JPH0518990A - 静電容量式力学量検出器 - Google Patents

静電容量式力学量検出器

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JPH0518990A
JPH0518990A JP16954991A JP16954991A JPH0518990A JP H0518990 A JPH0518990 A JP H0518990A JP 16954991 A JP16954991 A JP 16954991A JP 16954991 A JP16954991 A JP 16954991A JP H0518990 A JPH0518990 A JP H0518990A
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JP
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capacitor
electrode
electrodes
capacitance
distance
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JP16954991A
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Yasuhiko Hosokawa
靖彦 細川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極間距離の製造バラツキに起因する静電容
量の誤差を少なくし、オフセット調整を省略する。 【構成】 力学量に応じて静電容量が変化する第1のコ
ンデンサ11と、第1のコンデンサ11と電極間距離が
等しい第2のコンデンサ12と、電極面積比が前記第1
のコンデンサ11と第2のコンデンサ12の電極面積比
と等しく、互いに電極間距離の等しい第3のコンデンサ
21および第4のコンデンサ22とを形成し、第1のコ
ンデンサ11と第2のコンデンサ12の静電容量の比お
よび第3のコンデンサ21と第4のコンデンサ22の静
電容量の比を演算し、これらの比の差を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電容量式力学量セン
サに係わり、特に力学量によって電極間隔が変化する可
変コンデンサを用いた静電容量式力学量センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】加速度や圧力などの力学量によって可変
コンデンサの電極間の距離を変化させ、静電容量の変化
から力学量を検出する力学量検出センサが知られてい
る。このような力学量センサとしては例えば、特公平2
-59935号公報に示されており、図9、図10にそ
のセンサ部分の構成を示す。
【0003】図9、図10において、503は基板であ
り、基板503の一方の面には円形の電極507が形成
されている。501はダイヤフラムであり、ダイヤフラ
ムの一方の面には、電極505および電極506が同心
円状に形成されている。502は電極間隔を保持するス
ペーサである。
【0004】ダイヤフラム501と基板503は互いに
電極が形成された面が向かい合うように、スペーサ50
2を挟んで固定される。その結果、電極505と電極5
07との間に第1のコンデンサが形成され、電極506
と電極507との間に第2のコンデンサが形成される。
そして、リード線504によって、これらのコンデンサ
の静電容量が検出される。
【0005】次に、作用を説明する。上記の装置に矢印
A方向の加速度や圧力などの力学量が加わった場合、ダ
イヤフラム501が変位する。その結果、電極507と
電極505との距離が変化し、第1のコンデンサの静電
容量が変化する。また、電極506はスペーサ502の
近くに形成されているため、電極507との距離は実質
的に変化しないものと見なせる。
【0006】上記の静電容量は力学量検出回路(図示省
略)によって検出される。そして、力学量に対応した電
圧信号として出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した装置におい
て、検出の感度を向上させるには、スペーサ502を薄
く形成して、電極間の距離を狭くすればよい。しかしな
がら、スペーサ502を数[μm]に形成しようとした
場合、製造バラツキによりスペーサ502の厚さには1
0%程度の誤差が生じてしまう。この誤差は、検出感度
に影響を与えるとともに、オフセット出力を発生させ
る。そのため、装置に実際に力学量を加えることによ
り、オフセット調整と感度調整を行わなければならない
という問題点があった。また、このような問題点は量産
時には工程の増加につながってしまう。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、電極間距離の誤差に起因する
