JPH11212225A - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JPH11212225A
JPH11212225A JP10310705A JP31070598A JPH11212225A JP H11212225 A JPH11212225 A JP H11212225A JP 10310705 A JP10310705 A JP 10310705A JP 31070598 A JP31070598 A JP 31070598A JP H11212225 A JPH11212225 A JP H11212225A
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JP
Japan
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group
alkyl
formula
coupler
dye
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JP10310705A
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English (en)
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Philip T S Lau
ティー.エス.ロウ フィリップ
Stanley Wray Cowan
レイ コワン スタンレー
David Clarke
クラーク デビッド
Llewellyn James Leyshon
ジェームス レイション レウェリン
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
    • G03C7/39208Organic compounds
    • G03C7/39288Organic compounds containing phosphorus or silicon
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3006Combinations of phenolic or naphtholic couplers and photographic additives

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な色相のシアン画像を形成し、かつ、優
れた安定性を示す、シアン色素形成配合物を含む写真要
素を提供することである。 【解決手段】 特定構造の、シアン色素形成カプラー、
フェノール性溶剤及びビスフェノール誘導化合物を含有
する感光性ハロゲン化銀乳剤を含んでなる写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シアン色素形成カ
プラー、フェノール性溶剤及びビスフェノール誘導体を
含有するハロゲン化銀乳剤層に関する。得られるシアン
色素は、良好な写真特性、特に色相及び安定性に関して
良好な写真特性を併せ有する。
【0002】
【従来の技術】発色写真材料では、形成される色素がい
くつかの特性を有することが望ましい。例えば、これら
の色素は、色が明るく、良好な色再現性が得られるよう
に適当なスペクトル範囲で光を吸収し、しかも第二吸収
はほとんど示さないものであるべきである。また形成さ
れる写真画像は、熱、湿気及び光による褪色に対して抵
抗性を有するべきことも最も重要なことである。現像剤
酸化体と包含されたカプラーを組合せて、色素画像をハ
ロゲン化銀写真材料中に形成する場合は、カプラー特性
についてはある種の厳格な要件が求められる。例えば、
カプラーは、前記の望ましい特性を有する色素を形成す
べきである。またカプラー自身も色素形成反応において
高効率を示さなければならず、容易に分散しなければな
らず、光、熱及び湿気による悪影響に対して抵抗性を有
しなければならず、カブリの形成傾向も低いものでなけ
ればならない。前記の所望特性(例えば、色素光安定性
が高いこと)の1つを達成するためにある1つの機能を
分子中に付与した場合、写真形成された色素の他の望ま
しい特性の1種以上(例えば、色相)が悪影響を受ける
ことが極めて多いことは、カプラー化学の技術分野にお
いてよく知られている。前記の所望特性のすべて又は大
部分を示すカプラーを得ることは極めて困難である。例
えば、熱及び湿気に曝すことによる悪影響に対して格別
の安定性を有するが、同時に前記の所望特性を満足でき
るレベルに維持できる色素を形成するシアン色素形成カ
プラーに対する多大なニーズが今尚存在する。
【0003】本発明に記載される一般構造のシアン色素
形成カプラーは、写真技術分野において周知であり、そ
れらから誘導される画像色素は、熱及び湿気による腿色
に対して優れた抵抗性を示すことも周知である。しかし
ながら、これらのカプラーは、光の影響に対する耐性が
不足し、そしてこれらの吸収バンドは、特にカラー紙用
途にとって望ましいものより短波長になる傾向がある。
【0004】画像色素の吸収特性は、その分子構造中に
ある種の機能を付与することにより適当に調整でき、そ
して色素が位置する化学的環境もまた色素の色相に影響
することがあることも周知である。例えば、米国特許第
5,376,519号及び日本特許59−171953
号は、色素吸収バンドをより長い波長にシフトさせるた
めのある種のフェノール性カプラー溶剤の使用を教示し
ている。これらのフェノール性カプラー溶剤の使用に伴
う欠点は、得られる画像が、色素の“被覆力(cove
ring power)”を増加させるような画像構造
の形態上の変化により、熱誘起後処理濃度が高くなる傾
向があることである。
【0005】シアン画像色素の安定性を向上させるため
にある種の環状ビスフェノールホスフェート又はホスホ
ネートエステルを使用することが米国特許第4,74
9,645号及び日本特許(JP)02−008839号に
記載されている。この米国特許は、特定のフェノール性
溶剤を特定タイプのシアンカプラーと共に使用する利点
については示唆していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決すべき課題は、良
好な色相のシアン画像を形成し、かつ他の写真特性が有
意に低下することのなく、熱、湿気及び光の影響に対し
て格別の安定性を示すシアン色素形成配合物を含んでな
る写真要素を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下
の、式(I)のシアン色素形成カプラー、式(II)のフ
ェノール性溶剤及び式(III )のビスフェノール誘導体
化合物を含有する感光性ハロゲン化銀乳剤層を含んでな
る写真要素が得られる:
【0008】
【化4】
【0009】(前記式中、R1 はアルキル又はアリール
基を表し;R2 はアルキル又はアリール基を表し;そし
てZは水素又は発色現像剤酸化体により離脱可能な基を
表す);
【0010】
【化5】
【0011】(前記式中、各Rは独立して置換基を表
し、そしてqは1〜3の整数を表し;そしてq個のR基
のすべてに含まれる炭素原子の総数が少くとも8個かつ
15個以下である);
【0012】
【化6】
【0013】(前記式中、R3 はアルキル、アリール、
アルコキシ又はアリールオキシ基を表し;Lはフェニル
環の間に1個の原子を有する連結基であり;各R5 は独
立してアルキル基を表し;そして各R6 は独立してH又
はアルキル基を表す)。
【0014】本発明要素によれば、良好な色相のシアン
画像が得られ、かつ他の写真特性が有意に低下すること
のなく、熱、湿気及び光の影響に対して格別の安定性を
示す。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の組合せ物は、「課題を解
決するための手段」の欄に概説した通りである。この組
合せ物には、化合物(I),(II)及び(III )が含ま
れる。シアン色素形成カプラー(I) 化合物Iは周知のシアン色素形成カプラーの1タイプの
ものである:
【0016】
【化7】
【0017】この式は、2位と5位の両者にカルボンア
ミド基を有するフェノールベースカプラーを表す。4位
のZは水素又は発色現像主薬により離脱可能な基(離脱
基又はCOG)である。他のシアン色素形成カプラーも
存在してよい。このようなシアン画像色素形成カプラー
は、一般にフェノール又はナフトール化合物からなり、
代表的な特許及び刊行物、例えば、米国特許第2,36
7,531号、第2,423,730号、第2,47
4,293号、第2,772,162号、第2,89
5,826号、第3,002,836号、第3,03
4,892号、第3,041,236号、第4,33
3,999号、第4,883,746号及び“Farbkupp
ler-eine Literature Ubersicht ”,Agfa Mitleilunge
r 発行、第III 巻、156〜175頁(1961年)に
記載されている。
【0018】置換基R1 はアルキル、アリール又はアリ
ールアミノ基である、適例はパーフルオロアルキル、ア
ニリノ及びフェニル基である。望ましくは、R1 はアミ
ド基に対してメタ又はパラ位にハメットシグマパラ値が
0より大きい電子吸引基を有するフェニル基である。ハ
メットシグマ値は、Hansch及びLeoの“Substi
tuent Constants for Correlation Analysis in Chemis
try and Biology ”(Wiley and Sons, New York, N.
