JP2000015896A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2000015896A
JP2000015896A JP10184716A JP18471698A JP2000015896A JP 2000015896 A JP2000015896 A JP 2000015896A JP 10184716 A JP10184716 A JP 10184716A JP 18471698 A JP18471698 A JP 18471698A JP 2000015896 A JP2000015896 A JP 2000015896A
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image processing
signal
image
controller
reset
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JP10184716A
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Inventor
Takashi Nonaka
隆 野中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ジョブ中の最適なタイミングで再調整を行
うことにより、1ジョブ中の出力画像の均一性を保持す
ること。 【解決手段】 1ジョブの開始と終了時に、1ジョブの
途中で濃度制御を実行しなければならない状況が発生す
るかどうかを濃度調整実行判断部2704で判断するこ
とによって、可能な限り適正なタイミングで濃度制御を
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境設定条件の変
化に応じてその条件内容を再設定するための実行タイミ
ングを任意に可変することが可能な画像処理装置および
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置としては、例えば、
プリント機能を有する画像形成装置がある。
【0003】このような画像形成装置においては、通
常、画像形成を行うプリンタエンジン部と、このプリン
タエンジン部の動作制御を行うコントローラ部とを備え
ている。この場合、コントローラ部は、例えばホストコ
ンピュータから画像データが転送されてくると、その画
像データをプリンタエンジン部に対してそのエンジン部
の動作に合わせて出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】画像を出力するプリン
タエンジン部では、経時変化や環境の変化などによっ
て、画像の濃度がだんだん変化してしまうことが避けら
れない。
【0005】このような点から、画像形成時における出
力枚数の増加や環境の変化を監視することによって、画
像の濃度制御が必要になる時点を検出し、濃度制御を自
動的に実行する装置が提供されている。
【0006】しかし、そのような濃度制御は、その制御
処理の実行前後において、色味が大きく変化してしまう
という問題がある。
【0007】特に、同一のジョブ中では、出力画像の色
味があまり大きく変化しない方が好ましいが、一つのジ
ョブが大量の枚数の出力となるような場合には、濃度制
御の処理を実行してしまう可能性が高かった。
【0008】しかも、同一のジョブ中では、出来る限り
濃度制御の処理を実行しないように制御することが、出
力画像の均一性を保つ意味からも重要であり、その濃度
制御を実行するタイミングが問題となる。
【0009】そこで、本発明の目的は、ジョブの途中で
発生する濃度等の再調整処理を抑制し、1ジョブ中の環
境設定条件の変化を最小限に抑え、出力画像の均一性を
保つことが可能な画像処理装置および画像処理方法。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像処理を行
う画像処理手段と、前記画像処理手段の環境設定条件の
変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出さ
れた信号に基づいて、1つのジョブの途中で前記環境設
定条件を再設定するか否かを判断する判断手段と、前記
判断手段からの出力信号に基づいて、前記画像処理のど
の期間で前記環境設定条件を再設定するかを決定する再
設定実行タイミング制御手段とを具えることによって、
画像処理装置を構成する。
【0011】また、本発明は、前記画像処理装置と、該
画像処理装置に対して画像情報のやり取りをするホスト
装置とを具えることによって、画像処理システムを構成
する。
【0012】また、本発明は、画像処理を行う画像処理
工程と、該画像処理における環境設定条件の変化を検出
する検出工程と、該検出された信号に基づいて、1つの
ジョブの途中で前記環境設定条件を再設定するか否かを
判断する判断工程と、該判断の結果を示す信号に基づい
て、前記画像処理のどの期間で前記環境設定条件を再設
定するかを決定する再設定実行タイミング制御工程とを
具えることによって、画像処理方法を提供する。
【0013】また、本発明は、コンピュータによって画
像処理の制御をするための制御プログラムを記録した記
録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに、
該画像処理における環境設定条件の変化を検出させ、該
検出させた信号に基づいて、1つのジョブの途中で前記
環境設定条件を再設定するか否かを判断させ、該判断の
結果を示す信号に基づいて、前記画像処理のどの期間で
前記環境設定条件を再設定させるかを決定させることに
よって、画像処理制御プログラムを記録した記録媒体を
提供する。
【0014】ここで、画像の読取処理を行う読取手段を
さらに具え、環境設定条件を再設定すると判断した場
合、前記読取手段に対して前記読取処理を一時停止させ
ることができる。
【0015】複数個の再設定実行タイミング制御手段を
さらに具え、前記環境設定条件を再設定するタイミング
の制御形態を互いに認識することができる。
【0016】感光体を用いて、電子写真式により画像形
成を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0018】[第1の例]第1の実施の形態を、図1〜
図24に基づいて説明する。
【0019】まず、本発明に係る画像処理装置の全体構
成を、図4〜図15に基づいて説明する。
【0020】図4は、画像処理装置としての印字装置
(以下、プリンタという)の概略構成を示す。
【0021】2000は、プリンタである。2001
は、プリンタ本体である。2002は、プリンタの紙搬
送制御や画像形成制御を行うエンジン制御部(DCコン
トローラ)である。2003は、画像形成部である。
【0022】2004は、オプションで追加可能な給紙
カセットデッキである。2005は、オプションで追加
可能なソータである。2006は、給紙カセットデッキ
2004およびソータ2005を制御するオプションコ
ントローラである。
【0023】2103は、プリンタコントローラであ
る。2104は、プリンタコントローラ2103と1対
1、若しくは、ネットワークを介して接続されているホ
ストコンピュータである。2101は、プリンタコント
ローラ2103と、エンジン制御部2002とを接続す
るビデオI/F(インターフェース)である。このビデ
オI/F2101は、エンジン制御部2002とプリン
タコントローラ2103との間の通信を行うものであ
る。
【0024】プリンタ2000は、ビデオI/F210
1を介して受け取る電気画像信号を目に見える形に形成
し、記録紙に転写し、定着した後出力する。これらの画
像形成シーケンスを実現するために、各種の負荷を制御
する。その他に、プリンタ2000の状態を検知し、プ
リンタコントローラ2103に対して通知する働きも行
う。
【0025】プリンタコントローラ2103は、ホスト
コンピュータ2104、あるいは、ネットワーク210
5を介して送られてくるデータを受け取る。これは、ビ
ットマップデータや、PDL(Page Descri
ption Language)記述のデータなど様々
な形式で送られてくる。このデータをメモリに展開し
て、ラスタ形式のデータとして、プリンタ2000のへ
とデータを転送する。このようにして、ホストコンピュ
ータ2104で作成されたデータをプリンタ出力するこ
とができる。
【0026】図5は、プリンタコントローラ2103と
エンジン制御部2002とを接続したビデオI/F21
01を示す。プリンタコントローラ2103とエンジン
制御部2002との間には、矢印で示すような信号のや
り取りが行われる。
【0027】図6は、ビデオI/F2101の信号一覧
を示す。ここでは、特に、図5に示した代表的な信号に
ついてのみ説明する。
【0028】まず、/PPRDY203は、プリンタ2
000に電源が供給され、初期設定等の処理が終了した
後、プリンタコントローラ2103との通信が可能とな
ったことを示す信号である。/CPRDY204は、プ
リンタコントローラ2103に電源が供給され、初期設
定等の処理が終了した後、エンジン制御部2002との
通信が可能となったを示す信号である。/RDY信号2
05は、エンジン制御部2002がプリンタコントロー
ラ2103からプリント開始指示(後述の/PRNT信
号)により、プリント動作可能になったことを示す信号
である。
【0029】なお、この信号が真になる条件は、定着器
内の温度が所定温度に達しているか、記録紙がプリンタ
2000内に残留していないか、ポリゴンミラーが所定
