JPH1078485A - 地震波検出装置 - Google Patents

地震波検出装置

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JPH1078485A
JPH1078485A JP25242296A JP25242296A JPH1078485A JP H1078485 A JPH1078485 A JP H1078485A JP 25242296 A JP25242296 A JP 25242296A JP 25242296 A JP25242296 A JP 25242296A JP H1078485 A JPH1078485 A JP H1078485A
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JP
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displacement
seismic wave
electrodes
piezoelectric element
detecting
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JP25242296A
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Hisaya Iwata
尚也 岩田
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Systec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成簡易にして、製品の低価格化と検出精度の
向上を同時に実現し得る、地震波検出装置を提供する。 【解決手段】外周縁部が支持された金属円盤の表面に固
着された4個の圧電素子と、金属円盤に地震波による変
位を発生させ得る加震錘を具備し、圧電素子のうち、金
属円盤の中心線に沿って対向する圧電素子からなる一対
の対電極の検出信号によって、地震波によるx、y方向
の変位を検出すると共に、各圧電素子の検出信号によっ
てz方向の変位を検出する。一対の対電極は、その延長
線が略十文字状になる如く配置され、各対電極の検出信
号が、その延長線方向と直交する方向の変位を検出しな
いように電気的に処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震波を検出しそ
の検出信号によって、例えば警報を発したり電気機器等
の運転を停止させたり電源を遮断等させ得る地震波検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震波等の振動を検出するセンサ
としては、ストレーンゲージをx、y、z方向のそれぞ
れに変位するプレートに張り付け、各軸の振動を抵抗値
変化として検出するストレーンゲージ式加速度センサ
や、対極する電極間の静電容量の変化を検出する静電容
量式加速度センサ等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のセンサにあっては、製品の低価格化と検出精度の向上
を同時に実現させることが困難であるという問題点があ
った。すなわち、ストレーンゲージ式加速度センサは、
各軸に対応してストレーンゲージ用の低ドリフトアンプ
を設けるため、検出精度は向上するものの、高価な低ド
リフトアンプを必要とし、低価格化が困難となる。
【0004】また、静電容量式加速度センサは、静電容
量が電極間の間隙及び電極間に介在する物質の誘電率、
電極面積等に依存するため、温度や湿度が静電容量のパ
ラメータになり易く、振動の検出精度が劣ると共に、検
出精度向上のためには、例えば温度及び湿度に対する補
正回路等が必要になって低価格化が困難となる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、構成簡易にして、製品の低価格化
と検出精度の向上を同時に実現し得る、地震波検出装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、外周縁部が支
持された金属円盤と、金属円盤の表面に互いに所定の間
隙を有して固着され、その表面に電極が形成された少な
くとも4個の圧電素子と、金属円盤に地震波による変位
を発生させ得る加震錘とを具備し、圧電素子のうち、金
属円盤の中心線に沿って対向する圧電素子からなる一対
の対電極の検出信号によって、地震波によるx、y方向
の変位を検出すると共に、少なくとも1個の圧電素子の
検出信号によって、z方向の変位を検出することを特徴
とする。
【0007】このように形成することにより、地震が発
生した際に、金属円盤に加振錘によって変位(歪み)が
