JPH11206175A - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方法

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JPH11206175A
JPH11206175A JP10012118A JP1211898A JPH11206175A JP H11206175 A JPH11206175 A JP H11206175A JP 10012118 A JP10012118 A JP 10012118A JP 1211898 A JP1211898 A JP 1211898A JP H11206175 A JPH11206175 A JP H11206175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータの起動制御において、負荷
大にかかわらず、確実に、かつスムーズな起動を可能に
する。 【解決手段】 ブラシレスモータ4の制御回路10は起
動シーケンスに先だって回転子の位置決めを行う。ブラ
シレスモータ4をコンプレッサモータとして利用する場
合、吐出温度や吸入温度によってその負荷状態を検出
し、この負荷状態に応じて位置決めを複数回行う。負荷
が大きいときには2回を越える複数回の位置決め処理を
実行し、回転子を逆回転させて当該起動シーケンスのス
タートの手前(つまり最後の通電タイミングの位置)と
し、当該起動シーケンスの開始から回転子の確実な、か
つスムーズな起動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電気冷蔵庫、空気
調和機および除湿器等の圧縮機(コンプレッサ)のモー
タとして用いるセンサレス直流ブラシレスモータ(以下
ブラシレスモータと記す)の起動制御技術に係り、特に
詳しくは回転子(ロータ)の起動を確実に、かつスムー
ズに行えるようにしたブラシレスモータの制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブラシレスモータを制御するに
は、例えば図9に示すように、交流電源1をAC/DC
変換部2で所定の直流電源に変換し、この直流電源をス
イッチング・モジュール部3のトランジスタUa,V
a,Wa,X,Y,Zでスイッチングしてブラシレスモ
ータ(DCM)4の電機子巻線に供給する。また、ブラ
シレスモータ4の起動に際し、制御回路5は予め決めた
起動シーケンスにしたがって前記スイッチング・モジュ
ール部3を駆動するための駆動信号を駆動回路7に出力
し、トランジスタUa,Va,Wa,X,Y,Zを所定
にオン、オフ駆動する。
【0003】前記起動シーケンスではブラシレスモータ
4の電機子巻線U,V,Wの通電切り替え順が決められ
おり、ブラシレスモータ4が三相四極モータである場合
図10および図11の丸内数字1ないし6の順(1サイ
クル)で通電切り替えを行うように、トランジスタU
a,Va,Wa,X,Y,Zをオン、オフ駆動する。図
10および図11の波線矢印に示すように、電機子巻線
U,V,Wの通電を順次切り替え、かつ繰り返すことに
より、ブラシレスモータ4を起動、回転させることがで
きる。なお、この起動、回転制御について既に公知であ
ることから、詳細な説明は省略する。ところで、前記ブ
ラシレスモータ4の起動に際して、回転子を位置決めし
ないと、振動を伴った不安定な起動となり易いために、
予め位置決めを行っている。この回転子の位置決めは、
三相四極モータの場合少なくとも2回の通電切り替えを
行う必要があり、つまり2回通電を切り替えれば回転子
を位置決めすることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ブラシレ
スモータの制御方法において、回転子の位置決めを行っ
ても、起動失敗や起動時の振動大が起こることがある。
例えば、電気冷蔵庫のコンプレッサのモータにおいて
は、圧縮工程があるために1回転中の負荷変動が大き
く、回転停止した際回転子の位置がほぼピストンの仮死
点付近(圧縮工程直前)で停止する。そのため、起動直
後には圧縮工程に入り、つまりブラシレスモータ4にか
かる負荷が大きくなり、起動が円滑に行われない。そこ
で、前述したように、起動に際して位置決めを行ってい
るが、回転子の回転方向が常に同じ方向とは限らず、し
かも2回通電による位置決めによる回転子の位置が常に
同一箇所とは限らない。したがって、前述した位置決め
制御による回転子の位置が必ずしも圧縮工程直前以外と
ならず、また電気冷蔵庫の製造段階での誤差によっても
その位置決めが圧縮工程直前付近になってしまうことが
ある。このように、これまでの位置決め制御方法にあっ
ては、確実に圧縮工程直前で回避することができないこ
ともあり、また圧縮工程をスムーズに乗り切れる位置決
めがなされないこともある。これらの理由により、前記
