JPH11212183A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH11212183A
JPH11212183A JP1703698A JP1703698A JPH11212183A JP H11212183 A JPH11212183 A JP H11212183A JP 1703698 A JP1703698 A JP 1703698A JP 1703698 A JP1703698 A JP 1703698A JP H11212183 A JPH11212183 A JP H11212183A
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JP
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photosensitive material
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exposure
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JP1703698A
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English (en)
Inventor
Masayuki Muraoka
雅幸 村岡
Shigeru Mizuo
茂 水尾
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成のための工数が少なくて済み、得られた
カラープルーフの突起部近傍に配置されていた部分に、
影のような像が生じたり、像がぼやけたりすることを防
止し、カバーシートに傷が付きにくいようにすること。 【解決手段】 複数の分解網原稿からなる印刷用分解網
原稿の組のカラープルーフを作成するために、印刷用分
解網原稿の組の各分解網原稿の画像を感光材料に順次露
光する露光装置において、前記分解網原稿を載置する原
稿台と、前記原稿台上に前記分解網原稿の位置決めを行
うための突起部を有する突起部材と、前記原稿台上の前
記分解網原稿を覆う全光線透過率が80%以上のカバー
シートと、前記分解網原稿を前記原稿台に密着させるた
めに、前記カバーシートに覆われた空間を吸引する吸引
手段と、を有し、前記カバーシートが均一な素材できて
おり、前記突起部も覆うものであり、前記カバーシート
の引張弾性率が150kgf/mm2以上400kgf
/mm2以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の分解網原稿
からなる印刷用分解網原稿の組のカラープルーフを作成
するために、印刷用分解網原稿の組の各分解網原稿の画
像を感光材料に順次露光する露光装置に関する発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】特公平7−86648号公報には、複数
の分解網原稿からなる印刷用分解網原稿の組のカラープ
ルーフを作成するために、印刷用分解網原稿の組の各分
解網原稿の画像を感光材料に順次露光する露光装置にお
いて、図7に示すように、分解網原稿を載置する原稿台
201と、原稿台201上に分解網原稿の位置決めを行
うための突起部143を有する突起部材と、原稿台20
1上の分解網原稿を覆う全透過率が80%以上のカバー
シート275と、分解網原稿を原稿台201に密着させ
るために、カバーシート275に覆われた空間を吸引す
る吸引手段と、を有し、カバーシート275は、突起部
143を覆う部分に窓が開けられており、かつ、窓部分
が弾性材料からなるピンカバーシート150により覆わ
れているものが開示されている。
【0003】また、特開平1−196064号公報に
は、複数の分解網原稿からなる印刷用分解網原稿の組の
カラープルーフを作成するために、印刷用分解網原稿の
組の各分解網原稿の画像を感光材料に順次露光する露光
装置において、図6に示すように、分解網原稿を載置す
る原稿台201と、原稿台201上に分解網原稿の位置
決めを行うための突起部143を有する突起部材と、原
稿台201上の分解網原稿を覆う全透過率が80%以上
のカバーシート275と、分解網原稿を原稿台201に
密着させるために、カバーシート275に覆われた空間
を吸引する吸引手段と、を有し、カバーシート275
は、厚さ50〜200μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムでできており、突起部143も覆うものであ
るものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平7−8
6648号公報に記載の露光装置では、カバーシート2
