は、上記t3乃至t5の動作が繰
り返されることになる。
【0070】ここで、t6において外乱等による衝撃が
情報再生装置に加えられ、サーボ外れが発生した場合に
ついて説明する。この場合、図3(d)に示すように、
CIRCデコーダ5cからのエラーフラグは、サーボ外
れが発生した時点t6以降、サーボ外れが復帰しディス
ク1から正常なディジタルオーディオ情報列が得られる
時点t7までの間、エラー状態を示している。
【0071】一方、バッファメモリ8からのディジタル
オーディオ情報列の読出しは、図3(c)に示すよう
に、継続して行われ、t6の時点ではブロックB7の約
(3/4)に相当する位置の読出しに対し、図3(a)
に示すように、ブロックB11までのディジタルオーデ
ィオ情報列がバッファメモリ8に残存しているため、ブ
ロックB7の残り(1/4)ブロックと、ブロックB8
乃至ブロックB11までの4ブロックの合計である4.
25ブロック分、即ち0.85秒(=4.25×0.2
秒)に相当するディジタルオーディオ情報列がバッファ
メモリ8に残存していることになる。
【0072】従って、バッファメモリ8にディジタルオ
ーディオ情報列が残存している間に、サーボ外れ等によ
るディスク1からのディジタルオーディオ情報列再生異
常状態が復帰し、ディスク1の所望領域からのディジタ
ルオーディオ情報列の書込みが継続して行えれば、バッ
ファメモリ8からのディジタルオーディオ情報列の読出
しが途絶えることなく行われることになる。つまり、図
3は、t7の時点でサーボ外れが復帰し、ディスク1か
ら正常なディジタルオーディオ情報列が得られた場合を
示しており、t7乃至t8においてバッファメモリ8に
継続して書込みを行うべきブロックB12へのアクセス
動作を行っていることを示している。
【0073】そして、t8の時点より、図3(a)に示
すように、ブロックB12からのバッファメモリ8への
書込みが上記と同様にバッファメモリ残存ブロック数が
5になるまで行われることにより、バッファメモリ8に
は通常4乃至5ブロック、換言すれば、0.8秒乃至
1.0秒分のディジタルオーディオ情報列が常に残存す
ることになり、外乱等によって生じるサーボ外れにより
再生ディジタルオーディオ情報列に異常が発生してもバ
ッファメモリ8に保持されているディジタルオーディオ
情報列に相当する時間内にサーボ復帰することにより、
連続情報の再生途切れを防止することが可能となる。
【0074】又、上記実施例においてはt6の時点、即
ちバッファメモリ8への書込み待機中に異常が発生した
場合の動作について説明したが、書込み動作中に発生し
た場合においては書込み途中でエラーフラグがエラー状
態を示すことにより、同様の処理でリカバリ動作が行わ
れる。
【0075】この場合、書込み途中のブロックが中断さ
れるため、コントローラ7は再書込みに必要なバッファ
メモリ書込み用アドレス情報WAを書込み側アドレスカ
ウンタ11bに設定すると共に、残存データ数情報RD
1を修正する目的で残存データ再設定情報RD2を残存
データカウンタ11fに設定することによりリカバリ動
作が行われる。したがって、本実施例は、メモリ制御回
路11に対する、書込み或いは読出しの動作指示を再生
信号処理回路5のエラー検出訂正結果を用いて行う構成
であるので、サーボ外れなどの異常状態を検出するため
の専用の回路を新たに設けることを必要とせず、経済的
で信頼性の高い異常検出及びリカバリ動作が可能とな
る。
【0076】一方、上記再生動作と並行して、コントロ
ーラ7は再生中の演奏時間表示を表示部14を用いて行
う。具体的には、バッファメモリ8へ書込むディジタル
オーディオ情報列に同期して得られるサブコードデコー
ダ5dからの絶対アドレス情報(セクタ番号)に対し、
残存データカウンタ11fから得られる残存データ数情
報RD1に基づいて残存セクタ数を求めて減算すること
により、バッファメモリ8から読出されるディジタルオ
ーディオ情報に対する演奏時間情報を算出することがで
きる。
【0077】上記のように、バッファメモリ8からのデ
ィジタルオーディオ情報読出しに対応する逐次演奏時間
情報を、絶対アドレス情報とバッファメモリ8に残され
たディジタルオーディオ情報データ数との関係より求め
る演算手段を備えた構成であるので、バッファメモリ8
によるオーディオ再生遅延を吸収した実時間表示が行え
る。
【0078】なお、上記実施例においては、再生動作待
機中、即ちt3乃至t4、及びt5乃至t6の期間と、
アクセス動作中、即ちt7乃至t8の期間におけるエラ
ーフラグ(図3(d)参照)について、エラーなしの状
態で説明しているが、実際の動作においては当然のこと
ながら、再生動作待機中におけるトラックジャンプ中
や、アクセス動作中においてはディスク1から再生され
るディジタルオーディオ情報列にエラーが発生するもの
であり、その状態におけるエラー発生はコントローラ7
にとって予測可能であることから、図3においては説明
の便宜上、それらの状態におけるエラー発生状況を省略
している。
【0079】又、本実施例では、バッファメモリ8の容
量として1.4112メガビットを例に挙げて説明した
が、実際は経済的なメモリ構成となる容量が選択され
る。一般に、メモリ容量を大きくするほど、外乱等によ
るサーボ外れに対する許容性能が向上する。
【0080】更に、上記実施例では、ブロックサイズを
15セクタとし、ブロック単位のバッファメモリ書込み
開始および中断と、バッファメモリ読出し開始を行う例
を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、ブロックサイズが小さいほど、バッファメモリ
のより有効な利用と、再生開始指示時点から実オーディ
オ再生開始までの遅延時間短縮が可能となることは明白
である。
【0081】又、上記実施例においては、バッファメモ
