JPH11210172A - 棟瓦支持部材 - Google Patents

棟瓦支持部材

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JPH11210172A
JPH11210172A JP2647498A JP2647498A JPH11210172A JP H11210172 A JPH11210172 A JP H11210172A JP 2647498 A JP2647498 A JP 2647498A JP 2647498 A JP2647498 A JP 2647498A JP H11210172 A JPH11210172 A JP H11210172A
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ridge
roof
wind pressure
tile
plate
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Yoshio Ito
義雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震性、施工性及び換気性に優れるだけでな
く、防水性にも優れた棟瓦を構築する。 【解決手段】 棟瓦支持部材は、内部に上下に通気可能
な空間を有し、棟に沿って屋根の上に立設、固定される
長尺なフレーム本体1と、中央部が前記フレーム本体1
の上面に固定され、両側部がフレーム本体1の両側方向
に延びた長尺な棟覆い部材6と、この棟覆い部材6の上
に取り付けられ、同棟覆い部材6の上に載せる棟瓦を固
定する棟瓦固定部材13と、前記棟覆い部材6の両脇側
に設けられ、同棟覆い部材6の両側からその中央部側に
わたって形成された通気用の空間に通じる通気窓8と、
この通気窓8の外側に揺動自在に設けられ、通気窓8か
ら前記棟覆い部材6内に流入する空気の風圧で通気窓8
を閉じるように棟覆い部材6の側面に当たる風圧板43
とを有する。この棟瓦支持部材を使用して、屋根の棟に
沿って棟瓦を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かんむり瓦を屋根
の棟に沿って継ぎ合わせながら積層した棟瓦を支持する
棟瓦支持部材と、この棟瓦支持部材を使用して屋根の棟
に沿って葺いた棟瓦に関し、特に、換気性、耐震性、防
水性及び施工性の何れをも向上させた棟瓦構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】瓦葺の屋根では、かんむり瓦を棟に沿っ
て継ぎ合わせて、いわゆる棟作りが行われる。いわゆる
和風の瓦葺き屋根では、面戸瓦、1層以上ののし瓦及び
丸瓦等を順次積み上げて棟作りが行われる。他方、洋風
屋根では、のし瓦は比較的単純であり、屋根の勾配に沿
って桟瓦を軒先から棟に向けて葺きあげた後、棟に沿っ
てかんむり瓦を継ぎ合わせながら載せ、金属線等で固定
するだけである。かんむり瓦としては、角形のものが多
く使用される。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
洋風の棟瓦では、防水性はほぼ完全な状態であるが、地
震や強風等で、棟瓦の重ね合わせ部分にずれを生じるこ
とがあった。特に最近の窯業瓦は、屋根構造の関係か
ら、軽量化の傾向にあり、従来の棟瓦の積層では、地
震、強風などで重ね合わせ部分にずれを生じ、1枚ずれ
ると次々に広い範囲に波及する。このため、瓦が落下し
たり、落下破損しないまでも、葺替えをしなければなら
ないといった問題があった。
【0004】特に今日では、阪神淡路大震災を契機とし
て、住宅の耐震性が見直されている。棟瓦の耐震性も例
外ではなく、その見直しが図れている。さらに、今日の
住宅は気密性が高く、特に冬場には屋内外の気温差が大
きくなる。この弊害として、天井と屋根に囲まれた、い
わゆる小屋裏等の結露が指摘されている。これにより、
屋根の最上部に当たる棟部における換気の必要性が指摘
されている。ところが、前記従来の洋風の棟瓦では、棟
瓦内部に通気路を形成することができず、小屋裏の換気
は不可能である。本発明はこのような従来の棟瓦におけ
る課題に鑑み、耐震性、施工性及び換気性に優れるだけ
でなく、防水性にも優れた棟瓦支持部材とこれを使用し
た棟瓦を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、棟に沿って屋根の上にフレーム本体1
を立設、固定し、このフレーム本体1の上に、同フレー
ム本体1の両側に延びる棟覆い部材6の中央部を支持し
て固定し、屋根の棟をこの棟覆い部材6で覆うようにし
た。この棟覆い部材6に棟瓦固定部材13を設け、この