Y. 1979年から入手可能)から得ることができる。
【0019】置換基R2 はアルキル又はアリール基であ
る。好ましくは以下の式の基:
【0020】
【化8】
【0021】(前記式中、Arはアリール基であり、
L′は二価の連結基、例えば、−O−,−SO−又は−
SO2 −であり、Ra 及びRb は独立してH又はアルキ
ル基である)である。一態様において、Ra は炭素数3
までのアルキル基であり、Rb はHであり、Lは−SO
2 −である。別の態様において、R2 は、
【0022】
【化9】
【0023】(前記式中、各Xは独立して置換基であ
り、少くとも1個のXはスルホンアミド又はスルファモ
イル基であり、nは1又は2であり、Rc は水素又はア
ルキル基である)であり;Zは水素又はカップリング離
脱基であり、好ましくはハロゲン原子又はイオウ、酸素
もしくは窒素原子により連結された基である。クロロを
用いるのが好ましい。
【0024】本発明の式Iのシアンカプラーの例は以下
の通りである:
【0025】
【化10】
【0026】
【化11】
【0027】
【化12】
【0028】
【化13】
【0029】
【化14】
【0030】
【化15】
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】
【0033】
【化18】
【0034】
【化19】
【0035】
【化20】
【0036】フェノール性カプラー溶剤(II) 画像色素の色相及び光腿色に対する安定性の望ましい組
合せを得るためには、本発明の置換フェノール性カプラ
ー溶剤IIの存在が必要である。
【0037】
【化21】
【0038】置換基のサイズはこれらの効果の両者を達
成するのに役立つ。1〜3のq値に相当する1〜3個の
R基が存在してよい。1〜3個の置換基中の炭素原子の
総数は少くとも8、かつ15以下である。これらの基の
少くとも1個がアルキル基であることが好ましい。典型
例は、炭素数8,9,10,12もしくは15の単一の
アルキル基、又は各々炭素数が4もしくは5のアルキル
2個である。本発明の式IIのフェノール性溶剤の例は以
下の通りである:
【0039】
【化22】
【0040】
【化23】
【0041】ビスフェノール誘導体(III ) 本発明の第三成分はビスフェノール誘導体(III )であ
る。これらの誘導体は複素環式リン化合物とも称され
る。
【0042】
【化24】
【0043】基R3 はアルキル、アリール、アルコキ
シ、アリールオキシ又は置換アミノ基を表す。適例とし
てはメチル、フェニル、エトキシ、フェノキシ及びジメ
チルアミノが挙げられる。各R5 は独立してアルキル基
を表し、各R6 は独立してH又はアルキル基を表す。各
5 は望ましくはtert−アルキル基である。Lは、
2個のフェニル環の間の単一原子を有する任意の連結
基、例えば、−S(O)m−,−O−又は−C(R7
(R8 )−(式中、mは0,1又は2であり、R7及び
8 は独立してH又はアルキル基を表す)であってよ
い。Lは−C(R7 )(R8 )−であることが好まし
い。
【0044】式(III)は、好ましくは式(III A)によ
り表される:
【0045】
【化25】
【0046】(前記式中、R3 はアルキル、アリール、
アルコキシ、アリールオキシ、アルキル又は置換アミノ
基であり、R4 はH又はアルキル基であり、各R5 は独
立してアルキル基を表し、そして各R6 は独立してH又
はアルキル基を表し、R4 がHならば、R5 はt−アル
キル基を表す)。本発明の式III のビスフェノール誘導
体の例は以下の通りである:
【0047】
【化26】
【0048】
【化27】
【0049】
【化28】
【0050】
【化29】
【0051】
【化30】
【0052】特に断らない場合、又は用語”基”を用い
る場合、本明細書全体に亘って、置換基が置換可能な水
素を含むならば、写真用に必要な特性を劣化させない限
り、非置換形の置換基のみならず、前述の任意の置換基
でさらに置換された形のものも含むものとする。適切な
置換基は、ハロゲンであってよく、又は炭素、珪素、酸
素、窒素、リンもしくはイオウの原子により分子残基に
結合してもよい。これらの置換基は、例えば、ハロゲ
ン、例えば、塩素、臭素またはフッ素;ニトロ;ヒドロ
キシ;シアノ;カルボキシル;またはさらに置換されて
いてもよい基、例えば、アルキル(直鎖、枝状もしくは
環状の)アルキル、例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、t−ブチル、3−(2,4−ジ−t-ペンチ
ルフェノキシ)プロピルおよびテトラデシル;アルケニ
ル、例えば、エチレン、2−ブテン;アルコキシ、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、2−
メトキシエトキシ、sec−ブトキシ、ヘキシルオキ
シ、2−エチルヘキシルオキシ、テトラデシルオキシ、
2−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エトキシ
および2−ドデシルオキシエトキシ;アリール、例え
ば、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4,6−
トリメチルフェニル、ナフチル;アリールオキシ、例え
ば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、α−もしくは
β−ナフチルオキシおよび4−トリルオキシ;カルボン
アミド、例えば、アセトアミド、ベンゾアミド、ブチル
アミド、テトラデカンアミド、α−(2,4−ジ−t−
ペンチルフェノキシ)アセトアミド、α−(2,4−ジ
−t−ペンチルフェノキシ)ブチルアミド、α−(3−
ペンタデシルフェノキシ)ヘキサンアミド、α−(4−
ヒドロキシ−3−t−ブチルフェノキシ)テトラデカン
アミド、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキ
ソ−5−テトラデシルピロリン−1−イル、N−メチル
テトラデカンアミド、N−スクシンイミド、N−ナフタ
ルイミド、2,5−ジオキソ−1−オキサゾリジニル、
3−ドデシル−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリルお
よびN−アセチル−N−ドデシルアミノ、エトキシカル
ボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、ベンジル
オキシカルボニルアミノ、ヘキサデシルオキシカルボニ
ルアミノ、2,4−ジ−t−ブチルフェノキシカルボニ
ルアミノ、フェニルカルボニルアミノ、2,5−(ジ−
t−ペンチルフェニル)カルボニルアミノ、p−ドデシ
ルフェニルカルボニルアミノ、p−トルイルカルボニル
アミノ、N−メチルウレイド、N,N−ジメチルウレイ
ド、N−メチル−N−ドデシルウレイド、N−ヘキサデ
シルイウレイド、N,N−ジオクタデシルウレイド、
N,N−ジオクチル−N′−エチルウレイド、N−フェ
ニルウレイド、N,N−ジフェニルウレイド、N−フェ
ニル−N−p−トリルウレイド、N−(m−ヘキサデシ
ルフェニル)ウレイド、N,N−(2,5−ジ−t−ペ
ンチルフェニル)−N′−エチルウレイドおよびt−ブ
チルカルボンアミド;スルホンアミド、例えば、メチル
スルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トリル
スルホンアミド、p−ドデシルベンゼンスルホンアミ
ド、N−メチルテトラデシルスルホンアミド、N,N−
ジプロピルスルファモイルアミノおよびヘキサデシルス
ルホンアミド;スルファモイル、例えば、N−メチルス
ルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジ
プロピルスルファモイル、N−ヘキサデシルスルファモ
イル、N,N−ジメチルスルファモイル;N−〔3−
(ドデシルオキシ)プロピル〕スルファモイル、N−
〔4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチ
ル〕スルファモイル、N−メチル−N−テトラデシルス
ルファモイルおよびN−ドデシルスルファモイル;カル
バモイル、例えば、N−メチルカルバモイル、N,N−
ジブチルカルバモイル、N−オクタデシルカルバモイ
ル、N−〔4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シ)ブチル〕カルバモイル、N−メチル−N−テトラデ
シルカルバモイルおよびN,N−ジオクチルカルバモイ
ル;アシル、例えば、アセチル、(2,4−ジ−t−ア
ミルフェノキシ)アセチル、フェノキシカルボニル、p
−ドデシルオキシフェノキシカルボニル、メトキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル、テトラデシルオキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、3−ペンタデシルオキシカルボニルおよびドデシル