オフセット出力を防止する静電容量式力学量検出器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第3のコン
デンサと、第4のコンデンサと、第1の除算手段と、第
2の除算手段と、減算手段と、を有する静電容量式力学
量検出器であり、前記第1のコンデンサは、力学量に応
じて電極間の距離が変化することにより静電容量を変化
させる可変コンデンサであり、前記第2のコンデンサ
は、前記第1のコンデンサに力学量が加えられていない
ときの電極間距離と等しい電極間距離を有するコンデン
サであり、前記第3のコンデンサおよび前記第4のコン
デンサは、互いに電極間距離が等しく、かつ前記第3の
コンデンサの電極面積に対する前記第4のコンデンサの
電極面積の比が、前記第1のコンデンサの電極面積に対
する前記第2のコンデンサの電極面積の比と等しいコン
デンサであり、前記第1の除算手段は、前記第1のコン
デンサの静電容量に対する前記第2のコンデンサの静電
容量の比を求めるものであり、前記第2の除算手段は、
前記第3のコンデンサの静電容量に対する前記第4のコ
ンデンサの静電容量の比を求めるものであり、前記減算
手段は、前記第1の除算手段によって求められた比の値
と、前記第2の除算手段によって求められた比の値との
差を求めるものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、第1のコン
デンサと、第2のコンデンサと、第1の除算手段と、第
2の除算手段と、減算手段と、を有する静電容量式力学
量検出器であり、前記第1のコンデンサおよび前記第2
のコンデンサは、互いに等しい電極間距離および互いに
等しい電極面積を有し、等しい力学量に対して互いに異
なった変位量で電極間距離が変化することにより静電容
量を変化させる可変コンデンサであり、前記第1の除算
手段は、前記第1のコンデンサの静電容量の逆数を求め
るものであり、前記第2の除算手段は、前記第2のコン
デンサの静電容量の逆数を求めるものであり、前記減算
手段は、前記第1の除算手段によって求められた逆数の
値と、前記第2の除算手段によって求められた逆数の値
との差を求めるものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によると、第1のコンデン
サの静電容量および電極面積をそれぞれC11,S11とす
る。そして、力学量が加えられていないときの第1のコ
ンデンサの電極間距離をd11とし、この装置に力学量が
加えられたときの第1のコンデンサの電極間距離の変位
量を±Δdとする。
【0012】また、第2のコンデンサの静電容量、電極
間距離、および電極面積を、それぞれC12,d11
12、第3のコンデンサの静電容量、電極間距離、およ
び電極面積を、それぞれC21,d21,S21、第4のコン
デンサの静電容量、電極間距離、および電極面積を、そ
れぞれC22,d21,S22とする。なお、第2,第3,第
4のコンデンサの電極間距離は、力学量が加えられた場
合でも変化しない。以上より、各コンデンサの静電容量
は以下のように表される。
【0013】
【数1】
【0014】第1の除算手段によって、第1のコンデン
サの静電容量C11に対する第2のコンデンサの静電容量
12の比が演算される。第1の除算手段の出力は、下記
の数2の値となる。
【0015】
【数2】
【0016】また、第2の除算手段によって第3のコン
デンサの静電容量C21に対する第4のコンデンサC22
静電容量の比が演算される。第2の除算手段の出力は、
下記の数3の値となる。
【0017】
【数3】
【0018】次に、減算手段によって、第1の除算手段
の出力(数2)と第2の除算手段の出力(数3)との差
が演算される。このとき、第3のコンデンサの電極面積
21に対する前記第4のコンデンサの電極面積S22の比
(S22/S21)が、第1のコンデンサの電極面積S11
対する前記第2のコンデンサの電極面積S12の比(S12
/S11)と等しい。したがって、減算手段の出力は数4
のような値となる。
【0019】
【数4】
【0020】数4によると、装置に加速度が印加されて
いないときには、第1のコンデンサの電極間距離の変位
量Δdが0となり、オフセット出力が存在しない。した
がって、上記の構成によると、オフセット調整が不要と
なる。
【0021】また、本発明の第2請求項の構成におい
て、第1,第2のコンデンサの静電容量をそれぞれ
A,CBとし、電極面積をいずれもSとする。また、力
学量が加えられていないときの第1,第2のコンデンサ
の電極間距離をいずれもdとし、この装置に力学量が加
えられたときの第1,第2のコンデンサの電極間距離の
変位量をそれぞれ±ΔdA,±ΔdBとする。このとき、
各コンデンサの静電容量CA,CBは以下のように表され
る。
【0022】
【数5】
【0023】第1の除算手段によって第1のコンデンサ
