JPH11207240A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH11207240A
JPH11207240A JP1531898A JP1531898A JPH11207240A JP H11207240 A JPH11207240 A JP H11207240A JP 1531898 A JP1531898 A JP 1531898A JP 1531898 A JP1531898 A JP 1531898A JP H11207240 A JPH11207240 A JP H11207240A
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discharge
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Takuya Sanari
卓也 左成
Hiroyuki Ogura
浩之 小椋
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の処理工程に応じて回転処理部からの排
気量を調整することが可能な回転式基板処理装置を提供
する。 【解決手段】 回転式塗布装置において、基板保持部1
の周囲を取り囲むカップ3の下面に排気管路4が接続さ
れている。排気管路の下流端は用力接続口に接続され、
管路の途中にオートダンパ5が設けられている。制御部
7は処理シーケンスに応じてオートダンパ5の開度を調
節する。レジスト液の吐出工程およびリンス液の吐出工
程では、オートダンパ5の開度を大きくし、カップ3か
らの排気量を高めミストを外部へ排出する。基板Wの成
膜時には、オートダンパ5の開度を低くし、カップ3か
らの排気量を低減して、塗布膜の膜厚不均一を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転処理部内の雰
囲気ガスを外部へ排気しながら基板に対して所定の処理
を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板等の基板に処理液を供給して所定の処理を行うため
に、基板処理装置が用いられている。
【0003】図4は、基板処理装置の一例である従来の
回転式塗布装置装置の概略構成図である。回転式塗布装
置は、基板Wを水平姿勢で保持して回転させるための基
板保持部1および回転モータ2を備えている。基板Wお
よび基板保持部1の周囲には、基板Wに供給される処理
液が周囲に飛散することを防止するための中空のカップ
3が設けられている。
【0004】中空のカップ3の上部には開口部3aが設
けられ、下部には基板Wから飛散した処理液を排出する
ための排液口3bおよびカップ3内の雰囲気ガスを排出
するための排気口3cが設けられている。さらに、カッ
プ3の排気口3cには、排気管路4が接続されている。
排気管路4の下流端は、当該回転式塗布装置が設置され
る工場の用力接続口に連結されている。
【0005】工場の排気用力設備は、ポンプ等の吸気源
を備え、工場内に設置される種々の基板処理装置に配管
を介して接続されている。排気用力設備の排気能力は吸
気源の能力により一律に定められる。このため、当該回
転式塗布装置に分配される排気量は一定となる。
【0006】図4の回転式塗布装置における回転塗布時
には、カップ3の開口部3aを通して清浄な空気流10
が基板Wの表面に送り込まれる。この状態で、基板Wに
はレジスト液が吐出され、基板Wの回転によって塗り広
げられる。
【0007】基板Wの表面から飛散するレジスト等の処
理液のミスト(飛沫)は清浄な空気流10によって基板
Wの外周側に向かって運び去られる。そして、ミストを
含む空気流10は排気流10aとなってカップ3内を下
降し、排気管路4を通り用力接続口から排気用力設備に
排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該回
転式塗布装置に分配された一定の排気量が大き過ぎる
と、レジスト液の供給後の成膜工程において、基板Wの
全面に塗り広げられるレジスト膜の外周部の乾燥が内周
部に比べて促進され、外周部側にレジストが堆積しやす
くなる。これによって、基板Wの外周部と内周部とでレ
ジスト膜の膜厚が不均一となる不都合が生じる。
【0009】また、当該回転式塗布装置に分配された一
定の排気量が小さ過ぎると、基板Wにレジスト液を吐出
する工程およびリンス液を吐出する工程において、レジ
スト液やリンス液のミストを十分に排出することができ
