JPH1121224A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH1121224A JPH1121224A JP9179275A JP17927597A JPH1121224A JP H1121224 A JPH1121224 A JP H1121224A JP 9179275 A JP9179275 A JP 9179275A JP 17927597 A JP17927597 A JP 17927597A JP H1121224 A JPH1121224 A JP H1121224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanium oxide
- powder
- fine particle
- cosmetic
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
定性及び安全性に優れ、使用感が良好で外観上素肌感を
有する日焼け止め用の化粧料を提供する。 【解決手段】鉄含有微粒子酸化チタン、微粒子金属酸化
物担持板状粉体、油性ゲル化剤、被膜形成剤、及び必要
に応じて微粒子酸化チタンを含有することを特徴とする
化粧料に関する。
Description
体的には、油中水型の日焼け止め化粧料に関する。本発
明は、特に、経時安定性に優れ、化粧料塗布時の使用感
や仕上がりが良好で、肌への密着性が良く、持続性に優
れ、且つ、高い紫外線防御効果を有する油中水型の日焼
け止め化粧料に関する。
に含まれて地上に到達する紫外線は、UVB(290−
320nm)とUVA(320−400nm)とに大別
される。UVBは、皮膚に対し紅斑を惹起させ、急性の
炎症反応を起こすことが知られている。UVAは、UV
Bに比べ紅斑を惹起させるファクターが低いが、地表に
おける照射量がUVBの約9倍にも達すると共に、皮膚
内部への浸透性が高く、しわの発生を惹起させると共
に、さらには、色素沈着の原因となり、皮膚の老化を促
進させる。
対して悪影響を及ぼすことが明らかになるつれ、これら
の紫外線から皮膚を防御する意識が高まり、紫外線防御
化粧料に対する関心も高まりつつある。
からの防御指数(SPFとPFA)によって示される。
この紫外光からの防御指数(SPFはUVB及びUVA
紫外域の光線により惹起される紅斑反応の防御指数、P
FAはUVA紫外域の光線によって惹起される黒化反応
の防御指数)は、化粧料塗布膜によって保護した皮膚中
に最小限の反応を生じさせるのに必要な暴露量(エネル
ギー)と、保護していない皮膚中に同じ反応を生じさせ
るのに必要な暴露量(エネルギー)との比率である。こ
のエネルギーの絶対量には、個人差があり、それは個人
の遺伝的体質及び人種の起源に大きく依存している。任
意の紫外光照射強度で、最小限の反応(紅斑反応、又は
黒化反応)を生じるさせるのに、10分間の暴露時間が
通常必要な人の場合、この人は、SPF5の日焼け止め
化粧料を用いた場合、紅斑反応を生じないで50分間耐
え得る(この人がPFA5の日焼け止め化粧料を用いた
場合、UVAに50分間暴露しても黒化反応を生じな
い。)。
2種の紫外線防御剤が使用される。すなわち、有機紫外
線吸収剤と無機紫外線遮蔽剤である。
ン類、アミノ安息香酸類、ケイ皮酸エステル類、ベンゾ
トリアゾール類、サリチル酸類、ジベンゾイルメタン類
等が市販されている。しかし、化粧料に配合する際、こ
れらの有機紫外線吸収剤が持つ効果を充分発揮させよう
として添加量を増加させると、皮膚に対する感作性や光
感作性等、安全性の面で問題がある。又、特にUVAに
対応する有効な紫外線吸収剤として、ベンゾトリアゾー
ル類、ジベンゾイルメタン類が挙げられるが、これらは
何れも常温で固体であり、且つ溶解性が乏しく、又油性
ゲルや乳化組成物中においては、微量の金属イオンの存
在下で、経時的に、コンプレックス形成による黄色〜橙
色の粒子が析出散在して商品価値が損なわれる。
タンが汎用されている(特公昭47−42502号公
報、特開昭58−62106号公報)が、これはUVB
を防御する能力には優れているものの、UVAを防御す
る能力が低いので、高いUVA防御効果を得るには、微
粒子酸化チタンを高配合しなければならない。しかし、
微粒子酸化チタンは、凝集体を形成し易く表面活性が大
きいので、該粉体を系中に高配合し良好な分散状態を保
持すること、及び、経時的に系の安定性を保持させるこ
とが困難である。さらに、該凝集体形成の結果として、
該粉体の系への配合割合に対応して期待される紫外線防
御効果を得ることができなくなるばかりでなく、SPF
やPFAを低下させてしまう。又、適当な分散剤の選定
により、該粉体の系中への高配合が可能な場合でも、該
化粧料を塗布する際、使用感が悪化、すなわち、肌の上
でのびや密着性が悪化し、外観においても白っぽさが目
立つ等の問題が生じる。
外線遮蔽剤として、微粒子酸化亜鉛(特公平7−232
94号公報、特開平3−279323号公報)や鉄含有
微粒子酸化チタン(特開平5−330825号公報)等
がある。しかし、微粒子酸化亜鉛は、UVAを防御する
