JPH11211596A - 静電容量型圧力センサ用圧力検出回路 - Google Patents
静電容量型圧力センサ用圧力検出回路Info
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- JPH11211596A JPH11211596A JP1567298A JP1567298A JPH11211596A JP H11211596 A JPH11211596 A JP H11211596A JP 1567298 A JP1567298 A JP 1567298A JP 1567298 A JP1567298 A JP 1567298A JP H11211596 A JPH11211596 A JP H11211596A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好で応答特性と安定した直線性の良好な出
力が得られる圧力検出回路を提供する。 【解決手段】 圧力センサに設けた圧力検出用コンデン
サ11A,11Bと、コンデンサ11A,11Bが第1
の入力に直列に接続された演算増幅器12,22と、演
算増幅器12,22の出力が第1の入力に入力されると
ともに出力が演算増幅器12,22の第2の入力に入力
される演算増幅器13,23と、演算増幅器13,23
の第1の入力と出力との間に接続されたコンデンサ1
6,26とからなるC−V変換増幅回路10と、演算増
幅器12の出力が入力される演算増幅器51と、演算増
幅器22の出力が入力される演算増幅器52と、演算増
幅器51の出力と演算増幅器52の出力が入力される演
算増幅器53とから構成される差動増幅回路50とを備
えた圧力検出回路。
力が得られる圧力検出回路を提供する。 【解決手段】 圧力センサに設けた圧力検出用コンデン
サ11A,11Bと、コンデンサ11A,11Bが第1
の入力に直列に接続された演算増幅器12,22と、演
算増幅器12,22の出力が第1の入力に入力されると
ともに出力が演算増幅器12,22の第2の入力に入力
される演算増幅器13,23と、演算増幅器13,23
の第1の入力と出力との間に接続されたコンデンサ1
6,26とからなるC−V変換増幅回路10と、演算増
幅器12の出力が入力される演算増幅器51と、演算増
幅器22の出力が入力される演算増幅器52と、演算増
幅器51の出力と演算増幅器52の出力が入力される演
算増幅器53とから構成される差動増幅回路50とを備
えた圧力検出回路。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力を検出する静
電容量型圧力センサを用いた圧力検出回路に関する。
電容量型圧力センサを用いた圧力検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電容量型圧力センサを用いた圧
力検出回路の構成を図6を用いて説明する。従来の圧力
検出回路は、圧力検出用コンデンサCpと、電圧検出用
コンデンサCvと、振幅比較回路Kと、Dフリップフロ
ップ回路FFと、第1の抵抗R1と、演算増幅器Op
と、帰還コンデンサCfと、第2の抵抗R2tと第3の
抵抗R3とからなる分圧回路と、第1の基準電圧Vr1
と、第2の基準電圧Vr2と、第1のスイッチS1と、
第2のスイッチS2と、第3のスイッチS3とを具備し
て構成される。
力検出回路の構成を図6を用いて説明する。従来の圧力
検出回路は、圧力検出用コンデンサCpと、電圧検出用
コンデンサCvと、振幅比較回路Kと、Dフリップフロ
ップ回路FFと、第1の抵抗R1と、演算増幅器Op
と、帰還コンデンサCfと、第2の抵抗R2tと第3の
抵抗R3とからなる分圧回路と、第1の基準電圧Vr1
と、第2の基準電圧Vr2と、第1のスイッチS1と、
第2のスイッチS2と、第3のスイッチS3とを具備し
て構成される。
【0003】圧力検出用コンデンサCpは、静電容量型
圧力センサのコンデンサとして構成され、センサに加え
られる測定対象の圧力の変化によって電極間の距離が変
化して、その静電容量が変化する。圧力検出用コンデン
サCpの一端は、第1のスイッチS1と第2の抵抗R2
を介して電源Vccに接続され、他端は、接地される。
圧力検出用コンデンサCpの一端は、圧力検出用コンデ
ンサCpに並列に接続された電圧検出用コンデンサCv
に第3のスイッチS3を介して接続される。
圧力センサのコンデンサとして構成され、センサに加え
られる測定対象の圧力の変化によって電極間の距離が変
化して、その静電容量が変化する。圧力検出用コンデン
サCpの一端は、第1のスイッチS1と第2の抵抗R2
を介して電源Vccに接続され、他端は、接地される。
圧力検出用コンデンサCpの一端は、圧力検出用コンデ
ンサCpに並列に接続された電圧検出用コンデンサCv
に第3のスイッチS3を介して接続される。
【0004】電圧検出用コンデンサCvに並列に第2の
スイッチS2が接続される。電圧検出用コンデンサCv
の端子は、振幅比較回路Kの反転入力端子に接続され
る。
スイッチS2が接続される。電圧検出用コンデンサCv
の端子は、振幅比較回路Kの反転入力端子に接続され
る。
【0005】振幅比較回路Kは、電圧検出用コンデンサ
Cvの端子電圧と第1の基準電圧Vr1を比較し、電圧
検出用コンデンサCvの端子電圧が第1の基準電圧Vr
1を越えたときにハイを出力する。振幅比較回路Kの反
転入力端子−には、電圧検出用コンデンサCvの端子が
接続され、非反転入力端子+には、第1の基準電圧Vr
1が接続される。振幅比較回路Kの出力端子はDフリッ
プフロップ回路FFのD入力端子に接続される。
Cvの端子電圧と第1の基準電圧Vr1を比較し、電圧
検出用コンデンサCvの端子電圧が第1の基準電圧Vr
1を越えたときにハイを出力する。振幅比較回路Kの反
転入力端子−には、電圧検出用コンデンサCvの端子が
接続され、非反転入力端子+には、第1の基準電圧Vr
1が接続される。振幅比較回路Kの出力端子はDフリッ
プフロップ回路FFのD入力端子に接続される。
【0006】Dフリップフロップ回路FFは、データ入
力端子Dにハイ信号が入力されると、Qbar出力端子
からハイ信号が出力される。Dフリップフロップ回路F
FのC端子にはクロック信号CKが入力される。Dフリ
ップフロップ回路FFのQbar出力は、第1の抵抗R
