JPH11212226A - 画像形成組成物並びにこれを用いた画像安定法、画像形成材料、ハロゲン化銀感光材料及びカラーフィルター - Google Patents

画像形成組成物並びにこれを用いた画像安定法、画像形成材料、ハロゲン化銀感光材料及びカラーフィルター

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JPH11212226A
JPH11212226A JP11077198A JP11077198A JPH11212226A JP H11212226 A JPH11212226 A JP H11212226A JP 11077198 A JP11077198 A JP 11077198A JP 11077198 A JP11077198 A JP 11077198A JP H11212226 A JPH11212226 A JP H11212226A
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image
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JP11077198A
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Mitsuyuki Matsuoka
光進 松岡
Ken Kawada
憲 河田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた画像安定化組成物、画像安定化法及びそ
れを用いた画像形成材料、特に画像の安定化されたハロ
ゲン化銀感光材料、カラーフィルターを得る。 【解決手段】画像形成物質と式(1) の化合物が共存する
画像形成組成物に対して、光、熱又は化学的作用によっ
て式(1) の化合物からBで示される基を脱離し、水素原
子と置換させて画像を安定化する。 式(1) A−B 〔式(1)中、Aは融点140℃以上かつ可視域に吸収を有さ
ない有機化合物A−H(Hは水素原子)からHを取り去
ることによって生成する有機化合物残基を表し、Bは式
(1)の化合物の融点が140℃未満となるよう選択された置
換基であって、光、熱又は化学的作用によって脱離し、
水素原子と置換しうる基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像安定性の優れ
た画像形成組成物、並びにそれを用いた画像安定化法、
画像形成材料、ハロゲン化銀感光材料及びカラーフィル
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに画像を形成する方法として
は、写真法をはじめとして、グラビア印刷、スクリーン
印刷、オフセット印刷等の印刷法、インクジェット法、
拡散転写法など、多くの方法が知られている。これらの
画像形成においては常に堅牢性の向上をはじめとする画
像の安定化が求められてきた。この画像安定化の要望は
ハロゲン化銀写真感光材料を用いた写真法の分野におい
てはとりわけ強いものがある。
【0003】特に、ハロゲン化銀写真感光材料を用いて
液晶カラーディスプレー等に用いられるカラーフィルタ
を作製した場合、通常のカラー写真とは全く異なる高
温、強力な光といった厳しい環境下にさらされるため、
これまでカラー写真では考慮する必要のない条件での画
像安定化が問題となった。特に重要な問題の一つとし
て、液晶カラーディスプレー作製時及び使用時の高温に
よる色像の拡散があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た画像安定化法を提供することにある。従って、本発明
は、優れた画像安定化組成物、画像安定化法、及びそれ
を用いた画像形成材料、とりわけ、画像の安定化された
ハロゲン化銀感光材料を提供する事にある。また、本発
明の更なる目的は、該画像安定化法を用いて簡便に、熱
による色像の拡散の小さいカラーフィルタを提供する事
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
手段によって達成された。
【0006】1) 画像形成物質と一般式(1)で表さ
れる化合物が共存することを特徴とする画像形成組成
物。
【0007】
【化6】
【0008】(一般式(1)において、Aは、融点14
0℃以上でありかつ可視域に吸収を有さない有機化合物
A−H(Hは水素原子)からHを取り去ることによって
生成する有機化合物残基を表し、Bは一般式(1)の化
合物の融点が140℃未満となるよう選択された置換基
であって、光、熱又は化学的作用によって脱離し、水素
原子と置換しうる基を表す。)
【0009】2) 一般式(1)で表される化合物が下
記一般式(2)で示される化合物の少なくとも1種であ
ることを特徴とする上記1)記載の画像形成組成物。
【0010】
【化7】
【0011】(一般式(2)においてR1 及びR2 はそ
れぞれ水素原子または置換基を表し、R3 は脂肪族基又
は芳香族基を表す。)
【0012】3) 一般式(2)が表される化合物が下
