JPH11206172A - ブラシレスモータの駆動制御装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動制御装置

Info

Publication number
JPH11206172A
JPH11206172A JP10005216A JP521698A JPH11206172A JP H11206172 A JPH11206172 A JP H11206172A JP 10005216 A JP10005216 A JP 10005216A JP 521698 A JP521698 A JP 521698A JP H11206172 A JPH11206172 A JP H11206172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
timing
rectangular wave
brushless motor
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10005216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3486089B2 (ja
Inventor
Hayato Naito
速人 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP00521698A priority Critical patent/JP3486089B2/ja
Publication of JPH11206172A publication Critical patent/JPH11206172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3486089B2 publication Critical patent/JP3486089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のホール素子を用いて、3相120度ス
イッチング通電方式による駆動を実現可能なブラシレス
モータの駆動制御装置を実現すること。 【解決手段】 ブラシレスモータの駆動制御装置10は
単一のホール素子Huを備え、この検出信号から180
度周期で反転する第1のタイミング信号(f)を得る。
また検出信号は全波整流器Zを介して全波整流した後
に、ヒステリシスコンパレータH1において、立ち上が
りおよび立ち下がりにヒステリシスがかかっている比較
信号(c)と比較されて、検出信号のゼロクロス点から
正負60度付近で論理レベルが反転する矩形波信号
(d)を得る。この信号(d)およびその反転信号
(e)と、第1のタイミング信号(f)とに基づき、フ
リップフロップF1、F2を介して、第1のタイミング
信号(f)とは120度、240度の位相差のある第
2、第3のタイミング信号(g,h)が生成される。こ
れらの第1〜3のタイミング信号に基づき、120度ス
イッチング通電方式によるモータ駆動を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3相のブラシレス
モータの駆動制御装置に関するものであり、特に、ロー
タとステータの相対位置を検出する単一の位置検出素子
の検出出力に基づき、駆動用の3相120度スイッチン
グ通電を実現可能なブラシレスモータの駆動制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】3相のブラシレスモータの駆動制御方式
としては3相120度スイッチング通電方式が知られて
いる。この方式では、3個の磁気センサ、一般には、3
個のホール素子を用いて、3相の駆動コイルを備えたス
テータと複数の磁極を備えたロータの間の相対回転位置
を検出し、検出結果に基づき、各相の駆動コイルに対す
る駆動電流の切り換え制御を行っている。一般に、駆動
コイルに対する通電切り換えを行うためには、駆動コイ
ルの相数に対応した個数、すなわち3個ののホール素子
が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ホール素子の
個数を減らすことができれば、その分、モータコストを
低減できるという利点が得られる。
【0004】すなわち、ホール素子の個数が減ると、そ
の分コストを削減でき、また、ブラスレスモータの駆動
制御回路が組み込まれた駆動ICとホール素子との間の
配線数が減るので、それによっても、配線コストが下が
る。更に、ホール素子の個数が減ると、駆動ICのホー
ル素子入力ピン数が少なくて済むので、ICパッケージ
コストも下がる。
【0005】これに加えて、ホール素子の個数が減る
と、ホールバイアス電流を低減でき、それにより消費電
力も少なくて済む。
【0006】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
単一のホール素子等の位置検出素子のみを用いることに
より、3相のブラシレスモータを3相120度通電方式
により駆動可能な駆動制御装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、3相の駆動コイルを備えたステータ
と、複数の磁極が形成された駆動用着磁部を備えたロー
タと、前記ステータと前記ロータの相対的位置関係に応
じた3相の第1乃至第3のタイミング信号を生成する位
置検出手段と、前記第1ないし第3のタイミング信号に
基づき、3相の120度スイッチング通電信号を合成す
る信号合成回路と、前記3相の120度スイッチング通
電信号に基づき前記3相の駆動コイルを通電制御する駆
動回路とを有するブラシレスモータの駆動制御装置にお
いて、次の構成を採用することにより、前記ステータと
前記ロータの相対的位置関係を検出する単一の位置検出
素子のみを用いて、3相120度通電方式によりブラシ
