JPH11212294A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11212294A
JPH11212294A JP1078598A JP1078598A JPH11212294A JP H11212294 A JPH11212294 A JP H11212294A JP 1078598 A JP1078598 A JP 1078598A JP 1078598 A JP1078598 A JP 1078598A JP H11212294 A JPH11212294 A JP H11212294A
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JP
Japan
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electrostatic latent
image forming
latent image
forming apparatus
toner
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JP1078598A
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Shogo Sato
正吾 佐藤
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スコロトロン型の帯電器を使用した画像形成
装置において、その帯電器の耐久性を充分に向上させ
る。 【解決手段】本レーザプリンタでは、放電用ワイヤ26
aからコロナ放電を発生させる周知の正帯電用のスコロ
トロン型の帯電器26を用いているので感光ドラム23
を均一に帯電させることができる。トナーTには、シリ
カ,アルミナ,酸化チタン等の外添剤を、しかも、平均
粒径が大きいものと小さいものとを混合して添加してい
るが、最も平均粒径が大きい酸化チタンには導電性表面
処理によって導電性が付与されている。このため、この
酸化チタンがトナーTから剥がれて放電用ワイヤ26a
に付着しても、その放電用ワイヤ26aの表面に絶縁性
の皮膜が形成されない。従って、元来良好な耐久性を有
する帯電器26の耐久性が一層向上し、その交換が不要
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を被記録媒
体に転写して画像を形成する画像形成装置に関し、詳し
くは、スコロトロン型の帯電器を使用する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表面に静電潜像が形成される
感光ドラム等の静電潜像坦持体と、該静電潜像坦持体の
表面をコロナ放電によって一様に帯電させるスコロトロ
ン型の帯電器と、該帯電器による帯電後の上記静電潜像
坦持体表面に上記静電潜像を形成する静電潜像形成手段
と、該静電潜像形成手段により形成された上記静電潜像
をトナー等の現像剤で現像する現像手段と、を備えた画
像形成装置が知られている。この種の画像形成装置で
は、帯電器によって一様に帯電させた静電潜像坦持体表
面に、静電潜像形成手段によって静電潜像を形成し、現
像手段によって摩擦帯電等により帯電させた現像剤で上
記静電潜像を現像し、続いて、その現像剤を被記録媒体
に転写することによって画像を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スコロトロン
型の帯電器は帯電の均一性に優れている。また、非接触
で静電潜像坦持体を帯電させるので、接触帯電による帯
電器に比べてトナーの付着による劣化が少なく、耐久性
に優れている。また、トナー等の現像剤を被記録媒体に
転写して画像を形成するいわゆる電子写真方式の画像形
成装置では、消費されるトナー、性能が他の構成部品よ
りも早く劣化する静電潜像坦持体や現像手段の構成部品
を一体的に交換できるようにカートリッジ化すること
で、メンテナンスの簡易化が図られている。一方で、交
換部品をできるだけ少なくすることが、環境保護の観点
から切望されている。そこで、耐久性に優れたスコロト
ロン型の帯電器は、カートリッジ化された交換部品とは
別体に構成して繰り返し使用することが考えられる。
【0004】しかしながら、スコロトロン型の帯電器も
次の理由により劣化することがあり、交換を余儀なくさ
れることがあるため、交換部品の一つとしてカートリッ
ジに収容されている例もある。すなわち、近年、トナー
とキャリアとを含む2成分系の現像剤に替わって、キャ
リアを含まない1成分系の現像剤が、画像形成装置の維
持管理や小型化が容易な点から多用されるようになって
きている。1成分系の現像剤では、トナーにキャリアに
