JPH11208683A - 包装袋 - Google Patents
包装袋Info
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- JPH11208683A JPH11208683A JP2158098A JP2158098A JPH11208683A JP H11208683 A JPH11208683 A JP H11208683A JP 2158098 A JP2158098 A JP 2158098A JP 2158098 A JP2158098 A JP 2158098A JP H11208683 A JPH11208683 A JP H11208683A
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Abstract
際、袋内に封入された空気が、段積みを安定してできる
ように袋内に封入される空気を排気でき、排気通路から
の水の侵入して内容物を濡らすおそれの無い包装袋を提
供することである。 【解決手段】 粒状または顆粒状の内容物を包装するた
めの袋であって、前記袋の少なくとも一辺のシール形状
が15〜30mmの間隔をおいて、内容物側に第一のシール
線、縁部側に第二のシール線を設けた包装袋であって、
前記第一のシール線および第二のシール線には、シール
部と非シール部とを配し、前記第一のシール線の非シー
ル部の外側に位置する第二のシール線には、連続したシ
ール部または7mm 以下の非シール部の不連続シール部を
形成し、かつ、第一のシール線のシール部の外側に位置
する第二のシール線は、非シール部とするかまたは10mm
以上の非シール部を有する不連続シール部を形成した米
用包装袋であって、前記2本のシール線の間であって、
前記第一のシール線の両端部の近傍に点状シール部を形
成したことを含む。
Description
物を充填する包装袋に関する。
いは顆粒状の肥料等の特に粒状内容物を包装する包装袋
の場合は、その内容量が、5kg 、10kgあるいは20kgと重
量のあるものとなることもあって、内容物を充填した前
記包装袋をパレットの上等に高積みすることが多い。こ
の高積みの際に、前記包装袋に通気性がないと、前記内
容物とともに封入された空気のために、これらの袋を積
み重ねる時に極めて不安定なものとなってしまう。そこ
で、前記内容物と一緒に袋内に封入された空気が、高積
みする際に自然に袋の外部に排出される袋が求められて
いた。図3は、従来技術による包装袋の構造を説明する
図であり、図3(a)は袋21の周縁のシール部23に
非シール部24を設けたものであり、図3(b)は袋3
1に微小な貫通孔34を設けた例である。図3(c)
は、袋41の一部を通気性材料43を用いた例である。
そこで、前記袋内の空気を袋外に排出する方法として、
図3(a)に示すように、袋の周縁シール部23の一部
に非シール部24を形成し、袋に圧力が加わったとき
に、該非シール部24から袋内の空気が抜ける、つまり
空気抜け部を形成する方法が提案されている。(例え
ば、特開平8-26300)、実公昭62-19551等参照) 。前記空
気抜け部は、内容物が外に零れ出ない巾にシール歯形を
切り欠くことにより、袋の端部シール辺に形成するもの
である。また、前記、図3(b)に示したように、袋3
1の一部に微小な貫通孔34を設けることも行われる。
前記微小な貫通孔34は、鋭利な突起物を袋に突き刺し
て形成する方法や、凹凸の抜き型により形成する方法も
或る。この方法により形成される貫通孔34において
も、内容物が零れ出ない程度の孔径としている。さら
に、前記図3(c)に示したような袋41の一部に通気
性(排気性)材質からなる材料43を用いて、該通気性
材料43の部分から袋41の内部に封入された空気を排
気する方法も提案されている。また、図3(c)に示す
ように、袋の一部に通気性材料を用いることにより、通
気性を付与することができる。図3(c)の例は、製袋
のために、まず、筒状体を形成する際に、フィルムの両
端に間隔をあけ、その部分を通気性材料とする方法であ
り、その他、フィルムに切欠部を設け、通気性材料をそ
の周縁でシールすることも可能である。
装袋には、段積み時の安定のために排気部が設けられて
いる場合が多いが、それぞれの方法に問題がある。例え
ば、図3(a)に示す、袋21の周縁シール部に非シー
ル部を設ける方法では、排気性を良くすると、前記非シ
ール部からの、害虫や水分の侵入等のおそれがあり、ま
た、害虫や水分の侵入を避けるために非シール部を小さ
く(巾を狭く)すると、排気性が悪くなり、非シール部
の大きさ(巾)の設定が難しかった。また、前記図3
(b)に示した袋31に貫通孔34を設ける方法におい
ては、内容物Cが穀物のような食品である場合には、袋
