JPH07301922A - カラープルーフ作成装置の露光装置 - Google Patents

カラープルーフ作成装置の露光装置

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JPH07301922A
JPH07301922A JP6095156A JP9515694A JPH07301922A JP H07301922 A JPH07301922 A JP H07301922A JP 6095156 A JP6095156 A JP 6095156A JP 9515694 A JP9515694 A JP 9515694A JP H07301922 A JPH07301922 A JP H07301922A
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JP
Japan
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photosensitive material
suction
mounting table
width
exposure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6095156A
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English (en)
Inventor
Noboru Saito
昇 斉藤
Masato Doi
正人 土居
Katsuji Fujita
勝司 藤田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 感光材料ロスが少なくしかも端部の確実強力
な吸引が安定して確保できる効率のよい感材載置台を有
するカラープルーフ作成装置の露光装置を提供する。 【構成】 複数の標準幅の感光材料に対応して、載置台
201上に該感光材料を吸着固定するようにした露光装
置において、感光材料の各標準特定幅の両エッジ部に対
応する該載置台201載置面の全領域にわたって片側を
共通にした吸引孔295を配列し、相隣る前記各標準特
定幅の間に対応した位置及び最小特定幅の内側の位置に
吸引ボックスに仕切り枠293を設け、更に該載置台2
01の長さ方向の特定箇所に幅方向全領域にわたって吸
引ボックスに仕切り枠293を設け仕切られた各吸引室
を独立させて該各吸引室にそれぞれ吸引切り換えバルブ
を設け、所要の感光材料のサイズに応じて該感光材料を
保持する領域の吸引室の前記吸引切り換えバルブのみを
開くようにしたカラープルーフ作成装置の露光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷物原稿フィルムのカ
ラー検版を行う検版機としてのカラープルーフ作成装置
等に関し、更に詳しくはその露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コニカ株式会社のカラー検版機としては
コンセンサスII,L等が市販されている。これは感光材
料としてカラーペーパーのロールを用いその必要長さを
送り出して切断後、それを感材載置台上の所定位置に搬
送し、該載置台上に吸着固定し、別に設けた位置決め装
置によって位置決めされた原稿フィルムを該載置台上の
該カラーペーパーと密着させ、その上を露光光をスキャ
ンさせて密着露光させるものである。
【0003】そして、前記感材載置台に前記カラーペー
パー等の感光材料を密着させるために感材幅及びその有
効長さに応じた吸引孔を配列し、その孔を内部で区分け
された幅方向の領域毎の電磁弁切り換えで吸引分けし、
各サイズにおける感光材料に対する吸引ロスを低減しよ
うという試みがなされている。
【0004】また、感材載置台上に載置固定される感光
材料の位置はその搬送されて来る先端部が感材載置台の
端部に近い特定ライン上にあるようにいわゆる端部揃え
方式にしてあり、原稿フィルムのセットも、ピンバーを
動かして該感光材料の位置に見合うように端部基準に準
ずるセットがなされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】原稿フィルムのセット
を自動化するためには、ピンバーの位置を決めておき、
該ピンバーには共通ピン2本と専用ピンが感光材料の各
サイズに見合う位置に1本ずつ用意され、各サイズの原
稿フィルムが自動供給されて原稿フィルムの版がいろい
ろに支障なく取り換えられるようにする自動版替え装置
は中央均等振り分けになるので、図9の平面図に示した
従来の感材載置台のように端部基準の方式で感光材料を
使用すると該感光材料の端部ロスが出ることになる。
【0006】この端部ロスは小サイズ原稿用の狭幅感光
材料になる程大きくなる。
【0007】また、それとは別に細長い原稿の焼付けを
行う場合、従来の小幅感光材料では吸引孔列が途中まで
あり有効長が短いため、一ランク上の幅広感光材料を用
いる必要があり、これによっても感光材料のロスが大き
くなる。
【0008】そして平面の感光載置台上で感光材料を吸
着する場合、カールによる端部剥がれを防止するため、
感光材料の長手方向の両端を一定吸引力以上で吸着する
必要がある。
【0009】しかしポンプ能力は限界があるため、吸引
孔ロスを最小にする必要がある。
【0010】本発明はこのような点を考慮し、感光材料
ロスが少なくしかも端部の確実強力な吸引が安定して確
保できる効率のよい感材載置台を有するカラープルーフ
作成装置の露光装置を提供することを課題目的にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