記一般式(3)、(4)及び(5)で表される化合物の
少なくとも1種であることを特徴とする上記2)記載の
画像形成組成物。
【0013】
【化8】
【0014】
【化9】
【0015】
【化10】
【0016】(一般式(3)、(4)及び(5)におい
て、L1 は−COOR3 を表し、L2は水素原子、脂肪
族基、芳香族基、又はカルボニルもしくはスルホニルを
介して接続する基を表し、Xは酸素原子、窒素原子又は
直接結合(Yが直接Pに置換すること)を表し、Yは2
価以上の脂肪族基又は芳香族基を表し、Zは2価以上の
脂肪族基を表し、mは0から5の整数、nは1から5の
整数、pは2から5の整数を表す。)
【0017】4) 請求項1〜3のいずれかに記載の画
像形成組成物に対して、光、熱又は化学的作用によって
前記一般式(1)で表される化合物から前記Bで示され
る基を脱離し、水素原子と置換させることを特徴とする
画像安定化法。
【0018】5) 請求項1記載の画像形成組成物を用
いた画像形成材料。 6) 支持体上の少なくとも一層に請求項3記載の一般
式(3)、(4)及び(5)で表される化合物のうちの
少なくとも一種を共存して含有することを特徴とする画
像形成材料。
【0019】7) 上記1)記載の画像形成組成物を用
いたハロゲン化銀感光材料。 8) 支持体上の少なくとも一層に請求項3記載の一般
式(3)、(4)及び(5)で表される化合物のうちの
少なくとも一種を共存して含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀感光材料。
【0020】9) 画像形成物質と、上記1)記載の一
般式(1)で表される化合物に光、熱又は化学的作用を
与えることによって誘導される化合物とを含有するカラ
ーフィルター。 10) 画像形成物質と、上記1)記載の一般式(1)
で表される化合物を含有するカラーフィルター原材料
に、光、熱又は化学的作用を与えることにより画像形成
物質を安定化することを特徴とするカラーフィルターの
製造方法。
【0021】本発明は、Bで示される基(以下B基とい
う)の結合により融点140℃未満の低融点となってい
る一般式(1)で表される化合物が、光、熱又は化学的
作用によってB基が脱離し、水素原子と置換して融点1
40℃以上の高融点化合物A−H(Hは水素原子)とな
ることにより、共存する画像形成物質をとりまく周囲の
環境の粘度、硬度が上昇し、熱力学的に安定化すること
に起因すると考えられるが、これ以外の理由によって安
定化が達成されていてもかまわない。
【0022】本発明において画像安定化とは、色相(画
像形成物質の熱、光、湿度又はそれ以外の原因による減
少、増加、吸収スペクトルの変化)、粒状性、シャープ
ネス(画像形成物質の粒子のサイズ変化、拡散)、物理
的耐性(耐スクラッチ性など)等、画質に関するいかな
る因子の経時的変化の抑制であっても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳しく述
べる。
【0024】まず、本発明の一般式(1)で表される化
合物について説明する。なお、一般式における置換基が
脂肪族基を含むとき、特に断りがない限り、脂肪族部位
は直鎖状でも、分岐鎖状でも、環状でも良く、飽和であ
っても、不飽和であっても良く、置換されていても、無
置換でも良い。また、一般式における置換基がアリール
基を含むとき、アリール部位は置換されていても、無置
換でも良く、単環でも、縮合環でも良い。また、一般式
における置換基がヘテロ環部位を含むとき、ヘテロ環部
位の環を構成するヘテロ原子としては、窒素原子、酸素
原子、硫黄原子が挙げられ、環数としては5〜8員環が
好ましく、環上の炭素原子や窒素原子は置換されていて
も、無置換でも良く、単環でも、縮合環でも良い。
【0025】一般式(1)において、Aは、融点140
℃以上でありかつ可視域に吸収を有さない有機化合物A
−H(Hは水素原子)からHを取り去ることによって生
成する有機化合物残基を表す。Aとしては芳香族基又は
芳香族基を置換基に持つ化合物残基、アミド基(−CO
NH2)を有する化合物残基に多く見られるが、これらに
限定されるものではない。また、構造の特定等ができな
くても上記本発明の定義に相当するものであれば、即
ち、A−Hが、その融点が140℃以上であって可視域
に吸収を示さない有機化合物であれば、これより水素原
子を取り去った置換基が有機化合物残基Aの範囲内に含
まれるのはもちろんのことである。
【0026】一般式(1)において、Bは一般式(1)
の化合物の融点が140℃未満となるよう選択された置
換基であって、光、熱又は化学的作用によって脱離し、
水素原子と置換しうる基を表す。
【0027】ここで述べる置換基としては、安定に置換
しうる基であれば何でもかまわないが、例えば、ハロゲ
ン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)、脂肪族基(例
えば、炭素数1〜36の、直鎖または分岐鎖アルキル