1を介して第2の振幅比較回路K2の反転入力端子−に
接続される。
力端子Dにハイ信号が入力されると、Qbar出力端子
からハイ信号が出力される。Dフリップフロップ回路F
FのC端子にはクロック信号CKが入力される。Dフリ
ップフロップ回路FFのQbar出力は、第1の抵抗R
1を介して第2の振幅比較回路K2の反転入力端子−に
接続される。
【0007】第2の振幅比較回路K2の非反転入力端子
には、第2の基準電圧Vr2が入力される。第2の振幅
比較回路K2の出力は、積分用コンデンサCfを介して
反転入力端子に帰還されるとともに、第3の抵抗R3お
よび第2の抵抗R2を介して電源Vccに接続され、さ
らに、出力端子に接続される。
には、第2の基準電圧Vr2が入力される。第2の振幅
比較回路K2の出力は、積分用コンデンサCfを介して
反転入力端子に帰還されるとともに、第3の抵抗R3お
よび第2の抵抗R2を介して電源Vccに接続され、さ
らに、出力端子に接続される。
【0008】このような圧力検出回路の動作を以下に説
明する。第1のスイッチS1と第2のスイッチS2は、
方形波Aによって開閉される。第3のスイッチS3は、
方形波Aを反転した方形波Bによって開閉される。第1
のスイッチS1と第2のスイッチS2がオンとされる
と、圧力検出用コンデンサCpは、電源電圧Vccによ
って充電される。充電速度は、第2の抵抗R2と圧力検
出用コンデンサCpの容量によって決定される。この
間、電圧検出用コンデンサCvの電荷は、第2のスイッ
チS2を介して放電される。
明する。第1のスイッチS1と第2のスイッチS2は、
方形波Aによって開閉される。第3のスイッチS3は、
方形波Aを反転した方形波Bによって開閉される。第1
のスイッチS1と第2のスイッチS2がオンとされる
と、圧力検出用コンデンサCpは、電源電圧Vccによ
って充電される。充電速度は、第2の抵抗R2と圧力検
出用コンデンサCpの容量によって決定される。この
間、電圧検出用コンデンサCvの電荷は、第2のスイッ
チS2を介して放電される。
【0009】第1のスイッチS1および第2のスイッチ
S2がオフとされ、第3のスイッチがオンになると、電
圧検出用コンデンサCvは、圧力検出用コンデンサCp
に蓄えられた電荷によって充電される。電圧検出用コン
デンサCvの端子電圧が第1の基準電圧Vr1を越える
と、振幅比較回路Kの出力はハイとなる。第3のスイッ
チS3がオンとなってから振幅比較回路Kがハイとなる
までの時間は、電圧検出用コンデンサCvが充電される
早さによって定まる。すなわち、前記時間は、圧力検出
用コンデンサCpの端子電圧が高いほど短くなり端子電
圧が低いほど長くなる。言い換えれば、前記時間は、圧
力センサに加えられる圧力に反比例する。
S2がオフとされ、第3のスイッチがオンになると、電
圧検出用コンデンサCvは、圧力検出用コンデンサCp
に蓄えられた電荷によって充電される。電圧検出用コン
デンサCvの端子電圧が第1の基準電圧Vr1を越える
と、振幅比較回路Kの出力はハイとなる。第3のスイッ
チS3がオンとなってから振幅比較回路Kがハイとなる
までの時間は、電圧検出用コンデンサCvが充電される
早さによって定まる。すなわち、前記時間は、圧力検出
用コンデンサCpの端子電圧が高いほど短くなり端子電
圧が低いほど長くなる。言い換えれば、前記時間は、圧
力センサに加えられる圧力に反比例する。
【0010】振幅比較回路Kからのハイ出力がD入力に
入力された状態で、クロックCKが入力されると、Dフ
リップフロップ回路FFのQbar出力がハイとなる。
振幅比較回路Kからのロウ出力がD入力に入力された状
態で、クロックCKが入力されると、Dフリップフロッ
プ回路FFのQbar出力がロウとなる。
入力された状態で、クロックCKが入力されると、Dフ
リップフロップ回路FFのQbar出力がハイとなる。
振幅比較回路Kからのロウ出力がD入力に入力された状
態で、クロックCKが入力されると、Dフリップフロッ
プ回路FFのQbar出力がロウとなる。
【0011】Dフリップフロップ回路FFの出力は第1
の抵抗R1を介して演算増幅器Opに入力される。演算
増幅器Opと帰還コンデンサCfと第2の基準電圧Vr
2とで積分器を構成している。Dフリップフロップ回路
FFの出力はこの積分器で積分され、出力電圧とされ
る。この出力電圧は、抵抗R3を介して圧力検出用コン
デンサCpに返される。
の抵抗R1を介して演算増幅器Opに入力される。演算
増幅器Opと帰還コンデンサCfと第2の基準電圧Vr
2とで積分器を構成している。Dフリップフロップ回路
FFの出力はこの積分器で積分され、出力電圧とされ
る。この出力電圧は、抵抗R3を介して圧力検出用コン
デンサCpに返される。
【0012】この圧力検出回路によれば、圧力検出用コ
ンデンサCpの出力すなわち圧力検出用コンデンサCp
が検出した圧力に比例した出力電圧を得ることができ
る。
ンデンサCpの出力すなわち圧力検出用コンデンサCp
が検出した圧力に比例した出力電圧を得ることができ
る。
【0013】上記従来の圧力検出回路は、ループ回路が
構成されているので、応答性が悪く、Dフリップフロッ
プ回路FFの出力を積分していることから、出力リップ
ルも大きかった。さらに、出力が圧力センサの性能によ
って決定されるので、直線性の良好な出力を得ることが
困難であった。
構成されているので、応答性が悪く、Dフリップフロッ
プ回路FFの出力を積分していることから、出力リップ
ルも大きかった。さらに、出力が圧力センサの性能によ
って決定されるので、直線性の良好な出力を得ることが
困難であった。
【0014】このような問題を解決するために、図7に
示すような圧力検出回路が考えられる。この圧力検出回
路は、方形波発振回路と、圧力検出用コンデンサCp
と、演算増幅器Opと、帰還コンデンサCfと、基準電
圧Vrとから構成される。圧力検出用コンデンサCp
は、方形波発振回路の出力によって充電される。この出
力は、演算増幅器Opと帰還コンデンサCfと基準電圧
Vrから構成される積分器に入力され、圧力検出用コン
デンサCpの容量に比例した出力電圧を得ることができ
る。これは、圧力検出用コンデンサCpに方形波を印加
するとき、インピーダンスXc=1/2πfCを持つこ
ととなり、抵抗と演算増幅器による反転増幅回路と同様