レスモータを駆動できるようにしている。
【0008】すなわち、本発明のブラスレスモータの駆
動制御装置において、前記位置検出手段は、単一の位置
検出素子と、前記第1のタイミング信号を生成する第1
のタイミング信号生成回路と、前記第2および第3のタ
イミング信号を生成するための基準となる矩形波信号を
生成する矩形波信号生成回路と、前記第2および第3の
タイミング信号を生成するための第2のタイミング信号
生成回路とを備えている。
【0009】前記位置検出素子は、前記ステータと前記
ロータの相対的位置の変化に応じて略正弦波状の位置検
出信号を発生するものである。
【0010】前記第1のタイミング信号生成回路は、前
記位置検出信号のゼロクロス点で論理レベルが反転する
前記第1のタイミング信号を生成するものである。
【0011】前記矩形波信号生成回路は、前記位置検出
信号のゼロクロス点間をほぼ3等分する2点で論理レベ
ルが反転する前記矩形波信号を生成するものである。
【0012】前記第2のタイミング信号生成回路は、前
記第1のタイミング信号および前記矩形波信号に基づ
き、前記第1のタイミング信号に対して、それぞれ12
0度および240度位相がずれた前記第2および第3の
タイミング信号を生成するものである。
【0013】ここで、本発明の典型的な構成では、前記
位置検出素子は、前記ロータの前記駆動用着磁部の磁界
の変化を検出して略正弦波状の正負一対の前記位置検出
信号を発生するホール素子等の磁気センサである。この
場合には、前記第1のタイミング信号生成回路は、正負
一対の前記位置検出信号を相互に比較して、略180度
周期で論理レベルが反転する前記第1のタイミング信号
を出力する比較器を含む構成とすればよい。
【0014】前記矩形波信号生成回路は、全波整流器
と、ヒステリシスコンパレータと、電圧電流変換器と、
コンデンサとを備えた構成とすることができる。この場
合、前記全波整流器は正負一対の前記位置検出信号を全
波整流して全波整流信号を生成するものとし、前記電圧
電流変換器は、前記ヒステリシスコンパレータから出力
される前記矩形波信号の論理レベルの反転に基づき、前
記コンデンサの充放電動作を切り換えるものとすること
ができる。このようにすれば、前記コンデンサの充放電
動作によって比較信号が生成され、前記ヒステリシスコ
ンパレータにより、前記全波整流信号が前記比較信号と
比較されて、前記矩形波信号が出力される。
【0015】ここにおいて、正弦波状の位置検出信号の
ゼロクロス点の間を3等分した2点で、当該位置検出信
号と交差する比較信号を形成するためには、前記比較信
号の立ち上がりおよび立ち下がりのヒステリシスを同一
とし、前記コンデンサの充放電速度によって規定される
当該比較信号の電圧上昇速度と電圧降下速度の比を2:
1とすればよい。
【0016】このようにする代わりに、前記比較信号の
立ち上がりと立ち下がりのヒステリシスを2:1とし、
前記コンデンサの充放電速度によって規定される当該比
較信号の電圧上昇速度と電圧降下速度を同一としてもよ
い。
【0017】次に、第2および第3のタイミング信号を
生成するための前記第2のタイミング信号生成回路は、
第1および第2のD型フリップフロップを備えた構成と
することができる。この場合には、前記矩形波信号生成
回路として、前記矩形波信号の反転信号を生成するイン
バータを備えた構成としておく。そして、これら第1お
よび第2のD型フリップフロップにおけるデータ入力端
子には、前記第1のタイミング信号を入力し、前記第1
のD型フリップフロップのクロック入力端子には前記矩
形波信号を入力し、前記第2のD型フリップフロップの
クロック入力端子には前記矩形波信号の反転信号を入力
すればよい。このようにすれば、前記第1のD型フリッ
プフロップの正転出力端子から前記第2のタイミング信
号を得ることができ、前記第2のD型フリップフロップ
の反転出力端子から前記第3のタイミング信号を得るこ
とができる。
【0018】ここで、モータの起動時において常に3相
120度スイッチング通電方式による適正な正転起動が
実現されるようにするためには、モータ起動時に、論理
状態が不定となっている第1および第2のフリップフロ
ップ等から構成される第2のタイミング信号生成回路の
論理状態を適切な状態に設定する必要がある。このため
には、前記第2のタイミング信号生成回路を、セット・
リセット信号発生器を備えた構成とし、当該セット・リ
セット信号発生器から、前記第1のタイミング信号の立
ち上がりと立ち下がりに同期して、当該セット・リセッ
ト信号発生器からセット・リセットパルス信号を発生さ
せ、当該セット・リセット信号により、前記第1および
第2のD型フリップフロップのセットおよびリセットを
行うように構成すればよい。
【0019】一方、前記検出信号のゼロクロス点間を3
等分する2点で論理レベルが反転する前記矩形波信号
を、ノイズ等に左右されずに、確実に得ることができる
ようにするためには、次のようにして、前記検出信号の
略正弦波状の信号波形をより急峻な信号波形となるよう
に変形すればよい。
【0020】まず、一般にブラシレスモータに付設され
ている周波数発生機構を利用すればよい。周波数発生機
構は、前記ロータに形成された、前記駆動用着磁部の磁
極の3倍の磁極を備えた信号用着磁部と、前記信号用着
時磁部による磁界の変化を検出する周波数検出器(FG
パターン)から構成される。この場合、前記矩形波信号
生成回路は、前記位置検出信号に前記周波数検出器の出
力信号を合成することにより得られた急峻で振幅の大き
な合成信号に基づき、前記矩形波信号を生成するように
すればよい。
【0021】このように周波数発生機構を利用する代わ
りに、前記ロータに、前記位置検出信号の略正弦波形が
急峻になる高調波歪みが発生するように着磁された着磁
部を形成しておけば、前記検出信号の信号波形を、略正
弦波形状に比べて、より急峻で、大きな振幅のものとす
