JPH1120677A - チェーン駆動設備 - Google Patents

チェーン駆動設備

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JPH1120677A
JPH1120677A JP17873897A JP17873897A JPH1120677A JP H1120677 A JPH1120677 A JP H1120677A JP 17873897 A JP17873897 A JP 17873897A JP 17873897 A JP17873897 A JP 17873897A JP H1120677 A JPH1120677 A JP H1120677A
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Kazuyuki Kaneda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能力の変更作業を容易に迅速に安価に行え、
全体構造を、小形化、簡素化、安価にできるチェーン駆
動設備を提供する。 【解決手段】 組み立ては、チェーン40側の負荷に応
じて最も好適な能力を備えた回転駆動装置70を準備
し、回転駆動装置70側の出力軸73を回転駆動軸57
に連結したのち、回転駆動装置70に回り防止手段80
を連結して行える。逆の操作で回転駆動装置70を分離
できる。運転時において、チェーン40側への移動力の
付与は、出力軸73の回転を回転駆動軸70に伝達し、
輪体58を強制回転して回転伝動体59の駆動させ、回
転伝動体59の係合で、チェーン40を一体移動させて
行える。回転駆動装置70が回ろうとすることは、回り
防止手段80により阻止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車組
み立て工場において、車体を天井側の一定経路上で搬送
するチェーンコンベヤの駆動などに採用されるチェーン
駆動設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチェーン駆動設備として
は、たとえば特開平7−47957号に見られる構成が
提供されている。すなわち、固定フレーム側には、コン
ベヤチェーン吊下げ用トロリーを案内するトロリーガイ
ドレールと、この固定フレーム側に支持案内されて移動
自在な可動フレームとが設けられ、そして可動フレーム
はスプリングで付勢されている。
【0003】可動フレームにはモータが搭載され、この
モータは減速機付きであって、その減速機から下向きに
突出される出力軸に駆動歯輪が設けられる。そして駆動
歯輪から離れた位置には、軸受部材が可動フレーム側に
位置調整自在に取り付けられ、この軸受部材に遊転歯輪
が支持される。両歯輪間にはキャタピラチェーンが設け
られ、このキャタピラチェーンは、その外面側がコンベ
ヤチェーンに係合される。可動フレームには、キャタピ
ラチェーンの内面側を摺接案内するチェーンガイドが設
けられる。
【0004】このような従来構成によると、モータの運
転により駆動歯輪などを回転させ、キャタピラチェーン
を回転移動させることで、内面側がチェーンガイドに摺
接案内されかつ外面側がコンベヤチェーンに係合されて
いるキャタピラチェーンが、このコンベヤチェーンと一
体に移動され、以てコンベヤチェーン側に移動力が付与
される。そして、コンベヤチェーン側に衝撃力が生じた
ときには、スプリングの付勢力に抗して可動フレームが
移動することで吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、可動フレームにモータが搭載され、この
モータ側の減速機から下向きに突出された出力軸に駆動
歯輪が設けられていることから、コンベヤチェーン側の
負荷に応じてモータ側の能力を変える際に、可動フレー
ムの単位で取り換えなければならず、その作業は、容易
に迅速に行なえず、また高価となる。さらに固定フレー
ムと可動フレームとの組み合わせ形式は、構造が大型
化、複雑化するとともに、高価となる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、能力の変更作業を容易に迅速にかつ安価に行え、ま
た全体構造を、小形化、簡素化し得るとともに安価にし
得るチェーン駆動設備を提供することを目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載のチェーン駆動設
備は、一定経路上で移動されるチェーンに移動力を付与
