JPH11209676A - 記録液並びに該記録液を用いるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

記録液並びに該記録液を用いるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

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JPH11209676A
JPH11209676A JP1945198A JP1945198A JPH11209676A JP H11209676 A JPH11209676 A JP H11209676A JP 1945198 A JP1945198 A JP 1945198A JP 1945198 A JP1945198 A JP 1945198A JP H11209676 A JPH11209676 A JP H11209676A
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祐子 薬師川
Yoshihisa Takizawa
▲吉▼久 滝沢
Yoichi Takada
陽一 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録に好適であり、記録紙、
特に普通紙の種類に拘らず良好な画像濃度、画像の堅牢
性、均一な染着性等の記録特性がバランス良く得られる
黒色記録液を提供すること。 【解決手段】 カルボキシル基を1つ以上有する黒色染
料分子の染料と、スルホン基を2つ以上有する黒色染料
分子の染料を水性液媒体中に混合して黒色記録液を調製
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒色記録液、該記
録液を用いるインクジェット記録方法及びインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録システムの普及に伴
い、印字物(プリント)の画像濃度や色調の向上、堅牢
性の向上のための技術開発が盛んに行われている。なか
でも、記録液の組成や物性の面からのかかる技術開発へ
のアプローチも盛んであり、特に、使用頻度の高い黒色
記録液について種々の改良が試みられている。
【0003】黒色記録液による印字物の堅牢性、例えば
耐水性については、特開平2−140270号公報、特
開平3−91577号公報に、染料分子の骨格構造がカ
ルボキシル基を1または2個有するジアゾ骨格からなる
黒色染料を用いることで耐水性の良好な画像を形成でき
るようにした記録液が開示されている。
【0004】一方、黒色記録液による画像濃度や色調に
関しては、黒色染料に他の染料を併用する方法が知られ
ており、例えば特開平7−97541号公報においては
黒色染料に他の色調の染料を併用することで良好な黒色
の再現を可能とすることが、また特開平6−24821
2号公報には、会合を起しやすい染料と他の黒色染料を
併用することにより紙表面での染料分子間の会合を防
ぎ、理想的な黒色インクを得ることが記載されている。
これは、他の黒色染料の併用が、会合しやすい染料の分
子間になんらかの作用をし、染料の分子間の会合が妨げ
られるものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、黒色記
録液の改良についての技術開発が行われているが、黒色
記録液の適用範囲を更に広げて行くには、黒色記録液の
色調や物性に対する更なる改良が求められている。例え
ば、上述した特開平2−140270号公報及び特開平
3−91577号公報に記載の黒色記録液によれば堅牢
性に優れた画像を得ることができる。しかしながら、適
用する記録紙の種類によっては、特に普通紙を用いる場
合におけるその種類によっては、紙表面のpHやサイズ
剤の種類の違いによって染料分子同士が会合し易くなる
場合があり、記録紙によって所望の画像濃度が得られな
かったり、均一な染着性がえられないといった問題が生
じることがあった。すなわち、より多くの種類の記録紙
に適用した場合でも記録紙の種類によらず所望の画像濃
度と染着性を得るには限界があった。
【0006】また、上述の特開平6−248212号公
報に開示された記録液では、記録紙の表面での染料分子
の会合を防ぐことによって黒色記録液の色調を改善して
いるので、記録画像の堅牢性については実用レベルに留
まるものである。
【0007】以上のとおり、インクジェット記録等にお
いて、記録紙、特に普通紙の種類に拘らず良好な画像濃
度、画像の堅牢性、均一な染着性等の記録特性がバラン
ス良く得られる黒色記録液に対する要求が高まってい
る。本発明はかかる黒色記録液における状況に鑑みなさ
れたものであり、その目的はインクジェット記録に好適
であり、記録紙、特に普通紙の種類に拘らず良好な画像
濃度、均一な染着性等の記録特性が得られる黒色記録液