オキシカルボニル;スルホニル、例えば、メトキシスル
ホニル、オクチルオキシスルホニル、テトラデシルオキ
シスルホニル、2−エチルヘキシルオキシスルホニル、
フェノキシスルホニル、2,4−ジ−t−ペンチルフェ
ノキシスルホニル、メチルスルホニル、オクチルスルホ
ニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシルスルホ
ニル、ヘキサデシルスルホニル、フェニルスルホニル、
4−ノニルフェニルスルホニルおよびp−トリルスルホ
ニル;スルホニルオキシ、例えば、ドデシルスルホニル
オキシおよびヘキサデシルスルホニルオキシ;スルフィ
ニル、例えば、メチルスルフィニル、オクチルスルフィ
ニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスル
フィニル、ヘキサデシルスルフィニル、フェニルスルフ
ィニル、4−ノニルフェニルスルフィニルおよびp−ト
リルスルフィニル;チオ、例えば、エチルチオ、オクチ
ルチオ、ベンジルチオ、テトラデシルチオ、2−(2,
4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エチルチオ、フェニ
ルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチオ
およびp−トリルチオ;アシルオキシ、例えば、アセチ
ルオキシ、ベンゾイルオキシ、オクタデカノイルオキ
シ、p−ドデシルアミドベンゾイルオキシ、N−フェニ
ルカルバモイルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ
およびシクロヘキシルカルボニルオキシ;アミン、例え
ば、フェニルアニリノ、2−クロロアニリノ、ジエチル
アミン、ドデシルアミン;イミノ、例えば、1−(N−
フェニルイミド)エチル、N−スクシンイミドまたは3
−ベンジルヒダントイニル;ホスフェート、例えば、ジ
メチルホスフェートおよびエチルブチルホスフェート;
ホスフィット、例えば、ジエチルおよびジヘキシルホス
フィット;複素環式基、複素環式オキシ基または複素環
式チオ基であって、その各々が置換されていてもよく、
炭素原子並びにおよび酸素、窒素およびイオウからなる
群より選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子からなる3
〜7員の複素環式環を含有するもの、例えば、2−フリ
ル、2−チエニル、2−ベンゾイミダゾリルオキシまた
は2−ベンゾチアゾリル;第四アンモニウム、例えば、
トリエチルアンモニウム;並びにシリルオキシ、例え
ば、トリメチルシリルオキシであってよい。
【0053】望ましい場合には、これらの置換基はそれ
自身さらに一回以上前記置換基で置換されていてもよ
い。用いられる特定の置換基は、特定用途のために望ま
しい写真特性を得るために当業者により選ぶことがで
き、例えば、疎水性基、可溶化基、ブロッキング基、離
脱基又は離脱可能基等が挙げられる。一般に、前記基及
びそれらの置換基は、炭素数48まで、典型的に1〜3
6、通常は24未満のものが挙げられるが、選ばれる特
定置換基に依りそれ以上大きい数のものも可能である。
【0054】本発明材料は、当該技術分野で知られてい
る任意の方法でそして任意の組合せで用いることができ
る。典型的に、本発明材料は、ハロゲン化銀乳剤及び支
持体上の層として塗布した乳剤に包含せしめて写真要素
の一部を形成する。あるいは、特に断らない限り、現像
中、それらが現像生成物、例えば、発色現像主薬酸化体
と反応可能な組合せ状態にあるようなハロゲン化銀乳剤
層に隣接した位置に包含せしめることができる。したが
って、本明細書においては用語“組合せ状態(asso
ciated)”とは前記化合物が、ハロゲン化銀乳剤
層中、又は処理中にハロゲン化銀現像生成物と反応でき
るような隣接位置にあることを意味する。
【0055】各種成分の遊動を制御するために、高分子
量疎水性物質もしくは“バラスト”基をカプラー分子中
の包含せしめることが望ましい。代表的なバラスト基と
しては、炭素数8〜48の置換もしくは非置換のアルキ
ルもしくはアリールが挙げられる。このような置換基上
の代表的な置換基としては、アルキル、アリール、アル
コキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、
ハロゲン、アルコキシカルボニル、アリールオキシカル
ボニル、カルボキシ、アシル、アシルオキシ、アミノ、
アニリノ、カルボンアミド、カルバモイル、アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド及びス
ファモイル基であって、それらの置換基が典型的に炭素
数1〜42のものが挙げられる。これらの置換基はさら
に置換されていてもよい。
【0056】写真要素は、単一色要素又は多色要素であ
ることができる。多色要素は、3種の主要領域の可視ス
ペクトルの各々に感光する色素画像形成単位を含む。各
単位は、所定領域のスペクトルに感光する単一乳剤層又
は複数乳剤層からなることができる。要素の各層(画像
形成単位層を含む)は、写真技術分野で知られるような
種々の順序で配列することができる。別の様式では、3
種の主要領域のスペクトルのそれぞれに感光する乳剤
を、単一に区分された層として配置することができる。
【0057】典型的な多色写真要素は、少くとも1種の
シアン色素形成カプラーが組み合わさった赤感性ハロゲ
ン化銀乳剤を少くとも1層含んでなるシアン色素画像形
成性単位、少くとも1種のマゼンタ色素形成カプラーが
組み合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも
1層含んでなるマゼンタ画像形成性単位、及び少くとも
1種のイエロー色素形成カプラーが組み合わさった青感
性ハロゲン化銀乳剤層を少くとも1層含んでなるイエロ
ー色素形成性単位を担持する支持体を含んでなる。本発
明要素は、フィルター層、中間層、オーバーコート層、
下塗り層等の追加の層を含んでよい。
【0058】必要に応じて、写真要素は、Resear
ch Disclosure,1992年11月、Item
34390, Kenneth Mason Publications, Ltd., Dudley A
nnex, 12a North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7
DQ, England および日本特許庁から入手可能な発明協会
公開技報第94−6023号、1994年3月15日発
行(これらの内容は引用することにより本明細書に包含
する)に記載されているような塗布磁気層と関連づけて
用いることができる。小型フォーマットフィルムに本発
明材料を用いることが望ましい場合は、Researc
h Disclosure,1994年6月、Item
36230に適切な実施態様が記載されている。
【0059】本発明の乳剤及び要素で用いるのに適した
材料についての以下の検討は、Research Di
sclosure,1996年9月、Item 389
57(前記から入手可能)を参考にして行うであろう。
本明細書では、この刊行物を用語“Research
Disclosure”と略記する。Research
Disclosureの内容(そこで引用されている
特許及び刊行物も含めて)は引用することにより本明細
書中に包含し、以下に挙げる「節」は、Researc
h Disclosureの「節」を指す。
【0060】特に断らない限り、本発明に用いられるハ
ロゲン化銀含有要素は、本発明要素と共に提供される処
理指示書のタイプにより(すなわち、カラーネガ、反転
または直接ポジ処理性の)示されるようにネガティブ作
動性であってもまたはポジティブ作動性であってもよ
い。適切な乳剤およびその調製並びに化学増感および分
光増感の方法は第I〜V節に記載されている。各種の添
加剤、例えば、UV色素、蛍光増白剤、カブリ防止剤、
安定剤、光吸収剤、光散乱剤、および物性改質添加剤、
例えば、硬化剤、塗布助剤、可塑剤、滑剤およびマット
剤は、例えば、第II節および第VI〜VIII節に記載されて
いる。カラー材料は第X〜XIII節に記載されている。有
機溶剤への分散を含むカプラーおよび色素の包含方法
は、第X(E)節に記載されている。走査促進方法は第
XIV節に記載されている。支持体、露光、現像方式、並
びに処理方法および処理剤は第XV〜XX節に記載されてい
る。先に引用した1994年9月のResearch
Disclosure,Item No.36544に
含まれる内容は、1996年9月のResearch
isclosure,Item No.38957にお
いては更新されている。ある種の望ましい写真要素およ
び処理工程は、カラー反転プリントと関連づけて用いる
ことができるものを含めてResearch Disc
losure,Item 37038,1995年2月