能力は微粒子酸化チタンに比べ優れているが、UVBを
防御する能力に劣り、実際に同等の効果を得るためには
微粒子酸化チタンの数倍の配合量を必要とし、その結
果、化粧料系中において凝集が起こり易くなり、経時安
定性が低下し、さらに、期待される紫外線防御効果を得
ることができなくなる。又、化粧料塗布時、使用感の悪
化を招くと共に、白っぽさも増大する。又、鉄含有微粒
子酸化チタンは、UVAを防御できると共に、鉄により
着色されているので、該粉体を配合した場合、化粧料塗
布膜の白っぽさを抑制することができる。しかし、該粉
体も前記微粒子酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛と同様、
高い紫外線防御効果を得る目的で該粉体を高配合した場
合には、経時安定性の低下、使用感の悪化、凝集体の形
成による紫外線防御効果の減少という問題が生じる。
び該粉体を配合した化粧料の使用感を改善する目的で、
板状粉体を担体とし、その表面に微粒子酸化チタンや微
粒子酸化亜鉛等の微粒子を担持させた複合粉体が開発さ
れている(特開昭63−119418号公報、特開平3
−181411号公報)。該複合粉体を用いると、使用
感が向上し、外観上の白っぽさ(不自然さ)も抑制さ
れ、透明感が増し、素肌感を装うことができる。しかし
この場合、使用感の向上と無機紫外線遮蔽剤の分散性の
向上を目的としていることから、板状粉体に対する微粒
子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛等の微粒子の比率が制限
され(微粒子の担持量の増加に伴い、使用感が悪化す
る)、したがって、系中での無機紫外線遮蔽剤の絶対量
が低下し、他の無機紫外線遮蔽剤を単体で用いるものに
比して充分な紫外線防御効果が得られない。さらに、同
程度の効果を得るには、該複合粉体を高配合する必要が
あり、その結果、化粧料系中において経時安定性が低下
すると共に、素肌感が喪失する。
安定性向上を目的とする技術としては、油性基材におい
て高級脂肪酸デキストリンのゲル化機能及び増粘機能を
利用する提案がある(特公昭55−47070号公報、
特開平4−149116号公報、特開平8−27730
2号公報)。又、高級脂肪酸デキストリンの乳化機能に
ついては、他の乳化剤を使用せず、該成分自身を乳化剤
として用いて、乳化組成物を得る技術が提案されている
(特開平8−283303)。しかし、前記ゲル化剤
(あるいは乳化剤)を用いた場合、系中での化粧料用粉
体の分散性、及び乳化安定性をある程度向上させること
が可能であるが、無機紫外線遮蔽剤を高配合する化粧料
については、化粧料塗布時の使用感の改善には寄与しな
い。さらに、該成分は油剤の保持能が高い故、使用感に
明瞭な差異を感じさせる程度に該成分を高配合した場
合、該化粧料は強い油性感を感じさせるようになり、使
用感が悪化する。又、該成分は、汗や皮脂に対して若干
の耐性を有するものの、その構造上、ある程度の乳化能
を有しているので、高い紫外線防御効果を有する製品に
要求される化粧料塗布膜の持続性を付与することができ
ない。
的とする技術としては、エチルヒドロキシエチルセルロ
ースを被膜形成剤として使用する提案がある(特開昭5
3−62994号公報)が、実際の使用における化粧持
ちの点では、充分満足のゆく被膜を形成することができ
ない。又、その他には有機シリコーン樹脂を利用する提
案がある(特公平6−72085号公報)。しかし、該
被膜形成剤を用いた場合、化粧料中の揮発成分の蒸散
後、良好な撥水性被膜を形成することは可能であるが、
化粧料の系中において、無機紫外線遮蔽剤の効果的な分
散状態を得ることができない。
複数の無機紫外線遮蔽剤を組み合わせ、さらに適当な油
性ゲル化剤及び被膜形成剤を併用することによって、無
機紫外線遮蔽剤を高配合した場合においても、該粉体の
分散性、及び乳化安定性に優れ、使用感が良好で、且つ
塗布膜の外観上の白っぽさがない自然な仕上がりをもた
らし、高い紫外線防御効果を有すると共に、その効果が
長時間持続する化粧料を提供することを目的とする。
機紫外線遮蔽剤の種類とその配合量とに着目し、鋭意研
究を重ねた結果、数種類の無機紫外線遮蔽剤を組み合わ
せ、所定の割合で配合し、さらに、適当な分散剤及び被
膜形成剤を使用することにより、化粧料の経時安定性が
良好で、使用感及び持続性に優れ、且つ、紫外線防御効
果が相乗的に高められることを見出し、本発明に至っ
た。
して、鉄含有微粒子酸化チタン及び微粒子金属酸化物担
持板状粉体を含有し、更に油性ゲル化剤及び被膜形成剤
を含有することを特徴とする化粧料である。
感、及び塗布膜の持続性に優れ、素肌感を有し、自然な
仕上がりを損うことがなければ、所望される紫外線防御
効果に応じて、鉄含有微粒子酸化チタン及び微粒子金属
酸化物担持板状粉体に加え、無機紫外線遮蔽剤として微
粒子酸化チタンを配合することも可能である。
子金属酸化物は、紫外線遮蔽効果を有する微細粒子であ
れば、特に限定はなく、防御しようとする紫外線波長域
に応じて、適宜使用することができる。前記微粒子金属