を提供することにある。本発明の他の目的は、このよう
な特性の優れた黒色記録液を用いた記録方法及び記録装
置、とりわけインクジェット記録方法及びインクジェッ
ト記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の黒色記録液は、
水性液媒体と、黒色染料とを含む記録液において、前記
黒色染料が、カルボキシル基を1つ以上有する黒色染料
分子と、スルホン基を2つ以上有する黒色染料分子を含
むことを特徴とする。本発明の黒色記録液はインクジェ
ット記録方法に特に好適であり、被記録材(記録紙)、
特に普通紙の種類に対する汎用性が向上しており、均一
な染着性と十分な画像濃度、画像堅牢性を得ることがで
きる。本発明の記録液を収容した記録液収容部を用いる
ことで、多種の被記録材への汎用性が向上したインクジ
ェット記録装置を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の黒色記録液は、カルボキ
シル基を1つ以上有する黒色染料分子と、スルホン基を
2つ以上有する黒色染料分子とが含まれる。
【0010】カルボキシル基を1つ以上有する黒色染料
分子としては、ジアゾ骨格を有する黒色染料分子が好ま
しく、更に、以下に示す一般式(1)で表わされる黒色
染料分子の1種以上を用いるのがより好ましい。
【0011】
【化4】 (式中、Wはカルボキシル基を、Xは水素原子、カルボ
キシル基またはスルホン基を、Yは水素原子、カルボキ
シル基またはスルホン基を、Zは水素原子、カルボキシ
ル基またはスルホン基を、R1は水素原子、カルボキシ
ル基及びアルコキシル基の少なくとも一方で置換された
アルキル基、置換もしくは未置換のフェニル基、または
置換もしくは未置換のアルカノイル基を、それぞれ表わ
す。) 一般式(1)において、R1が表わすカルボキシルアル
キル基は、好ましくはカルボキシC1-6(炭素数が1〜
6、以下同様)アルキル基、より好ましくはカルボキシ
1ー4アルキル基である。また、R1が表わすアルコキシ
アルキル基は、好ましくはC1-6アルコキシC1-6アルキ
ル基、より好ましくはC1ー4アルコキシC1ー4アルキル基
である。
【0012】一方、スルホン基を2つ以上有する黒色染
料分子としては、ジアゾ骨格またはトリスアゾ骨格を有
する黒色染料が好ましく、更に下記一般式(2)及び
(3)で表わされる黒色染料分子の1種以上を用いるの
がより好ましい。また、下記一般式(2)及び(3)で
表わされる黒色染料分子を各々1種以上ずつ用いるのが
最も好ましい。
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】 (式中、Q1は低級アルキルカルボニルアミノ基及び低
級アルコキシ基から選択された少なくとも1種により置
換されたフェニル基もしくはナフチル基;またはスルホ
ン基で置換されたナフチル基を表わし、Q2はスルホン
基で置換されたナフチル基;または低級アルコキシ基で
置換されたフェニル基を表わし、R2及びR3はそれぞれ
独立して、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低
級アルキルカルボニル基を表わし、R4は水素原子また
はスルホン基で置換されたフェニル基を表わし、nは0
または1であり、Mはアルカリ金属または置換されてい
ても良いアンモニウム基を表わす。) 一般式(2)及び(3)で表わされる染料構造中の低級
アルキルカルボニルアミノ基としては、C1ー4アルキル
カルボニルアミノ基が好ましく、低級アルコキシ基とし
ては、C1ー4アルコキシ基が好ましく、また、低級アル
キル基としては、C1ー4アルキル基が好ましい。
【0015】一般式(2)で表わされる染料化合物とし
ては、以下に示す染料No.1〜5の化合物を挙げるこ
とができる。
【0016】
【化7】 一般式(3)で表わされる染料化合物としては、以下に
示す染料No.6〜10の化合物を挙げることができ
る。
【0017】
【化8】 カルボキシル基を有する染料は、耐水性は良好である
が、水性液媒体に対する溶解性には限界があり、また紙
の表面で染料分子同士が会合するため、紙繊維の染着性
に劣る場合がある。そこで、本発明においては、可溶化
基がスルホン基を主体としている染料を、カルボキシル
基を有する染料と混同して使用することで、紙の表面で
の染料分子同士の会合を防止して均一な染着性を得るこ
とで画像濃度を良好なものとする一方で、耐水性を低下
させることなく染料による染着強度を向上させて堅牢な
画像を得ることができる。
【0018】本発明の記録液は、少なくとも水性液媒体
と黒色染料とを用いて調製することができる。水性液媒
体としては、水と水溶性有機溶剤との混合媒体を好適に
用いることができる。水溶性有機溶剤としては、例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の