相当する物質を含有させており、磁力を利用してトナー
を移動させる場合には、トナーに磁性体を含有させる。
ところが、磁性体は不透明であるから、特にカラー現像
では非磁性の現像剤を使用するのが適切である。従っ
て、近年では、電子写真方式の画像形成装置には非磁性
1成分現像剤を使用することが一般的となりつつある。
【0005】ところが、非磁性1成分現像剤では、トナ
ーの流動性を確保するためにシリカ等の各種外添剤がト
ナーに添加される。この外添剤の中には、被記録媒体に
転写される前にトナーから剥がれ落ちるものがあり、そ
の外添剤がスコロトロン型の帯電器の放電用ワイヤに付
着することもある。すると、放電用ワイヤの表面に絶縁
性の皮膜が形成され、静電潜像坦持体の表面を充分に帯
電させられなくなることがある。例えば、皮膜によって
放電むらが発生し、上記皮膜に該当する部分で画像が適
切に形成されなくなる場合がある。よって、スコロトロ
ン型の帯電器も交換を余儀なくされ、前述のように他の
交換部品と別体に構成して繰り返し使用することも困難
であった。なお、放電器の周辺に気流を形成することに
より、放電用ワイヤに外添剤が付着するのを防止するこ
とも可能であるが、このような機構を設ける場合、画像
形成装置の構成に非常に大きな制約を受ける。従って、
このような機構を設けて帯電器の耐久性を向上させるの
はあまり現実的ではない。
【0006】そこで、本発明は、スコロトロン型の帯電
器を使用した画像形成装置において、その帯電器の耐久
性を充分に向上させることを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、表面に
静電潜像が形成される静電潜像坦持体と、該静電潜像坦
持体の表面を、コロナ放電によって一様に帯電させるス
コロトロン型の帯電器と、該帯電器による帯電後の上記
静電潜像坦持体表面に、上記静電潜像を形成する静電潜
像形成手段と、該静電潜像形成手段により上記静電潜像
を形成された静電潜像坦持体表面に、帯電した非磁性1
成分現像剤を搬送し、上記静電潜像を現像する現像手段
と、を備え、上記静電潜像を現像した上記非磁性1成分
現像剤を被記録媒体に転写することによって画像を形成
する画像形成装置において、上記非磁性1成分現像剤の
外添剤の少なくとも一つが、導電性を有することを特徴
としている。
【0008】このように構成された本発明では、スコロ
トロン型の帯電器を使用した画像形成装置において、非
磁性1成分現像剤に添加された外添剤の少なくとも一つ
を、導電性を有するもので構成している。このため、そ
の導電性の外添剤が非磁性1成分現像剤から剥がれて帯
電器に付着しても、その帯電器に絶縁性の皮膜が形成さ
れることはない。このため、外添剤が付着しても帯電器
の能力は維持され、静電潜像坦持体の表面を均一かつ充
分に帯電させることができる。また、本発明では、外添
剤を導電性にすることによって帯電器の耐久性を向上さ
せているので、画像形成装置の構成にもなんら制約を受
けない。よって、各種画像形成装置に容易に適用でき
る。
【0009】従って、本発明では、スコロトロン型の帯
電器の耐久性をきわめて良好に向上させることができ
る。よって、帯電器を他の交換部品と別体に構成して繰
り返し使用することによって、交換部品を良好に減らす
こともできる。この場合、環境に与える影響を良好に小
さくすることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記非磁性1成分現像剤の外添剤が平均粒径
の異なる複数種類の外添剤を混合して構成され、上記導
電性を有する外添剤が、上記複数種類の外添剤の内の最
も平均粒径が小さいものではないことを特徴としてい
る。
【0011】非磁性1成分現像剤に添加される外添剤に
は大小様々なものがある。小さい外添剤は、非磁性1成
分現像剤の流動性を良好に向上させる反面、長期間使用
する間に現像剤の中に埋まり込み易い。また、大きい外
添剤は、添加し過ぎるとかえって流動性を阻害してしま
うが、添加によって小さい外添剤の埋まり込みを抑制す
ることができる。そこで、非磁性1成分現像剤には、平
均粒径の異なる複数種類の外添剤を添加するのが一般的
である。本発明では、導電性を有する外添剤を、上記複
数種類の外添剤の内の最も平均粒径が小さいものではな
いとしている。
【0012】外添剤は、その平均粒径が大きいほど、長
期間使用する間に非磁性1成分現像剤から剥がれ易く、
従って帯電器に付着する可能性も高い。本発明では、導
電性を有する外添剤を、最も平均粒径が小さいものでは
ないとしているので、その外添剤を導電性とした効果が
一層顕著に現れる。従って、本発明では、請求項1記載
の発明の効果に加えて、帯電器の耐久性を効率よく確実
に向上させることができるといった効果が生じる。よっ