の静電容量の逆数(1/CA)が求められ、第2の除算
手段によって第2のコンデンサの静電容量の逆数(1/
B)が求められる。
【0024】次に、減算手段によって、2つの逆数の差
が求められる。減算手段の出力は数6のように表され
る。
【0025】
【数6】
【0026】数6によると、装置に加速度が印加されて
いないときには、第1のコンデンサの電極間距離の変位
量ΔdA,ΔdBがいずれも0となり、オフセット出力が
存在しない。したがって、上記の構成によると、オフセ
ット調整が不要となる。
【0027】
【実施例】図1から図4に基づいて、本発明の第1の実
施例について説明する。本実施例は、請求項1に記載さ
れた発明に対応したものであり、加速度を検出する装置
の一例を示したものである。また、図1は本実施例の回
路図、図2は本実施例装置の構成を示す斜視図、図3お
よび図4は本実施例装置のコンデンサの分解図である。
【0028】図1において、11は第1のコンデンサと
しての可変コンデンサであり、12は第2のコンデンサ
である。13は第1の除算手段としての演算増幅器であ
る。演算増幅器13の(−)入力端子にコンデンサ1
1,12の一方の電極が接続され、演算増幅器13の出
力端子にはコンデンサ11の他方の電極が接続されて
る。また、演算増幅器13の(+)入力端子はグランド
に接続されている。そして、演算増幅器13の出力電圧
DTC[V]はコンデンサ11の静電容量C11に対する
コンデンサ12の静電容量C12の比すなわちC12/C11
に比例した値となる。
【0029】21は第3のコンデンサとしてのコンデン
サであり、22は第4のコンデンサである。23は第2
の除算手段としての演算増幅器である。演算増幅器2
3、コンデンサ21およびコンデンサ22は、演算増幅
器13、コンデンサ11およびコンデンサ12と同様に
接続されている。したがって、演算増幅器23の出力電
圧VSTD[V]はコンデンサ21の静電容量C21に対す
るコンデンサ22の静電容量C22の比すなわちC22/C
21に比例した値となる。
【0030】3は交流電源であり、交流電源3の出力電
圧はVin[V]である。交流電源3の一方の出力端子は
グランドに接続され、他方の出力端子は、コンデンサ1
2,22の一方の電極に接続されている。
【0031】24は減算手段としての差動増幅器であ
る。差動増幅器24の(−)入力端子には、演算増幅器
23の出力端子が接続され、差動増幅器24の(+)入
力端子には、演算増幅器13の出力端子が接続されてい
る。そして、差動増幅器24の出力電圧VSUB[V]
は、演算増幅器13の出力から演算増幅器23の出力を
減じた差となる。
【0032】31はコンデンサ12の電極間距離と等し
い電極間距離を有するコンデンサである。32はタイマ
回路素子であり、例えば市販品の「タイマ555」が使
用される。33は、コンデンサ31、タイマ回路素子3
2および抵抗、コンデンサからなる発振回路である。発
振回路33は駆動電源VEに接続されており、コンデン
サ31の静電容量C31に反比例した周波数のパルス信号
を発振する。
【0033】34はf/Vコンバータであり、f/Vコ
ンバータ34の入力端子は発振回路33の出力端子に接
続されている。f/Vコンバータ34は入力された周波
数に比例した値の電圧信号VCVT[V]を出力する。
【0034】4は掛け算器である。掛け算器4の入力端
子には、差動増幅器24の出力端子およびf/Vコンバ
ータ34の出力端子が接続されている。掛け算器4は差
動増幅器24からの出力VSUBとf/Vコンバータ34
からの出力VCVTの積を演算し、演算結果を電圧信号V
out[V]として出力する。掛け算器4の出力端子には
必要に応じてローパスフィルタや増幅回路が接続され
る。
【0035】次に、図2から図4に基づいて、コンデン
サ11,12,21,22,31の構成について説明す
る。図2において、1は基板であり、2は検出回路部で
ある。検出回路部2は図1に示した回路のうちコンデン
サ11,12,21,22,31を除いた素子によって
構成される。100および200はコンデンサ部であ
り、コンデンサ部100にはコンデンサ11,12,3
1が構成され、コンデンサ部200にはコンデンサ2
1,22が構成される。
【0036】図3にコンデンサ部100の分解図を示
す。111,112,131は電極である。電極111
は基板1表面に蒸着により円形に形成されており、ま
た、電極112,131は電極111の周囲に電極11
1と同心円となるように形成されている。なお、電極1
11,112,131の面積をそれぞれS11,S12,S
31とする。
【0037】104はスペーサであり、ガラスフリンジ
や環状の樹脂によって形成される。スペーサ104は基
板1表面の電極112,131を囲む位置に固定され
る。102はダイヤフラムである。ダイヤフラム102
の一方の面には電極103が蒸着によって形成されてい