発生し、x、y方向の変位が金属円盤の中心線に沿って
設けられた一対の対電極によって検出される。この時、
各対電極はその延長線方向の変位をそれぞれ検出し、例
えば延長線方向と直交する方向の変位は検出されず、地
震波のz、y方向の変位が一対の対電極によって精度良
く検出される。一方、金属円盤のz方向の変位は各圧電
素子によって検出され、金属円盤上の例えば4個の圧電
素子によって、地震波の三次元方向の変位が検出される
ことになる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、外周縁部が
支持された圧電素子円盤と、圧電素子円盤の表面に互い
に所定の間隙を有して固着された少なくとも4個の電極
と、圧電素子円盤に地震波による変位を発生させ得る加
震錘とを具備し、電極のうち、圧電素子円盤の中心線に
沿って対向する電極からなる一対の対電極の検出信号に
よって、地震波によるx、y方向の変位を検出すると共
に、少なくとも1個の電極の検出信号によって、z方向
の変位を検出することを特徴とする。
【0009】このように形成することにより、地震が発
生した際に、圧電素子円盤に加振錘により変位が発生
し、請求項1記載の発明と同様に、地震波によるx、y
方向の変位が中心線に沿って設けられた一対の対電極に
よって検出されると共に、z方向の変位が各電極によっ
て検出され、圧電素子円盤上の少なくとも4個の電極に
よって、地震波の三次元方向の変位が検出されることに
なる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、一対の対電
極の延長線が略十文字状になる如く配置され、各対電極
の検出信号が、その延長線方向と直交する方向の変位を
検出しないように電気的に処理されることを特徴とす
る。このように形成することにより、各対電極の延長線
方向と直交する方向の変位は、電気的に処理されて各対
電極によって検出されないため、一対の対電極による地
震波のx、y方向の変位の検出が一層高精度となる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、圧電素子も
しくは電極が、略短冊型もしくは略扇型に形成されてい
ることを特徴とする。このように、例えば圧電素子を短
冊型に形成することにより、その構造が簡略化され、扇
型に形成することにより、金属円盤もしくは圧電素子円
盤の比較的広い範囲の変位が検出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わる地震波検出装置を示し、図1がその平面図、
図2が正面図、図3が右側面図、図4が図1のA−A線
矢視断面図、図5が要部の拡大平面図、図6が図5のB
−B線矢視断面図である。
【0013】図1〜図4において、地震波検出装置1
は、内側に空洞部が形成された上カバー2及び下カバー
3と、図4に示す、上カバー3内に配設された加震錘4
と、上カバー2と下カバー3間に挟持された状態で配設
された検出盤5と、下カバー3内に配設されたプリント
基板6を有している。
【0014】上カバー2は、その中心位置に上方に窪む
凹部7が形成され、この凹部7内に円柱形状の加震錘4
の固定部4aが、所定の間隙を有して非接触状態で配設
されている。加震錘4の固定部4aの下面中心位置に
は、固定部4aに対して小径な突出部4bが一体形成さ
れ、この突出部4bの先端面が検出盤5の上面に上方に
突出する如く、例えばネジ24によって固定されてい
る。
【0015】検出盤5は、外形円形に形成されその外周
縁部が、下カバー3の上面に上方に延びる如く設けられ
た突起8内に嵌合され、上カバー2内に下方に突出する
如く設けられた突起9の先端部で下方に押圧されること
により、上下カバー2、3間に配置されている。
【0016】この検出盤5は、図5及び図6に示すよう
に、所定の外径を有する金属円盤11と、この金属円盤
11の一方の表面である上面11aに、貼り付けること
により固着された4個の圧電素子12a〜12dを有し
ている。金属円盤11は、例えば厚さ0.2mmの板厚
を有する燐青銅によって形成され、その外周縁部が上記
突起8、9によって支持されている。
【0017】圧電素子12a〜12dは、短冊型に形成
され、その一方の短辺が所定の間隙を有して互いに対向
することにより、金属円盤11の中心位置に空隙部13
が形成された状態で、十文字状に配置されている。この
空隙部13の中心部分、すなわち金属円盤11の中心部
分が、ネジ24で固定された加振錘4が振動で上下動す
ることによって、金属円盤11が歪むことになる。
【0018】そして、4個の圧電素子12a〜12d
は、金属円盤11の中心線方向に沿ってそれぞれ対向す
る、圧電素子12aと圧電素子12cとによって一方の