の速度で回転しているか等のプリンタ2000の各部分
が正常に動作している場合のみである。
【0030】/PRNT信号206は、プリンタコント
ローラ2103がエンジン制御部2002に対して、印
字動作の開始、あるいは継続を指示する信号である。/
TOP信号207は、エンジン制御部2002からプリ
ンタコントローラ2103に対して渡される、画像の垂
直走査の基準となる同期信号である。この信号は、信号
206がプリンタコントローラ2103から出力された
後、一定時間後に出力される。
【0031】/LSYNC信号208は、プリンタコン
トローラ2103が水平走査の基準とする同期信号であ
り、/TOP信号207と同様、信号206がプリンタ
コントローラ2103から出力された後、一定時間後に
プリンタコントローラ2103に対して出力される。/
VCLK信号209は、後述する/VDOEN信号21
0および/VDO信号211のための同期クロックであ
り、プリンタコントローラ2103から画像信号に対応
する周波数のクロックを発生する。
【0032】/VDOEN信号210は、プリンタコン
トローラ2103が出力する画像信号のエンジン制御部
2002への取り込みを制御する信号である。エンジン
制御部2002は、/VCLK信号209に同期して、
この信号がTRUE/FALSEであるかを検出し、T
RUEの場合は画像信号を取り込み、FALSEの場合
は取り込みを行わない。/VDO信号211は、画像デ
ータである。プリンタコントローラ2103は、垂直方
向に対しては/TOP信号207、水平方向に対しては
/LSYNC信号208を基準として、/VCLK信号
209に同期して出力する。
【0033】/CCLK信号212は、プリンタコント
ローラ2103がシリアルコマンドをエンジン制御部2
002に送信する時、および、エンジン制御部2002
がシリアルステータスをプリンタコントローラ2103
に対して返答する時の同期クロックであり、プリンタコ
ントローラ2103から出力される。/CBSY信号2
13は、プリンタコントローラ2103が、後述する/
CMD信号214を用いてシリアルコマンドを送信して
いることを、エンジン制御部2002に示す信号であ
る。
【0034】/CMD信号214は、プリンタコントロ
ーラ2103がエンジン制御部2002へシリアル情報
を送信する場合に使用する信号であり、シリアル情報を
コマンドと呼ぶことにする。/SBSY信号215は、
エンジン制御部2002が/STS信号216を用いて
シリアルステータスを返信していることをプリンタコン
トローラ2103に示す信号である。
【0035】/STS信号216は、エンジン制御部2
002がプリンタコントローラ2103に対してシリア
ル借報を返答する時に使用する信号であり、シリアル情
報をステータスと呼ぶことにする。/CCRT信号21
7は、プリンタ内部のステータスが変化した時にプリン
タコントローラに対して報告するための信号である。プ
リンタコントローラ2103がこの報告用の信号を受け
ると、/CMD信号214を使ってエンジン側の状態の
何が変化したかを問い合わせるコマンドを発行し、それ
に対してエンジン制御部2002は、/STS信号21
6でその状態を知らせる。
【0036】図7は、プリンタ2000における紙搬送
機構を示す。
【0037】101は、スキャナであり、プリンタコン
トローラ2103から送られてきた画像信号/VDOを
受け取り、レーザー光に変換したのち、感光体402に
照射し、感光体402上に画像を形成する。感光体40
2は反時計回りに回転しながら、色現像器403や黒現
像器404に到達する。色現像器403,黒現像器40
4は感光体402上に帯電された電荷に応じてトナーを
感光体402上に載せる(現像させる)働きをする。
【0038】画像が白黒の時は、黒現像器404のみが
動作し、カラーの時は、両方の現像器403,404が
使用される。次に、感光体402に生成された画像は、
時計回りに回転している中間転写体405に転写され
る。この中間転写体405は、白黒の場合は1回転、カ
ラーの場合は4回転して画像生成を中間転写体405上
に完了する。
【0039】一方、408の上段カセヅト、あるいは4
09の下段カセットから411あるいは4,12のピッ
クアップローラで給紙された記録紙が、413あるいは
414の給紙ローラに従って搬送され、415の搬送ロ
ーラで更にレジ前まで搬送されていく.そして、前述し
た中間転写体405で画像形成が終了するタイミングで
中間転写体405と転写ベルト406の間にくるような
タイミングに制御される。
【0040】ここに、記録紙Pが到達したところで、転
写ベルト406が中間転写体405に接して、トナーが
記録紙Pに転写される。記録紙Pに転写された画像は、
定着ローラ407で、熱と加圧により記録紙Pに定着さ
れる。画像が定着された記録紙Pは、プリンタコントロ
ーラ2103により予め指定されていたフェイスアップ
排紙口417かフェイスダウン排紙口418のいずれか
に搬送され、排紙される。
【0041】以上で、プリンタコントローラ2103か
ら送られてきた画像情報を出力することができる。
【0042】図8は、ビデオI/F2101間でやり取
りされる信号のタイミングを示す。
【0043】これは前述したビデオI/F2101の信
号説明を、時間経過に従って示したものである。まず、
プリンタコントローラ2103の画像情報の準備が完了
すると、/PRNT信号をロウレベル(真)にしてエン
ジン制御部2002に伝える。それと同時に、画像信号
の転送に用いられる画像同期信号である/VCLK信号
も発生する。
【0044】それに応答して、エンジン制御部2002
は、プリンタ内部の様々な設定等を行い、画像の受け入
れが可能となったところで、/TOP信号と、/LSY
NC信号とをプリンタコントローラ2103に対して出
力する。この垂直同期信号である/TOP信号と、水平
同期信号である/LSYNC信号に合わせて、プリンタ
コントローラ2103は画像信号である/VDO信号
と、画像有効信号である/VDOEN信号をエンジン制
御部2002に対して転送する。
【0045】次に、これらのプリント動作中にシリアル
通信でどのようなコマンドやステータスのやり取りが行
われているかについて説明する。
【0046】図9は、プリンタコントローラ2103と
エンジン制御部2002との間での通信のタイミングを
示す。
【0047】最下段の/CCRT信号を使わない場合に
ついて説明する。プリンタコントローラ2103がエン
ジン制御部2002に対してコマンドを発行したい場合
には、/CBSY信号をロウレベル(真)にして、クロ
ック信号である/CCLK信号に同期させて/CMD信
号にコマンドデータを送る。
【0048】それを受け取ったエンジン制御部2002
は、/CBSY信号がハイレベル(偽)であるのを確認
した後、/SBSY信号をロウレベル(真)にしてコマ
ンドに対応したエンジン側のステータスデータをプリン
タコントローラ2103から発生されている/CCLK
信号に同期させて/STS信号に送る。このステータス
データをプリンタコントローラ2103が受け取り、そ
の状態によりプリント制御を続行したり、中断したりす
る。
【0049】次に、/CCRT信号について説明する。
【0050】この信号は、予めプリンタコントローラ2
103が指定したエンジン側の状態に対して変化が生じ
た場合に、ロウレベル(真)となる信号である。例え
ば、紙なしが発生した場合に/CCRT信号を有効にす
るようにプリンタコントローラ2103が予め/CMD
信号で設定していたとする。そこで、残りの記録紙が1
枚しかなく、プリンタコントローラ2103が2枚のプ
リントアウト要求を出したとする。1枚目は問題なくプ
リントシーケンス動作が正常に処理される。
【0051】しかし、2枚目の記録紙が存在しないため
に、2枚目の画像形成が開始された段階で、プリンタエ
ンジン側は状態の変化を検知し、/CCRT信号をハイ
レベルhからロウレベルへ変化させる。この信号は、プ
リンタコントローラ2103に伝えられる。プリンタコ
ントローラ2103は、これを検知すると、すぐにエン
ジン制御部2002に対してどの給紙カセットが紙無し
になっているかを知るために、給紙部の紙有無ステータ
スを要求するコマンドを発行する。それに従って、エン
ジン制御部2002は、紙無しカセットのステータスを
プリンタコントローラ2103側に返す。/CCRT信
号は、ステータスが返される/SBSY信号がロウレベ
ルになったタイミングで、ハイレベルにクリアされる。
【0052】図10は、プリンタコントローラ2103
とエンジン制御部2002のコマンド/ステータスのや
り取りを示す。これは、カラー出力を想定した場合のプ
リント動作である。
【0053】プリント開始要求が発生すると、プリンタ
コントローラ2103は、画像データの変換処理等を行
いつつ、エンジン制御部2002に対してプリンタのレ
ディ状態をチェックにいく。次に、記録紙の給紙段を指
定のコマンドを発行する。さらに、指定したカセットに
ある記録紙サイズを要求するコマンドを発行する。これ
らの一連のコマンドに対して、エンジン制御部2002
は対応したステータスを返す。
【0054】そして、排紙口を指定するコマンドで排紙
口を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するペー
ジモード指定コマンドを発行する。最後に、モノクロ/
カラーの指定をするコマンドを発行することにより、プ
リンタ側の全ての設定を終了する。その後、プリンタコ
ントローラ2102は、エンジン制御部2002に対し
て、プリント要求/PRNT信号を発生する。これに応
