JPH085472A - 静電容量式3次元触覚センサ - Google Patents

静電容量式3次元触覚センサ

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JPH085472A
JPH085472A JP6156501A JP15650194A JPH085472A JP H085472 A JPH085472 A JP H085472A JP 6156501 A JP6156501 A JP 6156501A JP 15650194 A JP15650194 A JP 15650194A JP H085472 A JPH085472 A JP H085472A
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electrode
axis direction
moving
fixed electrode
force
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JP6156501A
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Inventor
Katsunori Endo
克則 遠藤
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S K S KK
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S K S KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 3次元領域における外部からの力によって対
向する電極間の覆われる面積の変化をX軸方向およびY
軸方向に、対向する電極間の距離の変化をZ軸方向にそ
れぞれ独立して静電容量の変化値として検出する静電容
量式3次元触覚センサを提供する。 【構成】 枠体18に、共通の基板10の上面に第1の
固定電極9としての受信電極13a〜13dおよび送信
電極12と、これに対向する第1の移動電極7が一体的
にユニット化されて設けられる。これら電極間によって
覆われる面積の変化によりX軸方向およびY軸方向の力
を検出する。共通の基板10の下面に枠体18と第2の
移動電極11を設け、これと対向した第2の枠体19を
含む第2の固定電極14を設ける。これら電極間距離の
変化によりZ軸方向の力を検出する。このように外部か
らの3次元領域の力は、電極間の面積または距離の変化
を静電容量の変化として検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部からの力を電極間
の静電容量の変化に変換させ、その力をX軸方向、Y軸
方向、Z軸方向の成分にそれぞれ分解して検出する静電
容量式3次元触覚センサに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特願平5−154575号に
おいて図5に示す静電容量式1次元リニアスケールを開
示した。これは同一基板上に長方形の送信電極1a、1
bと、送信電極1a、1b間に位置し且つ互いに反比し
た向きの略三角形状の同形の受信電極2a、2bと、こ
れらの面に対して所定の距離を維持して且つ送信電極1
a、1bの延在する方向に平行移動する移動電極3とを
設け、移動電極3と受信電極2a、2bとの電極間によ
って覆われる面積A、Bの増減によって変化する静電容
量の変化値を捕らえ、位置または移動距離を測定する静
電容量式リニアスケールである。
【0003】上記した構成の静電容量式リニアスケール
において、本出願人は更に図6に示すように、移動電極
3の移動方向の両端部4、5にばね手段6を設けて移動
電極3をこれらばね手段により平衡する位置に待機さ
せ、外部からの一軸方向の荷重に対してかかる待機位置
から当該力の方向に移動できるように構成した。即ち、
移動電極3は外部からの力が加わることにより受信電極
2a、2bとの電極間距離を一定に保ちながら矢印C方
向に平行移動し、外部からの力がかからない状態におい
ては移動電極3が上記した所定の待機位置に戻る。この
ように外部からの力を移動電極3に加え、移動電極3と
受信電極2a、2bとによって覆われる(対面する)面
積A、Bに対応する静電容量の変化に基づいて外部から
の力を測定する装置を改良した。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら上述した装置では、例えばX
軸方向といった一軸方向のみの測定に限られ、X軸方
向、Y軸方向、Z軸方向の3次元領域を同時に測定する
ことができない。また、上記の改良した静電容量式リニ
アスケールをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ
配置させて外部からの力を3次元領域で測定する場合、
3つの移動電極3を一体化して立体的に移動させなくて
はならず装置自体が大型化してしまう。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成により3次元領域におけるX
軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各成分を独立して分解
し、外部からの力を測定することができ、小型で信頼性
の高い静電容量式3次元触覚センサを提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、面上の固定電極を設けた固定電極板と面上の移動電
極を設けた移動電極板とを対向配置して構成され、前記
移動電極板の周囲に外部からの力に対して弾性変形可能
な弾性部材を設け、前記固定電極面上を移動電極が移動
することに伴う両電極間の静電容量の変化に基づいて外
部からの力を検出する静電容量式3次元触覚センサにお
いて、X軸方向およびY軸方向の力を測定する第1の固
定電極および第1の移動電極と、前記第1の固定電極は
同一平面上にX軸方向およびY軸方向にそれぞれ独立す
る少なくとも一つの受信電極と、前記第1の移動電極を
介して受信電極に信号を送る共通の送信電極と、前記第
1の固定電極および第1の移動電極を一体的にユニット
化する第1の枠体とを有し、前記第1の移動電極はX軸
方向およびY軸方向に前記第1の固定電極上を一定の電
極間距離を維持しながら移動可能とし、該第1の移動電
極によって第1の固定電極の前記受信電極が覆われる面
積の増減を静電容量の変化とし検出し、更にZ軸方向の
力を測定する第2の固定電極と、第2の移動電極と、前
記第2の固定電極を固定配置する第2の枠体とを有し、
前記第2の移動電極は前記第1の枠体と共に第2の枠体
内に収容されてZ軸方向に移動可能とし、前記第2の移
動電極と第2の固定電極とによって対向配置された電極
間の距離の変化を静電容量の変化として検出して、外部
からの力大きさおよび向きをX軸方向、Y軸方向、Z軸
方向の各成分に分解して測定することを特徴とする。
【0007】また、前記第1の固定電極と第2の移動電
極とが共通する基板の上面と下面とにそれぞれ設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】更に、前記第1の固定電極と第1の移動電
極との電極間距離を一定に維持させる絶縁部材を前記第
1の固定電極と第1の移動電極との間に設けたことを特
徴とし、前記第1の移動電極は同一平面上にX軸方向お
よびY軸方向に対する静電容量の変化を検出する少なく
とも一つの独立した移動電極を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】このような構成において、外部から力が加わっ
た時、X軸方向およびY軸方向の力の成分を検出するた
め、第1の枠体に一体的にユニット化された第1の移動
電極が第1の固定電極上を一定の電極間距離を維持しな
がら移動する。この移動により固定電極上の受信電極の
一部は移動電極によって覆われ、X軸方向およびY軸方
向に対するそれぞれの面積が増減される。このとき移動
電極の周囲に設けた弾性部材が外部からの力に対して弾
性変形しながら、第1の移動電極が待機位置から当該力
のかかる方向に移動する。また、力がかからない状態に
おいては、弾性変形していた弾性部材が復帰して移動電
極を所定の待機位置に戻す。
【0010】Z軸方向に対する外部からの力は、前記第
1の固定電極が設けられている共通の基板の反対側に配
置された第2の移動電極と、これに対向して配置される
第2の固定電極との電極間距離の変化を静電容量に変換
してZ軸方向の力を検出する。このとき第2の移動電極
と第2の固定電極との間に設けた弾性部材が弾性変形し
ながら、第2の移動電極が待機位置から当該力の方向に
移動する。Z軸方向に力がかからない状態では弾性部材
が復帰して移動電極を所定の待機位置に戻す。
【0011】
【実施例】この発明の好適な実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明による第1の移動電極7の電極パ
ターンの一例を示す。図において、移動電極板8の下面
に略四角形状の第1の移動電極7が設けられている。移
動電極板8は、外部からの力が加わることによって後述
する第1の固定電極9と一定の電極間距離を維持しなが
らX軸方向およびY軸方向に移動可能としている。
【0012】図2は、共通の基板10の上面および下面
に形成された第1の固定電極9および第2の移動電極1
1の電極パターンの一例を示す。図において、共通の基
板10の上面に第1の固定電極9として、中央部に第1
の移動電極7に信号を送る送信電極12が設けられ、送
信電極12を中心にX軸方向に一対の受信電極13a、
13bと、Y軸方向に一対の受信電極13c、13dと
が十字に直交した位置関係でそれぞれ電気的に独立して
設けられている。破線部は、第1の移動電極9であり、
一定の電極間距離を維持して共通の基板10上面の待機
位置に対向して位置しており、送信電極12および受信
電極13a〜13dの一部を覆っている。
【0013】また、共通の基板10の下面には、略四角
形状の第2の移動電極11が設けられている。第2の移
