JPH11210232A - アンカーボルトの養生キャップ - Google Patents

アンカーボルトの養生キャップ

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Publication number
JPH11210232A
JPH11210232A JP1152498A JP1152498A JPH11210232A JP H11210232 A JPH11210232 A JP H11210232A JP 1152498 A JP1152498 A JP 1152498A JP 1152498 A JP1152498 A JP 1152498A JP H11210232 A JPH11210232 A JP H11210232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor bolt
cap
curing
curing cap
fixing nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP1152498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hori
一夫 堀
Yoshinori Sumitomo
義則 住友
Masanori Murashima
正憲 村島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP1152498A priority Critical patent/JPH11210232A/ja
Publication of JPH11210232A publication Critical patent/JPH11210232A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート打設中、アンカーボルトのねじ
部の養生を行うことができ、しかも、不用意に外れるこ
とがないアンカーボルトの養生キャップを提供する。 【解決手段】 アンカーボルトの養生キャップは、固定
ナットにて型枠に固定されるアンカーボルトのねじ部を
覆うねじキャップ部と、固定ナットに嵌合して固定ナッ
トを覆う抜け止め部とを備えている。また、弾性筒体を
偏平させ、かつ筒体の一端部を塞いで形成されるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の基礎に埋
設されるアンカーボルトの養生キャップに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、アンカーボルトa
を型枠bに固定する場合には、型枠b間にボルト保持プ
レートcを架設し、ボルト保持プレートcに穿設された
取付孔にアンカーボルトaのねじ部a1を挿通し、固定
ナットdをアンカーボルトaのねじ部a1に螺合するよ
うにしている。このようにして型枠bに取付けられたア
ンカーボルトaのねじ部a1に生コンクリートeが付着
すると、固定ナットdが外れにくくなり、柱脚固定用ナ
ットが締め付け難くなる。そこで、現場責任者は、コン
クリートポンプ車のオペレーターに対し、アンカーボル
トaのねじ部a1に生コンクリートeを付着させないよ
うに注意を促していた。しかし、コンクリートの打設は
限られた時間内に迅速に行われなければならないので、
オペレーターがアンカーボルトaのねじ部a1に注意を
向けるにも限界があり、アンカーボルトaのねじ部a1
への生コンクリートeの付着は回避できないという問題
があった。そこで、コンクリート打設前にアンカーボル
トaのねじ部a1に布を巻いて養生する方法も採用され
ていたが、布を巻くのに手間取り、しかも、コンクリー
ト打設中に不用意に外れたりして、アンカーボルトaの
養生効果を十分に果たすことができないという問題があ
った。なお、アンカーボルトaのねじ部a1に付着した
生コンクリートeを水で洗い流す方法も考えられたが、
打設されたコンクリートの水セメント比の変動などによ
りコンクリートの品質を低下させるという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的とす
るところは、アンカーボルトのねじ部の養生を行うこと
ができ、しかも、コンクリート打設中に不用意に外れる
ことがないアンカーボルトの養生キャップを提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のアンカーボルトの養生キャップ
は、固定ナットにて型枠に固定されるアンカーボルトの
ねじ部を覆うねじキャップ部と、固定ナットに嵌合して
固定ナットを覆う抜け止め部とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】請求項2のアンカーボルトの養生キャップ
は、請求項1に記載のアンカーボルトの養生キャップに
おいて、弾性材料にて成形された筒体を偏平させ、かつ
筒体の一端部を閉塞させたことを特徴とする。