するチェーン駆動設備であって、機枠には、一定経路の
方向で一対の輪体が、それぞれ輪体軸を介して回転自在
に設けられるとともに、両輪体間には、前記チェーン側
に係合自在な回転伝動体が設けられ、一方の輪体軸は回
転駆動軸であり、この回転駆動軸に対して回転駆動装置
の出力軸が連結分離自在であるとともに、回転駆動装置
と機枠との間に回り防止手段が設けられていることを特
徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、チェ
ーン駆動設備の組み立ては、チェーン側の負荷に応じて
最も好適な能力を備えた回転駆動装置を準備し、この回
転駆動装置側の出力軸を回転駆動軸に連結させたのち、
回転駆動装置に回り防止手段を連結させることで行え
る。また逆の操作で回転駆動装置を分離し得る。そして
チェーン駆動設備の運転時において、チェーン側への移
動力の付与は、回転駆動装置からの出力である出力軸の
回転を回転駆動軸に伝達し、輪体を強制回転させて回転
伝動体の駆動させ、この回転伝動体の係合で、チェーン
を一体移動させることで行える。その際に回転駆動装置
が回ろうとすることは、回り防止手段により阻止し得
る。
【0009】また本発明の請求項2記載のチェーン駆動
設備は、上記した請求項1記載の構成において、回転駆
動軸と出力軸との連結分離が、その両端が回転駆動軸と
出力軸とに振り分けて連結分離自在な連結軸を介して行
われることを特徴としたものである。
【0010】したがって請求項2の発明によると、回転
駆動軸に連結軸の一端を連結させ、そして連結軸の他端
を出力軸に連結させることで、回転駆動軸と出力軸との
連結を、たとえばスプライン形式を採用して容易に行
え、さらに逆操作で分離を容易に行える。またチェーン
側への移動力の付与は、回転駆動装置からの出力である
出力軸の回転を、連結軸を介して回転駆動軸に伝達する
ことで行える。
【0011】そして本発明の請求項3記載のチェーン駆
動設備は、上記した請求項1記載の構成において、回り
防止手段が、弾性体使用の緩衝形式であることを特徴と
したものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、運転
時にチェーン側に衝撃力が生じたときには、回り防止手
段の弾性体により吸収し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ搬送設
備に採用した状態として、図に基づいて説明する。
【0014】図6、図7において、吊下げ搬送設備1
は、レール装置10と、このレール装置10側で支持案
内される搬送装置20などにより構成される。前記レー
ル装置10は、I字型材からなり上位に配置された第1
レール11と、C字型材からなりその開放部が相対向さ
れて下位に配置された左右一対の第2レール12と、並
行した各レール11,12間を連結するためにレール長
さ方向の所定箇所に設けられる中間部ヨーク材15なら
びに端部ヨーク材16などから構成される。
【0015】そしてレール装置10は、分割レール装置
における各レール11,12のレール端面がレール長さ
方向において相対向(相当接)されたのち、端部ヨーク
材16間が連結具17を介して連結されることで、直線
状に接続される。なお、前記ヨーク材15,16のう
ち、天井梁の下方に位置されるヨーク材15,16は、
この天井梁側からのブラケット5に、ボルトナットなど
の連結具6を介して連結される。
【0016】上記したように構成されたレール装置10
においては、第2レール12が移動体の支持案内を行
い、第1レール11が、一定経路上で移動されて前記移
動体に移動力を付与するチェーンの支持案内を行う。
【0017】すなわち移動体の一例であるトロリ装置2
1は、フロントトロリ22と、フリートロリ23と、リ
ヤトロリ24と、フロントトロリ22とフリートロリ2
3との間を連結する連結体25と、フリートロリ23な
らびにリヤトロリ24から連設したトラニオン用ピン2
6の間を連結する連結フレーム27などから構成され
る。そして各トロリ22,23,24には、前記第2レ
ール12に嵌合して支持案内される案内用ホイール28
と、両第2レール12の下位板部の端面間に位置して案
内される振れ防止用ホイール29とがそれぞれ設けられ
る。
【0018】前記フロントトロリ22には、チェーンか
らの伝動体(後述する。)に対して係脱可能な受動体3
0が昇降自在に設けられるとともに、中間をして横軸3
1を介して上下揺動可能に取り付けられた動作レバー3
