JPH11210573A - 内燃機関の吸気構造 - Google Patents
内燃機関の吸気構造Info
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- JPH11210573A JPH11210573A JP1890798A JP1890798A JPH11210573A JP H11210573 A JPH11210573 A JP H11210573A JP 1890798 A JP1890798 A JP 1890798A JP 1890798 A JP1890798 A JP 1890798A JP H11210573 A JPH11210573 A JP H11210573A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レイアウト上の制約をなくし各気筒へのガス
分配を良好に行うと共に、開発効率をよくする。さら
に、見栄えをよくして、塗装不良をなくした内燃機関の
吸気構造を得る。 【解決手段】 インテークマニホルド３のサージタンク
４のタンク本体４ａの内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のパージバルブ８に連結するパージパイプ２１を配管す
る。このパージパイプ２１はタンク本体４ａの内側と、
タンク本体４ａのパイプ挿通孔の周囲にロウ付けされて
いる。
分配を良好に行うと共に、開発効率をよくする。さら
に、見栄えをよくして、塗装不良をなくした内燃機関の
吸気構造を得る。 【解決手段】 インテークマニホルド３のサージタンク
４のタンク本体４ａの内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のパージバルブ８に連結するパージパイプ２１を配管す
る。このパージパイプ２１はタンク本体４ａの内側と、
タンク本体４ａのパイプ挿通孔の周囲にロウ付けされて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インテークマニホ
ルドのサージタンクと、燃料蒸発ガス排出抑止装置を構
成するバルブに連結するパイプとの接続状態を変えた内
燃機関の吸気構造に関するものである。
ルドのサージタンクと、燃料蒸発ガス排出抑止装置を構
成するバルブに連結するパイプとの接続状態を変えた内
燃機関の吸気構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車の内燃機関の燃料系には、
燃料蒸発ガスが大気中に発散するのを防止する燃料蒸発
ガス排出抑止装置が設けられている。この装置を図３の
燃料系の概略図に基づいて説明する。図に示すように、
燃料蒸発ガス排出抑止装置１は、フューエルタンク２
と、インテークマニホルド３のサージタンク４との間に
介装されている。
燃料蒸発ガスが大気中に発散するのを防止する燃料蒸発
ガス排出抑止装置が設けられている。この装置を図３の
燃料系の概略図に基づいて説明する。図に示すように、
燃料蒸発ガス排出抑止装置１は、フューエルタンク２
と、インテークマニホルド３のサージタンク４との間に
介装されている。
【０００３】この燃料蒸発ガス排出抑止装置１はフュー
エルタンク２に接続された 2ウエイチェックバルブ５
と、内部にキャニスタ（活性炭）６を充填したエバポレ
ータキャニスタ７と、キャニスタパージＶＳＶ（キャニ
スタパージバキュームスイッチバルブ、以下、パージバ
ルブという）８とから概略構成されている。そして、フ
ューエルタンク２内の燃料蒸発ガスＧは、一定の圧力に
達すると、 2ウエイチェックバルブ５を開きエバポレー
タキャニスタ７のキャニスタ６に吸着される。
エルタンク２に接続された 2ウエイチェックバルブ５
と、内部にキャニスタ（活性炭）６を充填したエバポレ
ータキャニスタ７と、キャニスタパージＶＳＶ（キャニ
スタパージバキュームスイッチバルブ、以下、パージバ
ルブという）８とから概略構成されている。そして、フ
ューエルタンク２内の燃料蒸発ガスＧは、一定の圧力に
達すると、 2ウエイチェックバルブ５を開きエバポレー
タキャニスタ７のキャニスタ６に吸着される。
【０００４】キャニスタ６に吸着した燃料蒸発ガスは、
内燃機関９の回転中に、コンピュータ１０に制御されて
いるパージバルブ８が開くと、インテークマニホルド３
に発生する負圧によって吸引され、クロスメンバー１１
側からエアフィルタ１２及びエアカットバルブ１３を通
って流入する空気と共に、パージバルブ８を通って、内
燃機関９のインテークマニホルド３に吸い込まれ、シリ