なくなる。これにより、ミストが基板表面あるいは裏面
に付着して基板Wを汚染するという不都合が生じる。
【0010】本発明の目的は、基板の処理工程に応じて
回転処理部からの排気量を調整することが可能な基板処
理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板処理装置は、排気のために吸気源に接続
され、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
基板を保持しつつ回転させる回転保持手段および回転保
持手段に保持された基板上に処理液を吐出する処理液吐
出手段を含む回転処理部と、回転処理部内の雰囲気ガス
を吸気源に導く排気管路と、排気管路内の雰囲気ガスの
流量を調整する流量調整手段と、処理液吐出手段による
処理液の吐出時に、雰囲気ガスの流量が吐出前に比べて
高くなるように流量調整手段を制御する制御手段とを備
えたものである。
【0012】第1の発明に係る基板処理装置において
は、外部の吸気源によって回転処理部内の雰囲気ガスを
排気して回転処理部の雰囲気を清浄な状態に保持しつ
つ、基板に所定の処理が行われる。処理液を吐出する際
には、吐出した処理液が基板から飛散してミストが多量
に発生する。そこで、制御手段の制御により、流量調整
手段が雰囲気ガスの流量を高めることによって、多量に
発生するミストを排出し、回転処理部内を清浄な雰囲気
に保持する。これによって、処理液の吐出時において
も、ミストの付着による基板の汚染を防止することがで
きる。
【0013】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、処理液吐出手
段が、処理液として塗布液を吐出する塗布液吐出ノズル
を含み、制御手段が、塗布液吐出ノズルによる塗布液の
吐出完了から所定時間経過まで雰囲気ガスの流量が保た
れた後、雰囲気ガスの流量が低下するように流量調整手
段を制御するものである。
【0014】この場合、塗布液吐出ノズルから吐出され
る塗布液は、吐出時のみならず、吐出完了後の所定時
間、基板から外方へ飛散され、それによるミストの発生
が継続する。そこで、流量調整手段が塗布液の吐出完了
後、所定時間経過するまで雰囲気ガスの流量を高く保持
することによって、ミストを十分に排出して回転処理部
を清浄な雰囲気に保持することができる。
【0015】第3の発明に係る基板処理装置は、第2の
発明に係る基板処理装置の構成において、制御手段は、
塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出完了から所定時間
経過後の雰囲気ガスの流量が、塗布液吐出ノズルによる
塗布液の吐出前の雰囲気ガスの流量よりも低くなるよう
に流量調整手段を制御するものである。
【0016】この場合、基板に塗布液が吐出された後、
基板の回転によって塗布液が基板の表面に塗り広げられ
る。この際の基板からのミストの発生は少なく、雰囲気
ガスの流量を低下しても回転処理部内の雰囲気を清浄に
保つことができる。さらに、雰囲気ガスの流量を低くす
ることによって、基板の外周部と内周部との間で塗布膜
の膜厚の不均一が生じることが防止され、塗布膜の膜厚
を均一に形成することができる。
【0017】第4の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、処理液吐出手
段は、処理液としてリンス液を吐出するリンス液吐出ノ
ズルを含み、制御手段は、リンス液吐出ノズルによるリ
ンス液の吐出時の雰囲気ガスの流量がリンス液の吐出前
に比べて高くなるように流量調整手段を制御するもので
ある。
【0018】この場合、リンス液吐出ノズルからリンス
液を吐出する際に、吐出したリンス液が基板から飛散さ
れてミストの発生量が増加する。そこで、制御手段の制
御により流量調整手段が雰囲気ガスの流量を高めること
によって増加したミストを排出し、回転処理部内を清浄
な雰囲気に保持する。これによって、リンス液の吐出時
に、リンス液のミストが基板表面に形成された塗布膜に
付着して塗布膜を汚染を防止することができる。
【0019】第5の発明に係る基板処理装置は、第4の
発明に係る基板処理装置の構成において、制御手段は、
リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出完了後に雰囲
気ガスの流量が低下するように流量調整手段を制御する
ものである。
【0020】この場合、リンス液の吐出後はリンス液の