酸化物としては、好ましくは、微粒子酸化チタン、及び
微粒子酸化亜鉛が用いられ、また、その併用であっても
良い。
を向上させる目的で、前記無機紫外線遮蔽剤に、シリコ
ーン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、フッ素処理等の
疎水化処理を適宜行なうことができる。
蔽剤の分散性、及び化粧料の経時安定性を向上させる目
的で使用される。所望する効果を付与することができれ
ば、油性ゲル化剤には特に限定は無いが、デキストリン
脂肪酸エステル及び還元デキストリン脂肪酸エステルが
好ましい。
料塗布膜の持続性を向上させる目的で使用される。所望
する効果を付与することができれば、被膜形成剤として
は特に限定は無いが、有機シリコーン樹脂が好ましい。
する。
径0.01〜0.1μmの鉄含有微粒子酸化チタンが望
ましい。この鉄含有微粒子酸化チタンにおいては、粒子
径が小さ過ぎると粉体が凝集して、その結果、紫外線防
御効果や使用感が悪くなることがあり、粒子径が大き過
ぎると透明感が損なわれ、且つ紫外線防御効果も低下す
ることがある。該鉄含有微粒子酸化チタンは、基体粒子
となる微小チタニアゾル、又は酸化チタンに、酸化鉄、
又は含水酸化鉄を、焼結によって酸化チタンの結晶内部
に固溶化させた微粒子である。よって、鉄成分と酸化チ
タンの色分れを生じることなく、UVAの防御効果を有
し、さらに、配合される他の無機紫外線遮蔽剤による化
粧料塗布膜の白っぽさを低減する。鉄成分については、
Fe換算で酸化チタンに対して1〜15重量%含有する
ことが望ましい。該鉄成分の量が前記範囲より少な過ぎ
ると、充分な白さの低減効果及びUVA防御効果が得ら
れないことがある。一方、鉄成分が前記範囲より多過ぎ
ると、結晶内部に固溶化しない鉄成分が多くなり、その
鉄による着色が強くなって、化粧料塗布膜の自然さが喪
失したり、酸化チタンの耐薬品性が低下したりすること
がある。
は、表面活性を抑えるために、酸化アルミニウム、酸化
珪素、酸化ジルコニウム等の無機物で表面処理したもの
を用いることができる。又、前記の効果が損なわれなけ
れば、必要に応じて、前記鉄成分と共に、アルミニウ
ム、亜鉛、ナトリウム、カリウム、マグネシウム等の金
属元素の少なくとも一種を結晶内に少量含有した鉄含有
微粒子酸化チタンも使用することができる。
平均粒子径1〜25μmのタルク、炭酸カルシウム、ク
レー、セリサイト、マイカ、カオリン等の板状粉体表面
に、固着剤により、微粒子酸化チタンなどの微粒子金属
酸化物を固着させた粉体が望ましい。該板状粉体につい
ては、平均粒子径が前記範囲より小さ過ぎると使用感が
悪化することがあり、大き過ぎると肌への密着性が欠如
することがある。固着剤としては、化粧料中、あるいは
化粧料の塗布操作において、該微粒子金属酸化物が板状
粉体から脱離しない程度に固着させ得る固着剤を用いる
ことができ、具体的には、金属石鹸及び架橋型シリコー
ン等を挙げることができる。又、所望する無機紫外線遮
蔽剤の分散性、経時安定性、使用感、自然な仕上がり、
紫外線防御効果等を低減させなければ、微粒子金属酸化
物担持板状粉体としては、該板状粉体への微粒子金属酸
化物が部分的に固着した粉体も用いることができる。
亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化鉄、及び鉄含有微粒子酸
化チタン等、紫外線遮蔽効果を有する金属酸化物であれ
ば特に限定がなく使用でき、防御しようとする紫外線波
長域に応じて、適宜選定することができる。すなわち、
UVBを防御する場合には例えば微粒子酸化チタンを担
持させ、UVAを防御する場合には例えば微粒子酸化亜
鉛を担持させることができる。又、所望する効果に応じ
て、2種以上の微粒子金属酸化物を併用することも良
い。例えば、微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混合粉
体担持板状粉体としては、ジェット気流下に粉砕乃至解
砕された微粒子酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛の混合粉
体を、板状粉体表面上に担持させた粉体が好ましい。
線を防御する目的から、一次粒子の平均径として0.0
1〜0.1μm、又は二次凝集した粒子の平均径として
0.2〜3.5μmであることが好ましい。
微粒子金属酸化物の含有量は、0.1〜90重量%であ
ることが好ましい。微粒子金属酸化物の含有量が前記範
囲よりも少な過ぎると充分な紫外線防御効果を得ること
ができないことがあり、多過ぎると、使用感を悪化させ
たり、板状粉体上において該微粒子金属酸化物が凝集体
を形成して充分な紫外線防御効果を得られなかったりす
ることがある。
酸化チタンの微粒子であればよく、このような酸化チタ
ンとしては、具体的には、酸化チタン単体及び鉄以外の
金属を少量含有する酸化チタン固溶体等を挙げることが
できる。前記微粒子酸化チタンは、平均粒径0.01〜
0.1μmの略球形状、あるいは、長径が0.01〜
0.1μm、短径が0.005〜0.02μmの紡錘状