ンダ内で混合気と一緒に燃焼される。なお、内燃機関９
の停止時にはパージバルブ８は閉じている。
内燃機関９の回転中に、コンピュータ１０に制御されて
いるパージバルブ８が開くと、インテークマニホルド３
に発生する負圧によって吸引され、クロスメンバー１１
側からエアフィルタ１２及びエアカットバルブ１３を通
って流入する空気と共に、パージバルブ８を通って、内
燃機関９のインテークマニホルド３に吸い込まれ、シリ
ンダ内で混合気と一緒に燃焼される。なお、内燃機関９
の停止時にはパージバルブ８は閉じている。
【０００５】逆に、フューエルタンク２内が一定の負圧
に達した場合には、 2ウエイチェックバルブ５が開き、
エバポレータキャニスタ７から空気を吸引してフューエ
ルタンク２内の圧力は一定に保持される。なお、図３に
おいて、符号１４はエバポレータキャニスタ７とパージ
バルブ８とを連通させる管路であり、符号１５はパージ
バルブ８と、インテークマニホルド３に設けたサージタ
ンク４とを連通させる管路である。また、符号１６は車
両のボディ、符号１７はエアクリーナを各々示してい
る。
に達した場合には、 2ウエイチェックバルブ５が開き、
エバポレータキャニスタ７から空気を吸引してフューエ
ルタンク２内の圧力は一定に保持される。なお、図３に
おいて、符号１４はエバポレータキャニスタ７とパージ
バルブ８とを連通させる管路であり、符号１５はパージ
バルブ８と、インテークマニホルド３に設けたサージタ
ンク４とを連通させる管路である。また、符号１６は車
両のボディ、符号１７はエアクリーナを各々示してい
る。
【０００６】管路１４は、図４に示すように、パージパ
イプ１８とパージホース１９とからなっており、パージ
パイプ１８はパージホース１９を介してパージバルブ８
に連結されている。また、管路１５は、図５及び図６に
示すように、パージホース２０とパージパイプ２１とか
らなっている。このパージパイプ２１についてさらに詳
述する。
イプ１８とパージホース１９とからなっており、パージ
パイプ１８はパージホース１９を介してパージバルブ８
に連結されている。また、管路１５は、図５及び図６に
示すように、パージホース２０とパージパイプ２１とか
らなっている。このパージパイプ２１についてさらに詳
述する。
【０００７】パージパイプ２１はサージタンク４のタン
ク本体４ａの外周部に、その長手方向に沿ってロウ付け
固定されており、その一側２１Ａにはパージバルブ８に
連結したパージホース２０が接続されている。パージパ
イプ２１の他側２１Ｂはサージタンク４の壁部を挿通し
てサージタンク４内に臨んでいる。このパージパイプ２
１の他側２１Ｂの取付部位は内燃機関９の各気筒の空燃
比が均一になる位置に設定される。
ク本体４ａの外周部に、その長手方向に沿ってロウ付け
固定されており、その一側２１Ａにはパージバルブ８に
連結したパージホース２０が接続されている。パージパ
イプ２１の他側２１Ｂはサージタンク４の壁部を挿通し
てサージタンク４内に臨んでいる。このパージパイプ２
１の他側２１Ｂの取付部位は内燃機関９の各気筒の空燃
比が均一になる位置に設定される。
【０００８】なお、図５において、符号２２はマップセ
ンサーを示し、符号２３はブラケットを示している。ま
た、図６において、符号２４はパージパイプ２１とタン
ク本体４ａとのロウ付け部を示している。また、符号２
５，２６はタンク本体４ａに装着されるキャップ、符号
２７はユニオン、符号２８はブラケット、そして符号２
９はタンク本体４ａのフランジ部を各々示している。な
お、符号２４Ａはこれら相互のロウ付け部を示してい
る。
ンサーを示し、符号２３はブラケットを示している。ま
た、図６において、符号２４はパージパイプ２１とタン
ク本体４ａとのロウ付け部を示している。また、符号２
５，２６はタンク本体４ａに装着されるキャップ、符号
２７はユニオン、符号２８はブラケット、そして符号２
９はタンク本体４ａのフランジ部を各々示している。な
お、符号２４Ａはこれら相互のロウ付け部を示してい
る。
【０００９】上記サージタンク４のタンク本体４ａ、パ
ージパイプ２１、キャップ２５，２６、ユニオン２７、
ブラケット２８、フランジ部２９等の組み付けについて
説明する。これらの各部材は治具等によって組み付けら
れて結合される。このとき各部材は圧入、かしめ等によ
り仮結合され、各部の仮結合部にはロウ材が塗布され
て、炉中にてロウ付け固定される。
ージパイプ２１、キャップ２５，２６、ユニオン２７、
ブラケット２８、フランジ部２９等の組み付けについて
説明する。これらの各部材は治具等によって組み付けら
