JP3546215B2 - チェーン駆動設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば自動車組み立て工場において、車体を天井側の一定経路上で搬送するチェーンコンベヤの駆動などに採用されるチェーン駆動設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のチェーン駆動設備としては、たとえば特開平7−47957号公報に見られる構成が提供されている。すなわち、固定フレーム側には、コンベヤチェーン吊下げ用トロリーを案内するトロリーガイドレールと、この固定フレーム側に支持案内されて移動自在な可動フレームとが設けられ、そして可動フレームはスプリングで付勢されている。
【0003】
可動フレームにはモータが搭載され、このモータは減速機付きであって、その減速機から下向きに突出される出力軸に駆動歯輪が設けられる。そして駆動歯輪から離れた位置には、軸受部材が可動フレーム側に位置調整自在に取り付けられ、この軸受部材に遊転歯輪が支持される。両歯輪間にはキャタピラチェーンが設けられ、このキャタピラチェーンは、その外面側がコンベヤチェーンに係合される。可動フレームには、キャタピラチェーンの内面側を摺接案内するチェーンガイドが設けられる。
【0004】
このような従来構成によると、モータの運転により駆動歯輪などを回転させ、キャタピラチェーンを回転移動させることで、内面側がチェーンガイドに摺接案内されかつ外面側がコンベヤチェーンに係合されているキャタピラチェーンが、このコンベヤチェーンと一体に移動され、以てコンベヤチェーン側に移動力が付与される。そして、このような係合伝動時の負荷の反力により、スプリングの付勢力に抗して可動フレームが移動するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来構成によると、係合伝動時にキャタピラチェーンに掛る負荷は、コンベヤチェーンのラインが水平状か上昇状か下降状かにより、さらにコンベヤチェーンによる搬送荷重などによって、高低まちまちであり、そして負荷が高いと、キャタピラチェーンの摩耗が大きくなるなど、チェーン駆動設備側の耐用年数に差が生じてくる。しかし上記した従来構成によると、係合伝動時の負荷の状態(程度、時間など)は容易に把握できず、したがって運転中のチェーン破損などを防止すめためには、保守点検などをたびたび行わなければならない。
【0006】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、係合伝動時の負荷の状態を容易に収集し蓄積し得るチェーン駆動設備を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載のチェーン駆動設備は、一定経路上で移動されるチェーンに移動力を付与するチェーン駆動設備であって、固定枠には一定経路の方向で移動可能な可動枠が設けられ、この可動枠には、前記チェーン側に係合自在な回転伝動体と、この回転伝動体に連動される回転駆動装置とが設けられ、前記固定枠と可動枠との間には、係合伝動時の負荷により移動する可動枠を受け止める弾性体が設けられ、前記固定枠側には、弾性体の付勢力に抗して移動される可動枠側の被検出体の移動量を検出する無接触検出手段が設けられ、この無接触検出手段が、センサーアンプとアイソレーターを介してデータ収集手段に接続されていることを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項1の発明によると、チェーンに回転伝動体を係合させた状態で、回転駆動装置によって回転伝動体を所定方向に所定速度で回転駆動させることにより、チェーンを所定方向に移動、すなわち推進させ得る。このような運転時においてチェーン側に過負荷が作用すると、その負荷反力によって可動枠が弾性体の付勢力に抗して移動し、その際に可動枠側の被検出体の移動量(変位)を無接触検出手段により検出し得る。そして無接触検出手段の検出値信号は、センサーアンプとアイソレーターを介してデータ収集手段に入り、このデータ収集手段にデータとして蓄積し得る。
【0009】
また本発明の請求項2記載のチェーン駆動設備は、上記した請求項1記載の構成において、データ収集手段にデータ表示手段を接続することで、データ収集手段のデータをデータ表示手段で表示可能としたことを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項2の発明によると、データ収集手段にデータ表示手段を接続させた状態でデータ表示手段を操作することで、データ収集手段に蓄積したデータを、任意なときにデータ表示手段で読み取って表示し得る。