答する形で所定時間をエンジン制御部2002から/T
OP信号が返ってくる。この/TOP信号に垂直走査方
向は同期させ、さらに、/LSYNC信号に水平方向を
同期させ、/VDO信号を/VCLK信号に合わせてエ
ンジン制御部2002へと画像を転送する。
【0055】ここでは、カラーモードに設定したため、
/TOP信号が4回発生し、CMYK4色分の画像を形
成することになる。そして、最終の/TOP信号の発生
後、/PRNT信号をハイレベル(偽)に戻す。これに
より、エンジン制御部2002は、プリント要求が終了
したことを検知し、中間転写体405のクリーニング動
作などの後処理に移行する。さらに、転写された記録紙
は、定着ローラを通過後、指定された排紙口に排出され
る。最後に、プリンタコントローラ2103は、エンジ
ン制御部2002に対して、記録紙搬送状態でない(排
紙終了)を確認した後、プリント終了となり、次のプリ
ント要求が発生するまで、レディ状態で待機する。
【0056】以上のような動作中に記録紙のジャムや、
前述した記録紙無しや、ユーザによるドアオープンなど
のイリーガル状態が発生すると、前述した/CCRT信
号を用いて即座にエンジン制御部2002からプリンタ
の異常をプリンタコントローラ2103に伝える。プリ
ンタコントローラ2103は、それに応じた対応処理を
行うことになる。
【0057】以上の説明が、プリンタコントローラ21
03とエンジン制御部2002(プリンタ)の間で行う
処理である。
【0058】次に、画像処理装置の他の構成例について
説明する。
【0059】[リーダコントローラを装着した場合の構
成]図11は、リーダコントローラ901を装着した場
合の印字装置の構成である。
【0060】101は原稿読取装置である。102は原
稿台である。103は光源、104は光電変換手段、1
05はアナログデジタル変換手段である。
【0061】901は、リーダコントローラである。こ
のリーダコントローラ901は、アナログデジタル変換
手段105から出力されたデジタル画像処理手段や原稿
の読み取りを行うためのモータ制御手段(図示せず)、
および、エンジン制御部2002やプリンタコントロー
ラ2103との通信制御を行う機能を有する。リーダコ
ントローラ901は、プリンタ本体2001内に配置さ
れ、エンジン制御部2002やプリンタコントローラ2
103との通信制御を行うための機外ケープルを有さな
い構成になっている。
【0062】図12は、以上説明した印字装置に、コン
ピユータから転送されたデータを元にしてプリンタコン
トローラ2103から出力される画像データだけでな
く、用紙上の原稿画像を光学的に読み込んでデジタル信
号に変換して出力するリーダコントローラ901を装着
した場合の図である。
【0063】801は、原稿を光学的に読みとる部分ま
で搬送するための原稿給送装置である。原稿給送装置8
01は、原稿読み取り装置101と同期して駆動され、
該原稿給送装置801によって原稿画像が該原稿台10
2上に移送されると、原稿読み取り装置101は図の左
右方向に移動しながら画像を走査し、適当な光学処理を
加えた反射光を光電変換装置804に送る。
【0064】図13は、図5の装置にリーダコントロー
ラ901を装着した場合の構成例である。
【0065】901は、リーダコントローラ部である。
プリンタコントローラ2103とエンジン制御部200
2との電気的中間に配置されている。
【0066】プリンタコントローラ2103とリーダコ
ントローラ901との間、及び、エンジン制御部200
2とリーダコントローラ901との間の信号線の種類
は、前述した図5に示した信号線の種類と同一の機能を
有する。
【0067】ただし、前述した例とは、プリンタコント
ローラ2103との間、エンジン制御部2002との間
の信号は物理的に異なるので、信号名として、C,Pを
頭に付ける。
【0068】902は、画像信号処理部である。903
は、原稿読み取り装置101を制御している原稿走査光
学系制御部である。904は、原稿給送装置801を制
御している原稿給送制御部である。905は操作部であ
る。906は画像入力部であり、光電変換装置804に
て変換された画像信号は、該画像入力部906から入力
され、画像信号処理部902に転送される。
【0069】図14は、リーダコントローラ901内の
構成を示す。
【0070】901は、図13に示したリーダコントロ
ーラである。902は、図13に示した画像処理部であ
る。906は、図13に示した画像入力部である。
【0071】2201はセレクタであり、画像信号処理
部902の出力信号もしくはプリンタコントローラ21
03から送られてきた信号のどちらかを選択してエンジ
ン制御部2002へ出力する。セレクタ2201で切り
替える信号系は、画像クロックである/VCLK信号、
画像イネーブルである/VDOEN信号、画像データで
ある/VDO信号の3本である。
【0072】2202は、エンジン制御部2002との
通信を行うシリアル通信コントローラである。2203
は、通信コントローラでの通信を補う信号のやり取りを
する入出力ポートである。2204は、割り込みコント
ローラである。割り込みコントローラ2204には、画
像先端要求信号である/PTOP信号と、プリンタ状態
変化信号である/PCCRT信号が入力される。
【0073】2205は、プリンタコントローラ210
3との通信を行うシリアル通信コントローラである。2
206は、シリアル通信コントローラ2205での通信
を補う信号のやり取りをする入出力ポートである。22
07はゲートであり、プリンタから送られてきた信号を
プリンタコントローラ2103へ送出するかどうかを制
御する。該ゲート制御が行われるのは、画像先端要求信
号/TOPとライン同期信号/LSYNCである。
【0074】2208はゲート機能およびフラグセット
機能を有する制御回路であり、プリンタ状態変化信号で
ある/CCRT信号を制御する。ゲートが開閉により、
エンジン制御部2002が発行したプリンタ状態変化信
号である/PCCRT信号をプリイタコントローラ21
03に伝えるかどうかを制御し、また、フラグをセット
することにより、リーダコントローラ2103から、プ
リンタ状態変化信号である/CCRT信号をプリンタコ
ントローラ2103に対して発行できる。2209は、
システム全体を制御しているCPUである。
【0075】図15は、リーダコントローラ901の他
の構成例を示すものである。この構成例では、コピーモ
ード時の/RSTART信号用の信号線が新たに設けら
れている。この/RSTART信号は、割り込みコント
ローラ2204に入力される。
【0076】以下、本装置の動作を、図16〜図24に
基づいて説明する。
【0077】[コピー時の動作]次に、フルカラー原稿
画像を読み取り、印字装置で画像を形成して出力するコ
ピー動作時の処理について説明する。
【0078】図13〜図15において、操作部905上
のコピー開始キー905aが入力されると、リーダコン
トローラ901は、コピーモードのために、ゲート回路
2207および制御回路2208を閉じ、また、セレク
タ2201を画像信号処理部902の出力が選ばれるよ
うに設定する。次に、入出力ポート2203を用いてエ
ンジン制御部2002に対してプリンタのレディ状態信
号である/PRDY信号をチェックにいく。次に、シリ
アル通信コントローラ2202を用いて、各種設定を行
う。まず、記録紙の給紙段を指定のコマンドを発行す
る。さらに、指定したカセットにある記録紙サイズを要
求するコマンドを発行する。これらの一連のコマンドに
対して、エンジン制御部2002は対応したステータス
を返す。
【0079】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後に、モノクロ/カ
ラーの指定をするコマンドを発行することにより、プリ
ンタ側の全ての設定を終了する。
【0080】原稿給送装置801で原稿を原稿台102
上に給送した後、リーダコントローラ901はエンジン
制御部2002に対して、プリント要求/PPRNT信
号を発生する。これに応答する形で所定時間後、エンジ
ン制御部2002から/PTOP信号が返ってくる。こ
れを割り込みコントローラ2204で処理し、/PTO
P信号と同期させるように原稿読み取り装置101を動
作させる。この/PTOP信号に垂直走査方向を同期さ
せ、さらに、/PLSYNC信号に水平方向を同期さ
せ、/PVDO信号を/PVCLKに同期させ、光電変
換装置804から画像信号処理部902に入力された信
号をエンジン制御部2002へ転送する。
【0081】ここでは、カラーモートに設定しているた
め、原稿読み取り装置2002を4回動作させ、4回発
生させる/PTOP信号に対してCMYK4色分の画像
を形成することになる。そして、最終の/PTOP信号
の発生後、/PPRNT信号をハイレベル(偽)に戻
す。これにより、エンジン制御部2002は、プリント
要求が終了したことを検知し、中間転写体405のクリ
ーニング動作などの後処理に移行する。さらに、転写さ
れた記録紙は定着ローラ407を通過後、指定された排
紙口に排出される。最後に、リーダコントローラ901
は、エンジン制御部2002に対して、記録紙搬送状態
でない(排紙終了)を確認した後、プリント終了とな
り、次のプリント要求が発生するまで、レディ状態で待
機する。
【0082】[プリント時の動作]次に、プリンタコン
トローラ2103から転送画像を入力し、印字装置で画
像を形成して出力するプリント動作時の処理について説
明する。
【0083】図13〜図15において、コピー動作が終
わった段階で、リーダコントローラ901はレディ状態