棟瓦固定部材13を介して棟覆い部材6及びフレーム本
体1に棟瓦としてのかんむり瓦26を固定する。そし
て、フレーム本体1と棟覆い部材6とに通気用の開口部
からなる通気窓8、12、20を設けると共に、棟覆い
部材6の両側に雨水の浸入を防止する邪魔板27を設
け、この邪魔板27の内側の空間と前記通気窓8、1
2、20を介して屋根の小屋裏の換気を図った。さら
に、この棟覆い部材6の最も外側の通気窓8の外側に、
揺動自在に設けられ、通気窓8から前記棟覆い部材6内
に流入する空気の風圧で通気窓8を閉じるように棟覆い
部材6の側面に当たる風圧板43風圧板43を設けた。
【0006】すなわち、本発明による棟瓦支持部材は、
瓦を屋根の棟に沿って継ぎ合わせながら積層した棟瓦を
支持するものであって、内部に上下に通気可能な空間を
有し、棟に沿って屋根の上に立設、固定される長尺なフ
レーム本体1と、中央部が前記フレーム本体1の上面に
固定され、両側部がフレーム本体1の両側方向に延びた
長尺な棟覆い部材6と、この棟覆い部材6の上に取り付
けられ、同棟覆い部材6の上に載せる棟瓦を固定する棟
瓦固定部材13と、前記棟覆い部材6の両脇側に設けら
れ、同棟覆い部材6の両側からその中央部側にわたって
形成された通気用の空間に通じる通気窓8と、この通気
窓8の外側に揺動自在に設けられ、通気窓8から前記棟
覆い部材6内に流入する空気の風圧で通気窓8を閉じる
ように棟覆い部材6の側面に当たる風圧板43とを有す
ることを特徴とするものである。
【0007】この棟瓦支持部材を使用し、フレーム本体
1を屋根の棟に沿って固定し、このフレーム本体1の上
に中央部を支持して固定された棟覆い部材6の両側部
を、屋根の野地16の傾斜に沿ってその上に葺いた桟瓦
17の上に載せ、この棟覆い部材6の上にかんむり瓦2
6を載せて同棟覆い部材6を覆うと共に、かんむり瓦2
6を棟瓦固定部材13を介して棟覆い部材6に固定す
る。これにより、棟瓦が構築される。
【0008】このような棟瓦支持部材を使用して作られ
た棟瓦では、屋根の棟の部分がフレーム本体1とその上
に設けた棟覆い部材6によって覆われるが、フレーム本
体1は、屋根の棟に沿って立設、固定され、棟覆い部材
6の中央がフレーム本体1の上に固定され、この棟覆い
部材6にかんむり瓦26が固定されることにより、風や
地震等でもフレーム本体1、棟覆い部材6及びかんむり
瓦26が互いに固定され、それらのずれが起こらない。
【0009】また、棟覆い部材6は、その両脇側に通気
窓8が設けられていると共に、棟覆い部材6の内部に、
その両側からその中央部側にわたって形成された通気用
の空間が形成されると共に、長尺なフレーム本体1の内
部に、その上下に通気可能な空間が形成されているた
め、棟の部分に屋根の小屋裏に通じる通気口を設けてお
くことにより、小屋裏の自然換気が行える。しかも、横
風が強いときは、風圧板43が棟覆い部材6の側面に当
たって通気窓8を塞ぐ。このため、横風の吹き込みによ
って通気窓8から棟覆い部材6の中に雨水が吹き込むよ
うな状態では、風圧板43が通気窓8を塞ぎ、雨水の吹
き込みを防止する。
【0010】棟覆い部材6の最も外側の通気窓8の外側
下方に、棟覆い部材6の両側に立ち上がった壁を有する
風圧板取付部48が設けられ、前記の風圧板43の下辺
部は、この風圧板取付部48に揺動自在に差し込まれて
取り付けられる。棟覆い部材6の最も外側の通気窓8の
両外側に、最も上の板部材3の両側辺から延長して、邪
魔板27が垂下されている。風圧板43は、前記邪魔板
27と棟覆い部材6の側面との間の空間に取り付けられ
る。このような風圧板43の取り付けにより、風圧板4
3の正確な動作が期待出来ると共に、風圧板43が風で
簡単に外れてしまわない。
【0011】前記風圧取付部48の棟覆い部材6の両側
に立ち上がった壁には、一定の間隔で切欠き状の排水部
45が形成されている。また、風圧板43の下辺部に
は、風圧板取付部48の排水部45と対応する位置に、
切欠き状の排水部46が形成されている。これらの排水
部45、46により、棟覆い部材6の内部に浸入した水
を外に排出することが可能であり、棟覆い部材6の内部
に雨水が溜まりにくくなる。しかも、これらの排水部4
5、46は、通気窓8に対して棟覆い部材6の長手方向
にずれた位置に形成されていることから、風雨の強いと
きに、この排水部45、46を通して通気窓8から雨水
が浸入するのが防げる。
【0012】風圧板43の上辺部には、その下辺側の排
水部45と対応する位置に、他の部分より高くなった風
受部47が形成されている。これは、排水部45によっ
て風圧板43の面積が減少するため、風圧部47を形成
することにより、風圧を受けやすくするためである。前
記棟覆い部材6は、複数の板材の集合体からなり、これ