対電極P1が形成され、圧電素子12bと圧電素子12
dとによって他方の対電極P2が形成されている。すな
わち、金属円盤11上に1対の対電極P1、P2が形成
され、対電極P1の中心線に沿った延長線L1と、対電
極P2の中心線に沿った延長線L2とが、90度で交差
している。この対電極P1、P2によって、後述する如
く、地震波のx、y方向の変位が検出されることにな
る。
【0019】なお、各圧電素子12a〜12dの表面に
は、例えば銀ペーストを印刷することにより電極14が
それぞれ形成され、この各電極14には、引出線15の
一端がそれぞれ半田付けされている。この引出線15の
他端は、例えば図4に示す如く引き出されて、プリント
基板6の図示しない入力端子にそれぞれ接続されてい
る。
【0020】プリント基板6には、圧電素子12a〜1
2dからの検出信号を後述する如く処理する、IC等の
電子部品16を有する処理回路が形成されている。この
処理回路の出力端子には、例えばフラットケーブル17
が接続され、このフラットケーブル17が下カバー3の
凹部19から外部に引き出され、カバー2の外側面に設
けられたケーブル係止部23に係止されている。そし
て、フラットケーブル17の先端には、例えば図示しな
い表示装置に接続し得るコネクタ18が接続されてい
る。
【0021】なお、下カバー3の左右方向の両端部に
は、取付孔20aを有する取付部20がそれぞれ設けら
れ、この取付部20が地震の振動を検出し易いプレート
等からなる振動検出部材21(図2参照)の表面に、例
えば略水平状態でネジ22等によって固定される。
【0022】次に、上記地震波検出装置1の動作につい
て説明する。振動検出部材21に取り付けられた地震波
検出装置1は、振動のない状態において加震錘4は振動
しないため、金属円盤11に歪み(以下、変位という)
は発生せず、地震波検出装置1から地震波の検出信号は
出力されない。
【0023】そして、地震が発生すると振動検出部材2
1が振動し、これに上下カバー2、3及び検出盤5を介
して取り付けられている加振錘4も同時に振動して、そ
の突出部4bの先端面によって、金属円盤11の中心部
分が振動に対応した圧力で押されて上下動し、金属円盤
11に変位が生じる。
【0024】金属円盤11が変位すると、金属円盤11
に固着されている圧電素子12a〜12dが変位して、
そのピエゾ効果により、各圧電素子12a〜12dに変
位に対応した電圧が発生し、これが電極14、引出線1
5を介して、プリント基板6の処理回路に入力される。
処理回路は、圧電素子12a〜12bからの検出信号を
次のように処理する。
【0025】すなわち、先ず、圧電素子12a、12c
からなる対電極P1の検出信号を、例えば処理回路内に
設けた一方の演算増幅回路(図示せず)で比較演算する
ことによりx方向の変位を検出し、圧電素子12b、1
2dからなる対電極P2の検出信号を、他方の演算増幅
回路で比較演算することによりy方向の変位を検出す
る。
【0026】この時、対電極P1、P2が十文字状に配
置されているため、対電極P1の延長線L1方向の変位
は、対電極P1に対して異なる位相変位となり、対電極
P2に対しては同位相変位となるため、対電極P1から
は変位信号を取り出すことができるが、対電極P2から
は変位信号を取り出すことはできない。
【0027】また逆に、対電極P2の延長線L2方向の
変位は、対電極P2に対して異なる位相変位となり、対
電極P1に対しては同位相変位となるため、対電極P2
からは変位信号を取り出すことができるが、対電極P1
からは検出信号を取り出すことはできない。したがっ
て、地震波のx方向(延長線L1方向)の変位は対電極
P1で検出され、y方向(延長線L2方向)の変位は対
電極P2で検出されることになる。
【0028】また、対電極P1、P2の延長線L1、L
2方向に対して、例えば45度異なる方向の変位が生じ
た場合は、各対電極P1、P2から、2の平方根分の1
の変位信号を取り出すことができ、この各信号を上記演
算増幅回路で演算することによって、地震波の方向が特
定化される。そして、この特定化されたx、y方向の変
位によって、地震波のx、y方向の変位が検出されるこ
とになる。
【0029】一方、各圧電素子12a〜12dの個々の
検出信号が、処理回路内で個別に処理されることによ
り、各圧電素子12a〜12dのz方向(金属円盤11
の上下方向)の変位が検出される。この処理は、例えば
4個の圧電素子12a〜12dの個々の変位を平均化す
ることによって行われ、これにより、地震波のz方向の
変位が検出されることになる。
【0030】そして、この地震波検出装置1で検出され
た地震波のx、y、zの三次元方向の変位が、予め定め
た所定値以上の場合に、フラットケーブル17のコネク