る。電極103の直径は電極112,131の外径とほ
ぼ等しく形成されている。そして、ダイヤフラム102
は電極103が電極111,112,131と対向する
ように、スペーサ104に固定される。101は円筒形
状の重錘であり、重錘101はダイヤフラム102に接
着剤によって接着されている。
【0038】なお、電極111と電極103とによって
コンデンサ11が形成され、電極112と電極103と
によってコンデンサ12が形成され、電極131と電極
103とによってコンデンサ31が形成される。
【0039】図4にコンデンサ部200の分解図を示
す。221,222は電極である。電極221は基板1
表面に蒸着により円形に形成されており、また電極22
2は電極221の周囲に電極221と同心円となるよう
に形成されている。なお、電極221,222の面積を
それぞれS21,S22とすると、各電極は、面積比S22
21が電極112と電極111との面積比S12/S11
等しくなるように形成されている。
【0040】203はスペーサであり、ガラスフリンジ
や環状の樹脂によって形成される。スペーサ203は基
板1表面の電極222を囲む位置に固定される。201
は固定電極板である。固定電極板201の一方の面には
電極202が蒸着によって形成されている。電極202
の直径は電極222の外径とほぼ等しく形成されてい
る。そして、固定電極板201は電極202が電極22
2,221と対向するように、スペーサ203に固定さ
れる。
【0041】なお、電極111と電極103とによって
コンデンサ11が形成され、電極112と電極103と
によってコンデンサ12が形成され、電極131と電極
103とによってコンデンサ31が形成される。
【0042】そして、上記の電極103,111,11
2,131,202,221,および222は、基板1
上に形成されたプリント配線によって回路部2に接続さ
れている。
【0043】ダイヤフラム102や固定電極板201の
直径を例えば14[mm]とした場合、電極103,1
11,112,131,202,221,222のサイ
ズにおける製造バラツキは、±0.05[mm]以内と
なる。したがって、製造バラツキによる面積の誤差はほ
とんど無視できる。
【0044】次に、作用を説明する。図3において、コ
ンデンサ11,12,31はそれぞれ電極111,11
2,131と電極103とによって構成されているの
で、コンデンサ11,12,31の電極面積はそれぞれ
電極111,112,131の面積S11,S12,S31
等しくなる。
【0045】図2の装置に基板1表面に垂直な方向の加
速度が加わった場合、重錘101の質量により、ダイヤ
フラム102が変形し、ダイヤフラム102と基板1と
の間隔が変位する。このとき、ダイヤフラム102は周
部でスペーサ104に固定されているため、中心部で変
位量が大きくなり、周部ほど変位量が小さくなる。その
ため、コンデンサ11の電極間距離は変化するが、コン
デンサ12,31の電極間距離は実質的には変化しない
ものと見なすことができる。
【0046】また、コンデンサ11,12,31はとも
にスペーサ104の厚さによって電極間距離が設定され
ている。一般に、スペーサの厚さは個体間の製造バラツ
キが大きくなるが、1個体ではほぼ均一な厚さに形成す
ることができる。したがって、コンデンサ11,12,
31の電極間距離は等しい値となる。
【0047】以上より、コンデンサ11,12,31の
電極間距離をd10、コンデンサ11の電極間距離の変位
量を±Δdとすると、コンデンサ11,12,31の静
電容量C11,C12,C31はそれぞれ数7のようになる。
【0048】
【数7】
【0049】なお、変位量±Δdは、重錘101の質量
を5[g]、ダイヤフラム102の面積、板厚、ヤング
率、ポアソン比をそれぞれ300[mm2]、100
[μm]、20000[kg/mm2]、0.3とする
と、1[G]の加速度が加えられたときには、数[μ
m]となる。
【0050】次に図4において、コンデンサ21,22
はそれぞれ電極221,222と電極202とによって
構成されているので、コンデンサ21,22の電極面積
はそれぞれ電極221,222の面積S21,S22と等し
くなる。
【0051】コンデンサ部200の固定電極板201は
加速度が加わった場合でも変形しないので、コンデンサ
21,22の電極間距離も変化しない。また、コンデン
サ21,22はともにスペーサ203の厚さによって電
極間距離が設定されている。そのため、コンデンサ2
1,22の電極間距離は等しい値となる。以上より、コ
ンデンサ21,22の電極間距離をd20とすると、コン
デンサ21,22の静電容量C21,C22,はそれぞれ数
8のようになる。
【0052】
【数8】
【0053】演算増幅器13によってコンデンサ11と
コンデンサ12との静電容量の比C12/C11が演算され
る。すなわち、演算増幅器13の出力電圧VDTC[V]