75の突起部143を覆う部分に窓を開ける作業と、窓
部分を弾性材料からなるピンカバーシート150により
覆うように貼り付ける作業とにより作成されるが、この
ための工数がかなり必要で、装置のコストアップになっ
ていた。また、得られたカラープルーフの突起部143
近傍に配置されていた部分に、影のような像が生じるこ
とがあった。
【0005】また、特開平1−196064号公報に記
載された露光装置では、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムでできたカバーシートに傷が付きやすく、また、
得られたカラープルーフの突起部143近傍に配置され
ていた部分の像がぼやけることがあった。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、作成のための工数が少なくて済み、得られたカラー
プルーフの突起部近傍に配置されていた部分に、影のよ
うな像が生じたり、像がぼやけたりすることを防止し、
カバーシートに傷が付きにくいようにすることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、特公平7−8
6648号公報に記載の露光装置で、得られたカラープ
ルーフの突起部143近傍に配置されていた部分に、影
のような像が生じる原因が、カバーシート275の窓部
分を覆う弾性材料からなるピンカバーシート150の影
が写り込んでいるからであることを発見し、そして、特
開平1−196064号公報に記載された露光装置で、
得られたカラープルーフの突起部143近傍に配置され
ていた部分の像がぼやける原因が、引張弾性率が400
kgf/mm2を越えるポリエチレンテレフタレートフ
ィルムでできたカバーシートが、撓みにくく、変形しに
くいために、突起部143近傍で浮き上がってしまうこ
とが原因であることを発見して成されたものである。
【0008】本発明の上記目的は、特許請求の範囲の各
請求項に記載の発明を特定するための事項の全てにより
達成される。以下、各請求項について説明する。但し引
用項の説明と重複する事項は省略することがある。
【0009】〔請求項1〕『複数の分解網原稿からなる
印刷用分解網原稿の組のカラープルーフを作成するため
に、印刷用分解網原稿の組の各分解網原稿の画像を感光
材料に順次露光する露光装置において、前記分解網原稿
を載置する原稿台と、前記原稿台上に前記分解網原稿の
位置決めを行うための突起部を有する突起部材と、前記
原稿台上の前記分解網原稿を覆う全光線透過率が80%
以上のカバーシートと、前記分解網原稿を前記原稿台に
密着させるために、前記カバーシートに覆われた空間を
吸引する吸引手段と、を有し、前記カバーシートが均一
な素材できており、前記突起部も覆うものであり、前記
カバーシートの引張弾性率が150kgf/mm2以上
400kgf/mm2以下であることを特徴とする露光
装置。』 請求項1に記載の発明により、カバーシートが均一な素
材できており、突起部も覆うものであるから、カバーシ
ートの突起部を覆う部分に窓を開ける作業と窓部分をピ
ンカバーシート150により覆うように貼り付ける作業
のための工数が不要で、工数が少なくて済み、カバーシ
ートがピンカバーシート150により覆われていないの
で、得られたカラープルーフの突起部近傍に配置されて
いた部分に、影のような像が生じず、また、カバーシー
トの引張弾性率が150kgf/mm2以上550kg
f/mm2以下であるから、突起部近傍でカバーシート
が浮き上がって像がぼやけたりすることを防止でき、ま
た、カバーシートに傷が付きにくい。
【0010】なお、全光線透過率は、JIS K 71
05の測定法Aに規定されている全透過率である。ま
た、引張弾性率は、JIS K 7127に規定されて
いる引張弾性率である。
【0011】なお、全光線透過率が80%未満である
と、良好な画質のカラープルーフが得られにくい。
【0012】〔請求項2〕『前記カバーシートの引張破
壊伸びが120%以上300%以下であることを特徴と
する請求項1に記載の露光装置。』 請求項2に記載の発明により、前記カバーシートの引張
破壊伸びが120%以上であるので、カバーシートに傷
が付きにくい。
【0013】また、前記カバーシートの引張破壊伸びが
300%以下であるので、カバーシートに張力をかけた
状態で、装置に取り付けても、カバーシート自体の伸び
を抑制しやすい。
【0014】なお、引張破壊伸びは、JIS K 71
27に規定されている引張破壊伸びである。
【0015】〔請求項3〕『前記カバーシートの厚さが
50μm以上250μm以下であることを特徴とする請
求項1又は2に記載の露光装置。』 請求項3に記載の発明により、カバーシートの厚さが5
0μm以上であるので、カバーシートが破断しにくく、
カバーシートの厚さが250μm以下であるので、良好