ら板材に設けられた通気窓8、12、20が、その両側
から中央部にわたって複数組ずつ設けられ、それら通気
窓8、12、20が棟覆い部材6の長手方向に互いにず
れて配置されている。これによって、複数組の通気窓
8、12、20を通って雨水が棟覆い部材6の中央側に
あるフレーム本体1に浸入するのが防止される。このよ
うな棟覆い部材6の通気窓8、20の少なくとも一部
に、虫除け用のスクリーン11が張られている。これに
よって、土蜂等が棟覆い部材6の中に入って巣作りをし
てしまうことを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1に瓦支持部材を使用した棟瓦を示し、図2〜図5及
び図7に棟瓦支持部材を示す。この棟瓦支持部材は、ア
ルミニウム、ステンレス、亜鉛引き鉄板、トタン板等の
耐食性を有するか或いは耐食処理を施した金属、或いは
樹脂等により作られる。その構成部材は、大きく分け
て、フレーム本体1とその上に載せられる棟覆い部材6
とからなる。
【0014】この棟瓦支持部材は後述するように、屋根
の棟に沿って長手方向に継ぎ合わせて設置されるが、そ
の長さは特に限定はない。しかし、1本の棟瓦支持部材
が長すぎても短すぎても取り扱いしにくく、施工性が劣
るため、屋根を葺く建築物のモジュールに対応した長さ
を基準とするのが適当である。例えば、在来工法の90
3mm(半間)モジュールの場合は、その長さの棟瓦支
持部材を標準とし、予備としてその1/3の303mm
(1尺や2/3の606mm(2尺)を揃えておくとよ
い。もちろん、メートルモジュールの場合は、1000
mmの長さを基本とする。
【0015】この棟瓦支持部材のフレーム本体1は、長
尺な一対の側板2を平行に対向させ、その間に矩形リン
グ状のスペーサ4を間隔をおいて挟持し、溶接等で固定
したものである。従って、一対の側壁2の間は、スペー
サ4がある部分を除いて空間となっており、上下に通気
性を有する。側板2の上縁部31はスペーサ4より高く
延びている。他方、側板2の下辺側は、斜め外側下方に
延びており、この延びた部分が脚部10となっている。
この脚部10、10は、棟瓦を葺こうとする屋根の勾配
に対応する勾配を有しているが、その勾配は脚部10、
10を曲げる角度により任意に調整することができる。
この脚部10には、適当な間隔で釘穴が開けられてい
る。この釘穴を設ける間隔は、一般に「たるき」と呼ば
れる後述する屋根梁15が設けられる間隔の整数倍とす
るのがよい。
【0016】フレーム本体1の側面の全長を覆うよう
に、フレーム本体1の両側板2の外側面に防水シート9
が張られ、この防水シート9は、前記脚部10を覆うよ
うにして脚部10の先縁よりさらに先に延びている。前
記スペーサ4の上下両壁には、フレーム本体1の長手方
向と直交する方向に対向するように貫通孔が設けられて
いる。フレーム本体1の一対の側板2、2を左右に対称
に配置し、且つフレーム本体1の長手方向を水平に配置
したとき、前記の貫通孔は、垂直に対向するように配置
される。これら貫通孔は、後述するねじ24の径より僅
かに大きく、スペーサ4の下側の壁部の上面には、その
貫通孔と中心軸が一致するようにナット33が固着され
ている。
【0017】フレーム本体1には、図7に示されたよう
なアタッチメント37が必要に応じて使用される。この
アタッチメント37は、フレーム本体1と同じ長さを有
し、フレーム本体1と同様の材料で作られる。このアタ
ッチメント37は、幅の異なる横コ字形を呈したチャン
ネル状の一対の部材38、39を、上下に固着して作ら
れており、下方の幅の狭い部材38をフレーム本体1の
側板2の上縁部31の間に嵌め込むことができる。上側
の部材39の幅は、フレーム本体1の側板2の上縁部3
1の幅と同じである。
【0018】アタッチメント37を構成する上下の部材
38、39の貼り合わせた横壁は、図示していない矩形
の通気口が開口しており、通気口の間の部分は、フレー
ム本体1のスペーサ4の位置と対応している。また、こ
の通気口の間の部分には、フレーム本体1のスペーサ4
の前記貫通孔に対応して、同様の貫通孔が設けれてい
る。
【0019】このアタッチメント37の下方の部材38
をフレーム本体1の上縁部31の間に嵌め込むことによ
り、上側の部材39の高さだけ、フレーム本体1が実質
的に高くなる。従って、このアタッチメント37は、フ
レーム本体1の高さが低いため、後述する棟覆い部材6
の中央部の両側に適当な勾配を形成でけいない時に使用
する。アタッチメント37は、必要に応じて2段以上を
重ねて用いることもできる。
【0020】前記フレーム本体1の上に棟覆い部材6が
載せられる。図1、図2、図5及び図7に示すように、
この棟覆い部材6は、フレーム本体1と同様のもので作