【0006】請求項3のアンカーボルトの養生キャップ
は、請求項1に記載のアンカーボルトの養生キャップに
おいて、弾性材料にて円錐状に一体成形したことを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、アンカーボルトの養生キャ
ップ1の斜視図を示しており、このアンカーボルトの養
生キャップ1は、ねじキャップ部2の下端から抜け止め
部3を延設することにより構成されている。アンカーボ
ルトの養生キャップ1は、可撓性及び弾力性に富む発泡
合成樹脂にて成形された筒体を偏平させ、かつ偏平した
筒体の上端を接着剤4にて幅方向全長にわたって塞ぐこ
とにより形成され、これにより上端部に近づくほど拡開
し難く、抜け止め部3が最も拡開し易くなっている。
【0008】抜け止め部3の寸法は、図4に示すよう
に、抜け止め部3を円形状に拡開させてアンカーボルト
Aの固定ナットBに強制的に嵌め込むことにより、抜け
止め部3が固定ナットBの外周面に密着できるように設
定されている。また、ねじキャップ部2の寸法は、固定
ナットBよりも上方に位置するアンカーボルトAのねじ
部A1を完全に覆うことができるように設定されてい
る。
【0009】図3は、アンカーボルトAを型枠Cに取付
けた状態を示している。型枠C間にボルト保持プレート
Dを架設し、このボルト保持プレートDに穿設された取
付孔D1にアンカーボルトAのねじ部A1を挿通し、ア
ンカーボルトAのねじ部A1に固定ナットBを螺合する
ことにより、アンカーボルトAがボルト保持プレートD
に固定されている。型枠Cの外鍔部C1にはピン挿通孔
C2が穿設され、ボルト保持プレートDの両端にはピン
挿通孔D2が穿設されており、ボルト保持プレートDの
端部を型枠Cの外鍔部C1に重ねて、型枠Cの外鍔部C
1のピン挿通孔C2とボルト保持プレートDのピン挿通
孔D2とを合致させ、これらのピン挿通孔C2,D2に
ピンEを挿通することにより、ボルト保持プレートDが
型枠Cに固定されている。図3中の二点鎖線はコンクリ
ートの打設レベルを示している。なお、ボルト保持プレ
ートDには油等のコンクリート剥離剤が塗布されてい
る。このようにして、型枠Cに取付けられたアンカーボ
ルトAのねじ部A1には、図3に示すようにアンカーボ
ルトの養生キャップ1が被せられる。
【0010】次に、アンカーボルトの養生キャップ1の
取付け動作について説明する。まず、図4に示すよう
に、アンカーボルトの養生キャップ1を手に持ち、アン
カーボルトの養生キャップ1の両側を、同図の矢印で示
すように、内側に押してアンカーボルトの養生キャップ
1のねじキャップ部2及び抜け止め部3を拡開させる。
次に、図5及び図6に示すように、アンカーボルトの養
生キャップ1をアンカーボルトAのねじ部A1に被せた
後、アンカーボルトの養生キャップ1の抜け止め部3の
下端を固定ナットBの外周部に押さえ付けて抜け止め部
3を弾性的に拡開させることにより、抜け止め部3を固
定ナットBに嵌め込むと共に、発泡合成樹脂の弾性復元
力によって抜け止め部3を固定ナットBに密着させる。
このように、アンカーボルトの養生キャップ1を使用す
ることにより、アンカーボルトAのねじ部A1を生コン
クリートから保護することができる。また、アンカーボ
ルトAの固定ナットBを利用することにより、アンカー
ボルトの養生キャップ1をアンカーボルトAに確実に取
付けることができるので、コンクリート打設中にアンカ
ーボルトの養生キャップ1がアンカーボルトAから不用
意に外れることがなくなる。なお、アンカーボルトの養
生キャップ1の抜け止め部3の下端部の内周縁にテーパ
状のガイド面を形成すれば、抜け止め部3を固定ナット
Bに更にスムーズに嵌め込むことができる。
【0011】図7及び図8は、アンカーボルトの養生キ
ャップ1aの他の実施の形態を示している。図7に示す
ように、アンカーボルトの養生キャップ1aは、ねじキ
ャップ部2aと抜け止め部3aからなり発泡合成樹脂に
て円錐状に一体成形されている。図8は、アンカーボル
トの養生キャップ1aの取付け動作を示している。図8
の二点鎖線で示すように、アンカーボルトの養生キャッ
プ1aをアンカーボルトAのねじ部A1に被せた後、図
8の実線で示すように、アンカーボルトの養生キャップ
1aの抜け止め部3aの外側から手で支えた状態でアン
カーボルトの養生キャップ1aを下方に押し下げると、
抜け止め部3aは固定ナットBによって弾性的に拡開し
ながら下方に移動して固定ナットBに完全に嵌まり込む
と共に、発泡合成樹脂の弾性復元力によって固定ナット
Bに密着する。このようにアンカーボルトの養生キャッ
プ1aは円錐状に形成されているので、固定ナットBに
嵌合し易く、固定ナットBに容易に密着させることがで
きる。
【0012】図9及び図10は、アンカーボルトの養生
キャップの更に他の実施の形態を示している。アンカー
ボルトの養生キャップ1bは、発泡合成樹脂の成形品で
あって、上端面が閉塞した円筒状のねじキャップ部2b
の下端から固定ナットBの外形に合致した形状の抜け止
め部3bを延設して構成されている。抜け止め部3bの
