JPH05297562A - 密着露光装置 - Google Patents

密着露光装置

Info

Publication number
JPH05297562A
JPH05297562A JP9671692A JP9671692A JPH05297562A JP H05297562 A JPH05297562 A JP H05297562A JP 9671692 A JP9671692 A JP 9671692A JP 9671692 A JP9671692 A JP 9671692A JP H05297562 A JPH05297562 A JP H05297562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
light
original
color
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9671692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tooru Kijiyou
亨 城条
Noboru Saito
昇 斉藤
Hiromitsu Nakabayashi
宏光 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9671692A priority Critical patent/JPH05297562A/ja
Publication of JPH05297562A publication Critical patent/JPH05297562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の分解網原稿を正しく位置決めするため
に基準にする該原稿のピン孔の破損を防止させ原稿の耐
久性を増進させる。 【構成】 密着露光装置の原稿台に取付け固定したピン
バー143のピン143Aに対して分解網原稿の位置決め用基
準孔であるピン孔143Bの周辺部に磁気を帯びた磁性材1
47を形成させる構成とし、磁性材は直接塗工又は直接印
刷又は磁性材テープの貼付によって機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色分解をされた各印刷用
原稿フィルム(以下分解網原稿又は分解網原稿フィルム
と称することがある)を所定位置に正確に載置してポジ
又はネガタイプのカラー写真感光材料に各原稿毎に1回
ずつ複数回重ね露光して印刷仕上りと同じ配色のカラー
画像を作り印刷版作成のための分解網原稿の異常の有無
を直視的に検査するためのカラープルーフを作成する密
着露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、露光装置は、光源光を原稿面に照
射して拡大、縮小又は等倍の機能をもった投影レンズで
感光材料上に結像させる方法と、原稿と感光材料を重ね
て光源光を照射して密着露光させる方法とがある。
【0003】又、光源光の照射手段としては走査露光と
静止露光があるが前者では比較的小さい光源でコンパク
トな露光装置が実現するのに対し、後者では一般に比較
的輝度の高い光源を使用し、光の平行性、均一性を出す
為、光源から露光面までの距離をとる為、大型の露光装
置となる。
【0004】印刷製版の分野においては、リバーサルフ
ィルムやカラーネガフィルム、カラーペーパー等の連続
調画像から、網点からなる画像で構成される印刷版を作
成するまでの工程で、多量のフィルムを用いて、色の取
り分け、画像の合成等を行なっている。その為、作業が
複雑となり、文字、レイアウトの間違い等、非常に多く
のミスが起こる。さらにクライアント(発注者)からの
価格等の文字の変更、レイアウト変更、色変更等がバラ
バラに入ってくる為直し忘れが発生しやすい。また要望
される色調、階調に印刷物が仕上がるかどうかの事前の
チェックも必要である。これらを総称して校正という。
【0005】この為、これらの確認を目的として校正刷
と呼ばれる試し刷りの他種々のシステムが発表、販売さ
れている。たとえばCRTを用いるもの、フォトポリマ
ー、ジアゾ等の非銀塩感光材料を用いるもの、乾式トナ
ーにより画像形成するもの、電子写真方式等である。し
かしながらこれらの校正システムは一般に一枚の校正を
上げるのに長時間を要し、またその材料費が高い、作業性
が悪い等の問題があり実用上充分なシステムとはなり得
ていない。
【0006】一方、校正物を得る他の方法としてカラー
感光材料上に分解網原稿を分色光を用いて焼付けする方
法がある。例えば特開昭62-280746号、同62-280747号、
同62-280748号、同62-280749号、同62-280750号、同62-
280849号、同60-42760号等には投影レンズを用いて撮影
系でカラー感光材料上に校正物を得る方法が記載されて
いる。これらのものは大型の装置ではあるが、通常の室
内で作業を行なう事ができるいわゆる“明室仕様”であ
り、感光材料そのものは装置内に保持されたまま、露光
の操作は暗室にする事なく通常灯下で行なう事ができ
る。したがって容易に、短時間に安価にカラー校正を行
なう事が可能であり、他の校正システムより優れた特性
を有する。しかしながら撮影系である為、レンズのフレ
ア等の影響が発生し、階調再現性の点では劣化が見られ
た。即ち、フレア等により、網の小点部が飛び、大点部
がつぶれる傾向にあった。
【0007】一方、同様にカラー感光材料により校正物
(カラープルーフ)を得る他の方法としてはChesley F.