て、交換部品を一層良好に減らして、環境に与える影響
を一層小さくすることができる。なお、導電性を有する
外添剤を、上記複数種類の外添剤の内の最も平均粒径が
大きいものとすれば、上記効果が一層顕著に現れ、一層
望ましいことはいうまでもない。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記導電性を有する外添剤の平均粒
径が、30nm以上であることを特徴としている。平均粒
径が30nm以上の外添剤は、主として、添加し過ぎると
かえって流動性を阻害してしまうが小さい外添剤の埋ま
り込みを抑制できるタイプの外添剤である。本発明で
は、導電性を有する外添剤を、平均粒径が30nm以上の
ものとしているので、その外添剤を導電性とした効果が
一層顕著に現れる。従って、本発明では、請求項1また
は2記載の発明の効果に加えて、帯電器の耐久性を一層
良好に向上させることができるといった効果が生じる。
よって、交換部品を一層良好に減らして、環境に与える
影響を一層小さくすることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成に加え、上記導電性を有する外添剤
がシリカ、酸化チタン、またはアルミナの少なくとも1
種類に導電性表面処理を施したものであることを特徴と
している。シリカ、酸化チタン、及びアルミナは、非磁
性1成分現像剤の帯電性及び流動性を適切に調整して、
良好な画像形成を行うために最も適切な外添剤として知
られている。本発明では、導電性を有する外添剤を、シ
リカ、酸化チタン、またはアルミナの少なくとも1種類
に導電性表面処理を施したものとしているので、きわめ
て良好な画像形成を行うことができる。従って、本発明
では、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、一層良好な画像形成を行うことができるといった
効果が生じる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、少なくとも上記静電潜像坦
持体と上記現像手段と上記非磁性1成分現像剤とは、画
像形成装置本体に着脱可能に装着されたプロセスカート
リッジに収容され、上記帯電器は、上記画像形成装置本
体に固定されたことを特徴としている。
【0016】静電潜像坦持体及び非磁性1成分現像剤
は、周知のように交換する必要があるが、請求項1〜4
のいずれかに記載の構成を有する本発明では、帯電器は
前述のように交換の必要がない。本発明では、交換の必
要のある静電潜像坦持体,現像手段,及び非磁性1成分
現像剤はプロセスカートリッジと一体に画像形成装置本
体に着脱可能とし、交換の必要のない帯電器は画像形成
装置本体に固定している。このため、本発明では、静電
潜像坦持体及び非磁性1成分現像剤は交換するものの帯
電器は交換せずに繰り返し使用することが、きわめて容
易に実施できる。
【0017】従って、本発明では、請求項1〜4のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、交換部品を減らして
環境に与える影響を小さくすることが、一層良好にかつ
容易に実施できるといった効果が生じる。請求項6記載
の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の構成に加
え、上記現像手段と共働して上記非磁性1成分現像剤を
摩擦帯電させると共に、上記現像手段に上記非磁性1成
分現像剤を供給する供給手段を、更に備えたことを特徴
としている。
【0018】本発明では、供給手段によって、非磁性1
成分現像剤を現像手段に供給しつつその非磁性1成分現
像剤を摩擦帯電させることができる。このように、摩擦
によって非磁性1成分現像剤を帯電させる場合、画像形
成装置の構成をきわめて簡略化することができる。従っ
て、本発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の発明
の効果に加えて、装置の構成を一層簡略化することがで
きるといった更なる効果が生じる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面と共に説明する。図1は、本発明が適用された画像形
成装置としてのレーザプリンタの主要構成部品の斜視
図、図2は、そのレーザプリンタの概略側断面図であ
る。
【0020】本レーザプリンタにおける合成樹脂製の本
体ケース1は、図1に示すように、メインフレーム1a
と、このメインフレーム1aの四周(前後及び左右両
側)外面を覆うメインカバー体1bとからなり、メイン
フレーム1aとメインカバー体1bとを一体的に射出成
形等により形成したものである。
【0021】また、メインフレーム1aには、上面から