れて結合される。このとき各部材は圧入、かしめ等によ
り仮結合され、各部の仮結合部にはロウ材が塗布され
て、炉中にてロウ付け固定される。
【００１０】内燃機関の吸気装置として、特開平７−１
８９６４３号公報に開示されているものがある。この公
報に開示されているものは、内燃機関の各気筒と吸気管
路を介して連結したサージタンクに機関からのブローバ
イガス通路及び排気系からのＥＧＲ（エキゾーストガス
リサキュレーション）通路を接続し、このＥＧＲ通路の
からのＥＧＲガスの吹出しパイプ２８をサージタンクの
内部に配置したものである。
８９６４３号公報に開示されているものがある。この公
報に開示されているものは、内燃機関の各気筒と吸気管
路を介して連結したサージタンクに機関からのブローバ
イガス通路及び排気系からのＥＧＲ（エキゾーストガス
リサキュレーション）通路を接続し、このＥＧＲ通路の
からのＥＧＲガスの吹出しパイプ２８をサージタンクの
内部に配置したものである。
【００１１】また、吸気マニホールドとして、特開平５
−３２１７８０号公報に開示されているものがある。こ
の公報に開示されているものは、先端部がくし歯状にな
った金属パイプをサージタンクの内部に挿通し、金属パ
イプの先端部及び後端部をサージタンクの外殻部に嵌合
させているものである。
−３２１７８０号公報に開示されているものがある。こ
の公報に開示されているものは、先端部がくし歯状にな
った金属パイプをサージタンクの内部に挿通し、金属パ
イプの先端部及び後端部をサージタンクの外殻部に嵌合
させているものである。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、燃料蒸発ガスをサージタンクを備えたイン
テークマニホルドに導くパージパイプの他側は、各気筒
の空燃比が均一になるタンク本体の位置に設定されてい
るが、パージパイプの他側が取り付けられるサージタン
クの部位にはマップセンサーやブラケット等が取り付け
られているため、レイアウト上の制約を受け易くなる問
題があった。
においては、燃料蒸発ガスをサージタンクを備えたイン
テークマニホルドに導くパージパイプの他側は、各気筒
の空燃比が均一になるタンク本体の位置に設定されてい
るが、パージパイプの他側が取り付けられるサージタン
クの部位にはマップセンサーやブラケット等が取り付け
られているため、レイアウト上の制約を受け易くなる問
題があった。
【００１３】また、各気筒への分配が悪い場合、パージ
パイプの他側のサージタンクへの取付位置を変更しなけ
ればならないが、取付位置を変更するためには長さの異
なるパージパイプが必要になると共に、サージタンクの
孔位置の変更が必要となり、そのための孔明け作業及び
孔埋め作業が煩雑になる問題があった。特に、最良な孔
位置を決定するのに必要な開発時間が長くなる問題があ
った。
パイプの他側のサージタンクへの取付位置を変更しなけ
ればならないが、取付位置を変更するためには長さの異
なるパージパイプが必要になると共に、サージタンクの
孔位置の変更が必要となり、そのための孔明け作業及び
孔埋め作業が煩雑になる問題があった。特に、最良な孔
位置を決定するのに必要な開発時間が長くなる問題があ
った。
【００１４】さらに、インテークマニホルドのサージタ
ンクの側面にパージパイプがロウ付けされているので、
外観上、見栄えが悪い問題があった。またさらに、サー
ジタンクを備えたインテークマニホルドは板金製であ
り、かつ、内面はメッキ、外面にはメッキと塗装が施さ
れるが、パージパイプがサージタンクの側面に取り付け
られているため、塗装の際、塗装だれ等の塗装不良を発
生し易い問題がある。
ンクの側面にパージパイプがロウ付けされているので、
外観上、見栄えが悪い問題があった。またさらに、サー
ジタンクを備えたインテークマニホルドは板金製であ
り、かつ、内面はメッキ、外面にはメッキと塗装が施さ
れるが、パージパイプがサージタンクの側面に取り付け
られているため、塗装の際、塗装だれ等の塗装不良を発
生し易い問題がある。
【００１５】なお、特開平７−１８９６４３号公報に開
示されている内燃機関の吸気装置は、サージタンクの内
部にＥＧＲ通路からのＥＧＲガスの吹出しパイプを配置
させているが、吹出しパイプがフランジ面で固定されて
いるため、パイプが片持ち支持となり、強度上、ＥＧＲ
通路を長くすることができない問題がある。さらに、サ
ージタンクに吹出しパイプを取り付ける際、ガスケッ
ト、ボルト２本、サージタンクのフランジ面の加工及び
ボルトのねじ加工等が必要となり作業が煩雑となってコ
スト高となる。
示されている内燃機関の吸気装置は、サージタンクの内