であることが望ましい。この微粒子酸化チタンにおいて
は、平均粒子径、又は長径、短径が小さ過ぎると粉体が
凝集して、その結果、紫外線防御効果や使用感が悪くな
ることがあり、平均粒子径、又は長径、短径が大き過ぎ
ると透明感が損なわれ、化粧料塗布膜が外観上白っぽく
なり、且つ紫外線防御効果も低下することがある。又、
この微粒子酸化チタンにおいては、表面活性を抑えるた
めに、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム
等の無機物で表面処理したものも、その粒子形状に影響
を及ぼさなければ使用することができる。
酸化チタンと微粒子金属酸化物担持板状粉体とに加えて
微粒子酸化チタンが存在すると、より少量の無機紫外線
遮蔽剤により高い紫外線防御効果を達成することができ
るという利点がある。
ン、並びに微粒子酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛等の微
粒子金属酸化物を板状粉体に担持させた微粒子金属酸化
物担持板状粉体の表面活性を封鎖し、化粧料油剤の変
臭、変質を防止すると共に、化粧料の系中への分散性を
向上させることを目的として、前記微粒子酸化チタン、
鉄含有微粒子酸化チタン、及び微粒子金属酸化物担持板
状粉体のうちの少なくとも1つを疎水化処理することが
できる。
含有微粒子酸化チタン、微粒子金属酸化物担持板状粉体
(例えば微粒子酸化チタン担持板状粉体)などの粉体、
又は、無機物で表面処理が施された該粉体に、撥水性を
付与する目的で、物理的、あるいは、化学的に施される
シリコーン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、フッ素処
理等の表面処理を含み、静置した水面に該処理粉体を静
かに置き、1時間後、該処理粉体が水面に一部でも浮遊
し得るように前記疎水化処理を行うことができる。
前記粉体に対して、油性基材に対する相溶性、及び撥水
性を与えることができる処理剤であれば、適宜使用する
ことができ、特に限定は無い。シリコーン処理剤として
は、メチルハイドロジェンポリシロキサン、及びメチル
ポリシロキサン等が好ましい。金属石鹸処理剤として
は、炭素数12〜18の飽和脂肪酸のアルミニウム、亜
鉛、カルシウム、又はマグネシウムの塩であって、ステ
アリン酸アルミニウム、及びジミリスチン酸アルミニウ
ム等が好ましい。フッ素処理剤としては、ペルフルオロ
アルキルエチルリン酸エステルジエタノールアミン塩等
がある。
体、特に疎水化処理粉体の分散性の向上、及び化粧料の
経時安定性の向上を目的とし、所望する効果が得られる
のであれば、特に限定は無い。
トリン脂肪酸エステル及び還元デキストリン脂肪酸エス
テルが好ましい。
リンと脂肪酸とのエステル化物であり、還元デキストリ
ン脂肪酸エステルは、還元デキストリンと脂肪酸とのエ
ステル化物である。
還元デキストリン脂肪酸エステルとしては、平均糖重合
度が2〜150のデキストリン又は還元デキストリンに
炭素数4〜26の直鎖飽和脂肪酸(ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等)、分岐脂肪酸
(イソステアリン酸等)、又は、炭素数6〜30の不飽
和脂肪酸(オレイン酸等)の1種、又は2種以上が結合
した脂肪酸エステルが望ましい。該脂肪酸の置換度は、
デキストリンを構成するグルコース単位当たり、1〜3
であることが望ましい。
キストリン脂肪酸エステルの平均糖重合度が前記範囲よ
り小さ過ぎると、低分子界面活性剤としての特性が強ま
り、所望する安定性が得られないことがある。一方、平
均糖重合度が前記範囲より大き過ぎると、油性基材に対
する溶解性やゲル化能が低下し、無機紫外線遮蔽剤の分
散性や化粧料の経時安定性が低下することがある。
より少な過ぎると皮膚刺激等の安全性の面で好ましくな
い場合がある。一方、脂肪酸の炭素数が前記の範囲より
多過ぎると、脂肪酸そのものの置換反応性が低くなるの
で、所定の置換度を有するデキストリン脂肪酸エステル
が得られないことがある。又このような脂肪酸は高価な
ので、得られるデキストリン脂肪酸エステルも高価にな
ることがある点でも好ましくない。
り少な過ぎると油性基材に対する溶解性やゲル化能が不
十分となることがあり、多過ぎると油性基材との相溶性
が増加し過ぎて安定なゲル形成が成されず、その結果、
化粧料の安定性が低減することがある。
ては、分散効果を低減させないものであれば、水添ひま
し油から得られる親水性の水酸基を持った12−ヒドロ
キシステアリン酸等のエステルも使用できる。
発成分が蒸散した後、皮膚上に持続性のある撥水性保護
被膜を形成させることを目的とし、所望する効果が付与
されるのであれば、特に限定は無い。
が好ましい。該有機シリコーン樹脂は、R3 SiO1/2
単位、R2 SiO単位、RSiO3/2 単位、及びSiO
2 単位の適当な組み合わせからなり、割合は平均式Rn
SiO(4-n)/2 を満足する平均分子量約1,500〜1
0,000を有するトリメチルシロキシケイ酸(Rは炭
素数1〜6の炭化水素、又はフェニル基、n は1〜1.