られた同じ長さの部材である。この棟覆い部材6は、左
右対称の5組の板状部材からなっている。図1、図2及
び図7は、これらの板状部材を組み上げた状態を示し、
図5は、一部の板状部材を分解した状態を示す。
【0021】上側の第一の板状部材3は、端面L字形を
呈し、外側部が下方に垂下した邪魔板27となってい
る。この第一の板状部材3とほぼ平行に配置された第二
の板状部材5は、端面クランク状を呈し、その外側部の
上面が第一の板状部材3の邪魔板27に近い内側の下面
に固着されている。第一と第二の板状部材の間に挿入さ
れた第三の板状部材は、その内側縁部が第一の板状部材
3の内側縁部の下面に固着され、その外側縁部が、第二
の板状部材5の外側の立上り壁部に近い上面に固着され
ている。第一、第二及び第三の板状部材3、5、7の内
側縁部を固定する第四の板状部材は、側面L字形を呈
し、その内側に折れ曲がった上端は、第一の板状部材3
の内側縁部に固着された第二の板状部材34の内側縁部
の下面に固定されている。また、この第四の板状部材の
下端縁部は、第二の板状部材5の下方に折れ曲がった内
側縁部に固着され、この第二の板状部材5の内側縁部と
共に、棟覆い部材6の中央から下方に垂下する差込片3
2を形成している。さらに、第五の板状部材44は、第
二の板状部材5の両側部の下面に設けられた端面L字形
のもので、この第五の板状部材44と前記第二の板状部
材5の外側を向いた側面との間に溝状の風圧板取付部4
8が形成される。
【0022】図5に示すように、第一の板状部材3の両
側部には、その上面の水を抜く水抜孔35が適当な間隔
で穿孔されている。さらに、第一の板状部材3の両側側
の上面であって、前記水抜孔35の外側と、第五の板状
部材44の下面には、それらの長手方向に沿って、ゴ
ム、発泡樹脂等の弾性体からなる弾性部材29、30が
それぞれ取り付けられている。
【0023】このように、5対の板状部材3、5、7、
34が左右対称に組み上げられた状態で、第一の板状部
材3の内側縁部が、帯状の連結部材21により連結され
ている。この連結部材21は、その長手方向に沿って塑
性的に湾曲できるようになっており、これによって左右
の板状部材3、3、7、34は、適当な角度で互いに傾
斜させることができる。通常は、図5に示すように、連
結部材21で連結された棟覆い部材6の中央部が高く、
両側が低くなるような勾配が形成されるよう、連結部材
21で棟覆い部材6の両側を曲げた状態で使用する。こ
の棟覆い部材6の前記連結部材21には、前記フレーム
本体1のスペーサ4やアタッチメント37の貫通孔の位
置に対応して、貫通孔が設けられている。
【0024】棟覆い部材6の第一の板状部材3の両外側
の邪魔板27が垂下した部分の内側、すなわち、棟覆い
部材6の側面を形成する第二の板状部材5の外側の立上
り壁に、同板状部材5の長手方向に間隔をおいて開口部
である通気窓8が設けられている。また、この第二の板
状部材5の立上り壁の内側の上面に接合した第三の板状
部材7の両外側縁にも、開口部からなる通気窓12が設
けられている。さらに、第四の板状部材34の第二と第
三の板状部材5、7に固着された部分の間にも、開口部
である通気窓20が設けられている。これら通気窓8、
12、20と各板状部材3、5、7の間隙とを介して、
棟覆い部材6の両側部、すなわち邪魔板27側から第四
の板状部材34の間の空間に通じる空気の流通路が形成
されている。内側と外側の通気窓8、12、20、すな
わち、通気窓8と通気窓12及び通気窓12と通気窓2
0とは、それぞれ棟覆い部材6の長手方向に互いにずれ
るように配置されている。
【0025】第二の板状部材5の両側の立上り壁に設け
られた通気窓8には、蜂等の小さな昆虫が通れない程度
の目の細かいメッシュやパンチングメタル等からなるス
クリーン11が張られている。また、棟覆い部材6の中
央部の第四の板状部材34に設けられた通気窓20に
も、蜂等の小さな昆虫が通れない程度の目の細かいメッ
シュやパンチングメタル等からなるスクリーン42が張
られている。
【0026】前記の風圧板取付部48を形成する第五の
板状部材44の先端辺部には、図4に示すように、その
長手方向に所定の間隔で切欠きが形成され、この切欠き
は排水部45となっている。この排水部45は、前記第
二の板状部材5の立ち上がり壁に設けられた通気窓8に
対し、棟覆い部材6の長手方向にずれた位置に設けられ
ている。より具体的には、隣接する通気窓8の間に位置
するよう排水部45が設けられている。
【0027】図2〜図5に示すように、前記風圧板取付
部48には、風圧板43が差し込んで取り付けられる。
この風圧板43は、ステンレスやアルミニウム板等から
なるもので、棟覆い部材6の1ユニット分の長さ、1/
2ユニット分或いは1/3ユニット分の長さを有する長