部にＥＧＲ通路からのＥＧＲガスの吹出しパイプを配置
させているが、吹出しパイプがフランジ面で固定されて
いるため、パイプが片持ち支持となり、強度上、ＥＧＲ
通路を長くすることができない問題がある。さらに、サ
ージタンクに吹出しパイプを取り付ける際、ガスケッ
ト、ボルト２本、サージタンクのフランジ面の加工及び
ボルトのねじ加工等が必要となり作業が煩雑となってコ
スト高となる。
【００１６】なお、特開平５−３２１７８０号公報に開
示されている吸気マニホールドは、吸気マニホールドの
サージタンクに金属パイプを嵌合固定させたものである
が、薄肉の吸気マニホールドに金属パイプを嵌合させる
には吸気マニホールドの壁部を厚くしなければならない
問題がある。
示されている吸気マニホールドは、吸気マニホールドの
サージタンクに金属パイプを嵌合固定させたものである
が、薄肉の吸気マニホールドに金属パイプを嵌合させる
には吸気マニホールドの壁部を厚くしなければならない
問題がある。
【００１７】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブ
に接続したパイプのサージタンクへの配設位置を変更し
て、レイアウト上の制約をなくし、各気筒へのガス分配
を良好に行うと共に、パージパイプの取付作業の時間を
短縮し、かつ、見栄えをよくし、さらに、塗装の際、塗
装だれ等の塗装不良の発生をなくした内燃機関の吸気構
造を提供することを目的とする。
になされたもので、燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブ
に接続したパイプのサージタンクへの配設位置を変更し
て、レイアウト上の制約をなくし、各気筒へのガス分配
を良好に行うと共に、パージパイプの取付作業の時間を
短縮し、かつ、見栄えをよくし、さらに、塗装の際、塗
装だれ等の塗装不良の発生をなくした内燃機関の吸気構
造を提供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
インテークマニホルドのサージタンクのタンク本体の内
側に燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブに連結するパイ
プを配管し、該パイプはタンク本体の内側と、タンク本
体に開けられたパイプ挿通孔の周囲にロウ付けされ固定
されたことを特徴とするものである。
インテークマニホルドのサージタンクのタンク本体の内
側に燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブに連結するパイ
プを配管し、該パイプはタンク本体の内側と、タンク本
体に開けられたパイプ挿通孔の周囲にロウ付けされ固定
されたことを特徴とするものである。
【００１９】このようにインテークマニホルドのサージ
タンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のバルブに連結するパイプを配管させて、該パイプと、
タンク本体の外周面に設けた他部品との干渉を回避させ
る。また、各気筒への燃料蒸発ガスの分配が悪い場合で
も、タンク本体の内側に設けたパイプ端部の燃料蒸発ガ
スの排出位置を自由に変更させる。さらに、インテーク
マニホルド及びサージタンクを塗装した場合においても
塗装だれをなくようにする。また、パイプをタンク本体
の内側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔の周囲
にのみロウ付けして、外観上の見栄えを変える。
タンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のバルブに連結するパイプを配管させて、該パイプと、
タンク本体の外周面に設けた他部品との干渉を回避させ
る。また、各気筒への燃料蒸発ガスの分配が悪い場合で
も、タンク本体の内側に設けたパイプ端部の燃料蒸発ガ
スの排出位置を自由に変更させる。さらに、インテーク
マニホルド及びサージタンクを塗装した場合においても
塗装だれをなくようにする。また、パイプをタンク本体
の内側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔の周囲
にのみロウ付けして、外観上の見栄えを変える。
【００２０】請求項２記載の発明は、インテークマニホ
ルドのサージタンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス
排出抑止装置のバルブに連結するパイプを配管し、該パ