の外から、前記貫通孔34を通って、水分が侵入して内
容物を濡らす心配があった。また、小孔は小さいといえ
ども、消費者にとっては虫等の異物が侵入しないか不安
を与えるものであった。前記図3(c)に示した方法、
すなわち、通気性材料として、不織布等を袋の一部に用
いる方法は、通気性のコントロールのし易さ、水分や害
虫の袋内への侵入防止の点では優れているが、前記通気
性材料は、かなり高価な材料であり、また、袋に部分的
に接着する工程のために専用の装置または治具を用意す
る必要がある。通気性材料を袋に装着(接着)するため
に、製袋速度が制限されることもあり、この方法におい
ては、包装袋として、コスト高なものとなる。そこで、
本発明は、米用等の包装袋をパレット上に段積みする
際、袋内に封入された空気が、段積みを安定してできる
ように袋内に封入される空気を排気でき、排気通路から
の水の侵入して内容物を濡らす等のおそれの無い包装袋
を安価に提供することである。
物を包装するための袋であって、前記袋の少なくとも一
辺のシール形状が15〜30mmの間隔をおいて、内容物側に
第一のシール線、縁部側に第二のシール線を設けた包装
袋であって、前記第一のシール線および第二のシール線
には、シール部と非シール部とを配し、前記第一のシー
ル線の非シール部の外側に位置する第二のシール線に
は、連続したシール部または7mm 以下の非シール部の不
連続シール部を形成し、かつ、第一のシール線のシール
部の外側に位置する第二のシール線は、非シール部とす
るかまたは10mm以上の非シール部を有する不連続シール
部を形成した包装袋であって、前記2本のシール線の間
であって、前記第一のシール線の両端部の近傍に点状シ
ール部を形成したことを含む。
、10kg、20kg等とかなりの重量となる包装袋であるた
めに、内容物を充填してから小売店までの流通過程にお
いて、パレットの上に段積みされることが多く、そのた
め、前記段積みの作業に支障のない時間内において、袋
内に封入された空気を排出できる排気性が求められる。
図1は、本発明の包装袋の実施例を示す、(a)平面
図、(b)Y部拡大図である。図2は、包装袋の各種の
袋形式を説明する平面図である。本発明に係る包装袋に
用いられる袋は、図2に示すような各種の袋方式が使用
できる(図2における各方式とも、その袋部位を共通の
符号にて示している)。これらの袋形式は従来から米用
等の包装袋として用いられている形式の袋である。例え
ば、図2(a)に示す袋は、インフレーション製膜法に
より得られるチューブ等を所定の長さに切断し、上下シ
ール部12により袋とするもので、2方シール袋と称さ
れるものである。図2(b)に示す袋は、袋の4辺をシ
ールしてなる4方シール袋とよばれる袋である。図2
(c)に示す袋は、所定の巾のフィルムを筒状に成形し
て、背貼りシールをし、かつ、上下シール部により製袋
されるピロータイプと呼ばれる袋である。
際、袋内に封入された空気を排気することができるけれ
ども、内容物が零れ出ないこと、水分が侵入しないこと
等の条件に適合する包装袋について種々研究の結果、包
装袋のシール辺の少なくとも一辺のシール形状におい
て、以下に述べるような排気構造を有するシール形(以
下、本シール形と記載する)とすることにより、本発明
を完成するに到った。前記本シール形は、前記の各種の
袋形式に適用することができるものであり、シール辺の
一辺にのみ適用しても良いし、複数のシール辺に適用し
てもよい。例えば、図1(a)に示す実施例では、4方
シール袋、Mo 、両側のM1 及びM2 の4辺のシールの
4方シールの一辺M0 を本発明によるシール部形状とし
たものである。
り得られるシール形状である。すなわち、図1(a)に
図示するように、15〜30mmの間隔をもって形成される2
本のシール線4、5であって、以下、内容物が収納され
る袋内部を主室2、前記2本のシール線の間に形成され
る空間部を副室3として説明する。副室3は、図1
(b)または図1(c)に示すように、副室3と副室
3とに分けられる。本発明に係る包装袋の前記本シー
ル形M0 について更に詳細に説明する。図1(b)また
は図1(c)に拡大して示したように、前記本シール形
Mo は、15〜30mmの間隔をおいて、かつ、いずれも、シ
ール部HSと非シール部NSとが線上に配された2本の
シール線4,5からなり、主室2側の第一のシール線4
の非シール部NS4の第二のシール線5は、図1(c)
に示すような連続したシール部HS5、または図1
(b)に示すような7mm 以下の非シール部NS5とシー
ル部HS5との不連続シール部を形成し、かつ、第一の
シール線4のシール部HS4の第二のシール線5として
は、全域を非シール部NS5とするかまたは10mm以上の
非シール部NS5とシール部HS5とからなる不連続シ