基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基で、詳しくは、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブ
チル、t−アミル、トリデシル、2−メタンスルホニル
エチル、3−(3−ペンタデシルフェノキシ)プロピ
ル、3−{4−{2−〔4−(4−ヒドロキシフェニル
スルホニル)フェノキシ〕ドデカンアミド}フェニル}
プロピル、2−エトキシトリデシル、トリフルオロメチ
ル、シクロペンチル、3−(2,4−ジ−t−アミルフ
ェノキシ)プロピル等)、アリール基(好ましくは炭素
数6〜36、例えばフェニル、ナフチル、4−ヘキサデ
コキシフェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4−ジ
−t−アミルフェニル、4−テトラデカンアミドフェニ
ル、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシアセトア
ミド)フェニル等)、複素環基(例えば、3−ピリジ
ル、2−フリル、2−チエニル、2−ピリジル、2−ピ
リミジニル、2−ベンゾチアゾリル等)、アルコキシ基
(好ましくは炭素数1〜30、例えば、メトキシ、エト
キシ、2−メトキシエトキシ、2−ドデシルオキシエト
キシ、2−メタンスルホニルエトキシ等)、アリールオ
キシ基(好ましくは炭素数6〜30、例えば、フェノキ
シ、2−メチルフェノキシ、4−tert−ブチルフェ
ノキシ、2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ、2
−クロロフェノキシ、4−シアノフェノキシ、3−ニト
ロフェノキシ、3−t−ブチルオキシカルバモイルフェ
ノキシ、3−メトキシカルバモイルフェノキシ等)、複
素環オキシ基(例えば、2−ベンズイミダゾリルオキ
シ、1−フェニルテトラゾリル−5−オキシ、2−テト
ラヒドロピラニルオキシ等)、
【0028】アルキル・アリール若しくは複素環チオ基
(好ましくは炭素数1〜36、例えばメチルチオ、エチ
ルチオ、オクチルチオ、テトラデシルチオ、2−フェノ
キシエチルチオ、3−フェノキシプロピルチオ、3−
(4−tert−ブチルフェノキシ)プロピルチオ、フ
ェニルチオ、2−ブトキシ−5−tert−オクチルフ
ェニルチオ、3−ペンタデシルフェニルチオ、2−カル
ボキシフェニルチオ、4−テトラデカンアミドフェニル
チオ、2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノ
キシ−1,3,4−トリアゾリル−6−チオ、2−ピリ
ジルチオ等)、アルキル・アリール若しくは複素環アシ
ルオキシ基(好ましくは炭素数2〜30、例えば、アセ
トキシ、ヘキサデカノイルオキシ等)、カルバモイルオ
キシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えば、N−エチ
ルカルバモイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキ
シ等)、シリルオキシ基(好ましくは炭素数1〜30、
例えばトリメチルシリルオキシ、ジブチルメチルシリル
オキシ等)、アルキル・アリール若しくは複素環スルホ
ニルオキシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えば、ド
デシルスルホニルオキシ等)、
【0029】アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜3
0、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミ
ド、2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシアセトア
ミド、2−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニ
ル)フェノキシ〕デカンアミド、イソペンタデカンアミ
ド、2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブタン
アミド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノ
キシ)ブタンアミド等)、アルキルアミノ基(好ましく
は炭素数1〜30、例えば、メチルアミノ、ブチルアミ
ノ、ドデシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、メチルブチルアミノ等)、アリールアミノ基(好ま
しくは炭素数6〜30、例えば、フェニルアミノ、2−
クロロアニリノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミド
アニリノ、N−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−
〔(α−2−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノ
キシ)ドデシルアミド〕アニリノ、2−クロロ−5−ド