に考えられる。この方法によれば、応答性の良好な圧力
検出回路を得ることができる。
示すような圧力検出回路が考えられる。この圧力検出回
路は、方形波発振回路と、圧力検出用コンデンサCp
と、演算増幅器Opと、帰還コンデンサCfと、基準電
圧Vrとから構成される。圧力検出用コンデンサCp
は、方形波発振回路の出力によって充電される。この出
力は、演算増幅器Opと帰還コンデンサCfと基準電圧
Vrから構成される積分器に入力され、圧力検出用コン
デンサCpの容量に比例した出力電圧を得ることができ
る。これは、圧力検出用コンデンサCpに方形波を印加
するとき、インピーダンスXc=1/2πfCを持つこ
ととなり、抵抗と演算増幅器による反転増幅回路と同様
に考えられる。この方法によれば、応答性の良好な圧力
検出回路を得ることができる。
【0015】しかしながら、この回路は、静電容量を用
いた増幅回路であることから、演算増幅器Opの反転入
力端子には、直流的に電流が供給されないこととなっ
て、動作が不安定となり、この影響が出力に直接反映さ
れてしまうおそれがある。
いた増幅回路であることから、演算増幅器Opの反転入
力端子には、直流的に電流が供給されないこととなっ
て、動作が不安定となり、この影響が出力に直接反映さ
れてしまうおそれがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧力センサ
に用いる圧力−電圧変換装置において、応答特性の良好
な、かつ、安定した出力を得ることができる圧力検出回
路を提供することを目的とする。さらに、本発明は、圧
力センサの出力特性を直線性の良好にした圧力検出回路
を提供することを目的とする。
に用いる圧力−電圧変換装置において、応答特性の良好
な、かつ、安定した出力を得ることができる圧力検出回
路を提供することを目的とする。さらに、本発明は、圧
力センサの出力特性を直線性の良好にした圧力検出回路
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、静電容量型圧力センサを用いた圧力検出
回路を、圧力センサの圧力検出用コンデンサと、該圧力
検出用コンデンサが第1の入力端子に直列に接続された
第1の演算増幅器と、第1の演算増幅器の出力を反転し
て第1の演算増幅器の第2の入力端子に入力する積分器
とから構成し、該積分器を、第2の演算増幅器の出力が
第1の入力端子に入力され、基準電圧が第2の入力端子
に入力されるとともに、出力がコンデンサを介して第1
の入力端子に接続して構成した。
に、本発明は、静電容量型圧力センサを用いた圧力検出
回路を、圧力センサの圧力検出用コンデンサと、該圧力
検出用コンデンサが第1の入力端子に直列に接続された
第1の演算増幅器と、第1の演算増幅器の出力を反転し
て第1の演算増幅器の第2の入力端子に入力する積分器
とから構成し、該積分器を、第2の演算増幅器の出力が
第1の入力端子に入力され、基準電圧が第2の入力端子
に入力されるとともに、出力がコンデンサを介して第1
の入力端子に接続して構成した。
【0018】さらに、本発明は上記圧力検出回路におい
て、方形波発振回路の出力を、圧力検出用コンデンサに
印加した。
て、方形波発振回路の出力を、圧力検出用コンデンサに
印加した。
【0019】上記課題を解決するために、本発明は、静
電容量型圧力センサを用いた圧力検出回路を、圧力セン
サの圧力検出用コンデンサと、第2のコンデンサと、前
記圧力検出用コンデンサが第1の入力に直列に接続され
た第1の演算増幅器と、第1の演算増幅器の出力が第1
の入力に入力されるとともに出力が第1の演算増幅器の
第2の入力に入力される第2の演算増幅器と、第2の演
算増幅器の第1の入力と出力との間に接続された第3の
コンデンサと、前記第2のコンデンサが第1の入力に直
列に接続された第3の演算増幅器と、第3の演算増幅器
の出力が第1の入力に入力されるとともに出力が第3の
演算増幅器の第2の入力に入力される第4の演算増幅器
と、第4の演算増幅器の第1の入力と出力との間に接続
された第4のコンデンサと、第1の演算増幅器の出力が
入力される第5の演算増幅器と、第3の演算増幅器の出
力が入力される第6の演算増幅器と、第5の演算増幅器
の出力と第6の演算増幅器の出力が入力される第7の演
算増幅器とから構成される差動増幅回路とを備えて構成
した。
電容量型圧力センサを用いた圧力検出回路を、圧力セン
サの圧力検出用コンデンサと、第2のコンデンサと、前
記圧力検出用コンデンサが第1の入力に直列に接続され
た第1の演算増幅器と、第1の演算増幅器の出力が第1
の入力に入力されるとともに出力が第1の演算増幅器の
第2の入力に入力される第2の演算増幅器と、第2の演
算増幅器の第1の入力と出力との間に接続された第3の
コンデンサと、前記第2のコンデンサが第1の入力に直
列に接続された第3の演算増幅器と、第3の演算増幅器
の出力が第1の入力に入力されるとともに出力が第3の
演算増幅器の第2の入力に入力される第4の演算増幅器
と、第4の演算増幅器の第1の入力と出力との間に接続
された第4のコンデンサと、第1の演算増幅器の出力が
入力される第5の演算増幅器と、第3の演算増幅器の出
力が入力される第6の演算増幅器と、第5の演算増幅器
の出力と第6の演算増幅器の出力が入力される第7の演
算増幅器とから構成される差動増幅回路とを備えて構成
した。
【0020】さらに、本発明は、上記圧力検出回路にお
いて、第1のコンデンサと第2のコンデンサを、同一の
圧力センサに搭載して構成した。
いて、第1のコンデンサと第2のコンデンサを、同一の
圧力センサに搭載して構成した。
【0021】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明の第1の実施
の形態を説明する。この圧力検出回路は、方形波発振回
路30と、C−V変換増幅回路10とから構成される。
C−V変換増幅回路10は、圧力検出コンデンサCs1
1と、第1の演算増幅器12と、第2の演算増幅器13
と、基準電圧14と、帰還コンデンサ15,16と、抵
抗17とから構成される。圧力検出センサに設けた圧力
検出用コンデンサCs11は、一端が方形波発振回路3
0に接続され、他端が第1の演算増幅器12の反転入力
端子−に接続される。第1の演算増幅器12の出力は、