2が前方に延設され、そして動作レバー32の後端と受
動体30の下端とがピンを介して連結されている。した
がって動作レバー32と受動体30とは、動作レバー3
2の前端が上動するときに受動体30が下降するように
連動される。
【0019】前記フロントトロリ22の上端で前記受動
体30の後方の位置には、チェーンと受動体30との係
合時に、受動体30が前方へ暴走するのを阻止する暴走
阻止体(ホールドドッグ)33が設けられる。この暴走
阻止体33はピンを介して前後揺動自在に構成されてお
り、通常においては、その上端が伝動体の移動経路内に
突入すべくウエイト部により付勢される。なお他方のリ
ヤトロリ24には、前記動作レバー32を上動させるカ
ムテール34が後方に延設されている。
【0020】前記トロリ装置21には、被搬送物の支持
装置35が取り付けられる。すなわち支持装置35は、
両トラニオン用ピン26の下端に取り付けられたCネッ
ク36と、これらCネック36の下部に取り付けられて
下方に延びる腕37と、この腕37の下端に水平状に設
けられた支持部38などから構成される。39は被搬送
物を示す。
【0021】前記第1レール11に支持案内されて前記
トロリ装置21に移動力を付与するチェーン40は、リ
ンクチェーン部41や、このリンクチェーン部41のチ
ェーン長さ方向における複数箇所に設けられるトロリ部
42や、このトロリ部42の近くにおいて前記リンクチ
ェーン部41の所定ピッチP置きの複数箇所から垂設さ
れた伝動体46などにより構成され、この伝動体46に
前記受動体30が係脱自在となる。
【0022】前記トロリ部42は、前記リンクチェーン
部41におけるセンターリンクに設けられた左右一対の
トロリ体43と、これらトロリ体43の一端(上部)に
左右方向軸44を介して遊転自在に設けられたローラ4
5などにより構成され、これらローラ45が、前記第1
レール11の下板部における上面に支持案内される。な
おチェーン40は、一対の案内輪体47,48間に巻回
され、そして、チェーン駆動設備50がリンクチェーン
部41に係合されることで、移動力が付与される。
【0023】前記案内輪体47,48のうち、一方の案
内輪体47は一方の反転部に定置され、また他方の案内
輪体48は、他方の反転部に設けられたテークアップ装
置49に配設されている。
【0024】前記チェーン駆動設備50はたとえばキャ
タピラ形式であって、図1〜図4に示すように、平枠状
で固定の機枠51を有し、この機枠51の下面側に前記
第1レール11がブラケット52を介して連結されてい
る。前記機枠51には、一定経路の方向で一対の輪体軸
が設けられる。すなわち、一定経路の方向で上手側に
は、機枠51に取り付けられた固定輪体軸53が垂下状
に設けられ、この固定輪体軸53には、軸受54を介し
て遊転輪体55が設けられる。また一定経路の方向で下
手側には、機枠51に軸受56が取り付けられ、この軸
受56に回転自在に支持される回転駆動軸57が設けら
れるとともに、この回転駆動軸57には、駆動輪体58
が固定されている。
【0025】両輪体55,58間には、前記チェーン4
0側に係合自在なキャタピラチェーン(回転伝動体の一
例)59が設けられる。このキャタピラチェーン59の
チェーン40への係合は、リンクチェーン部41に対し
て一側面側から行われる。そして、係合を確実に行わせ
るために、チェーン40の他側面側の案内を行う遊転ロ
ーラ60群が、ブラケット61を介して機枠51側に設
けられるとともに、キャタピラチェーン59の内面側を
摺接案内するレール状のガイド体62が、ボルト・ナッ
トなどの調整連結具63を介して機枠51側に設けられ
ている。
【0026】前記キャタピラチェーン59の駆動を行う
回転駆動装置70は、モータ71や減速機72などから
なり、この減速機72から出力軸73が突出される。そ
して回転駆動装置70の出力軸73が、前記回転駆動軸
57に対して連結分離自在に構成されている。その際に
回転駆動軸57と出力軸73との連結分離は、その両端
が回転駆動軸57と出力軸73とに振り分けて連結分離
自在な連結軸74を介して行われる。すなわち、連結軸
74は、中間の鍔部74Aと両側のスプライン軸部74
B、74Cとからなり、下位のスプライン軸部74Cが
前記回転駆動軸57に形成されたスプライン孔部57A
に上方から嵌合され、そして上位のスプライン軸部74
Bに対して、前記出力軸73に形成されたスプライン孔
部73Aに上方から外嵌される。
【0027】前記回転駆動装置70と機枠51との間