尺な板材である。1/2ユニット分或いは1/3ユニッ
ト分の長さを有する風圧板43は、1ユニット分の棟覆
い部材6に2枚または3枚が縦に並べて取り付けられ
る。
【0028】この風圧板43には、前記風圧板取付部4
8の排水部45の位置に対応して下辺側に切欠き状の凹
部が形成され、これが排水部46となっている。風圧板
43が風圧板取付部48に取り付けられた状態で、風圧
板43の排水部46と風圧板取付部48の排水部45と
が一致し、水抜き用の開口部が形成される。風圧板43
の排水部46が形成された部分は、他の部分より高くな
っており、この部分は風受け部47である。
【0029】図3に示すように、棟覆い部材6の風圧板
取付部48の溝幅は、風圧板43の厚さに比べて充分大
きく、このため風圧板43は、風圧板取付部48内で或
る程度自由に揺動できる。図2及び図7に示すように、
棟覆い部材6の両側が低くなるような勾配を形成した場
合、図3に示すように、第二の板状部材5の立ち上がり
壁も傾く。このため、風圧板43は、図3に二点鎖線で
示すように、自重によって棟覆い部材6の両外側に傾い
ている。この状態では、風圧板43が風圧板取付部48
の縁または邪魔板27に当たってそれ以上の傾きが止め
られる。また、この状態では、風圧板43が棟覆い部材
6の第二の板状部材5の立ち上がり壁から離れ、そこに
設けた通気窓8が開いている。他方、風圧板43が棟覆
い部材6の両側から図3に矢印で示すように吹き込んで
くる風の風圧を受け、その風圧が強くなると、風圧板4
3は起こされて、第二の板状部材5の立ち上がり壁に当
接する。この状態では、風圧板43が第二の板状部材5
の立ち上がり壁に設けた通気窓8が閉じられる。
【0030】前記連結部材21の上に、棟瓦固定部材1
3が取り付けられる。この棟瓦固定部材13は、棟覆い
部材6と同じ長さで、端面ヘ字形のベースから垂直に壁
を立ち上げ、この壁の上端を内側に鈎状に曲げてフック
状に形成したものである。この棟瓦固定部材13の前記
連結部材21の上に載せられる部分には、連結部材21
の貫通孔に対応して貫通孔が設けられている。
【0031】この棟覆い部材6は、前記フレーム本体1
の上面に中央を合わせて載せる。すなわち、棟覆い部材
6の中央の差込片32を、フレーム本体1の側板2の上
縁部31の間に差し込んで支持する。この状態で、棟覆
い部材6の両外側が下方になるようそれを中央部で曲
げ、棟覆い部材6の中央から両側部分に勾配を形成す
る。棟覆い部材6の中央の連結部材21とその上の棟瓦
固定部材13の貫通孔からねじ24を差し込み、このね
じ24の先端をフレーム本体1のスペーサ4の上壁の貫
通孔に差し込み、さらにスペーサ4の下壁のナット33
にねじ込み、締め付ける。
【0032】この状態では、フレーム本体1の側板2の
上縁部31の内側に棟覆い部材6の差込片32が係合さ
せれるため、フレーム本体1と棟覆い部材6とは、互い
に幅方向の位置が規制される。また、ねじ24によりフ
レーム本体1と棟覆い部材6との長手方向の移動も規制
され、フレーム本体1と棟覆い部材6とは、完全に固定
される。なお、フレーム本体1の上に、図7に示すよう
なアタッチメント37が取り付けられる場合、棟覆い部
材6は、このアタッチメント37の上に取り付けられる
ことは言うまでもない。この場合は、アタッチメント3
7の上側の部材39の間に棟覆い部材6の差込片32を
係合させる。
【0033】この棟瓦支持部材を使用して屋根の棟の上
に葺かれる瓦は、かんむり瓦26である。この瓦は、い
わゆる粘土瓦と呼ばれる焼き物が多く、中にはセメント
瓦と呼ばれるコンクリート製のものや繊維を固めて成形
したもの等も使用される。このかんむり瓦26は、図6
に示すように、基本的に部分角筒形を呈した筒部を主体
としており、この筒部の一方の端部には、筒部より一段
高さが低い継手部40を有する。この継手部40を、他
のかんむり瓦の端部に差し込むことにより、かんむり瓦
が順次接続される。
【0034】かんむり瓦26の筒部の中央には貫通孔4
1が設けられている。この貫通孔41には、フックねじ
28の上端が嵌合される。このフックねじ28の下端
は、鈎状に曲がっており、その上端にはねじが切られて
いる。このねじが切られた上端には、リング状の弾性体
からなるパッキン25が嵌め込まれ、さらにナット23
がねじ込まれる。
【0035】次に、このような棟瓦支持部材及びかんむ
り瓦26を使用して屋根の棟に棟瓦を構築する手順につ
いて説明する。図1に示すように、一般的な木造建築の
屋根の棟部では、いわゆる「棟木」と呼ばれる棟梁14
が、いわゆる「つか」と呼ばれる図示してない小屋柱に
支持された状態で架設されており、棟梁14と、その両
側に架設された、いわゆる「母屋」と呼ばれる図示して
