JPH11208070A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH11208070A
JPH11208070A JP10016981A JP1698198A JPH11208070A JP H11208070 A JPH11208070 A JP H11208070A JP 10016981 A JP10016981 A JP 10016981A JP 1698198 A JP1698198 A JP 1698198A JP H11208070 A JPH11208070 A JP H11208070A
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JP
Japan
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printer
controller
signal
control unit
engine control
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JP10016981A
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Inventor
Katsuyuki Takahashi
克幸 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重要度の高いクライアントからの出力要求に
対するプリンタの動作をユーザの要求に近いものとす
る。 【解決手段】 プリンタが自分自身の資源の状態と、出
力要求を行っているクライアントの優先度に合わせて、
出力要求をそのまま出力するか、出力要求を代替手段を
用いて出力するか、あるいは出力要求を拒否するか、の
判断を行う手段を設け、重要なクライアントからの出力
要求が来ても資源不足で出力ができない、といった事態
を回避できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント機能と複
写機能の両方を有する印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印字装置においては、図17に示
すような構成でプリント機能を実現していた。この装置
は、ホストコンピュータ2104と、プリンタ2102
と、ホストコンピュータから送られてきた画像データを
プリンタの動作に合わせて送り出すプリンタコントロー
ラ2103とからなる。なお、2105はネットワーク
を示す。図24の印字装置は図17の構成に画像読み取
り装置2501を追加し、画像読み取り装置2501を
ネットワーク2105経由で、もしくは直接ホストコン
ピュータ2104に接続し、画像読み取り機能を設けた
ものである。
【0003】また、従来の印字装置は、図25に示すよ
うな構成に変更することでプリント機能と複写機能を実
現していた。この装置は、原稿を読み取る画像読み取り
装置2501と、図17に示したプリントコントローラ
2103に対し、同装置(リーダ部)2501と通信が
できるようにしたコントローラ部2602と、リーダ部
2501とコントローラ部2602のどちらか一方を選
択するセレクタ部2603と、リーダ部2501とコン
トローラ部2602との通信ライン2601とからな
る。
【0004】上記のような構成の印字装置においては、
出力要求を行うホストコンピュータ(クライアント)は
ネットワーク上に複数あることが多い。このため、プリ
ンタ側では、すべてのクライアントからの出力要求を受
け付けるか、あるいは出力要求を受理するクライアント
と受理しないクライアントを静的に設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、上述のように、ホストコンピュータからの出力要
求の許可/不許可を静的に設定していたため、以下のよ
うな不具合が発生していた。
【0006】すなわち、複数のホストコンピュータから
の出力を許可している場合に、プリンタの資源、特に消
耗が激しいトナー等が、残り少なくなっても、許可した
ホストコンピュータのすべてから出力できるため、重要
なクライアントからの出力要求が来ても資源不足で出力
ができない、という事態が発生することがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】そこで、本発明
の印字装置においては、プリンタが自分自身の資源の状
態と、出力要求を行っているクライアントの優先度に合
わせて、出力要求をそのまま出力するか、出力要求を代
替手段を用いて出力するか、あるいは出力要求を拒否す
るか、の判断を行う手段を設け、上記のような不具合を
回避できるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例によって説明する。
【0009】〔全体の構成〕図1は本発明を実施した印
字装置の概観図であり、本発明の特徴を最もよく表す図
面である。
【0010】図において、101はリーダ枠体、102
は原稿台、103は光源、104は光電変換手段、10
5はアナログデジタル変換手段、106はリーダコント
ローラである。2001はプリンタ本体、2002はプ
リンタの紙搬送制御や画像形成制御を行うDCコントロ
ーラ(エンジン制御部)、2003は画像形成部であ
る。2103は図17におけるプリンタコントローラで
あり、図16に示す通り、プリンタ本体2001に内蔵
されている。また、2104は1対1もしくはネットワ
ークを介してプリンタコントローラ2103に接続され
ている、図17のホストコンピュータである。2004
はオプションで追加できる給紙カセットデッキであり、
2005はオプションで追加できるソータであり、20
06はオプションカセットデッキとオプションソータを
制御するオプションコントローラである。
【0011】リーダコントローラ106は、前記アナロ
グデジタル変換手段105から出力されたデジタル画像
処理手段や画像の読み取りを行うための不図示のモータ
制御手段、及び、前記DCコントローラ2002やプリ
ンタコントローラ2103との通信制御を行う機能を有
する。本実施例においては、リーダコントローラ106
をプリンタ本体2001内に配置し、DCコントローラ
2002やプリンタコントローラ2103との通信制御
を行うための機外テーブルを有さない構成になってい
る。
【0012】〔プリンタコントローラとプリンタの構
成〕本実施例では、プリンタコントローラとプリンタの
間にリーダコントローラ106を接続し、プリンタコン
トローラ及びプリンタとの間で処理を行う。ここでは、
その前提となるプリンタコントローラとプリンタの構成
について説明する。
【0013】まず、全体構成を図17を用いて説明す
る。2101はビデオI/Fであり、後述するプリンタ
2102とプリンタコントローラ2103間の通信を行
うものである。このI/Fの各信号についての詳細は後