ることができる。例えば、前記位置検出信号の略正弦波
形にマイナスの第3調波歪みが発生するように、前記着
磁部を前記駆動用着磁部の3倍の磁極を備えた着磁パタ
ーンのものとすればよい。
【0022】一方、本発明は、単一のホール素子からの
信号により120度スイッチング通電方式を行うブラシ
レスモータの駆動制御装置であって、単一のホール素子
からの略正弦波状の位置検出信号のゼロクロス点で論理
レベルが反転する第1のタイミング信号を発生する第1
のタイミング信号発生回路と、前記位置検出信号のゼロ
クロス点から正負60度付近で論理レベルが反転する矩
形波信号を発生する矩形波信号発生回路と、前記第1の
タイミング信号発生回路及び前記矩形波信号発生回路の
出力信号によりブラシレスモータを駆動するための駆動
信号を発生する駆動信号発生回路とを含むことを特徴と
するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したFDDスピンドル駆動用のブラシレスモータ
を説明する。
【0024】(全体構成)図1には、本例のFDDスピ
ンド駆動用のブラシレスモータの全体構成を示してあ
る。本例のブラシレスモータ1は3相の120度スイッ
チング通電方式により駆動されるものである。このブラ
シレスモータ1は、回路基板2の側に固定されたステー
タアセンブリ3と、このステータアセンブリ3に対して
回転自在に支持されたロータアセンブリ4から構成され
ている。
【0025】ステータアセンブリ3は、回路基板2に固
着した円筒状の軸受け31と、この軸受け31の外周に
取り付けたステータコア32と、このステータコア32
に形成した複数の突極に巻き付けた3相の駆動コイルL
u、Lv、Lw(図においては駆動コイルLuのみを示
す。)を備えている。これに対して、ロータアセンブリ
4は、軸受け31の内周面に形成した軸受け面を介して
当該軸受けに対して回転自在に支持されたロータシャフ
ト41と、このロータシャフト41に固着したカップ状
のロータケース42と、このロータケース42の周壁の
内周面に固着したリング状のロータマグネット43とを
備えている。ロータケース42の円形の上端壁はFDD
載置面42aとされており、ここには、FDDの側に係
合可能な駆動ピン44が設置されている。
【0026】一方、ロータマグネット43の基板側の環
状端面に対峙している基板部分には、磁極センサとし
て、単一のホール素子Huが固定配置されている。ま
た、基板表面には、モータ駆動制御回路が組み込まれた
駆動IC5が搭載されている。
【0027】図2には、ステータコア32とロータマグ
ネット43とホール素子Huを平面上に展開して示して
ある。
【0028】(駆動制御装置)図3は、上記構成のブラ
シレスモータ1を3相120度スイッチング通電方式に
より駆動するための駆動制御装置の主要部分の回路ブロ
ック図である。また、図4は、当該駆動制御装置の各部
分の動作を示すタイミングチャートである。
【0029】これらの図を参照して説明すると、本例の
駆動制御装置10は、ロータマグネット43の回転に伴
い3相の第1乃至第3のタイミング信号(f,g,h)
を生成する位置検出手段20と、第1ないし第3のタイ
ミング信号(f〜h)に基づき、3相の120度スイッ
チング通電信号(i,j,kおよびl,m,n)を合成
する信号合成回路30と、3相の120度スイッチング
通電信号(i〜n)に基づき3相の駆動コイルLu、L
v、Lwを通電制御する駆動回路40とを有している。
【0030】位置検出手段20は、単一のホール素子H
u(位置検出素子)と、第1のタイミング信号(f)を
生成する第1のタイミング信号生成回路としての比較器
C1と、第2および第3のタイミング信号(g,h)を
生成するための基準となる矩形波信号(d,e)を生成
する矩形波信号生成回路21と、第2および第3のタイ
ミング信号(g,h)を生成する第2のタイミング信号
生成回路22とを備えている。これら位置検出手段20
の各回路について説明する。
【0031】まず、ホール素子Huは公知のように、ロ
ータマグネット43の回転に伴って生ずる磁極の変化に
基づいて、検出信号(a)として、略正弦波状の正負一
対の検出信号(u+,u−)を出力する。
【0032】また、比較器C1は、ホール素子Huの検
出信号(u+,u−)のゼロクロス点の発生タイミング
に基づき、第1のタイミング信号(f)を生成するもの
である。すなわち、正負一対の位置検出信号(u+,u
−)を相互に比較して、略180度周期で論理レベルが
反転する第1のタイミング信号(f)を出力する。
【0033】矩形波信号生成回路21は、位置検出信号
(u+,u−)のゼロクロス点間をほぼ3等分する2点
で論理レベルが反転する矩形波信号(d,e)を生成す
るものである。本例の矩形波信号生成回路21は、リニ
アアンプA1と、全波整流器Zと、ヒステリシスコンパ
レータH1と、電圧電流変換器V/Iと、コンデンサC
xとを備えている。
【0034】ホール素子Huの検出信号(u+,u−)
は、リニアアンプA1を介して全波整流器Zに入力さ
れ、ここから、全波整流信号(b)として出力される。
この全波整流信号(b)は、ヒステリシスコンパレータ
H1の一方の入力端子に供給される。
【0035】ヒシテリシスコンパレータH1では、入力
された全波整流信号(b)を、コンデンサCxに発生す
る比較信号(c)と比較し、比較結果を、矩形波信号
(d)として出力する。すなわち、全波整流信号(b)
<比較信号(c)の場合には高論理信号が出力され、こ
の逆の場合には低論理信号が出力される。
【0036】ここで、この矩形波信号(d)は、電圧電
流変換器V/Iを経て、コンデンサCxの充電電流I
c、放電電流Idに変換される。すなわち、ヒステリシ
スコンパレータH1から出力される矩形波信号(d)の
論理レベルの反転に基づき、コンデンサCxの充放電動
作が切り換わり、矩形波信号(d)が高論理レベルの時