ない小屋梁との間に、いわゆる「たるき」と呼ばれる屋
根梁15が、図1において紙面前後方向に所定の間隔で
列んで架設されている。この屋根梁15の上には、板材
からなる野地16が張られる。図示してはいないが、野
地16の頂部である棟の部分には、野地16の間に隙間
を開けておくか、或いは所々野地16に開口部を開けて
おく。この隙間や開口部の幅は、前記棟瓦支持部材のフ
レーム本体1の幅より狭くする。
【0036】図1、図5及び図7に示すように、まず屋
根の野地16の頂部である棟に沿って、前記棟瓦支持部
材を設置する。この設置に際しては、フレーム本体1の
中央を野地16の頂きである棟に位置合わせし、脚部1
0をその両側の野地16とその下の屋根梁15の上に載
せ、野地16を通して屋根梁15に釘22(図1参照)
を打ち込み、固定する。このようにして、フレーム本体
1を棟に沿ってその長手方向に継ぎ合わせながら屋根の
野地16及び屋根梁15に固定する。
【0037】次に、屋根の野地16に、いわゆるルーフ
ィングシートと呼ばれる防水シート19を張る。この防
水シート19は、例えばアスファルト系材料等から作ら
れたシートで、撥水性が高く、水を浸透させないもので
ある。防水シート19は、屋根の野地16全面にわたっ
て敷き、その上縁部に近い部分は、前記棟瓦支持部材の
フレーム本体1の両側壁2を覆った防水シート9の下に
差し込む。これにより、防水シート19の上縁から雨水
が浸入するのを完全に防止することが出来る。
【0038】次に、野地16の上に瓦桟18を取り付け
る。瓦桟18は、断面矩形または正方形の角材が多く使
用され、屋根の棟と平行に、且つ屋根の傾斜に沿って所
定の間隔で取り付けられる。この瓦桟18は、野地16
を通して屋根梁15に釘等を打ち込んで固定する。図1
には、最も上の瓦桟18を示している。次に、屋根の野
地16の上に桟瓦17を葺く。桟瓦17は、軒先、妻、
下り棟等の変化のある部分には、軒先桟瓦、一文字桟
瓦、けらば桟瓦等の特殊な形状の桟瓦が使用されるが、
洋風屋根の平坦な勾配部分には、主として平のし瓦やス
ペイン丸瓦等の桟瓦が使用される。桟瓦17は、屋根の
勾配に沿ってその上側に当たる尻部の下面から突設した
突起を、瓦桟18に引っかけながら、屋根の軒先側から
屋根の勾配に沿って棟側へ、つまり下から上側へと順次
重ね葺きされる。このために、前記瓦桟18は、この桟
瓦17を葺く間隔毎に、屋根の勾配に沿って所定の間隔
で平行に取り付けられる。図1では、棟に最も近い最上
部の瓦桟18と、それに引掛けて取り付けられた桟瓦1
7の一部を示す。
【0039】次に、棟覆い部材6をフレーム本体1の上
面に中央を合わせて載せ、棟覆い部材6の中央の差込片
32を、フレーム本体1の側板2の上縁部31の間に差
し込んで支持する。この状態で、棟覆い部材6の両外側
が下方になるようそれを中央部で曲げ、桟瓦17の高さ
に応じて、棟覆い部材6の中央部から両側に適当な勾配
を形成する。この状態では、前記棟覆い部材6の両外側
部が最も上の桟瓦17の上に載せられ、その両側下面の
弾性部材30が桟瓦17の上面に当たる。
【0040】既に述べた通り、桟瓦17は、屋根の軒先
側から上に葺き上げてくるため、棟に最も近い最上部で
は、桟瓦17の1枚分の長さに満たない長さで上下の桟
瓦17の重ね合わせが調整される。このため、その調整
量によっては、最上部の桟瓦17の上面の勾配が変わ
り、その高さが変わってくることがある。この場合、桟
瓦17の上面が高くなり、前述のようにしてフレーム本
体1の上に載せた棟覆い部材6の両側の勾配が緩くなり
すぎてしまうことも起こり得る。それでは、棟覆い部材
6の上面を伝わって雨水等が棟の方向に流れてしまうの
で、棟覆い部材6の取付高さを高くしなければならな
い。そこでこのような場合は、図7に示すようなアタッ
チメント37を使用し、その上に棟覆い部材6を取り付
けて、その取付高さを高くする。
【0041】図1、図2、図5及び図6に示すように、
棟覆い部材6の中央の連結部材21の上に棟瓦固定部材
13を載せる。この棟瓦固定部材13及び連結部材21
の貫通孔から24を差し込み、このねじの先端をフレー
ム本体1のスペーサ4の上壁の貫通孔に差し込み、さら
にスペーサ4の下壁のナット33にねじ込み、棟覆い部
材6をフレーム本体1の上に固定する。次に、桟瓦17
及び棟覆い部材6の上にかんむり瓦26を載せ、図1に
示すように、その筒部の中央頂部を棟覆い部材6の中央
部に位置合わせする。
【0042】かんむり瓦26は、継手部40を隣接する
他のかんむり瓦26の筒部の端部に挿入して継ぎ合わせ
ながら葺いていく。この際、予め図1及び図6で示すよ
うに、フックねじ28の上端をかんむり瓦の貫通孔41
に挿入しておく、そして、このフックねじ28の鈎状に