動電極は、外部からの力が加わることによって後述する
第2の固定電極14との電極間距離を変化させてZ軸方
向に移動可能としている。
【0014】信号の制御回路として、出力信号を送信電
極12および第2の移動電極11に送り込む発信器(O
SC)15と受信電極13a〜13dおよび第2の固定
電極14からの受信信号を測定する電流電圧変換器16
とが設けられている。
【0015】図3は、第2の固定電極14の電極パター
ンの一例を示す。図において、固定電極板17の上面に
略四角形状の第2の固定電極14が設けられている。第
2の固定電極14は前記第2の移動電極11と対向して
配置され、この電極間距離の変化に対するZ軸方向の静
電容量の変化量を電流電圧変換器16に出力している。
【0016】これらセンサに使用される電極は、金属箔
等の薄厚の適当な電気導伝体よりなり、電気的に絶縁さ
れて同一平面上に形成されている。これら電極は、例え
ばプリント基板等の電気絶縁板上に蒸着、エッチングあ
るいは接着等により形成することができる。また、実施
例においては略四角形状の電極を使用したが、これに限
定されることはなく、例えば円形、略三角形状等の電極
を用いることも可能である。
【0017】図4は、図1に示す第1の移動電極7、図
2に示す第1の固定電極9および第2の移動電極11、
図3に示す第2の固定電極14とを用いた静電容量式3
次元触覚センサをX軸方向で切断した断面図を示す。図
示のセンサは、上記した電極を含み、第1の枠体18お
よび第2の枠体19によって組み立てた状態を示す。第
1の枠体18は、送信電極12および受信電極13a〜
13dと第2の移動電極11とを設けた共通の基板10
と、基板10の上方に一定の電極間距離を維持してX軸
方向およびY軸方向に移動可能に位置する第1の移動電
極7とから構成されている。第2の枠体19は、共通の
基板10の下方に位置する第2の固定電極14と、上記
した第1の枠体18とから構成されており、対向した第
2の移動電極11および第2の固定電極14との電極間
距離をZ軸方向に移動可能としている。
【0018】第1の移動電極7を基板10上の第1の固
定電極9と一定の電極間距離を維持させるため、第1の
固定電極9と第1の移動電極7との面は、電気絶縁部材
22等を挟んで平行に所定の電極間距離を隔てて対向す
るように設けられている。絶縁部材22は、フッ素樹脂
やポリエチレン樹脂等のフィルム状のものが好適に使用
され、接着剤等によって固着されるか基板10上に配置
される。尚、絶縁部材22は移動電極7を移動させるた
め摩擦係数の比較的小さい部材が好適に使用され、本実
施例においてはテフロンテープが絶縁部材22として好
適に使用することができ、固定電極9または移動電極7
の両方またはいずれか一方に張り付けて移動電極板8を
移動可能とする。また、絶縁部材22の代わりに電極パ
ターンに接触しない位置にガイドレール等のガイド部材
を設けても良い。
【0019】基板10の四方の外周面は、枠体18に固
定もしくは密着されており、移動電極板8と後述する弾
性部材20とを保持している。これにより枠体18内に
移動電極板8と基板10とを一体的にユニット化してい
る。また移動電極板8の上面には加圧板23が設けられ
ており、加圧板23は外部からの3次元方向の力を移動
電極板8に伝達している。更に、ユニット化された枠体
18は、枠体19の内壁を密着してZ軸方向(図で見て
上下方向)に沿って移動可能としている。
【0020】移動電極板8は、第1の枠体18の内側よ
り小さく形成されている。枠体18の四方の内側と移動
電極板8の四方の外周面との隙間には弾性部材20が設
けられている。移動電極板8は外部からのX軸方向およ
びY軸方向の力によって弾性部材20を弾性変形させな
がら力の加わった方向に移動し、移動電極7と固定電極
9とによって覆われる面積に対応する静電容量の変化量
を測定する。また、外部からの力が移動電極板8に加わ
らない場合において、弾性部材20は弾性変形して元の
形状に戻り、所定の待機位置に移動電極板8を戻す。
【0021】更に、上記したユニット化された第1の枠
体18と固定電極板17との間には弾性部材17が設け
られている。枠体18は外部からのZ軸方向の力によっ
てのみ弾性部材を弾性変形させ、力の加わった方向に移
動して第2の移動電極11と第2の固定電極14との電
極間距離に対応する静電容量の変化量を測定する。ま
た、外部からの力が加わらない場合において、弾性部材
21は弾性変形して元の形状に戻り、第1の枠体18、
即ち共通の基板10を所定の待機位置に戻す。
【0022】上記した弾性部材20、21は、シリコン
ゴム、ウレタンゴム等のゴム材料もしくは板ばね、コイ
ルばね等のばね手段が好適に使用される。弾性部材2
0、21は、使用される電極の近傍に位置するため、電
気絶縁体を使用することが望ましく、実施例においては
シリコンゴムが更に好適に用いられる。また、移動電極
板8と枠体18との隙間をなくすために移動電極板8の
全外周面に弾性部材20を配置すること望ましい。更
に、弾性部材20、21の硬度、大きさ等を選択するこ