に放電電流Idが流れ、逆に、低論理レベルの時には充
電電流Icが流れる。
【0037】本例では、充電電流Icと放電電流Idの
値をIc=2・Idの関係となるように設定することに
より、比較信号(c)の電圧上昇率(充電速度)が電圧
降下率(放電速度)の倍となっている。この結果、全波
整流信号(b)と比較信号(c)との交差点が、ホール
素子から出力された検出信号(u+,u−)のゼロクロ
ス点a(n)から電気角で正負60度付近に位置する。
【0038】また、比較信号(c)は、ヒステリシスコ
ンパレータH1によるヒステリシスがかかっており、モ
ータ起動時等のようにホール素子出力に基づく全波整流
信号(b)がフラットな波形の場合においても、比較信
号(c)が増減するので、矩形波信号(d)を生成でき
る。なお、本例では、比較信号(c)の立ち上がりおよ
び立ち下がりのヒステリシスが同一とされている。
【0039】このようにして、矩形波信号生成回路21
からは、矩形波信号(d)が出力される。これに加え
て、矩形波信号生成回路21はインバータINを備えて
おり、ここからは、矩形波信号(d)の反転信号(e)
が出力される。
【0040】次に、第2のタイミング信号生成回路22
は、上記の比較器C1から出力される第1のタイミング
信号(f)と、矩形波信号(d)およびその反転信号
(e)とに基づき、第1のタイミング信号(f)に対し
て、それぞれ120度および240度位相がずれた第2
および第3のタイミング信号(g,h)を生成するもの
である。
【0041】本例では、この第2のタイミング信号生成
回路22は、第1および第2のD型フリップフロップF
1、F2から構成されている。これら第1および第2の
D型フリップフロップF1、F2におけるデータ入力端
子Dには、第1のタイミング信号(f)が入力される。
また、第1のD型フリップフロップF1のクロック入力
端子CLには矩形波信号(d)が入力され、第2のD型
フリップフロップF2のクロック入力端子CLには矩形
波信号の反転信号(e)が入力される。
【0042】この結果、第1のD型フリップフロップF
1の正転出力端子Qからは、第1のタイミング信号
(f)に対して位相が120度遅れた第2のタイミング
信号(g)が出力される。また、第2のD型フリップフ
ロップの反転出力端子(Q ̄)からは、更に位相が12
0度遅れた第3のタイミング信号(h)が出力される。
【0043】このようにして得られた第1〜第3のタイ
ミング信号(f〜h)は、信号合成回路30に供給され
る。信号合成回路30では、これらの信号に基づき、ス
イッチング通電信号(i〜n)を合成して出力する。す
なわち、信号fと、信号hの反転信号とにより、信号i
が合成され、信号hと信号gの反転信号とにより信号j
が合成され、信号gと信号fの反転信号とにより信号k
が合成され、信号hと信号fの反転信号とにより信号l
が合成され、信号gと信号hの反転信号とにより信号m
が合成され、また、信号fと信号gの反転信号とにより
信号nが合成される。
【0044】信号合成回路30によって合成されたスイ
ッチング通電信号(i〜n)は、駆動回路40を構成し
ている出力パワートランジスタT1〜T6それぞれのオ
ンオフ制御信号として出力される。この結果、ブラシレ
スモータ1の3相の駆動コイルLu、Lv、Lwにソー
ス・シンクの往復電流Iu、Iv、Iwが流れる。これ
により、連続トルクが発生して、ロータアセンブリ3が
回転する。図4(o)、(p)、(q)は、3相駆動コ
イルに発生する誘導起電圧Eu、Ev、Ewと、電流I
u、Iv、Iwとのタイミング的な位置関係を示す。
【0045】以上説明したように、本例のブラシレスモ
ータの駆動制御装置10によれば、ホール素子Huの検
出信号(u+,u−)から、120度づつ位相のずれた
第1〜第3のタイミング信号を得ることができる。よっ
て、1個のホール素子を用いるだけで、120度スイッ
チング通電を行うことができる。この結果、従来のよう
に複数個のホール素子を配置する必要のあったブラシレ
スモータに比べて、そのコスト等を低減できるという利
点が得られる。
【0046】(第1の変形例)ここで、ブラシレスモー
タ1の起動時には、ロータマグネット43は静止状態に
あるので、ホール素子Huの検出信号(u+,u−)の
波形は変化せずに、フラットのままとなると共に、論理
回路である第2のタイミング信号生成回路22を構成し
ている2個のフリップフロップF1、F2の論理状態は
不定である。よって、当該論理回路の出力を適切な論理
状態に設定しないと、誤った通電ロジックのためにモー
タに負トルクが発生してしまい、適正な正転起動モード
に移行できない。
【0047】図5には、モータ起動時に確実に正転起動
モードに移行させるために適した第2のタイミング信号
発生回路の別の例を示してある。図5に示す第2のタイ
ミング信号発生回路22Aは、前述した第2のタイミン
グ信号生成回路22の構成に加えて、セット・リセット
信号発生器SRが備わっている。当該セット・リセット
信号発生器SRは、第1のタイミング信号(f)の立ち
上がりと立ち下がりに同期して、当該セット・リセット
信号発生器SRからセット・リセットパルス信号(s,
r)を発生させ、当該セット・リセット信号(s,r)
により、第1および第2のD型フリップフロップF1、
F2のセットおよびリセットを行うためのものである。
【0048】図6は、第2のタイミング信号生成回路2
2Aを備えているブラシレスモータの駆動制御装置10
のモータ起動時の動作のタイミングチャートである。こ
の図を参照して説明すると、モータ起動時においてはホ
ール素子Huの検出信号(u+,u−)がフラットとな
る場合がある。この場合においても、前述したように、
比較信号(c)はヒステリシスコンパレータH1による
ヒステリシスによって、自動的に増減を繰り返す。この
ため、矩形波信号(d)は、ロータが回り出さなくても
一定周期の矩形波信号になる。