リ8をCIRCデコーダ5cの後段に配置して構成する
例を挙げて説明したが、CIRCデコーダ5cの前段ま
たはEFM復調回路5aの前段に配置しても同様の効果
が得られる。
【0082】更に、上記実施例においては、ディスク1
の回転線速度を通常回転線速度の2倍で制御した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、基本的には、バッファメモリ8への書込み速度f
1と読出し速度f2との間にf2<f1の関係があれば
よい。
【0083】又、記録媒体の形状としてディスク形態の
もので説明したが、カード状のものや、テープ状のもの
であっても、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適用可能
である。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明は、以上のように、第1
速度よりも速い第2速度で上記の記録媒体を駆動する記
録媒体駆動手段と、記録媒体からディジタルオーディオ
情報を再生する再生手段と、再生されたディジタルオー
ディオ情報を記憶するメモリ手段と、メモリ手段に対
し、ディジタルオーディオ情報を所定のブロックに分割
して第2速度で書込む一方、第1速度で連続して読出す
メモリ制御手段と、記録媒体から再生した絶対アドレス
情報に基づいて、上記メモリ制御手段に対する書込み動
作あるいは読出し動作の指示を行なう制御手段とを備え
た構成である。
【0085】それゆえ、外乱等に起因する衝撃によるサ
ーボ外れが発生しても、メモリ手段にディジタルオーデ
ィオ情報が常に保持されているため、メモリ手段に保持
されているディジタルオーディオ情報を再生するのに要
する時間内に上記サーボ外れが復帰すれば、音飛び等の
再生異常を発生することなく、連続再生が安定して行え
るという効果を奏する。
【0086】又、請求項2の発明は、以上のように、第
1速度よりも速い第2速度で上記の記録媒体を駆動する
記録媒体駆動手段と、記録媒体から第2ディジタルオー
ディオ情報を再生する再生手段と、再生された第2ディ
ジタルオーディオ情報に対してパリティ符号を用いたエ
ラー検出訂正を行なってパリティ符号を除き、その結果
を第1ディジタルオーディオ情報として出力する復号化
手段と、復号化手段から出力される第1ディジタルオー
ディオ情報を記憶するメモリ手段と、メモリ手段に対
し、第1ディジタルオーディオ情報を所定のブロックに
分割して第2速度で書込む一方、第1速度で連続して読
出すメモリ制御手段と、記録媒体から再生した絶対アド
レス情報に基づいて、上記メモリ制御手段に対する書込
み動作あるいは読出し動作の指示を行なう制御手段とを
備えた構成である。
【0087】それゆえ、請求項1の効果に加えて、メモ
リ手段が復号化手段の後段に設けられ、パリティ符号を
除いた主データである第1ディジタルオーディオ情報の
みがメモリ手段に記憶されるので、メモリ手段を復号化
手段の前段に設ける場合に比べて効率の良いメモリ利用
が可能となると共に、従来の安価なCDプレーヤ用の再
生信号処理LSI(Large Scale Integrated Circuit)
がそのまま利用できるので、コスト低減が可能となる。
【0088】又、メモリ制御手段に対する動作指示を復
号化手段のエラー検出訂正結果を用いて行うように構成
すれば、サーボ外れ等による再生異常状態を検出するた
めの専用の手段を新たに設ける必要がなく、経済的で信
頼性の高い再生異常検出および再生異常からのリカバリ
動作を実現できる。
【0089】更に、メモリ手段からのディジタルオーデ
ィオ情報の読出しに対応する逐次演奏時間情報を絶対ア
ドレス情報とメモリ手段に残されたディジタルオーディ
オ情報データ数の関係より求める演算手段を備えれば、
メモリ手段による再生遅延を吸収した実時間表示が行え
るという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の構成例を示すブロック
図である。
【図2】メモリ制御回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】上記情報再生装置を用いて再生動作を行う時の
情報の流れを示すタイミングチャートである。
【図4】従来のコンパクトディスクの概略平面図であ
る。
【図5】上記コンパクトディスクのフレーム信号フォー
マットを示す説明図である。
【図6】上記コンパクトディスクのセクタフォーマット
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク(記録媒体) 2 光ヘッド(再生手段) 5 再生信号処理回路(復号化手段) 6 スピンドルモータ(記録媒体駆動手段) 7 コントローラ(制御手段) 8 バッファメモリ(メモリ手段) 11 メモリ制御回路(メモリ制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログオーディオ情報をディジタル化
    し、エラー検出訂正のためのパリティ符号を付加したデ
    ィジタルオーディオ情報が絶対アドレス情報と共に第1
    速度で記録された記録媒体を再生する情報再生装置にお
    いて、 上記の第1速度よりも速い第2速度で上記の記録媒体を
    駆動する記録媒体駆動手段と、 記録媒体からディジタルオーディオ情報を再生する再生
    手段と、 再生されたディジタルオーディオ情報を記憶するメモリ
    手段と、 メモリ手段に対し、ディジタルオーディオ情報を所定の
    ブロックに分割して第2速度で書込む一方、第1速度で
    連続して読出すメモリ制御手段と、 記録媒体から再生した絶対アドレス情報に基づいて、上
    記メモリ制御手段に対する書込み動作あるいは読出し動
