JPH11207979A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents
インクジェット式記録ヘッドInfo
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- JPH11207979A JPH11207979A JP1061498A JP1061498A JPH11207979A JP H11207979 A JPH11207979 A JP H11207979A JP 1061498 A JP1061498 A JP 1061498A JP 1061498 A JP1061498 A JP 1061498A JP H11207979 A JPH11207979 A JP H11207979A
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- Japan
- Prior art keywords
- head cover
- ink
- nozzle
- recording head
- nozzle plate
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
たインクによるワイピング動作時の目詰まりを防ぐこ
と。 【解決手段】 ノズルプレート20とヘッドカバー35
の接触面に弾性部材36を配設し、ノズルプレート20
とヘッドカバー35の隙間をシールすることにより、ヘ
ッドカバー35とノズルプレート20の間にインクが侵
入することを防ぐ。
Description
ンク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド、より詳
細には記録ヘッド本体を保護するヘッドカバーの構造に
関する。
ク滴を吐出して文字や図形を出力するオンデマンド型イ
ンクジェットヘッドは、ワイヤドット式記録ヘッドと比
較して、印字品質が高く、かつ騒音が低く、さらにペー
ジプリンタに比較してランニングコストが低いため急速
に普及している。このインクジェット式記録ヘッドは、
その本体が極めて小さく、また外力の作用を受けると破
損しやすいため、ノズルプレートのインク吐出面だけを
露出させた状態で保護部材を兼ねるヘッドホルダを介し
てキャリッジに取り付けられている。
ホルダとヘッド駆動部との接続部の保護、ノズル面に帯
電した静電気をフレームGNDに接地することで除電する
役割を持つ金属製のヘッドカバーが取り付けられてい
る。
ノズル開口から液体であるインクを吐出してドットを印
刷したり、またノズル開口の目詰まりを解消するために
ゴムなどのワイピング部材によりノズルプレートを拭う
関係上、インク滴が周囲に飛散し、その一部がノズルプ
レートとヘッドカバーの間に侵入する。
の間には寸法精度上避けられない程度の隙間があるた
め、ノズルプレートとヘッドカバーの間にインクが侵入
する。
の間に残ったインクは、水分の蒸発に伴いその粘度が増
加し、次に行われるワイピングの際にワイピング部材に
より引き伸ばされ、ノズル開口の目詰まりを引き起こす
一因になるという問題がある。
ものであって、その目的とするところはノズルプレート
にインクが残留することを防止できる新規なインクジェ
ット式記録ヘッドを提供するところにある。
るために本発明のインクジェット式記録ヘッドは、ノズ
ル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド本体を、キャ
リッジとの固定部材をなすヘッドホルダに取り付けてな
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、ノズル形成部
周辺を覆うように配設したヘッドカバーのノズルプレー
トとヘッドカバーの接触部に弾性部材を設けたことを特
徴とするものである。
ルプレートとヘッドカバーの間にインクが侵入すること
を防止する。
した実施例に基づいて説明する。
ンクジェット式記録装置の一実施例を示すものであっ
て、キャリッジ1は、タイミングベルト2を介してモー
ター3に接続され、案内部材4にガイドされて記録媒体5
の幅方向に往復運動可能に構成されている。キャリッジ
1の記録媒体5対向方向には、ヘッドホルダ6を介して
記録ヘッド7が固定され、また上面にはインクカートリ
ッジ8が脱着可能に搭載されている。なお、図中符号9
は、キャッピング装置を示している。ワイピング装置1
0は記録ヘッドのノズル開口が形成されたノズルプレー
トに接触するゴム等の弾性板により構成されていて、キ
ャッピング装置9、吸引ポンプから構成されるクリーニ
ング装置の一部品として、ノズルプレートの表面を払拭
してノズル開口列のインク吐出能力を回復する役割を果
たしている。
示す組み立て斜視図であって、ノズル開口20aが形成
されたノズルプレート20、共通インク室形成基板2
1、インク供給口形成基板22の間に接着シート23、
24を挟んで固着して構成される流路ユニット25と、
図示しない複数の圧力発生室とこの圧力発生室に対応す
る複数の圧電振動子が形成されたアクチュエータユニッ
ト26とを接着シート27で固着して記録ヘッド本体7
が構成されている。6はヘッドホルダで、記録ヘッド本
体7のインク誘導口22aに連通するインク供給針3
1、31、31がフィルタ32、32、32を介装して
垂設されて構成されており、下面に記録ヘッド本体7を
接着剤でヘッドホルダ6に接着するとともにヘッドカバ
ー35によりノズルプレート20側から固定している。
ー35はインクの吐出口を妨げないようにノズル面中心
に開口部35aを持ち、ノズル面外周及び、記録ヘッド
本体7とヘッドホルダー6の接着部を覆うように取り付
けられている。
図であり、キャリッジ1には、記録ヘッド が取り付け
られた際に、ヘッドカバー35に接触するように接地板
39が取り付けられている。この接地板はインクジェッ
ト式記録装置本体を介してGNDに接地されており、印字