に、弾性体使用の緩衝形式である回り防止手段80が設
けられる。すなわち、機枠51側からの支持体81には
案内部材82が設けられ、この案内部材82に案内され
て一定経路の方向に移動自在なロッド体83の基端側に
はねじ部83Aが形成され、また先端側には二又の連結
部83Bが設けられる。そして、弾性体の一例であるコ
イルばね84が、支持体81と連結部83Bとの間にお
いてロッド体83に外嵌され、またねじ部83Aの、支
持体81から突出された部分には、ワッシャ85を介し
てナット86がら合されている。
【0028】前記回転駆動装置70の減速機72からは
アーム体75が連設され、このアーム体75には、ボル
ト・ナット形式の連結具76を介して腕体77が設けら
れている。そして、腕体77と前記連結部83Bとが、
連結ピン87を介して相対回動自在にかつ連結分離自在
に連結されている。なお機枠51側には、腕体77の異
常な動きを検出する検出器88が位置調整自在に設けら
れている。
【0029】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。チェーン駆動設備50の組み立てを行う際
に、図5の実線や仮想線に示されるように、チェーン4
0側の負荷に応じて最も好適な能力を備えた回転駆動装
置70が準備され、そして回転駆動装置70側のスプラ
イン孔部73Aにスプライン嵌合される上位のスプライ
ンブ軸部74Bを有する連結軸74が準備される。すな
わち回転駆動装置70は、その大きさや性能において最
も好適な能力を備えたものが準備され、そして、回転駆
動装置70側の径変化した出力軸73のスプライン孔部
73Aに対応した上位のスプラインブ軸部74Bを有す
る連結軸74が準備される。
【0030】この状態で、まず連結軸74の下位のスプ
ライン軸部74Cを前記回転駆動軸57のスプライン孔
部57Aに上方から嵌合させ、そして上位のスプライン
軸部74Bに前記出力軸73のスプライン孔部73Aを
上方から外嵌させる。次いで、あらかじめセットしてあ
る回り防止手段80の腕体77に前記連結部83Bを、
連結ピン87を介して相対回動自在に連結させる。
【0031】これにより、チェーン駆動設備50の組み
立て作業は、チェーン40側の負荷に応じて最も好適な
能力を備えた回転駆動装置70を使用して、容易に迅速
にかつ安価に行える。さらに固定の機枠51のみでよい
ことから、可動の機枠と組み合わせるような形式に比べ
て、構造を小型化かつ簡素化し得るとともに、安価とな
る。また上述とは逆の操作で回転駆動装置70を分離し
得、以て能力を変える際の回転駆動装置70の交換作業
も、容易に迅速にかつ安価に行える。
【0032】このようにして、チェーン駆動設備50の
所期の組み立てや変更、ならびに搬送装置20の組み込
みなどを終えた運転時において、チェーン40側への移
動力の付与は、図1〜図4に示すように、回転駆動装置
70からの出力である出力軸73の回転を、連結軸74
を介して回転駆動軸57に伝達し、駆動輪体58を強制
回転させてキャタピラチェーン59の駆動させ、このキ
ャタピラチェーン59の係合で一体移動させることで行
える。
【0033】これによりチェーン40の移動を行え、そ
の際に、回転駆動装置70が回ろうとすることは、回り
防止手段80により阻止し得る。そして、チェーン40
側に衝撃力が生じたときには、コイルばね84に抗して
ロッド体83が移動することで吸収し得、また腕体77
側の異常な動きを検出器88で検出し得る。
【0034】なお、トロリ装置21の移動は、図6、図
7に示すように、伝動体46を受動体30に係合させる
ことにより、チェーン40の移動力を受けて一定経路上
で行われる。このとき動作レバー32はその前端側が下
動している。このような移動中にトロリ装置21側が暴
走しようとしたとき、伝動体46の後面に対して暴走阻
止体33が当接することから、その暴走は阻止される。
【0035】上述したような運転時において、トロリ装
置21は、その案内用ホイール28が第2レール12に
嵌合して支持案内され、そして振れ防止用ホイール29
が第2レール12の下位板部の端面間に位置して案内さ
れることで、大きく振れることもなく、一定経路上を安
定して移動される。またチェーン40は、そのローラ4
5が第1レール11に支持案内されて円滑に移動され
る。
【0036】上記した実施の形態では、チェーン駆動設
備50を採用した搬送形式として吊下げ搬送設備1が示
されているが、これは台車を移動させるフロア式搬送設
備であってもよい。
【0037】上記した実施の形態では、回転伝動体とし