とによって外部からの力に対して所望の感度を調整する
ことが可能となる。
【0023】このような構成において、本発明による静
電容量式3次元触覚センサの測定原理を説明する。対面
する電極間の静電容量Cは、電極間の距離dおよび対向
する電極部の面積Sに関して次式で示される。 C=ε・S/d……(1) 誘電率εは同一条件下において一定であるため、静電容
量Cは、対向する電極間の距離dに反比例し、対向する
電極部の面積Sに比例する。ここで、電極間の距離を一
定とすることにより、静電容量Cは対向して覆われる電
極部の面積Sに対してのみ比例関係を有することとな
る。即ち、外部からの力によって移動する移動電極と固
定配置された固定電極間とは一定の距離を隔てて配置さ
れる。この電極間によって覆われる面積Sに対する静電
容量Cの変化量を測定することにより移動電極の移動距
離および方向を特定することができる。また、対向する
電極部の面積Sを一定とすることにより、静電容量Cは
対向する電極間の距離dのみに反比例関係を有すること
となる。即ち、外部からの力によって移動する移動電極
と固定電極との電極間の距離dに対する静電容量Cの変
化量を測定することにより移動電極の移動距離を特定す
ることができる。このように電極間の面積Sまたは距離
dのいずれかを一定とすることにより移動電極の変位量
のみの一次関数となり誘電率ε、電源の周波数電圧、電
極間の距離または面積をすべてキャンセルでき、これら
を組み合わせることにより、極めて安定度の高い静電容
量式3次元触覚センサを実現できる。かかる受信信号は
不図示の演算回路によって演算され、適当なディスプレ
イ等により表示される。
【0024】次に静電容量式3次元触覚センサの測定方
法について説明する。外部からの力が静電容量式3次元
触覚センサの加圧板23に加わると、X軸方向およびY
軸方向に対する力が弾性部材20を弾性変形させなが
ら、移動電極板8の第1の移動電極7が所定の待機位置
から共通の基板10上面の受信電極13a〜13d上を
一定の電極間距離を維持しながら移動する。移動電極7
が移動した距離を移動電極7と受信電極13a〜13b
とによって覆われた面積に対応する静電容量としてX軸
方向およびY軸方向についてそれぞれ検出する。
【0025】Z軸方向に対する力は、第1の枠体18に
伝達され、弾性部材21を弾性変形させながら、共通の
基板10の下面に設けた第2の移動電極11を所定の待
機位置から第2の固定電極14と対面する方向に移動す
る。移動電極11が移動した電極間距離の変化量に対応
する静電容量としてZ軸方向について検出する。移動電
極によって変化した静電容量の差とあらかじめ入力され
た弾性部材の荷重に対応するデータとを演算処理部によ
って演算し、外部からの力をX軸方向、Y軸方向、Z軸
方向とに分解して計測する。
【0026】実施例では4つの第1の受信電極13a〜
13dを設けたが、X軸方向、Y軸方向に対してそれぞ
れ一つの移動電極13a、13cを設けるだけでも良
い。
【0027】尚、上記した例においては、「外部からの
力」を移動電極板14に対し直接に接触して移動電極を
移動させる力として示し、その大きさおよび向きを検出
する静電容量式3次元触覚センサを説明した。しかしな
がら、「外部からの力」としては必ずしも直接に移動電
極板に接触する力である必要がなく、加速度、磁力など
の移動電極板に対して非接触の力であっても良く、これ
らの力の大きさおよび向きを移動電極に直接ふれずに同
様に測定することができる。一例として自動車等に本発
明による静電容量式3次元触覚センサを設置し、自動車
の走行時の加速度により(非接触で)加圧板23にモー
メントを与えて移動させ、3次元領域の加速度の大きさ
および向きを測定することができる。また、磁力の測定
にあたっては、本発明による静電容量式3次元触覚セン
サの移動電極板を磁性体として、あるいは移動電極板に
磁性体を固定し、磁力により移動電極を非接触で移動さ
せることにより3次元方向の磁力の大きさおよび向きを
測定することが可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明の静電容量式3次元触覚センサ
は、第1の移動電極と第1の固定電極とにより外部から
の力をX軸方向とY軸方向に分解し、第2の移動電極と
第2の固定電極により外部からの力をZ軸方向に分解す
るという構成としたことによりX軸方向、Y軸方向、Z
軸方向に対する力の大きさおよび向きをそれぞれ独立し
て測定することができ、確実且つ正確に3次元に対する
力の強度を測定することができる。また、弾性部材の硬
度、大きさ等を選択して変えることにより所望の力に応
答する静電容量式3次元触覚センサを提供することがで
きる。
【0029】また、第1の移動電極と第1の固定電極と
の電極間に絶縁部材を設けることにより、電極間の距離
を一定に維持することができ正確な測定を行うことがで
きる。更に、第1の固定電極上に送信電極および受信電
極を配置することにより、第1の固定電極のみに配線す
れば良く、第1の移動電極に配線を施す必要がなくな