に記載されている。
【0061】カプリング離脱基は当該技術分野において
周知である。このような基により、カプラーの化学当
量、すなわち、2当量カプラーであるか、4当量カプラ
ーであるかが決定されるか、又はカプラーの反応性を修
正することができる。このような基は、カプラーが塗布
されている層、又は写真記録材料中の他層に、カプラー
から放出後、色素形成、色素色相調整、現像促進、現像
抑制、漂白促進、漂白抑制、電子移動促進、色補正等の
機能を発揮することにより有利な影響を与えることがで
きる。
【0062】カプリング部位に水素が存在すると、4当
量カプラーとなり、別のカプリング離脱基が存在すると
通常2当量カプラーとなる。このようなカプリング離脱
基の代表的なものとしては、例えば、クロロ、アルコキ
シ、アリールオキシ、ヘテロオキシ、スルホニルオキ
シ、アシルオキシ、アシル、複素環、スルホンアミド、
メルカプトテトラゾール、ベンゾチアゾール、メルカプ
トプロピオン酸、ホスホニルオキシ、アリールチオ及び
アリールアゾが挙げられる。これらのカプリング離脱基
は、例えば、米国特許第2,455,169号、第3,
227,551号、第3,432,521号、第3,4
76,563号、第3,617,291号、第3,88
0,661号、第4,052,212号及び第4,13
4,766号;並びに英国特許公報第1,466,72
8号、第1,531,927号、第1,533,039
号、第2,006,755A号及び第2,017,70
4A号(これらの開示は引用することにより本明細書中
に包含する)に記載されている。
【0063】画像色素形成性カプラー、例えば、発色現
像主薬酸化体との反応の際にシアン色素を形成するカプ
ラーを要素に包含せしめてもよく、これらのカプラー
は、米国特許第2,367,531号、第2,423,
730号、第2,474,293号、第2,772,1
62号、第2,895,826号、第3,002,83
6号、第3,034,892号、第3,041,236
号、第4,333,999号、第4,883,746
号、並びに“Farbkuppler−eineLit
erature Ubersicht”,Agfa M
itteilungen、第III 巻156〜175頁
(1961年)のような代表的な特許及び刊行物に記載
されている。好ましくは、このようなカプラーは、発色
現像主薬酸化体との反応の際にシアン色素を形成するフ
ェノール類及びナフトール類である。
【0064】発色現像主薬酸化体との反応の際にマゼン
タ色素を形成するカプラーは、米国特許第2,311,
082号、第2,343,703号、第2,369,4
89号、第2,600,788号、第2,908,57
3号、第3,062,653号、第3,152,896
号、第3,519,429号、第3,758,309号
および第4,540,654号、並びに“Farbku
ppler−eineLiterature Uber
sicht”,Agfa Mitteilungen、
第III 巻、126〜156頁(1961年)のような代
表的な特許及び刊行物に記載されている。好ましくは、
かかるカプラーは発色現像主薬酸化体との反応の際にマ
ゼンタ色素を形成するピラゾロン類、ピラゾロトリアゾ
ール類、又はピラゾロベンゾイミダゾール類である。
【0065】発色現像主薬酸化体との反応の際にイエロ
ー色素を形成するカプラーは、米国特許第2,298,
443号、第2,407,210号、第2,875,0
57号、第3,048,194号、第3,265,50
6号、第3,447,928号、第4,022,620
号、第4,443,536号、並びに“Farbkup
pler−eine Literature Uber
sicht”,Agfa Mitteilungen、
第III 巻112〜126頁(1961年)のような代表
的な特許及び刊行物に記載されている。このようなカプ
ラーは、典型的に開鎖ケトメチレン化合物である。
【0066】発色現像主薬酸化体との反応の際に無色生
成物を形成するカプラーは、英国特許第861,138
号、米国特許第3,632,345号、第3,928,
041号、第3,958,993号及び第3,961,
959号のような代表的な特許に記載されている。典型
的に、このようなカプラーは、発色現像主薬酸化体との
反応の際に無色生成物を形成する環状カルボニル含有化
合物である。
【0067】発色現像主薬酸化体との反応の際に黒色色
素を形成するカプラーは、米国特許第1,939,23
1号、第2,181,944号、第2,333,106
号及び第4,126,461号、ドイツ特許公開公報第
2,644,194号及びドイツ特許公開公報第2,6
50,764号のような代表的な特許に記載されてい
る。典型的に、このようなカプラーは、発色現像主薬酸
化体との反応の際に黒色又は中性生成物を形成するレゾ
ルシノール類又はm−アミノフェノール類である。
【0068】前述のものの他に、いわゆる“ユニバーサ
ル(universal)”又は“ウォッシュアウト
(washout)”カプラーを用いてもよい。これら
のカプラーは画像色素形成には寄与しない。したがっ
て、例えば、非置換カルバモイルを有するナフトール又
は2−もしくは3−位が低分子量置換基で置換されたも
のを用いてもよい。このタイプのカプラーは、例えば、
米国特許第5,026,628号、第5,151,34
3号及び第5,234,800号に記載されている。
【0069】カプラーの組合せであって、そのいずれか
が既知のバラスト又はカプリング離脱基を含有してもよ
いものを用いることも有用であり、これらとしては、例
えば米国特許第4,301,235号、第4,853,
319号及び第4,351,897号に記載されてい
る。米国特許第4,482,629号に記載されている
ように可溶化基を含有してもよい。カプラーは、“ロン
グ(wrong)”カラードカプラー(例えば、中間層
補正のレベルを調整するため)と組合せて用いてもよ
く、カラーネガ用途では、ヨーロッパ特許第213,4
90号;特開昭58−172,647号(Japanese Publ
ished Application);米国特許第2,983,608
号;第4,070,191号、及び第4,273,86
1号;ドイツ特許第2,706,117号及び第2,6
43,965号;英国特許第1,530,272号;並
びに特願昭(Japanese Application)63−064044
号に記載されているもののようなマスキングカプラーと
組合せて用いてもよい。マスキングカプラーは、必要に
応じてシフト又はブロックしてもよい。
【0070】本発明材料は、画質を改良するために、処
理工程、例えば、漂白又は定着の工程を促進さもなけれ
ば改質する写真有用基(PUGS)を放出する材料と組
合せて用いてもよい。漂白促進剤放出カプラー、例え
ば、ヨーロッパ特許第193,389号、ヨーロッパ特
許第301,477号;米国特許第4,163,669
号、米国特許第4,865,956号及び第4,92
3,784号に記載されているものは有用である。核形
成剤、現像促進剤又はそれらの前駆体(英国特許第2,
097,140号、英国特許第2,131,188
号);電子移動剤(米国特許第4,859,578号、
米国特許第4,912,025号);カブリ防止剤及び
色混合防止剤、例えば、ハイドロキノン類、アミノフェ
ノール類、アミン類、没食子酸の誘導体、カテコール、
アスコルビン酸、ヒドラジド類、スルホンアミドフェノ
ール類及び非色素形成カプラーと組合せて本発明組成物
を用いることも意図している。
【0071】本発明材料はまた、コロイド状銀ゾル、又
はイエロー、シアン、及び/もしくはマゼンタフィルタ
ー色素を水中油形分散体、ラテックス分散体又は固体粒
子分散体として含んでなるフィルター色素層と組合せて
用いてもよい。さらに、本発明材料は“スミアリング
(smearing)”カプラー(例えば、米国特許第
4,366,237号;ヨーロッパ特許第96,570
号;米国特許第4,420,556号及び第4,54
3,323号に記載されているようなもの)と共に用い
てもよい。また、本発明組成物は、例えば、特願昭61
−258,249号又は米国特許第5,019,492
号に記載されているように保護型としてブロック又は塗
布してもよい。
【0072】本発明材料は、さらに例えば、“現像抑制
剤放出”化合物(DIR)のようなPUGSを放出する
画像改質化合物と組合せて用いてもよい。本発明組成物
との関連で有用なDIRは、当該技術分野において知ら
れており、その例は、米国特許第3,3137,578
号;第3,148,022号;第3,148,062
号;第3,227,554号;第3,384,657
号;第3,379,529号;第3,615,506
号;第3,617,291号;第3,620,746
号;第3,701,783号;第3,733,201
号;第4,049,455号;第4,095,984
号;第4,126,459号;第4,149,886
号;第4,150,228号;第4,211,562