露光ユニットとしてのスキャナユニット2と画像形成部
としてのプロセスカートリッジ3と、定着部としての定
着ユニット4と、給紙ユニット5とが装着される。そし
て、駆動モータとギヤ列とを含む駆動系ユニット6は、
メインカバー体1bの図1の左側内面とそれに近接する
メインフレーム1aの左側との間の収納凹所1d内に本
体ケース1の下方から挿入して装着固定される。更に、
メインフレーム1a及びメインカバー体1bの上面を覆
うための合成樹脂製の本体カバーとしてのトップカバー
7には、メインフレーム1aの右側に上向きに突出する
操作パネル部1cを貫通させる孔7aと、給紙ユニット
5の基部を貫通させるための孔7bとが穿設されてい
る。排紙トレイ8の基部はトップカバー7の前端の左右
両側に突設したブラケット9(図1で一方のみ示す)に
上下揺動可能に装着されており、不使用の場合には、排
紙トレイ8をトップカバー7の上面側に折り畳んで覆う
ことができる。
【0022】給紙ユニット5におけるフィダー部ケース
5a内には、積層された状態で被記録媒体としての記録
紙Pがセットされる。図2に示すように、記録紙Pの先
端側は、フィダー部ケース5a内のばね10aで付勢さ
れた支持板10にて給紙ローラ11に向かって押圧され
ている。このため、駆動系ユニット6から動力伝達され
て回転する給紙ローラ11と分離パッド12とによっ
て、記録紙Pを1枚ずつ分離して上下一対のレジストロ
ーラ13,14に送ることが可能である。
【0023】プロセスカートリッジ3は、レジストロー
ラ13,14にて給送されてくる上記分離された記録紙
Pの表面にトナーT(図3)により画像を形成する。更
に、定着ユニット4は、トナーTの画像が形成された記
録紙Pを、加熱ローラ15と押圧ローラ16とにて挟持
することで加熱して、記録紙P上のトナー画像を定着す
る。定着ユニット4のケース内における下流側に配置さ
れた排紙ローラ17とピンチローラ18とからなる排紙
部は、トナー画像が定着された記録紙Pを排紙トレイ8
に排出する。給紙ローラ11から排紙部までが、被記録
媒体搬送ルートである。なお、給紙ユニット5には斜め
上方向に開口する手挿口5bが設けられ、フィダー部ケ
ース5a内の記録紙Pとは別の記録紙を、上記被記録媒
体搬送ルートへ挿入して印刷できるようにされている。
【0024】本体ケース1における上面開放箱体状のメ
インフレーム1aの平面視ほぼ中央部に配置するプロセ
スカートリッジ3の下方の部位には、スキャナユニット
2の上支持板2aが、メインフレーム1aの底板部の上
面側に一体的に形成したステー部にビス等にて固定され
る。そして、露光ユニットとしてのスキャナユニット2
には、合成樹脂製の上支持板2aの下面側に、レーザ発
光部(図示せず)、ポリゴンミラー20、レンズ21、
反射鏡22等が配置されている。上記上支持板2aに
は、静電潜像坦持体としての感光ドラム23の軸線に沿
って延びるように穿設された横長スキャナ孔を覆う硝子
板24が設けられている。レーザ発光部から出射された
レーザビームLは、ポリゴンミラー20、反射鏡22、
レンズ21、硝子板24等を介してプロセスカートリッ
ジ3における感光ドラム23の外周面に照射される。
【0025】図2及び図3に示すように、プロセスカー
トリッジ3は、感光ドラム23とその上面に当接した転
写ローラ25、給紙方向において感光ドラム23よりも
上流側に配置された現像手段としての現像ローラ27、
及び、その更に上流側に配置された供給手段としての供
給ローラ28を有する現像装置、更にその上流側に配置
した現像剤供給部すなわちプロセスカートリッジ3に対
して着脱可能なトナーカートリッジ29、また感光ドラ
ム23よりも下流側に配置したクリーニングローラ30
等からなっている。プロセスカートリッジ3は、これら
の構成要素が合成樹脂製のケース34に組み込まれるこ
とよってカートリッジ化されており、このカートリッジ
化したプロセスカートリッジ3は、メインフレーム1a
に着脱可能に装着される。なお、感光ドラム23,現像
ローラ27,及び供給ローラ28は、いずれも図2にお
ける時計回りに回転する。
【0026】プロセスカートリッジ3と定着ユニット4
との間には、感光体ドラム23を除電するための除電ラ
ンプ30aが設けられている。また、感光ドラム23の
下方には帯電器26が設けられている。帯電器26は、
タングステン等からなる放電用ワイヤ26aとグリッド
電極26bとを備える周知の正帯電用のスコロトロン型
帯電器であり、スキャナユニット2の上支持板2a上面
に一体に設けられている。
【0027】感光ドラム23の外周面には、帯電器26
にて帯電された感光層に、スキャナユニット2により画
像情報に従って変調されたレーザービームLが走査され
ることによって静電潜像が形成される。すなわち、スキ