となる。この際、リーダコントローラ901はプリント
時の動作のために、ゲート回路2207と制御回路22
08を開放する。リーダコントローラ901は、入出力
ポート2203を用いてエンジン制御部2002に対し
てプリンタのレディ状態信号である/PRDY信号をチ
ェックし、OKであれば入出力ポート2206を用い
て、プリンタコントローラ2103に対してプリンタの
レディ状態信号である/CRDY信号をセットする。
【0084】次に、プリンタコントローラ2103は、
各種設定を行うために通信を行い、リーダコントローラ
901はシリアル通信コントローラ2205を用いて受
信し、CPU2209が解釈する。その内容に従い、今
度はリーダコントローラ901がシリアル通信コントロ
ーラ2202を用いて各種設定を行う。一連のコマンド
に対して、エンジン制御部2002は対応したステータ
スをリーダコントローラ901に返し、リーダコントロ
ーラ901がシリアル通信コントローラ2202を用い
てそれを受信する。受信した内容は、CPU2209が
解釈し、今度はシリアル通信コントローラ2205を用
いてプリンタコントローラ2103へ通信する。
【0085】次に、プリントコントローラ2103は、
リーダコントローラ901に対して、プリント要求信号
である/CPRNT信号を発生し、リーダコントローラ
901はそれを受けて、ヱンジン制御部2002に対し
て、プリント要求信号である/PPRNT信号を発生す
る。これに応答する形で、所定時間後にエンジン制御部
2002から/PTOP信号が返ってくる。これを制御
回路2208で通し、/CTOP信号として、リーダコ
ントローラ901に返す。リーダコントローラ901で
は/CTOP信号に垂直走査方向を同期させ、さらに、
/PLSYNC信号がゲート回路2207を通って来た
/CLSYNC信号に水平方向を同期させ、/CVDO
信号を/CVCLK信号に同期させ、リーダコントロー
ラ901へと転送する。リーダコントローラ901にお
いては、セレクタ2201がプリンタコントローラ21
03から送られてきた信号を選択するように設定されて
おり、プリンタコントローラ2103から送られてきた
信号が/PVCLK信号、/PVDOEN信号、/PV
DO信号として、エンジン制御部2002へと送出され
る。
【0086】[プリント時の動作とコピー時の動作の差
異]ここで、プリント時の動作とコピー時の動作との差
異を、画像送出タイミングに関して説明する。
【0087】プリントコントローラ2103の構成に関
して詳細な説明は省略するが、内部に画像メモリ210
3aを有しており、印字するための画像データはその画
像メモリ2103aに事前に用意されている。従って、
エンジン制御部2002から送られてきた画像先端要求
信号である/TOP信号に対して、印字データである/
VDO信号を出力できるまでに要する時間は電気的遅延
時間だけである。これに対して、コピーモードにおいて
は、原稿読み取り装置101を移動させながら原稿を読
み取り、画像データを出力する。
【0088】図16において、原稿読取装置101を停
止している状態から、原稿を読み取る高速で移動してい
る状態にするまでには、加速していくための時間が必要
であり、例えば数100mS程度の時間を要する。従っ
て、エンジン制御部2002は、コピーモード時の画像
先端要求信号である/TOP信号をプリントモード時の
/TOP信号と同じタイミングに送出していては、エン
ジンに印字画像データである/VDO信号が到達するの
はコピーモードの方が数100mS遅れてしまうことに
なる。そのための対応として、次の2案A,Bがある。
【0089】(A)/TOP信号をコピー時は、プリン
ト時より早く送出する。
【0090】(B)コピーモード時用に別信号(RST
ART信号)を設ける。
【0091】そして、(A)案を行うには、リーダコン
トローラ901内の構成は、図14のままでよく、コピ
ーモード時は、/TOP信号によりリーダコントローラ
901は原稿読み取り装置101の移動を開始させる。
【0092】また、(B)案を行うには、図15に示す
ように構成すればよい。すなわち、エンジン制御部20
02から送出される画像先端要求信号である/PTOP
信号はプリンタコントローラ2103がプリントを行う
場合にのみ必要な信号であり、リーダコントローラ90
1の割り込みコントローラ2204に入力する必要はな
い。また、エンジン制御部2002から送出される読み
取り装置移動開始要求信号である/RSTART信号は
コピーモード時のみ必要な信号であり、プリンタコント
ローラ2103に送出する必要はない。
【0093】以下、本発明に係る処理について説明す
る。
【0094】[設定コマンドに対する制御]次に、各種
の設定コマンドに対する制御について説明する。
【0095】プリンタコントローラ2103とエンジン
制御部2002との間に、リーダコントローラ901が
接続されたことにより、プリンタコントローラ2103
とエンジン制御部2002との間の通信は、以下のよう
になる。
【0096】リーダコントローラ901がエンジン制御
部2002を利用して原稿画像を読み取って出力してい
る場合(複写機モード)、プリンタコントローラ210
3からプリンタに対して設定コマンド、例えば、給紙カ
セット変更コマンドが発行された場合の制御について説
明する。
【0097】図17および図18は、リーダコントロー
ラ901が備えられていない場合、すなわち、図5の構
成におけるコマント発行シーケンスの例である。
【0098】図17は、プリンタコントローラ2103
内での制御処理である。プリンタコントローラ2103
は、ステップS1で給紙カセット変更コマンドを発行し
た後、エンジン制御部2002からの応答を待つ(ステ
ップS2)。応答が来たところでステップS3に進ん
で、コマンド実行の成功を判定する。成功したならば一
連のコマンド発行シーケンスを終了し、成功しない場合
にはステップS4でエラー処理を行う。
【0099】図18は、エンジン制御部2002におけ
る制御処理である。エンジン制御部2002は、プリン
タコントローラ2103からコマンドを受けてコマンド
の内容を判定する(ステップS5)。給紙カセット変更
コマンドの場合にはステップS6に進み、給紙カセット
を変更する。変更が成功したところで、プリンタコント
ローラ2103にコマンド実行の成功を通知する(ステ
ップS7)。
【0100】図19および図20は、リーダコントロー
ラ901を備えている場合、すなわち、図13の構成に
おけるリーダコントローラ901における制御フローで
ある。なお、プリンタコントローラ2103とエンジン
制御部2002は、図17および図18のと全く同等な
制御を行う。
【0101】図19は、プリンタコントローラ2103
から来たコマンドに対する受信と、プリンタコントロー
ラ2103にステータスを返す場合の制御処理である。
【0102】リーダコントローラ901は、プリンタコ
ントローラ2103から図13で示した/CCMD信号
ラインを通じ、シリアル通信コントローラ2205にて
コマンドを受信し(ステップS10)、現在そのコマン
ドをそのままエンジン制御部2002に発行してよい状
態かを判定する(ステップS11)。
【0103】例えば、現在、リーダコントローラ901
がコピーモードの動作を行うためにエンジン制御部20
02に対して実行中の命令が何も無い場合には、エンジ
ン制御部2002に対して、先にプリンタコントローラ
2103から送られてきたコマンドと同じコマンドを、
シリアル通信コントローラ2202を用いて信号ライン
である/PCMD信号を通して発行する(ステップS1
2)。
【0104】さらに、エンジン制御部2002から応答
が来たかを判定し(ステップS15)、応答が来た場合
はコマンド実行が成功したかを確認し(ステップS1
6)、成功した場合には、コマンド実行が成功したこと
をプリンタコントローラ2103に通知し(ステップS
14)、成功しないならばエラー処理を行う(ステップ
S17)。
【0105】これに対して、例えば、リーダコントロー
ラ901が給紙カセットを指定して複写動作をしている
など、プリンタコントローラ2103から送られてきた
給紙カセット変更コマンドをエンジン制御部2002に
対してそのまま発行してしまうと複写動作が正常に実行
されなくなる状態の場合には、エンジン制御部2002
に対してコマンドを発行せずに、プリンタコントローラ
2103からエンジン制御部2002に対して発行する
コマンドを発行順に格納するエンジン・コマンド・キュ
ーに積む(ステップS13)。
【0106】コマンドに対する応答をプリンタコントロ
ーラ2103に返さなくてはならないので、擬似的にリ
ーダコントローラ2103からコマンド実行が成功した
としてシリアル通信コントローラ2205を用いて、プ
リンタコントローラ2103に/CSTS信号ラインを
通じて返信する(ステップS14)。
【0107】図20は、リーダコントローラ901は自
身の状態に影響を与えることなく、プリンタコントロー
ラ2103から受けたコマンドをエンジン制御部200
2に対して発行し返答を受ける場合の制御処理である。
【0108】ステップS20では、プリンタコントロー
ラ2103から受けたコマンドをエンジン制御部200
2に対して発行可能か否かを調べる。発行可能な状態に
なったならば、リーダコントローラ901は、エンジン
制御部2002に対して、シリアル通信コントローラ2
202を用い、信号ラインである/PCMD信号を通し
て、エンジンコマンドキューに積まれているコマンドを
発行する(ステップS21)。なお、リーダコントロー
ラ901自身が発行するコマンドも、/PCMD信号ラ