基板からの飛散が少なくなり、雰囲気ガスの流量を低下
させてもミストを十分に排出することができる。また、
雰囲気ガスの流量を低下させることにより、当該基板処
理装置と共通の吸気源に接続される他の基板処理装置の
排気系統の排気量に負担を及ぼす時間を短縮することが
できる。
【0021】第6の発明に係る基板処理装置は、第5の
発明に係る基板処理装置の構成において、制御手段は、
リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出完了後の雰囲
気ガスの流量がリンス液吐出ノズルによるリンス液の吐
出前の雰囲気ガスの流量よりも高くなるように流量調整
手段を制御するものである。
【0022】この場合、リンス液の吐出前、吐出時およ
び吐出後にそれぞれ雰囲気ガスの流量を適宜調整するこ
とによって回転処理部内の雰囲気を清浄な状態に保持し
つつ基板にリンス処理を施すことができる。
【0023】第7の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、処理液吐出手
段は、処理液として塗布液を吐出する塗布液吐出ノズル
と、処理液としてリンス液を吐出するリンス液吐出ノズ
ルとを含み、塗布液吐出ノズルにより塗布液を吐出した
後、リンス液吐出ノズルによりリンス液を吐出し、制御
手段は、塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出時に雰囲
気ガスの流量が塗布液の吐出前に比べて高くなり、リン
ス液吐出ノズルによるリンス液の吐出時の雰囲気ガスの
流量がリンス液の吐出前に比べて高くなるように流量調
整手段を制御するものである。
【0024】この場合には、塗布液吐出ノズルから塗布
液を吐出する際、およびリンス液からリンス液を吐出す
る際に、吐出された塗布液およびリンス液が基板から飛
散されることによって多量のミストが発生する。そこ
で、制御手段の制御により、流量調整手段が雰囲気ガス
の流量を高めることによって、多量に発生するミストを
排出し、回転処理部内を清浄な雰囲気に保持する。これ
によって、塗布液の吐出時およびリンス液の吐出時にお
いて、ミストの付着による基板の汚染を防止することが
できる。
【0025】第8の発明に係る基板処理装置は、第7の
発明に係る基板処理装置の構成において、制御手段は、
塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出完了から所定時間
経過まで雰囲気ガスの流量が保たれた後、雰囲気ガスの
流量が低下し、リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐
出完了後に雰囲気ガスの流量が低下するように流量調整
手段を制御するものである。
【0026】この場合、塗布液吐出ノズルから吐出され
る塗布液は、吐出時のみならず吐出完了後の所定時間に
おいて基板の外方に飛散され、それによるミストの発生
が継続する。そこで、流量調整手段が塗布液の吐出完了
後、所定時間経過するまで雰囲気ガスの流量を高く保持
することによって、ミストを十分に排出して回転処理部
を清浄な雰囲気に保持することができる。
【0027】また、塗布液の吐出後およびリンス液の吐
出後は塗布液およびリンス液の基板からの飛散が少なく
なり、雰囲気ガスの流量を低下させてもミストを十分に
排出することができる。また、雰囲気ガスの流量を低下
させることにより、当該基板処理装置と共通の吸気源に
接続される他の基板処理装置の排気系統の排気量に負担
を及ぼす時間を短縮することができる。これにより、他
の基板処理装置との間で雰囲気ガスの流量の増加時間の
重複を回避することができる。
【0028】第9の発明に係る基板処理装置は、第8の
発明に係る基板処理装置の構成において、制御手段は、
塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出完了から所定時間
経過後の雰囲気ガスの流量が、塗布液吐出ノズルによる
塗布液の吐出前の雰囲気ガスの流量よりも低く、リンス
液吐出ノズルによるリンス液の吐出完了後の雰囲気ガス
の流量がリンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出前の
雰囲気ガスの流量よりも高くなるように流量調整手段を
制御するものである。
【0029】この場合、塗布液およびリンス液の吐出
前、吐出時および吐出後にそれぞれ雰囲気ガスの流量を
適宜調整することによって回転処理部内の雰囲気を清浄