イプはタンク本体の内側と、タンク本体に開けられたパ
イプ挿通孔の周囲にロウ付けされ固定されると共に、前
記タンク本体の両端部にキャップを固定したことを特徴
とするものである。
ルドのサージタンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス
排出抑止装置のバルブに連結するパイプを配管し、該パ
イプはタンク本体の内側と、タンク本体に開けられたパ
イプ挿通孔の周囲にロウ付けされ固定されると共に、前
記タンク本体の両端部にキャップを固定したことを特徴
とするものである。
【００２１】このようにインテークマニホルドのサージ
タンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のバルブに連結するパイプを配管し、このパイプとタン
ク本体との結合部及び、パイプ挿通孔の外側とパイプと
の結合部にロウ材を塗布し、さらに、タンク本体にキャ
ップを装着し、キャップとタンク本体との結合部にロウ
材を塗布して各々を炉内にてロウ付け固定する。
タンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置
のバルブに連結するパイプを配管し、このパイプとタン
ク本体との結合部及び、パイプ挿通孔の外側とパイプと
の結合部にロウ材を塗布し、さらに、タンク本体にキャ
ップを装着し、キャップとタンク本体との結合部にロウ
材を塗布して各々を炉内にてロウ付け固定する。
【００２２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の１例
を図１及び図２に基づき、図３乃至図６と同一の部材に
は同一の符号を付して説明する。図１はインテークマニ
ホルド３のサージタンク４に配設された燃料蒸発ガス排
出抑止装置１（図３参照）のパージバルブ８と、このパ
ージバルブ８に連結したパイプ、すなわち、パージパイ
プ２１の配管の態様を示したものである。
を図１及び図２に基づき、図３乃至図６と同一の部材に
は同一の符号を付して説明する。図１はインテークマニ
ホルド３のサージタンク４に配設された燃料蒸発ガス排
出抑止装置１（図３参照）のパージバルブ８と、このパ
ージバルブ８に連結したパイプ、すなわち、パージパイ
プ２１の配管の態様を示したものである。
【００２３】パージパイプ２１の略全体はタンク本体４
ａの内側に配管されロウ付けされて固定されている。そ
して、パージパイプ２１の他側２１Ｂは内燃機関９の各
気筒の空燃比が均一になる部位に位置設定されて開口さ
れている。また、パージパイプ２１の一側２１Ａはサー
ジタンク４のタンク本体４ａのパイプ挿通孔３０を通っ
て外側に突出し（図２参照）、パイプ挿通孔３０の周囲
にロウ付けされて固定されている。このパージパイプ２
１の一側２１Ａはパージホース２０を介してパージバル
ブ８に接続されている。なお、符号２４はパージパイプ
２１のロウ付け部を示している。
ａの内側に配管されロウ付けされて固定されている。そ
して、パージパイプ２１の他側２１Ｂは内燃機関９の各
気筒の空燃比が均一になる部位に位置設定されて開口さ
れている。また、パージパイプ２１の一側２１Ａはサー
ジタンク４のタンク本体４ａのパイプ挿通孔３０を通っ
て外側に突出し（図２参照）、パイプ挿通孔３０の周囲
にロウ付けされて固定されている。このパージパイプ２
１の一側２１Ａはパージホース２０を介してパージバル
ブ８に接続されている。なお、符号２４はパージパイプ
２１のロウ付け部を示している。
【００２４】また、サージタンク４のタンク本体４ａの
両側部にはキャップ２５、２６が取り付けられ、ロウ付
けされて固定されている。符号２７はタンク本体に設け
られたユニオン、符号２８はブラケット、符号２９はフ
ランジ部を各々示している。なお、符号２４Ａはこれら
相互の部材のロウ付け部を示している。
両側部にはキャップ２５、２６が取り付けられ、ロウ付
けされて固定されている。符号２７はタンク本体に設け
られたユニオン、符号２８はブラケット、符号２９はフ
ランジ部を各々示している。なお、符号２４Ａはこれら
相互の部材のロウ付け部を示している。
【００２５】次に、本実施の形態の作用を説明する。こ
のようにインテークマニホルド３のサージタンク４のタ
ンク本体４ａの内側にパージバルブ８に連結するパージ
パイプ２１を配管させていることにより、このパージパ
イプ２１と、タンク本体４ａの外周面に設けた他部品と
の干渉をなくすことが可能になる。
のようにインテークマニホルド３のサージタンク４のタ
ンク本体４ａの内側にパージバルブ８に連結するパージ
パイプ２１を配管させていることにより、このパージパ