インを通じてエンジン制御部2002に送信する。
【0109】そして、リーダコントローラ901は、エ
ンジン制御部2002からの応答を待つ(ステップS2
2)。エンジン制御部2002は、コマンド実行が完了
すると、/PSTS信号ラインを通じて、リーダコント
ローラ901に応答を返す。コマンド実行が成功したか
を確認し(ステップS23)、成功した場合には、エン
ジンコマンドキューからそのコマンド分を削除する(ス
テップS24)。なお、この時点でエンジンがコマンド
実行に失敗したことが判明した場合には、エラー発生状
態として処理する(ステップS25)。
【0110】以上のように、リーダコントローラ901
を備えた構成の場合でも、プリンタコントローラ210
3からエンジン制御部2002への通常のコマンド発行
に際して、動作に不整合性を出すことなくコマンド処理
シーケンスを動かすことができる。
【0111】[状態変化信号に対する制御]次に、リー
ダコントローラ901を備えた構成において、エンジン
側の状態変化、例えば、何らかのエラー発生状態になっ
たことが/PCCRT信号を利用してエンジン制御部2
002からリーダコントローラ901に伝達される場合
の処理について説明する。
【0112】リーダコントローラ901を備えた構成の
場合、リーダコントローラ901側とプリンタコントロ
ーラ2103側とでは、知りたい状態変化がそれぞれ異
なる場合がある。
【0113】例えば、搬送中の紙がジャムするような状
態変化が発生する場合である。エンジンがリーダコント
ローラ901の制御下で、複写動作しているときにジャ
ムが発生したとすると、この状態はリーダコントローラ
901だけが知りたい状態である。プリンタコントロー
ラ2103としては、自身が出力している最中のジャム
ではないので、もしこの状態を知らされたとしても適切
な後処理を実施できない。
【0114】また、リーダコントローラ901と同等な
制御系を載せようとすると、両コントローラ上に他方が
持つべきジャム処理制御のソフトウェアをも持つことに
なるので重複搭載となり、設計工数上、品質評価上、ソ
フトウェアの容量上で多くの無駄が発生することにな
る。
【0115】従って、基本的には、プリントモード時に
はプリンタコントローラ2103に対して通知し、コピ
ーモード時にはリーダコントローラ901に通知すれば
よいことになる。ただし、コピーモードにおいても、プ
リンタコントローラ2103がエンジンの状態変化信号
が欲しい場合もある。例えば、カセットサイズの変更や
紙無しなどの情報は、プリンタコントローラ2103に
も通知する必要がある。これらは、エンジン制御部20
02で状態変化信号が発行されてから各コントローラに
て処理が行われるまでの時間を厳しく問うものではな
い。
【0116】そこで、以下に説明するような処理が行わ
れる。
【0117】すなわち、リーダコントローラ901がエ
ンジン制御部2002を制御しているコピーモード時に
おいては、制御回路2208のゲート機能を用いてエン
ジン制御部2002から通知されてきた状態変化信号で
ある/PCCRT信号をプリンタコントローラ2103
に対してはマスクし、リーダコントローラ901のみが
割り込みコントローラ2204を通して受信する。
【0118】図21は、リーダコントローラ901の制
御フローを示す。
【0119】ステップS30では、/PCCRT信号が
真になったかを調べ、真になった時点で、リーダコント
ローラ901は、状態変化を取得するコマンドをエンジ
ン制御部2002に対して発行する(ステップS3
1)。
【0120】その後、エンジン制御部2002からの返
答を待ち(ステップS32)、返答があった場合には、
戻ってきたステータスを見てエンジンの状態変化の内容
を把握する(ステップS33)。
【0121】そして、ステップS34では、その状態変
化の内容がプリンタコントローラ2103にも通知する
内容かどうかを判断する。通知する内容としては、例え
ば、給紙カセット・サイズが変更されたような状態変化
がある。
【0122】通知する内容と判断した場合には、制御回
路2208を用いて、フラグをセットし、状態変化信号
である/CCCRT信号を発生(真)させ、プリンタコ
ントローラ2103に通知する(ステップS35)。
【0123】ステップS36では、プリンタコントロー
ラ2103から状態変化の問い合わせがあるか否かを調
べる。プリンタコントローラ2103がエンジン制御部
2002を制御しているプリントモード時においては、
制御回路2208のゲート機能開放し、エンジン制御部
2002から通知されてきた状態変化信号である/PC
CRT信号を、/CCCRT信号としてプリンタコント
ローラに対して通知する(ステップS37)。ステップ
S38では、/CCCRT信号をオフ(偽)にして終了
する。
【0124】また、ステップS34でプリンタに関連し
ない状態変化の場合には、ステップS39に進み、リー
ダコントローラ901の内部で状態変化に対する処理を
行う。
【0125】[実行コマンドに対する制御]次に、実行
コマンドの制御に関して説明する。
【0126】例えば、プリンタコントローラ2103と
リーダコントローラ901が、エンジン制御部2002
に対して同時に使用要求を出した場合、リーダコントロ
ーラ901がどのように制御するかについて説明を行
う。
【0127】図22は、コピー動作中にプリント要求が
発生した場合の例である。
【0128】エンジン制御部2002は、リーダコント
ローラ901から送られてくる画像信号である/PVD
O信号を受け取り、画像形成を行う。その動作は、図1
0で説明したように給紙カセット指定や排紙口指定、画
像形成モードといった設定をリーダコントローラ901
とエンジン制御部2002との間のシリアル通信で設定
済みである。
【0129】1301は各種設定値のバッファであり、
リーダコントローラ901が自分でエンジン制御部20
02に設定した値、および、プリンタコントローラ21
03がエンジン制御部2002に設定した値が格納され
ている。バッファ1301に示した各種設定値のうち、
リーダ用の設定値には、前述した指定値が格納される。
【0130】ここで、コピー動作中にプリンタコントロ
ーラ2103からプリント要求が発生した場合、コピー
動作に割り込んでプリントアウトが行われることは、ユ
ーザビリティの観点からも考えずらい。そこで、この状
況でのプリント要求は、コピー動作が終了するまで延期
されることになる。
【0131】しかし、プリンタコントローラ2103か
らの/CCMD信号に対して、/CSTS信号を返さな
ければならない。そこで、バッファ1301の設定値の
うち、PDL用の設定値にプリンタからの設定値のみ
は、要求に応じて設定しておく。リーダ用の設定値とP
DL用の設定値が異なる場合には、コピー動作が終了
し、プリンタ動作を開始する前にリーダコントローラ9
01からエンジン制御部2002に設定を行えばよい。
【0132】ここで、具体例を挙げる。
【0133】現在は、コピー動作中であり、上段のカセ
ットから給紙し、フェイスアップ排出口に排する設定と
なっており、画像形成モードも原稿がカラーだという判
定の元にカラーモードと設定されていたとする。ここ
で、プリンタコントローラ2103からプリント要求が
発生した場合、プリント実行自体は延期されるが、各種
設定は行うことができる。ここで、プリント要求は、上
段のカセットから給紙し、フェイスダウン排出口に排
出、さらに白黒画像を出力する要求であるとする。給紙
カセット指定については、リーダコントローラ901、
プリンタコントローラ2103とも上段カセットを指定
している。
【0134】従って、コピー動作が終了し、プリント動
作に切り替わった時にも、エンジン制御部2002に対
して給紙段カセット指定コマンドを発行する必要がな
い。排出口と画像形成モードについては、コピー動作と
プリント動作では指定が異なるために、コピー動作が終
了した時点で、リーダコントローラ2103からエンジ
ン制御部2002に対して改めて排紙口指定、画像形成
モード指定のコマンドを発行する必要がある。
【0135】以上のように、リーダコントローラ901
は、プリンタコントローラ2103からのコマンドに対
して、エンジン制御部2002へのコマンド実行を延期
させるだけの判断を行っているのではなく、リーダコン
トローラ901が既にエンジン制御部2002に対して
設定済みのものについては、重複して設定することがな
いような判断を行う。
【0136】図23は、プリント動作中にコピー要求が
発生した場合の例である。
【0137】この場合、図22の場合の例と逆に、ユー
ザビリティの観点からは、コピー機の前でコピーボタン
を押そうとしても、プリント動作中でコピーできないよ
りは、割り込む形でコピー動作を実行できた方がよい。
【0138】プリンタコントローラ2103から送られ
た/CVDO信号がセレクタ2201で選ばれ、/PV
DO信号としてエンジン制御部2002に送られてい
る。仮に、図22で説明したものと全く同じ設定で、プ
リンタコントローラ2103からの設定は、上段カセッ
ト、フェイスダウン排出口、白黒画像モードであるとす
る。エンジン制御部2002は、プリンタコントローラ
2103からの/PPRNT信号がハイレベル(偽)に
なった時に終了をはじめて検知できるので、何枚プリン
トアウトされるかは知らない。
【0139】ここでは、プリンタは、4枚の画像をプリ
ントアウトしようとしていると仮定する。リーダコント
ローラ901から割込でコピー動作要求をしなければ、
図8で示すような画像タイミングのように、エンジン制
御部2002から/PTOP信号が4つ発生され、それ
に応じて画像がプリンタコントローラ2103からリー