C−V変換増幅回路10の出力である。さらに、第1の
演算増幅器12の出力は、自己の反転入力端子−に帰還
コンデンサ15を介して帰還されるとともに、帰還抵抗
17とコンデンサ16を介して自己の非反転入力端子+
に供給される。また、第1の演算増幅器12の出力は、
帰還抵抗17を介して第2の演算増幅器13の反転入力
端子−に供給される。第2の演算増幅器13の非反転入
力端子+には、基準電圧14が供給され、出力は、第1
の演算増幅器11の非反転入力端子+に供給される。
の形態を説明する。この圧力検出回路は、方形波発振回
路30と、C−V変換増幅回路10とから構成される。
C−V変換増幅回路10は、圧力検出コンデンサCs1
1と、第1の演算増幅器12と、第2の演算増幅器13
と、基準電圧14と、帰還コンデンサ15,16と、抵
抗17とから構成される。圧力検出センサに設けた圧力
検出用コンデンサCs11は、一端が方形波発振回路3
0に接続され、他端が第1の演算増幅器12の反転入力
端子−に接続される。第1の演算増幅器12の出力は、
C−V変換増幅回路10の出力である。さらに、第1の
演算増幅器12の出力は、自己の反転入力端子−に帰還
コンデンサ15を介して帰還されるとともに、帰還抵抗
17とコンデンサ16を介して自己の非反転入力端子+
に供給される。また、第1の演算増幅器12の出力は、
帰還抵抗17を介して第2の演算増幅器13の反転入力
端子−に供給される。第2の演算増幅器13の非反転入
力端子+には、基準電圧14が供給され、出力は、第1
の演算増幅器11の非反転入力端子+に供給される。
【0022】この圧力検出回路においては、方形波30
から供給された方形波が、圧力検出用コンデンサ11を
充電する。このコンデンサ11の充電電圧は、積分器を
構成する演算増幅器12の反転入力端子−に入力され
る。演算増幅器12に入力される圧力検出用コンデンサ
11の出力は、該コンデンサによって直流成分が除去さ
れた形となっているが、低い周波数成分の変動を含んで
おり、この変動成分が演算増幅器12の出力端に表れ
る。
から供給された方形波が、圧力検出用コンデンサ11を
充電する。このコンデンサ11の充電電圧は、積分器を
構成する演算増幅器12の反転入力端子−に入力され
る。演算増幅器12に入力される圧力検出用コンデンサ
11の出力は、該コンデンサによって直流成分が除去さ
れた形となっているが、低い周波数成分の変動を含んで
おり、この変動成分が演算増幅器12の出力端に表れ
る。
【0023】この出力は、抵抗17を介して第2の演算
増幅器13の反転入力端子−に入力されるとともにコン
デンサ16を介して、第1の演算増幅器12の非反転入
力端子+に入力される。さらに第2の演算増幅器13の
出力は、第1の演算増幅器12の非反転端子+に入力さ
れる。この実施の形態では、演算増幅器12の出力を反
転させて演算増幅器12の非反転入力端子+へ入力する
ことによって、演算増幅器12の出力の変動成分を打ち
消し、方形波発信器30の方形波出力によって得られた
圧力検出用コンデンサ11の安定した出力波形のみを取
り出すことができる。
増幅器13の反転入力端子−に入力されるとともにコン
デンサ16を介して、第1の演算増幅器12の非反転入
力端子+に入力される。さらに第2の演算増幅器13の
出力は、第1の演算増幅器12の非反転端子+に入力さ
れる。この実施の形態では、演算増幅器12の出力を反
転させて演算増幅器12の非反転入力端子+へ入力する
ことによって、演算増幅器12の出力の変動成分を打ち
消し、方形波発信器30の方形波出力によって得られた
圧力検出用コンデンサ11の安定した出力波形のみを取
り出すことができる。
【0024】この発明の第2の実施の形態を図2を用い
て説明する。この実施の形態は、上記したC−V変換増
幅回路を2回路使用して、その出力をそれぞれ差動増幅
回路を用いて増幅することによって、同相除去比(CM
R:Common mode rejuctionn retio)大きく使いなが
ら、差動電圧を出力することができるようにした形態で
ある。この圧力検出回路は、C−V変換増幅回路10
と、発振回路30と、差動増幅回路50とを有して構成
される。C−V変換増幅回路10は、図1に示したC−
V変換増幅回路10を2回路並列に備えている。すなわ
ち、この実施の形態のC−V変換回路10は、圧力検出
用コンデンサCs11と、第1の演算増幅器12と、第
2の演算増幅器13と、基準電圧14と、帰還コンデン
サ15と、コンデンサ16と、抵抗17からなる第1の
C−V変換増幅回路と、基準用コンデンサCr21と、
第3の演算増幅器22と、第4の演算増幅器23と、基
準電圧14と、帰還コンデンサ25と、コンデンサ26
と、抵抗27からなる第2のC−V変換増幅回路とから
構成されている。
て説明する。この実施の形態は、上記したC−V変換増
幅回路を2回路使用して、その出力をそれぞれ差動増幅
回路を用いて増幅することによって、同相除去比(CM
R:Common mode rejuctionn retio)大きく使いなが
ら、差動電圧を出力することができるようにした形態で
ある。この圧力検出回路は、C−V変換増幅回路10
と、発振回路30と、差動増幅回路50とを有して構成
される。C−V変換増幅回路10は、図1に示したC−
V変換増幅回路10を2回路並列に備えている。すなわ
ち、この実施の形態のC−V変換回路10は、圧力検出
用コンデンサCs11と、第1の演算増幅器12と、第
2の演算増幅器13と、基準電圧14と、帰還コンデン
サ15と、コンデンサ16と、抵抗17からなる第1の
C−V変換増幅回路と、基準用コンデンサCr21と、
第3の演算増幅器22と、第4の演算増幅器23と、基
準電圧14と、帰還コンデンサ25と、コンデンサ26
と、抵抗27からなる第2のC−V変換増幅回路とから
構成されている。
【0025】差動増幅回路50は、第1の演算増幅器5
1と、第2の演算増幅器52と、第3の演算増幅器53
と、抵抗51〜60を有している。第1の演算増幅器の
非反転入力端子+には第1のC−V変換増幅回路の出力
が入力され、第2の演算増幅器52の非反転入力端子+
には第2のC−V変換増幅回路の出力が入力される。第
1の演算増幅器51と第2の演算増幅器52の出力は、
直列に接続された抵抗54,55,56を介して接続さ