のような起動失敗や起動時の振動大の原因になってい
る。
【0005】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は負荷変動にかかわらず、起動を確実に
行うことができ、しかもその起動をスムーズに行うこと
ができ、起動失敗や起動時の振動大を防止するブラシレ
スモータの制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明はブラシレスモータの起動に際しては同ブ
ラシレスモータの回転子を予め位置決めし、しかる後当
該起動シーケンスにしたがって前記ブラシレスモータの
電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御
方法において、前記回転子の位置決めを複数回の通電切
り替えによって行うとともに、該複数回の通電切り替え
により前記回転子を通常の回転と逆方向に回転して位置
決めし、しかる後前記起動シーケンスにしたがって起動
するようにしたことを特徴としている。
【0007】この発明はブラシレスモータの起動に際し
ては同ブラシレスモータの回転子を予め位置決めし、し
かる後当該起動シーケンスにしたがって前記ブラシレス
モータの電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモー
タの制御方法において、前記ブラシレスモータを三相四
極モータとし、6回の通電切り替えを1サイクルとして
いる場合、当該起動シーケンスの3番目の通電切り替え
から逆順に4回の通電を行うことにより前記回転子を逆
回転して位置決めし、該4回の位置決めした後前記起動
シーケンスにしたがって起動するようにしたことを特徴
としている。
【0008】前記回転子を逆方向に回転させて位置決め
する際、前記回転子の回転角を所定値以下にするとよ
い。また、前記ブラシレスモータをコンプレッサのモー
タとして利用する場合、前記コンプレッサの吐出圧力あ
るいは吸入圧力を検出し、該検出圧力により前記コンプ
レッサのモータの負荷状態を予測するとともに、該予測
負荷状態に応じて前記回転子の位置決め回数を決定し、
少なくとも前記予測した負荷が大きいほど、前記位置決
め回数を増やして前記回転子の逆回転角度を大きくする
とよい。
【0009】さらに、前記予測した負荷が大きい場合、
前記コンプレッサのモータの通電時間を長くし、あるい
は通電電流を大きくするとよい。さらにまた、前記予測
した負荷が大きい場合、前記位置決め回数のうち、最初
の位置決め動作時間を2回目以降の位置決め時間より長
くし、あるいは1回目および2回目の位置決め動作時間
を3回目以降の位置決め時間よりも長くするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図8を参照して詳細に説明する。なお、図中、
図9と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。この発明のブラシレスモータの制御方法は、回転子
の位置決めに際して確実に逆回転させ、かつ機械角で1
80度以下だけ回転させるように、位置決めを複数回当
該起動シーケンスと逆に行えば、常に回転子の位置を確
実に決めることができることに着目し、例えばブラシレ
スモータが三相四極モータであれば、当該起動シーケン
スにおける最初の通電から3回目の通電に遡って通電を
4回逆に繰り返し、当該起動シーケンスの1サイクルの
最後の通電を回転子の位置決めとする。
【0011】例えば、電気冷蔵庫のコンプレッサの場
合、回転停止時に圧縮工程直前で回転子が停止する可能
性が極めて高いが、前述した位置決めによって機械角で
180度以下だけ逆回転させることにより、位置決めが
確実に圧縮工程からはずれ、かつ起動において圧縮工程
に入るまで時間的余裕をもたせることができ、圧縮工程
に入るときには回転子にある程度の慣性が生じ、圧縮工
程をスムーズに乗り切ることができる。
【0012】そのために、図1に示すように、この発明
のブラシレスモータの制御方法が適用される制御装置
は、図9に示す制御回路5の機能の他に、ブラシレスモ
ータ4の起動に際して複数回の位置決め、かつ同複数回
の位置決め動作時の回転を逆回転して機械角で180度
以下とするためにスイッチング・モジュール部3のトラ
ンジスタUa,Va,Wa,X,Y,Zをオン、オフす
る駆動信号を出力する制御回路(マイクロコンピュー
タ)10を備えている。
【0013】次に、前記構成の制御装置の動作を図2の
フローチャート図、図3ないし図7のモータ模式図およ
び図8のモータ電流波形図を参照して説明する。まず、
ブラシレスモータ4の起動を行うが、この起動に際して
ブラシレスモータ4の負荷状態、つまり1回転中の負荷
変動が大きいか否かを判断する(ステップST1)。例
えば、圧縮機1の吐出圧力や吸入圧力センサ等によって
検出した圧力をもとにして負荷状態を予測する。この場