な状態に保持しつつ基板に塗布膜形成処理およびリンス
処理を施すことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下では、基板処理装置の一つと
して回転式塗布装置を例に説明する。図1は、本発明の
実施例による回転式塗布装置の概略構成図である。図1
において、回転式塗布装置は基板Wを水平姿勢で保持す
る真空チャックあるいはメカチャックからなる基板保持
部1および基板保持部1を鉛直軸の回りに回転させる回
転モータ2を備える。
【0031】基板保持部1および基板Wの周囲には中空
のカップ3が配置されている。カップ3は、基板Wの表
面に供給される処理液が外方に飛散されるのを防止する
ために設けられており、その上部には開口部3aが形成
され、下部には基板Wから周囲に飛散した処理液を外方
へ排出するための排液口3bと、カップ3内の雰囲気ガ
スを排出するための排気口3cとが形成されている。
【0032】カップ3の排気口3cには排気管路4が接
続されている。排気管路4の下流端は工場の排気用力設
備の用力接続口に接続されている。排気管路4には、制
御部7によりその開度が調節されるオートダンパ5が配
置されている。
【0033】制御部7は、回転モータ2の回転数を検知
し、回転塗布の処理シーケンスに従ってオートダンパ5
の開度を調節して排気管路4内の排気圧を制御する。
【0034】基板Wの上方には、レジスト液を基板Wに
吐出するレジストノズル8が設けられている。レジスト
ノズル8は、基板Wの上方位置と、カップ3の外方の待
機位置との間を水平移動可能に、かつ昇降自在に形成さ
れている。さらに、基板Wの上方には基板Wの外周にリ
ンス液を吐出するエッジリンスノズル9が設けられてい
る。エッジリンスノズル9は、基板Wの外周の上方位置
と、カップ3の外方の待機位置との間を水平移動可能
に、かつ昇降自在に設けられている。また、基板保持部
1の下方には基板Wの裏面にリンス液を吐出する裏面リ
ンスノズル(図示せず)が設けられている。
【0035】本実施例において、基板保持部1が本発明
の回転保持手段に相当し、排気管路4が排気管路に相当
し、オートダンパ5が流量調整手段に相当し、制御部7
が制御手段に相当し、レジストノズル8が塗布液吐出ノ
ズルに相当し、エッジリンスノズル9または裏面リンス
ノズルがリンス液吐出ノズルに相当する。また、基板保
持部1、回転モータ2、カップ3、レジストノズル8お
よびエッジリンスノズル9が本発明の回転処理部に相当
し、さらにレジストノズル8、エッジリンスノズル9ま
たは裏面リンスノズルが処理液吐出手段に相当する。
【0036】次に、上記構成を有する回転式塗布装置の
動作について説明する。図2はオートダンパ5の開度状
態を示す模式図であり、図3は回転式塗布装置における
排気圧(a)、ダンパ開度(b)および回転数(c)の
変化を示す説明図である。図3に示すように、回転式塗
布装置における回転塗布処理は、基板搬入工程T1,吐
出工程T2,成膜工程T3,リンス工程T4および乾燥
工程T5を含む。
【0037】オートダンパ5は制御部7の制御に基づい
て、図2(a)および図3(b)に示す最大開度V3
と、図2(b)および図3(b)に示す中間開度V2
と、図2(c)および図3(b)に示す最小開度V1の
3段階の開度に調節可能に形成されている。なお、以下
の説明において、排気圧が大きい状態とは負圧度が大き
い状態を意図する。
【0038】まず、基板搬入工程T1において、オート
ダンパ5の開度は図2(b)に示す中間開度V2に調節
され、排気管路4内の排気圧が中間圧P2に設定され
る。これにより、カップ3内の雰囲気ガスが中間程度の
排気量で排出される。回転モータ2は静止状態にある。
この状態で、基板Wが基板保持部1上に載置される。
【0039】次に、吐出工程T2において、レジストノ
ズル8からレジスト液が基板Wの表面に吐出され、回転
モータ2の駆動により、基板Wが低回転数R1で回転さ
れる。このレジスト液の吐出工程T2では、オートダン
パ5の開度が図2(a)に示最大開度V3に調節され、
排気管路4内の排気圧力が最大圧P3に設定される。こ
れにより、カップ3内の雰囲気ガスが最大の流量で排出
される。
【0040】レジスト液の吐出時には、基板W上に吐出
されたレジスト液が基板Wの回転によって外方へ振り切
られ、これによってレジスト液のミストが多量に発生す
る。このため、カップ3からの排気量を増加させ、カッ
プ3内で多量に発生するミストを排気管路4を通して外
部へ排出させている。