れる。さらに、第1の演算増幅器51の反転入力端子−
には、自己の出力が抵抗51を介して帰還される。同様
に第2の演算増幅器52の反転端子−には、自己の出力
が抵抗56を介して入力される。抵抗55は、差動増幅
回路の増幅度を調整する調整抵抗として働く。
1と、第2の演算増幅器52と、第3の演算増幅器53
と、抵抗51〜60を有している。第1の演算増幅器の
非反転入力端子+には第1のC−V変換増幅回路の出力
が入力され、第2の演算増幅器52の非反転入力端子+
には第2のC−V変換増幅回路の出力が入力される。第
1の演算増幅器51と第2の演算増幅器52の出力は、
直列に接続された抵抗54,55,56を介して接続さ
れる。さらに、第1の演算増幅器51の反転入力端子−
には、自己の出力が抵抗51を介して帰還される。同様
に第2の演算増幅器52の反転端子−には、自己の出力
が抵抗56を介して入力される。抵抗55は、差動増幅
回路の増幅度を調整する調整抵抗として働く。
【0026】第3の演算増幅器53の反転入力−には、
第1の演算増幅器51の出力が抵抗57を介して入力さ
れる。第3の演算増幅器の反転入力端子は抵抗59を介
して接地される。第3の演算増幅器53の非反転入力端
子+には第2の演算増幅器52の出力が抵抗58を介し
て入力される。第3の演算増幅器の非反転入力端子+に
は、自己の出力が抵抗60を介して入力される。
第1の演算増幅器51の出力が抵抗57を介して入力さ
れる。第3の演算増幅器の反転入力端子は抵抗59を介
して接地される。第3の演算増幅器53の非反転入力端
子+には第2の演算増幅器52の出力が抵抗58を介し
て入力される。第3の演算増幅器の非反転入力端子+に
は、自己の出力が抵抗60を介して入力される。
【0027】このように構成することによって、圧力検
出用コンデンサ11と基準コンデンサ21との容量の差
を取り出すので、精度の高い出力を得ることができる。
出用コンデンサ11と基準コンデンサ21との容量の差
を取り出すので、精度の高い出力を得ることができる。
【0028】図3〜図5を用いて本発明にかかる圧力検
出回路の第3の実施の形態を説明する。図3はこの実施
の形態に用いる、圧力センサに設けられた圧力検出コン
デンサの構造を示す図であり、図3(A)は縦断面図、
図3(B)は図3(A)のB−B線での断面図、図3
(C)は図3(A)のC−C線での断面図を示す。図4
は圧力コンデンサの特性を説明する図であり、図5は、
この実施の形態にかかる圧力検出回路の構造を示すブロ
ック図である。
出回路の第3の実施の形態を説明する。図3はこの実施
の形態に用いる、圧力センサに設けられた圧力検出コン
デンサの構造を示す図であり、図3(A)は縦断面図、
図3(B)は図3(A)のB−B線での断面図、図3
(C)は図3(A)のC−C線での断面図を示す。図4
は圧力コンデンサの特性を説明する図であり、図5は、
この実施の形態にかかる圧力検出回路の構造を示すブロ
ック図である。
【0029】この実施の形態にかかる圧力検出用コンデ
ンサは、2個のコンデンサから構成される。すなわち、
この圧力センサは、セラミックなどの絶縁体からなる基
板111とセラミックの薄板からなる圧力検出膜112
と、基板111と圧力検出膜112を一定の間隔を持っ
て対向配置させる間隔保持部材113と、基板111の
表面に設けた金属薄膜からなる環状の環状電極114
と、環状電極の内側に設けた金属薄膜からなる円形状の
円盤電極115と、圧力検出膜112の表面に設けた円
形状の可動電極116とから構成される。環状電極11
4と可動電極116とで第1の圧力検出用コンデンサC
s1を形成し、円盤電極115と可動電極116とで第
2の圧力検出用コンデンサCs2を形成する。
ンサは、2個のコンデンサから構成される。すなわち、
この圧力センサは、セラミックなどの絶縁体からなる基
板111とセラミックの薄板からなる圧力検出膜112
と、基板111と圧力検出膜112を一定の間隔を持っ
て対向配置させる間隔保持部材113と、基板111の
表面に設けた金属薄膜からなる環状の環状電極114
と、環状電極の内側に設けた金属薄膜からなる円形状の
円盤電極115と、圧力検出膜112の表面に設けた円
形状の可動電極116とから構成される。環状電極11
4と可動電極116とで第1の圧力検出用コンデンサC
s1を形成し、円盤電極115と可動電極116とで第
2の圧力検出用コンデンサCs2を形成する。
【0030】圧力センサは可撓性の薄膜に圧力を受ける
構造で構成されることから、圧力検出用コンデンサを構
成する対向する電極間の間隙は、周辺部では変化量が小
さく中心部では変化量が大きくなるとともに、全体とし
てのコンデンサの容量が圧力に線形に比例せず、出力特
性の直線性が悪いものであった。しかしながら、圧力検
出用コンデンサとして上記のような構成の2個の圧力検
出用コンデンサを用いることによって、図4に示すよう
に、圧力検出回路の出力特性を直線性のよい特性とする
ことができる。すなわち、圧力検出膜112の表面に環
状に形成された環状電極114と可動電極116との間
に形成される第1の圧力検出用コンデンサCs1と、該
環状電極の内側に形成された円形状の円盤電極115と
可動電極116との間に形成された第2の圧力検出用コ
ンデンサCs2の圧力−容量特性は、図4(A)に示す
ように、圧力の変化に対して電極間の間隙の変化量が少
ない外側に配置された第1の圧力検出用コンデンサCs
1の容量の変化量は小さく、その変化率は圧力が増すに
従って大きくなる。一方、圧力の変化に対して電極間の
間隙の変化量が大きな内側に配置された第2の圧力検出
用コンデンサCs2の容量の変化量は大きく、その変化
率は圧力が増すに従って大きくなる。
構造で構成されることから、圧力検出用コンデンサを構
成する対向する電極間の間隙は、周辺部では変化量が小
さく中心部では変化量が大きくなるとともに、全体とし
てのコンデンサの容量が圧力に線形に比例せず、出力特
性の直線性が悪いものであった。しかしながら、圧力検
出用コンデンサとして上記のような構成の2個の圧力検
出用コンデンサを用いることによって、図4に示すよう
に、圧力検出回路の出力特性を直線性のよい特性とする
ことができる。すなわち、圧力検出膜112の表面に環
状に形成された環状電極114と可動電極116との間