曲がった下端を棟瓦覆い部材6の上に固定した棟瓦固定
部材13の上縁のフック状に曲がった部分に掛ける。さ
らに、フックねじ28の上端のねじ部分にゴムリング等
の弾性リング状のパッキン41を嵌め込み、さらにナッ
ト23をフックねじ28の上端にねじ込む。このナット
23を締め込み、かんむり瓦26を棟瓦固定部材13を
介して棟覆い部材6に固定する。このようにして、棟瓦
が施工される。
【0043】このような棟瓦では、棟の部分で、野地1
6の下の小屋裏と外部との間の高い防水性を保持したま
ま、その間の通気がフレーム本体1の通気窓3、棟覆い
部材6の通気窓20及びその邪魔板7、8の間隙により
確保されるので、小屋裏の最も高い位置での換気性が確
保される。なお、かんむり瓦26と棟覆い部材6との間
に吹き込んだ雨水は、第一の板状部材3の勾配にそって
その両側部側に流れ、水抜孔35からその下の第二及び
第三の板状部材5、7に流れ落ち、第二の板状部材5の
通気窓8から風圧板43と風圧板取付部48の排水部4
5、46を通って棟覆い部材6の外側に流れ出す。
【0044】また、棟覆い部材6の外側の風が弱いとき
は、風圧板43は、図3に二点鎖線で示すように傾いて
おり、これによって最も外側の通気窓8が開かれ、前記
のような棟覆い部材及びフレーム本体1の内部を通し
て、屋根の小屋裏の換気性が確保できる。これに対し、
棟覆い部材6の側方から、図3に矢印示すように強い風
が吹き込んできた場合、風圧板43が風圧を受け、図3
に二点鎖線で示した角度から次第に通気窓8側に立って
くる。そして、ある程度の風速になると、風圧板43が
その風圧を受け、図3に実線で示ように棟覆い部材6の
側面に当接し、外側の通気窓8を閉じる。
【0045】このようにして風圧板43で通気窓8が閉
じられる風速は、風圧板43の重量、例えば板厚や幅等
により設定できる。例えば、風圧板43として厚さ0.
6mm、長さ465mm(1/2ユニット分の長さ)の
ステンレス板を使用した場合と、厚さ1.0mm、長さ
465mm(1/2ユニット分の長さ)のアルミニウム
板を使用した場合では、概ね同等の横風の風速で通気窓
8を閉じることができた。具体的には、前記のようにし
て棟瓦を施工し、棟覆い部材6の側方から横風吹きつけ
て、次第にその風速を高めていって実験した結果では、
前記のステンレス板及びアルミニウムの風圧板を使用し
た場合、いずれも風速19.4m/secで通気窓8が
閉じられた。このようにして、風が強くなると風圧板4
3で通気窓8が閉じられるようにしたことから、風雨が
強いとき、雨水が通気窓8から棟覆い部材6の中に吹き
込まれるのを防止することができる。
【0046】また、前記のようにして棟瓦を施工すると
きは、屋根の棟に沿って棟瓦支持部材と棟瓦梁25を取
り付けさせすれば、その後は、それに沿ってかんむり瓦
26を順次列べていけばよい。従って、施工性がよく、
容易に棟作りが行われる。また、フレーム本体1と棟覆
い部材6とにより、かんむり瓦26が固定されるので、
地震等に対して高い強度の棟瓦を構築することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による棟瓦支
持部材とそれを使用して施工された棟瓦は、換気構造を
有する棟瓦であったも、かんむり瓦が棟に沿って設置さ
れた棟瓦梁にしっかりと固定されるので、高い耐震性と
防水性を備える。しかも施工性に優れており、熟練した
高い技能を有する技能者でなくても、容易に棟作りが行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棟瓦支持部材を使用して施工した
棟瓦の例を示す屋根の棟部分の一部縦断正面図である。
【図2】前記棟瓦支持部材の例を示す正面図である。
【図3】棟瓦支持部材の棟覆い部材の側部を示す要部拡
大断面図である。
【図4】図3におけるA−A線矢視図である。
【図5】前記棟瓦支持部材の例を示す要部斜視図であ
る。
【図6】棟瓦支持部材の上に固定される棟瓦であるかん
むり瓦とそれを固定する棟瓦固定部材を示す分解斜視図
である。
【図7】前記棟瓦支持部材とそれに取り付けられるアタ
ッチメントの例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】 1 フレーム本体 6 棟覆い部材 8 通気窓 10 フレーム本体の脚部 11 スクリーン 12 通気窓 13 棟瓦固定部材 15 屋根梁 16 屋根の野地 17 桟瓦 20 通気窓 23 ねじ 26 かんむり瓦 27 邪魔板 28 フック 43 風圧板 45 風圧板取付部の排水部 45 風圧板の排水部 47 風圧板の風受け部 48 風圧板取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04D 13/16 E04D 13/16 F M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦を屋根の棟に沿って継ぎ合わせながら