アミド類;アセトン等のケトン類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリ
コール類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアル
キレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコ
ール類;グリセリン;エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級
アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリエタノ
ールアミン、スルホラン、ジメチルサルフォオキサイ
ド、2−ピロリドン、ε−カプロラクタム等の環状アミ
ド化合物及びスクシンイミド等のイミド化合物等を挙げ
ることができ、これらの1種以上を用いることができ
る。水溶性有機溶剤の記録液全量に対する配合割合は、
1〜80重量%が好ましく、その上限は50重量%が、
その下限は3重量%がより好ましい。
【0019】記録液中における水の配合量は、記録液全
量に対して20〜95重量%が好ましく、その上限は9
0重量%が、その下限は30重量%がより好ましい。
【0020】本発明の記録液は、上記のとおり、カルボ
キシル基を1つ以上有する黒色染料分子とスルホン基を
2つ以上有する黒色染料分子とが記録液中に混在するよ
うに、例えば2種以上の染料を水性液媒体中の混合して
調製することができる。これら2種の染料分子の割合
は、用いる染料分子の種類や特性等に応じて本発明の効
果が得られる範囲内で設定すれば良い。通常は、染料の
形態での配合比として、カルボキシル基を1つ以上有す
る黒色染料分子の第1の黒色染料と、スルホン基を2つ
以上有する黒色染料分子の第2の黒色染料を、これらの
合計量に対して第1の黒色染料が20〜80重量%とな
るようにするのが好ましい。なお、第1の黒色染料とし
て2種以上の黒色染料を用いてもよいし、第2の黒色染
料として2種以上の黒色染料を用いても良い。
【0021】また、染料の合計量の割合は、一般には記
録液全重量に対して0.1〜15重量%とすることがで
き、その上限は5重量%が、その下限は1重量%が好ま
しい。
【0022】更に、本発明の記録液には、界面活性剤、
防腐剤、酸化防止剤、pH調製剤、水溶性ポリマー等の
添加剤、なかでもインクジェット用の記録液において通
常用いられている添加剤を本発明の効果を損なわない範
囲内で適宜配合しても良い。
【0023】次に、本発明の記録液を用いる記録方法に
ついて説明する。本発明の記録液を用いて記録を行なう
のに好適な方法及び装置としては、記録ヘッドの室内に
記録液に記録信号に対応した、液滴吐出用のエネルギー
(好ましくは熱エネルギー)を与え、この吐出用のエネ
ルギーによって記録液の液滴をオリフィス(吐出口)か
ら吐出させて記録紙等の被記録材に付着させて記録を行
なうインクジェット記録方法及び装置を挙げることがで
きる。
【0024】その装置の主要部であるインクジェットヘ
ッド部(以下ヘッド部という)の構成例を図1〜3に示
す。ヘッド部13は記録液を通す溝14を有するガラ
ス、セラミック又はプラスチック板等と、吐出のための
熱エネルギーを発生させるための発熱低抗体を有する発
熱ヘッド15とを接合した構成を有する。なお、ヘッド
部13は、図1、2に示す構成の部分の他に、必要に応
じて記録液を貯留する液室等を有することができる。ま
た、ヘッド部13の構成は図示したものに限定されず、
種々の構成のヘッド部を利用できる。更に、後述するよ
うに、ヘッド部13は記録液の収納部(例えばインクカ
ートリッジ等)と、必要に応じて着脱自在に一体化した
ものでもよい。
【0025】図1、2に示す発熱ヘッド15は、酸化シ
リコン等で形成される保護膜16、アルミニム電極17
−1及び17−2、ニクロム等で形成される発熱低抗体
18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性の良い基板20
を有する。記録操作を行う状態において記録液21は液
滴の吐出口としてのオリフィス22まできており、不図
示の圧力によりメニスカス23を形成している。この状
態で、電極17−1及び17−2に記録情報に応じて電
気信号が加わると、発熱ヘッド15のnで示された領域
が急激に発熱し、ここに接している記録液21に気泡が
発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、液滴24
となってオリフィス22から被記録材25に向かって吐
出される。図3には、図1に示した記録液の通路(液
路)としての溝14を多数並列してマルチ溝26とした
ヘッド部の一例を示す。
【0026】図4に上記構成のヘッド部を組み込んだイ
ンクジェット記録装置の一例を示す。図4において、6