さらに本発明の請求項3記載のチェーン駆動設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、可動枠には一対の輪体が回転可能に設けられ、回転伝動体は、両輪体間に設けられるとともに、その外面側が前記チェーン側に係合可能であることを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項3の発明によると、チェーンに回転伝動体を係合させた状態で、回転駆動装置を稼動して一方の輪体を所定速度で回転駆動させることにより、回転伝動体を所定方向に回転駆動させるとともに、これに係合するチェーンを所定方向に一体に移動させ得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ搬送設備に採用した状態として、図に基づいて説明する。
【0013】
図5、図6において、吊下げ搬送設備1は、レール装置4と、このレール装置4側で支持案内される搬送装置20などにより構成される。前記レール装置4は、I字型材からなり上位に配置された第1レール5と、C字型材からなりその開放部が相対向されて下位に配置された左右一対の第2レール6と、並行した各レール5,6間を連結するためにレール長さ方向の所定箇所に設けられる中間部ヨーク材7ならびに端部ヨーク材8などから構成される。
【0014】
そしてレール装置4は、分割レール装置における各レール5,6のレール端面がレール長さ方向において相対向(相当接)されたのち、端部ヨーク材8間が連結具9を介して連結されることで、直線状に接続される。なお、前記ヨーク材7,8のうち、天井梁の下方に位置されるヨーク材7,8は、この天井梁側からのブラケット2に、ボルトナットなどの連結具3を介して連結される。
【0015】
上記したように構成されたレール装置4においては、第2レール6が移動体の支持案内を行い、第1レール5が、一定経路上で移動されて前記移動体に移動力を付与するチェーンの支持案内を行う。
【0016】
すなわち移動体の一例であるトロリ装置21は、フロントトロリ22と、フリートロリ23と、リヤトロリ24と、フロントトロリ22とフリートロリ23との間を連結する連結体25と、フリートロリ23ならびにリヤトロリ24から連設したトラニオン用ピン26の間を連結する連結フレーム27などから構成される。そして各トロリ22,23,24には、前記第2レール6に嵌合して支持案内される案内用ホイール28と、両第2レール6の下位板部の端面間に位置して案内される振れ防止用ホイール29とがそれぞれ設けられる。
【0017】
前記フロントトロリ22には、チェーンからの伝動体(後述する。)に対して係脱可能な受動体30が昇降自在に設けられるとともに、中間をして横軸31を介して上下揺動可能に取り付けられた動作レバー32が前方に延設され、そして動作レバー32の後端と受動体30の下端とがピンを介して連結されている。したがって動作レバー32と受動体30とは、動作レバー32の前端が上動するときに受動体30が下降するように連動される。
【0018】
前記フロントトロリ22の上端で前記受動体30の後方の位置には、チェーンと受動体30との係合時に、受動体30が前方へ暴走するのを阻止する暴走阻止体(ホールドドッグ)33が設けられる。この暴走阻止体33はピンを介して前後揺動可能に構成されており、通常においては、その上端が伝動体の移動経路内に突入すべくウエイト部により付勢される。なお他方のリヤトロリ24には、前記動作レバー32を上動させるカムテール34が後方に延設されている。
【0019】
前記トロリ装置21には、被搬送物の支持装置35が取り付けられる。すなわち支持装置35は、両トラニオン用ピン26の下端に取り付けられたCネック36と、これらCネック36の下部に取り付けられて下方に延びる腕37と、この腕37の下端に水平状に設けられた支持部38などから構成される。39は被搬送物を示す。
【0020】
前記第1レール5に支持案内されて前記トロリ装置21に移動力を付与するチェーン10は、リンクチェーン部11や、このリンクチェーン部11のチェーン長さ方向における複数箇所に設けられるトロリ部12や、このトロリ部12の近くにおいて前記リンクチェーン部11の所定ピッチP置きの複数箇所から垂設された伝動体16などにより構成され、この伝動体16に前記受動体30が係脱自在となる。