8)等の高分子シリコーン組成物であることが望まし
い。すなわち、該有機シリコーン樹脂の特性は、その構
成単位の割合によって決定されるので、その構成単位
は、要求される保護被膜の撥水性能、及び被膜形成能に
よって適宜組み合わせることが望ましい。又、その組み
合わせについては、R3 SiO1/2 単位が多過ぎると油
性基材との相溶性及び撥水性が向上するが、被膜形成能
が低下することがある。SiO2 単位が多過ぎると有機
シリコーン樹脂の無機性が増大し、油性基材に対する均
質化が困難になると共に撥水性が低減する場合があり、
さらに、被膜形成能も低下することがある。又、平均分
子量については、前記範囲より小さ過ぎると充分な被膜
強度が得られなくなる場合があり、大き過ぎる場合は油
性基材に対する分散が困難となることがあり、さらに、
化粧料塗布膜においては、均質な被膜が得られなくなる
ことがある。
る、微粒子酸化チタン、鉄含有微粒子酸化チタン、微粒
子金属酸化物担持板状粉体の合計配合量は、化粧料全量
中5.0〜50重量%であることが好ましく、さらに好
ましくは20〜35重量%である。無機紫外線遮蔽剤の
合計配合量が前記範囲より少な過ぎると、充分な紫外線
防御効果が得られないことがあり、無機紫外線遮蔽剤の
合計配合量が前記範囲より多過ぎると、化粧料塗布時に
粉っぽさが強く感じられ使用感が悪化して、使用者の嗜
好を満足させ得ず、実質的に商品価値が喪失することが
ある。
蔽剤として配合される、微粒子酸化チタン、鉄含有微粒
子酸化チタン、及び微粒子金属酸化物担持板状粉体、並
びに油性ゲル化剤、及び被膜形成剤の、化粧料全量中に
おける組成比率を、微粒子酸化チタン0〜30重量%、
鉄含有微粒子酸化チタン0.05〜40重量%、微粒子
金属酸化物担持板状粉体0.06〜25重量%、油性ゲ
ル化剤0.3〜5重量%、及び被膜形成剤0.7〜10
重量%とすることが好ましい。但し、前記各成分の配合
量の合計は100重量%を越えることはない。又、前記
各成分の配合量の合計が100重量%未満の場合におい
ては、残部を、例えば精製水、保湿剤、香料、及び防腐
剤等の化粧料において通常に配合される成分とすること
ができる。特に、前記微粒子金属酸化物担持板状粉体に
ついては、微粒子酸化チタン担持板状粉体を0.01〜
5重量%配合し、微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混
合粉体担持板状粉体を0.05〜20重量%配合するこ
とが好ましい。
ンを10〜20重量%、鉄含有微粒子酸化チタンを5〜
30重量%、微粒子酸化チタン担持板状粉体を1〜2重
量%、微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混合粉体担持
板状粉体を5〜7.5重量%、油性ゲル化剤の一つであ
るデキストリン脂肪酸エステルを0.5〜2重量%、被
膜形成剤の一つである有機シリコーン樹脂を1〜5重量
%含有することが好ましい。尚、前記配合比率について
は、本発明に係る油中水型の化粧料が達成し得る効果、
すなわち、経時安定性に優れ、化粧料塗布時の使用感が
良好で、肌への密着性が良く、自然な仕上がりで、持続
性に優れ、且つ、高い紫外線防御効果を呈するための最
も望ましいものを示す。
ついては、所望の紫外線防御効果と該化粧料に要求され
る他の効果との均衡を考慮した上で、適宜決定すること
ができる。すなわち、極めて高い紫外線防御効果が要求
されない場合には、微粒子酸化チタンを単体で配合せ
ず、鉄含有微粒子酸化チタンを該無機紫外線遮蔽剤の主
剤として用いることによって、目的を達成し得ることが
できる。但し、処方系において何らかの制約を受ける場
合、すなわち、際立って優れた使用感と際立って高い紫
外線防御効果の双方を具備する日焼け止め化粧料等が要
求され、無機紫外線遮蔽剤の全配合量に上限を設けざる
を得ないような場合、微粒子酸化チタンを単体で配合す
ることが望ましい。何故なら、微粒子酸化チタンは、無
機紫外線遮蔽剤中、紫外線防御効果のファクターが最も
高く、該微粒子酸化チタンを使用することにより、該化
粧料に効果的に高い紫外線防御効果を付与させることが
できるので、他の無機紫外線遮蔽剤の配合量を低減する
ことが可能となるからである。但し、配合比率が前記範
囲より多過ぎると、化粧料塗布膜が白っぽくなって素肌
感が喪失することがある。
ては、前記範囲より少な過ぎると充分な紫外線防御効果
を得ることができないことがあり、多過ぎると化粧料塗
布時の透明感が喪失し、自然な仕上がりを得ることがで
きないことがある。
に係る該化粧料の紫外線防御効果を相乗的に高める目的
で使用される。すなわち、微粒子酸化チタン、又は、鉄
含有微粒子酸化チタンは塗布膜の透明性や紫外線防御の
効率の面からその粒子形状や粒子径が設計されている
が、このことは逆に、該微粒子粉体の表面活性を増加さ
せ、凝集体を形成させ易くしている。また、有機紫外線
吸収剤が任意の油剤に溶解した状態において、最も効率
良く紫外線を防御することが可能であるのと同様に、無
機紫外線遮蔽剤においても、その紫外線防御効果は化粧
料塗布膜中における該無機紫外線遮蔽剤の分散状態に大
きく影響を受ける。
が高い微粒子酸化チタン及び/又は鉄含有微粒子酸化チ
タンを高配合しても、該微粒子粉体に対し微粒子金属酸
化物担持板状粉体を特定の割合で併用配合することによ
って無機紫外線遮蔽剤の最も良い分散状態が形成され、
紫外線防御効果が相乗的に高められる。また、該微粒子
金属酸化物担持板状粉体は、高い紫外線防御効果を付与
させる目的で使用される無機紫外線遮蔽剤中の主剤とな
る微粒子酸化チタン、及び鉄含有微粒子酸化チタンの高
配合によって生じる使用感の悪化を改善する目的におい
ても使用される。すなわち、本発明に係る化粧料におい
ては、通常市販される化粧料において、化学組成や粒子
径がそれぞれ異なる多種粉体原料が、該市販化粧料に要
求される使用感に応じて適宜選定され、且つ、特定の割