述する。2102はプリンタであり、I/F2101を
介して受け取る電気画像信号を目に見える形に形成し、
記録紙に転写し、定着した後出力する。これらの画像形
成シーケンスを実現するために、各種の負荷を制御す
る。その他に、プリンタの状態を検知し、プリンタコン
トローラに対して通知する働きも行っている。2103
はプリンタコントローラであり、ホストコンピュータ2
104あるいはネットワーク2105を介して送られて
くるデータを受け取る。これは、ビットマップデータ
や、PDL(Page Discription Language )記述のデー
タなど様々な形式で送られてくる。このデータをメモリ
に展開して、ラスタ形式のデータとして、プリンタ21
02へとデータを転送する。このようにして、ホストコ
ンピュータ2104で作成されたデータをプリンタ出力
することができる。
【0014】次に、プリンタコントローラとプリンタを
接続しているビデオI/F2101について図2によっ
て詳細を説明する。2103はプリンタコントローラを
示す。2002は、図21に示したプリンタ2102の
内部にあるエンジンの制御を行うエンジン制御部(DC
コントローラ)である。プリンタコントローラ2103
とエンジン制御部2002の間には、図に示すような信
号のやり取りが行われている。
【0015】図3にビデオI/Fの信号を一覧表で示
す。ここでは特に図2に示した代表的な信号についての
み説明を行う。
【0016】まず、203の/PPRDYはプリンタに
電源が供給された後、初期設定等の処理が終了した後、
プリンタコントローラとの通信が可能となったことを示
す信号である。
【0017】204の/CPRDYは、プリンタコント
ローラに電源が供給され、初期設定等の処理が終了した
後、エンジン制御部との通信が可能となったことを示す
信号である。
【0018】205の/RDY信号は、エンジン制御部
がプリンタコントローラからプリント開始指示(後述の
/PRNT信号)により、プリント動作可能になったこ
とを示す信号である。この信号が真になる条件は、定着
器内の温度が所定温度に達しているか、記録紙がプリン
タ内に残留していないか、ポリゴンミラーが所定の速度
で回転しているか等のプリンタの各部分が正常に動作し
ている場合のみである。
【0019】206の/PRNT信号は、プリンタコン
トローラがエンジン制御部に対して、印字動作の開始、
あるいは継続を指示する信号である。
【0020】207の/TOP信号は、エンジン制御部
からプリンタコントローラに対して渡される、画像の垂
直走査の基準となる同期信号である。この信号は、20
6の信号がプリンタコントローラから出力された後、一
定時間後に出力される。
【0021】208の/LSYNC信号は、プリンタコ
ントローラが水平走査の基準とする同期信号であり、/
TOP信号と同様、206の信号がプリンタコントロー
ラから出力された後、一定時間後にプリンタコントロー
ラに対して出力される。
【0022】209の/VCLK信号は、後述するに/
VDOEN及び/VDO信号のための同期クロックであ
り、プリンタコントローラから画像信号に対応する周波
数のクロックを発生する。
【0023】210の/VDOEN信号は、プリンタコ
ントローラが出力する画像信号のエンジン制御部への取
り込みを制御する信号である。エンジン制御部は、/V
CLK信号に同期してこの信号がTRUE/FALSE
であるかを検出し、TRUEの場合は画像信号を取り込
み、FALSEの場合は取り込みを行わない。
【0024】211の/VDO信号は画像データであ
る。プリンタコントローラは、垂直方向に対しては、/
TOP信号、水平方向に対しては/LSYNC信号を基
準として、/VCLK信号に同期して出力する。
【0025】212の/CCLK信号は、プリンタコン
トローラがシリアルコマンドをエンジン制御部に送信す
るとき、及びエンジン制御部がシリアルステータスをプ
リンタコントローラに対して返答するときの同期クロッ
クであり、プリンタコントローラから出力される。
【0026】213の/CBSY信号は、プリンタコン
トローラが、後述する/CMD信号を用いてシリアルコ
マンドを送信していることをエンジン制御部に示す信号
である。
【0027】214の/CMD信号は、プリンタコント
ローラがエンジン制御部へシリアル情報を送信する場合
に使用する信号であり、シリアル情報をコマンドと呼ぶ
ことにする。
【0028】215の/SBSY信号は、エンジン制御
部が/STS信号を用いてシリアルステータスを返信し
ていることをプリンタコントローラに示す信号である。
【0029】216の/STS信号は、エンジン制御部
がプリンタコントローラに対してシリアル情報を返答す
るときに使用する信号であり、シリアル情報をステータ
スと呼ぶことにする。
【0030】217の/CCRT信号は、プリンタ内部
のステータスが変化したときにプリンタコントローラに
対して報告するための信号である。プリンタコントロー
ラがこの報告信号を受けると、/CMD信号を使ってエ
ンジン側の状態の何が変化したかを問い合わせるコマン
ドを発行し、それに対してエンジン制御部は、/STS
信号でその状態を知らせる。
【0031】次に、エンジン制御部2002が制御する
プリンタについて図4を用いて説明する。図4はプリン
タを前面から見た図である。
【0032】401は、スキャナーであり、プリンタコ
ントローラから送られてきた画像信号/VDOを受け取
り、レーザー光に変換したのち、感光体402に照射
し、感光体上に画像を形成する。感光体402は反時計
回りに回転しながら、色現像器403や黒現像器404
に到達する。現像器403,404は、感光体402上
に帯電された電荷に応じてトナーを感光体402上にの
せる(現像させる)働きをする。画像が白黒のときは、
現像器404のみが動作し、カラーのときは、両方の現
像器403,404が使用される。次に、感光体402
に生成された画像は、時計回りに回転している中間転写
体405に転写される。この中間転写体405は、白黒
の場合は1回転、カラーの場合は4回転して画像生成を
中間転写体405上に完了する。
【0033】一方で、上段カセット408、あるいは下
段カセット409からピックアップローラ411あるい
は412で給紙された記録紙が、給紙ローラ413ある
いは414に従って搬送され、搬送ローラ415で更に
レジ前まで搬送されていく。
【0034】そして、前述した中間転写体405で画像
形成が終了するタイミングで中間転写体405と転写ベ
ルト406の間にくるようなタイミングに制御されてい
る。ここに記録紙が到達したところで、転写ベルト40
6が中間転写体405に接して、トナーが記録紙に転写
される。記録紙に転写された画像は、定着ローラ407
で、熱と加圧により記録紙に定着される。
【0035】画像が定着された記録紙は、プリンタコン
トローラによりあらかじめ指定されていたフェイスアッ
プ排紙口417かフェイスダウン排紙口418のいずれ
かに搬送され、排紙される。以上のプロセスで、プリン