は数9のように表される。
【0054】
【数9】
【0055】同様に、演算増幅器23の出力電圧VSTD
[V]は数10のように表される。
【0056】
【数10】
【0057】これら2つの出力電圧VDTC,VSTDは差動
増幅器24に入力され、両者の差が演算される。したが
って、差動増幅器24の出力電圧VSUB[V]は数11
のように表される。
【0058】
【数11】
【0059】ここで、コンデンサ11,12,21,2
2の電極111,112,221,222は、前述のよ
うに面積比S22/S21および面積比S12/S11が等しく
なるように形成されている。そのため、数11における
第1項(S12/S11−S22/S21)は0となる。したが
って、出力電圧VSUB[V]は常に数12のようにな
る。
【0060】
【数12】
【0061】数12から明らかなように、装置に加速度
が加えられていないとき(±Δd=0のとき)、出力電
圧VSUBは常に0[V]となり、オフセット電圧は発生
しない。
【0062】一方、発振回路33によってコンデンサ3
1の静電容量C31に反比例した周波数のパルス信号が発
振される。
【0063】発振回路33は、コンデンサ31の電圧が
2VE/3になったときコンデンサ31の充電を停止し
て放電を行なう。そして、コンデンサ31の電圧がVE
/3になったとき、再びコンデンサ31の充電を開始す
る。
【0064】そして、コンデンサ31が充電を行ってい
る期間では、発振回路33の出力電圧はVE[V]とな
り、放電期間での出力電圧は0[V]となる。
【0065】コンデンサ31の充電時間および放電時間
はいずれも、コンデンサ31の静電容量C31に比例す
る。したがって、発振回路33の発振周期は充電時間と
放電時間との和となるので静電容量C31に比例する。す
なわち、発振回路33からは静電容量C31に反比例した
発振周波数のパルス信号が出力される。
【0066】発振回路33から出力されたパルス信号
は、f/Vコンバータ34に入力され、発振周波数に比
例した値の出力電圧VCVT[V]として出力される。以
上より、f/Vコンバータ34の出力電圧VCVTは数1
3のように表される。
【0067】
【数13】
【0068】出力電圧VSUBおよびVCVTは掛け算器12
3に入力され、両者の積が出力電圧Vout[V]として
出力される。したがって、出力電圧Voutは、数14の
ように表される。
【0069】
【数14】
【0070】数14において、ε,k1,k2,S11,S
12,S31,Vinは定数なので、Vou t[V]はΔdに比
例した値となる。また、Voutはコンデンサの電極間距
離d10,d20には依存しないので、スペーサ104、2
03の製造バラツキによる影響は受けない。また、ε,
1,k2,S11,S12,S31は製造バラツキによる誤差
は無視できるほど小さい。また、変位量±Δdは加速度
に比例し、この比例定数はダイヤフラム102の形状・
材質および重錘101の質量より定まるため、計算によ
って求めることができるとともに、製造バラツキによる
誤差が極めて小さい。したがって、上記の出力電圧V
outに、計算によって求められた比例定数を乗じること
によって感度調節を行うことなしに、装置に加えられた
加速度を検出することができる。
【0071】以上のように本実施例によれば、スペーサ
104によって可変コンデンサ11およびコンデンサ1
2,31を形成し、スペーサ203によってコンデンサ
21,22を形成するとともに、コンデンサ11,12
の電極面積の比とコンデンサ21,22の電極面積の比
を等しくし、コンデンサ11,12の静電容量の比とコ
ンデンサ21,22の静電容量の比との差を演算し、こ
の差とコンデンサ31の静電容量に反比例した値との積
を演算し、加速度を検出するようにした。
【0072】そのため、加速度に応じてコンデンサ11
を形成するダイヤフラム102が変位し、変位量Δdに
は比例するがコンデンサの電極間距離には依存しない出
力電圧Voutが得られる。したがって、装置の感度を向
上させるために電極間距離を小さくした場合、電極間隔
保持部材の厚さが加工精度によりコンデンサの電極間距
離にバラツキを生じても、オフセット調整を行う必要が
なくなるとともに、出力電圧Voutに与える悪影響を十
分防止できる。その結果、感度調整も省略することがで
き、大量生産時には製造工程を簡略にすることができる
という効果が得られる。さらに、各コンデンサの電極間
を空気層としたため、コンデンサの静電容量が温度によ
って変化することを防止できるため、検出精度が向上す
るという効果が得られる。
【0073】次に、図5から図8に基づいて、第2の実
施例について説明する。本実施例は、請求項2に記載さ
れた発明に対応したものであり、加速度を検出する装置
の一例を示したものである。また、図5は本実施例の回
路図、図6、図7、および図8は本実施例装置のコンデ
ンサの分解図である。