    作の指示を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする
    情報再生装置。
  2. 【請求項2】アナログオーディオ情報をディジタル化
    し、エラー検出訂正のためのパリティ符号を付加した第
    2ディジタルオーディオ情報が絶対アドレス情報と共に
    第1速度で記録された記録媒体を再生する情報再生装置
    において、 上記の第1速度よりも速い第2速度で上記の記録媒体を
    駆動する記録媒体駆動手段と、 記録媒体から第2ディジタルオーディオ情報を再生する
    再生手段と、 再生された第2ディジタルオーディオ情報に対してパリ
    ティ符号を用いたエラー検出訂正を行なってパリティ符
    号を除き、その結果を第1ディジタルオーディオ情報と
    して出力する復号化手段と、 復号化手段から出力される第1ディジタルオーディオ情
    報を記憶するメモリ手段と、 メモリ手段に対し、第1ディジタルオーディオ情報を所
    定のブロックに分割して第2速度で書込む一方、第1速
    度で連続して読出すメモリ制御手段と、 記録媒体から再生した絶対アドレス情報に基づいて、上
    記メモリ制御手段に対する書込み動作あるいは読出し動
    作の指示を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする
    情報再生装置。
JP28643191A 1991-10-31 1991-10-31 情報再生装置 Pending JPH05128531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28643191A JPH05128531A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 情報再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28643191A JPH05128531A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 情報再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05128531A true JPH05128531A (ja) 1993-05-25

Family

ID=17704300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28643191A Pending JPH05128531A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 情報再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05128531A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0649131A2 (en) * 1993-10-07 1995-04-19 Sony Corporation Servo control system for disk player

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0649131A2 (en) * 1993-10-07 1995-04-19 Sony Corporation Servo control system for disk player
EP0649131A3 (en) * 1993-10-07 1995-08-16 Sony Corp Servo control system for turntables.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3141242B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP3141241B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
EP0138246A2 (en) Disc playback apparatus
WO1985002707A1 (en) Disk reproducing apparatus
JP3049919B2 (ja) データ再生装置
JPH0589601A (ja) デイスク記録装置、デイスク再生装置及びデイスク
JPH04258834A (ja) 記録再生装置
JPS58133689A (ja) デイジタルオ−デイオデイスク装置
JPH07101541B2 (ja) デイジタル情報信号の記録装置
JPH0652630A (ja) データ記録方法
JPS6052961A (ja) デイスク再生装置
JPH0589643A (ja) デイスク記録装置、デイスク再生装置及びデイスク
JP2001291326A (ja) 光ディスク再生装置及びそれに用いる半導体集積回路
JPH05128531A (ja) 情報再生装置
JP3465265B2 (ja) データ再生装置
JP3103907B2 (ja) データ再生装置
JPS60201575A (ja) デイジタルデ−タ伝送方法
JP2600585B2 (ja) ディスク記録媒体
JP3405358B2 (ja) 光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置
JP3729758B2 (ja) ディスク
JPS58133690A (ja) デイスク再生装置
JPS58133691A (ja) デイスク再生装置
JP2004071029A (ja) メモリ管理方法、再生装置
JP2860093B2 (ja) 情報記憶媒体再生装置
JPH0550067B2 (ja)