JPH11206098A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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- JPH11206098A JPH11206098A JP493098A JP493098A JPH11206098A JP H11206098 A JPH11206098 A JP H11206098A JP 493098 A JP493098 A JP 493098A JP 493098 A JP493098 A JP 493098A JP H11206098 A JPH11206098 A JP H11206098A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- yoke
- linear motor
- insulating substrate
- magnetized magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moving Of Heads (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】リニアモータを薄型化する。
【解決手段】この発明によれば、上ヨーク31と下ヨー
ク32が上下に配置され、上ヨーク31の下面に2極着
磁マグネット34が固着される。上ヨーク31と下ヨー
ク32の外側にはアウタサイドヨーク33が配置され、
これが2極着磁マグネット34の磁力で所定の位置に保
持されている。2極着磁マグネット34と下ヨーク32
の間にシート状の絶縁性基板36が移動自在に配置され
る。絶縁性基板36にはこれの平面に沿うようにコイル
35が巻装される。この絶縁性基板36は移動部に固定
される。コイル35と共に絶縁性基板36が薄く構成さ
れているので、リニアモータ30を薄くすることができ
る。また、コイル35が絶縁性基板36に巻装されてい
るので、コイル35の剛性を高めることができる。さら
に、コイル35を平面に沿って巻装することで放熱性が
高まり、リニアモータ30を安定作動させることができ
る。
ク32が上下に配置され、上ヨーク31の下面に2極着
磁マグネット34が固着される。上ヨーク31と下ヨー
ク32の外側にはアウタサイドヨーク33が配置され、
これが2極着磁マグネット34の磁力で所定の位置に保
持されている。2極着磁マグネット34と下ヨーク32
の間にシート状の絶縁性基板36が移動自在に配置され
る。絶縁性基板36にはこれの平面に沿うようにコイル
35が巻装される。この絶縁性基板36は移動部に固定
される。コイル35と共に絶縁性基板36が薄く構成さ
れているので、リニアモータ30を薄くすることができ
る。また、コイル35が絶縁性基板36に巻装されてい
るので、コイル35の剛性を高めることができる。さら
に、コイル35を平面に沿って巻装することで放熱性が
高まり、リニアモータ30を安定作動させることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光ディス
ク装置や光磁気ディスク装置に適用して好適なリニアモ
ータに関する。詳しくは、シート状の絶縁性基板を用い
てこれの平面に沿うようにコイルを巻装して、コイルと
共に絶縁性基板を薄く構成できるようにすると共に、リ
ニアモータを薄くできるようにしたものである。
ク装置や光磁気ディスク装置に適用して好適なリニアモ
ータに関する。詳しくは、シート状の絶縁性基板を用い
てこれの平面に沿うようにコイルを巻装して、コイルと
共に絶縁性基板を薄く構成できるようにすると共に、リ
ニアモータを薄くできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図9に示すような光磁気ディス
ク装置1においては、光磁気ディスク11の径方向に沿
って光ピックアップ12と磁気ヘッド19を同時に移動
させるため、2個のリニアモータ13が用いられてい
る。従来のリニアモータ13は、センターヨーク15と
下ヨーク14が適宜な間隔をあけて対向配置され、その
両端部の隙間にサイドヨーク16が配置されている。下
ヨーク14の内面側には1極着磁マグネット17が取り
付けられている。センターヨーク15には、コイル線材