【0021】
前記トロリ部12は、前記リンクチェーン部11におけるセンターリンクに設けられた左右一対のトロリ体13と、これらトロリ体13の一端(上部)に左右方向軸14を介して遊転自在に設けられたローラ15などにより構成され、これらローラ15が、前記第1レール5の下板部における上面に支持案内される。なおチェーン10は、一対の案内輪体17,18間に巻回され、そして、チェーン駆動設備40がリンクチェーン部11に係合されることで、移動力が付与される。前記案内輪体17,18のうち、一方の案内輪体17は一方の反転部に定置され、また他方の案内輪体18は、他方の反転部に設けられたテークアップ装置19に配設されている。
【0022】
前記チェーン駆動設備40はたとえばキャタピラ形式であって、図1〜図3に示すように、矩形平枠状で固定枠41を有し、この固定枠41の下側には、前記第1レール5が架設されている。前記固定枠41内には、矩形平枠状の可動枠42が、前記チェーン10の移動方向である一定経路の方向で移動可能に配置されている。この可動枠42は、一定経路と平行な左右の側枠部42aを前後複数の連結枠部42bにより連結することで構成されている。そして、固定枠41の左右の側枠部41aから内向きに軸支突設された水平軸ホイール43が前記可動枠42の両側枠部42aを移動可能に支持している。
【0023】
なお、各水平軸ホイール43の下側に近接するように、可動枠42の両側枠部42aから各水平軸ホイール43毎に、浮き上がり防止部材44が突設されている。ここで、片側の水平軸ホイール43は溝付きホイールであって、可動枠42側の両側枠部42aおよび浮き上がり防止部材44には、溝付きホイールの溝に嵌合して可動枠42の移動方向を規制するレール部材45が付設されている。
【0024】
前記可動枠42の両側枠部42aの外側には、一定経路の方向の二箇所にスプリング受け部材46が突設され、また固定枠41の両側枠部41aの内側には、可動枠42側の各スプリング受け部材46に対向するスプリング受け部材47が突設されている。そして、これら四組(三組や二組であってもよい。)のスプリング受け部材46,47間に、それぞれ一定経路の方向と平行の圧縮コイルスプリング(弾性体の一例)48が介装されている。49はストッパーボルトであり、圧縮コイルスプリング48で付勢された可動枠42を定位置に受け止めるべく、固定枠41の一端に一定経路の方向に調整可能に取付けられている。
【0025】
前記可動枠42には、一定経路の方向における両端近傍の下側に駆動歯輪(輪体の一例)50と遊転歯輪(輪体の一例)51とが配設され、両歯輪50,51間には、その外面側が前記チェーン10に係合自在なキャタピラチェーン(回転伝動体の一例)59が掛張されている。このキャタピラチェーン52のチェーン10への係合は、リンクチェーン部11に対して一側面側から行われる。そして、係合を確実に行わせるために、チェーン10の他側面側の案内を行う遊転ローラ53群が、ブラケット54を介して可動枠42側に設けられる。さらにキャタピラチェーン52の一側面側の案内を行うチェーンガイド体55が可動枠42側に付設されている。
【0026】
前記駆動歯輪50は、サイクロ減速機付きモータ(回転駆動装置の一例)56によって駆動される。このサイクロ減速機付きモータ56は、下向きに突出する垂直な出力軸57を備えたサイクロ減速機58の上にモータ本体59を垂直向きに結合し一体化したものであって、ブレーキを内蔵している。そして駆動歯輪50は、サイクロ減速機58の出力軸57に直結されている。
【0027】
前記サイクロ減速機付きモータ56は、水平基板60に、この基板60をサイクロ減速機58が垂直に貫通する状態に取付けボルト61により着脱自在に取付けられ、また水平基板60は、可動枠42側に付設された矩形状受け枠62に取付けボルト63を介して着脱自在に取付けられている。なお遊転歯輪51は、可動枠42に対し一定経路の方向に位置調整可能に取付けられた軸受部材64に対して、垂直軸65を介して支承されている。
【0028】