a,b,c及びdの何れか1項によって達成される。
【0012】(a)複数の標準幅の感光材料に対応し
て、該感光材料の先端部を感材載置台上の所定の位置ま
で搬送し、該載置台上に該感光材料を吸着固定するよう
にした露光装置において、感光材料の各標準特定幅の両
エッジ部に対応する該載置台載置面の全領域にわたって
片側を共通にした吸引孔を配列し、相隣る前記各標準特
定幅の間に対応した位置及び最小特定幅の内側の位置に
吸引ボックスに仕切り枠を設け、更に該載置台の長さ方
向の特定箇所に幅方向全領域にわたって吸引ボックスに
仕切り枠を設け仕切られた各吸引室を独立させて該各吸
引室にそれぞれ吸引切り換えバルブを設け、所要の感光
材料のサイズに応じて該感光材料を保持する領域の吸引
室の前記吸引切り換えバルブのみを開くようにしたこと
を特徴とするカラープルーフ作成装置の露光装置。
【0013】(b)a項において前記最小特定幅の内側
の位置にある仕切り壁は長さ方向の全領域でなく幅方向
全領域の仕切り壁の感光材料搬送路の上流側のみに設
け、下流側の仕切り壁は削除したことを特徴とするカラ
ープルーフ作成装置の露光装置。
【0014】(c)a項において前記最小特定幅の内側
の位置にある仕切り壁は長さ方向の全領域に形成したこ
とを特徴とするカラープルーフ作成装置の露光装置。
【0015】(d)a,b及びcの何れか1項におい
て、前記長さ方向は、感光材料の搬送方向であることを
特徴とするカラープルーフ作成装置の露光装置。
【0016】
【実施例】本発明の密着露光装置の1実施例が組みこま
れたカラープルーフ作成装置を図1の正面図、図2の側
面図、図3の上面図、図4の一部断面図及び図5の露光
部及びスクィーズローラ部の断面図、図2の一部拡大図
である図6、図7の感材載置台の一実施例の平面図、図
8の感材載置台の他の一実施例の平面図、図10の感材載
置台の断面図、図11の中央位置決め原稿の配置関係図及
び図12の感材搬送部とカッタの側面図によって説明す
る。しかし、本発明は本実施例に限定されるものではな
い。
【0017】カラープルーフ作成装置はイエロー(Y)
版、マゼンタ(M)版、シアン(C)版及び墨(BK)
版に色分解された各分解網原稿フィルムを使って本番の
印刷版を作成する前に原稿フィルムのレイアウトに間違
いがないか、色間違いがないか、文字の誤りがないか等
を検査し、印刷物の仕上りを事前に確認するための校正
物(カラープルーフ)を得るための装置で、前記分解網
フィルムを一枚ないしは複数枚を位置決めしてカラー感
光材料に重ねて原稿フィルムに応じた分色光で順次密着
露光してカラー感光材料を用いた校正物(カラープルー
フ)を作成する事により、分解網原稿の誤りを発見する
と共に印刷仕上りを事前に確認し、分解網原稿修正の戻
し作業がとれるようにしたものである。
【0018】その本体部100は脚部102に支えられた本体
フレーム101の上側に原稿位置決めピンバー(レジスト
レーションピン)143を設置するための上面141と下面14
2を有する原稿台140を有し、その上部に第1室として暗
室形成を可能にした遮光カバー120が蝶番121とガスダン
パー122により開閉可能に設けられている。
【0019】又前記第1室に原稿台の密着露光面を走査
露光する露光部300が設けられている。該露光部の中心
部には単数又は複数(実施例では3個)の管状光源ラン
プ302A,302B,302Cが筺体316に固定されたドラム状
の内面反射鏡306及び透過窓304に囲まれて設けられてい
る。そしてその外側に前記中心部に同心に多角筒301が
各筒面にブルー(B),グリーン(G),レッド
(R),グレー(ND)等のフィルタを配して回転可能
に設けられ、フィルタ面及び前記透過窓が前記密着露光
面に向き合うようにしてある。そして、その外側に遮閉
板308及びそれを作動させるロータリソレノイド312と露
光窓即ちスリット310と該スリット及び前記遮蔽板の光
源側に取りつけて固定されたハニカムボード342とを有
する、筺体316が設けられている。ハニカムボード342は
筐体316に設けられた保持枠341に収納されている。
【0020】そして、露光部300はレール317A,317B
上を走査のための走行可能にしてある。その往復動の駆
動は、チェーンスプロケット321,322に巻回されたロー
ラチェーン324のリンク324Aに筐体316がピンで結合さ
れることにより行われる。
【0021】従ってハニカムボードで平行化した光を次
にスリットによって絞り、できる限り拡散光の影響をお
さえると共に光量を調整することが必要である。またハ
ニカムボードはスリットに接触して保持されていてもよ
く離れて保持されていても良いが、感光材料とはある程
度の距離をおく方が好ましい。ハニカムボードと感光材
料との好ましい距離は30mm以上である。スリットは細い
方が拡散光の影響をおさえる為には好ましく、好ましい
スリット巾は30mm未満である。
【0022】本体フレーム101の内部には第2室として
感材載置部200が設けられている。
【0023】そして感材載置台201は、図示してないが
モータにより駆動されて上下に移動可能にしてある。
【0024】一方、図2及びその一部拡大図の図6に示
すように遮光幕240は両側に対称に走行するローラチェ
ーン246のリンクアタッチメント247に両持ちで保持され
等間隔に設けられたロッド249の上に載置されており、
該幕の前端、後端がそれぞれ前記ロッドの先頭ロッド24
9A及び後尾ロッド249Bに接着剤又はビス249Cで固接
されている。ちなみに本実施例では遮光幕はテトロンク
ロスを芯材にして表面にニトリルゴム系樹脂を被覆した