が積層されて形成されたリング状のボイスコイル18が
嵌め込まれている。ボイスコイル18に電流が流れると
磁界が発生し、これによって、ボイスコイル18がセン
ターヨーク15に沿って移動するようになっている。
ク装置1においては、光磁気ディスク11の径方向に沿
って光ピックアップ12と磁気ヘッド19を同時に移動
させるため、2個のリニアモータ13が用いられてい
る。従来のリニアモータ13は、センターヨーク15と
下ヨーク14が適宜な間隔をあけて対向配置され、その
両端部の隙間にサイドヨーク16が配置されている。下
ヨーク14の内面側には1極着磁マグネット17が取り
付けられている。センターヨーク15には、コイル線材
が積層されて形成されたリング状のボイスコイル18が
嵌め込まれている。ボイスコイル18に電流が流れると
磁界が発生し、これによって、ボイスコイル18がセン
ターヨーク15に沿って移動するようになっている。
【0003】ボイスコイル18の内面側には、移動部2
0が取り付けられており、ここに光ピックアップ12と
磁気ヘッド19が固定されている。光ピックアップ12
は光磁気ディスク11の下側に配置され、磁気ヘッド1
9は上側に配置されている。光磁気ディスク11はスピ
ンドルモータ21で回転駆動される。また、移動部20
にはプリズム22が設けられており、光学系ブロック2
3から放射されたレーザ光がプリズム22を介して光ピ
ックアップ12に供給され、ここから光磁気ディスク1
1の記録面に照射される。これら光ピックアップ12及
び磁気ヘッド19によって、情報の読み込み又は書き込
み又は消去が行なわれる。上述の各部はシャーシ24上
に取り付けられている。
0が取り付けられており、ここに光ピックアップ12と
磁気ヘッド19が固定されている。光ピックアップ12
は光磁気ディスク11の下側に配置され、磁気ヘッド1
9は上側に配置されている。光磁気ディスク11はスピ
ンドルモータ21で回転駆動される。また、移動部20
にはプリズム22が設けられており、光学系ブロック2
3から放射されたレーザ光がプリズム22を介して光ピ
ックアップ12に供給され、ここから光磁気ディスク1
1の記録面に照射される。これら光ピックアップ12及
び磁気ヘッド19によって、情報の読み込み又は書き込
み又は消去が行なわれる。上述の各部はシャーシ24上
に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアモータ1
3は、ボイスコイル18をセンターヨーク15に嵌め込
んでいるため、ボイスコイル18の移動を妨げないよう
にセンターヨーク15と下ヨーク14との間にある程度
の間隔を必ず設けなければならない。また、ボイスコイ
ル18はコイル線材が積層されて形成されているので、
厚さが増してしまう。したがって、リニアモータ13を
薄く構成することが困難であった。
3は、ボイスコイル18をセンターヨーク15に嵌め込
んでいるため、ボイスコイル18の移動を妨げないよう
にセンターヨーク15と下ヨーク14との間にある程度
の間隔を必ず設けなければならない。また、ボイスコイ
ル18はコイル線材が積層されて形成されているので、
厚さが増してしまう。したがって、リニアモータ13を
薄く構成することが困難であった。
【0005】さらに、リニアモータ13の磁束の流れ
は、図10に示すように下ヨーク14、サイドヨーク1
6、センターヨーク15を循環している。ここで、移動
部20すなわちボイスコイル18のストロークを長くす
る場合には、センターヨーク15及び下ヨーク14が長
くなるのに伴って、サイドヨーク16の断面積を大きく
して磁束の流れを大きくしなければならない。しかし、
サイドヨーク16の厚さt1を厚くしても、断面積の増
加はそれほど大きくならないので、例えば下ヨーク14
の厚さt2を厚くするなどの対策が必要になり、これが
リニアモータ13の薄型化を阻害する原因にもなってい
た。
は、図10に示すように下ヨーク14、サイドヨーク1
6、センターヨーク15を循環している。ここで、移動
部20すなわちボイスコイル18のストロークを長くす
る場合には、センターヨーク15及び下ヨーク14が長
くなるのに伴って、サイドヨーク16の断面積を大きく
して磁束の流れを大きくしなければならない。しかし、
サイドヨーク16の厚さt1を厚くしても、断面積の増
加はそれほど大きくならないので、例えば下ヨーク14