タコントローラから送られてきた画像情報を出力するこ
とができる。
【0036】次に、ビデオすI/F間でやり取りされる
信号のタイミングを図5に示す。この図は前述したビデ
オI/Fの信号説明を、時間経過に従って示したもので
ある。
【0037】まず、プリンタコントローラ2103の画
像情報の準備が完了すると、/PRNT信号をLow
(真)にしてエンジン制御部に伝える。それと同時に、
画像信号の転送に用いられる画像同期信号/VCLK信
号も発生する。
【0038】それに応答して、エンジン制御部は、プリ
ンタ内部の様々な設定等を行い、画像の受け入れが可能
となったところで、/TOP信号と/LSYNC信号を
プリンタコントローラに対して出力する。この垂直同期
信号/TOPと、水平同期信号/LSYNCに合わせ
て、プリンタコントローラは画像信号/VDOと、画像
有効信号である/VDOENをエンジン制御部に転送す
る。
【0039】次に、これらのプリント動作中にシリアル
通信でどのようなコマンドやステータスのやり取りが行
われているかを示す。図6は、プリンタコントローラと
エンジン制御部間での通信のタイミングを示したもので
ある。
【0040】まず、最下段の/CCRT信号を使わない
場合について説明する。プリンタコントローラがエンジ
ン制御部に対してコマンドを発行したい場合には、/C
BSY信号をLow(真)にして、クロック信号/CC
LKに同期させて/CMD信号にコマンドデータを送
る。それを受け取ったエンジン制御部は、/CBSY信
号がHigh(偽)であるのを確認した後、/SBSY
をLow(真)にしてコマンドに対応したエンジン側の
ステータスデータをプリンタコントローラから発生され
ている/CCLK信号に同期させて/STSに送る。こ
のステータスデータをプリンタコントローラが受け取
り、その状態によりプリント制御を続行したり、中断し
たりする。
【0041】次に、/CCRT信号について説明する。
この信号は、あらかじめプリンタコントローラが指定し
たエンジン側の状態に対して変化が生じた場合に、Lo
w(真)となる信号である。例えば、紙なしが発生した
場合に/CCRT信号を有効にするようにプリンタコン
トローラがあらかじめ/CMDで設定していたとする。
そこで残りの記録紙が1枚しかなく、プリンタコントロ
ーラが2枚のプリントアウト要求を出したとする。1枚
目は問題なくプリントシーケンス動作が正常に処理され
る。しかし、2枚目の記録紙が存在しないために、2枚
目の画像形成が開始された段階で、プリンタエンジン側
は状態の変化を検知し、/CCRT信号をHighから
Lowへ変化させる。この信号はプリンタコントローラ
に伝えられる。プリンタコントローラはこれを検知する
と、すぐにエンジン制御部に対してどの給紙カセットが
紙なしになっているかを知るために、給紙部紙有無ステ
ータスを要求するコマンドを発行する。それに従って、
エンジン制御部は紙なしカセットのステータスをコント
ローラ側に返す。/CCRT信号は、ステータスが返さ
れる/SBSY信号がLowになったタイミングでHi
ghにクリアされる。
【0042】では、具体的にプリンタコントローラとエ
ンジン制御部のコマンド/ステータスのやり取りを図7
に示して、プリント動作を説明する。これは、カラー出
力を想定している。
【0043】プリント開始要求が発生すると、プリンタ
コントローラは、画像データの変換処理等を行いつつ、
エンジン制御部に対してプリンタのレディ状態をチェッ
クにいく。次に記録紙の給紙段を指定のコマンドを発行
する。更に指定したカセットにある記録紙サイズを要求
するコマンドを発行する。これらの一連のコマンドに対
して、エンジン制御部は対応したステータスを返す。
【0044】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラ
ーの指定をするコマンドを発行することにより、プリン
タ側のすべての設定を終了する。
【0045】その後、プリンタコントローラはエンジン
制御部に対して、プリント要求/PRNT信号を発生す
る。これに応答する形で所定時間をエンジン制御部から
/TOP信号が返ってくる。この/TOP信号に垂直走
査方向は同期させて、更に/LSYNC信号に水平方向
を同期させて/VDO信号を/VCLKに合わせてエン
ジン制御部へと画像を転送する。ここでは、カラーモー
ドに設定したため、/TOP信号が4回発生しCMYK
4色分の画像を形成することになる。
【0046】そして、最終の/TOP信号の発生後、/
PRNT信号をHigh(偽)に戻す。これにより、エ
ンジン制御部はプリント要求が終了したことを検知し、
中間転写体のクリーニング動作などの後処理に移行す
る。更に転写されたプリンタコントローラは、エンジン
制御部に対して、記録紙搬送状態でない(排紙終了)を
確認した後、プリント終了となり、次のプリント要求が
発生するまで、レディ状態で待機する。
【0047】以上のような動作中に記録紙のジャムや、
前述した記録紙なしや、ユーザによるドアオープンなど
の、イリーガル状態が発生すると、前述した/CCRT
信号を用いて即座にエンジン制御部からプリンタの異常
をプリンタコントローラに伝える。プリンタコントロー
ラは、それに応じた対応処理を行うことになる。
【0048】以上がプリンタコントローラとプリンタ
(エンジン制御部)の間で行う処理である。
【0049】図16は、以上説明してきた電気的構成を
有する印字装置の概観図である。同図において、200
1はプリンタ本体、2002はプリンタの紙搬送制御や
画像形成制御を行うDCコントローラ、2003は画像
形成部である。2103は図21におけるプリンタコン
トローラであり、図16に示す通り、プリンタ本体20
01に内蔵されている。また、2104は1対1で、も
しくはネットワーク2105を介してプリンタコントロ
ーラ2103に接続されている図21のホストコンピュ
ータである。2004はオプションで追加できる給紙カ
セットデッキであり、2005はオプションで追加でき
るソータであり、2006は該オプションカセットデッ
キとオプションソータを制御するオプションコントロー
ラである。
【0050】〔リーダコントローラを装着した場合の構
成〕図8は以上説明した印字装置に、コンピュータから
転送されたデータを元にしてプリンタコントローラから
出力される画像データだけでなく、用紙上の原稿画像を
光学的に読み込んでデジタル信号に変換して出力するリ
ーダコントローラを装着した場合の外観図である。
【0051】801は原稿を光学的に読み取る部分まで
搬送するための原稿給送装置であり、802は光学読み
取り装置である。805は原稿台ガラスである。原稿給
送装置は光学読み取り装置と同期して駆動され、原稿給
送装置801によって原稿画像が原稿台ガラス上に移送
されると、光学読み取り装置は図の左右方向に移動しな
がら画像を走査し、適当な光学処理を加えた反射光を光
電変換部804に送る。803はプリンタ本体である。