合で配合されるのと同様に、該微粒子金属酸化物担持板
状粉体を複数種組み合わせることによって、使用者に要
求される化粧料塗布時の嗜好を満足させ得る良好な使用
感を付与することができる。すなわち、具体的には、若
干の紫外線遮蔽効果を有しつつも、のびや滑り感等の使
用感を向上させ、且つ、塗布膜に透明感と自然な仕上が
りを付与させる目的で使用することが可能な、微粒子酸
化チタン含有量が15〜25重量%の微粒子酸化チタン
担持板状粉体と、若干の使用感改善効果を有しつつも、
UVB領域及びUVA領域での紫外線防御効果を付与さ
せる目的で使用することが可能な、微粒子酸化チタン含
有量が37.5〜62.5重量%であり、微粒子酸化亜
鉛含有量が26.5〜43.5重量%である微粒子酸化
チタン・微粒子酸化亜鉛混合粉体担持板状粉体を前記配
合比率によって併用することが望ましい。
が前記範囲より少な過ぎると、得られる化粧料ののびが
悪くなり、ざらつき感、微粒子粉体特有のきしみ、粉っ
ぽさを感じる等、使用感が悪化する場合があり、さら
に、自然な仕上がりを得ることができず、化粧料塗布膜
が人工的となる上、素肌感が無くなる場合もある。加え
て、期待される紫外線防御効果を得ることができないこ
とがある。また、微粒子酸化チタン担持板状粉体の配合
比率が多過ぎると、得られる化粧料の使用感は良好とな
り、素肌感を得ることができるが、十分な紫外線防御効
果を得ることができないことがある。
体担持板状粉体の配合比率が前記範囲より少な過ぎる
と、満足のいく紫外線防御効果を得ることができないこ
とがある。一方、微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混
合粉体担持板状粉体の配合比率が前記範囲より多過ぎる
と、のびが悪化し、ざらつき感やきしみ感が生じる等、
使用感が悪化し、さらに、化粧料塗布膜が人工的で、自
然な仕上がりを得ることができないことがある。加え
て、期待される紫外線防御効果を得ることができない場
合もある。
て、さらに詳しくは、微粒子酸化チタン、鉄含有微粒子
酸化チタン、微粒子酸化チタン担持板状粉体、微粒子酸
化チタン・微粒子酸化亜鉛混合粉体担持板状粉体の配合
割合は、重量比で、微粒子酸化チタン及び鉄含有微粒子
酸化チタン:微粒子酸化チタン担持板状粉体及び微粒子
酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混合粉体担持板状粉体=
6:1〜3:2が好ましく、さらに好ましくは9:2〜
2:1である。この範囲において、紫外線防御効果が最
も効果的に発揮される。さらに、それら双方のそれぞれ
における配合割合については、重量比で、微粒子酸化チ
タン:鉄含有微粒子酸化チタン=5:1〜5:4が好ま
しく、さらに好ましは10:3〜5:3である。この範
囲においては、期待される紫外線防御効果を呈しつつも
化粧料塗布膜は白っぽくならず、素肌感を有する自然な
仕上がりを得ることができる。また、微粒子酸化チタン
担持板状粉体:微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛混合
粉体担持板状粉体=1:2〜1:8が好ましく、さらに
好ましくは1:3〜1:6である。この範囲において
は、紫外線防御効果を相乗的に向上させ、さらに、ざら
つき感やきしみ感がなく、使用感が良好で、且つ、顔面
のシワ隠しに有効で素肌感がある化粧料を提供できる。
範囲より少な過ぎると該化粧料中での無機紫外線遮蔽剤
の良好な分散状態が得られず、且つ、該化粧料の経時安
定性が低下することがある。一方、油性ゲル化剤の配合
比率が前記範囲より多過ぎると、該化粧料の経時安定性
を低下させ、且つ、該化粧料を塗布する際、ぬめり感等
があり使用感が悪化することがある。
囲より少な過ぎると充分な撥水性を有する被膜の形成が
成されず、且つ、該化粧料を塗布する際、粉っぽさやざ
らつき感が発生し、使用感が悪化することがある。一
方、被膜形成剤の配合比率が前記範囲より多過ぎると、
均質な被膜の形成が成されず、紫外線防御効果が低減す
ることがある。また、化粧料を塗布する際、油性基材に
含まれる揮発成分の蒸散が遅延し、使用感が悪化するこ
とがある。
有しないにもかかわらず高い紫外線防御効果を有し、使
用感が良好で、且つ、塗布膜の外観上の白っぽさが無
く、素肌感を有する自然な仕上がりが得られる油中水型
の日焼け止め化粧料が提供される。
は、無機紫外線遮蔽剤を高配合した場合においても、該
粉体の分散性、及び乳化組成物の安定性に優れ、高い紫
外線防御効果を有すると共に、その効果が長時間持続す
る。
る。なお、本発明はこれに限定されるものではない。配
合量は全て重量%である。また、本発明の化粧料は、た
とえば、乳液、クリーム、乳化型ファンデーション等の
油中水型乳化日焼け止め化粧料の形態をとることができ
るが、化粧料の形態は、これらの形態には特に限定され
ない。
〜4、比較例1〜4)に示す配合組成で日焼け止めクリ
ームを調製した。
は溶解)する。これに、別に加熱溶解し、室温付近にま
で冷却した成分B相を穏やかに加え、乳化する。別に成
分C相をローラー処理し、ペースト状にしたものを、予
め混合しておいた成分A・B相に加え均一混合する。こ
れを所定の容器に充填し、日焼け止めクリームを調製し
た。得られた乳化化粧料については、以下の評価を行っ
た。各評価の結果を表1に示す。
本化粧品工業連合会によって測定方法が規定されている
SPF測定法基準、及びUVA防止効果測定法基準によ
って、SPF及びPFAをそれぞれ測定した。該連合会
によって規定されるSPFの測定方法を以下に示す。
尚、PFA測定法については、SPF測定法と異なる条
件についてのみ括弧内に記載する。
基準) 1.被験者の肌タイプは、I〜III (PFA;II〜IV)
に入る18才以上の健康な男女とする。
準誤差は、得られたSPF値(PFA;PFA値)の1
0%を越えてはならない。
処方のサンスクリーン剤を使用し(PFA;PFA3.