1はワイピング部材としてのブレードであり、その一端
はブレード保持部材によって保持されて固定端となり、
カンチレバーの形態をなしている。ブレード61はヘッ
ド部65による記録領域に隣接した位置に配設されてい
る。また、本例の場合、ブレード61はヘッド部65の
移動経路中に突出した形態で保持されている。62はヘ
ッド部65のオリフィス面(吐出口面)のキャップであ
り、ブレード61に隣接するホームポジションに配設さ
れ、ヘッド部65の移動方向と垂直な方向に移動して吐
出口面と当接し、キャッピングを行なう構成を具備す
る。更に、63はブレード61に隣接して配設される記
録液吸収体であり、ブレード61と同様、ヘッド部65
の移動経路中に突出した形態で保持されている。ブレー
ド61、キャップ62、記録液吸収体63によって突出
回復部64が構成され、ブレード61及び記録液吸収体
63によってオリフィス面からの水分、塵 等の除去が
行われる。
【0027】66はヘッド部65を搭載して移動するこ
とでヘッド部65の位置を変えるためのキャリッジであ
る。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆動さ
れるベルト69と接続(不図示)している。これにより
キャリッジ66はガイド軸67に沿って移動が可能ちな
り、ヘッド部65による記録領域及びその隣接した領域
の移動が可能となる。
【0028】51は被記録材を挿入する為の給紙部であ
り、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によってヘッド部65のオリフ
ィス面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進
行するにつれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙さ
れる。
【0029】以上の構成において、ヘッド部65が記録
終了等でホームポジションに戻る際、吐出回復部64の
キャップ62はヘッド部65の移動経路から退避してい
るが、ブレード61は移動経路中に突出している。この
結果、ヘッド部65のオリフィス面がワイピングされ
る。なお、キャップ62がヘッド部65のオリフィス面
に当接してキャッピングを行なう場合、キャップ62は
ヘッド部の移動経路中に突出するように移動する。ヘッ
ド部65がホームポジションから記録開始位置へ移動す
る場合、キャップ62及びブレード61は、上記ワイピ
ング時の位置と同一の位置にある。この結果、この移動
においてもヘッド部65のオリフィス面はワイピイング
される。ヘッド部65のホームポジションへの移動は、
記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、ヘッド部65が
記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領
域に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴
ってワイピングが行なわれる。
【0030】図5に、ヘッド部にチューブ等を介して供
給する記録液を収容したインクカートリッジの一例を示
す。ここで40は供給用の記録液を収容した、例えばイ
ンク袋などから構成される記録液の収容部である。収容
部40の先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に例えば中空の針(不図示)を突き刺すこと
で、収容部40中に収容された記録液を取り出すことが
できるようにしてある。44は廃棄された記録液を受容
する吸収体である。収容部40としては、記録液との接
液面がポリオレフィンで形成されているものが好まし
く、ポリオレフィンの中ではポリエチレンが好ましい。
【0031】ヘッド部に記録液を供給する方法として
は、図5に示した収納部を別途設け、収納部からチュー
ブ等の供給系を介してヘッド部に記録液を供給する方法
のほかに、図6に示しように、ヘッド部と記録液の収納
部であるインクカートリッジを一体化して記録ユニット
とし、インクカートリッジから直接ヘッド部へ記録液を
供給するようにするこもできる。なお、インクカートリ
ッジはヘッド部と必要に応じで着脱自在な構成とするこ
ともできる。図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中には記録液を収納した記録液の収納部、例え
ば区画された収納室内に記録液を吸収して保持できる吸
収体を充填した構成の収納部が一体化されている。吸収
体を配置した収納室は記録液の種類に応じて複数とし、
各収納室から所定のヘッド部のオフィスへ記録液を供給
して記録を行なうことができる。本発明では、先に説明
した黒色記録液を充填、収容した収容室を少なくとも1
つ有する記録ユニットが用いられる。収容室内に充填す
る吸収体の好ましい材質としては、ポリウレタン、セル