【0074】図5において、51は第1のコンデンサと
しての可変コンデンサである。52はタイマ回路素子で
あり、例えば市販品の「タイマ555」が使用される。
53は発振回路であり、コンデンサ51、タイマ回路素
子52および抵抗、コンデンサから構成される。発振回
路53は駆動電源VEに接続されており、コンデンサ5
1の静電容量C51に反比例した周波数のパルス信号を発
振する。
【0075】54はf/Vコンバータであり、f/Vコ
ンバータ54の入力端子は発振回路53の出力端子に接
続されている。f/Vコンバータ54は入力された周波
数に比例した値の電圧信号V51[V]を出力する。な
お、発振回路53およびf/Vコンバータ54によって
第1の除算手段が構成される。
【0076】61は第2のコンデンサとしての可変コン
デンサである。加速度が加えられていないとき、コンデ
ンサ61の電極間距離および電極面積はコンデンサ51
の電極間距離および電極面積と等しくなるように形成さ
れている。63および64はそれぞれ発振回路およびf
/Vコンバータであり、発振回路53およびf/Vコン
バータと同様の構成である。なお、発振回路63および
f/Vコンバータ64によって第2の除算手段が構成さ
れる。
【0077】71は減算手段としての差動増幅器であ
る。差動増幅器71の(−)入力端子には、f/Vコン
バータ54の出力端子が接続され、差動増幅器71の
(+)入力端子には、f/Vコンバータ54の出力端子
が接続されている。そして、差動増幅器71の出力端子
には増幅回路72が接続されており、増幅回路は出力電
圧Vout[V]を出力する。
【0078】次に、図6から図8に基づいて、コンデン
サ51,61の構成について説明する。図6において、
90は基板である。基板90の表面には図7に示すよう
に、電極151,161,91が形成されている。電極
151は基板90表面に蒸着により円形に形成され、電
極151の周囲には電極161が形成され、電極161
の周囲には電極91が、それぞれ蒸着により同心円状に
形成されている。電極151と電極161は互いに面積
が等しく設計されている。そして、基板90の直径を例
えば14[mm]とした場合、電極151,161のサ
イズにおける製造バラツキは、±0.05[mm]以内
となる。したがって、製造ばらつきによる面積の誤差は
ほとんど無視できる。なお、電極91はシールド電極で
ある。
【0079】74はスペーサであり、ガラスフリンジや
環状の樹脂によって形成される。スペーサ74は基板9
0表面の電極91を囲む位置に固定される。80はダイ
ヤフラムである。ダイヤフラム80の一方の面には、図
8に示すように電極81が蒸着によって形成されてい
る。電極81の直径は電極91の外径とほぼ等しく形成
されている。そして、ダイヤフラム80は電極81が電
極151,161,91と対向するように、スペーサ8
0に固定される。73は円筒形状の重錘であり、重錘7
3はダイヤフラム80に接着剤によって接着されてい
る。
【0080】なお、電極151と電極81とによってコ
ンデンサ51が形成され、電極161と電極81とによ
ってコンデンサ61が形成される。
【0081】次に、作用を説明する。図7、図8におい
て、コンデンサ51,61はそれぞれ電極151,16
1と電極81とによって構成されているので、コンデン
サ51,61の電極面積はそれぞれ電極151,161
の面積S51,S61と等しくなる。図6の装置に基板90
表面に垂直な方向の加速度が加わった場合、重錘73の
質量により、ダイヤフラム80が変形し、ダイヤフラム
80と基板90との間隔が変位する。このとき、ダイヤ
フラム80は周部でスペーサ74に固定されているた
め、中心部で変位量が大きくなり、周部ほど変位量が小
さくなる。そのため、コンデンサ51の電極間距離の変
位量に比べてコンデンサ61の電極間距離の変位量は小
さくなる。
【0082】また、コンデンサ51,61はともにスペ
ーサ74の厚さによって電極間距離が設定されている。
したがって、装置に加速度が加えられていないときには
コンデンサ51,61の電極間距離は等しい値となる。
【0083】以上より、コンデンサ51,61の電極間
距離をd、コンデンサ51,61の電極面積をS、コン
デンサ51の電極間距離の変位量を±Δd51、コンデン
サ61の電極間距離の変位量を±Δd61とすると、コン
デンサ51,61の静電容量C51,C61はそれぞれ数1
5のようになる。
【0084】
【数15】
【0085】発振回路53,63によってそれぞれコン
デンサ51,61の静電容量C51,C61に反比例した周
波数のパルス信号が発振される。発振回路53,63
は、コンデンサ51,61の電圧が2VE/3になった
ときコンデンサ51,61の充電を停止して放電を行な
う。そして、コンデンサ51,61の電圧がVE/3に
なったとき、再びコンデンサ51,61の充電を開始す
る。そして、コンデンサ51,61が充電を行っている