合、予め経験的に求め、あるいは今回の起動前の回転制
御時において検出した1回転中の圧力の変化により負荷
状態を予測する。ブラシレスモータ4が電気冷蔵庫のコ
ンプレッサモータであれば、1回転中に負荷大の圧縮工
程があるため、その負荷変動が大きいと判断してステッ
プST2に進み、回転子の位置決め(第1の位置決め)
処理を実行する。
【0014】第1の位置決め処理は、図3の波線矢印に
示すように、電流を電機子巻線VからWに流す。これ
は、ブラシレスモータ4を三相四極モータとし、かつ当
該起動シーケンスの1サイクル(6回通電切り替え)を
図10および図11としている場合、3番目の通電に相
当する(図10参照)。続いて、第2の位置決め処理を
実行し(ステップST3)、この位置決め処理は、図4
の波線矢印に示すように、電流を電機子巻線UからWに
流す。これは、第1の位置決め処理と同様の処理であ
り、当該起動シーケンスの2番目の通電に相当する(図
10参照)。続いて、第3の位置決め処理を実行し(ス
テップST4)、この位置決め処理は、図5の波線矢印
に示すように、電流を電機子巻線UからVに流す。これ
は、第1および第2の位置決め処理と同様の処理であ
り、当該起動シーケンスの最初の通電に相当する(図1
0参照)。続いて、第4の位置決め処理を実行し(ステ
ップST5)、この位置決め処理は、図6の波線矢印に
示すように、電流を電機子巻線WからVに流す。これ
は、第1ないし第3の位置決め処理と同様の処理であ
り、当該起動シーケンスの最後の通電に相当する(図1
1参照)。
【0015】このようにして、4回の位置決め処理によ
って当該起動シーケンスの通電切り替え順と逆の順で通
電切り替えを行うことから、回転子を確実に逆回転させ
ることができ、しかも当該起動シーケンスの最後の通電
切り替え時点となり、次のステップST6における起動
シーケンスの開始がスムーズに行われる(図7参照)。
また、圧縮機モータに適用している場合、前記4回の位
置決め処理により回転子に結合されているクランクの位
置が仮死点よりほぼ−90度(機械角)とし、つまり回
転子を圧縮工程直前から−90度に位置決めすることが
可能である。
【0016】続いて、次のステップST6において当該
起動シーケンスの開始により電機子巻線U,V,Wの通
電を従来同様に順次切り替える(図10および図11参
照)。したがって、回転子がスムーズに回転し、かつ圧
縮工程に入るまでには十分に加速され(十分な慣性をも
たせ)、つまり圧縮工程を乗り切ることができ、起動失
敗がなくなる。このことから、電気冷蔵庫以外のコンプ
レッサ、ロータリ、スクロール等にあっても、停止位置
は同様の傾向にあることから、この発明を適用すると効
果的である。
【0017】ところで、前記実施例では、圧縮機の吐出
圧力や吸入圧力をセンサで検出し、この圧力が大きいと
きには負荷大と判断し、4回の位置決め処理によって回
転子の位置決めを行っている。しかし、1回転中の負荷
変動が小さく、つまり負荷が軽い場合、前述の4回の位
置決め処理を行う必要がないことから、ステップST1
からST4ステップST4に進み、2回の位置決め処理
を実行する。すなわち、ブラシレスモータ4が三相四極
モータである場合、2回の位置決めによって回転子を確
実に位置決めすることができ、つまり当該起動シーケン
スの開始時にスムーズとなる位置とすることができるか
らである。
【0018】また、負荷状態の予測方法としては、例え
ば圧縮機によって冷媒を循環する配管の温度を検出し、
この温度による負荷状態を予測するようにしてもよく、
その他には単に電源投入後の最初の起動や除霜動作終了
後の最初の起動等から起動特性を予測し、つまりコンプ
レッサを搭載した機器の起動特性から負荷を予測するよ
うにしてもよい。
【0019】さらに、前述した複数回の位置決めのため
に電流を所定電機子巻線に流した際、つまり励磁をかけ
た際に回転子の振動が生じる。つまり、回転子はステー
タ磁束の向きと釣り合う位置まで移動するが、このとき
回転子が行き過ぎたり、逆に戻るような動きをする。図
8に示すように、2回の位置決めを行った場合における
電機子巻線の電流波形から明かなように、1回目の位置
決めによる振動が大きく、2回目の位置決めによる振動
が小さい。すなわち、第1の位置決め動作では回転子が
最大90度移動する可能性があるが、第2以降の位置決
め動作では30度しか移動しないからである。
【0020】そこで、最初の位置決め処理(第1の位置
決め処理;ステップST2)の時間を長くし、つまり第
1ないし第4の位置決め動作を同一とするのでなく、例
えば第1の位置決め動作を800msecとし、第2な
いし第4の位置決め動作を400msecとする。これ
により、2回目以降の位置決め処理の時間を短縮するこ
とができる。なお、第1の位置決め動作時間を長くする
代わりに、通電電流を大きくするようにしてもよい。