ロース及びポリビニルアセテートを挙げることができ
る。72は記録ユニット内部を大気に連通させる為の大
気連通口である。この記録ユニット70は、図4で示す
装置においてヘッド部65に代えて用いることができる
ものであって、キャリッジ66に対し着脱自在になって
いる。
【0032】以上、熱エネルギーを記録液の液滴の吐出
に利用するインクジェット方式を例示したが、吐出方式
はこれに限定されず、圧電素子を使用するピエゾ方式な
どその他の方式も利用できる。
【0033】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。なお、以下の記載で「部」及び
「%」の表示は特記しない限り重量基準である。
【0034】実施例1〜4及び比較例1〜3 以下に示す各成分を混合し、充分攪拌した後、孔径が
0.22μmのフロロポアフィルター(住友電気工業の
フィルター、商標名)で加圧濾過し、濾液を記録液とし
て回収した。 実施例1 C.I.ダイレクト ブラック195 1.8部 C.I.ダイレクト ブラック90 0.5部 C.I.ダイレクト ブラック19 0.3部 グリセリン 10.0部 エチルアルコール 2.0部 純水 85.4部 実施例2 C.I.ダイレクト ブラック195 1.0部 C.I.フードブラック2 0.8部 一般式(2)の例示化合物No.1の染料 0.5部 一般式(3)の例示化合物No.6の染料 0.3部 グリセリン 5.0部 エチレングリコール 5.0部 イソプロパノール 4.0部 純水 83.4部 実施例3 C.I.ダイレクト ブラック51 1.7部 一般式(2)の例示化合物No.2の染料 0.5部 C.I.ダイレクト ブラック168 0.3部 トリエチレングリコール 17.0部 エチレアルコール 3.0部 純水 77.5部 実施例4 C.I.ダイレクト ブラック51 1.0部 C.I.フード ブラック2 0.5部 C.I.ダイレクト ブラック154 0.5部 一般式(3)の例示化合物No.7の染料 0.5部 グリセリン 13.0部 n−ブチルアルコール 3.0部 純水 81.5部 実施例5 C.I.ダイレクト ブラック51 1.5部 C.I.ダイレクト ブラック19 1.0部 ジエチレングリコール 12.0部 イソプロパノール 3.0部 純水 82.5部 実施例6 C.I.ダイレクト ブラック51 2.0部 一般式(2)の例示化合物No.3の染料 0.5部 グリセリン 5.0部 エチレングリコール 5.0部 イソプロパノール 3.0部 純水 84.5部 比較例1 C.I.ダイレクト ブラック195 2.5部 グリセリン 10.0部 エチルアルコール 2.0部 純水 85.5部 比較例2 C.I.ダイレクト ブラック90 2.0部 一般式(2)の例示化合物No.3の染料 0.5部 グリセリン 5.0部 エチレングリコール 5.0部 イソプロパノール 3.0部 純水 84.5部 なお、上記のC.I.番号の染料の構造は以下のとおり
である。
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】 次に、これらの記録液をそれぞれ個々に用いて市販のコ
ピー用紙(キヤノン株式会社製、PBペーパー)、
(ゼロックス社製、4024ペーパー)及びボンド紙
(plover Bond)にインクジェット記録装置
を用いて記録を行った。使用したインクジェット記録装
置は図4に示す構造を有するもので、ヘッド部としてB
JC420J(商品名:キヤノン株式会社製、インクジ
ェットプリンター)に使用されているものを用いた。ヘ
ッド部の駆動条件(発熱低抗体への通電条件)は各ヘッ
ド部とも印加電圧24V、駆動周波数6.25kHzと
した。各記録液における紙への染着性の評価を行ない、
結果を表1に示した。なお、記録の評価は以下の方法に
従って行なった。 評価方法:記録紙にベタ部を記録した。得られたベタ印
字部の表面を光学的に20倍に拡大して観察し、以下の
基準に従って評価した。 ◎:紙の繊維が完全に染着されていた。 ○:紙の繊維がほとんど染着されていた。 △:紙の繊維に染着されていない部分が少し見られた。 ×:紙の繊維のほとんどが染着されていなかった。
【0037】
【表1】 :PBペーパー(キヤノン株式会社) :4024ペーパー(ゼロックス社製)
【0038】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の記録液
は、異なる種類の被記録材、特に普通紙の紙繊維に対す
る均一な染着性を有し、そのために十分な画像濃度、及
び画像堅牢性を得ることができる。また、本発明の記録
液を用いる、あるいは本発明の記録液を収納納した収納
部を有するインクジェット記録装置を用いることで、多
種の被記録材、なかでも普通紙を広範に利用できるイン
クジェット記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用し得るインクジェットヘッドの一