期間では、発振回路53,63の出力電圧はVE[V]
となり、放電期間での出力電圧は0[V]となる。コン
デンサ51,61の充電時間および放電時間はいずれ
も、コンデンサ51,61の静電容量C51,C61に比例
する。したがって、発振回路53,63の発振周期は充
電時間と放電時間との和となるので静電容量C51,C61
に比例する。すなわち、発振回路53,63からは静電
容量C51,C61に反比例した発振周波数のパルス信号が
出力される。
【0086】発振回路53,63から出力されたパルス
信号は、f/Vコンバータ54,64に入力され、発振
周波数に比例した値の出力電圧V51[V],V61[V]
として出力される。以上より、f/Vコンバータ54,
64の出力電圧V51,V61は数16のように表される。
【0087】
【数16】
【0088】なお、発振回路53および発振回路63、
f/Vコンバータ54およびf/Vコンバータ64の構
成はそれぞれ同じであるため、比例定数kA,kBも等し
くなる。
【0089】これら2つの出力電圧V51,V61は差動増
幅器71に入力され、両者の差が演算され、増幅回路7
2によって増幅される。したがって、増幅回路72の出
力電圧Vout[V]は数17のように表される。
【0090】
【数17】
【0091】数17から明らかなように、装置に加速度
が加えられていないとき(Δd51=Δd61=0のと
き)、出力電圧Voutは常に0[V]となり、オフセッ
ト電圧は発生しない。また、ε,kA,kB,kC,Sは
定数なので、Vout[V]は(Δd61−Δd51)に比例
した値となる。また、Voutはコンデンサの電極間距離
d,dには依存しないので、スペーサ74の製造バラツ
キによる影響を受けない。
【0092】また、ε,kA,kB,kC,Sの製造バラ
ツキによる誤差は無視できるほど小さい。また、変位量
Δd61およびΔd51は加速度に比例し、この比例定数は
ダイヤフラム80の形状・材質および重錘73の質量よ
り定まるので、計算によって求めることができるととも
に、製造バラツキによる誤差が極めて小さい。
【0093】したがって、上記の出力電圧Voutに、計
算によって求められた比例定数を乗じることによって感
度調節を行うことなしに、装置に加えられた加速度を検
出することができる。
【0094】以上のように本実施例によれば、電極15
1の周囲に面積の等しい電極161を形成し、電極16
1の周囲にスペーサ74を固定し、スペーサ74にダイ
ヤフラム80を固定して、電極間隔および電極面積が等
しく感度の異なる可変コンデンサ51,61を形成し
て、コンデンサ51,61の静電容量の逆数を演算し、
両者の差を求め、この差に基づいて加速度を検出するよ
うにした。
【0095】そのため、加速度に応じてコンデンサ5
1,61を形成するダイヤフラム80が変位し、変位量
の差(Δd61−Δd51)には比例するがコンデンサの電
極間距離には依存しない出力電圧Voutが得られる。し
たがって、装置の感度を向上させるために電極間距離を
小さくした場合、電極間隔保持部材の厚さが加工精度に
よりコンデンサの電極間距離にバラツキを生じても、オ
フセット調整を行う必要がなくなるとともに、出力電圧
outに与える悪影響を十分防止できる。その結果、感
度調整も省略することができ、大量生産時には製造工程
を簡略にすることができるという効果が得られる。ま
た、各コンデンサの電極間を空気層としたため、コンデ
ンサの静電容量が温度によって変化することを防止でき
るため、検出精度が向上するという効果が得られる。さ
らに、電極161の周囲にシールド電極91を形成した
ため、電気力線の乱れを防止し浮遊容量が抑えられ、検
出精度がさらに向上するという効果が得られる。また、
2つのコンデンサ51,61が同心円状に形成されてい
る。そのため、スペーサ74の厚さが均一でなくダイヤ
フラム80が基板90に対して傾斜した場合でも、電極
間距離は傾斜につれて変化する距離の平均となる。その
結果、0点の偏差(オフセット)を低減することがで
き、検出精度が向上するという効果が得られる。
【0096】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、力学量に応じて静電容量が変化する第1のコンデン
サと、第1のコンデンサと電極間距離が等しく静電容量
の変化しない第2のコンデンサと、電極面積比が第1の
コンデンサと電極面積と第2のコンデンサの電極面積と
の比と等しく、互いに電極間距離の等しい第3のコンデ
ンサおよび第4のコンデンサを形成し、第1のコンデン
サと第2のコンデンサの静電容量の比を演算し、第3の
コンデンサと第4のコンデンサの静電容量の比を演算
し、上記2つの比の差を演算するようにした。
【0097】また、請求項2記載の発明によれば、互い
に電極間距離と電極面積が等しく、感度の異なる第1の
コンデンサおよび第2のコンデンサとを形成し、第1の