Carlson CompanyからThe Carlson ProofmasterSystem,
Kreonite,Inc.からColor Proofing Systemの名で販売さ
れている様な密着露光方式のものがある。これらはカラ
ー感光材料に分解網原稿を直接密着して露光する方法の
為、階調再現性の点で撮影方式に比べ大幅に改善され
る。一方、カラー写真感光材料が全可視域に感光領域を
もつ為、明室での取り扱いが不可能であり、暗室内での
手探り作業を強いられるという欠点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように分解網原
稿の階調再現性は密着方式の方が撮影方式にくらべてす
ぐれている。
【0009】これを静止露光で達成させるには大型の光
源装置が必要になり装置の設置スペースを大きくしたり
取り扱い性にむずかしさがでてくる。密着露光される画
像形成域全面が一様に露光されるように一様なスリット
光を走査して全面露光をさせていけば光源は小型で済
む。
【0010】通常コピアの様なスキャニング露光装置に
おいては、光の平行性、均一性はさほど重要ではない。
一方、印刷製版分野における分解網原稿を用いてカラー
プルーフを作成する装置においては網階調の再現は重要
な問題である。小点部が飛んだり、大点部がつぶれたり
という現象を生じると分解網原稿の階調性を校正物上で
充分に把握する事が困難となり、再度フィルム上で確認
する必要が生じ、手間がかかるばかりでなく、正確な画
像再現性や混色による色再現性を把握する事が著しく困
難となる。
【0011】さらにネガの分解網原稿をネガカラー感光
材料上に分色露光する場合は原稿フィルム1枚を感光材
料に密着すれば良いが、ポジの分解網原稿をポジカラー
感光材料上に分色露光する際には最少でも色版(イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)版)の1つと墨(BK)版
の計2枚の分解網フィルムを感光材料に密着する必要が
ある。このために、2枚のうち1枚の分解網フィルムは
1枚分のベース厚を介して感光材料に露光される事にな
る。さらに特色とよばれる専用インキによる印刷が同時
に入る印刷物用のポジ分解網フィルムの露光等において
は2枚以上複数枚の分解網フィルムを同時に重ねて露光
する事が必要となる。これらの系においては光の平行
性、均一性が画像の再現性に大きく影響し、これらが不
充分な場合には、密着露光と言えども充分な画像再現性
が得られない。即ち、再現網点にフリンジがでるなどし
て網点のつぶれや細りがでてきたり、部分的にかぶりを
生ずる等して画質の劣化を生ずる。
【0012】その上、特に分解網原稿フィルム、感光材
料が密着して平面性を保つことが最も重要であり、その
ため透明カバーシートを被せて、被せられた領域内部を
吸引減圧して平面性を出すことが行われている。
【0013】また、このような分解網原稿には所定位置
にピン孔(基準孔)があけられていて、その基準孔を基
準にして各分解網原稿の画像が作成されているので、こ
の基準孔を原稿台上に固定したピンバーのピンに嵌合し
て各原稿の正しい位置決めをしてそれを感材載置台上に
載置固定した感光材料上にそれ等の原稿の置き換えに応
じて複数回密着露光を繰り返して、前記カラープルーフ
等の作成を行っている。
【0014】そして、この各分解網原稿をピンバーをも
った原稿台へ固定するセット操作は、オペレータによっ
て慎重に取扱われていたが位置決め孔としてのピン孔
(基準孔)は、ピンに嵌合される際に破損し勝ちであ
る。
【0015】また、この位置決め作業を改善するために
自動化を行うに当っても、このピンへの嵌合を前記位置
決め孔を傷めることなく円滑に安定して行うことはかな
り困難な問題となっている。
【0016】本発明は以上のような問題点を解決して網
原稿に対して網点再現性即ち階調性の高い画像形成がで
きて明室操作が簡単確実な小型の密着露光装置を提供す
ることを目的にする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的は位置決め用ピ
ン孔を有する原稿フィルムの該ピン孔を原稿台上に固定
したピンバーのピンに嵌合させて該原稿を位置決め載置
し、所定寸法の大きさに加工された感光材料を感材載置
台上に位置決め載置固定した後、該原稿台と該感材載置
台の各載置面をほぼ同一面にしてカバーシートにて覆い
該カバーシート面をスクィーズし更に、カバーシートの
内側を減圧した後露光を行う工程を同一感光材料上に、
色分解して作成した複数の原稿を差し換えて重ね複数回
繰返して密着露光を行う密着露光装置において、該ピン
孔の近傍の周囲面に磁気を帯びた磁性材を形成させたこ
とを特徴とする密着露光装置によって達成される。
【0018】
【実施例】本発明の密着露光装置の1実施例を図1の正
面図、図2の側面図、図3の上面図、図4の一部断面図
及び図5の露光部及びスクィーズローラ部の断面図、図
2の一部拡大図である図6、図7のピンバーと原稿のピ
ン孔の関係斜視図及び図8のその断面図によって説明す
る。しかし、本発明は本実施例に限定されるものではな
い。
【0019】カラープルーフ作成装置はY版,M版,C
版及び墨版に色分解された各分解網原稿フィルムを使っ
て本番の印刷版を作成する前に原稿フィルムのレイアウ
トに間違いがないか、色違いがないか、文字の誤りがな
いか等を検査し、印刷物の仕上りを事前に確認するため
の校正物(カラープルーフ)を得るための装置で、前記
分解網フィルムを一枚ないしは複数枚を位置決めしてカ
ラー感光材料に重ねて原稿フィルムに対応した分色光で
順次密着露光してカラー感光材料を用いた校正物(カラ
ープルーフ)を作成する事により、分解網原稿の誤りを
発見すると共に印刷仕上りを事前に確認し、分解網原稿
修正の戻し作業がとれるようにしたものである。
【0020】その本体部100は脚部102に支えられた本体
フレーム101の上側に原稿位置決め用レジストレーショ
ンピン(ピン)143Aを固着したピンバー143を設置する
ための上面141と下面142を有する原稿台140を有し、そ
の上部に第1室として暗室形成を可能にした遮光カバー
120が蝶番121とガスダンパー122により開閉可能に設け
られている。
【0021】又前記第1室に原稿台の密着露光面を走査
露光する露光部300が設けられている。該露光部の中心
部には単数又は複数(実施例では3個)の管状光源ランプ
302A,302B,302Cが筺体316に固定されたドラム状の内面
反射鏡306及び透過窓304に囲まれて設けられている。そ
してその外側に前記中心部に同心に多角筒301が各筒面
にブルー(B),グリーン(G),レッド(R),グレー(ND)
等のフィルタを配して回転可能に設けられ、フィルタ面
及び前記透過窓が前記密着露光面に向き合うようにして
ある。そして、その下側に遮閉板308及びそれを作動さ
せるロータリソレノイド312と露光窓即ちスリット310と
該スリットの光源側に取りつけて固定されたハニカムボ
ード342は、筺体316が設けられた保持枠341に収納され
ている。そして、露光部300はレール317A,317B上を走
査のための走行可能にしてある。
【0022】従って光拡散板で平行化した光を次にスリ
ットによって絞り、できる限り拡散光の影響をおさえる
事が必要である。よってハニカムボードは常にスリット
に対し感光材料と反対側に位置しなくてはならない。ま
たハニカムボードはスリットに接触して保持されていて
もよく離れて保持されていても良いが、感光材料とはあ
る程度の距離をおく方が好ましい。ハニカムボードと感
光材料との距離は30mm以上である。スリットは細い方が
拡散光の影響をおさえる為には好ましく、好ましいスリ
ット巾は30mm未満である。
【0023】本体フレーム101の内部には第2室として
感材載置部200が設けられている。そして感材載置台201
は、図示してないがモータにより駆動されて上下に移動
可能にしてある。
【0024】一方、遮光幕240は両側に対称に走行する
チェーン246のリンクアタッチメント247に両持ちで保持
され等間隔に設けられたバー249の上に貼られており、
該幕の前端、後端がそれぞれ前記ロッドの先頭ロッド24
9A及び後尾ロッド249Bに接着剤又はビス249Cで固接
されている。ちなみに本実施例では遮光幕はテトロンク
ロスを芯材にして表面にニトリルゴム系樹脂を被覆した
ものを用いた。この遮光幕は僅かではあるが伸縮性があ
り該幕がスプロケット241を通過中の幕軌道が少し長く
なる現象を十分吸収して作動を円滑にしている。そして
この遮光幕240は少なくとも感材載置台移動領域の横断
面以上の面積をもつものである。
【0025】本実施例では前述のように遮光幕240が沢
山のロッド249に保持された状態で開口部144を遮閉する
ことになる。従って遮光幕がたれ下がったりすることな
く平面性がほぼ保たれた状態になるので、原稿載置作業
も容易になり、更に前述のように平面性がよいので遮光
効果が高く、前記開口部の面積にくらべて遮光幕の面積
をそれ程大きくとる必要もなく完全に遮光が保持され
る。
【0026】そしてスプロケット241,242A,243,244にか
けられて図示していないモータで駆動される前記ローラ
チェーン246を往復走行させることにより感材載置台201
が原稿台140に嵌入するときの窓(開口部)144を開放した
り閉じたりすることが可能になる。このような遮光幕24
0は、前記原稿台下面142よりやや低い面即ち第1室と第
2室の境界域を前記遮光幕が走行することによって前記
感材載置台201の収納された第2室の第1室に対する光
密の形成及び解放を切換えられるように設けられてい
る。
【0027】銀塩カラー感光材料の長巻きロール402は
カートリッジ401に収納され引出し口より、該感光材料
の先端が200mmぐらい出された状態でカラープルーフ作
成装置100の感材装填部400の元巻装填室403に装填さ
れ、蝶番405で開かれた蓋404を閉じてクランパー406で
クランプできるようにしてある。
【0028】該感光材料長尺ロールの先頭部は挟持ロー
ラ511により送り出され、先端部はカッタ部510の所に揃
えられて待機する。そして更に挟持ローラ511で固定台52
7の左端まで該先端部が送りこまれ吸盤523にて該先端部
が吸着され、該吸盤を有する走行ヘッド522がそのロー
ラ525,526を両側の走行レール521にガイドされ感光材料
の所定長さが計尺される位置まで移動して停止する。該
感光材料はカッタ部510で切断され、更に感材載置台201
の所定位置に感光材料の先端が位置するように移動され
る。該走行ヘッドの吸盤のサクションをきった上で、該
走行ヘッド522は元の位置に戻る。
【0029】ここで走行ヘッド522はブラケット534を介
して両側にソレノイド535が取付けられ、その可動鉄心5
36にフレーム531が固設され、該走行ヘッド522、該フレ
ーム531にホース524に結合された吸着盤523が取付けら
れ該吸着盤の保持パイプ537は前記ヘッド及びフレーム
にあけられたガイド孔に貫通して設けられ、前記フレー
ムにはスラスト方向を固定され、前記ヘッドには前記孔
に沿ってスライド可能に設置され該走行ヘッド522とフ
レーム531の間に入れられたつる巻きばね532を介して露
光台面から浮上っている。そして前記ソレノイドが通電
され更にサクションバルブが開かれると吸盤が下降して
感光材料を吸着し、その後ソレノイドの通電を切ること
により吸盤がもち上り感光材料が搬送されるようにして
ある。
【0030】このようにして感材載置台201上に感光材
料が搬送されて載置されるとフレキシブルホース205を
介してブロア204Aの駆動により、感材載置台上にあけ
られたサクション孔にサクション圧がかかり、感光材料
は該感材載置台上に密着固定される。この密着固定され
た状態は複数回の全露光が完了し、感光材料が現像部へ
搬送開始するまで保持される。
【0031】又、この状態では前記遮光幕240は、遮光
位置をとっているので感材載置台のある第2室は暗室が
形成された状態のままになっている。
【0032】ここで上部の遮光カバー120をはぐって第
1室を外光で明るくし上面部141に設定しピンバー143に
植えられたレジストレーションピン(ピン)143Aに分解
網原稿(墨版及びYMCのうち1つ例えばY版、もしく
はY,M,C,墨版のいずれか1つ、もしくはこれらのう
ちの複数枚)の基準孔を入れて該原稿の大部分は前記遮
光幕240及びそれを保持するロッド249によりなる遮光幕
上に載置した状態にする。
【0033】さて、分解網原稿のピン孔143Bの上面の
孔周辺領域には磁気を帯びた磁性材料147が取付けられ
ている。該材料147は磁性体テープを貼付けた状態にし
たものであっても良く、また、磁性体を転写して印刷又
は塗布した状態にしても良い。
【0034】このピン孔143Bのピン143Aへの嵌めこみ
作業は手動で行ったり、ピン孔付近にエアーを吹きつけ
たりブッシュによってピン孔付近を押すことによって行
われていたが、本願発明のような磁性材料をピン孔周辺
に形成してない場合は、孔の嵌合精度が高いためクリヤ
ランスが殆んどなくピン孔は破損し易すかった。
【0035】しかし、本願発明の状態を形成することに
よりピン孔143Bのピン143Aへの嵌合は該ピン孔143B
を破損させることなく円滑に安定して行われるようにな
る。この状態で遮光カバー120を閉じ第1室を暗室にし
て光密にし、感材載置台を遮光幕よりわずかに下まで上
昇させた後遮光幕を移動して開放にする。そして、原稿
台上面のある第1室及び感材載置台のある第2室共に共
通の暗室になった状態で感材載置台201を上昇させ露光
面即ち分解網原稿基準面と一致させる。この際、第2室
の感材載置台周囲の突き当て面201bに設けられた気密
パッキン201cが第1室の原稿台140の下面142と密着
し、開口部144への感材載置台の嵌入面201dが作る隙間
がサクション流路溝204を形成して、かつ原稿台面及び
感材載置台面と透明カバーシートにはさまれた原稿及び
感光材料間の気密が保持される。
【0036】即ち、透明カバーシート275は遮光カバー1
20の開閉時の開き口近傍に取り外し可能に設けた該カバ
ーのプレート124に該シートの1端を固定し、他端は蝶
番121の下方で第1室内に設けられたテンション部材
277に固定されている。
【0037】このテンション部材は単なるスプリングで
もよいが本実施例ではトーションバーを固定して設けそ
れにカバーシートを1巻き程度巻付けて固定してある。
【0038】該トーションバーはトルクばねにより該カ
バーシートが巻きこまれる方向に付勢されている。
【0039】このようにしておくと、遮光カバー120を
開いたときと閉じたときと又はその途中で透明カバーシ
ートの両端固定位置間の直線距離が幾何学的に違う事象
を吸収して、常にカバーシートを平面に近い状態でしか
も張力が均一適正にかかった状態にしておくことができ
る。
【0040】このような透明カバーシートのセットの状
態で遮光カバー120を閉じると、カバーシートは両端が
原稿台面よりやや低い位置にしてあるので、必然的に原
稿網フィルム及び感光材料の載置してある原稿台及び感
材載置台面に該透明カバーシートが押しつけられるよう
になる。
【0041】そして、この状態でスクィーズローラ276
がスクィーズして透明カバーシートと原稿台との間の空
気を減圧用ブロワー又は真空ポンプで抜くことにより高
度の密着平面状態を確保できる。
【0042】本実施例ではスクィーズローラは露光部30
0に設けられ遮光カバー120がかぶせられると露光部300
が往復動し、往動にはスクィーズも行わず露光もせず復
動のとき、スクィーズローラ276をとりつけブラケット2
83の回転軸のまわりに回動する搖動レバー282Aの282B
の部分にソレノイド284の可動鉄心が通電により作用
し、ローラを透明カバーシート275上におしつけてスク
ィーズを完了する。
【0043】該ローラ276はスクィーズのないときは通
電がきられソレノイドを働かさないでスプリング286が
作用しスクィーズローラは原稿載置面又は原稿台面から
浮き上った状態にしてある。
【0044】尚、透明カバーシート275がレジストレー
ションピン(ピン)143Aに触れる部分に近い領域の該
カバーシートには窓があけられその部分に第2図に示す
ような伸縮性のあるラバーシート278が貼りつけられて
塞がれている。
【0045】そして透明カバーシート275をかぶせたと
きに該カバーシート面が前記レジストレーションピン
(ピン)143Aによって変形したり破れたりしないよう
にし、しかもサクションがかけられたときの吸引減圧効
果が充分に支障なく達成できるようにしてある。
【0046】又、透明カバーシート275の清掃は重要で
あり該シートの一端を固定したプレート124を遮光カバ
ー120から外すことによりその表面裏面の汚れをふきと
ることが容易にできるようにしてある。
【0047】更に遮光カバー120の開閉はガススプリン
グ122の両端部が本体のブラケット126と遮光カバーのブ
ラケット127に枢止されているので、円滑に軽く作動さ
せ得るようにしてある。
【0048】いずれにしてもスクィーズが完了すると減
圧装置としてのブロア206が働き感材載置台201にあけら
れた吸引孔201fに接続されたサクションホース207を介
して、前記流路溝204を通して吸引され感材載置台及び
原稿台上面部とカバーシートの間に介在する空気は吸引
され、感光材料、各原稿及びカバーシートは重ねられて
平面状に密着保持される。但し、前記吸引孔201fは原
稿載置台にあけられた孔であってもよい。
【0049】図4に示すようにこの際、原稿台140の上
面 141と感材載置台201の上面201aが同一平面となるよ
うに前記突き当て面201b及びそこに貼られる気密パッ
キン201c及び原稿台140の下面142の間の寸法関係を調
整してある。そしてこのようにすることによって、透明
カバーシートと、原稿台及び感材載置台との間の空気の
流れが流路溝から円滑に行われ、前記カバーシート、原
稿及び感光材料は、正しい平面状の安定した密着が達成
されるのである。また感材載置台は原稿台に比べ若干低
い位置にあっても良い。
【0050】そしてこの状態で露光部300が再びガイド
レール317A,317B上を走行して走査露光を行い、1回
目のフィルタによる色露光を終了する。勿論このときス
クィーズローラ276は通電を切られ浮き上がっており露
光のさまたげにならないようにしてある。
【0051】次に2回目の別の色のフィルタによる像露
光を行うため、感材載置台を遮光幕の走行経路のやや下
まで下降させここでノズルによってエアを吹き込むか、
前記ブロア206を吹き出し側に切り換え前記流路溝204に
空気を吹き込み更に遮光幕を閉じるようにすると原稿と
感光材料は簡単に完全に分離される。このブロアの吹き
込みと、感材載置台の下降の順序は逆でもよく同時でも
よい。そして遮光カバー120をあけると第1室は明室の
状態になるが第2室は第1室に対して光密で暗室が形成
されていることになる。
【0052】それとともに遮光カバー120に一端が止め
られた透明カバーシート275は遮光カバーを開くととも
に斜め上方に持ち上げられ必然的に次の原稿フィルムが
容易に装填できる状態になる。
【0053】この状態で第2の原稿(墨版及びY,M,C
の1つ例えばM版、もしくはY,M,C,墨版のいずれか
1つ、もしくはこれらのうちの複数枚)をレジストレー
ションピンにセットし、遮光カバーをかぶせたのち、遮
光幕を開き感材載置台を原稿台面に上昇させると透明カ
バーシートは自動的に再びかぶせられそこで露光部300
にとりつけられたスクィーズローラを往復動させてスク
ィーズを行い、サクションをかけて、各シートの密着を
行い多角筒301をまわして、別のフィルタに設けた筒面
を対向させ第2の色フィルタによる露光部移動による走
査密着露光を行い第2回目の露光を終了する。
【0054】同様に第3番目の原稿(墨版及びY,M,
Cの1つ例えばC版、もしくはY,M,C,墨版のいずれ
か1つ、もしくはこれらのうち複数枚)とそれに対応す
るフィルタによる露光も同じ手順で行い第3回目の露光
を完了する。このようにして必要に応じ、1回から数回
の露光をくり返し行なう。
【0055】各分解網原稿のピン孔143Bのピン143Aへ
の嵌合セットについては手動でもよく、自動で行っても
よい。
【0056】自動で行う場合は各分解網原稿を収納した
トレーを該露光装置の上部に棚状に設け、必要な分解網
原稿を収納したトレーを引出し、それをマニュピューレ
ータで吸着し、前記ピン143Aとピン孔143Bが合う位置
に運びその時点でマニュピューレータを原稿台に向って
引き下すことにより自動的にピン孔143Bはピン143Aに
嵌合セットされる。
【0057】この際ピン孔143Bの周辺に施された磁気
を帯びた磁性材料の作用により、各分解網原稿はピン孔
143Bを傷めることなく円滑に確実にセット完了する。
【0058】そして最後に感材載置台を最下部まで下降
させ、感光材料の密着状態をサクションを解除して解放
し、挟持ローラ552に該感光材料の先端を前記吸盤523の
走行により送りこむ。
【0059】挟持ローラ552に、先端が到達した感光材
料は左方の現像処理部600に送りこまれる。そして内部
潜像型ダイレクトポジ感材を使用する場合には、発色現
像槽601の中を搬送中、第2露光部350によってかぶり露
光がかけられるようにしてある。そして漂白定着槽、安
定化槽を通過し、乾燥部680で搬送されながら乾燥され
て装置の左端で現像処理済みの感光材料が回収される。
【0060】尚、露光済感光材料が前記現像処理部600
の中を搬送され始め感材載置台上があいてくるとともに
後続の感光材料が感材載置台201上に搬送されてきて計
尺されカッタ部510で切断されたのち、密着セットされ
る工程が、前述した通りに繰返される。
【0061】感光材料は内部潜像型ダイレクトポジを使
うときは第2露光が必要であるが、ネガカラーの感光材
料及びソラリゼーション型ダイレクトポジ感光材料を用
いるときは第2露光は必要でなく、消灯したままにす
る。またその他の染料漂白型カラー感光材料、カラーリ
バーサル、拡散転写等の感光材料を使用する場合には各
々これらに適した処理浴をもうける事により、同様なシ
ステムで露光現像処理することが可能である。
【0062】勿論、ダイレクトポジ感光材料に対しての
露光については、各Y版,M版,C版の原稿に対しそれ
ぞれ墨版を重ねてY版と墨版にはB,M版と墨版には
G,C版と墨版にはRのフィルタを対応させて3回露光
するのであるが、通常のネガカラー感光材料に対しての
露光については、該感光材料に各Y版,M版,C版の原
稿を単独で重ねてY版にはB,M版にはG,C版にはR
のフィルタを重ねて3回露光し、更に4回目に墨版を重
ねてNDフィルタ、必要ならば色補正の為の色フィルタ
を対応させて露光するかB,G,Rの3重露光を行う。
【0063】さらに必要ならば、上記各分色露光の他に
異なった色分解に相等する光を用いてさらに露光を加え
る事によって印刷インキに適合した基本色を出す様にし
てもよい。またあらかじめ異なった色分解に相等する光
をブレンドする為、BGRの発色光をブレンドしたり、
フィルタを組み合せて露光する等の処理を行なってもよ
い。同様に一般に特色といわれるY,M,C,墨の標準イ
ンキ以外の専用インキに適合した色を再現する為、繰り
返し露光、もしくは発色光のブレンド、もしくはフィル
タの組み合せ等を行なってもよい。この際は場合によ
り、特色版と呼ばれる分解網フィルムを用いたり、他の
フィルムと特色用分解網フィルムとを組み合せたりする
事が必要であり、他の分解網フィルムも場合により数枚
重ねた状態で密着焼付けを行う必要がある。
【0064】感光材料としては、高感度のものとそうで
ないものとがあり、低感度の感光材料を使用するとき
は、露光部300の多角筒301の光源ランプ302を複数にし
ておき多数点灯して露光を強力にできるようにしてもよ
い。
【0065】又、走査速度を低くする処置、露光窓310
の開閉を可変にする処置を併用又は単独で用いることに
より、相反則不軌条件を悪化させることなく良質の露光
を行うことができる。
【0066】
【発明の効果】本発明により各分解網原稿の原稿台への
正確な位置決めが安定して確実にできる密着露光装置が
実現され、各原稿のピン孔が破損する心配がなくなり高
価な原稿の耐久性と活用が保証できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラープルーフ作成装置の1実施例の
正面図。
【図2】本発明のカラープルーフ作成装置の1実施例の
側面図。
【図3】図2に示したカラープルーフ作成装置の上面
図。
【図4】原稿台及び感材載置台の位置関係を表わす側断
面図。
【図5】露光部及びスクィーズローラ部の断面図。
【図6】図2の部分拡大図。
【図7】ピンバーと原稿のピン孔の関係斜視図。
【図8】ピンバーと原稿のピン孔の関係断面図。
【符号の説明】
100 密着露光装置本体 120 遮光カバー 121 蝶番 124 プレート 140 原稿台 143 ピンバー 143A レジストレーションピン(ピン) 143B ピン孔(基準孔) 144 窓 240 遮光幕 14 磁性材料 275 透明カバーシート 276 スクィーズローラ 277 テンション部材(トーションバー) 284 ソレノイド 282A 搖動レバー 300 露光部 400 感材装填部 401 カートリッジ 402 長巻きロール 403 元巻装填室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め用ピン孔を有する原稿フィルム
    の該ピン孔を原稿台上に固定したピンバーのピンに嵌合
    させて該原稿を位置決め載置し、所定寸法の大きさに加
    工された感光材料を感材載置台上に位置決め載置固定し
    た後、該原稿台と該感材載置台の各載置面をほぼ同一面
    にしてカバーシートにて覆い、該カバーシート面をスク
    ィーズし更に、カバーシートの内側を減圧した後露光を
    行う工程を同一感光材料上に、色分解して作成した複数
    の原稿を差し換えて重ね複数回繰返して密着露光を行う
    密着露光装置において、該ピン孔の近傍の周囲面に磁気
    を帯びた磁性材を形成させたことを特徴とする密着露光
    装置。
JP9671692A 1992-04-16 1992-04-16 密着露光装置 Pending JPH05297562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9671692A JPH05297562A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 密着露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9671692A JPH05297562A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 密着露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05297562A true JPH05297562A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14172474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9671692A Pending JPH05297562A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 密着露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05297562A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2709945B2 (ja) 密着露光装置
JP2748123B2 (ja) 密着露光装置
JP2759287B2 (ja) 密着露光装置
JPH05297562A (ja) 密着露光装置
US5019484A (en) Method and apparatus for forming color proof
JPH05297563A (ja) 密着露光装置
JP2759080B2 (ja) 密着露光装置
JPH0289057A (ja) 密着露光装置
JP2704262B2 (ja) カラープルーフ作成装置
JP2808287B2 (ja) 露光装置
USRE35537E (en) Method and apparatus for forming color proof
JP2694441B2 (ja) 密着露光装置
JPH01191148A (ja) 密着露光装置
JP2811114B2 (ja) 露光装置
JPH01196065A (ja) カラープルーフ作成装置
JPH0289058A (ja) 蜜着露光装置
JP3057234B2 (ja) 露光装置
JPH01196066A (ja) 露光装置
JPH07306476A (ja) カラープルーフ作成用密着露光装置
JPH01196067A (ja) 密着露光装置
JPH0571940B2 (ja)
JPH01196062A (ja) 現像装置
JPH03200243A (ja) 密着露光装置
JPH02109035A (ja) 露光装置
JPH11212183A (ja) 露光装置