タ18に接続された、例えば図示しない表示器に地震の
発生を表示させて警告したり、あるいは、コネクタ18
に接続された各種機器及び装置等の運転を停止させた
り、電源供給を遮断させることにより、地震発生に伴う
各種機器等の異常発生が未然に防止される。
【0031】なお、上記の圧電素子12a〜12dの検
出信号の処理方法は一例であって、例えばz方向の変位
の検出を、全ての圧電素子12a〜12dの変位に基づ
くことなく、例えば特定の1個もしくは複数個の圧電素
子12a〜12dの変位(例えば最大値等)によって検
出するようにしても良く、適宜に変更し得るものであ
る。
【0032】このように、上記実施例の地震波検出装置
1によれば、金属円盤11上に短冊型の4個の圧電素子
12a〜12dを十文字状に配置して、一対の対電極P
1、P2によって、地震波のx、y方向の変位を検出
し、個々の圧電素子12a〜12dによってz方向の変
位を検出するため、検出盤5の構造を極めて簡素化する
ことができると共に、圧電素子12a〜12dの検出信
号を比較的構成簡易な処理回路によって処理し得るた
め、地震波検出装置1自体のコストを低減させることが
できる。
【0033】また、合計4個の圧電素子12a〜12d
を90度異なる方向に配置し、一対の対電極P1、P2
と各圧電素子12a〜12dの個々の変位によって、
x、y方向及びz方向の変位を検出するため、地震波の
P波及びS波の三次元方向の変位を高精度に検出するこ
とができる。
【0034】特に、プリント基板6に設けた処理回路に
よって、各対電極P1、P2の延長線L1、L2と直交
する方向の変位を、各対電極P2、P1が検出しないよ
うに処理するため、x、y方向の検出精度を一層向上さ
せることができる。これらのことから、低価格で高精度
の地震波検出装置1を得ることが可能になる。
【0035】さらに、上下カバー2、3内に、処理回路
が形成されたプリント基板6や、検出盤5及び加震錘4
等が一体化された状態で組み付けられるため、地震波検
出装置1を、小型でコンパクトな形状とすることがで
き、振動検出部材21への取り付け等が容易になる。
【0036】なお、上記実施例においては、地震波の周
波数の高いP波と周波数の低いS波を共に検出し得るよ
うに構成したが、例えば金属円盤11の板厚を適宜に設
定し、その共振点を高めることにより、地震波のP波の
みを検出するP波専用の地震波検出装置1とすることも
できる。
【0037】図7及び図8は、本発明の他の実施例を示
すもので、図7が図5と同様の検出盤の平面図、図8が
図7のC−C線矢視断面図である。この実施例の特徴
は、上記検出盤5の、金属円盤11の代わりに圧電素子
円盤31を使用し、圧電素子12a〜12dの代わりに
電極32a〜32dを使用した点にある。なお、上記実
施例と同一部位には同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0038】すなわち、地震波検出装置1の検出盤5
は、圧電素子で形成された圧電素子円盤31を有し、こ
の圧電素子円盤31の一方の表面である上面31aに、
略扇型の4個の電極32a〜32dが形成されている。
そして、この4個の電極32a〜32dのうち、圧電素
子円盤31の中心線に沿って対向する、電極32aと電
極32cとにより対電極P1が形成され、電極32bと
電極32dとにより対電極P2が形成されている。な
お、加振錘4は、その固定部4b下面が圧電素子円盤3
1の上面31aに、例えば接着剤(図示せず)によって
固定されている。
【0039】この実施例においても、加震錘4により圧
電素子円盤31が変位すると、各電極32a〜32dに
変位に対応した信号(電圧)が発生し、この信号を上記
プリント基板6の処理回路によって、上述した如く処理
することにより、対電極P1、P2で地震波のx、y方
向の変位が検出され、各電極32a〜32dでz方向の
変位が検出される。
【0040】したがって、上記実施例と同様の作用効果
が得られる他に、電極32a〜32dを略扇型に形成す
ることにより、圧電素子円盤31の比較的広い範囲の変
位を検出することができ、処理回路を適宜に設定するこ
とによって、地震波x、y、z方向の検出精度を一層向
上させることができるという作用効果が得られる。
【0041】なお、本発明は、上記の各実施例のそれぞ
れに限定されるものでもなく、例えば圧電素子12a〜
12dを略扇型に形成したり、電極32a〜32dを短
冊型に形成する等、各実施例を適宜に組み合わせること
もできる。また、圧電素子12a〜12d及び電極32
a〜32dの形状も短冊型や扇型に限らず、他の適宜の
形状を採用し得るし、圧電素子12a〜12dや電極3
2a〜32dの個数も最低4個あれば良く、適宜に増加
させ得るものである。
【0042】さらに、上記実施例における、検出盤5の