イプ２１と、タンク本体４ａの外周面に設けた他部品と
の干渉をなくすことが可能になる。
【００２６】また、内燃機関９の各気筒への燃料蒸発ガ
スＧの分配が悪い場合には、タンク本体４ａの内側に配
管されるパージパイプ２１を長さの異なるパージパイプ
２１に交換すればよい。このようにすれば、パージパイ
プ２１の他側２１Ｂの開口部の位置を変更することがで
きる。したがって、パージパイプ２１を長さの異なるも
のと交換するだけで、サージタンク４のパイプ挿通孔３
０の位置の変更は不要となる。このようにパージパイプ
２１をタンク本体４ａに配管すれば、パージパイプ２１
の他側２１Ａを各気筒の空燃比が均一になる位置に自由
に設定することが可能になる。
スＧの分配が悪い場合には、タンク本体４ａの内側に配
管されるパージパイプ２１を長さの異なるパージパイプ
２１に交換すればよい。このようにすれば、パージパイ
プ２１の他側２１Ｂの開口部の位置を変更することがで
きる。したがって、パージパイプ２１を長さの異なるも
のと交換するだけで、サージタンク４のパイプ挿通孔３
０の位置の変更は不要となる。このようにパージパイプ
２１をタンク本体４ａに配管すれば、パージパイプ２１
の他側２１Ａを各気筒の空燃比が均一になる位置に自由
に設定することが可能になる。
【００２７】さらに、インテークマニホルド３及びサー
ジタンク４を塗装する場合において、パージパイプ２１
がタンク本体４ａの内側に配管され、外側には配管され
ていないので、塗装だれをなくすことができる。
ジタンク４を塗装する場合において、パージパイプ２１
がタンク本体４ａの内側に配管され、外側には配管され
ていないので、塗装だれをなくすことができる。
【００２８】また、次に上記パージパイプ２１のサージ
タンク４への組み付けについて説明する。サージタンク
４のタンク本体４ａにキャップ２５，２６を組み付ける
前に、パージパイプ２１をタンク本体４ａの内側に治具
等を使って取り付け、パージパイプ２１とタンク本体４
ａとの結合部にロウ材を塗布する。
タンク４への組み付けについて説明する。サージタンク
４のタンク本体４ａにキャップ２５，２６を組み付ける
前に、パージパイプ２１をタンク本体４ａの内側に治具
等を使って取り付け、パージパイプ２１とタンク本体４
ａとの結合部にロウ材を塗布する。
【００２９】さらに、サージタンク４のタンク本体４ａ
にキャップ２５，２６、ユニオン２７、ブラケット２
８、フランジ２９等を治具により圧入、かしめ等で仮結
合し、各部の仮結合部にロウ材を塗布して、炉中にてロ
ウ付け固定する。
にキャップ２５，２６、ユニオン２７、ブラケット２
８、フランジ２９等を治具により圧入、かしめ等で仮結
合し、各部の仮結合部にロウ材を塗布して、炉中にてロ
ウ付け固定する。
【００３０】
【発明の効果】請求項１記載の発明は、インテークマニ
ホルドのサージタンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガ
ス排出抑止装置のバルブに連結するパイプを配管したの
で、このパイプと、タンク本体の外周面に設けた他部
品、例えば、マップセンサーやブラケット等との干渉が
回避され、レイアウト上の制約をなくしてその自由度を
向上させることができる。
ホルドのサージタンクのタンク本体の内側に燃料蒸発ガ
ス排出抑止装置のバルブに連結するパイプを配管したの
で、このパイプと、タンク本体の外周面に設けた他部
品、例えば、マップセンサーやブラケット等との干渉が
回避され、レイアウト上の制約をなくしてその自由度を
向上させることができる。
【００３１】また、各気筒への燃料蒸発ガスの分配が悪
い場合でも、タンク本体の内側にパイプを配管したの
で、各気筒の空燃比が均一になる位置にパイプの他側が
くるようにパイプを取り換えるだけで、燃料蒸発ガスの
分配を容易に改良することができる。したがって、従来
のようにサージタンクのパイプ挿通孔の位置を変更する
必要がなくなると共に、孔明け作業及び穴埋め作業も必
要なくなって、開発効率を大幅に向上させることができ
る。
い場合でも、タンク本体の内側にパイプを配管したの
で、各気筒の空燃比が均一になる位置にパイプの他側が
くるようにパイプを取り換えるだけで、燃料蒸発ガスの
分配を容易に改良することができる。したがって、従来
のようにサージタンクのパイプ挿通孔の位置を変更する
必要がなくなると共に、孔明け作業及び穴埋め作業も必
要なくなって、開発効率を大幅に向上させることができ
る。
【００３２】さらに、サージタンクのタンク本体の内部
にパイプを配管して、タンク本体の側部にパイプを配管