動作時にノズルプレートに発生した静電気を取り除く役
割を果たしている。
て、ノズルプレートとの接触部の先端、ノズルプレート
側にはシール材として弾性部材36が取り付けられてい
る。
方法の一例である。ヘッドカバーのノズル接触部の先端
を型材37で密閉し、そこにインクに対して耐久性を持
ち、かつパッキン材として適した材料、たとえばブチル
ゴム等のパッキン形成材を注入することにより、弾性部
材36を形成する。
バーをヘッド本体に装着した際の状態を示す図であり、
弾性部材36は、ヘッドカバー35とノズルプレート2
0との接触面からΔh1の高さを持っており、ヘッドカ
バーがノズルプレートに取り付けられた際、図7(ロ)
に示されるようにヘッドカバー開口部内周に均一に突出
するようになっている。
によるノズルプレート20のワイピング操作によりノズ
ル面でインクが拭き取られた際に、ノズルプレートとヘ
ッドカバーの隙間にインクが入り込まず、上述したよう
にその後のワイピング操作における、ノズルの目詰まり
を防止することができる。また、ヘッドカバー35の金
属部材とノズルプレート20との接触部が残されている
ため、ノズル面をGNDに接地する役割を果たしている。
のであって、この実施例ではヘッドカバー35の外側に
弾性部材37を用いた別部材を固定したものである。こ
の部材の一部は金属製のヘッドカバー35の内側にあ
り、ヘッドカバーをノズルプレートに取り付けた際、図
8(ロ)に示されるように、弾性部材37がヘッドカバ
ー35により押圧され固定される。この実施例において
も、ヘッドカバーとノズルプレートに生じる隙間を弾性
部材でシールするため、ワイピング動作時にノズルプレ
ートとヘッドカバーの隙間にインクが進入することを防
ぐことができる。
って、上記の弾性部材に導電性の材料、たとえば導電性
ゴム等の弾性部材38を用いることにより、図9(イ)、
(ロ)に示すような、金属製のヘッドカバー35とノズル
面が接触していない構造を用いても、インクの侵入を防
ぎ、なおかつノズル面の接地を確保し静電気を除去する
効果を持つヘッドカバーを作ることができる。
をアクチュエータとするインクジェット式記録ヘッドに
例を採って説明したが、ヒーターによりインクを気化さ
せ、気化時の圧力でインクを吐出させるバブルジェット
式記録ヘッドに適用しても同様の効果を奏することは明
らかである。
は、ノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド本体
を、キャリッジとの固定部材をなすヘッドホルダに取り
付けてなるインクジェット式記録ヘッドにおいて、ノズ
ルプレートとヘッドカバーとの間にシール材を設けたの
で、インクがノズルプレートとヘッドカバーの間に侵入
することを防ぐことができ、ワイピング動作時に、ノズ
ルが目詰まりすることを防止することができる。
た記録装置の一実施例を示す図である。
斜視図である。
ら見た図である。
ある。
実施例を示す図である。
を示す図である。
ン近傍の拡大断面図である。
す、ヘッドカバー断面図である。
す、ヘッドカバー断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ノズル開口からインク滴を吐出する記録
ヘッド本体を、キャリッジとの固定部材をなすヘッドホ
ルダに取り付けてなり、ノズル面からインク滴の吐出方
向に対してある一定の高さを持ち、ノズル面外周を覆う
ように配設したヘッドカバーを有し、ノズル面に接する
前記ヘッドカバーとノズル面の間に弾性部材を設けたイ
ンクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記ヘッドカバーの内側に弾性部材を形
成し、記録ヘッド本体に取り付けられた際に押圧を受け
た状態で固定されている請求項1に記載のインクジェッ
ト式記録ヘッド。 - 【請求項3】 前記弾性部材が、ヘッドカバーに別部材
として取り付けられている請求項1に記載されているイ
ンクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記弾性部材が、導電性材料からなるこ
とを特徴とする、請求項1に記載されているインクジェ
ット式記録ヘッド。 - 【請求項5】 前記弾性部材は、前記ヘッドカバー開口
部内面からその表面ほぼ全域を被覆するよう形成してな
る請求項1に記載されているインクジェット式記録ヘッ
ド。 - 【請求項6】 前記弾性部材は、前記ヘッドカバー開口
部内面に突出するように配設してなる請求項1に記載さ
れているインクジェット式記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061498A JP3603579B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | インクジェット式記録ヘッド |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11207979A true JPH11207979A (ja) | 1999-08-03 |
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1061498A Expired - Fee Related JP3603579B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | インクジェット式記録ヘッド |
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-
1998
- 1998-01-22 JP JP1061498A patent/JP3603579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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