【0052】図9は図2に示したプリンタコントローラ
とエンジン制御部の接続を示す構成図に、原稿画像を読
み取るためのリーダコントローラを装着した場合の電気
的な接続を表す構成図であり、本発明の内容を最もよく
表した図である。
【0053】すなわち、901がリーダコントローラで
あり、図2におけるプリンタコントローラ2103とエ
ンジン制御部2002との電気的中間に配置されてい
る。プリンタコントローラ2103とリーダコントロー
ラ901間、及び、エンジン制御部2002とリーダコ
ントローラ901間の信号線の種類は図2に示した信号
線の種類と同一の機能を有するものである。ただし、プ
リンタコントローラ2103間とエンジン制御部200
2間の信号とでは物理的に異なるので、信号名として、
前にはCを付け、後者にはPを付け区別する。902は
画像処理信号部である。903は前記光学読み取り装置
802を制御している原稿走査光学系制御部であり、9
04は前記原稿給送装置801を制御している原稿給送
制御部である。905は操作部である。906は画像入
力部であり、前記光電変換部804にて変換された画像
信号は、画像入力部906から入力され、リーダコント
ローラ901内部の画像信号処理部902に転送され
る。
【0054】次に、リーダコントローラ内のブロック図
を図18に示す。
【0055】同図において、901は図9に示したリー
ダコントローラであり、902は図9に示した画像処理
部であり、906は図9に示した画像入力部である。2
201はセレクタであり、画像処理部902の出力もし
くはプリンタコントローラから送られてきた信号かのど
ちらかを選択してエンジン制御部へ出力する。セレクタ
2201で切り替える信号系は画像クロック/VCL
K、画像イネーブル/VDOEN、画像データ/VDO
の3本である。2202はエンジン制御部との通信を行
うシリアル通信コントローラである。2203はシリア
ル通信コントローラでの通信を補う信号のやり取りをす
る入出力ポートである。2204は割り込みコントロー
ラである。割り込みコントローラには、画像先端要求信
号/PTOPとプリンタ状態変化信号/PCCRTが入
力されている。2205はプリンタコントローラとの通
信を行うシリアル通信コントローラである。2206は
通信コントローラでの通信を補う信号のやり取りをする
入出力ポートである。2207はゲートであり、プリン
タから送られてきた信号をプリンタコントローラへ送出
するかどうかを制御する。ゲート制御が行われるのは、
画像先端要求信号/TOPとライン同期信号/LSYN
Cである。2208はゲート機能及びフラグセット機能
を有する制御回路であり、プリンタ状態変化信号/CC
RTを制御する。ゲートが開閉により、エンジン制御部
が発行したプリンタ状態変化信号/PCCRTをプリン
タコントローラに伝えるかどうかを制御し、また、フラ
グをセットすることにより、リーダコントローラから、
プリンタ状態変化信号/CCRTをプリンタコントロー
ラに対して発行できる。2209は全体を制御している
CPUである。
【0056】〔コピー時の動作〕これらを用いて、フル
カラー原稿画像を読み取り、画像形成装置から出力する
ときの方法を説明する。操作部905上にある不図示の
コピー開始キーが入力されると、リーダコントローラ
は、コピーモードのために、ゲート部2207及び制御
回路2208を閉じ、また、セレクタ2201を画像処
理部902の出力が選ばれるように設定する。次いで、
入出力ポート2203を用いてエンジン制御部に対して
プリンタのレディ状態信号/PRDYのチェックにい
く。次に、シリアル通信コントローラ2202を用い
て、各種設定を行う。まず、記録紙の給紙段を指定する
コマンドを発行する。更に指定したカセットにある記録
紙サイズを要求するコマンドを発行する。これらの一連
のコマンドに対して、エンジン制御部は対応したステー
タスを返す。
【0057】次に排紙口を指定するコマンドで排紙口を
決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページモ
ード指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラー
の指定をするコマンドを発行することにより、プリンタ
側のすべての設定を終了する。
【0058】原稿給送装置801で原稿を原稿台上に給
送した後に、リーダコントローラはエンジン制御部に対
して、プリント要求/PPRNT信号を発生する。これ
に応答する形で所定時間後にエンジン制御部から/PT
OP信号が返ってくる。これを割り込みコントローラ2
204で処理し、/PTOP信号と同期させるように光
学読み取り装置802を動作させる。この/PTOP信
号に垂直走査方向は同期させて、更に/PLSYNC信
号に水平方向を同期させて、/PVDO信号を/PVC
LKに同期させ、光電変換装置804から画像処理部9
02へ入力された信号をエンジン制御部へと転送する。
ここでは、カラーモードに設定したため、光学読み取り
装置802を4回動作させ、4回発生させる/PTOP
信号に対してCMYK4色分の画像を形成することにな
る。
【0059】そして、最終の/PTOP信号の発生後、
/PPRNT信号をHigh(偽)に戻す。これによ
り、エンジン制御部はプリント要求が終了したことを検
知し、中間転写体のクリーニング動作などの後処理に移
行する。更に、転写された記録紙は定着ローラを通過
後、指定された排紙口に排出される。最後に、リーダコ
ントローラは、エンジン制御部に対して、記録紙搬送状
態でない(排紙終了)を確認した後、プリント終了とな
り、次のプリント要求が発生するまで、レディ状態で待
機する。
【0060】〔プリント時の動作〕これらを用いて、プ
リンタコントローラからの画像を画像形成装置から出力
するときの方法を説明する。コピー動作が終わった段階
でリーダコントローラはレディ状態となる。この際、リ
ーダコントローラはプリント時の動作のために、前記ゲ
ート2207と制御回路2208を開放する。リーダコ
ントローラは、入出力ポート2203を用いてエンジン
制御部に対してプリンタのレディ状態信号/PRDYを
チェックし、OKであれば前記入出力ポート2206を
用いて、プリンタコントローラに対しプリンタのレディ
状態信号/CRDYをセットする。
【0061】次いで、プリンタコントローラは各種設定
を行うために通信を行い、リーダコントローラは、それ
を、前記シリアル通信コントローラ2205を用いて、
受信し、CPU2209が解釈する。その内容に従い、
今度はリーダコントローラがシリアル通信コントローラ
2202を用いてそれを各種設定を行う。一連のコマン
ドに対して、エンジン制御部は対応したステータスをリ
ーダコントローラに返し、リーダコントローラがシリア
ル通信コントローラ2202を用いてそれを受信する。
受信した内容はCPU2209が解釈し、今度はシリア
ル通信コントローラ2205を用いてプリンタコントロ
ーラへ通信する。