に形成される第1の圧力検出用コンデンサCs1と、該
環状電極の内側に形成された円形状の円盤電極115と
可動電極116との間に形成された第2の圧力検出用コ
ンデンサCs2の圧力−容量特性は、図4(A)に示す
ように、圧力の変化に対して電極間の間隙の変化量が少
ない外側に配置された第1の圧力検出用コンデンサCs
1の容量の変化量は小さく、その変化率は圧力が増すに
従って大きくなる。一方、圧力の変化に対して電極間の
間隙の変化量が大きな内側に配置された第2の圧力検出
用コンデンサCs2の容量の変化量は大きく、その変化
率は圧力が増すに従って大きくなる。
【0031】このような圧力検出用コンデンサの容量を
電圧に変換したときには、図4(B)に示すように、第
1のコンデンサCs1の出力を変換した電圧Vs1およ
び第2のコンデンサCs2の出力を変換した電圧Vs2
は、破線で示した直線状の変換曲線に比較して、それぞ
れ、偏量ΔA、ΔBだけ偏倚している。この出力電圧V
s1,Vs2を差動増幅回路50の2の入力にそれぞれ
入力することによって、図4(C)に示すような、偏量
ΔA、ΔBを打ち消した、直線性の良好な出力Vdを得
ることができる。
電圧に変換したときには、図4(B)に示すように、第
1のコンデンサCs1の出力を変換した電圧Vs1およ
び第2のコンデンサCs2の出力を変換した電圧Vs2
は、破線で示した直線状の変換曲線に比較して、それぞ
れ、偏量ΔA、ΔBだけ偏倚している。この出力電圧V
s1,Vs2を差動増幅回路50の2の入力にそれぞれ
入力することによって、図4(C)に示すような、偏量
ΔA、ΔBを打ち消した、直線性の良好な出力Vdを得
ることができる。
【0032】この2個の圧力コンデンサを用いた圧力検
出回路の構成を以下説明する。図5に示すように、この
実施の形態にかかる圧力検出回路は、C−V変換増幅回
路10と、方形波を発振する発振回路30と、C−V変
換増幅回路10の2個の出力を差動的に増幅する差動増
幅回路50とから構成される。また、この実施の形態に
かかる圧力検出回路は、フィルタ70を有している。さ
らに、この実施の形態にかかる圧力検出回路は、反転増
幅回路90を有している。
出回路の構成を以下説明する。図5に示すように、この
実施の形態にかかる圧力検出回路は、C−V変換増幅回
路10と、方形波を発振する発振回路30と、C−V変
換増幅回路10の2個の出力を差動的に増幅する差動増
幅回路50とから構成される。また、この実施の形態に
かかる圧力検出回路は、フィルタ70を有している。さ
らに、この実施の形態にかかる圧力検出回路は、反転増
幅回路90を有している。
【0033】C−V変換増幅回路10は、図2に示した
第2の実施の形態に用いるC−V変換増幅回路とほぼ同
様な構成を有しており、圧力検出用コンデンサ11が図
3に示した圧力センサの第1の圧力検出用コンデンサC
s11Aとされていること、基準コンデンサ21が第2
の圧力検出用コンデンサCs211Bとされているこ
と、基準電圧14が、電源電圧Vccを分圧する抵抗1
41,142で構成されていることで相違する。その他
の構成および動作は、第2の実施の形態と同様であるの
でその説明を省略する。このC−V変換増幅回路10を
用いることによって、第1および第3の演算増幅器1
2,21の出力の変動が第2および第4の演算増幅器1
3,23からなる積分器を介して反転して非反転入力端
子+に帰還されるので、出力に変動を打ち消すことがで
きる。
第2の実施の形態に用いるC−V変換増幅回路とほぼ同
様な構成を有しており、圧力検出用コンデンサ11が図
3に示した圧力センサの第1の圧力検出用コンデンサC
s11Aとされていること、基準コンデンサ21が第2
の圧力検出用コンデンサCs211Bとされているこ
と、基準電圧14が、電源電圧Vccを分圧する抵抗1
41,142で構成されていることで相違する。その他
の構成および動作は、第2の実施の形態と同様であるの
でその説明を省略する。このC−V変換増幅回路10を
用いることによって、第1および第3の演算増幅器1
2,21の出力の変動が第2および第4の演算増幅器1
3,23からなる積分器を介して反転して非反転入力端
子+に帰還されるので、出力に変動を打ち消すことがで
きる。
【0034】発振回路30は、水晶発振器などからなる
発振器31と、インバータ32と、2個の直列に接続さ
れたアナログスイッチ33,34と、一端が電源電圧V
ccに接続され他端が接地された抵抗35と、一端が電
源電圧−Vccに接続され他端が接地された抵抗36と
から構成される。アナログスイッチ33は、発振器31
の出力によって動作され、アナログスイッチ34は、発
振器31の出力を反転した信号によって動作される。ア
ナログスイッチ33の一端は前記抵抗35の摺動電極に
接続され、他端はアナログスイッチ34の他端に接続さ
れる。アナログスイッチ34の一端は前記抵抗36の摺
動電極に接続され、他端はアナログスイッチ33の他端
に接続される。アナログスイッチ33とアナログスイッ
チ34の他端どうしの接続点が出力Aとされる。出力A
には、発振器31の出力が、正のときに抵抗35で分圧
された電圧が表れ、負のときに抵抗36で分圧された電
圧が表れる。発振回路30の出力が、第1の圧力検出用
コンデンサCs1と、第2の圧力検出用コンデンサCs
2に印加される。
発振器31と、インバータ32と、2個の直列に接続さ
れたアナログスイッチ33,34と、一端が電源電圧V
ccに接続され他端が接地された抵抗35と、一端が電
源電圧−Vccに接続され他端が接地された抵抗36と
から構成される。アナログスイッチ33は、発振器31
の出力によって動作され、アナログスイッチ34は、発
振器31の出力を反転した信号によって動作される。ア
ナログスイッチ33の一端は前記抵抗35の摺動電極に
接続され、他端はアナログスイッチ34の他端に接続さ
れる。アナログスイッチ34の一端は前記抵抗36の摺
動電極に接続され、他端はアナログスイッチ33の他端
に接続される。アナログスイッチ33とアナログスイッ
チ34の他端どうしの接続点が出力Aとされる。出力A
には、発振器31の出力が、正のときに抵抗35で分圧
された電圧が表れ、負のときに抵抗36で分圧された電
圧が表れる。発振回路30の出力が、第1の圧力検出用