下端部の内周縁には、図10に示すように、テーパ状の
ガイド面3cが形成されて抜け止め部3bを固定ナット
Bにスムーズに嵌め込むことができるようになってい
る。また、ガイド面3cの存在により抜け止め部3bの
下端部は薄肉となっているので、抜け止め部3bを固定
ナットBに嵌合させて抜け止め部3bの下端部をボルト
保持プレートDに押し付けると、抜け止め部3bの下端
部は弾性変形してボルト保持プレートDに密着し、養生
機能が向上する。
【0013】なお、発泡合成樹脂は弾性材料の一例であ
り、また、発泡合成樹脂として発泡ポリエチレン樹脂等
のように、耐水性,耐薬品性に優れ、紫外線劣化に強い
ものを採用すれば、アンカーボルトの養生キャップ1の
反復使用が可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
アンカーボルトの養生キャップは、ねじキャップ部でア
ンカーボルトのねじ部を覆うことにより、生コンクリー
トからアンカーボルトのねじ部を保護することができ、
また、アンカーボルトの固定ナットに抜け止め部を嵌め
込むことにより、コンクリート打設中に不用意に外れる
ことがない。
【0015】請求項2の発明のアンカーボルトの養生キ
ャップは、使用時にのみ拡開させ、不使用時には、偏平
状態のままにしておくことができるので、嵩張ることが
なく保管が容易になり、また、施工現場に放置しても、
異物が侵入し難く養生機能を低下させることがない。
【0016】請求項3の発明のアンカーボルトの養生キ
ャップは、固定ナットへの嵌め込み作業が容易となり、
また、製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルトの養生キャップの実施
の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】同実施形態の使用状態を示す断面図である。
【図4】同実施形態の取付け動作を示す斜視図である。
【図5】同実施形態の取付け状態を示す斜視図である。
【図6】同実施形態の取付け状態を示す断面図である。
【図7】本発明のアンカーボルトの養生キャップの他の
実施の形態を示す斜視図である。
【図8】同実施形態の嵌め込みを動作を示す断面図であ
る。
【図9】本発明のアンカーボルトの養生キャップの更に
他の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】同実施形態の断面図である。
【図11】アンカーボルトのねじ部を露出したままコン
クリートを打設している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b アンカーボルトの養生キャップ 2,2a,2b ねじキャップ部 3,3a,3b 抜け止め部 4 接着剤 A アンカーボルト A1 アンカーボルトのねじ部 B 固定ナット C 型枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ナットにて型枠に固定されるアンカ
    ーボルトのねじ部を覆うねじキャップ部と、固定ナット
    に嵌合して固定ナットを覆う抜け止め部とを備えたこと
    を特徴とするアンカーボルトの養生キャップ。
  2. 【請求項2】 弾性材料にて成形された筒体を偏平さ
    せ、かつ筒体の一端部を閉塞させたことを特徴とする請
    求項1に記載のアンカーボルトの養生キャップ。
  3. 【請求項3】 弾性材料にて円錐状に一体成形したこと
    を特徴とする請求項1に記載のアンカーボルトの養生キ
    ャップ。
JP1152498A 1998-01-23 1998-01-23 アンカーボルトの養生キャップ Pending JPH11210232A (ja)

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JP1152498A JPH11210232A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 アンカーボルトの養生キャップ

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JPH11210232A true JPH11210232A (ja) 1999-08-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6227073B1 (en) * 1998-04-17 2001-05-08 Mannesmann Ag Modular drive system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6227073B1 (en) * 1998-04-17 2001-05-08 Mannesmann Ag Modular drive system

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