【0062】次いで、プリンタコントローラはリーダコ
ントローラに対し、プリント要求/CPRNT信号を発
生し、リーダコントローラはそれを受けて、エンジン制
御部に対して、プリント要求/PPRNT信号を発生す
る。これに応答する形で所定時間後にエンジン制御部か
ら/PTOP信号が返ってくる。これを制御回路220
8に通し、/CTOP信号として、リーダコントローラ
に返す。リーダコントローラでは/CTOP信号に垂直
走査方向は同期させて、更に/PLSYNC信号がゲー
ト2207を通ってきた/CLSYNC信号に水平方向
を同期させて、/CVDO信号を/CVCLKに同期さ
せ、リーダコントローラへと転送する。リーダコントロ
ーラにおいては、セレクタ2201がコントローラから
送られてきた信号を選択するように設定されており、前
記コントローラから送られてきた信号が/PVCLK、
/PVDOEN、/PVDOとして、エンジン制御部へ
と送出される。
【0063】〔プリント時の動作とコピー時の動作の差
異〕ここで、プリント時の動作とコピー時の動作の差異
について、画像送出タイミングに関して説明する。
【0064】プリントコントローラ2103の構成に関
して詳細な説明は省略するが、内部に画像メモリを有し
ており、印字するための画像データはそこに事前に用意
されている。従って、エンジン制御部より送られてきた
画像先端要求信号/TOP信号に対して、印字データ/
VDOを出力できるまでに要する時間は電気的遅延時間
だけである。
【0065】それに対して、コピーモードにおいては光
学読み取り装置802を移動させながら原稿を読み取り
画像データを出力する。図20に示すように、該読み取
り装置を停止している状態から、原稿を読み取る高速で
移動している状態にするまでには、加速していくための
時間が必要であり、例えば、数100mS程度の時間を
要する。従って、エンジン制御部は、コピーモード時の
画像先端要求信号/TOP信号をプリントモード時の該
信号と同じタイミングに送出していては、エンジンに印
字画像データ/VDOが到達するのはコピーモードの方
が数100mS遅れてしまうことになる。そのための対
応として次の2案がある。
【0066】1./TOPをコピー時はプリント時より
早く送出する。
【0067】2.コピーモード時用に別信号(RSTA
RT)を設ける。
【0068】前記1案を行うには、リーダコントローラ
内の構成は図18のままでよく、コピーモード時は、/
TOP信号により、リーダコントローラは前記原稿読み
取り装置の移動を開始させる。また、前記2案を行うに
は図19に示す構成にすればよい。すなわち、エンジン
制御部から送出される画像先端要求信号/PTOPは、
プリントコントローラがプリントを行う場合にのみ、必
要な信号であり、リーダコントローラの割り込みコント
ローラに入力する必要はない。また、エンジン制御部か
ら送出される読み取り装置移動開始要求信号/RSTA
RTは、コピーモード時のみ、必要な信号であり、プリ
ントコントローラに送出する必要はない。
【0069】〔設定コマンドに対する制御〕次に、本発
明の特徴的な制御について説明する。プリンタコントロ
ーラとエンジン制御部の間に、リーダコントローラが接
続されたことでプリンタコントローラとエンジン制御部
間の通信は以下のようになる。
【0070】リーダコントローラがエンジン制御部を利
用して原稿画像を読み取って出力している場合(複写機
モード)、プリンタコントローラからプリントに対して
設定コマンド、例えば、給紙カセット変更コマンドが発
行された場合を説明する。
【0071】図10は、間にリーダコントローラが入ら
ない場合、すなわち図2の構成における、コマンド発行
シーケンスを示す。図10において、左側のフローはプ
リンタコントローラ内での処理シーケンスであり、右側
のフローはエンジン制御部における処理シーケンスであ
る。プリンタコントローラは給紙カセット変更コマンド
を発行後(S−1)エンジン制御部からの応答を待ち
(S−4)、応答が来たところで(S−5)、コマンド
の成功を判定して(S−6)、一連のコマンド発行シー
ケンスを終了する。コマンド不成功の場合は、エラー処
理をする(S−7)。エンジン制御部は、コントローラ
からコマンドを受けたところでコマンドの内容を判定し
(S−1)、給紙カセット変更コマンドの場合には、変
更が成功したところで(S−2)、プリンタコントロー
ラにコマンド実行成功を通知する(S−3)。
【0072】これに対して、図11は、間にリーダコン
トローラが入ったとき、すなわち図9の構成におけるリ
ーダコントローラにおける制御フローを示す。なお、プ
リンタコントローラとエンジン制御部は、先に図10に
示した説明と全く同等の制御を行う。
【0073】図11において、右側のフローはプリンタ
コントローラから来たコマンドに対する受信と、プリン
タコントローラにステータスを返す制御についてのフロ
ーである。リーダコントローラは、プリンタコントロー
ラから図9で示した/CCMD信号ラインを通じ、シリ
アル通信コントローラ2205にてコマンドを受信し、
現在そのコマンドをそのままエンジン制御部に発行して
よい状態かどうかを判定する(S−21,S−22)。
例えば、現在、リーダコントローラがコピーモードの動
作を行うためにエンジン制御部に対して実行中の命令が
何もない場合には、エンジン制御部に対して、先にプリ
ンタコントローラから送られてきたコマンドと同じコマ
ンドをエンジン制御部へシリアル通信コントローラ22
02を用い、信号ライン/PCMDを通して発行する
(S−23)。それに対して、例えば、リーダコントロ
ーラが給紙カセットを指定して複写動作をしているな
ど、プリンタコントローラから送られてきた給紙カセッ
ト変更コマンドをエンジン制御部に対してそのまま発行
してしまうと、複写動作が正常に実行されなくなる状態
の場合には、エンジン制御部に対してコマンドを発行せ
ずに、プリンタコントローラからエンジン制御部に対し
て発行するコマンドを発行順に格納するエンジン・コマ
ンド・キューに積む(S−24)。コマンドに対する応
答をプリンタコントローラに返さなくてはならないの
で、擬似的にリーダコントローラからコマンド実行が成
功したとしてシリアル通信コントローラ2205を用い
て、プリンタコントローラに/CSTS信号ラインを通
じて返信する(S−25,S−26,S−27,S−2
8)。
【0074】次に、図11の左側のフローを用いて、リ
ーダコントローラが自身の状態に影響を与えずにプリン
タコントローラから受けたコマンドをエンジン制御部に
対して発行できる状態になった場合について説明する。
そのような状態になったならば(S−31)、リーダコ
ントローラはエンジン制御部に対して、シリアル通信コ
ントローラ2202を用い、信号ライン/PCMDを通
してエンジンコマンドキューに積まれているコマンドを
発行し応答を待つ(S−32)。なお、リーダコントロ
ーラ自身が発行するコマンドも、この/PCMD信号ラ
インを通じてエンジン制御部に送信する。エンジン制御