コンデンサおよび第2のコンデンサの逆数を演算し、こ
れら2つの逆数の差を演算するようにした。
【0098】そのため、装置に加速度が加えられていな
いときには、変位量もしくは変位量の差はいずれも0と
なる。そのため、オフセット調整を省略することができ
るので、量産時には工程を簡略化することができるとい
う効果が得られる。また、請求項2記載の発明による
と、加速度に応じて可変コンデンサの電極間距離の変位
量もしくは変位量の差に比例し各コンデンサの電極間距
離には依存しない出力が得られる。したがって、装置の
感度を向上させるために電極間距離を小さくした場合、
電極間隔保持部材の厚さが加工精度によりコンデンサの
電極間距離にバラツキを生じても、検出精度には悪影響
を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の回路図。
【図2】第1の実施例の構成を示す斜視図。
【図3】第1の実施例のコンデンサを示す分解図。
【図4】第1の実施例のコンデンサを示す分解図。
【図5】第2の実施例の回路図。
【図6】第2の実施例の構成を示す分解図。
【図7】第2の実施例の基板を示す平面図。
【図8】第2の実施例のダイヤフラムを示す平面図。
【図9】従来例の構成を示す断面図。
【図10】従来例の構成を示す平面図。
【符号の説明】
11 可変コンデンサ 12 コンデンサ 13 演算増幅器 21 コンデンサ 22 コンデンサ 23 演算増幅器 24 差動増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコンデンサと、第2のコンデンサ
    と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサと、第1の
    除算手段と、第2の除算手段と、減算手段と、を有し、 前記第1のコンデンサは、力学量に応じて電極間の距離
    が変化することにより静電容量を変化させる可変コンデ
    ンサであり、 前記第2のコンデンサは、前記第1のコンデンサに力学
    量が加えられていないときの電極間距離と等しい電極間
    距離を有するコンデンサであり、 前記第3のコンデンサおよび前記第4のコンデンサは、
    互いに電極間距離が等しく、かつ前記第3のコンデンサ
    の電極面積に対する前記第4のコンデンサの電極面積の
    比が、前記第1のコンデンサの電極面積に対する前記第
    2のコンデンサの電極面積の比と等しいコンデンサであ
    り、 前記第1の除算手段は、前記第1のコンデンサの静電容
    量に対する前記第2のコンデンサの静電容量の比を求め
    るものであり、 前記第2の除算手段は、前記第3のコンデンサの静電容
    量に対する前記第4のコンデンサの静電容量の比を求め
    るものであり、 前記減算手段は、前記第1の除算手段によって求められ
    た比の値と、前記第2の除算手段によって求められた比
    の値との差を求めるものである、 静電容量式力学量検出器。
  2. 【請求項2】第1のコンデンサと、第2のコンデンサ
    と、第1の除算手段と、第2の除算手段と、減算手段
    と、を有し、 前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサは、
    互いに等しい電極間距離および互いに等しい電極面積を
    有し、等しい力学量に対して互いに異なった変位量で電
    極間距離が変化することにより静電容量を変化させる可
    変コンデンサであり、 前記第1の除算手段は、前記第1のコンデンサの静電容
    量の逆数を求めるものであり、 前記第2の除算手段は、前記第2のコンデンサの静電容
    量の逆数を求めるものであり、 前記減算手段は、前記第1の除算手段によって求められ
    た逆数の値と、前記第2の除算手段によって求められた
    逆数の値との差を求めるものである、静電容量式力学量
    検出器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5747991A (en) * 1994-10-27 1998-05-05 Nec Corporation Capacitance type acceleration sensor
US6377056B1 (en) 1998-08-26 2002-04-23 Hitachi, Ltd. Electrostatic capacitance type dynamical quantity sensor
US7622781B2 (en) 2004-06-01 2009-11-24 Denso Corporation Semiconductor dynamic quantity sensor

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