コンデンサCs1と、第2の圧力検出用コンデンサCs
2に印加される。
【0035】差動増幅回路50は、第1の演算増幅器5
1と、第2の演算増幅器52と、第3の演算増幅器53
と、抵抗54〜60とから構成される。第1の演算増幅
器51の非反転入力端子+には、C−V変換増幅回路か
らの第1の圧力検出用コンデンサCs1の変換電圧Vs
1が入力され、反転入力端子−には、第2の圧力検出用
コンデンサCs2の変換電圧Vs2が入力される。第1
の演算増幅器51の出力と第2の演算増幅器の出力と
は、直列に接続された抵抗54と可変抵抗55と抵抗5
6を介して接続されている。第1の演算増幅器51の出
力は、抵抗57を介して第3の演算増幅器の一方の入力
端子例えば非反転入力端子+に入力されるとともに、抵
抗54を介して自己の反転端子−に入力される。第2の
演算増幅器52の出力は、抵抗58を介して第3の演算
増幅器の他方の入力端子例えば反転入力端子−に入力さ
れるとともに、抵抗56を介して自己の反転端子+に入
力される。可変抵抗55を調節することによって、増幅
度を調整することができる。第3の演算増幅器53の、
一方の入力端子例えば非反転入力端子+は抵抗59を介
して接地され、他方の入力端子例えば反転入力端子−は
自己の出力が抵抗60を介して入力される。このように
構成することによって、図4(B)に示した出力特性を
有する検出用コンデンサの出力を差動的に増幅して、図
4(C)に示す直線性のよい出力を得ることができる。
1と、第2の演算増幅器52と、第3の演算増幅器53
と、抵抗54〜60とから構成される。第1の演算増幅
器51の非反転入力端子+には、C−V変換増幅回路か
らの第1の圧力検出用コンデンサCs1の変換電圧Vs
1が入力され、反転入力端子−には、第2の圧力検出用
コンデンサCs2の変換電圧Vs2が入力される。第1
の演算増幅器51の出力と第2の演算増幅器の出力と
は、直列に接続された抵抗54と可変抵抗55と抵抗5
6を介して接続されている。第1の演算増幅器51の出
力は、抵抗57を介して第3の演算増幅器の一方の入力
端子例えば非反転入力端子+に入力されるとともに、抵
抗54を介して自己の反転端子−に入力される。第2の
演算増幅器52の出力は、抵抗58を介して第3の演算
増幅器の他方の入力端子例えば反転入力端子−に入力さ
れるとともに、抵抗56を介して自己の反転端子+に入
力される。可変抵抗55を調節することによって、増幅
度を調整することができる。第3の演算増幅器53の、
一方の入力端子例えば非反転入力端子+は抵抗59を介
して接地され、他方の入力端子例えば反転入力端子−は
自己の出力が抵抗60を介して入力される。このように
構成することによって、図4(B)に示した出力特性を
有する検出用コンデンサの出力を差動的に増幅して、図
4(C)に示す直線性のよい出力を得ることができる。
【0036】フィルタ回路70は、抵抗71と、コンデ
ンサ72とから構成される。差動増幅回路50から出力
された差動電圧方形波は、抵抗71とコンデンサ72の
充放電特性によりフィルタを掛けられて平均化され、直
流電圧を出力する。
ンサ72とから構成される。差動増幅回路50から出力
された差動電圧方形波は、抵抗71とコンデンサ72の
充放電特性によりフィルタを掛けられて平均化され、直
流電圧を出力する。
【0037】出力調整用増幅回路として働く反転増幅回
路90は、演算増幅器91と、抵抗92とコンデンサ9
3と抵抗94,95と、可変抵抗96とから構成され
る。フィルタ回路70の出力が演算増幅器91の非反転
入力端子+に入力される。演算増幅器91の出力は、抵
抗92とコンデンサ93の並列回路を介して自己の反転
端子−に入力される。電源電圧Vccを抵抗95と可変
抵抗96で分圧した電圧が抵抗94を介して演算増幅器
91の非反転入力端子−に入力される。この反転増幅回
路90によれば、各抵抗値を調整することによって、圧
力検出用コンデンサが検出した所定の圧力を規格対応し
た出力電圧に調整して出力することができる。
路90は、演算増幅器91と、抵抗92とコンデンサ9
3と抵抗94,95と、可変抵抗96とから構成され
る。フィルタ回路70の出力が演算増幅器91の非反転
入力端子+に入力される。演算増幅器91の出力は、抵
抗92とコンデンサ93の並列回路を介して自己の反転
端子−に入力される。電源電圧Vccを抵抗95と可変
抵抗96で分圧した電圧が抵抗94を介して演算増幅器
91の非反転入力端子−に入力される。この反転増幅回
路90によれば、各抵抗値を調整することによって、圧
力検出用コンデンサが検出した所定の圧力を規格対応し
た出力電圧に調整して出力することができる。
【0038】このような構成の圧力検出回路によれば、
応答性がよく、出力の変動がなく、出力のリップルを低
減した、直線性のよい圧力検出出力電圧を得ることがで
きる。
応答性がよく、出力の変動がなく、出力のリップルを低
減した、直線性のよい圧力検出出力電圧を得ることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、静電容量型圧力センサ
を用いた圧力検出回路において、応答性が良好で、出力
の変動がなく、直線性の良い出力電圧を得ることができ
る。
を用いた圧力検出回路において、応答性が良好で、出力
の変動がなく、直線性の良い出力電圧を得ることができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる圧力検出回
路の回路構成を説明するブロック図。
路の回路構成を説明するブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる圧力検出回
路の回路構成を説明するブロック図。
路の回路構成を説明するブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態にかかる圧力得検出
回路に用いる圧力センサの構造の概略を説明する図。
回路に用いる圧力センサの構造の概略を説明する図。
【図4】図3に示した圧力センサの出力特性を説明する
特性図。
特性図。
【図5】図4に示した圧力センサを用いた第3の実施の
形態にかかる圧力検出回路の構成を示す回路図。
形態にかかる圧力検出回路の構成を示す回路図。
【図6】従来の圧力検出回路の回路構成を説明するブロ