の厚さt2を厚くするなどの対策が必要になり、これが
リニアモータ13の薄型化を阻害する原因にもなってい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係るリニアモータでは、対向するように
配置される上ヨーク及び下ヨークと、上ヨーク又は下ヨ
ークの対向面側に固定される2極着磁マグネットと、上
ヨークと下ヨークの端部に配置されるサイドヨークと、
2極着磁マグネットと上ヨーク又は下ヨークとの間に移
動自在に配されるシート状の絶縁性基板と、絶縁性基板
に配されるコイルとを備え、コイルは絶縁性基板の平面
に沿うように巻装されていることを特徴とするものであ
る。
め、この発明に係るリニアモータでは、対向するように
配置される上ヨーク及び下ヨークと、上ヨーク又は下ヨ
ークの対向面側に固定される2極着磁マグネットと、上
ヨークと下ヨークの端部に配置されるサイドヨークと、
2極着磁マグネットと上ヨーク又は下ヨークとの間に移
動自在に配されるシート状の絶縁性基板と、絶縁性基板
に配されるコイルとを備え、コイルは絶縁性基板の平面
に沿うように巻装されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】この発明によれば、上ヨークと下ヨークが
上下に配置され、上ヨークの下面に2極着磁マグネット
が固着される。上ヨークと下ヨークの外側にはサイドヨ
ークが配置され、これが2極着磁マグネットの磁力で所
定の位置に保持されている。2極着磁マグネットと下ヨ
ークの間にシート状の絶縁性基板が移動自在に配置され
る。絶縁性基板にはこれの平面に沿うようにコイルが巻
装される。この絶縁性基板は移動部に固定される。コイ
ルと共に絶縁性基板が薄く構成されているので、リニア
モータを薄くすることができる。また、コイルが絶縁性
基板に巻装されているので、コイルの剛性を高めること
ができる。さらに、コイルを平面に沿って巻装すること
で放熱性が高まり、リニアモータを安定作動させること
ができる。
上下に配置され、上ヨークの下面に2極着磁マグネット
が固着される。上ヨークと下ヨークの外側にはサイドヨ
ークが配置され、これが2極着磁マグネットの磁力で所
定の位置に保持されている。2極着磁マグネットと下ヨ
ークの間にシート状の絶縁性基板が移動自在に配置され
る。絶縁性基板にはこれの平面に沿うようにコイルが巻
装される。この絶縁性基板は移動部に固定される。コイ
ルと共に絶縁性基板が薄く構成されているので、リニア
モータを薄くすることができる。また、コイルが絶縁性
基板に巻装されているので、コイルの剛性を高めること
ができる。さらに、コイルを平面に沿って巻装すること
で放熱性が高まり、リニアモータを安定作動させること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るリニアモ
ータの実施の一形態について、図面を参照して詳細に説
明する。なお、上述と同様な部分には同一の符号を付け
て詳細な説明を省略した。また、図においては説明の都
合上、コイルの厚さを実際より厚く図示した。
ータの実施の一形態について、図面を参照して詳細に説
明する。なお、上述と同様な部分には同一の符号を付け
て詳細な説明を省略した。また、図においては説明の都
合上、コイルの厚さを実際より厚く図示した。
【0009】図1は、この発明によるリニアモータを適
用した光磁気ディスク装置1を示す。この発明では、コ
イルと共にこのコイルが巻装される絶縁性基板を薄く構
成し、これらコイル及び絶縁性基板を挟む上ヨークと下
ヨークの間隔を狭めることで、リニアモータを薄型に構
成したものである。
用した光磁気ディスク装置1を示す。この発明では、コ
イルと共にこのコイルが巻装される絶縁性基板を薄く構
成し、これらコイル及び絶縁性基板を挟む上ヨークと下
ヨークの間隔を狭めることで、リニアモータを薄型に構
成したものである。
【0010】図1に示すように、光磁気ディスク装置1
では、光ピックアップ12と磁気ヘッド19とを移動さ
せるため、リニアモータ30が用いられている。光ピッ
クアップ12と磁気ヘッド19は移動部20に取り付け
られ、移動部20の両側にリニアモータ30が配置され
ている。
では、光ピックアップ12と磁気ヘッド19とを移動さ
せるため、リニアモータ30が用いられている。光ピッ