75に定められた処方のサンスクリーン剤を使用)、標
準試料の測定は、被験者の測定と同時に行う。
2μl/cm2 とする。
る。
までの時間は、15分以上とする。
ュレーターを用いて、以下の条件を満足せねばならな
い。
長290〜320nmにおいて太陽光に近似した連続ス
ペクトルであること。(PFA;放射されるUVA領域
の紫外線は、連続スペクトルであること。また、UVA
I[340〜400nm]とUVAII[320〜340
nm]の比率が太陽光に近いこと[UVAII/UVA=
8〜20%]。) (2) 波長290nm以下の紫外線は適切なフィルターを
用いて極力除去されていること。(PFA;過度なサン
バーンを避けるため、波長320nm以下の紫外線は適
切なフィルターを用いて極力除去されていること。) 8.1照射野は0.5cm2 以上とする。なお、無塗布部
と試料塗布部の照射野は同一にしなければならない。
比は最大25%とする。
は、照射後16〜24時間で、照射野のほぼ全域に微か
な紅斑が認められる最小の紫外線量をいう。MEDの判
定は、照射終了時から16〜24時間後に充分明るい部
屋で行う。(PFA;MPPD:Minimal Persistent P
igment darkening Dose は、照射後2〜4時間で、照射
野のほぼ全域に微かな黒化が認められる最小の紫外線量
をいう。MPPDの判定は、照射終了時から2〜4時間
後に充分明るい部屋で行う。) 11.SPFは、次式によって求める。なお、SPFは各
被験者のSPFの算術平均値をもって示し、平均値の少
数点以下は切り捨て、整数をもって表す。
部のMED (PFA;PFAは、式 PFA=試料塗布部のMPP
D/試料無塗布部のMPPDによって求める。なお、P
FAは各被験者のPFAの算術平均値をもって算定す
る。) (12.UVA防止効果を商品に表示する場合には、算定さ
れたPFAの少数点以下を切り捨て整数とし、下記の分
類に従い分類し、分類表示を行う。) <粉体の分散性>粉体の分散性は、調製した日焼け止め
クリームを室温で24時間放置した後、光学顕微鏡で粉
体の凝集状態を観察し、以下の基準に従って評価した。
性)、ざらつき(展延性・触感)、きしみ(触感)、む
らづき(付着性・均質性)、白っぽさ(外観色)、粉っ
ぽさ(触感・素肌感)、仕上がりの自然さ(素肌感)、
化粧持ち(持続性)につき、専門パネル10名による4
段階評価で行った。
示した。
Claims (7)
- 【請求項1】 鉄含有微粒子酸化チタン、微粒子金属酸
化物担持板状粉体、油性ゲル化剤、及び被膜形成剤を含
有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 微粒子酸化チタン、鉄含有微粒子酸化チ
タン、微粒子金属酸化物担持板状粉体、油性ゲル化剤、
及び被膜形成剤を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項3】 前記微粒子金属酸化物担持板状粉体の微
粒子金属酸化物が、微粒子酸化チタン、及び微粒子酸化
亜鉛の少なくとも1種である請求項1及び2のいずれか
1項に記載の化粧料。 - 【請求項4】 前記鉄含有微粒子酸化チタン、及び微粒
子金属酸化物担持板状粉体の少なくとも一方が疎水化処
理された請求項1及び3のいずれか1項に記載の化粧
料。 - 【請求項5】 前記微粒子酸化チタン、鉄含有微粒子酸
化チタン、及び微粒子金属酸化物担持板状粉体の少なく
とも1つが疎水化処理された請求項2及び3のいずれか
1項に記載の化粧料。 - 【請求項6】 前記油性ゲル化剤が、デキストリン脂肪
酸エステル、及び還元デキストリン脂肪酸エステルの少
なくとも1種である請求項1〜5のいずれか1項に記載
の化粧料。 - 【請求項7】 前記被膜形成剤が、有機シリコーン樹脂
である請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17927597A JP3792843B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17927597A JP3792843B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121224A true JPH1121224A (ja) | 1999-01-26 |
JP3792843B2 JP3792843B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=16063000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17927597A Expired - Lifetime JP3792843B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3792843B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193741A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Kose Corp | 油中水型乳化化粧料 |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01250306A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-05 | Kobayashi Kose Co Ltd | 油性メークアップ化粧料 |
JPH03115207A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-16 | Kobayashi Kose Co Ltd | 油性化粧料 |
JPH0517329A (ja) * | 1991-07-04 | 1993-01-26 | Teika Corp | 鱗片状顔料組成物、その製造方法および上記鱗片状顔料組成物を配合した化粧料 |
JPH05139929A (ja) * | 1991-11-21 | 1993-06-08 | Kose Corp | 油中水型メークアツプ化粧料 |
JPH05246823A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-24 | Teika Corp | 鱗片状顔料組成物、その製造方法および上記鱗片状顔料組成物を配合した化粧料 |
JPH05330825A (ja) * | 1992-06-04 | 1993-12-14 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 鉄含有超微粒子ルチル型二酸化チタン及びその製造方法 |
JPH069337A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Pola Chem Ind Inc | 粉体化粧料 |
JPH07165534A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-27 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 鉄含有超微粒子二酸化チタン分散体 |
JPH08157327A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-18 | Kanebo Ltd | W/o型メイクアップ化粧料 |
JPH08259419A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-08 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