ール線5を形成したことを特徴とする包装袋1であり、
かつ、前記2本のシール線の間であって、前記第一のシ
ール線4のシール部の両端部を含む前記第一、第二のシ
ール線と直角に交わる線を境界線6−6′とすると、前
記第一、第二のシール線の間であって、該境界線上に独
立した点状シール部HS6(以下、シール部HS6と記
載する)を設けることができるものである。
1における段積み時の排気について説明する。内容物を
充填する際に同時に主室2内に封入された空気は、袋の
積み上げの時の加圧によって、まず、第一のシール線4
の非シール部NS4を経て副室3にたまる。副室3
の空気は、非シール部NS5および/または非シール部
NS6を通って副室3へ、さらにNS5から袋の外へ
排気される。副室3の数は、本シール形M0 一辺につ
き、1から5箇所設けることが望ましく、図1(a)
は、副室3を3箇所とした例である。副室3の大き
さは、2本のシール線4、5の間隔と第一のシール線4
の非シール部NS4の長さにより確定する。前記2本の
シール線の間隔は、15〜30mmとする。その間隔が15mm未
満の場合、副室3から袋外への排気または副室3へ
の排気の設計が困難となる。前記間隔が30mmを超えると
本シール形M0 が大きくなりシール型として装着しにく
くなり、かつ、袋の寸法も大きくすることになり、コス
トに影響する。
の通路となる各非シール部NSの寸法、およびシール部
の寸法(巾)は重要である。非シール部NS4の長さは
15〜30mm、好ましくは20〜25mmとする。前記長さが15mm
未満の場合、米用等の包装袋が積み上げ時の加圧により
膨らんだ状態で、表裏フィルムの張力により、フィルム
間が広がらない状態となり、通路として機能しない状
態、つまり、通路が塞がれる。その結果、袋内の空気が
副室3に流れにくくなり、排気性が悪くなる。また、
前記長さが30mmを超えた場合、落下時に通路際のシール
部に力が集中するため、落下による破袋の危険がある。
る場合には、非シール部NS5の長さと非シール部NS
6の長さは略同じであることが望ましく、いずれの長さ
も、具体的には7mm 以下、好ましくは3 〜5mm である。
その長さが3mm 未満であると、空気が抜けにくくなる。
また、前記長さが7mm を超えると内容物が零れでるおそ
れがある。非シール部NS4の第二のシール線5は、図
1(c)に示すように、その全域がシール部HS5とし
てもよい。この場合は、袋内の空気は、副室3から、
非シール部NS6を通って、副室3に入り、その第二
のシール線5の非シール部NS5を通って袋外へ排気さ
れるか、または図1(c)に示したように全域非シール
部NS5であればそのまま排気となる。
記各線毎に1または2箇所程度とする。図1においては
いずれも、シール部HS6は1箇所の例である。境界線
6に形成する非シール部NS6長さは前述のように7mm
以下 、好ましくは5 〜6mm とする。
ために、副室3の第二のシール線5に設ける非シール
部NS5の巾は3mm 以上とする。排気のために、図1
(c)に示すように副室3の第二のシール線5は全域
非シール部NS5としてもよい。但し、ただし、全域非
シール部NS5とした場合、この部分の表裏フィルムが
反れば(開けば)水などが侵入しやすくなるので、これ
を防止するために、副室3には、5 〜30mmの非シール
部NS5とともにシール部HS5を設けることが好まし
い。
ル巾2 〜5mm であればよい。またこの長さは、前述のよ
うに落下時の強度を確保するためにも30mm以上が望まし
い。また、第二のシール線5のシール部HS5の巾は2
〜5mm 、長さは非シール部NS5との兼ね合いで2mm 以
上であればよい。
装袋として用いられている袋材質のいずれの材質であっ
てもよい。例えば、ポリエチレン等の単体フィルムから
なるもの、または、少なくとも基材層とシーラント層と
を含む2層以上の層からなる積層材料であってもよい。
の製袋においてシールされる周縁のシール部の少なくと
も一辺のシールに用いるシール型の形状を替えるだけ
で、任意の排気性とすることができ、水や害虫の侵入の
おそれの少ないものとすることができ、その製造コスト
も上昇しないものである。
レンを40μm押し出しラミネートした積層フィルムを用
いて図1のような10kgの米用の包装袋(外寸360mm ×58
0mm)を作成した。実施例1〜8における各部の寸法は表
1の通りとした。また、参考例は市販の従来タイプの10
kg用米袋の孔あけ袋とした。
〜60mmの間に設定し、また、通路4 〜6 のシール部の巾
を2.5mm 、長さを3.5 〜6mm の間に設定した。 <評価方法> 排気性評価:各包装袋にそれぞれ12リットルの空気を
封入し、1個当たり10kgの荷重をかけて完全に脱気する
までの時間(秒)を測定した。 落下試験:各包装袋にそれぞれ10kgの米を封入し、1m