【0021】また、第1の位置決め動作だけなく、第2
の位置決め動作も長くしてもよい。すなわち、回転子の
位置によっては、第1の位置決め処理により回転子が僅
かしか動かないこともあり、例えば回転子の磁極がステ
ータ磁束の谷間の位置になっている場合もあるからであ
る。この場合、第1の位置決め動作によって回転子の動
きが小さくとも、第2の位置決め動作も800msec
と長く行われるため、回転子を確実に回転させることが
できる。
【0022】一方、ブラシレスモータ4の負荷が小さい
場合、ステップST4,ST5の2回の位置決め処理の
み実行するが、前記負荷大ということはないことから、
2回の位置決め動作は400msecでよい。しかし、
負荷が中途半端、つまり大小判断の境界にある場合も考
えられる。そこで、第3の位置決め処理における位置決
め動作を800msecとし、第4の位置決め処理にお
ける位置決め動作を400msecにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブラシ
レスモータの制御方法のうち請求項1の発明によると、
ブラシレスモータの起動に際して回転子を位置決めする
ブラシレスモータの制御方法において、前記回転子の位
置決めを複数回の通電切り替えによって行うとともに、
該複数回の通電切り替えにより前記回転子を通常の回転
と逆方向に回転して位置決めし、しかる後前記起動シー
ケンスにしたがって起動するようにしたので、1回転中
に負荷変動がある場合でも、複数回の位置決めによって
負荷大直前への位置決めを回避することができ、つまり
起動直後に回転子が負荷大になることもなく、したがっ
て負荷変動にかかわらず、起動を確実に行うことがで
き、しかもその起動をスムーズに行うことができ、起動
失敗や起動時の振動大を防止するという効果がある。
【0024】請求項2記載の発明によると、ブラシレス
モータの起動に際して回転子を位置決めするブラシレス
モータの制御方法において、前記ブラシレスモータを三
相四極モータとし、6回の通電切り替えを1サイクルと
している場合、当該起動シーケンスの3番目の通電切り
替えから逆順に4回の通電を行うことにより前記回転子
を逆回転して位置決めし、該4回の位置決めした後前記
起動シーケンスにしたがって起動するようにしたので、
例えば起動シーケンスのスタート位置を1回転中の負荷
大直前以外にすることにより、起動直後の回転子にかか
る負荷が大きくなることもなく、したがって負荷変動に
かかわらず、起動を確実に行うことができ、しかもその
起動をスムーズに行うことができ、起動失敗や起動時の
振動大を防止するという効果がある。
【0025】請求項3記載の発明によると、請求項1に
おいて前記回転子を逆方向に回転させて位置決めする
際、前記回転子の回転角を所定値以下としたので、請求
項1の効果に加え、所定値を機械角で最大180度とす
ることにより、1回転中の負荷大直前を回避して位置決
めすることができ、したがって請求項1の効果をより確
実なものとすることができる。
【0026】請求項4記載の発明によると、請求項1に
おいて前記ブラシレスモータをコンプレッサのモータと
して利用する場合、前記コンプレッサの吐出圧力あるい
は吸入圧力を検出し、該検出圧力により前記コンプレッ
サのモータの負荷状態を予測するとともに、該予測負荷
状態に応じて前記回転子の位置決め回数を決定し、少な
くとも前記予測した負荷が大きいほど、前記位置決め回
数を増やして前記回転子の逆回転角度を大きくするよう
にしたので、請求項1の効果に加え、例えば負荷が大き
いほど、位置決め動作における回転子の回転角度が小さ
くなるが、位置決め回数を増やすことにより回転子の回
転角度を所定にすることが可能となり、ひいては回転子
を所定位置(起動シーケンスのスタートの1つ手前)に
決めることができ、請求項1の効果をより確実なものと
することができる。
【0027】請求項5記載の発明によると、請求項1に
おいて前記予測した負荷が大きい場合、前記コンプレッ
サのモータの通電時間を長くし、あるいは通電電流を大
きくするようにしたので、請求項4の効果に加え、回転
子が負荷大直前で停止していても、回転子を確実に逆回
転させて位置決めすることができ、つまり負荷の大きさ
の影響を受けずに位置決め動作を行うことができる(的
確な位置決めを行うことができる)。
【0028】請求項6記載の発明によると、請求項4に
おいて前記予測した負荷が大きい場合、前記位置決め回
数のうち、最初の位置決め動作時間を2回目以降の位置
決め時間より長くし、あるいは1回目および2回目の位
置決め動作時間を3回目以降の位置決め時間よりも長く
するようにしたので、請求項4の効果に加え、負荷の大
きさに対して適応的な位置決めを行うことができ、つま
り負荷の大きさの影響を受けずに位置決め動作を行うこ
とができる(的確な位置決めを行うことができる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示し、ブラシレスモ