ャナユニット2は静電潜像形成手段に相当する。図3の
拡大図に示すように、トナーカートリッジ29内に収納
された現像剤としてのトナーTは、攪拌体31にて攪拌
されて放出された後、供給ローラ28を介して現像ロー
ラ27の外周面に担持され、層厚規制ブレード32によ
って現像ローラ27外周面の層の厚さが規制される。感
光ドラム23の静電潜像は、現像ローラ27からトナー
Tが付着することによって顕像化(現像)される。な
お、このトナーTの構成、上記現像の機構等について
は、後に詳述する。
【0028】トナーTによって感光ドラム23に形成さ
れた像(トナー画像)は、感光ドラム23の電位とは逆
電位の転写バイアスが印加された転写ローラ25と感光
ドラム23との間を通る記録紙Pに転写され、トナー画
像を形成する。そして、感光ドラム23上に残ったトナ
ーTはクリーニングローラ30で一時的に回収された
後、所定のタイミングで感光ドラム23に戻され、現像
ローラ27によりプロセスカートリッジ3内に回収され
る。
【0029】なお、スキャナユニット2の上支持板2a
(図2)には、上向きに突出するトナーセンサ33を設
け、発光部と受光部との対からなるトナーセンサ33が
プロセスカートリッジ3におけるトナーカートリッジ2
9の下面凹所内に臨んで、トナーカートリッジ29内の
トナーTの有無を検出できるようになっている。
【0030】図2に戻って、メインフレーム1aの前部
位とメインカバー体1bの前部位との連設部下面側に
は、冷却ファン35を収納するための収納部36と、記
録紙Pの通過方向と直交する左右方向に延びる通風ダク
ト37とが連通して形成される。そして、通風ダクト3
7の上面板部37aを断面下向きV字状に形成し、この
上面板部37aをプロセスカートリッジ3と定着ユニッ
ト4との間に位置させて、定着ユニット4における加熱
ローラ15から発生する熱がプロセスカートリッジ3側
に直接伝達しないように遮断する。
【0031】また、冷却ファン35で発生した冷却風
は、通風ダクト37内を通ってメインフレーム1aの一
側下面を伝い、電源部39及び駆動系ユニット6の上記
駆動モータを冷却する一方、上面板部37aの内、プロ
セスカートリッジ3側に開口した複数箇所のスリット孔
から吹き出し、該冷却風は、プロセスカートリッジ3と
定着ユニット4の間を通過して上昇し、トップカバー7
に複数穿設した排気孔40(図1)から装置外に排出さ
れる。
【0032】次に、上記トナー画像の現像機構について
説明する。先ず、トナーカートリッジ29に収納された
トナーTは、懸濁重合によって球状に形成したスチレン
−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色
剤、及びニグロシン,トリフェニルメタン,4級アンモ
ニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる平均粒径が9μ
mのトナー母粒子を有している。このようなトナーT
は、正帯電性の非磁性1成分現像剤として知られてい
る。そして、上記トナーTは、そのトナー母粒子の表面
に、シリカ及び酸化チタンを外添剤として添加して構成
されている。また、上記外添剤には、それぞれシランカ
ップリング剤等による周知の疎水化処理が施され、その
内、特に酸化チタンには、アンチモンでドーピングした
酸化錫等による周知の導電性表面処理が、更に施されて
いる。そして、大粒径外添剤としての酸化チタンは平均
粒径が40nmでその添加量はトナー母粒子の1.0重量
%であり、小粒径外添剤としてのシリカは平均粒径が1
0nmでその添加量は合計で0.6重量%である。
【0033】供給ローラ28は、連続気泡を有するウレ
タンフォームによって構成されたいわゆる発泡ローラで
あり、その気泡のセル数は1インチ(2.54cm)当た
り30個未満である。また、現像ローラ27は、シリコ
ンゴムを基材として円柱状に構成され、更にカーボンの
微粒子等を含んでいる。
【0034】このため、供給ローラ28及び現像ローラ
27が互いに接触しながら上記方向に回転し、両者の間
でトナーTが擦れると、トナーTは容易に正に摩擦帯電
する。また、現像ローラ27は表面が滑らかな円柱状で
あり、比較的高い比誘電率を有する物質(シリコンゴ
ム)によって構成されているので、正に帯電したトナー
Tは強い鏡像力によって現像ローラ27の表面に付着す
る。従って、供給ローラ28及び現像ローラ27によっ
て、トナーTを正に帯電させて感光ドラム23の表面ま
で搬送することが容易にできる。なお、現像ローラ27
は、必ずしも基材の全体をシリコンゴムで構成しなくて
もよく、基材の表面をシリコンゴムでコートしても同様
の効果が得られる。
【0035】感光ドラム23は、正帯電性の感光体から
構成されており、例えば、接地されたアルミニウム製の