クアップ12と磁気ヘッド19は移動部20に取り付け
られ、移動部20の両側にリニアモータ30が配置され
ている。
【0011】このリニアモータ30は上ヨーク31と、
下ヨーク32と、アウタサイドヨーク(サイドヨーク)
33と、2極着磁マグネット34と、コイル35を有す
る絶縁性基板36とで構成されている。
下ヨーク32と、アウタサイドヨーク(サイドヨーク)
33と、2極着磁マグネット34と、コイル35を有す
る絶縁性基板36とで構成されている。
【0012】図2に示すようにリニアモータ30では、
板状の上ヨーク31と下ヨーク32が適宜な間隔をあけ
て配置され、上ヨーク31の下面側に2極着磁マグネッ
ト34が固着されている。また、図3に示すように上ヨ
ーク31と下ヨーク32の一端面側にアウタサイドヨー
ク33が配置され、これが2極着磁マグネット34の磁
力で上ヨーク31及び下ヨーク32の外側面に固着され
ている。この構成により、図4のように2極着磁マグネ
ット34から発生した磁束が下ヨーク32、アウタサイ
ドヨーク33及び上ヨーク31を通って循環するように
なっている。そして、図5のように2極着磁マグネット
34と下ヨーク32との間にコイル35を有する絶縁性
基板36がスライド自在に配置される。
板状の上ヨーク31と下ヨーク32が適宜な間隔をあけ
て配置され、上ヨーク31の下面側に2極着磁マグネッ
ト34が固着されている。また、図3に示すように上ヨ
ーク31と下ヨーク32の一端面側にアウタサイドヨー
ク33が配置され、これが2極着磁マグネット34の磁
力で上ヨーク31及び下ヨーク32の外側面に固着され
ている。この構成により、図4のように2極着磁マグネ
ット34から発生した磁束が下ヨーク32、アウタサイ
ドヨーク33及び上ヨーク31を通って循環するように
なっている。そして、図5のように2極着磁マグネット
34と下ヨーク32との間にコイル35を有する絶縁性
基板36がスライド自在に配置される。
【0013】ここで、図7において、絶縁性基板36と
しては所定の剛性に設定された略矩形の絶縁性フィルム
が用いられ、これの表面(図7a)に金属泊(この例で
は銅箔)をメッキ処理して巻装した渦巻き状の導体パタ
ーン(コイル35)が接着されている。さらに、この表
面に設けられたコイル35の形状に対応して絶縁性基板
36の裏面(図7b)に同様な渦巻き状のコイル35が
接着されている。このように、この例ではコイル35,
35が2層構造になるように構成されている。
しては所定の剛性に設定された略矩形の絶縁性フィルム
が用いられ、これの表面(図7a)に金属泊(この例で
は銅箔)をメッキ処理して巻装した渦巻き状の導体パタ
ーン(コイル35)が接着されている。さらに、この表
面に設けられたコイル35の形状に対応して絶縁性基板
36の裏面(図7b)に同様な渦巻き状のコイル35が
接着されている。このように、この例ではコイル35,
35が2層構造になるように構成されている。
【0014】なお、この場合、例えば絶縁性基板36と
してプリント基板を用いてこれに直接メッキ処理を施す
ことによってコイル35をプリント基板上に巻装しても
よい。また、コイルの導体形成はアルミ箔に対する銅メ
ッキ処理、あるいは、金属箔、通常銅箔によるケミカル
エッチングでも可能である。
してプリント基板を用いてこれに直接メッキ処理を施す
ことによってコイル35をプリント基板上に巻装しても
よい。また、コイルの導体形成はアルミ箔に対する銅メ
ッキ処理、あるいは、金属箔、通常銅箔によるケミカル
エッチングでも可能である。
【0015】絶縁性基板36の表面のコイル35と裏面
のコイル35は電気的に接続される必要があるため、図
7のように渦巻きの中心付近に表面のコイル35と裏面
のコイル35を接続するためのメッキを施したスルーホ
ール40が穿設され、ここに各コイル線材の一端が接続
されている。また、図7aに示すように、絶縁性基板3
6の所定の角部には配線用のランド41,42が設けら
れ、一方のランド41(図7では上側)には裏面のコイ
ル線材の他端に接続するためのスルーホール43が穿設
されている。このようにコイル35が設けられた絶縁性
基板36は移動部20の取付溝26内(図3)に挿入さ
れて適宜な手段で固定されている。
のコイル35は電気的に接続される必要があるため、図
7のように渦巻きの中心付近に表面のコイル35と裏面