な画質のカラープルーフが得られやすく、かつ、突起部
近傍でカバーシートがより浮き上がりにくく、像がぼや
けたりすることをより効果的に防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0017】実施形態 本発明の露光装置の具体例の一例である本実施形態のカ
ラープルーフ作成装置について、本実施形態のカラープ
ルーフ作成装置の概略正面断面図である図1、概略側面
断面図である図2、概略上面図である図3、原稿台及び
感光材料載置台の位置関係を表す概略側面断面図である
図4、露光部の概略側面断面図である図5及び図4の拡
大図である図6に基づいて説明する。
【0018】本実施形態のカラープルーフ作成装置は、
イエロー版(以下、Y版と略す)、マゼンタ版(以下、
M版と略す)、シアン版(以下、C版と略す)及び墨版
の複数の分解網原稿からなる印刷用分解網原稿の組を使
って、本番の印刷版を作成する前に、これらの分解網原
稿にレイアウトの間違いや、色の間違いや、文字の誤り
がないか等を検査し、印刷物の仕上がりを予め確認する
ためのカラープルーフを作成するための装置である。
【0019】そして、本実施形態のカラープルーフ作成
装置は、印刷用分解網原稿の組の各分解網原稿を1枚又
は複数枚ずつ位置決めしてカラー感光材料に重ねて、各
分解網原稿の画像を露光することを、順次行って、カラ
ープルーフを作成するためのものである。
【0020】その本体部100は脚部102に支えられ
た本体フレーム101の上側に原稿位置決めピンバー
(レジストピン)からなる突起部143を設置するため
の上面141と下面142を有する原稿台140を有
し、その上部に遮光カバー120が開閉自在に設けられ
ている。そして、原稿台140と遮光カバー120とに
よって、第1の暗室を形成できる。
【0021】また、第1の暗室に原稿台140の密着露
光面を走査露光する露光部300が設けられている。該
露光部300の中心部には単数又は複数(実施例では1
個)の管状光源ランプ302が筐体316に固定された
ドラム状の内面反射鏡306及び透過窓304に囲まれ
て設けられている。そして、その外側に露光部300の
管状光源ランプ302の中心軸と同心である多角筒30
1の各筒面にB,G,R,ND等のフィルタ352を配
して回転可能に設けられ、フィルタ面及び透過窓304
が密着露光面に向き合うようにしてある。そして、その
外側に、遮閉板308及びそれを作動させるソレノイド
311及び復帰バネと、露光窓310とが設けられた筐
体316が設けられている。そして、露光部300はレ
ール317A,317B上を走査のための走行可能にし
てある。
【0022】本体フレーム101の内部には、感光材料
載置部200が設けられている。そして感光材料載置台
201は、モータ214に駆動されて上下に移動可能に
してある。
【0023】一方遮光部材としてエンドレスの遮光幕ベ
ルト242がローラ241,242A,243,244
にかけられて長さの1/2が完全遮光幕、それにつづく
1/2の長さの部分の略中央に、少くとも感光材料載置
台201の移動方向に垂直な断面より大きな露光窓が開
けられている。このような遮光部材240では、原稿台
140の下面142よりやや低い面を、遮光幕ベルト2
42の移動によって、下方にある感光材料載置台201
を完全遮光幕が覆うことにより、感光材料載置台201
を完全遮光状態にすることができ、また、露光窓が中央
に配置されることにより、感光材料載置台201を上下
方向に移動させることができる。
【0024】また、ハロゲン化銀カラー写真感光材料で
ある感光材料402の長尺ロールを収容したマガジン4
01が、感材装填部400に装填されて、感光材料40
2の長尺ロールの先頭は挟持ローラ511により送り出
され、先端部はカッタ部510の所に揃えられて待機す
る。そして更に挟持ローラ511で固定台527の左端
まで感光材料402の先端部が送りこまれ、吸盤523
にて該先端部が吸着され、該吸盤を有する走行ヘッド5
22が、そのローラ525,526を両側の走行レール
521にガイドされ、感光材料402の先端がカッタ部
510から所定長さの位置にくるまで、計尺され、この
位置まで移動すると、停止する。そして、カッタ部51
0が感光材料402を切断する。そして、カッタ部51
0が感光材料402を切断すると、走行ヘッド522
が、更に感光材料載置台201の所定位置に感光材料4
02の先端が位置するように、移動する。感光材料載置
台201の所定位置に感光材料402の先端が位置する
と、走行ヘッド522が停止し、走行ヘッド522の吸
盤523のサクションをきる。その後、走行ヘッド52
2は元の位置に戻る。
【0025】ここで、走行ヘッド522はプラケット5
34を介して両側にソレノイド535が取付けられてい