号;第4,248,962号;第4,259,437
号;第4,362,878号;第4,409,323
号;第4,477,563号;第4,782,012
号;第4,962,018号;第4,500,634
号;第4,579,816号;第4,607,004
号;第4,618,571号;第4,678,739
号;第4,746,600号;第4,746,601
号;第4,791,049号;第4,857,447
号;第4,865,959号;第4,880,342
号;第4,886,736号;第4,937,179
号;第4,946,767号;第4,948,716
号;第4,952,485号;第4,956,269
号;第4,959,299号;第4,966,835
号;第4,985,336号並びに英国特許公報第1,
560,240号;第2,007,662号;第2,0
32,914号;第2,099,167号、ドイツ特許
第2,842,063号;第2,937,127号;第
3,636,824号;第3,644,416号並びに
以下のヨーロッパ特許公報第272,573号;第33
5,319号;第336,411号;第346,899
号;第362,870号;第365,252号;第36
5,346号;第373,382号;第376,212
号;第377,463号;第378,236号;第38
4,670号;第396,486号;第401,612
号;第401,613号に記載されている。
【0073】このような化合物はまた、“Developer-In
hibitor-Releasing(DIR) Couplersfor Color Photograp
hy ”, C.R.Barr, J.R.Thirtle 及びP.W.Vittum, Photo
graphic Science and Engineering, 第13巻、174
頁(1969年)掲載(引用することにより本明細書中
に包含する)にも開示されている。一般に、現像抑制放
出(DIR)カプラーとしては、カプラー部分及び抑制
剤カプリング離脱部分(IN)を含む。抑制剤−放出カ
プラーは、抑制剤を遅延放出するタイミング部分又は化
学的スイッチを含む、時間遅延型(DIARカプラー)
のものであってよい。典型的抑制剤部分の例は、オキサ
ゾール類、チアゾール類、ジアゾール類、トリアゾール
類、オキサジアゾール類、チアジアゾール類、オキサチ
アゾール類、チアトリアゾール類、ベンゾトリアゾール
類、テトラゾール類、ベンゾイミダゾール類、インダゾ
ール類、イソインダゾール類、メルカプトテトラゾール
類、セレノテトラゾール類、メルカプトベンゾチアゾー
ル類、セレノベンゾチアゾール類、メルカプトベンゾオ
キサゾール類、セレノベンゾオキサゾール類、メルカプ
トベンゾイミダゾール類、セレノベンゾイミダゾール
類、ベンゾジアゾール類、メルカプトオキサゾール類、
メルカプトチアジアゾール類、メルカプトチアゾール
類、メルカプトトリアゾール類、メルカプトオキサジア
ゾール類、メルカプトジアゾール類、メルカプトオキサ
チアゾール類、テレウロテトラゾール類又はベンゾイソ
ジアゾール類である。好ましい実施態様において、抑制
剤部分又は抑制基は、以下の式のものから選ばれる:
【0074】
【化31】
【0075】(前記式中、 RI は、炭素数1〜約8個
の直鎖もしくは枝状のアルキル、ベンジル、フェニル及
びアルコキシ基、並びにこれらの置換基を全く含まない
か、1個もしくはそれ以上のこれらの置換基を含有する
これらの置換基からなる群より選ばれ;RIIは、RI
び−SRI から選ばれ;RIII は、炭素数1〜約5個の
直鎖もしくは分枝のアルキル基であり、mは1〜3であ
り;RIVは、水素、ハロゲン及びアルコキシ、フェニル
及びカルボンアミド基、−COORV 及び−NHCOO
V (前記式中、RV は置換もしくは非置換のアルキル
基及びアリール基から選ばれる)からなる群より選ばれ
る)。
【0076】現像抑制剤−放出カプラー中に含まれるカ
プラー部分は、カプラーが位置する層に対応する画像色
素を形成するのが典型的であるが、異なるフィルム層と
組合わさった場合は異なる色を形成してもよい。現像抑
制剤−放出カプラー中に含まれるカプラー部分が無色生
成物及び/又は処理中に写真材料から洗い流される生成
物(いわゆる“ユニバーサル”カプラー)を形成するこ
とも有用であろう。
【0077】カプラーのような化合物は、処理中その化
合物との反応の際直接、またはタイミング基もしくは連
結基を介して間接的にPUGを放出することができる。
タイミング基は、分子内求核置換反応を用いる基(米国
特許第4,248,962号);共役系に沿った電子移
動反応を用いる基(米国特許第4,409,323号;
第4,421,845号;第4,861,701号;特
願昭57−188035号;58−98728号;58
−209736号;58−209738号);カプラー
反応後カプラー又は還元剤として機能する基(米国特許
第4,438,193号;第4,618,571号);
及び前記特徴を組合せた基のようにPUGを時間的に遅
延させて放出する。タイミング基は以下の式の1つのも
のであるのが典型的である:
【0078】
【化32】
【0079】(前記式中、INは、抑制剤部分であり、
Zは、ニトロ、シアノ、アルキルスルホニル、スルファ
モイル(−SO2 NR2 )及びスルホンアミド(−NR
SO2R)基からなる群より選ばれ;nは0又は1であ
り;RVIは、置換及び非置換のアルキル基及びフェニル
基からなる群より選ばれる)。各タイミング基の酸素原
子は、DIARの各カプラー部分のカプリング離脱位に
結合している。
【0080】タイミング基もしくは連結基は非共役鎖に
沿った電子移動により機能してもよい。連結基は各種名
称の下に知られている。ヘミアセタールもしくはイミノ
ケタールの開裂反応を利用できる基またはエステル加水
分解に因る開裂反応を利用できる基(例えば、米国特許
第4,546,073号)と称されることが多い。典型
的に、非共役鎖に沿ったこの電子移動により、比較的迅
速な分解がおこり、そして二酸化炭素、ホルムアルデヒ
ドまたは他の低分子量の副生成物が生成する。これらの
基はヨーロッパ特許第464,612号、第523,4
51号、米国特許第4,146,396号、特開昭60
−249148号および第60−249,149号に例
示されている。
【0081】本発明に用いるのに適切な現像抑制剤−放
出カプラーとしては以下が挙げられるが、これらに限定
されない:
【0082】
【化33】
【0083】
【化34】
【0084】
【化35】
【0085】本発明の思想は、Research Di
sclosure,1979年11月、Item 18716,Ke
nneth Mason Publication, Ltd., Dudley Annex, 12a N
orthStreet, Emsworth, Hampshire PO101 7DQ, England
発行に記載されている(引用することにより本明細書
に包含する)ような反射カラープリントを得るために用
いてもよいことが意図されている。本発明材料は、米国
特許第4,917,994号に記載されているようなp
H調整支持体上に;酸素浸透性が低減された支持体上に
(ヨーロッパ特許第553,339号); エポキシ溶剤
(ヨーロッパ特許第164 961号)を用いて;ニッ
ケル錯体安定剤(例えば、米国特許第4,346,16
5号;第4,540,653号および第4,906,5
59号記載)と共に、多価カチオン、例えば、カルシウ
ムに対する感度を低減するためのバラスト化キレート
剤、例えば、米国特許第4,994,359号に記載の
ものと共に;そしてステイン低減化合物、例えば、米国
特許第5,068,171号に記載のものと共に塗布し
てもよい。本発明に組合せて有用な他の化合物は、83
−09959号;83−62586号;90−0726
29号;90−072630号;90−072632
号;90−072633号;90−072634号;9
0−077822号;90−078229号;90−0
78230号;90−079336号;90−0793
38号;90−079690号;90−079691
号;90−080487号;90−080489号;9
0−080490号;90−080491号;90−0
80492号;90−080494号;90−0859
28号;90−086669号;90−086670
号;90−087360号;90−067361号;9
0−087362号;90−087363号;90−0
87364号;90−088097号;90−0936
62号;90−093663号;90−093664
号;90−093665号;90−093666号;9
0−093668号;90−094055号;90−0
94056号;90−103409号のようなアクセス
番号を有するDerwent Abstractsに記
載されている公開公報に開示されている。
【0086】平板状粒子ハロゲン化銀乳剤が本発明にお
いて特に有用である。特に意図されている平板状粒子乳
剤は、乳剤粒子の全投影面積の50%より多くが、0.