前記固定枠41側には、圧縮コイルスプリング48の付勢力に抗して移動される可動枠42の移動量を検出する無接触検出手段70が設けられ、この無接触検出手段70はレーザ変位センサーなどからなり、前記可動枠42に設けられた被検出体66の変位を検出するように構成されている。この無接触検出手段70は、センサーアンプ71を介してデータ収集手段72に接続されている。そしてデータ収集手段72に接続されたAD変換カード73がデータ表示手段(パソコン)74に差し込み接続されることで、データ収集手段72のデータをデータ表示手段74で表示可能としている。75はアイソレーターを示す。
【0029】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図1〜図3に示すように、第1レール5にトロリ部12を介して吊り下げられるチェーン10は、遊転ローラ53群とチェーンガイド体55との間において、キャタピラチェーン52と係合する。この状態でサイクロ減速機付きモータ56のモータ本体59を稼動して、サイクロ減速機58の出力軸57に直結されている駆動歯輪50を所定速度で回転駆動させることで、キャタピラチェーン52を所定方向に回転駆動させ、これに係合するチェーン10を所定方向に一体移動、すなわち推進させ得る。
【0030】
このようなチェーン駆動設備40の運転時において、チェーン10の推進方向は、圧縮コイルスプリング48による可動枠42の付勢方向と同一方向である。したがって、チェーン10側に過負荷が作用すると、その負荷反力によって、可動枠42が圧縮コイルスプリング48の付勢力に抗して移動する。その際に、可動枠42と一体の被検出体66の移動量(変位)を、レーザ光aにより連続して検出状態にある無接触検出手段70が検出することになる。そして無接触検出手段70の検出値信号は、センサーアンプ71を介してデータ収集手段72に入り、このデータ収集手段72にデータとして蓄積される。
【0031】
このようにしてデータ収集手段72に蓄積されたデータは、任意なときにデータ表示手段74で読み取って表示し得る。すなわち、データ表示手段74にAD変換カード73を接続させた状態でデータ表示手段74を操作することにより、データ収集手段72に蓄積されているデータを読み取って、データ表示手段74の画面上に表示し得る。その際に表示は、図4の(A)に示すような折れ線グラフや、図4の(B)に示すような棒グラフなどで行われる。
【0032】
したがって、このように表示されたグラフを見ることにより、係合伝動時にキャタピラチェーン52に掛る負荷の状態(程度、時間など)を容易に把握し得、したがって、摩耗などにより運転中にキャタピラチェーン52が破損などすることを防止すめための保守点検などは、必要とするときに的確に行えることになる。
【0033】
なお、トロリ装置21の移動は、図5、図6に示すように、伝動体16を受動体30に係合させることにより、チェーン10の移動力を受けて一定経路上で行われる。このとき動作レバー32はその前端側が下動している。このような移動中にトロリ装置21側が暴走しようとしたとき、伝動体16の後面に対して暴走阻止体33が当接することから、その暴走は阻止される。
【0034】
上述したような運転時において、トロリ装置21は、その案内用ホイール28が第2レール6に嵌合して支持案内され、そして振れ防止用ホイール29が第2レール6の下位板部の端面間に位置して案内されることで、大きく振れることもなく、一定経路上を安定して移動される。またチェーン10は、そのローラ15が第1レール5に支持案内されて円滑に移動される。
【0035】
上記した実施の形態で示すように、チェーン駆動設備40を採用した搬送形式が吊下げ搬送設備1のときには、チェーン10による吊下げ搬送ラインが長くてかつ水平状や上昇状や下降状などを含み、さらに搬送荷重が重くかつ大きく変化することから、係合伝動時の負荷のデータを、最も効果的に収集、蓄積でき、表示できる。しかし、チェーン駆動設備40を採用した搬送形式としては、台車を移動させるフロア式搬送設備などであってもよい。
【0036】
上記した実施の形態では、回転伝動体としてキャタピラチェーン52が示されているが、これは通常のチェーン形式やベルト形式とするなど、種々な形式が可能であり、さらには、駆動歯輪そのものを回転伝動体として、チェーン10に直接に噛合させる形式などであってもよい。
【0037】
上記した実施の形態では、弾性体として圧縮コイルスプリング48が採用されているが、これはクッションシリンダーや板ばねなどであってもよい。
上記した実施の形態では、無接触検出手段70としてレーザ変位センサーが示されているが、これは差動トランス形式などであってもよい。そしてデータ収集手段72やデータ表示手段74も各種形式のものを採用し得る。