のコイル35を接続するためのメッキを施したスルーホ
ール40が穿設され、ここに各コイル線材の一端が接続
されている。また、図7aに示すように、絶縁性基板3
6の所定の角部には配線用のランド41,42が設けら
れ、一方のランド41(図7では上側)には裏面のコイ
ル線材の他端に接続するためのスルーホール43が穿設
されている。このようにコイル35が設けられた絶縁性
基板36は移動部20の取付溝26内(図3)に挿入さ
れて適宜な手段で固定されている。
【0016】このように構成されたリニアモータ30
は、図2に示すように、移動部20の両側に適宜な間隔
をあけて配置される。そして、リニアモータ30の間に
はシャーシ24の開口部25が設けられ、その中に移動
部20が光磁気ディスク11の径方向に沿って移動自在
に配置される。
は、図2に示すように、移動部20の両側に適宜な間隔
をあけて配置される。そして、リニアモータ30の間に
はシャーシ24の開口部25が設けられ、その中に移動
部20が光磁気ディスク11の径方向に沿って移動自在
に配置される。
【0017】そのため、移動部20の両側には、図2か
ら分かるようにそれぞれ1本のスライドシャフト27が
光磁気ディスク11の径方向沿って配置され、これが支
持部28でシャーシ24に固定されている。そして、移
動部20にはスライドシャフト27に沿って移動するよ
うにベアリング29が取り付けられている。
ら分かるようにそれぞれ1本のスライドシャフト27が
光磁気ディスク11の径方向沿って配置され、これが支
持部28でシャーシ24に固定されている。そして、移
動部20にはスライドシャフト27に沿って移動するよ
うにベアリング29が取り付けられている。
【0018】上ヨーク31及び下ヨーク32は、図5に
示すようにシャーシ24の上面側及び下面側に設けられ
た凹溝51,52内に配置され、シャーシ24に設けら
れたピン53,54で位置決めされている。リニアモー
タ30の組み立て時には、上ヨーク31をシャーシ24
の上側から凹溝51内に挿入し、下ヨーク32をシャー
シ24の下側から凹溝52内に挿入して固定する。この
とき、上ヨーク31の下面に2極着磁マグネット34を
固着しておく。また、移動部20の両側にコイル35が
設けられた絶縁性基板36を取り付けて、下ヨーク32
と2極着磁マグネット34の間に配置できるようにして
おく。
示すようにシャーシ24の上面側及び下面側に設けられ
た凹溝51,52内に配置され、シャーシ24に設けら
れたピン53,54で位置決めされている。リニアモー
タ30の組み立て時には、上ヨーク31をシャーシ24
の上側から凹溝51内に挿入し、下ヨーク32をシャー
シ24の下側から凹溝52内に挿入して固定する。この
とき、上ヨーク31の下面に2極着磁マグネット34を
固着しておく。また、移動部20の両側にコイル35が
設けられた絶縁性基板36を取り付けて、下ヨーク32
と2極着磁マグネット34の間に配置できるようにして
おく。
【0019】その後、図6に示すように上ヨーク31及
び下ヨーク32の外側に設けられたシャーシ24の抜き
孔55内に、アウターサイドヨーク33を下側から挿入
する。そうすると、アウターサイドヨーク33が2極着
磁マグネット34(図4)の磁力で上ヨーク31及び下
ヨーク32の外側面に固着される。これで、リニアモー
タ30の組立が終了する。
び下ヨーク32の外側に設けられたシャーシ24の抜き
孔55内に、アウターサイドヨーク33を下側から挿入
する。そうすると、アウターサイドヨーク33が2極着
磁マグネット34(図4)の磁力で上ヨーク31及び下
ヨーク32の外側面に固着される。これで、リニアモー
タ30の組立が終了する。
【0020】以上のように、このリニアモータ30にお
いては、コイル35とこれを設けるための絶縁性基板と
を薄く構成しているので、上ヨーク31と下ヨーク32
の間隔を狭めることができ、従来のボイスコイル18を
用いた場合に比べてリニアモータ30を薄くすることが
できる。
いては、コイル35とこれを設けるための絶縁性基板と
を薄く構成しているので、上ヨーク31と下ヨーク32
の間隔を狭めることができ、従来のボイスコイル18を
用いた場合に比べてリニアモータ30を薄くすることが
できる。
【0021】また、コイル35及び絶縁性基板36の厚
さを薄くして軽量化することができるので、相対的にリ
ニアモータ30の高出力化が実現できる。また、コイル
35が絶縁性基板36に巻装されているので、コイル3
5の剛性を高めることができる。また、絶縁性基板36
上にランド41,42を形成することができるので、線
材の配線及び結線が容易になる。また、コイル35を平
面に沿って巻装することでコイル線材の露出面積が大き
くなり放熱性が高まるので、リニアモータ30を安定作
動させることができる。
さを薄くして軽量化することができるので、相対的にリ
ニアモータ30の高出力化が実現できる。また、コイル
35が絶縁性基板36に巻装されているので、コイル3
5の剛性を高めることができる。また、絶縁性基板36
上にランド41,42を形成することができるので、線
材の配線及び結線が容易になる。また、コイル35を平
面に沿って巻装することでコイル線材の露出面積が大き
くなり放熱性が高まるので、リニアモータ30を安定作
動させることができる。
【0022】さらに、アウタサイドヨーク33の磁路が
従来のサイドヨーク16(図10)に比べて大きいの
で、磁束のリターンする割合が向上してリニアモータ3
0の出力を大きくすることができる。
従来のサイドヨーク16(図10)に比べて大きいの
で、磁束のリターンする割合が向上してリニアモータ3
0の出力を大きくすることができる。
【0023】なお、図7では、一枚の絶縁性基板36に
単一のコイルを構成した場合を説明したが、例えば図8
のように一枚の絶縁性基板36の表面にコイル35を2
つ巻装し、これら2つのコイル35の位置と形状に対応
して裏面にコイル35を2つ巻装することで1枚の絶縁
性基板36に2つのコイルを構成するようにしてもよ
い。この場合にはランド41,42を2つのコイル3
5,35が共通で使用できるので、線材の配線が一層容
易になる。
単一のコイルを構成した場合を説明したが、例えば図8
のように一枚の絶縁性基板36の表面にコイル35を2
つ巻装し、これら2つのコイル35の位置と形状に対応
して裏面にコイル35を2つ巻装することで1枚の絶縁
性基板36に2つのコイルを構成するようにしてもよ
い。この場合にはランド41,42を2つのコイル3
5,35が共通で使用できるので、線材の配線が一層容
易になる。
【0024】また、この実施の形態では、リニアモータ
30を光磁気ディスク装置1に適用した場合を説明した
が、これに限定されることはなく、他のディスク状記録
媒体を使用するディスク装置等に適用することもでき
る。
30を光磁気ディスク装置1に適用した場合を説明した
が、これに限定されることはなく、他のディスク状記録
媒体を使用するディスク装置等に適用することもでき
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るリニ
アモータでは、シート状の絶縁性基板を用いてこれの平
面に沿うようにコイルを巻装することで、コイルと共に
絶縁性基板を薄く構成したものである。
アモータでは、シート状の絶縁性基板を用いてこれの平
面に沿うようにコイルを巻装することで、コイルと共に
絶縁性基板を薄く構成したものである。
【0026】したがって、上ヨークと下ヨークの間隔を
狭めることができるので、リニアモータを薄くすること
ができるという効果がある。また、コイル及び絶縁性基
板の厚さを薄くして軽量化することができるので、相対
的にリニアモータの高出力化が実現できる。また、コイ
ルが絶縁性基板に巻装されているので、コイルの剛性を
高めることができる。また、絶縁性基板上にランドを形
成することができるので、線材の配線及び結線が容易に
なる。さらに、コイルを平面に沿って巻装することで放
熱性が高まり、リニアモータを安定作動させることがで
きる。
狭めることができるので、リニアモータを薄くすること
ができるという効果がある。また、コイル及び絶縁性基
板の厚さを薄くして軽量化することができるので、相対
的にリニアモータの高出力化が実現できる。また、コイ
ルが絶縁性基板に巻装されているので、コイルの剛性を
高めることができる。また、絶縁性基板上にランドを形
成することができるので、線材の配線及び結線が容易に
なる。さらに、コイルを平面に沿って巻装することで放
熱性が高まり、リニアモータを安定作動させることがで
きる。
【0027】このように、この発明は光ディスク装置や
光磁気ディスク装置に適用して極めて好適である。
光磁気ディスク装置に適用して極めて好適である。
【図1】この発明に係るリニアモータ30を適用した光
磁気ディスク装置1の斜視図である。
磁気ディスク装置1の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】実施例の磁束の流れを示す図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】アウタサイドヨーク33の組み立て方法を示す
図である。
図である。
【図7】コイル35及び絶縁性基板36の構成を示す平
面図である。
面図である。
【図8】2つのコイルを単一の絶縁性基板36に巻装し
た場合を説明する図である。
た場合を説明する図である。
【図9】従来の光磁気ディスク装置1の構成図である。
【図10】従来のリニアモータ13における磁束の流れ
を示す図である。
を示す図である。
1・・・光磁気ディスク装置、11光磁気ディスク、1
3,30・・・リニアモータ、20・・・移動体、31
・・・上ヨーク、32・・・下ヨーク、33・・・アウ
タサイドヨーク、34・・・2極着磁マグネット、35
・・・コイル、36・・・絶縁性基板、40,43・・
・スルーホール、41,42・・・ランド
3,30・・・リニアモータ、20・・・移動体、31
・・・上ヨーク、32・・・下ヨーク、33・・・アウ
タサイドヨーク、34・・・2極着磁マグネット、35
・・・コイル、36・・・絶縁性基板、40,43・・
・スルーホール、41,42・・・ランド
Claims (5)
- 【請求項1】 対向するように配置される上ヨーク及び
下ヨークと、 上記上ヨーク又は上記下ヨークの対向面側に固定される
2極着磁マグネットと、 上記上ヨークと上記下ヨークの端部に配置されるサイド
ヨークと、 上記2極着磁マグネットと上記上ヨーク又は上記下ヨー
クとの間に移動自在に配されるシート状の絶縁性基板
と、 上記絶縁性基板に配されるコイルとを備え、 上記コイルは上記絶縁性基板の平面に沿うように巻装さ
れていることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項2】 上記コイルは上記絶縁性基板の両面に巻
装されていることを特徴とする請求項1記載のリニアモ
ータ。 - 【請求項3】 上記コイルは上記絶縁性基板に接着され
ることによって固定されていることを特徴とする請求項
1記載のリニアモータ。 - 【請求項4】 上記コイルはアルミ箔に銅メッキ処理ま
たはエッチング処理により巻装されていることを特徴と
する請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項5】 上記絶縁性基板には配線用のランドが形
成されていることを特徴とする請求項1記載のリニアモ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP493098A JPH11206098A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP493098A JPH11206098A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | リニアモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11206098A true JPH11206098A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11597316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP493098A Pending JPH11206098A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | リニアモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11206098A (ja) |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP493098A patent/JPH11206098A/ja active Pending
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