る。そして、ソレノイド535の可動鉄心536にフレ
ーム531が固定されている。そして、吸盤523の保
持パイプ537が、走行ヘッド522及びフレーム53
1にあけられたガイド孔に貫通して設けられ、フレーム
531にはスラスト方向を固定され、走行ヘッド522
には孔に沿ってスライド可能に設置されている。そし
て、保持パイプ537の先端に吸盤523が取り付けら
れ、他端にホース524が結合されている。そして、ホ
ース524を介して吸引・送風することで、吸盤523
が感光材料402を吸着・離脱させる。吸盤523は、
走行ヘッド522とフレーム531との間に入れられた
つる巻きばね532を介して露光台面から浮上ってい
る。そしてソレノイド535に通電されると吸盤523
が下降して、感光材料402に更にサクションパルプが
開かれ感光材料402を吸着し、その後ソレノイドの通
電を切ることにより吸盤523がもち上り感光材料40
2が搬送されるようにしてある。
【0026】このようにして感光材料載置台201上に
感光材料402が搬送されて載置されるとフレキシブル
ホース205を介してブロワ204が駆動して減圧する
ことと、フレキシブルホース207を介してブロワ20
6が駆動して減圧することとにより、感光材料載置台2
01上にあけられたサクション孔にサクション圧がかか
り、感光材料402は感光材料載置台201上に密着固
定される。この密着固定された状態は複数回の全露光が
完了し、感光材料402が現像処理部600へ搬送開始
するまで保持される。
【0027】又、この状態では遮光幕ベルト242は、
遮光位置をとっているので感光材料載置台201のある
第2室は暗室が形成された状態のままになっている。
【0028】ここで上部の遮光カバー120を聞いて第
1室を外光で明るくし上面部141に設定したレジスト
ピンバーからなる突起部143に分解網原稿(墨版及び
Y,M,Cのうち1つ例えばY版、もしくはY,M,
C,墨版のいずれか1つ、もしくはこれらのうちの数枚
又は全部)の基準孔を入れて該原稿の大部分は遮光幕ベ
ルト242上に載置した状態にする。
【0029】この状態で遮光カバー120を閉じ第1室
を暗室にして光密にし、感光材料載置台201を遮光幕
ベルト242面よりわずかに下まで上昇させた後、遮光
幕ベルト242を移動して開放にする。そして、原稿台
140上面のある第1室及び感光材料載置台201のあ
る第2室共に共通の暗室になった状態で感光材料載置台
201を上昇させ露光面即ち分解網原稿基準面と一致さ
せる。この際、第2室の感光材料載置台201周囲の突
き当て面に設けられた気密バッキング201cが第1室
の原稿台140の下面142と密着し、開口部への感光
材料載置台201と原稿台140の嵌入面144とが作
る隙間がサクション用の流路溝208となって、かつ原
稿台140及び感光材料載置台201で形成される露光
台の露光面と透明なカバーシート275に挟まれた分解
網原稿及び感光材料間の気密が保持される。
【0030】即ち、透明なカバーシート275のロール
274を軸273で巻込みその先端がスクイズローラ2
76を経由して、止め具272で止められたカバーシー
ト装置270のヘッド271がレール281A,281
Bにガイドされて図2の右方に移動することによりカバ
ーシート275のロール274からほどかれるカバーシ
ート275は、ばね278で押圧され、軸277で回転
可能に軸止されたスクイズローラ276によりしごかれ
て、分解網原稿及び感光材料402が、カバーシート2
75により覆われつつ、右端にヘッド271が達したと
ころで、ブロワ206が働き感光材料載置台201にあ
けられた吸引孔201fに接続されたサクションホース
207を介して、流路溝208を通して吸引され露光台
の上面(露光面)とカバーシートの間に介在する空気は
吸引され、減圧され、感光材料402、分解網原稿及び
カバーシート275は重ねられて平面状に密着保持され
る。但し、吸引孔201fは原稿載置台201にあけら
れた孔であってもよい。
【0031】この際、図6に示すように、原稿台140
の上面141と感光材料載置台201の上面201aが
露光台の露光面として同一平面となるように突き当て面
201b及びそこに貼られる気密バッキン201c及び
原稿台140の下面142の間の寸法関係を調整してあ
る。そしてこのようにすることによって、透明なカバー
シート275と、原稿台140及び感光材料載置台20
1との間の空気の流れが流路溝から円滑に行われ、カバ
ーシート275、分解網原稿及び感光材料402は、正
しい平面状の密着が達成されるのである。また感光材料
載置台201は原稿台140に比べ若干低い位置にあっ
ても良い。
【0032】そしてこの状態で露光部300がガイドレ
ール上を走行して走査露光を行い、1回目のフィルタに
よる色露光を終了する。
【0033】次に2回目の別の色のフィルタによる像露
