JPH11207588A - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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Publication number
JPH11207588A
JPH11207588A JP2630498A JP2630498A JPH11207588A JP H11207588 A JPH11207588 A JP H11207588A JP 2630498 A JP2630498 A JP 2630498A JP 2630498 A JP2630498 A JP 2630498A JP H11207588 A JPH11207588 A JP H11207588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
robot
deburring
grindstone
grinding wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2630498A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Toyama
修 外山
Tetsuji Sugiura
哲二 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2630498A priority Critical patent/JPH11207588A/ja
Publication of JPH11207588A publication Critical patent/JPH11207588A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットを大型化することなく、かつ無駄のな
い動作により短いサイクルタイムでバリ取り加工を可能
とし、汎用性を持ったバリ取り装置を提供する。 【解決手段】ワークWの搬入装置3と搬出装置4との間
にワーク受け渡し台5と砥石台6a,6bとが配置さ
れ、前記搬入装置3からワークWを受け取り前記砥石台
6aによってワークWの片側面をバリ取り加工し前記ワ
ーク受け渡し台5に載置する第1ロボット8aと、前記
ワーク受け渡し台5のワークWを受け取りワークWの前
記片側面とは反対の片側面を前記砥石台6bによってバ
リ取り加工し前記搬出装置4に受け渡す第2ロボット8
bを前記ワーク受け渡し台5と砥石台6a,6bとを挾
んで配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砥石車によってワ
ークのバリを除去するバリ取り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋳造したワークには湯口切断後の切り口
や見切り部にバリが発生する。このバリの大きさは一定
ではなく、工作機械に搬入時の把持や加工基準、刃具の
当たり等に問題があり、そのままでは切削加工や研削加
工ができない。そのために、従来では手作業又は専用の
バリ取り機でバリを除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】手作業によるバリ取り
は、たがねを用いてバリを削る作業であり、作業者を重
労働で悪環境から開放するという点から嫌われている。
そこで、専用のバリ取り機が用いられている。この専用
のバリ取り機として、ロボットにグラインダを持たせて
ワークのバリ取り加工を行うようにしたものが特公平7
−53339号で開示されている。このような専用のバ
リ取り機では高能率にバリ取りを行おうとすると、ロボ
ットにもたせるグラインダが大型化するため、ロボット
も大型化し高価となるばかりでなく、ロボットを設置す
るスペースも大きく必要となる問題がある。
【0004】本発明の目的は、ロボットを大型化するこ
となく、かつ無駄のない動作により短いサイクルタイム
でバリ取り加工を可能とし、汎用性を持ったバリ取り装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、ワークの搬入装置及び搬出装置と、この
搬入装置と搬出装置との間にワーク受け渡し台と砥石台
とが配置され、前記搬入装置からワークを受け取り前記
砥石台によってワークの片側面をバリ取り加工し前記ワ
ーク受け渡し台に載置する第1ロボットと、前記ワーク
受け渡し台のワークを受け取りワークの前記片側面とは
反対の片側面を前記砥石台によってバリ取り加工し前記
搬出装置に受け渡す第2ロボットを前記ワーク受け渡し
台と砥石台とを挾んで配設したことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明装置の全体構成を示す平
面図である。この図1において、1はベースであり、こ
のベース1の周囲を上下位置調節機能を備えた多数の支
持ブロック2によって水平面を保持するよう支持されて
いる。
【0007】前記ベース1の端部上にワークWの搬入装
置3及び搬出装置4とが所定の間隔で並列配置されてお
り、この搬入装置3及び搬出装置4との間のベース1の
中央部には、砥石車7aを備えた第1砥石台6aと砥石
車7bを備えた第2砥石台6bとが前記砥石車7a,7
bを対向させて設置されている。この砥石車7a,7b
の研削面は外側端面と外周面で構成されており、ワーク
Wのバリ取りはこれらの2面を使って行われる。また前
記第1砥石台6aの側方にワーク受け渡し台5が一体的
に設けられている。
【0008】さらに、前記第1砥石台6a,第2砥石台
6bを挾んで前記搬入装置3側には第1ロボット8aが
設置され、前記搬出装置4側には第2ロボット8bが設