ものを用いた。この遮光幕は僅かではあるが伸縮性があ
り該幕がスプロケット241を通過中の幕軌道が少し長く
なる現象を十分吸収して作動を円滑にしている。そして
この遮光幕240は少なくとも感材載置台移動領域の横断
面以上の面積をもつものである。
【0025】本実施例では前述のように遮光幕240が沢
山のロッド249に保持された状態で開口部144を遮閉する
ことになる。従って遮光幕がたれ下がったりすることな
く平面性がほぼ保たれた状態になるので、原稿載置作業
も容易になり、更に前述のように平面性がよいので遮光
効果が高く、前記開口部の面積にくらべて遮光幕の面積
をそれ程大きくとる必要もなく完全に遮光が保持され
る。
【0026】そしてスプロケット241,242A,243,244
にかけられて図示していないモータで駆動される前記ロ
ーラチェーン246を往復走行させることにより感材載置
台201が原稿台140に嵌入するときの窓(開口部)144を
開放したり閉じたりすることが可能になる。このような
遮光幕240は、前記原稿台下面142よりやや低い面即ち第
1室と第2室の境界域を前記遮光幕が走行することによ
って前記感材載置台201の収納された第2室の第1室に
対する光密の形成及び解放を切換えられるように設けら
れている。
【0027】又、銀塩カラー感光材料の長尺ロール402
はマガジン401に装填されて感材装填部400を形成し、該
感光材料長尺ロールの先頭部は挟持ローラ511により送
り出され、先端部はカッタ部510の所に揃えられて待機
する。カッタ部510は図12に示すように感光材料402の送
り出される方向と直角の方向に該感光材料の走行面近傍
に該感光材料の最大幅より長い下刃513が固定されて設
けられ、上刃に当るロータリカッタ514がその回転刃を
下刃に接しながら走行し、下刃上に停止している感光材
料402を切断可能にしてある。ロータリカッタの移動は
該カッタが回転可能に枢支してある走行台515がガイド
バー516に案内されるとともに該走行台に取付けられた
ガイドローラ518がガイドレール517に案内されることに
より、下刃513にロータリカッタの円周刃を接触しなが
らなされる。そして走行駆動は前記走行台515に連結さ
れたチェーン519の駆動によってなされる。又ロータリ
カッタの回転は下刃に接触して移動するときの摩擦力伝
達によって得られるようにしてあり、別の駆動装置を特
に設けてはいない。そしてカッタ位置にあった感光材料
先端は更に挟持ローラ511で吸盤吸着台527の左端まで送
りこまれ吸盤523にて該先端部が吸着され、該吸盤を有
する走行ヘッド522がそのローラ525,526を両側の走行
レール521にガイドされ感光材料の所定長さが計尺され
る位置まで移動して停止し、カッタ部510の上刃のロー
タリカッタ514がその下刃513上を回転走行することによ
り切断され、更に感材載置台201の所定位置に感光材料
の先端が位置するように移動し、その後、該ロータリカ
ッタは再び下刃上を逆に走行して原点位置に戻される。
そして走行ヘッド522の吸盤のサクションをきった上
で、該走行ヘッド522も元の位置に戻る。
【0028】ここでロータリカッタによる切断が往きの
走行でなされるわけであるが感光材料の切断位置は下刃
の上面で行われる。したがって切断後後続感光材料の先
端部は切断時に感光材料が下刃よりはみでてしまうおそ
れがある。したがってこの状態でロータリカッタを原点
位置に戻す復動動作を行わせると、僅かな量ではあるが
1〜2mm程度のリボン状の屑を生じてしまう。そこでこ
れを防止することが必要になり送り出し用の挟持ローラ
511を前記復動動作に先立って僅小ながら逆転して感光
材料切断部を下刃上へ戻してやる措置を行った。この戻
し量は2.0mm以上2.5mm以下が適切である。しかしこれに
限定されるものではない。この方法を採り入れることに
よって切断屑を生じて画像形成不良などのトラブルを生
ずることが皆無になった。
【0029】ここで走行ヘッド522はブラケット534を介
して両側にソレノイド535が取付けられ、その可動鉄心5
36にフレーム531が固設され、該走行ヘッド522、該フレ
ーム531にホース524に結合された吸着盤523が取付けら
れ該吸着盤の保持パイプ537は前記ヘッド及びフレーム
にあけられたガイド孔に貫通して設けられ、前記フレー
ムにはスラスト方向を固定され、前記ヘッドには前記孔
に沿ってスライド可能に設置され該走行ヘッド522とフ
レーム531の間に入れられたつる巻きばね532を介して露
光台面から浮上っている。そして前記ソレノイドが通電
され更にサクションバルブが開かれると吸盤が下降して
感光材料を吸着し、その後ソレノイドの通電を切ること
により吸盤がもち上り感光材料が搬送されるようにして
ある。
【0030】この際ソレノイドが通電され更にサクショ
ンバルブが開かれる。そして感光材料が吸盤に吸着され
る。その後ソレノイドの通電が切られ、吸盤に吸着され
た感光材料の先端が持ち上げられる。その後、吸盤持ち
上げ移動に入るが、その直前(数ミリセカンド前)に搬送
用駆動挟持ローラ511が作動し感光材料を送り気味にす
る状態にして、直ちに吸盤持ち上げ移動するように制御
してある。それは吸着によって感光材料を持ち上げるこ
とにより吸盤の吸着方向と直角の方向につっぱられる感
光材料のテンションにゆるみができ、吸盤から感光材料
を剥離しようとする力がフリーになり、僅かの吸着力で
も安定して感光材料を持ち上げることが可能になる。吸
盤523が取りつけられている走行ヘッド522は、本体101
に取付けられたモータ541に連結されているスプロケッ
トホイール542及び本体に直接軸止されているスプロケ