ダコントローラ901を介して、エンジン制御部200
2へ送られる。
【0140】そこで、2枚目のプリントアウト中に、カ
ラー原稿の1枚コピーという割込コピー要求がリーダコ
ントローラ901に発生したと仮定する。
【0141】図24は、割り込みコピー時のタイミング
チャートを示す。
【0142】プリンタコントローラ2103からの/C
PRNT要求により、リーダコントローラ901は/P
PRNT要求をエンジン制御部2002に対して発行
し、エンジン制御部2002から/PTOP信号がリー
ダコントローラ901を介して/CTOP信号としてプ
リントコントローラ2103に供給される。このように
して、1501に示す1枚目の画像と、1502に示す
2枚目の画像のプリント動作は実行される。
【0143】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割込コピー要求をリーダコントローラ901が発生
した場合について説明する。
【0144】リーダコントローラ901は、プリンタコ
ントローラ2103に対して、/CCCRT信号を発生
する。これは実際にエンジンの状態が変化したのではな
く、リーダがプリンタエンジンを獲得するためにプリン
タコントローラ2103にエンジンの開放を要求するも
のである。発生の仕方は前述したように制御回路220
8を用いる。
【0145】/CCCRT信号に対してプリンタコント
ローラ2103は、エンジンの状態ステータスをチェッ
クするためのコマンドを発行し、リーダコントローラ9
01はそれに対して、”“コピー動作中”であるという
ステータスをプリンタコントローラ2103に返す。こ
れにより、プリンタコントローラ2103は、/CPR
NT信号をロウレベル(真)にしたままの状態で、エン
ジンがコピー動作中であることを検知して、/CTOP
信号が来るのを待ち続ける。
【0146】コピー状態でなければ、/CPRNTをロ
ウレベル(真)にしたまま、/CTOP信号が来ない場
合は一定時間後にタイムアウトエラーとなるが、コピー
状態の場合には、プリンタコントローラ2103側でタ
イムアウトを解除し、永久に/CTOP信号を待ち続け
るように設定する。今回、エンジン制御部2002から
送られてくる/PTOP信号はコピー動作を行うための
ものであり、リーダコントローラ901側で/PTOP
信号を使用する。また、1505で示すようにエンジン
側から送られてきた/PTOP信号をプリンタコントロ
ーラ2103へマスクすることになる。実際に、リーダ
コントローラ901で生成される画像信号は、1506
の画像信号のみである。
【0147】そして、割込コピーが1枚終了したのち、
再び/PTOP信号のマスクを外し、/CTOP信号と
してプリンタコントローラ2103へ送出することによ
り、プリンタコントローラ2103からの画像150
3,1504をエンジン制御部2002へプリントアウ
トすることができる。
【0148】以上の説明により、プリント動作中の割込
コピー動作を実現することができる。
【0149】このように、プリンタコントローラ210
3やリーダコントローラ901の状態に応じて、プリン
タエンジンをどちらが獲得するかや,どのタイミングで
コマンドを発行するかを全てリーダコントローラ901
が場合に応じて判断し、制御することにより、1つのエ
ンジンに対して、2つのコントローラからの要求を実現
することができる。
【0150】[設定内容確認コマンドに対する制御]次
に、プリンタコントローラ2103は、設定内容確認コ
マンドを発行した場合の制御について説明する。
【0151】プリンタコントローラ2103がエンジン
制御部2002に設定されている状態を確認したいこと
が発生した場合、プリンタコントローラ2103は設定
内容確認コマンドを/CCMD信号を通して発行する。
それを受信したリーダコントローラ901は、図22の
設定値格納用のバッファ1301をチェックし、プリン
タコントローラ2103が確認したい内容が該バッファ
1301のなかにあるならば、その内容を読み出し、/
CSTS信号を通してプリンタコントローラ2103に
通知する。また、該バッファ1301に無い内容なら
ば、リーダコントローラ901は設定内容確認コマンド
を/PCMD信号を通して発行する。エンジン制御部2
002は、その内容を読み出し、設定内容を/PSTS
信号を通してリーダコントローラ901に通知し、リー
ダコントローラ901はその内容を/CSTS信号を通
してプリンタコントローラ2103に通知する。
【0152】以下、本発明に係る主要な制御処理を、図
1〜図3に基づいて説明する。
【0153】[濃度制御シーケンス]次に、濃度制御シ
ーケンスについて説明する。
【0154】特に、カラーの画像形成装置においては、
画像形成に使用する各色要素(Y、M、C、K)の濃度
にバランスが崩れると、適切な画像を出力できなくなっ
てしまう。このバランスが崩れる要因としては、画像形
成を繰り返すことによる感光体402への帯電残量の増
加や、装置を動作させている環境の湿度・濃度が変化し
たことで当初の適応範囲では画像形成を適正に制御しき
れなくなること等である。
【0155】そこで、これらの要因に関与する幾つかの
環境条件に応じて、濃度を一定に保つための制御を行
う。
【0156】環境条件としては、図11のエンジン制御
部2002上に搭載されているCPU2002aで検出
できる項目としては、スタンバイ状態ての連続静止時
間、排出した用紙の枚数、中間転写体405に形成した
画像の枚数などがある。また、プリンタ本体2001内
部に設置されている環境センサ(温度センサ、湿度セン
サなど)からの入力をCPU2002aが監視している
ことによって、環境の変化を検出することができるの
で、これを条件とすることができる。
【0157】図1は、各環境条件の変化を検出して、濃
度制御の必要性を判断したときのプリンタ本体2001
の制御シーケンスを示す。
【0158】プリンタ本体2001では、センサ270
1で示す各種環境センサから、エンジン制御部2002
の濃度調整判断部2702へ周辺の状態が常に通知され
ている。さらに、カウンタ2703では、前回の濃度制
御実行時からの出力枚数を用紙サイズや、白黒かフルカ
ラーといった種類に応じて記憶し、その出力枚数を濃度
調整判断部2702に通知する。濃度調整判断部270
2では、これらの情報から、濃度調整の必要性を判断す
る。濃度調整が必要と判断された場合には、その必要な
情報が/CCRT信号やステータスを利用してプリンタ
2000の動作を指示しているプリンタコントローラ2
103の濃度調整実行判断部2704に通知される。プ
リンタコントローラ2103は、その情報が通知された
時点で、装置全体の動作状況から判断して濃度制御を実
行してよいタイミングであるならば、エンジン制御部2
002に対して濃度制御実行指示をコマンドで伝達す
る。エンジン制御部2002は、このコマンドを受け
て、濃度制御を実行する。
【0159】上記のような環境条件の変化があった場合
や所定カウント値に到達した場合には、全体の濃度が低
下することが多い。濃度制御の主な対象は、この低下し
た濃度を適正な値に戻すことである。プリンタコントロ
ーラ2103からの濃度制御実行が指示されると、エン
ジン制御部2002上のCPU2002aは、エンジン
の動作を開始する。定常状態になったところで、中間転
写体405上に所定の濃度値に相当する濃度パッチを形
成する。本パッチパターンは、エンジン制御部2002
上に搭載されているゲート・アレイなどの電子回路を用
いて形成し、レーザーを駆動することが一般的である。
プリンタ本体2001の内部には、エンジン制御部20
02上から配線されている濃度センサ419(図7参
照)が配置されており、これを用いて中間転写体405
上に形成された濃度パッチの濃度を読込む。
【0160】エンジン制御部2002上のCPU200
2aは読込んだ濃度値が、形成した濃度パッチに対応し
た適切な濃度になっているかどうかを判断して、もし異
なる場合にはパッチを形成した中間転写体405をクリ
ーニングして電子写真において出力画像の濃度を制御す
るパラメータとなる帯電、現像、転写などにかける高圧
の値を調整して、再度同等の濃度制御を実行する。この
ような制御を行うことにより、濃度を適正値に戻すこと
が可能となる。
【0161】なお、濃度調整判断部2702および濃度
調整実行判断部2704は、制御プログラムによるソフ
ト的な手段として構成する他に、論理演算回路によるハ
ード的な手段によっても構成することが可能である。ソ
フト的な手段として構成する場合には、通常のROM等
の記憶手段の他に、別体として、フロッピーディスク等
の記憶媒体に記憶させてもよい。
【0162】[本発明の具体例]次に、本発明の特徴で
ある1ジョブの途中で濃度調整等の再調整をできる限り
避ける制御処理について説明する。
【0163】ここでは、ジョブの動作の開始以前か動作
終了以後に濃度調整を行うようにするものである。
【0164】図1において、予測カウンタ2705を用
いて、プリンタ内部に持っているカウンタと同様にプリ
ンタコントローラ2103側でも画像の出力に合わせて
出力枚数をカウントする。これは、TOP信号の回数を
カウントし、カラーであれば4回で1枚分、白黒であれ
ば1回で1枚分とカウントする。このカウント値と27
02から通知される濃度調整予告の組み合わせにより、
濃度調整実行判断部2704で、調整実行を指示するか
どうかが決定される。
【0165】次に、濃度調整実行判断部2704での制
御処理の例を、図2および図3に基づいて説明する。
【0166】本例では、プリンタの電源投入後から、一