3ミクロン未満(青感性乳剤については0.5ミクロ
ン)の厚さ及び25より大きい平均平板度(T)(好ま
しくは100より大きい)を有する平板状粒子により占
められているものであり、ここで、用語“平板度(ta
bularity)”は、 T=ECD/t2 (前記式中、ECDは、平板状粒子の平均等価円直径
(マイクロメートル)であり、そしてtは、平板状粒子
の平均厚さ(マイクロメートル)である)、としてその
技術分野で認められている方法で用いている。
【0087】実際には、乳剤ECDは約4マイクロメー
トルを超えることはほとんどないが、写真乳剤の平均有
効ECDは、約10マイクロメートルまでの範囲である
ことができる。写真スピードと粒状度(granula
rity)の両者はECDの増加と共に増加するので、
一般に所望のスピード要件の達成と両立する最少の平板
状粒子ECDを用いることが好ましい。
【0088】乳剤の平板度は、平板状粒子の厚さの低下
と共に著しく増加する。所望の平板状粒子の投影面積
は、薄い(t<0.2マイクロメートル)平板状粒子に
より満されることが好ましい。最低レベルの粒状度を達
成するためには、所望の平板状粒子投影面積は、超薄の
(t<0.07マイクロメートル)平板状粒子により満
されることが一般に好ましい。平板状粒子の厚さは典型
的に約0.02マイクロメートルまでの範囲である。し
かしながら、なおさらに低い平板状粒子厚さが意図され
ている。例えば、Daubendiek等の米国特許第4,67
2,027号は、粒子厚さ0.017マイクロメートル
の3モル%ヨウ化物平板状粒子臭ヨウ化銀乳剤について
報告している。超薄平板状粒子高塩化物乳剤はMaskasky
の米国特許第5,217,858号に開示されている。
【0089】先に述べたように、特定厚さ未満の平板状
粒子が、乳剤の全粒子投影面積の少くとも50%を占め
る。高平板度の有利性を最高にするためには、前記の厚
さ基準を満足する平板状粒子が、乳剤の全粒子投影面積
のうちの最高達成可能パーセントを占めることが一般に
好ましい。例えば、好ましい乳剤においては、前記の厚
さ基準を満足する平板状粒子が、全粒子投影面積の少く
とも70%を占める。最高性能平板状粒子乳剤におい
て、前記の厚さ基準を満足する平板状粒子は全粒子投影
面積の少くとも90%を占める。
【0090】適切な平板状粒子乳剤は、各種の従来の教
示、例えば、以下のものから選ぶことができる:Res
earch Disclosure,Item 225
34、1983年1月、Kenneth Mason Publications L
td. 、Emsworth, HampshirePO10 7DD, England 刊行;
米国特許第4,439,520号;第4,414,31
0号;第4,433,048号;第4,643,966
号;第4,647,528号;第4,665,012
号;第4,672,027号;第4,678,745
号;第4,693,964号;第4,713,320
号;第4,722,886号;第4,755,456
号;第4,775,617号;第4,797,354
号;第4,801,522号;第4,806,461
号;第4,835,095号;第4,853,322
号;第4,914,014号;第4,962,015
号;第4,985,350号;第5,061,069号
及び第5,061,616号。
【0091】これらの乳剤は、表面感光性乳剤、すなわ
ち、主にハロゲン化銀粒子の表面上に潜像を形成する乳
剤であってよく、又はこれらの乳剤は、主にハロゲン化
銀粒子の内部に内部潜像を形成することができる乳剤で
あってよい。これらの乳剤は、ネガティブ作動性乳剤、
例えば、表面感光性乳剤又はカブらせていない内部潜像
形成性乳剤、又はカブらせていない内部潜像形成性タイ
プの直接ポジ乳剤であって、現像を均一光露光を用いて
又は核剤の存在下で行った場合にポジティブ作動性であ
るものであってよい。
【0092】写真要素は、典型的には可視領域のスペク
トルの化学輻射線に露光して潜像を形成し、次に処理し
て可視色素画像を形成することができる。可視色素画像
を形成する工程には、要素を発色現像主薬と接触させ、
現像可能なハロゲン化銀を還元し、発色現像主薬を酸化
する工程が含まれる。発色現像主薬酸化体は、カプラー
と次々に反応して色素を形成する。
【0093】ネガティブ作動性ハロゲン化銀では、この
処理工程によりネガ画像が得られる。カラーネガフィル
ムと称される、このような要素の1タイプは画像撮影
(捕捉)用に設計されている。スピード(低光条件に対
する要素の感度)は通常このような要素において十分な
画像を得るためには重要である。このような要素は、典
型的に臭ヨウ化銀乳剤であり、例えば、既知カラーネガ
処理方法、例えば、TheBritish Journal of Photograph
y Annual of 1988 、第191〜198頁に記載のKo
dak C−41処理で処理することができる。もしカ
ラーネガフィルム要素が、続いて映画用のように目視可
能な投影プリントを形成するのに用いられるならば、Ea
stman Kodak Co. から入手可能なH−24Manual
に記載されているKodak ECN−2処理のような
処理を用いてカラーネガ画像を透明支持体上に得てもよ
い。カラーネガ現像時間は典型的に3′15″以下、望
ましくは90またはさらに60秒以下である。
【0094】本発明の写真要素は、反復使用を意図した
露光構造物又は限定使用を意図した露光構造(“使い捨
てカメラ”、“フィルム付レンズ”又は”感光材料パッ
ケージユニット”と種々の呼び方がある)中に装填する
ことができる。別のタイプのカラーネガ要素はカラープ
リントである。このような要素は、画像撮影カラーネガ
要素から光学的にプリントされた画像を受容するように
設計されている。カラープリント要素は、反射目視(例
えば、スナップショット)のために反射支持体上に、又
は映画として投影目視のために透明支持体上に形成する
ことができる。カラー反射プリント用要素は、反射性支
持体、典型的に紙上に調製され、塩化銀を用い、要素が
前記のように処理されたカラーネガ−フィルムを介して
露光されるようないわゆるネガ−ポジプロセスを用いて
光学的にプリントしてもよい。このプリントを次に、例
えば、British Journal of Photography Annual 、19
88年、198〜199頁に記載されているようなKo
dak RA−4処理を用いて処理してポジ反射画像を
形成する。カラー投影プリントは、例えば、H−24マ
ニュアルに記載されているようにKodak ECP−
2処理に従って処理してもよい。カラープリント現像時
間は、典型的に90秒以下、望ましくは45またはさら
に30秒間以下である。
【0095】反転要素は、光学プリントすることなくポ
ジ画像を得ることができる。ポジ(または反転)画像を
得るためには、カラー現像工程の前に、非カラー現像主
薬を用いて現像して露光ハロゲン化銀を現像し(しかし
色素は形成しない)、その後要素を均一にカブらせて非
露光ハロゲン化銀を現像可能にする。このような反転乳
剤は典型的にKodak E−6処理のようなカラー反
転処理を用いて処理するための指示書と共に販売されて
いる。あるいは、直接ポジ乳剤を用いてポジ画像を得る
こともできる。
【0096】前記乳剤は、典型的に前記のカラーネガ
(Kodak C−41)、カラープリント(Koda
k RA−4)または反転(Kodak E−6)処理
のような適切な方法を用いて処理するための指示書と共
に販売されている。好ましい発色現像主薬は、p−フェ
ニレンジアミン類、例えば、以下のものである:4−ア
ミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2−メタンスル
ホンアミド)エチル)アニリンセスキ硫酸塩水和物、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−(2−
メタンスルホンアミドエチル)−N,N−ジエチルアニ
リン塩酸塩及び4−アミノ−N−エチル−N−(2−メ
トキシエチル)−m−トルイジン ジ−p−トルエンス
ルホン酸。
【0097】現像に続いて、通常、漂白、定着又は漂白
−定着の従来工程を行って、銀又はハロゲン化銀を除去
し、その後、洗浄そして乾燥する。合成 以下の例は、本発明化合物の調製及び写真上の使用を具
体的に示す。本発明は、選ばれた例に限定されないこと
を理解すべきである。
【0098】以下に示す一般的スキーム及び詳細な実験
情報の後に言及するカプラーの合成は例1においてカプ
ラーI−2について記載する。スキーム
【0099】
【化36】
【0100】カプラーI−1,R=H カプラーI−2,R=3,4−ジ−Cl 本発明に用いる式IIのフェノール性カプラー溶剤のすべ
ては市販されているか又は標準技法を用いて調製した。
ビスフェノール誘導体化合物は、以下のスキームによ
り、対応するビスフェノールから調製した(実験の詳細