置されている。この第1ロボット8aは前記搬入装置
3,第1砥石台6a及びワーク受け渡し台5を含む作業
エリア9aを受け持ち、第2ロボット8bは前記ワーク
受け渡し台5,第2砥石台6b及び搬出装置4を含む作
業エリア9bを受け持つものである。尚、10はロボッ
ト制御装置を示す。
【0009】前記第1ロボット8a及び第2ロボット8
bには図3及び図4で示すようにハンド11a,11b
を有しており、このハンド11a,11bは図5及び図
6で第1ロボット8aにより代表して示すように、ワー
クW(実施例ではエンジンに用いられるカムシャフト)
を把持する構造である。
【0010】前記ハンド11a,11bによって把持さ
れるワークWは、ハンド11a,11bによる把持側は
ハンド11a,11bが干渉するためバリ取り加工を行
うことができない。従って、第1ロボット8aのハンド
11aで把持したワークWのバリ取り加工部所は図2で
示すように、片側面の端面イと長手方向面ロであり、第
2ロボット8bのハンド11bで把持したワークWのバ
リ取り加工部所は図3で示すように、前記片側面とは反
対の片側面の端面ハと長手方向面ニである。
【0011】前記搬入装置3及び搬出装置4の一部及び
第1砥石台6a,第2砥石台6b,第1ロボット8a,
第2ロボット8bはベース1上の設置した全体カバー1
4で覆われており、第1砥石台6a,第2砥石台6bは
砥石台カバー15によって覆われている。また、ワーク
受け渡し台5には図7で示すようにワークWの有無を判
定する光センサ17を備えている。
【0012】前記、第1砥石台6a,第2砥石台6bの
下部には図4及び図7で示すように、第1砥石台6a,
第2砥石台6bの砥石車7a,7bの直下には図1、図
3及び図4で示すように、砥石車7a,7bから放出す
るバリの切り屑を受けるホッパ12a,12bとトレイ
16が配置されており、このホッパ12a,12bには
吸引ダクト13a,13bが結合され、全体カバー14
の外部に導出するようになっている。
【0013】前記搬入装置3は図8で示すように、全体
カバー14の外側から内側に向けて多数並列して固設さ
れたワーク支持部材18と、このワーク支持部材18に
対し上下動及び前進後退移動するリフトアンドキャリー
式のワーク送り部材19とによって構成されている。2
0は上下動用シリンダであり、21は前進後退移動用シ
リンダである。22は第1ロボット8aのハンド11a
がワークWを把持する位置におけるワークWの有無を判
定する光センサである。この構成により搬入装置3は、
作業者によりセットされたワークWを光センサ22がワ
ークWの有無を判定できる位置、すなわち、第1ロボッ
ト8aがワークWを把持できる位置まで搬送する。
【0014】前記搬出装置4は図9で示すように、全体
カバー14の内側から外側に下方に傾斜したシュート2
3と、このシュート23の下端に配置した受け函24と
から構成されている。
【0015】上記本発明装置によるバリ取り加工工程を
図10のサイクル線図を加えて説明する。搬入装置3
は、作業者が一番手前に位置するワーク支持部材18に
セットしたワークWをワーク送り部材19の上昇,前
進,下降,後退のリフトアンドキャリー動作により順次
前方に送り移動し、この動作の繰り返しによって第1ロ
ボット8aのハンド11aがワークWを把持する位置に
送り、この位置のワークWを光センサ22で検出する。
【0016】第1ロボット8aは、前記搬入装置3へ移
動してハンド11aによりワークWを把持(クランプ)
した後に第1砥石台6aに移動し、砥石7aにより図2
で示すように、ワークWの一方の端面イのバリ取り加工
を行い、続いてワークWの片側面の長手方向面ロのバリ
取り加工を行ってワーク受け渡し台5(仮置き台)にワ
ークWを仮置きして把持開放(アンクランプ)する。
【0017】その後、第1ロボット8aは原位置に戻
り、前記搬入装置3の光センサ22によるワーク検出に
よって再び搬入装置3へ移動して前記の動作を繰り返し
行うものである。尚、前記ワーク受け渡し台5にワーク
Wが仮置きされると、これを光センサ17によってワー
ク検出する。
【0018】第2ロボット8bは、前記光センサ17に
よる検出に基づきワーク受け渡し台5(仮置き台)に移
動して前記仮置きされているワークWの前記第1砥石台
6aによってバリ取り加工した側をハンド11bによっ
て把持(クランプ)し、第2砥石台6bに移動して砥石
7bにより図3で示すように、ワークWの他方の端面ハ
のバリ取り加工を行い、続いてワークWの片側面の長手
方向面ニのバリ取り加工を行って搬出装置4へ移動し、
ワークWを把持開放(アンクランプ)する。その後第2
ロボット8aは原位置に戻り、前記ワーク受け渡し台5
の光センサ17によるワーク検出によって再びワーク受
け渡し台5へ移動して前記の動作を繰り返し行うもので
ある。
【0019】搬出装置4で第2ロボット8bのハンド1
1bから把持開放したバリ取り加工完了のワークWはシ
ュート23上を下降して受け函24に収容され、全サイ
クルを終了する。
【0020】すなわち、本発明では第1ロボット8aに
より第1砥石台6aでワークWの片側面のバリ取り加工
中に、第2ロボット8bにより第2砥石台6bで他のワ
ークWの第1ロボット8aと第1砥石台6aではバリ取
り加工ができなかった片側面のバリ取り加工を行うの
で、無駄のない動作によりサイクルタイムを短縮するこ
とができる。
【0021】前記第1ロボット8aにより第1砥石台6
a及び第2ロボット8bにより第2砥石台6bでワーク
Wのバリ取り加工の際に砥石車7a,7bから放出され
るバリの切り屑はホッパ12a,12bで受け取り、大
きなバリの切り屑はホッパ12a,12bの直下に配置