上下カバー2、3への取付構造、加振錘4の検出盤5へ
の固定構造、プリント基板6の取付位置、上下カバー
2、3の形状及びその連結構造、引出線15及びフケッ
トケーブル17の引き出し構造等も一例であって、各発
明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1ないし請
求項2記載の発明によれば、金属円盤もしくは圧電素子
円盤の表面に、一対の対電極を配置することによって地
震波を検出するため、構成簡易にして、地震波の三次元
方向の変位を精度良く検出することができると共に、検
出装置自体のコストダウンが図れて、低価格で高精度な
地震波検出装置を得ることが可能になる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1ないし請求項2記載の発明の効果に加えて、対電極
の延長線方向と直交する方向の変位が電気的に処理され
て検出されないため、一対の対電極による地震波のx、
y方向の変位を一層高精度に検出することができる。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし請求項3記載の発明の効果に加えて、圧電素
子を短冊型に形成することによって、その構造が簡素化
され、扇型に形成することによって、金属円盤もしくは
圧電素子円盤の比較的広い範囲の地震波による変位が検
出されて、検出精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる地震波検出装置の一実施例を示
す平面図
【図2】同その正面図
【図3】同右側面図
【図4】同図1のA−A線矢視断面図
【図5】同検出盤の拡大平面図
【図6】同図5のB−B線矢視断面図
【図7】本発明に係わる地震波検出装置の他の実施例を
示す検出盤の平面図
【図8】同図7のC−C線矢視断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・地震波検出装置 2・・・・・・・・・上カバー 3・・・・・・・・・下カバー 4・・・・・・・・・加震錘 4a・・・・・・・・固定部 4b・・・・・・・・突出部 5・・・・・・・・・検出盤 6・・・・・・・・・プリント基板 11・・・・・・・・金属円盤 11a・・・・・・・上面 12a〜12d・・・圧電素子 13・・・・・・・・空隙部 14・・・・・・・・電極 31・・・・・・・・圧電素子円盤 31a・・・・・・・上面 32a〜32d・・・電極 P1、P2・・・・・対電極 L1、L2・・・・・延長線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周縁部が支持された金属円盤と、該金属
    円盤の表面に互いに所定の間隙を有して固着され、その
    表面に電極が形成された少なくとも4個の圧電素子と、
    前記金属円盤に地震波による変位を発生させ得る加震錘
    とを具備し、 前記圧電素子のうち、金属円盤の中心線に沿って対向す
    る圧電素子からなる一対の対電極の検出信号によって、
    地震波によるx、y方向の変位を検出すると共に、少な
    くとも1個の圧電素子の検出信号によって、z方向の変
    位を検出することを特徴とする地震波検出装置。
  2. 【請求項2】外周縁部が支持された圧電素子円盤と、該
    圧電素子円盤の表面に互いに所定の間隙を有して固着さ
    れた少なくとも4個の電極と、前記圧電素子円盤に地震
    波による変位を発生させ得る加震錘とを具備し、 前記電極のうち、圧電素子円盤の中心線に沿って対向す
    る電極からなる一対の対電極の検出信号によって、地震
    波によるx、y方向の変位を検出すると共に、少なくと
    も1個の電極の検出信号によって、z方向の変位を検出
    することを特徴とする地震波検出装置。
  3. 【請求項3】前記一対の対電極の延長線が略十文字状に
    なる如く配置され、各対電極の検出信号が、その延長線
    方向と直交する方向の変位を検出しないように電気的に
    処理されることを特徴とする、請求項1または請求項2
    記載の地震波検出装置。
  4. 【請求項4】前記圧電素子もしくは電極が、略短冊型も
    しくは略扇型に形成されていることを特徴とする、請求
    項1ないし3のいずれか一項に記載の地震波検出装置。
JP25242296A 1996-09-02 1996-09-02 地震波検出装置 Pending JPH1078485A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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