ック図。
ック図。
【図7】従来の改良された圧力検出回路の回路構成を説
明するブロック図。
明するブロック図。
10 C−V変換増幅回路 11 圧力検出用コンデンサ 12 第1の演算増幅器 13 第2の演算増幅器 14 基準電圧 15,16 コンデンサ 17 抵抗 21 基準コンデンサ 22 第3の演算増幅器 23 第4の演算増幅器 25,26 コンデンサ 27 抵抗 30 発振回路 31 発振器 32 インバータ 33,34 アナログスイッチ 35,36 可変抵抗 50 差動増幅回路 51 第1の演算増幅器 52 第2の演算増幅器 53 第3の演算増幅器 54〜60 抵抗 70 フィルタ回路 71 抵抗 72 コンデンサ 90 反転増幅器 91 演算増幅器 92,94〜96 抵抗 93 コンデンサ 111 基板 112 圧力検出用膜 113 間隔保持部材 114 環状電極 115 円盤電極 116 固定電極
Claims (4)
- 【請求項1】 静電容量型圧力センサを用いた圧力検出
回路において、 圧力センサの圧力検出用コンデンサと、 該圧力検出用コンデンサが第1の入力端子に直列に接続
された第1の演算増幅器と、 第1の演算増幅器の出力を反転して第1の演算増幅器の
第2の入力端子に入力する積分器とを有し、 該積分器は、第2の演算増幅器の出力が第1の入力端子
に入力され、基準電圧が第2の入力端子に入力されると
ともに、出力がコンデンサを介して第1の入力端子に接
続されていることを特徴とする圧力検出回路。 - 【請求項2】 方形波発振回路の出力が、圧力検出用コ
ンデンサに印加されることを特徴とする請求項1記載の
圧力検出回路。 - 【請求項3】 静電容量型圧力センサを用いた圧力検出
回路において、 圧力センサの圧力検出用コンデンサと、 第2のコンデンサと、 前記圧力検出用コンデンサが第1の入力に直列に接続さ
れた第1の演算増幅器と、 第1の演算増幅器の出力が第1の入力に入力されるとと
もに出力が第1の演算増幅器の第2の入力に入力される
第2の演算増幅器と、 第2の演算増幅器の第1の入力と出力との間に接続され
た第3のコンデンサと、 前記第2のコンデンサが第1の入力に直列に接続された
第3の演算増幅器と、 第3の演算増幅器の出力が第1の入力に入力されるとと
もに出力が第3の演算増幅器の第2の入力に入力される
第4の演算増幅器と、 第4の演算増幅器の第1の入力と出力との間に接続され
た第4のコンデンサと、 第1の演算増幅器の出力が入力される第5の演算増幅器
と、第3の演算増幅器の出力が入力される第6の演算増
幅器と、第5の演算増幅器の出力と第6の演算増幅器の
出力が入力される第7の演算増幅器とから構成される差
動増幅回路とを備えたことを特徴とする圧力検出回路。 - 【請求項4】 第1のコンデンサと第2のコンデンサ
が、同一の圧力センサに搭載されたことを特徴とする請
求項3に記載の圧力検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567298A JPH11211596A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 静電容量型圧力センサ用圧力検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567298A JPH11211596A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 静電容量型圧力センサ用圧力検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11211596A true JPH11211596A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11895246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1567298A Pending JPH11211596A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 静電容量型圧力センサ用圧力検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11211596A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535900A (ja) * | 2002-08-16 | 2005-11-24 | ローズマウント インコーポレイテッド | 増幅器フィードバック経路に容量性圧力センサを備えた圧力測定装置 |
CN109899342A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-06-18 | 中国石油大学(华东) | 一种液压安全预警系统 |
CN116700069A (zh) * | 2023-05-16 | 2023-09-05 | 深圳多为智联科技有限公司 | 一种新能源车车载智能控制系统 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP1567298A patent/JPH11211596A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535900A (ja) * | 2002-08-16 | 2005-11-24 | ローズマウント インコーポレイテッド | 増幅器フィードバック経路に容量性圧力センサを備えた圧力測定装置 |
CN109899342A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-06-18 | 中国石油大学(华东) | 一种液压安全预警系统 |
CN109899342B (zh) * | 2019-03-28 | 2024-04-12 | 中国石油大学(华东) | 一种液压安全预警系统 |
CN116700069A (zh) * | 2023-05-16 | 2023-09-05 | 深圳多为智联科技有限公司 | 一种新能源车车载智能控制系统 |
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