ットホイール543に巻回されたローラチェーン546からな
る駆動系の該チェーンの1つのリンク545にピンで結合
されている。吸盤で持ち上げ移動しつつある感光材料は
前述のようにすでに挟持搬送ローラ511に駆動がかけら
れており、その線速度は前述のローラチェーンの線速度
よりも若干大きくとってあるので、吸盤の吸着方向に直
角方向の感光材料のテンションは解消されておりむしろ
感光材料に適度のたるみができ、弱い吸着力にもかかわ
らず吸盤から感光材料が脱落するという現象はさけられ
ながら、感光材料が安定して搬送され感材載置台の所定
の位置まで該感光材料の先端が到達するようにしてあ
る。
【0031】このようにして感材載置台201上に感光材
料が搬送されて載置されるとフレキシブルホース205を
介してブロア204Aの駆動により、感材載置台上にあけ
られたサクション孔にサクション圧がかかり、感光材料
は該感材載置台上に密着固定される。ここに感材載置台
201の構造を図10の断面図、その平面図である図7及び
図8によって説明する。
【0032】即ち、感材載置台201は吸引ボックス291に
蓋292がはめられその周辺部は該ボックスと蓋とが直接
ビス294によって締結され、該ボックス空洞部に対して
は該ボックスに固定され適所に配設された吸引ボックス
内部の仕切り枠293A,B,C,D,V,H等を介して
前記同様のビス294によって蓋292が締結され、それによ
って強固で平面性のよい表面が形成される。
【0033】そして前記ボックス及び仕切り枠と蓋の締
結接触面には適当なシール剤を介在させて気密性を一層
完全にしている。
【0034】そして蓋292の表面201Mの上には厚さ0.5m
mの導電性のカーボン入り塩化ビニールシート296が両面
接着剤にて貼られている。
【0035】蓋292は、図7及び図8の平面図に示すよ
うな配置に口径2mmの360個のサクション孔(吸引孔)2
95が、ピッチ10mm又は20mmに数列(本実施例では9列)
あけられている。そして前述の締結用ビスのための皿孔
の配置も示してある。
【0036】また、前述の塩化ビニールシート296に
も、蓋292と同様に360個の口径2mm強のサクション孔が
あけられておりその表面201aは感光材料の載置面とな
っている。
【0037】金属性の蓋292の表面201Mに直接感光材料
を載せてサクションをかけると前述のビス294用の皿孔
や吸着孔の縁によるプレッシャかぶりが感光材料上に発
生することがあるが塩化ビニールシート296を貼付けて
感光材料を載置した場合にはそのようなかぶり現象は皆
無になる。
【0038】これは塩化ビニールシートが完全に剛体で
なくクッション性が存することが幸いしていると考えら
れる。
【0039】また、金属蓋の上面201Mを直接感光材料
の載置面にすると、感光材料を該上面201Mから引きは
がすとき剥離スタチックといわれる静電気が放電し、感
光材料上に光かぶりを生ずるようになる。
【0040】しかし、マット状化した導電性のカーボン
入り塩化ビニールシートを蓋296に貼りその表面201aに
感光材料をのせてサクションをきって剥離するときは、
リンギングの現象もなく、また剥離スタチックの発生も
なく極めて円滑に感光材料を回収することができ、作業
性が向上し、かぶり事故が完全に防止される。
【0041】ここで、図7の平面図に示す本発明の感材
載置台201の吸引ボックス291の仕切り枠293A,293Bが
外側に近い方から内側に向って感光材料の搬送方向の全
領域長さにわたって設けられ、それと直角方向(この実
施例では幅方向)全領域にわたって、使用頻度が多い大
サイズの感光材料が略かぶさる大きさの位置に仕切り枠
293Vを設け、更に該仕切り枠293Vから搬送方向上流側
に向って前記仕切り枠293Bに平行にそれより内側に仕
切り枠293Cを設け吸引室はA1,A2,B1,B2,
C1,C2,D2の7室にしてあり、各吸引室に対して
は切り替えバルブが設けられ必要な吸引室だけ吸引可能
にしてある。そして吸引孔295は前記大きさと前記ピッ
チでA1,A2を通して搬送方向1列に全領域、B1,
B2を通して同じく1列に全領域、C1,C2を通して
同じく1列に全領域、C1,D2の載置台幅方向端部に
近く同じく全領域に亘って配置されると共にC1室の幅
方向中間部には5列の大きさが同じで同ピッチの吸引孔
295が、同室の左半分にあけられていて各サイズ共通の
吸引孔群を形成している。そして図は左側に全ての吸引
孔が始まる左端基準のものであり、幅方向では図の下側
が基準になるようにしてある。そして例えば大,中,小
の幅の各感光材料ロールから図の幅方向下側基準で送り
出された感光材料は任意の所定長さに計尺されて切断さ
れ、図の左端部の所定基準の位置までその先端が送られ
てきて載置されるようにしてある。
【0042】ここに前記大,中,小の幅は、例えばB2
判の幅、A2判の幅,B3判の幅が対応する。
【0043】一方、これの比較例として図9の平面図に
示すように、従来用いていた感材載置台の201の吸引ボ
ックス291の仕切り枠293A,293Bは、感光材料の搬送
方向の全領域にわたって設けられていて、3つの吸引室
A,B,Cの3室が形成され、吸引口295は図の幅方向
両端部に近いA室とC室に各々1列に全領域にわたって
設けられている。
【0044】そして、B室の吸引孔295は感光材料搬送
方向下流側端部の基準側(図の左側)からA室の吸引口
295の列に平行にA室にあるものより短く設けられ、C
室の図の上方にある1列の吸引孔は、B室のそれよりも
更に短く設けられており、更にC室にはその下部に平行
に5列の吸引口が続きその長さはC室の図の上方にある
ものより更に短く左基準で設けられている。そして、
A,B,C3つの各吸引室に対しては開閉バルブが設け
られ、必要な吸引室が作用するための開閉が行われてい
た。
【0045】このような従来の感材載置台201に、図9
のG1の区劃で示すように大幅サイズで長さがかなり短
い原稿フィルムのサイズに応じた大きさの感光材料が載
置吸引されているとき、この場合、バルブを全開して図
9の縦方向のG1線より左方の吸引口295が有効であ
り、右の方のA室,B室,C室の各吸引孔は、無駄な吸
引を行い、いわゆる吸引ロス孔となるものであり、エネ
ルギーの無駄でもあり、更には必要なところの吸引力を
弱めることになりそれを安定さすためには更に強力なブ
ロワーを必要とすることになり、機械も大型化し動力費
も大きくなってしまう。
【0046】また、図9のG2の区劃で示す。中位の幅
の感光材料に対してはG2に示す長さが最大のものであ
りこの場合の吸引ロス孔は図においてG2の縦線より右
側の下側に配列されている吸引孔のものである。これは
それ程問題となるものではないがそれ以上の長さの原稿
もあり得るのでそれに対応できない弱みがある。
【0047】また、それより狭い小幅の感光材料に対し
て図9のG4に示す区劃の長さが最大のものであり、そ
れ以上の長さの狭幅原稿には対応できず吸引ロス孔もC
室でG4の縦線の下部右側に位置するものが該当し、か
なりのロスになる。
【0048】更に、小幅でかなり長いG3で示すような
サイズの原稿にも対応させて感光材料をセットするため
にはこれより幅広の中幅感光材料を配置しなければなら
ずこのような場合にはG2サイズとG3サイズの面積差
の感光材料ロスを出してしまうことになる。
【0049】これに対して前述した本発明の7つの吸引
室を仕切り枠で区分けした図7に示す左側基準の感光載
置台201では大,中,小の各感光材料幅に対しても載置
面の有効長さ一杯まで最大長さのものを確実に吸着載置
できるのでいろいろなサイズの原稿フィルムに対して使
用感光材料の面積ロスをなくして確実に対応できるよう
になる。
【0050】そして幅方向に仕切り枠293Vが設けられ
て吸引室が7室も設けられているので載置される各幅の
感光材料の搬送方向の長さに応じた吸引ロス孔は仕切り
枠293Vを境にしてそれより図で右に延びるにしたがっ
て徐々に減っていき、逆に左に短くなっていくに従って
増加していくが、従来例の最大の吸引ロス孔より遙に少
ない吸引ロス孔で処理することが可能であり、また小サ
イズ幅で長い原稿に対しても感光材料をロスにさせるこ
ともなく露光させることができる。
【0051】このように本発明の感材載置台201により
いろいろな原稿サイズに対応して感光材料のロスを伴う
ことなく、また吸引ロス孔も遙に少なくでき、エネルギ
ーを効率化することが可能になった。
【0052】これが第1の実施例の感材載置台である
が、次に第2の実施例の感材載置台について図8の平面
図を用いて説明する。
【0053】即ち、いろいろなサイズの原稿フィルムの
載置及び版替操作を自動化した自動版替装置は原稿台に
対して端部基準ではなく、中央振り分け基準がとられ
る。このような場合には、感材載置台は、それに合わせ
て端部基準でなく図8に示すように中央基準振り分け方
式にした方がよい。端部基準の感材載置台のままにして
おくと原稿が大幅,中幅,小幅とも中央に集中してセッ
トされているのに感光材料は左端部を基準にセットされ
るので像露光されない感光材料の部分が多量に出るから
である。
【0054】即ち、中央基準方式では図8の平面図に示
すように搬送方向に仕切り枠293A,293B,293C及び2
93Dと、該各仕切り枠の上方と感材載置面の下方基準線
に近くに各々1列に吸引口295がそれぞれ平行に搬送方
向全領域にわたって設けられ、また、幅方向特定箇所、
右端よりも左端に近い方に仕切り枠293Hが設けられ、
吸引室はA−1,A−2,B−1,B−2,C−1,C
−2,D−1,D−2の計8室が設けられている。
【0055】そしてD−2室の中で感材載置台の中央部
に5列の短い列の吸引孔295が設けられていて各サイズ
共通の吸引孔群を形成している。
【0056】ここに中央振り分け版替装置において各原
稿とその原稿を基準位置にセットするピンバー143の配
置関係を示すと図11のようになる。原稿台(密着露光時
には感材載置台と同一の載置面となる)の有効載置面に
ほぼ等しいB2判サイズのものと、中間のA2判サイズ
のものと小のB3判サイズのものとそれに対するピンバ
ー143が示されている。
【0057】即ち、ピンバー143にはそのプレート上に
2本の共通の位置決めピン143A,143Bが設けられ更に
B2判対応のピン143L、A2判対応のピン143M、B3
判対応の143Sが設けられこのような主力のサイズの原
稿に対しては予め各サイズに位置決めされて設けたトレ
ーに原稿が重ねてセットされた状態でこれを自動的に所
要の原稿を一枚ずつ自動的に掴んでその基準セット孔を
前記ピンバー143に自動的に嵌め込むようにしたもので
ある。
【0058】これでわかるように右側よりも左側に各サ
イズのずれが大きくなるので吸引ボックスの幅方向の仕
切り枠は右側に寄った位置に設けられている。
【0059】この場合感材載置台上に感光材料をその長
巻きロールから切り出して送り出すに当たっては各原稿
サイズの使用信号に応じて計尺長さと感材載置台上の送
り出し停止点が割り出されるようにしてあり、それぞれ
各サイズに合わせて感材の自動給送セットがなされる。
【0060】尚、自動版替え装置を使用する際、本体の
原稿台にセットされた原稿フィルムの長さは、図13の斜
視図に示すようにピンバー143に沿ってその近傍に配設
されたマイクロスイッチ又はフォトセンサーを用いた検
出手段161A,161B・・・・,161Nによって該原稿の
先端,後端が自動的に検知されることにより最適な長さ
の感光材料とそのセット位置が自動的に割り出される。
【0061】従ってユーザがその都度適用感光材料の長
さをテンキーで入力したりする必要がなくなる。
【0062】尚、図7,図8の各平面図に示すような仕
切り枠と吸引口を設けた感材載置台の各吸引室からはそ
れぞれ電磁バルブを経て吸引ブロワーとしてのリングブ
ローファンに接続されて吸着がなされている。
【0063】リングブローファンの仕様は単相100V、5
0Hz/60Hzで0.17/0.28kW、定格電流4.5/4.4A、最大
圧力680/880mmAq.、最大空気量0.86/1.35m3/min、静
圧300mmAq.、空気量0.64/0.84m3/minで小容量のもの
であり、適用可能ないろいろな寸法サイズの感光材料に
対して安定した吸着状態を示した。
【0064】しかし、比較として図9の平面図に示すよ
うな従来の感材載置台を用いるときは吸引ロス孔が多く
なるサイズに対して吸着不安定となる四隅の幾つかが剥
がれることがあり使用上の不安が発生した。
【0065】この密着固定された状態は複数回の全露光
が完了し、感光材料が現像部へ搬送開始するまで保持さ
れる。
【0066】又、この状態では前記遮光幕240は、遮光
位置をとっているので感材載置台のある第2室は暗室が
形成された状態のままになっている。
【0067】ここで上部の遮光カバー120をはぐって第
1室を外光で明るくし上面部141に設定したレジストレ
ーションピン(ピンバー)143に分解網原稿(墨版及び
YMCのうち1つ例えばY版、もしくはY,M,C,墨
版のいずれか1つ、もしくはこれらのうちの複数枚)の
基準孔を入れて該原稿の大部分は前記遮光幕240及びそ
れを保持するロッド249によりなる遮光幕上に載置した
状態にする。
【0068】この状態で遮光カバー120を閉じ第1室を
暗室にして光密にし、感材載置台を遮光幕よりわずかに
下まで上昇させた後遮光幕を移動して開放にする。そし
て、原稿台上面のある第1室及び感材載置台のある第2
室共に共通の暗室になった状態で感材載置台201を上昇
させ露光面即ち分解網原稿基準面と一致させる。この
際、第2室の感材載置台周囲の突き当て面201bに設け
られた気密パッキン201cが第1室の原稿台140の下面14
2と密着し、開口部144への感材載置台の嵌入面201dが
作る隙間がサクション流路溝204を形成して、かつ原稿
台面及び感材載置台面と透明カバーシートにはさまれた
原稿及び感光材料間の気密が保持される。
【0069】即ち、透明カバーシート275は遮光カバー1
20の開閉時の開き口近傍に取り外し可能に設けた該カバ
ーのプレート124に該シートの1端を固定し、他端は蝶
番121の下方で第1室内に設けられたテンション部材277
に固定されている。
【0070】このテンション部材は単なるスプリングで
もよいが本実施例ではトーションバーを固定して設けそ
れにカバーシートを1巻き程度巻付けて固定してある。
【0071】該トーションバーはトルクばねにより該カ
バーシートが巻きこまれる方向に付勢されている。
【0072】このようにしておくと、遮光カバー120を
開いたときと閉じたときと又はその途中で透明カバーシ
ートの両端固定位置間の直線距離が幾何学的に違う事象
を吸収して、常にカバーシートを平面に近い状態でしか
も張力が均一適正にかかった状態にしておくことができ
る。
【0073】このような透明カバーシートのセットの状
態で遮光カバー120を閉じると、カバーシートは両端が
原稿台面よりやや低い位置にしてあるので、必然的に原
稿網フィルム及び感光材料の載置してある原稿台及び感
材載置台面に該透明カバーシートが押しつけられるよう
になる。
【0074】そして、この状態でスクィーズローラ276
がスクィーズして透明カバーシートと原稿台との間の空
気を減圧用ブロワー又は真空ポンプで抜くことにより高
度の密着平面状態を確保できる。
【0075】本実施例ではスクィーズローラは露光部30
0に設けられ遮光カバー120がかぶせられると露光部300
が往復動し、往動にはスクィーズも行わず露光もせず復
動のとき、スクィーズローラ276をとりつけブラケット2
83の回転軸のまわりに回動する搖動レバー282Aの282B
の部分にソレノイド284の可動鉄心が通電により作用
し、ローラを透明カバーシート275上におしつけてスク
ィーズを完了する。
【0076】該ローラ276はスクィーズのないときは通
電がきられソレノイドを働かさないでスプリング286が
作用しスクィーズローラは原稿載置面又は原稿台面から
浮き上った状態にしてある。
【0077】尚、透明カバーシート275がレジストレー
ションピン143に触れる部分に近い領域の該カバーシー
トには窓があけられその部分に図2に示すような伸縮性
のあるラバーシート278が貼りつけられて塞がれてい
る。
【0078】そして透明カバーシート275をかぶせたと
きに該カバーシート面が前記レジストレーションピンに
よって変形したり破れたりしないようにし、しかもサク
ションがかけられたときの吸引減圧効果が充分に支障な
く達成できるようにしてある。
【0079】又、透明カバーシート275の清掃は重要で
あり該シートの一端を固定したプレート124を遮光カバ
ー120から外すことによりその表面裏面の汚れをふきと
ることが容易にできるようにしてある。
【0080】更に遮光カバーの開閉はガススプリング12
2の両端部が本体のブラケット126と遮光カバーのブラケ
ット127に枢止されているので、円滑に軽く作動させ得
るようにしてある。