り、静電容量式3次元触覚センサの組立およびメンテナ
ンス等が容易となる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による静電容量式3次元触覚センサの
第1の移動電極を示す平面図。
【図2】 本発明による静電容量式3次元触覚センサの
共通基板を示す平面図。
【図3】 本発明による静電容量式3次元触覚センサの
第2の固定電極を示す平面図。
【図4】 本発明による静電容量式3次元触覚センサを
X軸方向に切断した状態を示す断面図。
【図5】 従来例による静電容量式リニアスケールを示
す図。
【図6】 改良した静電容量式リニアスケールを示す
図。
【符号の説明】
1 送信電極 2 受信電極 3 移動電極 7 第1の移動電極 8 移動電極板 9 第1の固定電極 10 基板 11 第2の移動電極 12 送信電極 13a〜13d 受信電極 14 第2の固定電極 15 発信器 16 電流電圧変換器 17 固定電極板 18、19 枠体 20、21 弾性部材 22 絶縁部材 23 加圧板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面上の固定電極を設けた固定電極板と面
    上の移動電極を設けた移動電極板とを対向配置して構成
    され、前記移動電極板の周囲に外部からの力に対して弾
    性変形可能な弾性部材を設け、前記固定電極面上を移動
    電極が移動することに伴う両電極間の静電容量の変化に
    基づいて外部からの力を検出する静電容量式3次元触覚
    センサにおいて、X軸方向およびY軸方向の力を測定す
    る第1の固定電極および第1の移動電極と、前記第1の
    固定電極は同一平面上にX軸方向およびY軸方向にそれ
    ぞれ独立する少なくとも一つの受信電極と、前記第1の
    移動電極を介して受信電極に信号を送る共通の送信電極
    と、前記第1の固定電極および第1の移動電極を一体的
    にユニット化する第1の枠体とを有し、前記第1の移動
    電極はX軸方向およびY軸方向に前記第1の固定電極上
    を一定の電極間距離を維持しながら移動可能とし、該第
    1の移動電極によって第1の固定電極の前記受信電極が
    覆われる面積の増減を静電容量の変化とし検出し、更に
    Z軸方向の力を測定する第2の固定電極と、第2の移動
    電極と、前記第2の固定電極を固定配置する第2の枠体
    とを有し、前記第2の移動電極は前記第1の枠体と共に
    第2の枠体内に収容されてZ軸方向に移動可能とし、前
    記第2の移動電極と第2の固定電極とによって対向配置
    された電極間の距離の変化を静電容量の変化として検出
    して、外部からの力大きさおよび向きをX軸方向、Y軸
    方向、Z軸方向の各成分に分解して測定することを特徴
    とする静電容量式3次元触覚センサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の固定電極と第2の移動電極と
    が共通する基板の上面と下面とにそれぞれ設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の静電容量式3次元触
    覚センサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の固定電極と第1の移動電極と
    の電極間距離を一定に維持させる絶縁部材を前記第1の
    固定電極と第1の移動電極との間に設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載の静電容量式3次元触覚セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記第1の移動電極は同一平面上にX軸
    方向およびY軸方向に対する静電容量の変化を検出する
    少なくとも一つの独立した移動電極を有することを特徴
    とする請求項1乃至3いずれか記載の静電容量式3次元
    触覚センサ。
JP6156501A 1994-06-15 1994-06-15 静電容量式3次元触覚センサ Pending JPH085472A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6556024B2 (en) * 2000-03-29 2003-04-29 The Furukawa Electric Co., Ltd. Capacitance type load sensor
US7856792B2 (en) 2008-01-08 2010-12-28 Toyo Jidoki Co., Ltd. Bag filling and packaging apparatus
CN102589757A (zh) * 2010-12-07 2012-07-18 财团法人工业技术研究院 用以感测施力的感测装置

Cited By (3)

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