されているトレイ16に落下収容し、小さなバリの切り
屑は吸引ダクト13a,13bによって全体カバー14
の外部に導出して回収する。
【0022】このバリの切り屑の回収においては、ロボ
ットにグラインダを持たせた従来のタイプでは、バリの
切り屑が周囲に散乱して回収が大変であるが、本発明の
ようにロボットで把持したワークを砥石車に当ててバリ
取り加工するため、バリが放出する位置が一定となり、
バリの切り屑の回収が容易に行うことができる。
【0023】上記の実施態様では、第1ロボット8aと
第2ロボット8bの2台のロボットと、第1砥石台6a
と第2砥石台6bの2台の砥石台による構成で説明した
が、本発明はロボットは2台で、2台のロボットがワー
ク持ち変えのためのワーク受け渡し台と、砥石台は例え
ばツイン砥石車を備えた1台とした構成でも、本発明の
目的であるサイクルタイムの短縮が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、ワー
クのバリ取り加工を無駄のない動作で行うことができる
ためサイクルタイムが短縮される。また、ワーク形状の
変更に対してはロボットのティーチング修正とハンドの
交換で容易に対応することができ汎用性を有する。さら
に、ロボットは、どのようなワーク形状への変更があっ
ても研削の負荷に耐えられるように予め大型のロボット
を設置しておく必要がなく、小型で十分に対応すること
ができ設備費用を低減することができる経済効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体平面図
【図2】第1ロボットと第2ロボットによるワークの把
持態様を示す平面図
【図3】本発明装置のバリ取り状態を示す側面図
【図4】図3の拡大図
【図5】ロボットによるワーク把持状態を示す側面図
【図6】ロボットによるワーク把持状態を示す側面図
【図7】砥石台の側面図
【図8】搬入装置の側面図
【図9】搬出装置の側面図
【図10】本発明装置によるバリ取り加工のサイクル線
【符号の説明】
1 ベース 3 搬入装置 4 搬出装置 5 ワーク受け渡し台 6a 第1砥石台 6b 第2砥石台 7a 砥石車 7b 砥石車 8a 第1ロボット 8b 第2ロボット 11a ハンド 11b ハンド 12a ホッパ 12b ホッパ 13a 吸引ダクト 13b 吸引ダクト 14 全体カバー 15 砥石台カバー 16 トレイ 17 光センサ 18 ワーク支持部材 19 ワーク送り部材 20 上下動用シリンダ 21 前進後退移動用シリンダ 22 光センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの搬入装置及び搬出装置と、この
    搬入装置と搬出装置との間にワーク受け渡し台と砥石台
    とが配置され、前記搬入装置からワークを受け取り前記
    砥石台によってワークの片側面をバリ取り加工し前記ワ
    ーク受け渡し台に載置する第1ロボットと、前記ワーク
    受け渡し台のワークを受け取りワークの前記片側面とは
    反対の片側面を前記砥石台によってバリ取り加工し前記
    搬出装置に受け渡す第2ロボットを前記ワーク受け渡し
    台と砥石台とを挾んで配設したことを特徴とするバリ取
    り装置。
JP2630498A 1998-01-26 1998-01-26 バリ取り装置 Pending JPH11207588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2630498A JPH11207588A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 バリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2630498A JPH11207588A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 バリ取り装置

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Publication Number Publication Date
JPH11207588A true JPH11207588A (ja) 1999-08-03

Family

ID=12189631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2630498A Pending JPH11207588A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 バリ取り装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH11207588A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004091857A1 (de) * 2003-04-09 2004-10-28 Hottinger Kg Vorrichtung zum reinigen und/oder entgraten von werkstücken

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004091857A1 (de) * 2003-04-09 2004-10-28 Hottinger Kg Vorrichtung zum reinigen und/oder entgraten von werkstücken

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