円筒スリーブ外周部に、ポリカーボネイトに光導電性樹
脂を分散させた光導電層を形成して構成される。このた
め、現像ローラ27と感光ドラム23との対向部では、
感光ドラム23上に形成されたプラス極性(正帯電)の
静電潜像に対して、正に帯電したトナーTを反転現像方
式で現像することができる。そして、このように現像さ
れたトナー画像を、前述のように転写ローラ25との対
向位置で記録紙Pに転写することにより、記録紙Pに所
望の画像を形成することができる。
【0036】このように構成された本レーザプリンタで
は、スコロトロン型の帯電器26を用いているので感光
ドラム23を均一に帯電させることができる。しかも、
帯電器26は感光ドラム23を正に帯電させるいわゆる
正帯電型の帯電器であるので、オゾンの発生も少なくて
済む。また、トナーTには、シリカ,酸化チタン等の外
添剤を、しかも、平均粒径が大きいものと小さいものと
を混合して添加しているので、トナーTの帯電性及び流
動性を適切に調整することができる。このため、きわめ
て良好な画像を形成することができる。
【0037】また、スコロトロン型の帯電器26では、
非接触で感光ドラム23を帯電させるので、接触帯電に
よる帯電器に比べてトナーTの付着による劣化が少な
く、耐久性に優れている。しかも、トナーTの外添剤の
内、最も平均粒径が大きい酸化チタンには導電性表面処
理によって導電性が付与されているので、この酸化チタ
ンがトナーTから剥がれて放電用ワイヤ26aに付着し
てもその放電用ワイヤ26aの表面に絶縁性の皮膜が形
成されることはない。このため、上記外添剤の付着の有
無に関わらず帯電器26の能力は良好に維持される。従
って、帯電器26はきわめて良好な耐久性を有してお
り、交換が不要となる。
【0038】そこで、本レーザプリンタでは、帯電器2
6をスキャナユニット2を介してプリンタ本体に固定す
ると共に、トナーカートリッジ29からクリーニングロ
ーラ30に至るトナーTの帯電・搬送系及びそこに収納
されたトナーTを、プロセスカートリッジ3と一体にプ
リンタ本体に着脱可能としている。このため、トナーT
及び感光ドラム23等をプロセスカートリッジ3ごと容
易に交換できると共に、その交換に関わらず、帯電器2
6を繰り返し使用することができる。従って、本レーザ
プリンタでは、交換部品を減らして環境に与える影響を
小さくすることが、きわめて良好にかつ容易に実施でき
る。
【0039】なお、本レーザプリンタでは、酸化チタン
以外の外添剤に導電性を付与していないが、このことは
帯電器26の耐久性に殆ど影響を与えない。すなわち、
平均粒径が30nm以下の小さい外添剤は、トナーTの流
動性を良好に向上させる反面、長期間使用する間にトナ
ー母粒子の中に埋まり込み易い。このため、シリカ等の
外添剤が剥がれて放電用ワイヤ26aに付着することは
殆どないと考えてよい。これに対して、平均粒径が30
nm以上(望ましくは40nm以上)の外添剤は、図4に例
示する外添剤91のように、小さい外添剤93のトナー
母粒子91への埋まり込みを抑制することができる。こ
の大小の外添剤を混合して添加することによってトナー
Tの流動性が確保されるのであるが、後者の大きい外添
剤はトナー母粒子から剥がれ易く、従って放電用ワイヤ
26aに付着する可能性も高い。このため、大きい外添
剤としての酸化チタンにのみ導電性表面処理を施してお
けば、帯電器26の耐久性が充分に確保されるのであ
る。
【0040】なお、上記実施の形態ではトナー母粒子の
平均粒径を9μmとしたが6μm〜10μmであっても
よい。大粒径外添剤の平均粒径を40nm、添加量をトナ
ー母粒子の1.0重量%としたが、30nm以上0.5重
量%以上であってもよい。また、小粒径外添剤の平均粒
径を10nm、添加量をトナー母粒子の0.6重量%とし
たが、30nmより小さく0.5重量%以上であってもよ
い。
【0041】更に、本レーザプリンタでは、外添剤を導
電性にすることによって帯電器26の耐久性を向上させ
ているので、プリンタの構成にもなんら制約を受けな
い。しかも、現像ローラ27及び供給ローラ28によっ
てトナーTを摩擦帯電させているので、その帯電のため
の構成も簡略化できる。従って、本レーザプリンタは、
構成を簡略化して製造コストを低減することができると
共に、従来の機構にも容易に適用することができる。な
お、トナーTを摩擦帯電させる場合、外添剤が剥がれ易
くなるが、本レーザプリンタでは大きい外添剤(酸化チ
タン)を導電性にしているので、この外添剤が剥がれて
も前述のように全く問題が生じない。
【0042】なお、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、外添剤
としては上記の他、アルミナ等の種々の外添剤を使用す