光を行うため、カバーシート275を元に戻し、感光材
料載置台201を遮光幕ベルト242の走行経路のやや
下まで下降させ、ここでノズル215によってエアを吹
き込むか、ブロワ204、206の吹き出し方向を切り
換え、流路溝208に空気を吹き込み更に遮光幕ベルト
242を閉じるようにすると分解網原稿と感光材料40
2は簡単に完全に分離される。このノズル215による
エアの吹き込みやブロワ204、206による吹き込み
と、感光材料載置台201の下降との順序は逆でもよく
同時でもよい。そして遮光カバー120をあけると第1
室は明室の状態になるが第2室は第1室に対して光密で
暗室が形成されていることになる。
【0034】この状態で第2の分解網原稿(墨版及び
Y,M,Cの1つ例えばM版、もしくはY,M,C,墨
版のいずれか1つ、もしくはこれらのうちの数枚、もし
くは全部)をレジストピンにセットし、遮光カバー12
0をかぶせたのち、遮光幕ベルト242を開き感光材料
載置台201を原稿台面に上昇させ、カバーシート27
5を再びかぶせて、サクションをかけて、各シートの密
着を行い多角筒301をまわして、別のフィルタ352
を設けた筒面を対向させ、第2の色フィルタによる密着
露光を行い、第2回目の露光を終了する。
【0035】同様に第3番目の分解網原稿(墨版及び
Y、M、Cの1つ例えばC版、もしくはY,M,C,墨
版のいずれか1つ、もしくはこれらのうち数枚、もしく
は全部)とそれに対応するフィルタ352による露光も
同じ手順で行い第3回目の露光を完了する。このように
して必要に応じ、1回から数回の露光をくり返し行な
う。
【0036】尚、吸引力の強いブロワ204、206を
用いるときは、スクイズローラ276によるしごき(ス
クィーズ)とブロワ204、206による吸引とを同期
させて行ってもほぼ同様の密着平面効果を得ることがで
きる。
【0037】そして最後に感光材料載置台201を最下
部まで下降させ、感光材料402の密着状態をサクショ
ンを解除して解放し、感光材料402の先端を図示して
ない装置で挟持ローラ552に送りこむ。
【0038】挟持ローラ552に先端が到達した感光材
料402は、挟持ローラ552、ガイド561,562
及びガイドローラ553によって搬送され現像処理部6
00に送りこまれる。そして、内部潜像型ダイレクトポ
ジ感材を使用する場合には、現像処理部600の発色現
像槽601の中を搬送中、第2露光部350によってか
ぶり露光がかけられるようにしてある。そして、感光材
料402は、漂白定着槽、安定化槽を通過し、乾燥部6
80で乾燥されて、現像処理済みの感光材料として回収
される。
【0039】尚、露光済感光材料が現像処理部600に
送りこまれると、後続の感光材料402が感光材料載置
台201上に搬送されてきて計尺されカッタ部510で
切断されたのち、密着セットされる工程が、前述した通
りに繰返される。
【0040】感光材料402として内部潜像型ダイレク
トポジを使うときは第2露光が必要であるが、ネガカラ
ーの感光材料及びソラリゼーション型ダイレクトポジ感
光材料を用いるときは第2露光は必要でなく、消灯した
ままにする。またその他の染料漂白型カラー感光材料、
カラーリバーサル、拡散転写等の感光材料を使用する場
合には各々これらに適した処理浴をもうける事により、
同様なシステムで露光現像処理することが可能である。
【0041】勿論、ダイレクトポジ感光材料に対しての
露光については、各Y版、M版、C版の分解網原稿に対
しそれぞれ墨版を重ねてY版と墨版にはB、M版と墨版
にはG、C版と墨版にはRのフィルタを対応させて3回
露光するのであるが、ネガカラー感光材料に対しての露
光については、該感光材料に各Y版、M版、C版の分解
網原稿を単独で重ねてY版にはB、M版にはG、C版に
はRのフィルタを重ねて3回露光し、更に4回目に墨版
を重ねてNDフィルタ、必要ならば色補正の為の色フィ
ルタを対応させて露光する。
【0042】さらに必要ならば、上記各分色露光の他に
異なった色分解に相等する光を用いてさらに露光を加え
る事によって印刷インキに適合した基本色を出す様にし
てもよい。またあらかじめ異なった色分解に相等する光
をブレンドする為、BGRの発色光をブレンドしたり、
フィルタを組み合せて露光する等の処理を行なってもよ
い。同様に一般に特色といわれるY,M,C,BLの標
準インキ以外の専用インキに適合した色を再現する為、
繰り返し露光、もしくは発色光のブレンド、もしくはフ
ィルタの組み合せ等を行なってもよい。この際は場合に
より、特色版分解網原稿を用いたり、他の分解網原稿と
特色用分解網原稿とを組み合せたりする事が必要であ
り、他の分解網原稿も場合により数枚重ねた状態で密着
焼付けを行う必要がある。
【0043】尚、露光済の感光材料は一度ガイドシュー
ト565に入り、反転して、乳剤面を上にして現像装置