【0049】一方、第1のタイミング信号(f)は、セ
ット・リセット信号発生器SRにも入力される。この信
号が入力されると、上記のように、セット・リセット信
号発生器SRは、セット・リセットパルス信号(s,
r)を出力する。セットパルス信号(s)は、フリップ
フロップF1、F2のセット端子Sに入力され、強制的
にフリップフロップF1の出力端子Qから出力される第
2のタイミング信号(g)を高論理レベルに切り換え、
フリップフロップF2の出力端子Q ̄から出力される第
3のタイミング信号(h)を強制的に低論理レベルに切
り換える。同様に、リセットパルス信号(r)は、フリ
ップフロップF1、F2のリセット端子Rに入力され、
フリップフロップF1の出力端子から出力される第2の
タイミング信号(g)を強制的に低論理レベルに切り換
え、フリップフロップF2の出力端子から出力される第
3のタイミング信号(h)を強制的に高論理レベルに切
り換える。この結果、モータ起動時等に発生する誤った
通電ロジックが修正されることになる。
【0050】図6(T)には、モータ1に発生する総合
トルク波形を示してある。この波形から分かるように、
モータ起動時の当初の期間t0ではモータトルクは零で
あるが、矩形波信号(d)の変化により通電ロジックが
切り換わると、正トルクが発生し、モータの正転起動が
スタートする(期間t1)。その後の期間t2の後半で
は、負トルクが発生するが、上記のように、セット信号
(s)により強制的に通電ロジックが修正され、これ以
後の期間では、ロータの回転により正トルクが連続して
発生するようになる。なお、発生した負トルクによりモ
ータに逆転起動がスタートしても、ホール素子の出力信
号(u+,u−)の半周期毎に発生するセット・リセッ
トパルス信号(s,r)によって強制的に通電ロジック
が修正されるので、モータを直ちに正転モードに復帰さ
せることができる。
【0051】このように、通電ロジックを強制的に修正
可能な回路を備えた駆動制御装置によれば、従来よりも
2個少ない1個のホール素子を用いるのみで、3相の1
20度スイッチング通電を実現でき、従来のブラシレス
モータと同様な起動性能、駆動性能を確保することもで
きる。
【0052】(第2の変形例)一方、ホール素子の検出
信号のゼロクロス点間を3等分する2点(正負60度付
近)で確実に交差する比較信号(c)を得るためには、
次のようにして、検出信号の略正弦波状の信号波形をよ
り急峻なものとなるように変形すればよい。
【0053】図7には、このための第1の方法を示して
ある。この図に示す方法では、ブラシレスモータ1の速
度制御に用いる周波数検出器の検出信号(FG信号)
(x)をホール素子の検出信号に加算するものである。
【0054】ここで、図7(A)は、ロータマグネット
43と、ホール素子Huと、コア32および発電パター
ンFGの位置関係を平面上に展開して示す展開図であ
り、図7(B)は、周波数検出器としての発電パターン
FGの検出信号(x)をホール素子の検出信号(u+,
u−)に加算する回路例を示すブロック図であり、図7
(C)はそのタイミングチャートである。
【0055】これらの図を参照して説明すると、ロータ
マグネット43には、駆動用着磁部43aに加えて、当
該着磁部の磁極の3倍の磁極を備えた信号用着磁部(F
G用磁極)43bが形成されている。ステータの側に形
成されている発電パターンFGは信号用着磁部43bか
らの磁界を受ける。
【0056】ロータの回転に伴って、ホール素子の検出
信号(u+,u−)と、FG信号(x)が発生する。矩
形波信号生成回路21Aにおいて、リニアアンプA1を
経た後のホール素子の検出信号にFG信号(x)が加算
され、全波整流器Zを経ることにより、図7(C)にお
いて(b’)として示す全波整流信号が得られる。この
全波整流信号(b’)におけるホール素子の検出信号の
ゼロクロス点から正負60度付近の波形は、前述した実
施例における全波整流信号(b)(図4参照)の波形よ
りも、電気角度(Θe)に対する信号変化勾配が急峻と
なっている。したがって、比較信号(c’))がゼロク
ロス点から正負60度付近で当該全波整流信号(b’)
に対して確実に交差する。
【0057】なお、図7に示す矩形波信号生成回路21
Aは上記の特徴に加えて、次の特徴を備えている。すな
わち、比較信号(c’)を発生するためのコンデンサC
xの充電電流Icおよび放電電流Idの値を等しく、当
該比較信号(c’)の立ち上がりのヒステリシスの幅を
立ち下がりのヒステリシスに対して2倍としてある。こ
のようにしても、前述の実施例と同様に、矩形波信号
(d)を得ることができる。
【0058】(第3の変形例)一方、図8には、検出信
号の略正弦波状の信号波形をより急峻で振幅の大きなも
のとするめの第2の方法を示してある。この図に示す方
法では、図8(A)に示すように、ロータマグネット4
3には、駆動用着磁部43aに加えて、ホール素子用着
磁部43cを形成してある。この着磁部43cは、駆動
用着磁部43aの3倍の磁極数を備えている。駆動制御
装置の構成は、図3に示す場合と同様である。
【0059】この場合、ホール素子Huは、ロータマグ
ネット43の駆動用着磁部43aの磁極とホール素子用
着磁部43cの磁極からの混合磁界を受け、ロータの回
転に伴って、図8(B)の(a’)で示すような波形の
検出信号(u+,u−)を発生する。この信号のゼロク
ロス点から正負60度付近の波形は、信号変化勾配が急
峻となっているので、この信号と、比較信号(c)とを
比較することにより、矩形波信号(d)を得ることがで
きる。
【0060】(その他の実施の形態)なお、以上の各例
においては、ロータ位置検出用のセンサとしてホール素
子を用いているが、その他の磁気センサ、例えばMR素
子等を用いることもできる。また、光学センサ等の別の
検出形態のセンサを用いることもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブラシレ
スモータの駆動制御装置によれば、単一の検出素子の検
出信号のみで、3相のブラシレスモータの120度スイ
ッチング通電を実現できる。よって、従来のブラシレス
モータに比べて、検出素子の個数が少なくて済むので、
コストを低減できる。
【0062】また、本発明によれば、単一の検出素子か
らの検出信号から第2および第3のタイミング信号を生
成するために、ヒステリシスコンパレータを用いて、立
ち上がりおよび立ち下がりにヒシテリシスがかかった比
較信号を用いている。したがって、モータ起動時等にお
いて検出素子の検出信号がフラットなままであっても、
120度位相のずれた第2および第3のタイミング信号
を生成できる。このように、本発明では起動回路と駆動
回路が共通の回路構成となっているので、駆動から起動
へのモード移行時に回路を切り換える必要がなく、モー
タの起動をスムーズに行うことができる。
【0063】さらに、本発明によれば、単一の検出素子
の検出信号に基づき、当該検出信号のゼロクロス点から
正負60度付近の時点でセット・リセット信号を発生さ
せるようにしている。したがって、当該セット・リセッ
ト信号により、誤った通電ロジックを瞬時に修正でき、
逆転や脱調の発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、本発明を適用したFDDス
ピンドルモータの機械的構成を示す概略平面図および概
略半断面図である。
【図2】図1のモータにおけるロータマグネットの磁極
と、コアと、ホール素子の位置関係を示す展開図であ
る。
【図3】図1のモータの駆動制御装置の制御系の主要部
分を示す概略ブロック図である。
【図4】図3の駆動制御装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】図3の駆動制御装置の第2のタイミング信号生
成回路の別の例を示す概略ブロック図である。
【図6】図5の第2のタイミング信号生成回路が備わっ
た駆動制御装置のモータ起動時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の変更例を示す図であり、(A)は、ロ
ータマグネットの磁極と、コアと、発電パターンと、ホ
ール素子の位置関係を示す展開図、(B)は駆動制御装
置の変更部分の回路構成を示すブロック図、(C)はそ
の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の別の変更例を示す図であり、(A)は
ロータマグネットと、コアと、ホール素子の位置関係を
示す展開図、(B)は動作を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 回路基板 3 ステータアセンブリ 32 コア 4 ロータアセンブリ 43 ロータマグネット 43a 駆動用着磁部 43b 信号用着磁部 43c ホール素子用着磁部 Lu,Lv,Lw 駆動コイル 10 駆動制御装置 20 位置検出手段 21、21A 矩形波信号生成回路 22、22A 第2のタイミング信号生成回路 30 信号合成回路 40 駆動回路 Hu ホール素子 C1 比較器(第1のタイミング信号生成回路) Z 全波整流器 H1 ヒステリシスコンパレータ V/I 電圧電流変換器 Cx コンデンサ F1,F2 D型フリップフロップ SR セット・リセット信号発生器 u+,u− ホール素子の検出信号 b 全波整流信号 c 比較信号 d 矩形波信号 e 反転信号 f,g,h 第1〜3のタイミング信号 i〜n スイッチング通電信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相の駆動コイルを備えたステータと、
    複数の磁極が形成された駆動用着磁部を備えたロータ
    と、前記ステータと前記ロータの相対的位置関係に応じ
    た3相の第1乃至第3のタイミング信号を生成する位置
    検出手段と、前記第1ないし第3のタイミング信号に基
    づき、3相の120度スイッチング通電信号を合成する
    信号合成回路と、前記3相の120度スイッチング通電
    信号に基づき前記3相の駆動コイルを通電制御する駆動
    回路とを有するブラシレスモータの駆動制御装置におい
    て、 前記位置検出手段は、単一の位置検出素子と、前記第1
    のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成
    回路と、前記第2および第3のタイミング信号を生成す
    るための基準となる矩形波信号を生成する矩形波信号生
    成回路と、前記第2および第3のタイミング信号を生成
    する第2のタイミング信号生成回路とを備えており、 前記位置検出素子は、前記ステータと前記ロータの相対
    的位置の変化に応じて略正弦波状の位置検出信号を発生
    するものであり、 前記第1のタイミング信号生成回路は、前記位置検出信
    号のゼロクロス点で論理レベルが反転する前記第1のタ
    イミング信号を生成するものであり、 前記矩形波信号生成回路は、前記位置検出信号のゼロク
    ロス点間をほぼ3等分する2点で論理レベルが反転する
    前記矩形波信号を生成するものであり、 前記第2のタイミング信号生成回路は、前記第1のタイ
    ミング信号および前記矩形波信号に基づき、前記第1の
    タイミング信号に対して、それぞれ120度および24
    0度位相がずれた前記第2および第3のタイミング信号
    を生成するものであることを特徴とするブラシレスモー
    タの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記位置検出素子
    は、前記ロータの前記駆動用着磁部の磁界の変化を検出
    して略正弦波状の前記検出信号を出力する磁気センサで