定の条件の間と、それ以降での濃度調整判断が異なる。
そこで、図2の処理Aの制御フローと、図3の処理Bの
制御フローとに分けて示す。
【0167】まず、電源投入直後からの制御(処理A)
を、図2に基づいて説明する。
【0168】プリンタコントローラ2103へ画像デー
タが蓄積され、印字動作が可能となった段階で、印与動
作開始となる。その段階で、ステップS2901では、
出力する画像のサイズがラージサイズなのか、スモール
サイズなのかを判断する。これは、プリンタの構成によ
り、スモールサイズの場合とラージサイズの場合とで、
カウントする条件が異なるためである。
【0169】次に、用紙がスモールサイズであってもペ
ージ形成モードが1の場合にはステップS2904へ、
ページ形成モードが2の場合にはステップS2903へ
と進む。
【0170】ステップS2903とステップS2904
の制御の切り替えを行うのは、中間転写体405の1回
転分を1枚とカウントするためである。つまり、ラージ
サイズでは中間転写体405に画像が1枚しか形成でき
ないために1とカウントし、ハーフサイズで2ページ形
成モードならば中間転写体405に2枚分の画像を形成
できるが、濃度調整のためにカウント値としては1とし
かカウントしないためである。
【0171】ステップS2903では、1ジョブである
印字動作を開始する際、これから出力しようとしている
枚数の中間転写体405の1回転分を1枚とカウントす
るように2で割った値と、前回の濃度調整実行からの累
積値との和が、ある閾値を超えるか否かを判断する。閾
値を超える場合には、ステップS2905に進み、1ジ
ョブの開始前に濃度調整実行をプリンタに指示する。こ
の閾値は、具体的には75枚程度である。
【0172】ステップS2904は、ステップS290
3の中間転写体405の1回転分への換算のための÷2
が無いだけである。これらの条件が満たされる場合には
濃度調整を1ジョブの開始前に、満たされない場合には
濃度調整を実行することなく、ステップS2906の画
像出力ジョブに突入する。
【0173】この中では、前回の濃度調整処理終了から
の累積枚数をカウントする。そして、1ジョブの動作が
終了した後で、ステップS2907に移り、累積枚数が
閾値2を超えるかどうか判断する。この閾値は、濃度調
整を実行しなければならない枚数から、1ジョブで出力
可能な最大枚数を引いたものである。例えば、濃度調整
を実行しなければならない枚数を200枚として、出力
可能最大枚数を100枚とすると、200−100の1
00を1ジョブ終了後の累積カウンタが超えていれば、
1ジョブ終了後にステップS2908で濃度調整を実行
する。この理由は、次のジョブで最大枚数を設定された
場合に、必ず次のジョブの途中で濃度調整を行わなけれ
ばならない状況が発生することが予想されるので、ジョ
ブ終了時に前もって濃度調整を行っておこうというねら
いがある。この処理が実行された場合には、次から濃度
調整の処理Bである図3に示す制御処理に移行する。
【0174】次に、処理Bの制御処理を、図3に基づい
て説明する。
【0175】この処理Bでは、電源投入後に1度濃度調
整を実行すると、それ以降は濃度調整を行わなければな
らない頻度が減るため、処理Aよりも大きい閾値で制御
する。
【0176】まず、ステップS3000では、印字モー
ドが白黒モードかどうかを判断する。
【0177】ステップS3001〜ステップS3008
の処理、および、ステップS3011〜ステップS30
18の処理と、前述したステップS2901〜ステップ
S2908の処理との違いは、閾値の設定が異なるのみ
であり、その他の処理は同じである。
【0178】例えば、ステップS3003やステップS
3004での閾値3は、カラー動作の場合であり、濃度
の変動が比較的大きいので閾値は100程度の値とな
る。同様に、ステップS3013やステップS3014
の閾値5は、モノカラーモードの場合であり、濃度の変
動が小さいためにそれほど頻繁に濃度調整を行う必要が
なく、閾値は400程度の値となる。
【0179】以上に説明した制御を行うことにより、1
ジョブの途中に濃度再調整処理を可能な限り入れること
なく、画像出力を実現でき、これにより、1ジョブ中に
おける濃度の変動を押さえることが可能となる。
【0180】なお、本例では、1ジョブ中の再調整処理
として、濃度調整を例に挙げたが、これに限るものでは
なく、他の調整処理でも同様な効果を和得ることができ
る。
【0181】[第2の例]次に、本発明の第2の実施の
形態を、図25に基づいて説明する。なお、前述した第
1の実施の形態と同一部分についての説明は省略し、同
一符号を付す。
【0182】本例は、前述した第1の例で説明した図1
に示したプリンタコントローラ2103の代わりに、複
写機能を実現させるためのスキャナ101をプリンタ本
体2001と同期させて動かすことが可能なリーダコン
トローラ901を接続し、図2および図3のような制御
処理を実行する場合の例である。
【0183】この場合、リーダコントローラ901内に
は、濃度調整実行判断部2704と、予測カウンタ27
05と、スキャナ制御部2806とが設けられている。
【0184】そして、濃度調整実行判断部2704が、
濃度調整を行うと判断した場合には、図2および図3の
制御処理を同様に実行すると共に、スキャナ制御部28
06を介して、スキャナ101内にある光電変換装置8
04(CCDユニット)の読取移動用モータを停止させ
たり、光源を一時消灯して、濃度調整処理が終了するま
で待機させるという制御処理が追加実行される。
【0185】[第3の例]次に、本発明の第3の実施の
形態について説明する。なお、前述した第1および第2
のの実施の形態と同一部分についての説明は省略し、同
一符号を付す。
【0186】本例は、前述した第1の例(図1参照)と
第2の例(図25参照)とのそれぞれ設けられたプリン
タコントローラ2103とリーダコントローラ901と
をカスケードに接続する場合の例である。
【0187】この場合、各コントローラ2103,90
1で持っている予測カウンタ2705の値を一方のコン
トローラが認識しており、その一方のコントローラのジ
ョブで出力された画像の枚数を他方のコントローラがカ
ウントするような制御処理を実行する。これにより、複
数のコントローラが存在した場合でも、1ジョブの途中
に極力濃度調整を入れることなく画像出力を行うことが
可能となる。
【0188】[第4の例]次に、本発明の第4の実施の
形態を、図26に基づいて説明する。なお、前述した第
1〜第3の実施の形態と同一部分についての説明は省略
し、同一符号を付す。
【0189】本例は、前述した第1の例〜第3の例を応
用して、ネットワークを介してシステムとして構築した
場合の例である。図26は、本システムの構成例を示
す。
【0190】図26のシステムにおいては、ネットワー
ク2105上に、ホストコンピュータ2104と、プリ
ンタコントローラ2103と、プリンタ本体2001を
駆動するエンジン制御部2002とからなる系が接続さ
れ、また、プリンタコントローラ2103と、エンジン
制御部2002とからなる系が接続して構成されてい
る。
【0191】そして、ホストコンピュータ2104から
送られてきた画像データは、直接若しくはネットワーク
2105を介してプリンタコントローラ2103に転送
され、このプリンタコントローラ2103はその画像デ
ータをエンジンの動作に合わせてエンジン制御部200
2に出力し、これにより、前述した図2および図3に示
したような制御処理を用いて画像の形成を行うことがで
きる。
【0192】[第5の例]次に、本発明の第5の実施の
形態を、図27に基づいて説明する。なお、前述した第
1〜第4の実施の形態と同一部分についての説明は省略
し、同一符号を付す。
【0193】図27のシステムにおいては、図26のシ
ステムに画像読み取り機能を有する画像読み取り装置2
501を追加して構成した場合の例である。
【0194】画像読み取り装置2501としては、前述
した原稿読取装置101や、その他の画像読取機能を有
する装置を用いることができる。
【0195】画像読み取り装置2501は、ホストコン
ピュータ2104に直接若しくはネットワーク2105
経由で接続されており、この場合にも図26のシステム
と同様な処理を行うことができる。
【0196】[第6の例]次に、本発明の第6の実施の
形態を、図28に基づいて説明する。なお、前述した第
1〜第5の実施の形態と同一部分についての説明は省略
し、同一符号を付す。
【0197】図28のシステムにおいては、図26およ
び図27のシステムを応用して、プリント機能と複写機
能の両方を実現した場合の例である。
【0198】ホストコンピュータ2104と接続された
コントローラ部2602と、このコントローラ部260
2と通信ライン2601を介して接続された原稿を読み
取る画像読取装置2501と、コントローラ部2602
と画像読取装置2501のどちらか一方を選択するセレ
クタ部2603と、エンジン制御部2002とから構成
される。
【0199】この場合、コントローラ部2602は、前
述した図26および図27に示したプリンタコントロー
ラ2103に対して、画像読取装置2501と通信がで
きるようにして構成されており、この場合にも図26お
よび図27のシステムと同様な処理を行うことができ
る。
【0200】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達
成するためのソフトウェアによって表されるプログラム
を格納した記憶媒体を該システム或いは装置に読み出す
ことによって、そのシステム或いは装置が、本発明の効