部からはコマンド実行が完了すると、/PSTS信号ラ
インを通じて、リーダコントローラに応答が返ってくる
(S−33,S−34)。コマンド実行が成功した場合
には、エンジンコマンドキューからこのコマンド分を削
除する(S−35)。なお、この時点でエンジンがコマ
ンド実行に失敗したことが判明した場合には、エラー発
生状態として処理する(S−36)。
【0075】以上のように、間にリーダコントローラが
入った構成の場合でも、プリンタコントローラからエン
ジン制御部への通常のコマンド発行に際して、動作に不
整合性を出すことなくコマンド処理シーケンスを動かす
ことができる。
【0076】〔状態変化信号に対する制御〕次に、リー
ダコントローラが間に入った構成において、エンジン側
の状態変化、例えば、何らかのエラー発生状態になった
ことが/PCCRTを利用してエンジン制御部側からリ
ーダコントローラに伝達された場合の処理について説明
する。
【0077】リーダが、間に入る構成の場合、リーダコ
ントローラ側とプリンタコントローラ側が、知りたい状
態の変化が異なる可能性がある。例えば、搬送中の紙が
ジャムするような状態変化が発生する場合である。
【0078】エンジンがリーダコントローラの制御下
で、複写動作しているときに、ジャムが発生したとする
と、この状態はリーダコントローラだけが知りたい状態
である。プリンタコントローラとしては、自身が出力し
ている最中のジャムではないので、もしこの状態を知ら
されたとしても、適切な後処理を実施できない。
【0079】また、リーダコントローラと同等な制御系
を載せようとすると、両コントローラ上に他方が持つべ
きジャム処理制御のソフトウエアを持つことになるので
重複搭載となり、設計工数上、品質評価上、ソフトウエ
アの容量上で多くの無駄が発生することになる。
【0080】従って、基本的には、プリントモード時に
は、プリンタコントローラに対して通知し、コピーモー
ド時にはリーダコントローラに通知すればよいことにな
る。ただし、コピーモードにおいても、プリンタコント
ローラがエンジンの状態変化信号が欲しい場合もある。
例えば、カセットサイズの変更や紙なしなどの情報はプ
リンタコントローラにも通知する必要がある。これらは
エンジン制御部で状態変化信号が発行されてから各コン
トローラにて処理が行われるまでの時間を厳しく問うも
のではない。
【0081】そこで、以下に説明するような処理が行わ
れる。すなわち、リーダコントローラがエンジン制御部
を制御しているコピーモード時においては、制御回路2
208のゲート機能を用いてエンジン制御部から通知さ
れてきた状態変化信号/PCCRTをプリンタコントロ
ーラに対してはマスクし、リーダコントローラのみが割
り込みコントローラ2204を通して受信する。
【0082】リーダコントローラは、図12の制御フロ
ーに従い処理を行う。すなわち、/PCCRT信号が真
になった時点で(S−41)、リーダコントローラは状
態変化を取得するコマンドをエンジン制御部に対して発
行する(S−42)。その後、戻ってきたステータスを
見て(S−43)、エンジンの状態変化の内容を把握す
る(S−44)。そして、その内容がプリンタコントロ
ーラにも通知する内容かどうかを判断する(S−4
5)。例えば、給紙カセット・サイズが変更されたよう
な状態変化は通知する。通知すると判断された場合に
は、制御回路2208を用いて、フラグをセットし、状
態変化信号/CCCRTを発生させ、プリンタコントロ
ーラに通知する(S−46〜49)。
【0083】プリンタコントローラがエンジン制御部を
制御しているプリントモード時においては、制御回路2
208のゲート機能開放し、エンジン制御部から通知さ
れてきた状態変化信号/PCCRTを、状態変化信号/
CCCRTとしてプリンタコントローラに対して通知す
る(S−50)。
【0084】〔実行コマンドに対する制御〕次に、実行
コマンドの制御に関して説明する。例えば、プリンタコ
ントローラとリーダコントローラがエンジン制御部に対
して同時に使用要求を出した場合についてリーダコント
ローラがどのように制御するかについて説明を行う。
【0085】図13は、コピー動作中にプリント要求が
発生した場合のデータの所在とそのやり取りを表した図
である。このとき、エンジン制御部は、リーダコントロ
ーラから送られてくる画像信号/PVDOを受け取り画
像形成を行っている。その動作は、図7で説明したよう
に給紙カセット指定や排紙口指定、画像形成モードとい
った設定をリーダコントローラとエンジン制御部の間の
シリアル通信で設定済みである。1301は各種設定値
のバッファであり、リーダコントローラが自分でエンジ
ン制御部に設定した値及びプリンタコントローラがエン
ジン制御部に設定した値が格納されている。前記バッフ
ァ1301に示した各種設定値のうち、リーダ用の設定
値には前述した指定値が格納されていることになる。こ
こで、コピー動作中にプリンタコントローラからプリン
ト要求が発生した場合に、コピー動作に割り込んでプリ
ントアウトが行われることは、ユーザビリティの観点か
らも考えづらい。そこで、この状況でのプリント要求
は、コピー動作が終了するまで延期されることになる。
しかし、プリンタコントローラからの/CCMDに対し
て、/CSTSを返さなければならない。そこで130
1の設定値のうち、PDL用の設定値にプリンタからの
設定値のみは、要求に応じて設定しておく。リーダ用の
設定値とPDL用の設定値が異なる場合には、コピー動
作が終了し、プリンタ動作を開始する前にリーダコント
ローラからエンジン制御部に設定を行えばよい。具体例
で説明すると次のようになる。
【0086】現在は、コピー動作中であり、上段のカセ
ットから給紙し、フェイスアップ排出口に排する設定と
なっており、画像形成モードも原稿がカラーだという判
定の元にカラーモードと設定されていたとする。ここ
で、プリンタコントローラからプリント要求が発生した
場合、プリント実行自体は延期されるが、各種設定は行
うことができる。ここにいうプリント要求は、上段のカ
セットから給紙し、フェイスダウン排出口に排出、更に
白黒画像を出力する要求であるとする。給紙カセット指
定については、リーダコントローラ,プリンタコントロ
ーラとも上段カセットを指定している。従ってコピー動
作が終了し、プリント動作に切り替わったときにも、エ
ンジン制御部に対して給紙段カセット指定コマンドを発
行する必要がない。排出口と画像形成モードについて
は、コピー動作とプリント動作では指定が異なるため
に、コピー動作が終了した時点でリーダコントローラか
らエンジン制御部に対して改めて排紙口指定、画像形成
モード指定のコマンドを発行する必要がある。
【0087】以上のように、リーダコントローラは、プ
リンタコントローラからのコマンドに対して、エンジン
制御部へのコマンド実行を延期させるだけの判断を行っ
ているのではなく、リーダコントローラが既にエンジン
制御部に対して設定済みのものについては、重複して設
定することがないような判断を行う。