てキャタピラチェーン59が示されているが、これは通
常のチェーン形式やベルト形式とするなど、種々な形式
が可能である。
【0038】上記した実施の形態では、回転駆動軸57
と出力軸73との連結を連結軸74を介して行っている
が、これは回転駆動軸57と出力軸73との連結を直接
に行う形式などであってもよい。また、キーなどを介し
て連結してもよい。
【0039】上記した実施の形態では、回り防止手段8
0に弾性体を組込んでいるが、これは弾性体のない形式
であってもよい。また弾性体としては、コイルばね84
のほかに、引っ張りばね形式やゴム形式なども採用し得
る。
【0040】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、チ
ェーン駆動設備の組み立て作業は、チェーン側の負荷に
応じて最も好適な能力を備えた回転駆動装置を使用し
て、容易に迅速にかつ安価に行うことができる。さらに
固定の機枠のみでよいことから、可動の機枠と組み合わ
せるような形式に比べて、構造を小型化かつ簡素化でき
るとともに、全体を安価に提供できる。また逆の操作で
回転駆動装置を分離でき、以て能力を変える際の回転駆
動装置の交換作業も、容易に迅速にかつ安価に行うこと
ができる。そしてチェーン駆動設備の運転時において、
回転駆動装置が回ろうとすることは、回り防止手段によ
り阻止できる。
【0041】また上記した本発明の請求項2によると、
回転駆動軸に連結軸の一端を連結させ、そして連結軸の
他端を出力軸に連結させることで、回転駆動軸と出力軸
との連結を、たとえばスプライン形式を採用して容易に
行うことができ、さらに逆操作で分離を容易に行うこと
ができる。
【0042】そして上記した本発明の請求項3による
と、運転時にチェーン側に衝撃力が生じたときには、回
り防止手段の弾性体により吸収して対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、チェーン駆
動設備の一部切り欠き側面図である。
【図2】同チェーン駆動設備の一部切り欠き正面図であ
る。
【図3】同チェーン駆動設備の平面図である。
【図4】同チェーン駆動設備の一部切り欠き平面図であ
る。
【図5】同チェーン駆動設備の連結分離の説明図であ
る。
【図6】同チェーン駆動設備を使用した吊下げ搬送設備
の概略平面図である。
【図7】同チェーン駆動設備を使用した吊下げ搬送設備
の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ搬送設備 10 レール装置 11 第1レール 12 第2レール 20 搬送装置 21 トロリ装置(移動体) 30 受動体 35 支持装置 40 チェーン 46 伝動体 50 チェーン駆動設備 51 機枠 53 固定輪体軸(輪体軸) 55 遊転輪体(輪体) 57 回転駆動軸(輪体軸) 57A スプライン孔部 58 駆動輪体(輪体) 59 キャタピラチェーン(回転伝動体) 60 遊転ローラ 62 ガイド体 70 回転駆動装置 71 モータ 72 減速機 73 出力軸 73A スプライン孔部 74 連結軸 74B 上位のスプライン軸部 74C 下位のスプライン軸部 75 アーム体 76 連結具 77 腕体 80 回り防止手段 83 ロッド体 84 コイルばね(弾性体) 88 検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定経路上で移動されるチェーンに移動
    力を付与するチェーン駆動設備であって、機枠には、一
    定経路の方向で一対の輪体が、それぞれ輪体軸を介して
    回転自在に設けられるとともに、両輪体間には、前記チ
    ェーン側に係合自在な回転伝動体が設けられ、一方の輪
    体軸は回転駆動軸であり、この回転駆動軸に対して回転
    駆動装置の出力軸が連結分離自在であるとともに、回転
    駆動装置と機枠との間に回り防止手段が設けられている
    ことを特徴とするチェーン駆動設備。
  2. 【請求項2】 回転駆動軸と出力軸との連結分離が、そ
    の両端が回転駆動軸と出力軸とに振り分けて連結分離自
    在な連結軸を介して行われることを特徴とする請求項1
    記載のチェーン駆動設備。
  3. 【請求項3】 回り防止手段が、弾性体使用の緩衝形式
    であることを特徴とする請求項1記載のチェーン駆動設
    備。
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