しないようにしたので、インテークマニホルド及びサー
ジタンクを塗装する場合、塗装による塗装だれ等の塗装
不良の発生をなくすことができる。また、パイプをタン
ク本体の内側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔
の周囲にロウ付けして固定したので、パイプが外側から
はみえず、外観上の見栄えを良くすることができる。
にパイプを配管して、タンク本体の側部にパイプを配管
しないようにしたので、インテークマニホルド及びサー
ジタンクを塗装する場合、塗装による塗装だれ等の塗装
不良の発生をなくすことができる。また、パイプをタン
ク本体の内側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔
の周囲にロウ付けして固定したので、パイプが外側から
はみえず、外観上の見栄えを良くすることができる。
【００３３】請求項２記載の発明は、インテークマニホ
ルドのサージタンクのタンク本体の両側にキャップを取
り付けるようにしたので、サージタンクの組立時には、
このキャップの取り付け口から、タンク本体にパイプを
配管することができる。したがって、パイプとタンク本
体の結合部にロウ材を塗布してパイプを固定することが
できると共に、パイプ挿通孔の外側のパイプの結合部に
もロウ材を塗布してパイプを固定することができる。
ルドのサージタンクのタンク本体の両側にキャップを取
り付けるようにしたので、サージタンクの組立時には、
このキャップの取り付け口から、タンク本体にパイプを
配管することができる。したがって、パイプとタンク本
体の結合部にロウ材を塗布してパイプを固定することが
できると共に、パイプ挿通孔の外側のパイプの結合部に
もロウ材を塗布してパイプを固定することができる。
【００３４】請求項１及び２記載の発明は、パイプをサ
ージタンクのタンク本体の内側に配管したので、インテ
ークマニホルドのコンパクト化を実現させることができ
る。また、パイプを単にタンク本体の内側に配置するだ
けなので、従来のものと略同等のコストで実現させるこ
とができる。さらに、曲がり易く、細いパイプを内蔵で
きるため、取扱時には、パイプを曲げてしまう虞はなく
作業を容易に行うことができる。
ージタンクのタンク本体の内側に配管したので、インテ
ークマニホルドのコンパクト化を実現させることができ
る。また、パイプを単にタンク本体の内側に配置するだ
けなので、従来のものと略同等のコストで実現させるこ
とができる。さらに、曲がり易く、細いパイプを内蔵で
きるため、取扱時には、パイプを曲げてしまう虞はなく
作業を容易に行うことができる。
【図１】本発明の実施の形態の１例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】図１に示すものの要部の断面図である。
【図３】燃料蒸発ガス排出抑止装置を説明するための系
統図である。
統図である。
【図４】燃料蒸発ガス排出抑止装置のパージバルブ及び
パージパイプのインテークマニホルドのサージタンクへ
の取り付けを示す分解斜視図である。
パージパイプのインテークマニホルドのサージタンクへ
の取り付けを示す分解斜視図である。
【図５】従来のパージパイプのサージタンクへの取り付
けを示す斜視図である。
けを示す斜視図である。
【図６】図５に示すサージタンクのタンク本体の断面図
である。
である。
１ 燃料蒸発ガス排出抑止装置 ３ インテークマニホルド ４ サージタンク ４ａ タンク本体 ８ パージバルブ ２１ パージパイプ ２４ ロウ付け部 ２５ キャップ ２６ キャップ ３０ パイプ挿通孔
Claims (2)
- 【請求項１】 インテークマニホルドのサージタンクの
タンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブ
に連結するパイプを配管し、該パイプはタンク本体の内
側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔の周囲にロ
ウ付けされ固定されたことを特徴とする内燃機関の吸気
構造。 - 【請求項２】 インテークマニホルドのサージタンクの
タンク本体の内側に燃料蒸発ガス排出抑止装置のバルブ
に連結するパイプを配管し、該パイプはタンク本体の内
側と、タンク本体に開けられたパイプ挿通孔の周囲にロ
ウ付けされて固定されると共に、前記タンク本体の両端
部にキャップを固定したことを特徴とする内燃機関の吸