JPH08277302A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Chiba Seifun Kk | 新規デキストリン脂肪酸エステル及びその用途 |
JPH08310914A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Iwase Cosfa Kk | 日焼け止め化粧料及びその製造方法 |
JPH0940884A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 酸化亜鉛被覆複合顔料、該製造方法及びそれを含有する化粧料 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17927597A patent/JP3792843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01250306A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-05 | Kobayashi Kose Co Ltd | 油性メークアップ化粧料 |
JPH03115207A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-16 | Kobayashi Kose Co Ltd | 油性化粧料 |
JPH0517329A (ja) * | 1991-07-04 | 1993-01-26 | Teika Corp | 鱗片状顔料組成物、その製造方法および上記鱗片状顔料組成物を配合した化粧料 |
JPH05139929A (ja) * | 1991-11-21 | 1993-06-08 | Kose Corp | 油中水型メークアツプ化粧料 |
JPH05246823A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-24 | Teika Corp | 鱗片状顔料組成物、その製造方法および上記鱗片状顔料組成物を配合した化粧料 |
JPH05330825A (ja) * | 1992-06-04 | 1993-12-14 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 鉄含有超微粒子ルチル型二酸化チタン及びその製造方法 |
JPH069337A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Pola Chem Ind Inc | 粉体化粧料 |
JPH07165534A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-27 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 鉄含有超微粒子二酸化チタン分散体 |
JPH08157327A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-18 | Kanebo Ltd | W/o型メイクアップ化粧料 |
JPH08259419A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-08 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
JPH08277302A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Chiba Seifun Kk | 新規デキストリン脂肪酸エステル及びその用途 |
JPH08310914A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Iwase Cosfa Kk | 日焼け止め化粧料及びその製造方法 |
JPH0940884A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 酸化亜鉛被覆複合顔料、該製造方法及びそれを含有する化粧料 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193741A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Kose Corp | 油中水型乳化化粧料 |
JP4509372B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2010-07-21 | 株式会社コーセー | 油中水型乳化化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3792843B2 (ja) | 2006-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4146975B2 (ja) | 極微小二酸化チタンの有機分散体 | |
EP1829522A1 (en) | Cosmetic compositions comprising sub-micron boron nitride particles | |
JPH1072328A (ja) | 脂肪相と組み合わせて固体状のエラストマー性ポリオルガノシロキサンと微小顔料を含有する髪または皮膚の保護用組成物 | |
US20120156268A1 (en) | Cosmetic compositions and methods for enhanced uv protection | |
JP4859044B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3886047B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
EP1857093A1 (en) | Cosmetic skin preparation | |
JP3686166B2 (ja) | 化粧料用組成物及び化粧料 | |
JP6462583B2 (ja) | テアニンを用いた表面処理粉体及びそれを含有する化粧料 | |
JP4011799B2 (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JP3707758B2 (ja) | 表面処理粉体及びそれを含有して成る化粧料 | |
JPH07277937A (ja) | 化粧用粉体およびそれを含有する化粧料 | |
JP2002154928A (ja) | メーキャップ化粧料 | |
JP3792843B2 (ja) | 化粧料 | |
JP4021365B2 (ja) | 化粧料 | |
JP6945810B2 (ja) | 乳化化粧料 | |
JPH05221841A (ja) | 化粧料 | |
JP2003212745A (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JP3677610B2 (ja) | 酸化鉄含有二酸化チタン及びこれを含有する組成物 | |
JP3638474B2 (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JP2001302484A (ja) | 非乳化系化粧料 | |
JPH06157245A (ja) | 粉体化粧料 | |
JP2004051550A (ja) | ファンデーション組成物 | |
JP2000063238A (ja) | 乳化化粧料 | |
JP2003238357A (ja) | メーキャップ化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060317 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |