JPH11211977A - 結像レンズ - Google Patents
結像レンズInfo
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- JPH11211977A JPH11211977A JP10169242A JP16924298A JPH11211977A JP H11211977 A JPH11211977 A JP H11211977A JP 10169242 A JP10169242 A JP 10169242A JP 16924298 A JP16924298 A JP 16924298A JP H11211977 A JPH11211977 A JP H11211977A
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Abstract
構成とし、そのうち正の第1レンズを非球面レンズとす
るとともに、第1レンズと第2レンズの間隔および第2
レンズと第3レンズの間隔を所定範囲のものとすること
により、ディストーションおよび解像度が良好とされ、
広画角で小型かつ明るい結像レンズを得る。 【構成】 負の第1レンズ群G1を構成する第1〜第3
レンズL1〜L3は、物体側から順に正、負、正の屈折力
を有し、第1レンズL1は少なくとも一つの非球面を有
している。また、これらのレンズは以下の条件式を満足
する。D2/F<0.45、D4/DT<0.1(D2:第
1レンズと第2レンズとの面間隔、D4:第2レンズと
第3レンズとの面間隔、F:全系の合成焦点距離、
DT:レンズ全長)
Description
特にデジタルスチルカメラ用の撮影レンズとして、さら
にはTV電話用、ドアホーン用、監視用等のビデオカメ
ラやスチルビデオカメラ等の撮影レンズとして好適な結
像レンズに関するものである。
カメラの結像面に固体撮像素子を配するものが多い。こ
の固体撮像素子は技術の進歩により年々小型化してお
り、それに伴ない撮像レンズには小型で広画角なものが
用いられている。
めざましく、このデジタルスチルカメラにより種々のデ
ータを撮影記録することが一般に行われるようになって
きている。このようなデータの撮影記録において撮影対
象データが、例えば名刺の文字であったり表中の数字で
ある場合には、そのとき一緒に撮影されるものが名刺の
外形や表の格子のように矩型状をなす画像となるため、
撮影レンズのディストーションによる影響が目立ちやす
い。したがって、このようなカメラに使用される撮影レ
ンズのディストーションを小さく押さえることが強く要
望されている。
トロフォーカスタイプの結像レンズを用いることが有用
であるが、レトロフォーカスタイプの結像レンズでは、
物体側に配置された大口径の負のレンズにより発生する
諸収差を補正することが必要となる。このため、レトロ
フォーカスタイプの結像レンズでは、物体側にパワーの
小さな凸レンズを配置し、特にディストーションを補正
することが考えられる。このような結像レンズとして
は、例えば特開平9-80302号公報に開示されたもののよ
うに、物体側に両凸レンズを配置した結像レンズが知ら
れている。
開平9-80302号公報に記載された結像レンズは、Fnoが
2.8と明るさの点で不十分であり、また、画角の広さ、
およびディストーションの補正の点でも必ずしも良好と
は言えなかった。本発明は上記事情に鑑みなされたもの
であり、ディストーションを良好に補正することができ
るとともに解像力があり、広画角化を達成し得る小型で
明るい結像レンズを提供することを目的とするものであ
る。
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、
正の屈折力を有する第2レンズ群とを配設してなり、前
記第1レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有す
る第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正
の屈折力を有する第3レンズとを配設してなり、前記第
1レンズが、少なくとも一つの非球面を有する。
されるように構成されてなる。 D2/F<0.45 ・・・(1) D4/DT<0.1 ・・・(2) ただし、 D2 :第1レンズと第2レンズとの面間隔 D4 :第2レンズと第3レンズとの面間隔 F :全系の合成焦点距離 DT :レンズ全長 また、上記結像レンズにおいて、前記第1レンズをガラ
スで形成し、該第1レンズを平凸形状もしくは両凸形状
とするように構成することが好ましい。
た構成からなり、レトロフォーカスタイプとすることに
より、十分なバックフォーカスを確保することができる
とともに、広画角化を図ることができる。また、周辺光
が高い位置で入射する第1レンズを、パワーの小さな正
のレンズとするとともに、第1レンズの少なくとも一面
を非球面とすることにより、ディストーションを良好に
補正することができる。また、本発明に係る結像レンズ
は上記した条件式(1)、(2)を満足する。
に対する、第1レンズ と第2レンズ の間隔を規定する
もので、この条件式(1)を満足することにより、倍率
色収差を良好に補正することができ、十分な光学性能が
得られる。すなわち、条件式(1)の値が上限を超える
と、倍率色収差が著しく劣化してしまう。
対する第2レンズと第3レンズの間隔を規定するもの
で、この条件式(2)を満足することにより、コンパク
ト化を図りつつ広画角を確保することができる。すなわ
ち、条件式(2)の値が上限を超えると、レンズ系の全
長が長くなり、コンパクト化を図ることができない。さ
らに、第1レンズをガラスにより形成し、その形状を平
凸もしくは両凸とすることにより、レンズの成形を容易
なものとすることができる。
実施例1〜6を用いて具体的に説明する。
レンズの基本構成を示すものである。図1に示すよう
に、実施例1に係る結像レンズは、物体側から、負の第
1レンズ群G1、正の第2レンズ群G2をこの順で配置し
てなる。上記第1レンズ群G1は、物体側の光軸X付近
が平面である、近軸付近が平凸レンズからなる第1レン
ズL1 、両凹レンズからなる第2レンズL2、両凸レン
ズからなる第3レンズL3を物体側からこの順に配置し
てなる。なお、第1レンズL1は、ガラスにより形成さ
れている。
ズからなる第4レンズL4、両凸レンズからなる第5レ
ンズL5、両凸レンズからなる第6レンズL6を物体側か
らこの順に配置してなる。なお、第4レンズL4と第5
レンズL5は、接合レンズとなっている。
間には、絞り1が配設されており、第6レンズL6と固
体撮像素子の受光面2との間にはローパスフィルタ3が
配設されている。上記した結像レンズでは、物体側から
光軸Xに沿って入射した光束は固体撮像素子の受光面2
の結像位置Pに結像される。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折率Nおよび各
レンズのアッベ数νを下記表1に示す。ただし、この表
1および後述する表3,5,7,9,11において、各
記号R,D,N,νに対応させた数字は物体側から順次
増加するようになっている。また、表1中の第1面R1
および第2面R2は、下記式で表される非球面形状とな
っている(実施例2〜6において同じ)。
の点より、非球面頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に
下ろした垂線の長さ(mm) C:非球面の近軸曲率 h:光軸からの高さ(mm) K:離心率 A4〜A10:第4,6,8,10次の非球面係数 また、表2の上段に、上式に示される非球面の各定数
K,A4 〜A10 の値を示す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.52
mmであり、バックフォーカスが6.81mm、Fnoが2.
0、半画角ωが34.6度である。
は0.06となっており、以下の条件式(1)、(2)を満
足している。 D2/F<0.45 ・・・(1) D4/DT<0.1 ・・・(2) ただし、 D2 :第1レンズと第2レンズとの面間隔 D4 :第2レンズと第3レンズとの面間隔 F :全系の合成焦点距離 DT :レンズ全長
レンズの基本構成を示すものである。実施例2に係る結
像レンズは、図2に示すように、上記した実施例1に係
る結像レンズと略同様の構成とされているが、第1レン
ズL1と第2レンズL2との間隔D2が、実施例1の結像
レンズと比較して大きくなっている点で相違している。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折率Nおよび各
レンズのアッベ数νを下記表3に示す。また、表3中の
第1面R1および第2面R2は非球面とされており、表4
の上段に、非球面の各定数K,A4 〜A10 の値を示
す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.52
mmであり、バックフォーカスが6.33mm、Fnoが2.
0、半画角ωが34.6度である。また、D2/Fの値は0.2
7、D4/DTの値は0.05となっており、上記条件式
(1)、(2)を満足している。
は、図2に示すように、実施例2に係る結像レンズと略
同様の構成とされている。以下、この実施例3における
各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚お
よび各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折
率Nおよび各レンズのアッベ数νを下記表5に示す。ま
た、表5中の第1面R1および第2面R2は非球面とされ
ており、表6の上段に、非球面の各定数K,A4 〜A
10 の値を示す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.53
mmであり、バックフォーカスが6.35mm、Fnoが2.
4、半画角ωが34.4度である。また、D2/Fの値は0.3
8、D4/DTの値は0.05となっており、上記条件式
(1)、(2)を満足している。
レンズの基本構成を示すものである。実施例4に係る結
像レンズは、図3に示すように、上記した実施例1に係
る結像レンズと略同様の構成とされているが、第2レン
ズL2が物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズか
らなる点で相違している。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折率Nおよび各
レンズのアッベ数νを下記表7に示す。また、表7中の
第1面R1および第2面R2は非球面とされており、表8
の上段に、非球面の各定数K,A4 〜A10 の値を示
す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.52
mmであり、バックフォーカスが6.22mm、Fnoが2.
4、半画角ωが34.4度である。また、D2/Fの値は0.0
4、D4/DTの値は0.07となっており、上記条件式
(1)、(2)を満足している。
は、図1に示すように、実施例1に係る結像レンズと略
同様の構成とされているが、実施例1に係る結像レンズ
と比較して、第1レンズL1が、両凸のプラスチックレ
ンズからなる点が相違する。このように第1レンズL1
をプラスチックレンズとすることにより、さらにコスト
ダウンを図ることができる。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折率Nおよび各
レンズのアッベ数νを下記表9に示す。また、表9中の
第1面R1および第2面R2は非球面とされており、表1
0の上段に、非球面の各定数K,A4 〜A10 の値を示
す。
下段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.
52mmであり、バックフォーカスが6.47mm、Fnoが2.
4、半画角ωが34.4度である。また、D2/Fの値は0.0
4、D4/DTの値は0.06となっており、上記条件式
(1)、(2)を満足している。
は、図1に示すように、実施例1に係る結像レンズと略
同様の構成とされているが、実施例1に係る結像レンズ
と比較して、第1レンズL1が、両凸レンズからなる点
が相違する。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズの屈折率Nおよび各
レンズのアッベ数νを下記表11に示す。また、表11
中の第1面R1および第2面R2は非球面とされており、
表12の上段に、非球面の各定数K,A4 〜A10 の値
を示す。
下段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離Fが4.
35mmであり、バックフォーカスが6.22mm、Fnoが2.
4、半画角ωが35.7度である。また、D2/Fの値は0.0
5、D4/DTの値は0.09となっており、上記条件式
(1)、(2)を満足している。
差、非点収差、ディストーション)を各々図4、6、
8、10、12、14に示し、また、実施例1〜6のコ
マ収差を各々図5、7、9、11、13、15に示す。
なお、これらの収差図においてωは半画角を示す。図4
〜15から明らかなように、上述した各実施例によれ
ば、これら各収差を良好なものとすることができる。な
お、この結像レンズと固体撮像素子の受光面2との間に
おいて、ローパスフィルタ3に代えて、あるいはローパ
スフィルタ3とともに赤外光遮光フィルタやカバーガラ
スを挿入することも可能である。
概略図
概略図
概略図
非点収差、ディストーション)
非点収差、ディストーション)
非点収差、ディストーション)
差、非点収差、ディストーション)
差、非点収差、ディストーション)
差、非点収差、ディストーション)
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを配
設してなり、 前記第1レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有
する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズとを配設してなり、 前記第1レンズが、少なくとも一つの非球面を有し、 かつ、下記条件式(1)、(2)が満足されるように構
成されてなることを特徴とする結像レンズ。 D2/F<0.45 ・・・(1) D4/DT<0.1 ・・・(2) ただし、 D2 :第1レンズと第2レンズとの面間隔 D4 :第2レンズと第3レンズとの面間隔 F :全系の合成焦点距離 DT :レンズ全長 - 【請求項2】 前記第1レンズをガラスで形成し、該第
1レンズを平凸形状もしくは両凸形状としたことを特徴
とする請求項1記載の結像レンズ。
Priority Applications (2)
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JP33795597 | 1997-11-21 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011248340A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-12-08 | Nikon Corp | 撮影レンズ、光学装置、撮影レンズの製造方法 |
US9001441B2 (en) | 2010-04-28 | 2015-04-07 | Nikon Corporation | Imaging lens, optical apparatus equipped therewith, and method for manufacturing imaging lens |
JP2016004088A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社リコー | 撮像光学系、カメラ装置および車載カメラ装置 |
CN113484990A (zh) * | 2021-07-14 | 2021-10-08 | 天津欧菲光电有限公司 | 光学镜头、摄像模组、电子设备及汽车 |
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-
1998
- 1998-06-02 JP JP16924298A patent/JP4052493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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