例の主要部の部分断面図である。
【図2】本発明に適用し得るインクジェットヘッドの一
例のオリフィス面を示す図である。
【図3】本発明に適用し得るインクジェットヘッドの一
例の主要部の斜視図である。
【図4】本発明に適用し得るインクジェット記録装置の
一例の斜視図である。
【図5】本発明に適用し得るインクカートリッジの一例
の断面図である。
【図6】本発明に適用し得るインクジェットヘッドの一
例の斜視図である。
【符号の説明】
13 ヘッド部 14 溝 15 発熱ヘッド 16 保護層 17−1、17−2 アルミニウム電極 18 発熱低抗体層 19 蓄熱層 20 基板 22 オリフィス 23 メニスカス 24 液滴 25 被記録材 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 40 収容部 42 栓 44 吸収体 45 インクカートリッジ 51 給紙部 52 紙送りローラ 53 排紙ローラ 61 ブレード 62 キャップ 63 吸収体 64 突出回復部 65、71 ヘッド部65 66 キャリッジ 67 ガイド軸 68 モータ 69 ベルト 70 記録ユニット 72 大気連通口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B41J 2/01 B41J 3/04 101Y 2/175 102Z

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性液媒体と、黒色染料とを含む記録液
    において、前記黒色染料が、カルボキシル基を1つ以上
    有する黒色染料分子と、スルホン基を2つ以上有する黒
    色染料分子を含むことを特徴とする記録液。
  2. 【請求項2】 前記カルボキシル基を1つ以上有する染
    料分子がジアゾ骨格を有する請求項1に記載の記録液。
  3. 【請求項3】 前記スルホン基を2つ以上有する染料分
    子として、ジアゾ骨格を有する染料分子と、トリスアゾ
    骨格を有する染料分子を含む請求項1または2に記載の
    記録液。
  4. 【請求項4】 水性媒体中に、前記カルボキシル基を1
    つ以上有する黒色染料分子を主体とする第1の黒色染料
    と、前記スルホン基を2つ以上有する黒色染料分子を主
    体とする第2の黒色染料とを併用することで得られる請
    求項1〜4のいずれかに記載の記録液。
  5. 【請求項5】 前記第1の黒色染料の、第1の黒色染料
    と第2の黒色染料との合計量に占める割合が、20〜8
    0重量%である請求項4に記載の記録液。
  6. 【請求項6】 前記カルボキシル基を1以上有する黒色
    染料分子が、下記一般式(1): 【化1】 (式中、Wはカルボキシル基を、Xは水素原子、カルボ
    キシル基またはスルホン基を、Yは水素原子、カルボキ
    シル基またはスルホン基を、Zは水素原子、カルボキシ
    ル基またはスルホン基を、R1は水素原子、カルボキシ
    ル基及びアルコキシル基の少なくとも一方で置換された
    アルキル基、置換もしくは未置換のフェニル基、または
    置換もしくは未置換のアルカノイル基を、それぞれ表わ
    す。)で示される請求項1〜5のいずれかに記載の記録
    液。
  7. 【請求項7】 前記スルホン基を2つ以上有する黒色染
    料分子として、下記一般式(2)及び(3)から選択さ
    れた少なくとも1種を含む請求項1〜6のいずれかに記
    載の記録液。 【化2】 【化3】 (式中、 Q1は低級アルキルカルボニルアミノ基及び低級アルコ
    キシ基から選択された少なくとも1種により置換された
    フェニル基もしくはナフチル基;またはスルホン基で置
    換されたナフチル基を表わし、 Q2はスルホン基で置換されたナフチル基;または低級
    アルコキシ基で置換されたフェニル基を表わし、 R2及びR3はそれぞれ独立して、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基または低級アルキルカルボニル基を表わ
    し、 R4は水素原子またはスルホン基で置換されたフェニル
    基を表わし、 nは0または1であり、 Mはアルカリ金属または置換されていても良いアンモニ
    ウム基を表わす。)
  8. 【請求項8】 記録液を記録信号に応じてオリフィスか
    ら吐出させて、被記録材に付着させて記録を行なうイン
    クジェット記録方法において、 請求項1〜7のいずれかに記載の記録液を用いることを
    特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 前記オリフィスからの吐出が、前記記録
    液に熱エネルギーを作用させることで行われる請求項8