ータの制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック
線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的モータ模式図。
【図4】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的モータ模式図。
【図5】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的モータ模式図。
【図6】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的モータ模式図。
【図7】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的モータ模式図。
【図8】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的電流波形図。
【図9】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
【図10】図9に示す制御装置の動作を説明するための
概略的モータ模式図。
【図11】図9に示す制御装置の動作を説明するための
概略的モータ模式図。
【符号の説明】
3 スイッチング・モジュール部 4 ブラシレスモータ(センサレス直流ブラシレスモー
タ) 5,10 制御回路(マイクロコンピュータ) U,V,W 電機子巻線 Ua,Va,Wa,X,Y,Z トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータの起動に際しては同ブ
    ラシレスモータの回転子を予め位置決めし、しかる後当
    該起動シーケンスにしたがって前記ブラシレスモータの
    電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御
    方法において、前記回転子の位置決めを複数回の通電切
    り替えによって行うとともに、該複数回の通電切り替え
    により前記回転子を通常の回転と逆方向に回転して位置
    決めし、しかる後前記起動シーケンスにしたがって起動
    するようにしたことを特徴とするブラシレスモータの制
    御方法。
  2. 【請求項2】 ブラシレスモータの起動に際しては同ブ
    ラシレスモータの回転子を予め位置決めし、しかる後当
    該起動シーケンスにしたがって前記ブラシレスモータの
    電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御
    方法において、前記ブラシレスモータを三相四極モータ
    とし、6回の通電切り替えを1サイクルとしている場
    合、当該起動シーケンスの3番目の通電切り替えから逆
    順に4回の通電を行うことにより前記回転子を逆回転し
    て位置決めし、該4回の位置決めした後前記起動シーケ
    ンスにしたがって起動するようにしたことを特徴とする
    ブラシレスモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記回転子を逆方向に回転させて位置決
    めする際、前記回転子の回転角を所定値以下とした請求
    項1記載のブラシレスモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ブラシレスモータをコンプレッサの
    モータとして利用する場合、前記コンプレッサの吐出圧
    力あるいは吸入圧力を検出し、該検出圧力により前記コ
    ンプレッサのモータの負荷状態を予測するとともに、該
    予測負荷状態に応じて前記回転子の位置決め回数を決定
    し、少なくとも前記予測した負荷が大きいほど、前記位
    置決め回数を増やして前記回転子の逆回転角度を大きく
    するようにした請求項1記載のブラシレスモータの制御
    方法。
  5. 【請求項5】 前記予測した負荷が大きい場合、前記コ
    ンプレッサのモータの通電時間を長くし、あるいは通電
    電流を大きくするようにした請求項4記載のブラシレス
    モータの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記予測した負荷が大きい場合、前記位
    置決め回数のうち、最初の位置決め動作時間を2回目以
    降の位置決め時間より長くし、あるいは1回目および2
    回目の位置決め動作時間を3回目以降の位置決め時間よ
    りも長くするようにした請求項4記載のブラシレスモー
    タの制御方法。
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