【0041】さらに、成膜工程T3においては、吐出工
程T2の終了後、すなわち、レジストノズル8からレジ
スト液が吐出された後の一定時間Δt、オートダンパ5
の開度が最大開度V3に維持され、排気管路4の排気圧
が最大圧P3に維持される。この所定時間Δtは例えば
2秒間である。レジスト液が吐出された後、しばらくは
基板Wからレジスト液が外方へ飛散され、ミストの発生
が継続される。このため、吐出工程T2から成膜工程T
3に移行した後も、一定時間Δtだけカップ3から高い
排気量で雰囲気ガスを排出し、ミストを外方へ排出す
る。
【0042】一定時間Δt経過後、オートダンパ5の開
度が図2(c)に示す最低開度V1にまで低下され、排
気管路4の排気圧が最低圧P1にまで低下される。一
方、回転モータ2の回転数が最大回転数R3にまで高め
られ、基板W上に吐出されたレジスト液が基板Wの全面
に塗り広げられる。この成膜工程では、基板Wが高速回
転されるが、基板Wの表面からのレジスト液の飛散量は
少なく、排気量を低下させてもミストを十分に排出させ
ることができる。また、カップ3からの排気量を低下さ
せることにより、基板W上のレジスト膜の外周部の乾燥
が内周部に比べて促進されることが抑制され、それによ
ってレジスト膜の膜厚の不均一が生じることが防止され
る。この低排気量での成膜工程T3はおよそ15〜25
秒間行われる。
【0043】さらに、リンス工程T4では、再びオート
ダンパ5の開度が図2(a)に示す最大開度V3に高め
られ、排気管路4の排気圧が最大圧P3に調節される。
これにより、カップ3内の排気量が増加される。また、
回転モータ2の回転数は中間回転数R2に減少され、こ
の状態で基板Wの外周面および裏面にエッジリンスノズ
ル9および裏面リンスノズルからリンス液が吐出され
る。
【0044】このリンス工程T4では、基板Wに吐出さ
れたリンス液により多量のミストが発生する。このた
め、カップ3の排気量を増加させてカップ3内で発生し
た多量のリンス液のミストを排気管路4を通して外部へ
排出させている。
【0045】さらに、乾燥工程T5では、オートダンパ
5の開度が図2(b)に示す中間開度V2に調節され、
排気管路4の排気圧が中間圧P2に調節される。また、
回転モータ2の回転数は最大回転数R3に高められる。
これにより、基板W上に吐出されたリンス液が振り切ら
れ、基板Wの表面乾燥が行われる。
【0046】このように、レジスト液およびリンス液の
吐出工程T2,T4において、オートダンパ5の開度が
高められ、それによってカップ3からの排気量が高めら
れる。このため、基板Wから多量に生じるレジスト液や
リンス液のミストは外部に排出され、カップ3内で基板
Wに付着して基板Wを汚染することが防止される。な
お、レジスト液の吐出工程T2およびリンス液の吐出工
程T4は数秒間と短時間である。このために、当該回転
式塗布装置における吐出工程T2およびリンス工程T4
の期間が共通の排気用力設備に接続される他の基板処理
装置における高い排気量の期間と重複する場合は極めて
少ない。このため、当該回転式塗布装置の排気量を吐出
工程T2およびリンス工程T4において所望の高排気量
に調節することができる。
【0047】なお、上記実施例においては、基板処理装
置として回転式塗布装置を例に説明したが、回転式現像
装置や回転式洗浄装置等他の基板処理装置に対しても本
発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による回転式塗布装置の概略構
成図である。
【図2】オートダンパの開度状態を示す模式図である。
【図3】図1の回転式塗布装置における排気圧、ダンパ
開度および回転数の変化を示す図である。
【図4】従来の回転式塗布装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 基板保持部 2 回転モータ 3 カップ 4 排気管路 5 オートダンパ 6 手動ダンパ 7 制御部 10 空気流 10a 排気流

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気のために吸気源に接続され、基板に
    所定の処理を行う基板処理装置であって、 基板を保持しつつ回転させる回転保持手段および前記回
    転保持手段に保持された基板上に処理液を吐出する処理
    液吐出手段を含む回転処理部と、 前記回転処理部内の雰囲気ガスを前記吸気源に導く排気
    管路と、 前記排気管路内の雰囲気ガスの流量を調整する流量調整