【0038】
上記した実施の形態においてデータ収集手段72は、吊下げ搬送設備1における一箇所のチェーン駆動設備40からのデータを収集しているが、これは図1に示すように、吊下げ搬送設備1における他箇所のチェーン駆動設備40A,40Bからのデータを収集し、蓄積することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、チェーンに回転伝動体を係合させた状態で、回転駆動装置によって回転伝動体を回転駆動させることにより、チェーンを所定方向に移動、すなわち推進でき、このような運転時においてチェーン側に過負荷が作用すると、その負荷反力によって可動枠が弾性体の付勢力に抗して移動し、この可動枠側の被検出体の移動量(変位)を無接触検出手段により検出できる。そして無接触検出手段の検出値信号は、センサーアンプとアイソレーターを介してデータ収集手段に入り、このデータ収集手段にデータとして蓄積でき、したがって、データを取り出すことで、係合伝動時に回転伝動体側に掛る負荷の状態(程度、時間など)を容易に把握でき、摩耗などにより運転中にチェーン駆動設備側が破損などすることを防止するための保守点検などは、必要とするときに的確に行うことができる。
【0040】
また上記した本発明の請求項2によると、データ収集手段にデータ表示手段を接続させた状態でデータ表示手段を操作することで、データ収集手段に蓄積したデータを、任意なときにデータ表示手段で読み取って表示でき、この表示したデータを見ることにより、係合伝動時に回転伝動体側に掛る負荷の状態を容易に把握できる。
【0041】
さらに上記した本発明の請求項3によると、チェーンに回転伝動体を係合させた状態で、回転駆動装置を稼動して一方の輪体を所定速度で回転駆動させることにより、回転伝動体を所定方向に回転駆動させるとともに、これに係合するチェーンを所定方向に一体で移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、チェーン駆動設備の一部切り欠き側面図である。
【図2】同チェーン駆動設備の一部切り欠き平面図である。
【図3】同チェーン駆動設備の一部切り欠き背面図である。
【図4】同チェーン駆動設備における表示説明図である。
【図5】同チェーン駆動設備を使用した吊下げ搬送設備の概略平面図である。
【図6】同チェーン駆動設備を使用した吊下げ搬送設備の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ搬送設備
5 第1レール
6 第2レール
10 チェーン
12 トロリ部
16 伝動体
19 テークアップ装置
20 搬送装置
21 トロリ装置(移動体)
30 受動体
35 支持装置
39 被搬送物
40 チェーン駆動設備
41 固定枠
42 可動枠
43 水平軸ホイール
48 圧縮コイルスプリング(弾性体)
50 駆動歯輪(輪体)
51 遊転歯輪(輪体)
52 キャタピラチェーン(回転伝動体)
56 サイクロ減速機付きモータ(回転駆動装置)
66 被検出体
70 無接触検出手段
72 データ収集手段
73 AD変換カード
74 データ表示手段(パソコン)
a レーザ光

Claims (3)

  1. 一定経路上で移動されるチェーンに移動力を付与するチェーン駆動設備であって、固定枠には一定経路の方向で移動可能な可動枠が設けられ、この可動枠には、前記チェーン側に係合自在な回転伝動体と、この回転伝動体に連動される回転駆動装置とが設けられ、前記固定枠と可動枠との間には、係合伝動時の負荷により移動する可動枠を受け止める弾性体が設けられ、前記固定枠側には、弾性体の付勢力に抗して移動される可動枠側の被検出体の移動量を検出する無接触検出手段が設けられ、この無接触検出手段が、センサーアンプとアイソレーターを介してデータ収集手段に接続されていることを特徴とするチェーン駆動設備。
  2. データ収集手段にデータ表示手段を接続することで、データ収集手段のデータをデータ表示手段で表示可能としたことを特徴とする請求項1記載のチェーン駆動設備。
  3. 可動枠には一対の輪体が回転可能に設けられ、回転伝動体は、両輪体間に設けられるとともに、その外面側が前記チェーン側に係合可能であることを特徴とする請求項1または2記載のチェーン駆動設備。
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