は、ビスフェノール誘導体III −1について例2に記載
する)。
【0101】
【化37】
【0102】例1 カプラーI−2の合成 (i)2−(3,4−ジクロロベンゾアミド)−4−ク
ロロ−5−ニトロフェノールの調製 2−アミノ−4−クロロ−5−ニトロフェノール(3
4.0g,0.18mole)をエチルアセテート(250
mL)中にスラリー化した。3,4−ジクロロベンゾイル
クロライド(38g,0.18mole)を添加し、次いで
反応混合物を2時間還流した。冷却後、淡褐色沈澱をろ
過し、次に熱エチネアセテート(200mL)中にスラリ
ー化した。ろ過により淡褐色固体として生成物50.5
g(77%)、mp. 263〜265℃を得た。
【0103】C137 132 4 としての 計算値:C,43.2;H,2.0;Cl,29.4;
N,7.8% 実験値:C,43.0;H,1.9;Cl,28.9;
N,7.7% 正確な構造をNMR及び質量スペクトルによりさらに確
認した。 (ii)2−(3,4−ジクロロベンゾアミド)−4−ク
ロロ−5−アミノフェノールの調製 (i)から得たニトロフェノール(36.0g,0.1
mole)をエチルアセテート(250mL)及びジメチルホ
ルムアミド(DMF)(50mL)中に添加した。この溶
液をラネーニッケル上、30気圧/25℃で15時間水
素化した。触媒をKieselguhrパッドを介して
ろ去し、次いでエチルアセテートを真空除去した。DM
F中のアミンの残留溶液を氷/水(1500mL)上に注
入して生成物を沈澱させ、ろ過収集し、次いで炉中で乾
燥したところ、アミノフェノールを淡黄色固体として得
(27.0g,84%)、これを次工程に直ちに用い
た。生成物のNMR/質量スペクトルは所期構造と一致
した。 (iii )カプラーI−2の調製 前工程からのアミン(16.0g,0.05mole)をエ
チルアセテート(250mL)、DMF(50mL)及びピ
リジン(10mL)の混合物に溶解した。調製したての、
2−(4−ブタン−スルホンアミドフェノキシ)−n−
テトラデカノイルクロライド(25.0g,0.053
mole) /エチルアセテート(50mL)を15分かけて滴
加し、次に生成物を室温でさらに2時間撹拌した。この
褐色溶液を希塩酸と水で順次洗浄し、次に硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧除去すると褐色粘稠油状物
質が得られ、この油状物質を3:1の60/80ガソリ
ン−エチルアセテート混合物から2回結晶化して最終カ
プラーを白色固体として得た:18.6g(50%)、
mp. 166〜169℃。
【0104】C3748133 6 Sとしての 計算値:C,57.8;H,6.3;Cl,13.8;
N,5.5,S,4.2% 実験値:C,58.0;H,6.2;Cl,13.6;
N,5.5;S,4.2% HPLCにより99%純度とし、正確な構造をさらにN
MR及び質量スペクトルにより確認した。例2 ビスフェノール誘導体III −1の調製 2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−4−エチル
フェノール)(74.0g,0.2mole)をトルエン
(300mL)に溶解し、次いでアセトン氷浴中で撹拌し
た。トリエチルアミン(46.0g,0.45mole)及
び4−ジメチルアミノピリジン(6.0g,0.05mo
le)を添加し、続けて0.5時間かけてフェニルホスホ
ン酸二塩化物(0.22mole)を注意深く添加した。室
温でさらに16時間撹拌を続け、次に大量のトリエチル
アミン塩酸塩の沈澱をろ別し、棄捨した。ろ液を蒸発さ
せて、エチルアセテートと希塩酸(各々300mL)間で
分配した。有機層を分離し、乾燥(MgSO4 )し、次
に溶剤を真空除去して粗生成物を粘稠な油状物質として
得たが、この油状物質は徐々に固化した。この物質をシ
リカカラムクロマトグラフィにより、60/80ガソリ
ン−エチルアセテートの10:1混合物を用いて溶出す
ることにより精製した。生成物を淡黄色固体として得た
が、これを60/80ガソリンとねり合せたところ無色
結晶、51.2g(52%)を得た。
【0105】C31393 Pとしての 計算値:C,75.9;H,8.0% 実験値:C,75.7;H,7.8% HPLCにより99%純度とし、正確な構造をさらにN
MR/質量スペクトルにより確認した。写真についての実施例 写真要素の調製 要素101〜118 カプラーI−2及び比較溶剤CS−1を以下の方法で水
性ゼラチン中に分散させた:カプラーI−2(5.59
g,6.88mmol) を溶剤CS−1(2.8g)及びエ
チルアセテート(2g)の混合物中に溶解した。この混
合物を加熱して溶液とした。0.25%のジイソプロピ
ルナフタレンスルホン酸(ナトリウム塩)を含有する水
性ゼラチン(40g,10%)を60℃で添加後、この
混合物を超音波撹拌により2分間、Dawe Inst
ruments“Soniprobe”を用いて分散さ
せ、次いで水で50gに希釈した。この分散体を写真要
素101の調製に用いた。
【0106】表Iの要素102〜118について示した
カプラー、安定剤及び溶剤を含有する分散体を同様に調
製した。ゼラチンで下塗りした、ポリエチレン被覆紙支
持体上に以下の層を塗布した。 第一層 1平方メートル当り3.00gのゼラチンを含有するア
ンダー層。第二層 ゼラチン1.62g; 銀0.21gを含む赤色増感立方
塩化銀乳剤を一定量、並びに表Iに示すカプラー; 安定
剤(使用するならば)及び溶剤を含む分散体を含有する
(1平方メートル当り)感光層。カプラー量は1平方メ
ートル当り0.831mmolであった。安定剤と溶剤の量
は、カプラーに対する重量比として示す。第三層 ゼラチン1.00g及びビス(ビニルスルホニル)メチ
ルエーテル0.084gを含有する(1平方メートル当
り)保護層。
【0107】101〜118として調製した試料は以下
のようである。
【0108】
【表1】
【0109】要素201〜212 カプラーI−3及び溶剤CS−2を以下の方法で水性ゼ
ラチン中に分散させた:カプラーI−3(1.03g,
1.37mmol) を溶剤CS−2(1.03g)及びエチ
ルアセテート(3.09g)の混合物中に溶解した。こ
の混合物を加熱して溶液とした。水性ゼラチン(21.
93g,11.5%)及びジイソプロピルナフタレンス
ルホン酸(ナトリウム塩)(2.52g,10%溶液)
を添加後、この混合物を3回Gaulinホモジナイザ
ーを通過させることにより分散させた。この分散体を写
真要素201の調製に用いた。
【0110】表IIの要素202〜212について示した
カプラー、安定剤及び溶剤を含有する分散体を同様に調
製した。ゼラチンで下塗りした、ポリエチレン被覆紙支
持体上に以下の層を塗布した。 第一層 1平方メートル当り3.23gのゼラチンを含有するア
ンダ−層。第二層 ゼラチン2.15g,銀0.19gを含む赤色増感立方
塩化銀乳剤を一定量、並びに表IIに示すカプラー、安定
剤(使用するならば)及び溶剤を含む分散体を含有する
(1平方メートル当り)感光層。カプラー量は1平方メ
ートル当り0.861mmolであった。ビスフェノール誘
導体の量はカプラーに対するモル比として示す。溶剤の
量は、カプラーに対する重合比として示す。第三層 ゼラチン1.40g及びビス(ビニルスルホニル)メチ
ルエーテル0.15gを含有する(1平方メートル当
り)保護層。
【0111】
【表2】
【0112】使用した比較溶剤は以下の通りであった:
【0113】
【化38】
【0114】写真要素の処理及び評価 これら要素の試料細片をステップタブレットを介して露
光し、次いでKodak Process RA−4を
用いて処理した。処理細片のステータスA赤色濃度を読
取り、次いでセンシトメトリー曲線(濃度対log 露光)
を作成した。画像色素の反射スペクトルも測定した。
【0115】画像色素の光安定性を、50キロルクス強
度のキセノンアークランプに4週間露光することにより
試験した。この試験中、これらの細片は、ゼラチン中に
分散させそして一平方メートル当り1.0gの塗布量で
(要素101〜118について)又は一平方メートル当
り0.86gの塗布量で(要素201〜208につい
て)透明フィルム支持体上に塗布した、Tinuvin
328(Ciba−Geigy Corp.)を含む
UV吸収フィルターで被った。
【0116】色素の暗安定性は、これらの細片を4週
間、75℃(要素106〜113については80℃)及
び50%の相対湿度に維持した炉中でインキュベートす
ることにより試験した。これらの各試験の終了時に、濃
度を再読取りし、次いでセンシトメトリー曲線を作成し
た。色素安定性を、初期濃度1.0からのステータスA
赤色濃度の変化量として測定した。
【0117】
【表3】
【0118】
【表4】
【0119】試料101〜105を比較すると、試料1
02〜105に用いたフェノール性溶剤は、一般に本発