    積層した棟瓦を支持する棟瓦支持部材であって、内部に
    上下に通気可能な空間を有し、棟に沿って屋根の上に立
    設、固定される長尺なフレーム本体(1)と、中央部が
    前記フレーム本体(1)の上面に固定され、両側部がフ
    レーム本体(1)の両側方向に延びた長尺な棟覆い部材
    (6)と、この棟覆い部材(6)の上に取り付けられ、
    同棟覆い部材(6)の上に載せる棟瓦を固定する棟瓦固
    定部材(13)と、前記棟覆い部材(6)の両脇側に設
    けられ、同棟覆い部材(6)の両側からその中央部側に
    わたって形成された通気用の空間に通じる通気窓(8)
    と、この通気窓(8)の外側に揺動自在に設けられ、通
    気窓(8)から前記棟覆い部材(6)内に流入する空気
    の風圧で通気窓(8)を閉じるように棟覆い部材(6)
    の側面に当たる風圧板(43)とを有することを特徴と
    する棟瓦支持部材。
  2. 【請求項2】 棟覆い部材(6)は、複数の板材の集合
    体からなり、これら板材に設けられた通気窓(8)、
    (12)、(20)が、その両側から中央部にわたって
    複数組ずつ設けられ、それら通気窓(8)、(12)、
    (20)が棟覆い部材(6)の長手方向に互いにずれて
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の棟瓦
    支持部材。
  3. 【請求項3】 棟覆い部材(6)の最も外側の通気窓
    (8)の外側下方に、棟覆い部材(6)の両側に立ち上
    がった壁を有する風圧板取付部(48)が設けられ、こ
    の風圧板取付部(48)に風圧板(43)の下辺部が揺
    動自在に差し込まれていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の棟瓦支持部材。
  4. 【請求項4】 棟覆い部材(6)の最も外側の通気窓
    (8)の両外側に、最も上の板部材3の両側辺から延長
    して、邪魔板(27)が垂下し、風圧板(43)は前記
    邪魔板(27)と棟覆い部材(6)の間の空間に揺動自
    在に取り付けられっていることをいることを特徴とする
    請求項3に記載の棟瓦支持部材。
  5. 【請求項5】 風圧取付部(48)の棟覆い部材(6)
    の両側に立ち上がった壁には、一定の間隔で切欠き状の
    排水部(45)が形成され、この排水部(45)は、通
    気窓(8)に対して棟覆い部材(6)の長手方向にずれ
    た位置に形成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の棟瓦支持部材。
  6. 【請求項6】 風圧板(43)の下辺部には、風圧板取
    付部(48)の排水部(45)と対応する位置に、切欠
    き状の排水部(46)が形成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の棟瓦支持部材。
  7. 【請求項7】 風圧板(43)の上辺部には、その下辺
    側の排水部(45)と対応する位置に、他の部分より高
    くなった風受部(47)が形成されていることを特徴と
    する請求項6に記載の棟瓦支持部材。
  8. 【請求項8】 棟覆い部材(6)の通気窓(8)、(2
    0)の少なくとも一部に、虫除け用のスクリーン(1
    1)が張られていることを特徴とする請求項1〜7の何
    れかに記載の棟瓦支持部材。
JP2647498A 1998-01-24 1998-01-24 棟瓦支持部材 Pending JPH11210172A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019203262A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社フジタ 連結構造体、庇および建築物

Cited By (1)

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JP2019203262A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社フジタ 連結構造体、庇および建築物

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