【0081】いずれにしてもスクィーズが完了すると減
圧装置としてのブロア206が働き感材載置台201にあけら
れた吸引孔201fに接続されたサクションホース207を介
して、前記流路溝204を通して吸引され感材載置台及び
原稿台上面部とカバーシートの間に介在する空気は吸引
され、感光材料、各原稿及びカバーシートは重ねられて
平面状に密着保持される。但し、前記吸引孔201fは原
稿載置台にあけられた孔であってもよい。
【0082】図4に示すようにこの際、原稿台140の上
面141と感材載置台201の上面201aが同一平面となるよ
うに前記突き当て面201b及びそこに貼られる気密パッ
キン201c及び原稿台140の下面142の間の寸法関係を調
整してある。そしてこのようにすることによって、透明
カバーシートと、原稿台及び感材載置台との間の空気の
流れが流路溝から円滑に行われ、前記カバーシート、原
稿及び感光材料は、正しい平面状の安定した密着が達成
されるのである。また感材載置台は原稿台に比べ若干低
い位置にあっても良い。
【0083】そしてこの状態で露光部300が再びガイド
レール317A,317B上を走行して走査露光を行い、1回
目のフィルタによる色露光を終了する。勿論このときス
クィーズローラ276は通電を切られ浮き上がっており露
光のさまたげにならないようにしてある。
【0084】次に2回目の別の色のフィルタによる像露
光を行うため、感材載置台を遮光幕の走行経路のやや下
まで下降させここでノズルによってエアを吹き込むか、
前記ブロア206を吹き出し側に切り換え前記流路溝204に
空気を吹き込み更に遮光幕を閉じるようにすると原稿と
感光材料は簡単に完全に分離される。このブロアの吹き
込みと、感材載置台の下降の順序は逆でもよく同時でも
よい。そして遮光カバー120をあけると第1室は明室の
状態になるが第2室は第1室に対して光密で暗室が形成
されていることになる。
【0085】それとともに遮光カバー120に一端が止め
られた透明カバーシート275は遮光カバーを開くととも
に斜め上方に持ち上げられ必然的に次の原稿フィルムが
容易に装填できる状態になる。
【0086】この状態で第2の原稿(墨版及びY,M,
Cの1つ例えばM版、もしくはY,M,C,墨版のいず
れか1つ、もしくはこれらのうちの複数枚)をレジスト
レーションピンにセットし、遮光カバーをかぶせたの
ち、遮光幕を開き感材載置台を原稿台面に上昇させると
透明カバーシートは自動的に再びかぶせられそこで露光
部300にとりつけられたスクィーズローラを往復動させ
てスクィーズを行い、(実施例では往動はローラをあげ
て、復動においてスクィーズする)サクションをかけ
て、各シートの密着を行い多角筒301をまわして、別の
フィルタに設けた筒面を対向させ第2の色フィルタによ
る露光部移動による走査密着露光を行い第2回目の露光
を終了する。
【0087】同様に第3番目の原稿(墨版及びY,M,
Cの1つ例えばC版、若しくはY,M,C,墨版の何れ
か1つ、若しくはこれらのうち複数枚)とそれに対応す
るフィルタによる露光も同じ手順で行い第3回目の露光
を完了する。このようにして必要に応じ、1回から数回
の露光をくり返し行なう。
【0088】そして最後に感材載置台を最下部まで下降
させ、感光材料の密着状態をサクションを解除して解放
し、挟持ローラ552に該感光材料の先端を前記吸盤523の
走行により送りこむ。
【0089】挟持ローラ552に、先端が到達した感光材
料は左方の現像処理部600に送りこまれる。そして内部
潜像型ダイレクトポジ感材を使用する場合には、発色現
像槽601の中を搬送中、第2露光部350によってかぶり露
光がかけられるようにしてある。そして漂白定着槽、安
定化槽を通過し、乾燥部680で搬送されながら乾燥され
て装置の左端で現像処理済みの感光材料が回収される。
【0090】尚、露光済感光材料が前記現像処理部600
の中を搬送され始め感材載置台上があいてくるとともに
後続の感光材料が感材載置台201上に搬送されてきて計
尺されカッタ部510で切断されたのち、密着セットされ
る工程が、前述した通りに繰返される。
【0091】感光材料は内部潜像型ダイレクトポジを使
うときは第2露光が必要であるが、ネガカラーの感光材
料及び化学カブリ型ダイレクトポジ感光材料を用いると
きは第2露光は必要でなく、消灯したままにする。また
その他の染料漂白型カラー感光材料、カラーリバーサ
ル、拡散転写等の感光材料を使用する場合には各々これ
らに適した処理浴をもうける事により、同様なシステム
で露光現像処理することが可能である。
【0092】勿論、ダイレクトポジ感光材料に対しての
露光については、各Y版,M版,C版の原稿に対しそれ
ぞれ墨版を重ねてY版と墨版にはB,M版と墨版には
G,C版と墨版にはRのフィルタを対応させて3回露光
するのであるが、通常のネガカラー感光材料に対しての
露光については、該感光材料に各Y版,M版,C版の原
稿を単独で重ねてY版にはB,M版にはG,C版にはR
のフィルタを重ねて3回露光し、更に4回目に墨版を重
ねてNDフィルタ、必要ならば色補正の為の色フィルタ
を対応させて露光するかB,G,Rの3重露光を行う。
【0093】さらに必要ならば、上記各分色露光の他に
異なった色分解に相等する光を用いてさらに露光を加え
る事によって印刷インキに適合した基本色を出す様にし
てもよい。またあらかじめ異なった色分解に相等する光
をブレンドする為、BGRの発色光をブレンドしたり、
フィルタを組み合せて露光する等の処理を行なってもよ
い。同様に一般に特色といわれるY,M,C,墨の標準
インキ以外の専用インキに適合した色を再現する為、繰
り返し露光、もしくは発色光のブレンド、もしくはフィ
ルタの組み合せ等を行なってもよい。この際は場合によ
り、特色版と呼ばれる分解網フィルムを用いたり、他の
フィルムと特色用分解網フィルムとを組み合せたりする
事が必要であり、他の分解網フィルムも場合により数枚
重ねた状態で密着焼付けを行う必要がある。
【0094】感光材料としては、高感度のものとそうで
ないものとがあり、低感度の感光材料を使用するとき
は、露光部300の多角筒301の光源ランプ302を複数にし
ておき多数点灯して露光を強力にできるようにしてもよ
い。
【0095】又、走査速度を低くする処置、露光窓310
の開閉を可変にする処置を併用又は単独で用いることに
より、相反則不軌条件を悪化させることなく良質の露光
を行うことができる。
【0096】以上の実施例は密着型の露光装置について
述べたものであるが、本発明は密着型に限らず投影型の
露光装置にも勿論適用可能である。
【0097】即ち、感材載置台上には感光材料のみを載
置吸着固定し、原稿フィルムは密着型のように感光材料
上に重ねることなく、別の原稿台上に固定してその原稿
画面を投影レンズを介して感材載置台上の感光材料面に
結像させる方式のものである。
【0098】この際にも原稿台上の原稿は各重ね露光毎
に取り換えられて、同一位置に規正ピンで固定されて見
当合わせされるが、感光材料もその多重露光の全期間感
材載置台上に安全確実に吸着固定して平面性が保持され
る仕組みにしてある。
【0099】
【発明の効果】本発明により露光装置におけるいろいろ
なサイズの原稿フィルムに見合ったサイズの感光材料を
感光材料載置台上へ搬送し吸着固定することが確実に安
定して達成できるようになった。そのサクションブロワ
ーによる吸着固定も大容量のブロワーを用いることな
く、小容量のもので達成できるものでエネルギーの無駄
もなく装置を大型化することなく済ませることができ、
更に高価な感光材料を無駄にすることなく高い画質の再
現と円滑な操作とが可能な露光装置が得られるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の1種である密着露光装置の
1実施例を搭載したカラープルーフ作成装置の正面図。
【図2】本発明の露光装置の1実施例を搭載したカラー
プルーフ作成装置の側面図。
【図3】図2に示した密着露光装置の上面図。
【図4】原稿台及び感材載置台の位置関係を表わす側断
面図。
【図5】露光部及びスクィーズローラ部の断面図。
【図6】図2の一部拡大図。
【図7】感材載置台の1実施例の平面図。
【図8】感材載置台の他の1実施例の平面図。
【図9】感材載置台の従来例の平面図。
【図10】図7,図9に示す感材載置台の断面図。
【図11】中央位置決め原稿の配置関係図。
【図12】感材搬送部とカッタの側面図。
【図13】原稿台上の原稿長さ及び位置の検出手段を示
す斜視図。
【符号の説明】
100 カラープルーフ作成装置本体 120 遮光カバー 121 蝶番 124 プレート 140 原稿台 143 レジストレーションピン(ピンバー) 144 窓(開口部) 161A,161B,・・・・,161N 検出手段 240 遮光幕 275 透明カバーシート 276 スクィーズローラ 277 テンション部材(トーションバー) 284 ソレノイド 282A 搖動レバー 511 挟持ローラ 522 走行ヘッド 523 吸着盤(吸盤) 532 つる巻きばね 535 ソレノイド 541 モータ 542,543 スプロケットホイール 545 リンク 546 ローラチェーン Y イエロー M マゼンタ C シアン B ブルー G グリーン R レッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の標準幅の感光材料に対応して、該
    感光材料の先端部を感材載置台上の所定の位置まで搬送
    し、該載置台上に該感光材料を吸着固定するようにした
    露光装置において、感光材料の各標準特定幅の両エッジ
    部に対応する該載置台載置面の全領域にわたって片側を
    共通にした吸引孔を配列し、相隣る前記各標準特定幅の
    間に対応した位置及び最小特定幅の内側の位置に吸引ボ
    ックスに仕切り枠を設け、更に該載置台の長さ方向の特
    定箇所に幅方向全領域にわたって吸引ボックスに仕切り
    枠を設け仕切られた各吸引室を独立させて該各吸引室に
    それぞれ吸引切り換えバルブを設け、所要の感光材料の
    サイズに応じて該感光材料を保持する領域の吸引室の前
    記吸引切り換えバルブのみを開くようにしたことを特徴
    とするカラープルーフ作成装置の露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記最小特定幅の内側
    の位置にある仕切り壁は長さ方向の全領域でなく幅方向
    全領域の仕切り壁の感光材料搬送路の上流側のみに設
    け、下流側の仕切り壁は削除したことを特徴とするカラ
    ープルーフ作成装置の露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において前記最小特定幅の内側
    の位置にある仕切り壁は長さ方向の全領域に形成したこ
    とを特徴とするカラープルーフ作成装置の露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項において、前
    記長さ方向は、感光材料の搬送方向であることを特徴と
    するカラープルーフ作成装置の露光装置。
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