    あることを特徴とするブラスレスモータの駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記磁気センサは、
    正負一対の前記位置検出信号を発生するホール素子であ
    り、 前記第1のタイミング信号生成回路は、正負一対の前記
    位置検出信号を相互に比較して、略180度周期で論理
    レベルが反転する前記第1のタイミング信号を出力する
    比較器を含むことを特徴とするブラシレスモータの駆動
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記矩形波信号生成回路は、全波整流器と、ヒステリシ
    スコンパレータと、電圧電流変換器と、コンデンサとを
    備えており、 前記全波整流器は正負一対の前記位置検出信号を全波整
    流して全波整流信号を生成するものであり、 前記電圧電流変換器は、前記ヒステリシスコンパレータ
    から出力される前記タイミングパルス信号の論理レベル
    の反転に基づき、前記コンデンサの充放電動作を切り換
    えるものであり、 前記コンデンサの充放電動作によって比較信号が生成さ
    れ、前記ヒステリシスコンパレータにより、前記全波整
    流信号が前記比較信号と比較されて、前記矩形波信号が
    出力されることを特徴とするブラシレスモータの駆動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記比較信号の立ち上がりと立ち下がりのヒステリシス
    が同一であり、 前記コンデンサの充放電速度によって規定される当該比
    較信号の電圧上昇速度と電圧降下速度との比が2:1で
    あることを特徴とするブラシレスモータの駆動制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記比較信号の立ち上がりと立ち下がりのヒステリシス
    が2:1であり、 前記コンデンサの充放電速度によって規定される当該比
    較信号の電圧上昇速度と電圧降下速度とが同一であるこ
    とを特徴とするブラシレスモータの駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 矩形波信号生成回路は、前記矩形波信号の反転信号を生
    成するインバータを備えており、 前記第2のタイミング信号生成回路は、第1および第2
    のD型フリップフロップを備えており、 これら第1および第2のD型フリップフロップにおける
    データ入力端子には、前記第1のタイミング信号が入力
    され、前記第1のD型フリップフロップのクロック入力
    端子には前記矩形波信号が入力され、前記第2のD型フ
    リップフロップのクロック入力端子には前記矩形波信号
    の反転信号が入力され、 前記第1のD型フリップフロップの正転出力端子からは
    前記第2のタイミング信号が出力され、前記第2のD型
    フリップフロップの反転出力端子からは前記第3のタイ
    ミング信号が出力されることを特徴とするブラシレスモ
    ータの駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちのいずれかの項
    において、前記第2のタイミング信号生成回路は、更
    に、セット・リセット信号発生器を備えており、 当該セット・リセット信号発生器は、前記第1のタイミ
    ング信号の立ち上がりと立ち下がりに同期してセット・
    リセットパルス信号を発生するものであり、 当該セット・リセット信号により、前記矩形波信号生成
    回路のセットおよびリセットが行われることを特徴とす
    るブラシレスモータの駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項2ないし8のうちのいずれかの項
    において、 更に、前記ロータに形成された信号用着磁部と、前記ス
    テータに形成された周波数検出器とを備えた周波数発生
    機構を有しており、前記信号用着磁部は、前記駆動用着
    磁部の磁極の3倍の磁極が形成された信号用着磁部を備
    え、前記周波数検出器は、前記信号用着時磁部による磁
    界の変化を検出するものであり、 前記矩形波信号生成回路は、前記位置検出信号に前記周
    波数検出器の出力信号を合成した合成信号に基づき、前
    記矩形波信号を生成することを特徴とするブラシレスモ
    ータの駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至8のうちのいずれかの項
    において、 前記ロータは、更に、前記位置検出信号の略正弦波形が
    急峻になる高調波歪みが発生するように着磁された着磁
    部を備えていることを特徴とするブラシレスモータの駆
    動制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記着磁部は前
    記駆動用着磁部の3倍の磁極を備えていることを特徴と
    するブラシレスモータの駆動制御装置。
  12. 【請求項12】 単一のホール素子からの信号により1
    20度スイッチング通電方式を行うブラシレスモータの
    駆動制御装置であって、 単一のホール素子からの略正弦波状の位置検出信号のゼ
    ロクロス点で論理レベルが反転する第1のタイミング信
    号を発生する第1のタイミング信号発生回路と、 前記位置検出信号のゼロクロス点から正負60度付近で
    論理レベルが反転する矩形波信号を発生する矩形波信号
    発生回路と、 前記第1のタイミング信号発生回路及び前記矩形波信号
    発生回路の出力信号によりブラシレスモータを駆動する
    ための駆動信号を発生する駆動信号発生回路とを含むこ