    手段と、 前記処理液吐出手段による処理液の吐出時に、前記雰囲
    気ガスの流量が吐出前に比べて高くなるように前記流量
    調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理液吐出手段は、前記処理液とし
    て塗布液を吐出する塗布液吐出ノズルを含み、 前記制御手段は、前記塗布液吐出ノズルによる塗布液の
    吐出完了から所定時間経過まで前記雰囲気ガスの流量が
    保たれた後、前記雰囲気ガスの流量が低下するように前
    記流量調整手段を制御することを特徴とする請求項1記
    載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記塗布液吐出ノズル
    による塗布液の吐出完了から所定時間経過後の雰囲気ガ
    スの流量が、前記塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出
    前の雰囲気ガスの流量よりも低くなるように前記流量調
    整手段を制御することを特徴とする請求項2記載の基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理液吐出手段は、前記処理液とし
    てリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルを含み、 前記制御手段は、前記リンス液吐出ノズルによるリンス
    液の吐出時の前記雰囲気ガスの流量がリンス液の吐出前
    に比べて高くなるように前記流量調整手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記リンス液吐出ノズ
    ルによるリンス液の吐出完了後に前記雰囲気ガスの流量
    が低下するように前記流量調整手段を制御することを特
    徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記リンス液吐出ノズ
    ルによるリンス液の吐出完了後の雰囲気ガスの流量が前
    記リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出前の雰囲気
    ガスの流量よりも高くなるように前記流量調整手段を制
    御することを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理液吐出手段は、前記処理液とし
    て塗布液を吐出する塗布液吐出ノズルと、前記処理液と
    してリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルとを含み、
    前記塗布液吐出ノズルにより塗布液を吐出した後、前記
    リンス液吐出ノズルによりリンス液を吐出し、 前記制御手段は、前記塗布液吐出ノズルによる塗布液の
    吐出時に前記雰囲気ガスの流量が前記塗布液の吐出前に
    比べて高くなり、前記リンス液吐出ノズルによるリンス
    液の吐出時の前記雰囲気ガスの流量が前記リンス液の吐
    出前に比べて高くなるように前記流量調整手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記塗布液吐出ノズル
    による塗布液の吐出完了から所定時間経過まで前記雰囲
    気ガスの流量が保たれた後、前記雰囲気ガスの流量が低
    下し、前記リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出完
    了後に前記雰囲気ガスの流量が低下するように前記流量
    調整手段を制御することを特徴とする請求項7記載の基
    板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記塗布液吐出ノズル
    による塗布液の吐出完了から所定時間経過後の雰囲気ガ
    スの流量が、前記塗布液吐出ノズルによる塗布液の吐出
    前の雰囲気ガスの流量よりも低く、前記リンス液吐出ノ
    ズルによるリンス液の吐出完了後の雰囲気ガスの流量が
    前記リンス液吐出ノズルによるリンス液の吐出前の雰囲
    気ガスの流量よりも高くなるように前記流量調整手段を
    制御することを特徴とする請求項8記載の基板処理装
    置。
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