    に記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 記録液を収容した記録液収容部と、該
    収容部からの記録液を液滴として吐出させるためのイン
    クジェットヘッド部とを有する記録ユニットにおいて、 前記記録液が、請求項1〜7のいずれかに記載の記録液
    であることを特徴とする記録ユニット。
  11. 【請求項11】 前記インクジェットヘッドが、熱エネ
    ルギーを記録液に作用させてその液滴を吐出する請求項
    11に記載の記録ユニット。
  12. 【請求項12】 前記記録液収容部が、収納室内に記録
    液を吸収して保持した吸収体を充填した構成を有する請
    求項10または11に記載の記録ユニット。
  13. 【請求項13】 前記吸収体がポリウレタン、セルロー
    ス及びポリビニルアセテートから選択された材料から形
    成されている請求項12に記載の記録ユニット。
  14. 【請求項14】 記録液を収容した記録液収容部を有す
    るインクカートリッジにおいて、 前記記録液が、請求項1〜7のいずれかに記載の記録液
    であることを特徴とするインクカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記記録液収容部が記録液を充填した
    容器部を有し、該容器の記録液と接する面がポリオレフ
    ィンから形成されている請求項14に記載のインクカー
    トリッジ。
  16. 【請求項16】 前記記録液収容部が、収納室内に記録
    液を吸収して保持した吸収体を充填した構成を有する請
    求項14に記載のインクカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記吸収体がポリウレタン、セルロー
    ス及びポリビニルアセテートから選択された材料から形
    成されている請求項16に記載のインクカートリッジ。
  18. 【請求項18】 記録液を収容した記録液収容部と、該
    収容部からの記録液を液滴として吐出させるためのイン
    クジェットヘッド部とを有する記録ユニットを備えたイ
    ンクジェット記録装置において、 前記記録液が、請求項1〜7のいずれかに記載の記録液
    であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 前記インクジェットヘッドが、熱エネ
    ルギーを記録液に作用させてその液滴を吐出する請求項
    18に記載のインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 前記記録液収容部が、収納室内に記録
    液を吸収して保持した吸収体を充填した構成を有する請
    求項18または19に記載の記録ユニット。
  21. 【請求項21】 前記吸収体がポリウレタン、セルロー
    ス及びポリビニルアセテートから選択された材料から形
    成されている請求項20に記載の記録ユニット。
  22. 【請求項22】 記録液を収容した記録液収容部と、該
    記録液収容部からの記録液を吐出させるためのインクジ
    ェットヘッド部と、該記録液収納部から該インクジェッ
    トヘッド部へ記録液を供給するための記録液供給系とを
    備えたインクジェット記録装置において、 前記記録液が、請求項1〜7のいずれかに記載の記録液
    であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  23. 【請求項23】 前記インクジェットヘッドが、熱エネ
    ルギーを記録液に作用させて吐出する請求項22に記載
    のインクジェット記録装置。
  24. 【請求項24】 前記記録液収容部が記録液を充填した
    容器部を有し、該容器の記録液と接する面がポリオレフ
    ィンから形成されている請求項22または23に記載の
    インクジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 前記記録液収容部が、収納室内に記録
    液を吸収して保持した吸収体を充填した構成を有する請
    求項22または23に記載のインクジェット記録装置。
  26. 【請求項26】 前記吸収体がポリウレタン、セルロー
    ス及びポリビニルアセテートから選択された材料から形
    成されている請求項25に記載のインクジェット記録装
    置。
  27. 【請求項27】 前記記録液収容部がインクカートリッ
    ジ中に設けられている請求項22〜26のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
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