【0088】次に、図14を用いて、プリント動作中に
コピー要求が発生した場合について説明する。この場
合、図13の場合と逆で、ユーザビリティの観点から
は、コピー機の前でコピーボタンを押そうとしても、プ
リント動作中でコピーできないよりは、割り込む形でコ
ピー動作を実行できた方がよい。
【0089】この場合、プリンタコントローラから送ら
れた/CVDOが前記セレクタ2201で選ばれ、/P
VDOとしてエンジン制御部に送られている。仮に、図
13で説明したものと全く同じ設定で、プリンタコント
ローラからの設定は、上段カセット,フェイスダウン排
出口,白黒画像モードであるとする。エンジン制御部
は、プリンタコントローラからの/PPRNT信号がH
igh(偽)になったときに終了をはじめて検知できる
ので、何枚プリントアウトされるかは知らない。ここで
は、プリンタは4枚の画像をプリントアウトしようとし
ていると仮定する。リーダから割り込みでコピー動作要
求をしなければ、図5で示すような画像タイミングのよ
うに、エンジン制御部から/PTOP信号が4つ発生さ
れ、それに応じて画像がプリンタコントローラからリー
ダコントローラを介して、エンジン制御部へ送られる。
【0090】そこで、2枚目のプリントアウト中に、カ
ラー原稿の1枚コピーという割り込みコピー要求がリー
ダコントローラに発生したと仮定する。図15を用いて
これを説明する。プリンタコントローラからの/CPR
NT要求により、リーダコントローラは/PPRNT要
求をエンジン制御部に対して発行し、エンジン制御部か
ら/PTOP信号がリーダコントローラを介して/CT
OP信号としてプリントコントローラに供給される。こ
のようにして、1501で示す1枚目の画像と、150
2で示す2枚目の画像のプリント動作は実行される。
【0091】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割り込みコピー要求をリーダコントローラが発生し
た場合を説明する。リーダコントローラはプリンタコン
トローラに対して、/CCCRT信号を発生する。これ
は実際にエンジンの状態が変化したのではなく、リーダ
がプリンタエンジンを獲得するためにプリンタコントロ
ーラにエンジンの開放を要求するものである。発生の仕
方は前述したように制御回路2208を用いる。この/
CCCRT信号に対してプリンタコントローラはエンジ
ンの状態ステータスをチェックするためのコマンドを発
行し、リーダコントローラはそれに対して、“コピー動
作中”であるというステータスをプリンタコントローラ
に返す。そうすると、プリンタコントローラは、/CP
RNT信号をLow(真)にしたままの状態で、エンジ
ンがコピー動作中であることを検知して、/CTOP信
号がくるのを待ち続ける。コピー状態でなければ、/C
PRNTをLow(真)にしたまま/CTOPが来ない
場合は一定時間後にタイムアウトエラーとなるが、コピ
ー状態の場合には、プリンタコントローラ側でタイムア
ウトを解除し、永久に/CTOP信号を待ち続けるよう
に設定する。今回は、エンジン制御部から送られてくる
/PTOP信号はコピー動作を行うためのものであり、
リーダコントローラ側で/PTOP信号を使用する。ま
た、1505で示すエンジン側から送られてきた/PT
OP信号をプリンタコントローラへはマスクすることに
なる。実際にリーダコントローラで生成される画像信号
は画像信号1506のみである。そして、割り込みコピ
ーが1枚終了したのち、再び/PTOPの信号のマスク
を外し、/CTOPとしてプリンタコントローラへ送出
することにより、プリンタコントローラからの画像15
03,1504をエンジン制御部へプリントアウトする
ことができる。以上の説明により、プリント動作中の割
り込みコピー動作を実現することができる。
【0092】このように、プリンタコントローラやリー
ダコントローラの状態に応じて、プリンタエンジンをど
ちらが獲得するかや、どのタイミングでコマンドを発行
するかをすべてリーダコントローラが場合に応じて判断
し、制御することにより、1つのエンジンに対して、2
つのコントローラからの要求を実現することができる。
【0093】〔設定内容確認コマンドに対する制御〕次
にプリンタコントローラが設定内容確認コマンドを発行
した場合の制御について説明する。
【0094】プリンタコントローラがエンジン制御部に
設定されている状態を確認したいことが発生した場合、
プリンタコントローラは設定内容確認コマンドを/CC
MDを通して発行する。それを受信したリーダコントロ
ーラは図13の設定値格納バッファをチェックし、プリ
ンタコントローラが確認したい内容が前記バッファのな
かにあるならば、その内容を読み出し、/CSTSを通
してプリンタコントローラに通知する。また、前記バッ
ファにない内容ならば、リーダコントローラは設定内容
確認コマンドを/PCMDを通して発行する。エンジン
制御部はその内容を読み出し、設定内容を/PSTSを
通してリーダコントローラに通知し、リーダコントロー
ラはその内容を/CSTSを通してプリンタコントロー
ラに通知する。
【0095】〔本発明の特徴〕以上の説明を元に、本発
明の特徴的な内容を説明する。
【0096】本実施例におけるプリンタ装置では、この
プリンタに対して出力要求を行うクライアントを複数持
つ。各々のクライアントはネットワークアドレスで識別
される。ネットワークアドレスはネットワーク上の通信
プロトコルで規定される。本実施例では、通信プロトコ
ルにはTCP/IPを用いており、クライアントはIP
アドレスで識別される。プリンタはネットワークアドレ
スに応じて優先順位の表を保持している。
【0097】この様子を図21に示す。図21におい
て、3101は本実施例におけるプリンタであり、31
02,3103,3104,3105はプリンタに出力
要求を行うクライアントであり、それぞれaddres
sA,addressB,addressC,addr
essDというネットワークアドレスで識別される。プ
リンタ3101はクライアントaddressA,ad
dressB,addressC,addressDに
対応した優先順位の表3106を保持している。表31
06において、addressA,addressBに
は同一の優先順位0が割当てられ、addressCに
はそれよりも低い優先順位3が、addressDには
更に低い優先順位5が割当てられている。この表はユー
ザによる設定が必要である。
【0098】プリンタ3101はトナー残量を検知する
機能を持っている。シアン,マゼンタ,イエロー,ブラ
ックの4色のトナーがそれぞれ十分にあるときにはカラ
ーで印字を行うことができる。ブラックのトナーは使用
量が多いため、通常十分保持されている。しかし、シア
ン,マゼンタ,イエローのうち1色がなくなると、カラ
ー印字を行うことはできない。そこで、シアン,マゼン
タ,イエローのうちいずれかの量がある閾値よりも少な
くなったときには、優先順位の高いクライアントからの