明カプラーI−1を用いた場合、吸収極大の波長が長く
なることを示している。同様の結果は、本発明カプラー
I−2を用いた場合の試料110〜113についても示
されている。試料201〜205を比較すると、カプラ
ーI−3を用いた場合はフェノール性溶剤は前記のよう
な効果は示さないことがわかる。フェノールII−2及び
II−3を用いた場合、シフト量が最大であった。カプラ
ーI−3を用いた場合は、色相シフトはほとんどないか
又は全くない。これは、このカプラーから得られた画像
色素は高度に凝集し、したがってその色相はカプラー溶
剤により影響を受けないからである。
【0120】すべての場合、本発明のフェノール性溶剤
II−2及びII−3が存在すれば、色素の光安定性は、他
の溶剤を含む同様の塗膜と比較して改良された。しかし
ながら、ビスフェノール誘導体が存在しないと、その改
良度は、現在のカラー写真紙に必要とされる安定性に合
致するには不十分であった。一方、比較フェノールCS
−3及びCS−4は、光安定性に悪影響を与えた(要素
101及び104を参照されたい)。CS−3及びCS
−4のアルキル置換基は、式(II)の範囲外であり、し
たがってこれらのフェノールは本発明のものではない。
【0121】暗安定性のデータは、フェノール含有要素
の大部分では、色素濃度はインキュベーション中に増加
することを示している。この現象は、試験中に色素付着
の形態学上の変化(画像の付着(smearing)に
類似の)に帰因するものであり、このことにより色素の
いわゆる“被覆力(covering power)”
が増加し、すなわち、光吸収効率が向上するので、色素
付着の見かけの濃度が増加するのである。保存中画像は
不変のままであることが望ましいので、保存中の有意の
濃度変化と同様、このことはこれらの要素の深刻な欠点
である。
【0122】すべての場合、本発明のビスフェノール誘
導体が存在するならば、色素の光安定性は、ビスフェノ
ール誘導体を含まない同様の塗膜と比較して改良され
た。しかしながら、ビスフェノール誘導体単独では、現
在のカラー写真紙に必要とされるものに合致する十分な
改良は達成できなかった。本発明のビスフェノール誘導
体とフェノール性溶剤の両者を含有する要素においての
み、求められる光安定性の改良が達成された。さらに、
これらの要素では、これらのフェノールがインキュベー
ション中に色素濃度の増加を引起す傾向を、前記の安定
剤により抑制できるという利点が、全く予期せざること
であったが得られた。
【0123】好ましい実施態様 態様1 式(I)のシアン色素形成カプラー、式(II)
のフェノール性溶剤及び式(III )のビスフェノール誘
導体化合物を含んでなる写真要素:
【0124】
【化39】
【0125】(前記式中、R1 はアルキル又はアリール
基を表し;R2 はアルキル又はアリール基を表し;そし
てZは水素又は発色現像剤酸化体により離脱可能な基を
表す);
【0126】
【化40】
【0127】(前記式中、各Rは独立して置換基を表
し、そしてqは1〜3の整数を表し;そしてq個のR基
のすべてに含まれる炭素原子の総数が少くとも8個かつ
15個以下である);
【0128】
【化41】
【0129】(前記式中、R3 はアルキル、アリール、
アルコキシ、アリールオキシ又は置換アミノ基を表し;
Lはフェニル環の間に1個の原子を有する連結基であ
り;各R5 は独立してアルキル基を表し;そして各R6
は独立してH又はアルキル基を表す)。
【0130】態様2 式(II)の“q”の値が1であ
り、そしてRがアルキル基である態様1記載の写真要
素。態様3 Rが、8,9,10,12又は15個の炭素原
子を含む態様2記載の写真要素。態様4 式(II)の“q”の値が2であり、かつ各Rが
4又は5個の炭素原子を含む態様1記載の写真要素。
【0131】態様5 Lが−S(O)m −,−O−又は
−C(R7 )(R8 )−(式中、mは0,1又は2であ
り、そしてR8 は独立してH又はアルキル基を表す)に
より表される態様1記載の写真要素。態様6 Lが−C(R7 )(R8 )−(式中R7 及びR
8 は独立してH又はアルキル基を表す)により表される
態様5記載の写真要素。
【0132】態様7 式(III )のR3 がフェニル又は
アルコキシ基を表す態様1記載の写真要素。態様8 式(III )が以下の式(III A)により表され
る態様1記載の写真要素:
【0133】
【化42】
【0134】(前記式中、R3 はアルキル、アリール、
アルコキシ、アリールオキシ、又は置換アミノ基を表
し;R4 はH又はアルキル基を表し;各R5 は独立して
アルキル基を表し;そして各R6 は独立してH又はアル
キル基を表し;R4 がHならば、R5 はtert−アル
キル基を表す)。
【0135】態様9 式(I)のR1 がフェニル又はパ
−フルオロアルキル基である態様1記載の写真要素。態様101 がフェニル基である態様9記載の写真要
素。態様11 (I)のR2 が以下の式で表される基である
態様1記載の写真要素:
【0136】
【化43】
【0137】(前記式中、Arはアリール基であり、
L′は二価の連結基、例えば、−O−,−SO−又はS
2 −であり、そしてRa 及びRb は独立してH又はア
ルキルである)。態様12 L′がSO2 である態様11記載の写真要
素。態様13a が炭素数1〜3のアルキル基であり、R
b がHである態様11記載の写真要素。
【0138】態様14 式III のLが、−C(R7
(R8 )−(式中、R7 及びR8 は独立してH又はアル
キル基を表す)により表される態様3記載の写真要素。態様15 表III のLが、−C(R7 )(R8 )により
表され、式中、R7 及びR8 は独立してH又はアルキル
基を表す態様4記載の写真要素。態様16 式(I)のR1 が、フェニル又はパ−フルオ
ロアルキル基である態様14記載の写真要素。
【0139】態様17 式(I)のR2 が、以下の式に
より表される基である態様14記載の写真要素:
【0140】
【化44】
【0141】(前記式中、Arはアリール基であり、
L′は二価の連結基、例えば、−O−,−SO−又は−
SO2 −であり、そしてRa 及びRb は独立してH又は
アルキルである)。態様18 L′がSO2 である態様16記載の写真要
素。態様19a がアルキル基であり、Rb がHである態
様16記載の写真要素。
【0142】態様20 式(I)及び式(III )の化合
物が式(II)の溶剤中に分散している態様1記載の写真
要素。態様21 式(I)のR2 が、
【0143】
【化45】
【0144】(前記式中、各Xは置換基であり、その少
くとも1個のXがスルホンアミド又はスルファモイル基
であり、nは1又は2であり、そしてRc は水素又はア
ルキル基である)であり;そしてZが水素又はカプリン
グ離脱基である、態様1記載の写真要素。
【0145】態様22 式(I)のZがクロロである態
様1記載の写真要素。本明細書において言及した、特許
出願、特許及び他の刊行物のすべての内容は、引用する
ことにより本明細書中に包含する。本発明をその好まし
い実施態様に特に言及することにより詳細に述べたが、
本発明の精神及び範囲内で変更及び修正を行うことがで
きることが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド クラーク イギリス国,ダブリュディー2 4エイチ エル,ハートフォードシャー,ワットフォ ード,タビストック ロード 19 (72)発明者 レウェリン ジェームス レイション イギリス国,ダブリュディー1 3エイチ ダブリュ,ハートフォードシャー,ワット フォード,スタンベリー アベニュ 30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)のシアン色素形成カプラー、式
    (II)のフェノール性溶剤及び式(III )のビスフェノ
    ール誘導体化合物を含有する感光性ハロゲン化銀乳剤層
    を含んでなる写真要素: 【化1】 (前記式中、 R1 はアルキル又はアリール基を表し;R2 はアルキル
    又はアリール基を表し;そしてZは水素又は発色現像剤
    酸化体により離脱可能な基を表す); 【化2】 (前記式中、 各Rは独立して置換基を表し、そしてqは1〜3の整数
    を表し;そしてq個のR基のすべてに含まれる炭素原子
    の総数が少くとも8個かつ15個以下である); 【化3】 (前記式中、 R3 はアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキ
    シ又は置換アミノ基を表し;Lはフェニル環の間に1個
    の原子を有する連結基であり;各R5 は独立してアルキ
    ル基を表し;そして各R6 は独立してH又はアルキル基
    を表す)。
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