果を享受することが可能となる。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1ジョブの開始と終了時に、前回の濃度制御実行から現
時点までの出力枚数と次のジョブに出力されると予想さ
れる枚数とから、1ジョブの途中で濃度制御を実行しな
ければならない状況が発生するかどうかを判断するよう
にしたので、可能な限り適正なタイミングで濃度制御の
実行を保証することができるようになり、これにより、
1ジョブの途中で発生する濃度制御を極力抑制し、1ジ
ョブ中の画像濃度の変動を最小限に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるプリンタコン
トローラでの濃度調整制御を示すブロック図である。
【図2】濃度調整処理を示すフローチャートである。
【図3】他の濃度調整処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】プリンタの制御システムの構成を示すブロック
図である。
【図5】図4の制御システムにおける電気的な接続関係
を説明するブロック図である。
【図6】ビデオインタフェース信号の一覧を示す説明図
である。
【図7】プリンタにおける紙搬送機構を示す断面図であ
る。
【図8】画像信号のタイミングチャートである。
【図9】シリアル通信のタイミングチャートである。
【図10】プリント動作時のシリアル通信を示す説明図
である。
【図11】リーダコントローラを装備した場合における
プリンタの制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図12】原稿読取装置を装備した場合におけるプリン
タの断面図である。
【図13】図11のリーダコントローラを装備した制御
システムにおける電気的な接続関係を説明するブロック
図である。
【図14】リーダコントローラ内の構成を示すブロック
図である。
【図15】他のリーダコントローラ内の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】コピー時とプリント時のタイミング差を示す
説明図である。
【図17】リーダコントローラが装備されていない場合
におけるプリンタコントローラでの通信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図18】リーダコントローラが装備されていない場合
におけるエンジン制御部での通信処理を示すフローチャ
ートである。
【図19】リーダコントローラが装備された場合におけ
るリーダコントローラでの通信処理を示すフローチャー
トである。
【図20】リーダコントローラが装備された場合におけ
るリーダコントローラでの通信処理を示すフローチャー
トである。
【図21】リーダコントローラが装備された場合におけ
るリーダコントローラでの/CCRT信号の状態変化の
処理を示すフローチャートである。
【図22】コピー動作中のプリント要求の処理を示すブ
ロック図である。
【図23】プリント動作中のコピー要求の処理を示すブ
ロック図である。
【図24】割込コピー時のタイミングチャートである。
【図25】本発明の第2の実施の形態であるリーダコン
トローラでの濃度調整制御を示すブロック図である。
【図26】本発明の第4の実施の形態であるプリンタシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図27】本発明の第5の実施の形態であるプリンタシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図28】本発明の第6の実施の形態であるプリンタシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 原稿読取装置 901 リーダコントローラ 2000 プリンタ 2001 プリンタ本体 2002 エンジン制御部 2103 プリンタコントローラ 2104 ホストコンピュータ 2105 ネットワーク 2702 濃度調整判断部 2704 濃度調整実行判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 AR01 HH03 HJ03 HJ04 HK06 HK10 HK11 HK15 HK19 HL01 HN15 HN17 HN18 HN19 HR04 HV09 HV10 HV13 HV35 2H027 DA09 DA11 DA12 DA14 DA26 DA50 DC18 EA18 FB13 5B021 AA02 AA19 CC00 EE01 KK01 KK02 5C062 AA05 AA29 AB17 AB35 AB38 AB40 AB41 AC02 AC10 AC13 AC14 AC24 AC38 AC58 AC69 AE14 BA00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理を行う画像処理手段と、 前記画像処理手段の環境設定条件の変化を検出する検出
    手段と、 前記検出手段により検出された信号に基づいて、1つの
    ジョブの途中で前記環境設定条件を再設定するか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段からの出力信号に基づいて、前記画像処理
    のどの期間で前記環境設定条件を再設定するかを決定す
    る再設定実行タイミング制御手段とを具えたことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像の読取処理を行う読取手段をさらに
    具え、 前記再設定実行タイミング制御手段は、前記環境設定条
    件を再設定すると判断した場合、前記読取手段に対して
    前記読取処理を一時停止させることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 複数個の再設定実行タイミング制御手段
    をさらに具え、 前記複数個の再設定実行タイミング制御手段は、前記環
    境設定条件を再設定するタイミングの制御形態を互いに
    認識することを特徴する請求項1又は2記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、感光体を有し、電
    子写真式により画像形成を行うことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像処理装置と、 該画像処理装置に対して画像情報のやり取りをするホス
    ト装置とを具えたことを特徴とする画像処理システム。
  6. 【請求項6】 画像処理を行う画像処理工程と、 該画像処理における環境設定条件の変化を検出する検出
    工程と、 該検出された信号に基づいて、1つのジョブの途中で前
    記環境設定条件を再設定するか否かを判断する判断工程
    と、 該判断の結果を示す信号に基づいて、前記画像処理のど
    の期間で前記環境設定条件を再設定するかを決定する再
    設定実行タイミング制御工程とを具えたことを特徴とす
    る画像処理方法。
  7. 【請求項7】 画像の読取処理を行う読取工程をさらに
    具え、 前記環境設定条件を再設定すると判断した場合、前記読
    取処理を一時停止させることを特徴とする請求項6記載
    の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 複数の再設定実行タイミング制御工程を
    さらに具え、 当該複数の再設定実行タイミング制御工程は、前記環境
    設定条件を再設定する実行タイミングの制御形態を互い
    に認識することを特徴する請求項6又は7記載の画像処
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記画像処理工程は、感光体を用いて電
    子写真式により画像形成を行うことを特徴とする請求項
    6ないし8のいずれかに記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれかに記載の
    画像処理方法を用い、 画像処理装置とホスト装置との間で画像処理に関する画
    像情報のやり取りをすることを特徴とする画像処理方
    法。
  11. 【請求項11】 コンピュータによって画像処理の制御
    をするための制御プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 該制御プログラムはコンピュータに、 該画像処理における環境設定条件の変化を検出させ、 該検出させた信号に基づいて、1つのジョブの途中で前
    記環境設定条件を再設定するか否かを判断させ、 該判断の結果を示す信号に基づいて、前記画像処理のど
    の期間で前記環境設定条件を再設定させるかを決定させ
    ることを特徴とする画像処理制御プログラムを記録した
    記録媒体。
  12. 【請求項12】 画像の読取処理を行わせる際、 前記環境設定条件を再設定させると判断させた場合に
    は、前記読取処理を一時停止させることを特徴とする請
    求項11記載の画像処理制御プログラムを記録した記録
    媒体。
  13. 【請求項13】 複数個の再設定実行タイミング制御工
    程をさらに具え、 前記環境設定条件を再設定する実行タイミングの制御形
    態を互いに認識することを特徴する請求項11又は12
    記載の画像処理制御プログラムを記録した記録媒体。
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