カラー印字要求はそのまま出力するが、優先順位がある
順位よりも低いクライアントからのカラー出力要求に対
してはカラーで出力を行わずに白黒でブラックトナーの
みを使い出力し、更に優先順位の低いクライアントから
のカラー出力要求があっても出力を行わない、という制
御を行う。具体的に、図27の場合には、優先順位0の
クライアント3102と3103からの出力要求はその
まま出力し、優先順位3のクライアント3104からの
出力要求は白黒で出力、優先順位5のクライアント31
05からの出力要求は出力しない、となる。優先順位が
低く、出力要求を拒否するクライアントの場合は、あら
かじめ来るクライアントからのプリンタ状態取得要求に
対して出力不可能であることを返す。
【0099】図22を用いてプリンタの判断動作につい
て説明する。プリンタの持つデータは、表3106の他
に、出力要求に対するプリンタの動作を変更するトナー
の量の閾値、プリンタの動作を変更する優先順位の閾
値、各々の優先順位においてある出力要求に対する現在
のプリンタが行う動作の表を持っている。プリンタ動作
の表の一例を図23に示す。図23では、優先順位は5
段階あり、それぞれの優先順位において、カラー出力要
求と白黒出力要求があったときのプリンタ動作を持って
いる。表3301では優先順位の閾値は2と5である。
表3301はトナーの残量によって書き換えられる。プ
リンタは電源が入っているときには常に自分自身のトナ
ー残量を監視している(S−61)。シアン,マゼン
タ,イエローのトナーの残量すべてがプリンタの保持し
ているトナー残量閾値よりも多ければ、表中のプリンタ
動作はすべて出力要求に一致している。シアン,マゼン
タ,イエローのうち一つでもトナー残量閾値より少なく
なったとき、表中のプリンタ動作の書き換えを行う。書
き換えは優先順位ごとに行われる(S−62,S−6
3)。優先順位が閾値1より大きい場合は、出力要求と
同じ出力動作を設定する。優先順位が閾値1と閾値2の
間の場合は、カラー出力要求に対して白黒出力を設定す
る。優先順位が閾値2より低い場合は、カラー出力要求
に対して出力不可を設定する。シアン,マゼンタ,イエ
ローのトナーのいずれかがなくなったときにはすべての
優先順位において出力要求に対して出力不可を設定す
る。トナー残量が再び閾値よりも多くなったときには再
び表3301の書き換えを行い、すべての優先順位に対
して出力要求と同じ出力動作を設定する(S−64)。
【0100】プリンタは表3106と表3301を用い
て出力動作を決定する。あるクライアントからの出力要
求に対して、クライアントのネットワークアドレスから
表3106を用いて優先順位を求める。求められた優先
順位と出力要求の種類から、表3301を用いてプリン
タの行う動作を決定する。プリンタは決定した動作を実
行する。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアントの優先順位とプリンタ自身の持つ資源の状
態から動的にプリンタの出力要求に対する動作を変更す
る手段を提供することができるので、重要度の高いクラ
イアントからの出力要求に対するプリンタの動作をユー
ザの要求に近いものにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の印字装置におけるコントローラとプ
リンタの全体構成図
【図2】 プリンタコントローラとプリンタの接続図
【図3】 ビデオI/Fの信号一覧表
【図4】 プリンタの構成図
【図5】 画像信号のタイミングチャート
【図6】 シリアル通信のタイミングチャート
【図7】 プリント動作時のシリアル通信のやり取りを
示す図
【図8】 リーダ部を装着した印字装置の構成図
【図9】 プリンタコントローラとエンジン制御部の間
にリーダコントローラを装着した場合の接続図
【図10】 リーダコントローラが装着されない場合の
通信シーケンスを示すフローチャート
【図11】 リーダコントローラを装着した場合の通信
シーケンスを示すフローチャート
【図12】 リーダコントローラを装着した場合の/C
CRTにおける状態変化の処理を示すフローチャート
【図13】 コピー動作中のプリント要求の処理を示す
ブロック図
【図14】 プリント動作中のコピー要求の処理を示す
ブロック図
【図15】 割り込みコピー時のタイミングチャート
【図16】 プリンタの概観図
【図17】 プリンタのシステム図
【図18】 リーダコントローラ内のブロック図
【図19】 リーダコントローラ内のブロック図
【図20】 コピー時とプリント時のタイミング差を示
す図
【図21】 ネットワークにおけるプリンタとクライア
ントの関係を示す図
【図22】 プリント動作の決定を示すフローチャート
【図23】 優先順位/プリンタ動作表
【図24】 従来の印字装置の構成図
【図25】 従来の印字装置の構成図
【符号の説明】
101 リーダ枠体 106 リーダコントローラ 1301 設定値のバッファ 2001 プリンタ本体 2002 エンジン制御部 2103 プリンタコントローラ 2104 ホストコンピュータ 2201 セレクタ 2207 ゲート 2208 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにつながり、ネットワーク
    上から直接出力できる印字装置であって、前記印字装置
    に対して出力を要求する複数のホストに優先度を設定す
    る優先度設定手段と、前記印字装置自身の資源の状態を
    検知する資源検知手段と、前記優先度設定手段で設定さ
    れた優先度と、前記資源検知手段で検知された資源の状
    態に応じて、前記資源の状態が出力要求に対して十分で
    ある場合には前記優先度に関わらず要求された出力を行
    う判断手段と、前記資源の状態が出力要求に対して不十
    分である場合には、前記優先度が高いホストからの出力
    要求はそのまま出力する一方、前記優先度が低いホスト
    からの要求は拒否するかあるいは代替手段を用いて出力
    を行う判断手段とを有することを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記優先度設定手段は、ホスト識別のた
    めにネットワークにおけるアドレスを使用する手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 カラー出力手段を有し、そのトナー資源
    のうちシアン,イエロー,マゼンタのいずれかの残量が
    少なくなったとき、前記優先度が高いホストからのカラ
    ー出力要求に対してはそのままカラーで出力を行うが、
    前記優先度が低いホストからのカラー出力要求に対して
    は白黒で出力を行う判断手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の印字装置。
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