デシルオキシカルボニルアニリノ等)、ウレイド基(好
ましくは炭素数2〜30、例えば、メチルウレイド、フ
ェニルウレイド、N,N−ジブチルウレイド、ジメチル
ウレイド等)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭
素数1〜30、例えば、N,N−ジプロピルスルファモ
イルアミノ、N−メチル−N−デシルスルファモイルア
ミノ)、
【0030】アルケニルオキシ基(好ましくは炭素数2
〜30、例えば2−プロペニルオキシ等)、ホルミル
基、アルキル・アリール若しくは複素環アシル基(好ま
しくは炭素数1〜30、例えば、アセチル、ベンゾイ
ル、2,4−ジ−tert−アミルフェニルアセチル、
3−フェニルプロパノイル、4−ドデシルオキシベンゾ
イル等)、アルキル・アリール若しくは複素環スルホニ
ル基(好ましくは炭素数1〜30、例えば、メタンスル
ホニル、オクタンスルホニル、ベンゼンスルホニル、ト
ルエンスルホニル等)、アルキル・アリール若しくは複
素環スルフィニル基(好ましくは炭素数1〜30、例え
ば、オクタンスルフィニル、ドデシルスルフィニル、フ
ェニルスルフィニル、3−ペンタデシルフェニルスルフ
ィニル、3−フェノキシプロピルスルフィニル等)、ア
ルキル・アリール若しくは複素環オキシカルボニル基
(好ましくは炭素数2〜30、例えば、メトキシカルボ
ニル、t−ブトキシカルボニル、t−アミルオキシカル
ボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、4−メトキ
シフェノキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、
オクタデシルオキシカルボニル、フェニルオキシカルボ
ニル、2−ペンタデシルオキシカルボニル等)、アルキ
ル・アリール若しくは複素環オキシカルボニルアミノ基
(好ましくは炭素数2〜30、例えば、メトキシカルボ
ニルアミノ、テトラデシルオキシカルボニルアミノ、フ
ェノキシカルボニルアミノ、2,4−ジ−t−ブチルフ
ェノキシカルボニルアミノ等)、アルキル・アリール若
しくは複素環スルホンアミド基(好ましくは炭素数1〜
30、例えば、メタンスルホンアミド、ヘキサデカンス
ルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエン
スルホンアミド、オクタデカンスルホンアミド、2−メ
トキシ−5−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド
等)、
【0031】カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えば、N−エチルカルバモイル、N,N−ジブチ
ルカルバモイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)カ
ルバモイル、N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、
N−〔3−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキ
シ)プロピル〕カルバモイル等)、スルファモイル基
(好ましくは炭素数1〜30、例えば、N−エチルスル
ファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−
(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N−エ
チル−N−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエチル
スルファモイル等)、ホスホニル基(好ましくは炭素数
1〜30、例えば、フェノキシホスホニル、オクチルオ
キシホスホニル、フェニルホスホニル等)、スルファミ
ド基(好ましくは炭素数1〜30、例えば、ジプロピル
スルファモイルアミノ等)、イミド基(好ましくは炭素
数1〜30、例えば、N−サクシンイミド、ヒダントイ
ニル、N−フタルイミド、3−オクタデセニルスクシン
イミド等)、アゾリル基(例えば、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、3−クロロ−ピラゾール−1−イル、トリアゾ
リル等)、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ニ
トロ基、スルホ基、無置換のアミノ基が挙げられる。特
に、親油性基であることが好ましい。
【0032】置換基Bとしては、好ましくは一般式
(1)で表される化合物の融点が100℃未満となる置
換基が好ましく、さらに好ましくは一般式(1)で表さ
れる化合物の融点が60℃未満となる置換基であり、特
に好ましくは一般式(1)で表される化合物の融点が2
0℃未満となる置換基である。
【0033】一般式(1)の化合物は好ましくは一般式
(2)で表される。ここで式(1)におけるA−は式
(2)においてはR1 2 N−に相当し、式(1)にお
ける−Bは式(2)においては−COOR3 に相当す