ることができ、3種類以上の外添剤を添加しても、酸化
チタンは導電性にせずそれ以外の外添剤を導電性にして
も、また、全ての外添剤を導電性にしてもよい。更に、
本発明は、原稿によって反射されたレーザービームLに
よって静電潜像を形成するコピー機等の画像形成装置に
も、層厚規制ブレード32によってトナーTを帯電させ
る画像形成装置にも、同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のレーザプリンタの主要構成部
品の斜視図である。
【図2】 上記レーザプリンタの概略側断面図である。
【図3】 そのプロセスカートリッジの構成を表す拡大
図である。
【図4】 大小の外添剤を混合して添加する効果を表す
説明図である。
【符号の説明】
2…スキャナユニット 3…プロセスカートリッジ
4…定着ユニット 5…給紙ユニット 6…駆動系ユニット 23
…感光ドラム 26…帯電器 26a…放電用ワイヤ 27…
現像ローラ 28…供給ローラ 29…トナーカートリッジ 3
2…層厚規制ブレード L…レーザービーム P…記録紙 T…トナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される静電潜像坦
    持体と、 該静電潜像坦持体の表面を、コロナ放電によって一様に
    帯電させるスコロトロン型の帯電器と、 該帯電器による帯電後の上記静電潜像坦持体表面に、上
    記静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 該静電潜像形成手段により上記静電潜像を形成された静
    電潜像坦持体表面に、帯電した非磁性1成分現像剤を搬
    送し、上記静電潜像を現像する現像手段と、 を備え、上記静電潜像を現像した上記非磁性1成分現像
    剤を被記録媒体に転写することによって画像を形成する
    画像形成装置において、 上記非磁性1成分現像剤の外添剤の少なくとも一つが、
    導電性を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記非磁性1成分現像剤の外添剤が平均
    粒径の異なる複数種類の外添剤を混合して構成され、上
    記導電性を有する外添剤が、上記複数種類の外添剤の内
    の最も平均粒径が小さいものではないことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記導電性を有する外添剤の平均粒径
    が、30nm以上であることを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記導電性を有する外添剤がシリカ、酸
    化チタン、またはアルミナの少なくとも1種類に導電性
    表面処理を施したものであることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも上記静電潜像坦持体と上記現
    像手段と上記非磁性1成分現像剤とは、画像形成装置本
    体に着脱可能に装着されたプロセスカートリッジに収容
    され、上記帯電器は、上記画像形成装置本体に固定され
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記現像手段と共働して上記非磁性1成
    分現像剤を摩擦帯電させると共に、上記現像手段に上記
    非磁性1成分現像剤を供給する供給手段を、 更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の画像形成装置。
JP1078598A 1996-12-05 1998-01-22 画像形成装置 Pending JPH11212294A (ja)

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JP1078598A JPH11212294A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 画像形成装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555235B2 (en) 2005-08-10 2009-06-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus enabling user to directly clean discharge wire
JP2014178560A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 作像装置

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