気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1890798A JPH11210573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 内燃機関の吸気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1890798A JPH11210573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 内燃機関の吸気構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210573A true JPH11210573A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11984681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1890798A Pending JPH11210573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 内燃機関の吸気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210573A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001083976A1 (fr) * | 2000-04-28 | 2001-11-08 | Aichi Kikai Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'admission |
| KR20030034882A (ko) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배출가스 방지 시스템 |
| KR100681059B1 (ko) | 2005-12-09 | 2007-02-08 | 현대자동차주식회사 | 피씨에스브이의 작동소음 저감장치 |
| KR100828860B1 (ko) | 2007-06-08 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 피씨에스브이 일체형 쓰로틀 바디 |
| WO2018173537A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | マツダ株式会社 | エンジン |
| JP2020079573A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1890798A patent/JPH11210573A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001083976A1 (fr) * | 2000-04-28 | 2001-11-08 | Aichi Kikai Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'admission |
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| KR100681059B1 (ko) | 2005-12-09 | 2007-02-08 | 현대자동차주식회사 | 피씨에스브이의 작동소음 저감장치 |
| KR100828860B1 (ko) | 2007-06-08 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 피씨에스브이 일체형 쓰로틀 바디 |
| WO2018173537A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | マツダ株式会社 | エンジン |
| JP2018159314A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | マツダ株式会社 | エンジン |
| US10844809B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-11-24 | Mazda Motor Corporation | Engine |
| JP2020079573A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
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