る。従って、一般式(2)におけるR1 2 N−及び−
COOR3 は一般式(1)のA、Bのそれぞれの要件を
満たしている必要がある。
【0034】一般式(2)においてR1 及びR2 は水素
原子又は置換基を表し、R3 は脂肪族基又は芳香族基を
表す。ここで述べる置換基としては、安定に置換しうる
基であれば何でもかまわないが、例えば、特開平8−1
66662号の〔0019〕に挙げる置換基を挙げるこ
とができる。R1 、R2 は同一の基であっても異なって
いても良く、また互いに結合して環を形成していても良
い。R1 、R2 としては好ましくは炭素数1〜32の脂
肪族基、炭素数6〜36の芳香族基、又は−COOR3
で表される基である。R3 は詳しくは炭素数1〜32の
脂肪族基又は炭素数6〜36の芳香族基であり、好まし
くは炭素数1〜32の脂肪族基であり、さらに好ましく
は炭素数3〜32のα−分岐アルキル基であり、特に好
ましくは炭素数3〜32の、ベータ水素原子を有するα
−分岐アルキル基である。このような置換基としては例
えば、t−ブチル基、t−アミル基、t−オクチル基、
i−プロピル基、s−ブチル基、2−フェニル−2−プ
ロピル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシ
ル基、1−アダマンチル基等を挙げることができる。
【0035】本発明の式(2)の化合物は、例えば化合
物A−Hと対応するクロロ炭酸エステル類又は炭酸エス
テル無水物との反応によって容易に合成することができ
るが、この方法に限られるものではない。
【0036】本発明の式(2)の化合物は、更に前記一
般式(3)、(4)又は(5)で表されることが好まし
い。一般式(3)、(4)、(5)においてL1 は−C
OOR3 を表し、L2 は水素原子、脂肪族基、芳香族
基、又はカルボニルもしくはスルホニルを介して接続す
る基を表す。ここでR3 、脂肪族基、芳香族基は先に説
明したR3 、脂肪族基、芳香族基と同義である。
【0037】カルボニルもしくはスルホニルを介して連
結する基としては、例えば、脂肪族又は芳香族カルボニ
ル基、脂肪族又は芳香族オキシカルボニル基、脂肪族又
は芳香族カルバモイル基、脂肪族又は芳香族スルホニル
基、脂肪族又は芳香族オキシスルホニル基、脂肪族又は
芳香族スルファモイル基などが挙げられる。また、先に
1 にて述べた−COOR3 もL2 に含まれる。L2
水素原子以外の基である場合、L1 とL2 は互いに結合
して環を形成しても良い。L2 として好ましくは炭素数
1〜10の脂肪族基又は炭素数6〜12の芳香族基又は
−COOR3 で表される置換基であり、特に好ましくは
−COOR3 で表される置換基である。
【0038】一般式(3)、(4)、(5)においてX
は酸素原子、窒素原子又は直接結合(Yが直接Pに置換
すること)を表す。Xは酸素原子であることが好まし
く、また、一般式(4)において3つのXは同一である
ことが好ましい。よって、一般式(4)において3つの
Xはすべて酸素原子であることが特に好ましい。
【0039】一般式(3)、(4)、(5)においてY
は2価以上の脂肪族基又は芳香族基を表し、Zは2価以
上の脂肪族基を表す。これら脂肪族基、芳香族基も先に
説明したそれと同義である。
【0040】一般式(3)、(4)、(5)においてm
は0から5の整数、nは0から5の整数、pは2から5
の整数を表す。一般式(3)においてmは1〜3である
ことが好ましく、1であることが最も好ましい。一般式
(3)においてmが0でない場合、ベンゼン環上の置換
基−COOL1 2 はメタ置換の関係であることが最も
好ましく、ついでパラ置換であることが好ましい。mが
5でない場合、ベンゼン環上の他の置換基は必ずしも水
素原子である必要はなく、先に述べた置換基より選択し
た任意の置換基を必要なだけ置換していてもかまわな
い。
【0041】一般式(4)においてnは0か1であるこ
とが好ましい。ただし、全てのnが0であることはな
く、また、全てのnが1であることが最も好ましい。一
般式(5)においてpは2であることが最も好ましい。
また、Zに置換する−COOL1 2 は互いに5炭素以
上離れた炭素原子に置換していることが好ましい。一般
式(3)、(4)、(5)において一般式中に複数のL
1 、L2 X、Y、n等が存在するとき、これらは互いに
同一であっても異なっていても良い。
【0042】本発明の一般式(3)で表される化合物の
具体例としては以下の化合物が挙げられる。
【0043】
【化11】
【0044】
【化12】
【0045】本発明の一般式(4)で表される化合物の
具体例としては以下の化合物が挙げられる。
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】本発明の一般式(5)で表される化合物の
具体例としては以下の化合物が挙げられる。
【0049】
【化15】
【0050】
【化16】
【0051】もちろん、本発明の化合物は、上記具体例
によってなんら限定されるものではない。
【0052】本発明では、上記化合物(1)を画像形成
物質と共存させて用いる。ここで、共存させて用いると
は、本化合物(1)と画像形成物質が混合又は隣接して
用いられることを言う。例えば、感光材料といった重層
構成の画像形成材料においては本化合物(1)と画像形
成物質が同一層又は隣接層に用いられることが好まし
い。
【0053】本発明において画像形成物質とは、一定の
波長域(主として可視域)に吸収を持つ化合物であり、
このような化合物がある分布をもって存在することで画
像を形成することができるものを言う。画像形成物質と
しては例えば、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセ
ット印刷等の印刷法やインクジェット法に用いられるイ
ンク、拡散転写法に用いられる色素などの有機、無機の
染料、顔料、写真法において生成するカプラー色素など
を挙げることができるが、これらに限られるものではな
い。
【0054】本発明の一般式(1)で表される化合物と
画像形成物質を共存させる方法はいかなる方法でもかま
わないが、本化合物(1)を画像形成物質の分散媒又は
高沸点溶媒として用いるのが一般的である。
【0055】本発明では、上記画像形成物質と共存する
本化合物(1)に光、熱又は化学的作用を施すことによ
って、B基を脱離させる(水素原子と置換させる)こと
により、本化合物(1)が化合物A−Hとなり、融点が
上昇する。
【0056】本発明においてB基の脱離に用いられる
光、熱又は化学的作用とはいずれであってもよく、また
画像形成時にその光、熱又はその化学的作用によって同
時進行的にB基が脱離してもよいし、あるいは一旦画像
形成を行った後、改めて光、熱又は化学的作用を施すこ
とによりB基が脱離してもよいが、画像形成時以前のい
わゆる保存時にはB基の脱離は抑えられることが必要で
ある。例えば、本発明の画像安定化法を用いたハロゲン
化銀写真感光材料では露光までの保存時に置かれる常識
的な条件下でB基の脱離が起こらない条件を選択する必
要がある。B基の脱離に用いられる光、熱又は化学的作
用はそれらの組合せで用いてもかまわない。
【0057】B基の脱離に用いられる光、熱又は化学的
作用としては、例えば、紫外線、可視光線、赤外線など
の照射、100℃以上の加熱、酸性、塩基性もしくは求
核種を含む溶液による処理などが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0058】本発明の画像安定化法を用いたハロゲン化
銀感光材料は、支持体上の少なくとも一層に、塗布時に
おいて主として画像形成物質前駆体である写真用カプラ
ーの高沸点溶媒の用途として用いられる化合物として本
化合物(1)を含有し、該化合物が露光後、光、熱又は
化学的作用によってB基を脱離する(水素原子と置換す
る)ことを特徴とする。このB基の脱離(置換)工程は
本発明のハロゲン化銀感光材料の露光後、引き続き行わ
れる現像工程の前、後、中間のいずれでもかまわない
が、後であることがより好ましい。また、従来の一般的
な現像工程によってB基が脱離してもかまわない。
【0059】本発明に記載の化合物を用いて種々の写真
用有機化合物を感光材料に導入するには種々の公知の分
散方法が用いられる。例えば、米国特許第2,322,
027号等に記載の水中油滴分散法を用いれば、本発明
の化合物(1)を高沸点溶媒として用い、必要に応じ
て、常圧で沸点30℃以上160℃以下の低沸点溶媒例
えばエステル類(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、プロ
ピオン酸エチル、酢酸β−エトキシエチル、メチルセロ
ソルブアセテート)、アルコール類(例えば、s−ブタ
ノール)、ケトン類(例えばメチルイソブチルケトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン)、アミド類
(例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキ
サン)等を混合し、これに親油性写真有機化合物を溶解
した後ゼラチンなど親水コロイドに乳化分散される。
【0060】本発明の化合物(1)を高沸点有機溶媒と
して用いる場合、これらは単に分散媒の機能だけではな
く、その構造を選択することによってゼラチン膜の物理
性の改良、発色の促進、発色色像の調節などの機能を付
加することができる。しかしながら本発明の化合物の最
大の特徴は、該化合物が露光後、光、熱又は化学的作用
によって置換基Bを脱離することにより、固化し、その
結果、画像の堅牢性を向上させることにある。本発明の
化合物(1)は単独で使用しても、また、数種の混合で
使用しても良い。
【0061】本発明中に記載されている化合物はハロゲ
ン化銀感光材料の高沸点溶媒の用途のみならず、いかな
る画像形成法についても用いることができる。例えば、
グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等の印
刷法、インクジェット法、拡散転写法などの染料又は顔
料の溶媒、分散媒として用いることが可能である。画像
形成後、光、熱又は化学的作用によって形成した画像の
堅牢性を向上させることができる。本発明は写真法、詳
しくはハロゲン化銀写真感光材料を用いた画像形成にお
いて最も好ましく用いられるものであり、さらに好まし
くは該ハロゲン化銀写真感光材料を用いたカラーフィル
タの製造方法において用いられるものである。
【0062】カラーフィルタ用ハロゲン化銀感光材料及
びそれを用いるカラーフィルタの製造方法については、
例えば、特開平9−90536号に記載の方法を用いる
ことができる。
【0063】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。 例示化合物301の合成例
【0064】
【化17】
【0065】m−フタルアミド3.28g(0.02モ
ル)とN,N−ジメチルアミノピリジン1.22g
(0.01モル)をテトラヒドロフラン200mlに顕濁
させ、窒素気流下、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート
10.91g(0.05モル)を4分割し、室温下で
0.5〜1時間おきに滴下した。室温にて8時間攪拌し
た後、終夜放置した。翌日、反応液を室温にて濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/
酢酸エチル=6/1)にて精製したところ、10.39
g(0.0184モル、収率92%)の例示化合物20
3が無色油状物にて得られた。化合物の構造はNMRス
ペクトル及びマススペクトルにて確認した。 NMR(CDCl3 ,δ/ppm) 1.43 18H、s 7.60 1H、t 8.04 1H、d 8.24 1H、s Mass(LC,Pos.) 666(M+TA+H) 無色油状物 TG/DTA 172.6℃
【0066】実施例1 厚さ1.1mmの顕微鏡用スライドグラス板上に下記成分
よりなる下塗り液を用いてスピンナー塗布した。
【0067】ガラス用下塗り液 16%ゼラチン水溶液 14.9g 20%コロイダルシリカ水溶液 30cc 2%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液 2.3cc 水を加えて 計400g
【0068】スピンナー塗布条件 100rpm 6sec. 500rpm 20sec. 塗布後、ドライヤーにて乾燥、さらに一晩乾燥した。
【0069】下塗りを行った上記スライドグラス板上に
さらに下記成分よりなる色素溶液をスピンナー塗布し、
試料1を作製した。
【0070】色素溶液 色素Y 0.20g 高沸点溶媒O 0.20g アセトン 1.0ml
【0071】スピンナー塗布条件 500rpm 6sec. 2000rpm 10sec.
【0072】色素Y及び高沸点溶媒Oの構造は以下の通
りである。
【0073】
【化18】
【0074】塗布後、ドライヤーにて乾燥、さらに一晩
乾燥した。
【0075】次に、試料1の高沸点溶媒を本発明の化合
物(301)、(305)に変更した以外は全く同じ方
法で試料2、試料3を作製した。こうして得られた試料
1、2、3を200℃に加熱したホットプレート上にて
10分間加熱し、その後室温まで徐々に冷却した。これ
らの試料をそれぞれ試料4、5、6とした。
【0076】得られた試料1〜6をステンレス製の針に
て引っかき試験を行い、膜の状態を確認した。試料1〜
4の色素膜は粘ちょうなオイル状であり、容易に傷つけ
ることが可能であった。一方、試料5、6の色素膜は樹
脂状に固化しており、容易に傷つけることができなかっ
た。また、強く引っかくと、粉末の削りくずが出た。試
料1〜6のそれぞれに試料作成に用いたものと同一のス
ライドグラスを強く密着させ、はがしたところ、試料1
〜4では色素膜が剥離して反対のガラスに付着したが、
試料5、6では試料の剥離は全く観察されなかった。
【0077】さらに、試料2と5の色素膜を酢酸エチル
に溶解させ、内容物をLC−マススペクトルにて分析し
たところ、試料2では本発明の化合物(301)がほと
んど残存していたのに対し、試料5では本発明の化合物
(301)が大幅に減少し、換わってm−フタルアミド
が生成していた。以上の結果より、本発明の化合物は、
光、熱又は化学的作用によってt−ブチルオキシカルボ
ニル基を失い、その結果、固化することが明らかとなっ
た。
【0078】実施例2 特開平9−90536号の実施例と全く同様の方法でカ
ラーフィルタ1Aを作製し、さらに同様に、カラーフィ
ルタ1Aを180℃のオーブンに2時間入れ加熱した。
加熱後のカラーフィルタ1Aを光学顕微鏡で観察したと
ころ全面にボケを生じており、各画素の境界が不明瞭で
あった。次に、カラーフィルタ1Aの作製に用いたカラ
ー感光材料の高沸点有機溶媒及びポリマーを全て同重量
の本発明の化合物(301)、(305)に変更した以
外は全く同じ方法でカラーフィルタ2A、カラーフィル
タ3Aを作製し、さらに同様に、カラーフィルタ2A、
カラーフィルタ3Aを180℃のオーブンに2時間入れ
加熱した。加熱後のカラーフィルタ2A、カラーフィル
タ3Aを光学顕微鏡で観察したところ色像のボケは大幅
に改良されており、各画素の境界が許容レベルに明瞭で
あることを確認した。また、カプラー種によっては熱堅
牢性の向上も認められた。
【0079】以上の結果より、本発明の化合物を用いる
ことにより、熱による色像の拡散を抑制することが可能
であることがわかった。
【0080】
【発明の効果】本発明に従い、式(1)で表される化合
物を画像形成物質と共存して用いることにより、画像安
定性が向上し、特に高温、強力な光といった厳しい環境
下においても優れた画像安定効果が得られる。本発明の
化合物(1)は画像形成材料、特にハロゲン化銀感光材
料に用いることが好ましく、高温や光に対する画像安定
性の要求されるカラーフィルターに特に好適に用いられ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成物質と一般式(1)で表される
    化合物が共存することを特徴とする画像形成組成物。 【化1】 (一般式(1)において、Aは、融点140℃以上であ
    りかつ可視域に吸収を有さない有機化合物A−H(Hは
    水素原子)からHを取り去ることによって生成する有機
    化合物残基を表し、Bは一般式(1)の化合物の融点が
    140℃未満となるよう選択された置換基であって、
    光、熱又は化学的作用によって脱離し、水素原子と置換
    しうる基を表す。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される化合物が下記一
    般式(2)で示される化合物の少なくとも1種であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成組成物。 【化2】 (一般式(2)においてR1 及びR2 はそれぞれ水素原
    子または置換基を表し、R3 は脂肪族基又は芳香族基を
    表す。)
  3. 【請求項3】 一般式(2)が表される化合物が下記一
    般式(3)、(4)及び(5)で表される化合物の少な
    くとも1種であることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成組成物。 【化3】 【化4】 【化5】 (一般式(3)、(4)及び(5)において、L1 は−
    COOR3 を表し、L2は水素原子、脂肪族基、芳香族
    基、又はカルボニルもしくはスルホニルを介して接続す
    る基を表し、Xは酸素原子、窒素原子又は直接結合(Y
    が直接Pに置換すること)を表し、Yは2価以上の脂肪
    族基又は芳香族基を表し、Zは2価以上の脂肪族基を表
    し、mは0から5の整数、nは1から5の整数、pは2
    から5の整数を表す。)
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成組成物に対して、光、熱又は化学的作用によって前記
    一般式(1)で表される化合物から前記Bで示される基
    を脱離し、水素原子と置換させることを特徴とする画像
    安定化法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成組成物を用いた
    画像形成材料。
  6. 【請求項6】 支持体上の少なくとも一層に請求項3記
    載の一般式(3)、(4)及び(5)で表される化合物
    のうちの少なくとも一種を共存して含有することを特徴
    とする画像形成材料。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像形成組成物を用いた
    ハロゲン化銀感光材料。
  8. 【請求項8】 支持体上の少なくとも一層に請求項3記
    載の一般式(3)、(4)及び(5)で表される化合物
    のうちの少なくとも一種を共存して含有することを特徴
    とするハロゲン化銀感光材料。
  9. 【請求項9】 画像形成物質と、請求項1記載の一般式
    (1)で表される化合物に光、熱又は化学的作用を与え
    ることによって誘導される化合物とを含有するカラーフ
    ィルター。
  10. 【請求項10】 画像形成物質と、請求項1記載の一般
    式(1)で表される化合物を含有するカラーフィルター
    原材料に、光、熱又は化学的作用を与えることにより画
    像形成物質を安定化することを特徴とするカラーフィル
    ターの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010101299A1 (ja) * 2009-03-05 2010-09-10 住友化学株式会社 ハロゲン置換ベンゼンジメタノールの製造方法

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WO2010101299A1 (ja) * 2009-03-05 2010-09-10 住友化学株式会社 ハロゲン置換ベンゼンジメタノールの製造方法
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