の高さから垂直、水平、サイド方向に各3回落下させて
破袋の有無を調べた。 (記号) (評価基準) ○ : 破袋なし × : 破袋あり 段積みテスト:各包装袋にそれぞれ10kgの米を封入し、
パレット上に8 段積み、荷崩れの有無を調べた。 (記号) (評価基準) ○ : 荷崩れなし × : 荷崩れあり 水侵入の防止性:各包装袋にそれぞれ10kgの米を封入
し、パレット上に8 段積み、上からホースで水をかけて
袋内部への水の侵入の有無を調べた。 (記号) (評価基準) ○ : 水侵入なし × : 水侵入あり <評価の結果>上記のような、試験方法による評価の結
果は、表2に示す通りであった。
題なく、米用等の包装袋として使用し得るものであっ
た。参考例の場合には、通気性や米の零れ防止性は問題
ないが、水分の侵入のおそれがある。得られた、前記の
各実施例の包装袋に所定の量の米を封入した包装袋を、
段積みしたが、袋内の空気は速やかに袋外に排出され、
パレットに段積みした際にも荷崩れなどを起こすことは
なかった。また、水の侵入も防ぐことができ、米用等の
包装袋として、安定して使用出来るものであった。
する際、袋内に封入された空気は、本発明によるシール
部から排気され、安定した積み上げが可能となった。ま
た、排気通路から水が侵入して内容物を濡らすおそれの
無い包装袋となった。
図、(b)Y部拡大図、(c)第二のシール線を別のシ
ール型とした場合の拡大図
それぞれの部分拡大図、または断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 粒状または顆粒状の内容物を包装するた
めの袋であって、前記袋の少なくとも一辺のシール形状
が15〜30mmの間隔をおいて、内容物側に第一のシール
線、縁部側に第二のシール線を設けた包装袋であって、
前記第一のシール線および第二のシール線には、シール
部と非シール部とを配し、前記第一のシール線の非シー
ル部の外側に位置する第二のシール線には、連続したシ
ール部または7mm 以下の非シール部の不連続シール部を
形成し、かつ、第一のシール線のシール部の外側に位置
する第二のシール線は、非シール部とするかまたは10mm
以上の非シール部を有する不連続シール部を形成したこ
とを特徴とする包装袋。 - 【請求項2】 前記2本のシール線の間であって、前記
第一のシール線の両端部の近傍に点状シール部を形成し
たことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02158098A JP3966977B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02158098A JP3966977B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11208683A true JPH11208683A (ja) | 1999-08-03 |
JP3966977B2 JP3966977B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=12058987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02158098A Expired - Fee Related JP3966977B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3966977B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009114369A1 (en) | 2008-03-07 | 2009-09-17 | The Procter & Gamble Company | Package for granular compositions |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP02158098A patent/JP3966977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009114369A1 (en) | 2008-03-07 | 2009-09-17 | The Procter & Gamble Company | Package for granular compositions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3966977B2 (ja) | 2007-08-29 |
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