に入るが、ガイドシュート565に入れないでそのまま
ユーターンして現像装置に入れることも出来る。
【0044】本実施形態のカラープルーフ作成装置のカ
バーシート275が、軟質ポリビニルクロライドの均一
な素材できており、突起部143を覆うものであり、カ
バーシート275の引張弾性率が190kgf/mm2
である。また、カバーシート275の引張破壊伸びが2
50%である。また、カバーシート275の厚さが20
0μmである。
【0045】そして、これにより、カバーシート275
が均一な素材できており、突起部も覆うものであるか
ら、図7に示す特公平7−88648号公報に記載のカ
ラープルーフ作成装置のように、カバーシート275の
突起部143を覆う部分に窓を開ける作業と窓部分をピ
ンカバーシート150により覆うように貼り付ける作業
のための工数が不要で、工数が少なくて済み、カバーシ
ートがピンカバーシート150により覆われていないの
で、得られたカラープルーフの突起部143近傍に配置
されていた部分に、影のような像が生じない。
【0046】また、カバーシート275の引張弾性率が
150kgf/mm2以上400kgf/mm2以下であ
るから、突起部143近傍でカバーシート275が浮き
上がって像がぼやけたりすることを防止できる。
【0047】また、カバーシート275に傷が付きにく
い。また、カバーシート275の引張破壊伸びが120
%以上であるので、カバーシート275に傷が付きにく
い。また、カバーシート275の引張破壊伸びが300
%以下であるので、カバーシート275にテンションを
かけた状態で、装置に取り付けてもカバーシート275
自体の伸びを抑えることができる。
【0048】また、カバーシート275の厚さが50μ
m以上であるので、カバーシート275が破断しにく
く、カバーシート275の厚さが250μm以下である
ので、良好な画質のカラープルーフが得られやすく、か
つ、突起部143近傍でカバーシート275がより浮き
上がりにくく、像がぼやけたりすることをより効果的に
防止できる。
【0049】
【発明の効果】本発明により、工数が少なくて済み、得
られたカラープルーフの突起部近傍に配置されていた部
分に、影のような像が生じず、また、像がぼやけたりす
ることを防止でき、また、カバーシートに傷が付きにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のカラープルーフ作成装置の概略正面
断面図。
【図2】実施形態のカラープルーフ作成装置の概略側面
断面図。
【図3】実施形態のカラープルーフ作成装置の概略上面
図。
【図4】実施形態のカラープルーフ作成装置の原稿台及
び感光材料載置台の位置関係を表す概略側面断面図。
【図5】実施形態のカラープルーフ作成装置の露光部の
概略側面断面図。
【図6】図4の拡大図。
【図7】特公平7−86648号公報に記載のカラープ
ルーフ作成装置の原稿台の概略側面拡大断面図。
【符号の説明】
140 原稿台 143 突起部 201 感光材料載置台(本発明の原稿台でもある) 204、206 ブロワ(吸引手段の一部) 205、207 フレキシブルホース(吸引手段の一
部) 275 カバーシート 402 感光材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分解網原稿からなる印刷用分解網
    原稿の組のカラープルーフを作成するために、印刷用分
    解網原稿の組の各分解網原稿の画像を感光材料に順次露
    光する露光装置において、前記分解網原稿を載置する原
    稿台と、前記原稿台上に前記分解網原稿の位置決めを行
    うための突起部を有する突起部材と、前記原稿台上の前
    記分解網原稿を覆う全光線透過率が80%以上のカバー
    シートと、前記分解網原稿を前記原稿台に密着させるた
    めに、前記カバーシートに覆われた空間を吸引する吸引
    手段と、を有し、前記カバーシートが均一な素材できて
    おり、前記突起部も覆うものであり、前記カバーシート
    の引張弾性率が150kgf/mm2以上400kgf
    /mm2以下であることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーシートの引張破壊伸びが12
    0%以上300%以下であることを特徴とする請求項1
    に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記カバーシートの厚さが50μm以上
    250μm以下であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の露光装置。
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