    とを特徴とするブラシレスモータの駆動制御装置。
JP00521698A 1998-01-14 1998-01-14 ブラシレスモータの駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3486089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00521698A JP3486089B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 ブラシレスモータの駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00521698A JP3486089B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 ブラシレスモータの駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11206172A true JPH11206172A (ja) 1999-07-30
JP3486089B2 JP3486089B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=11605005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00521698A Expired - Fee Related JP3486089B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 ブラシレスモータの駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3486089B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320206B1 (ko) * 1999-12-23 2002-01-10 구자홍 동기 리럭턴스 모터의 구동방법
KR100624086B1 (ko) * 1999-04-20 2006-09-14 페어차일드코리아반도체 주식회사 하나의 홀 센서를 이용한 비엘디시 모터의 홀 신호 발생 장치
JP2012075196A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 On Semiconductor Trading Ltd ドライブ回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100624086B1 (ko) * 1999-04-20 2006-09-14 페어차일드코리아반도체 주식회사 하나의 홀 센서를 이용한 비엘디시 모터의 홀 신호 발생 장치
KR100320206B1 (ko) * 1999-12-23 2002-01-10 구자홍 동기 리럭턴스 모터의 구동방법
JP2012075196A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 On Semiconductor Trading Ltd ドライブ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3486089B2 (ja) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2875529B2 (ja) センサレスブラシレスモータの駆動装置
US8035325B2 (en) Single-phase brushless motor
US7122985B2 (en) Sensorless brushless motor
EP2278701A1 (en) Drive control circuit for electric motor
JPH11206172A (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置
JPH0956191A (ja) ブラシレスモータの速度検出装置
JP2897210B2 (ja) ブラシレスモータのセンサレス駆動装置
JP3544864B2 (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置
JPH1141897A (ja) 回転速度検出手段を有するモータ
US5644203A (en) Brushless motor speed detector
JPH1075594A (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置
JP2902514B2 (ja) 電磁回転機の回転位置検出装置
JP3357133B2 (ja) 電磁回転機の回転位置検出回路
JPH0556621A (ja) 電磁回転機
JP3117210B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JPH0336237Y2 (ja)
JPH104695A (ja) ブラシレスモータの回転数検出装置
JPH11146683A (ja) 多相モータの駆動装置
JPH0634620B2 (ja) ブラシレスモ−タ
JPH05236792A (ja) 2相ユニポーラセンサレスモータの駆動回路
JP2015062327A (ja) 逆起電力検出回路及びこれを用いたモータ駆動装置
JPH05191994A (ja) 電磁回転機
JP2827467B2 (ja) 無整流子直流電動機
JPS59194692A (ja) 直流ブラシレスモ−タの駆動方法
JP2002218786A (ja) ブラシレスモータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees