JPH0619296Y2 - リニアアクチュエ−タ用プリントコイル - Google Patents
リニアアクチュエ−タ用プリントコイルInfo
- Publication number
- JPH0619296Y2 JPH0619296Y2 JP1984103764U JP10376484U JPH0619296Y2 JP H0619296 Y2 JPH0619296 Y2 JP H0619296Y2 JP 1984103764 U JP1984103764 U JP 1984103764U JP 10376484 U JP10376484 U JP 10376484U JP H0619296 Y2 JPH0619296 Y2 JP H0619296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- linear actuator
- print coil
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Linear Motors (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、超薄型、小型でかつコストの低いリニアアク
チユエータ用プリントコイルに関するものである。ここ
でリニアアクチユエータとはコイルと磁気回路等からな
り、電気エネルギーを電磁力を利用して往復運動の機械
エネルギーに変換するものであり、たとえばリニアアク
チユエータ、リニアモータ等のことを示す。
チユエータ用プリントコイルに関するものである。ここ
でリニアアクチユエータとはコイルと磁気回路等からな
り、電気エネルギーを電磁力を利用して往復運動の機械
エネルギーに変換するものであり、たとえばリニアアク
チユエータ、リニアモータ等のことを示す。
この用途に用いられるコイルを駆動コイルと呼ぶ。
近年、オーデイオ機器、ビデオ機器、OA機器等の大幅
な進歩と小型化薄型化に伴い、それらのなかで往復運動
を生みだすリニアアクチユエータも小型化薄型化が望ま
れてきている。一般にこのような、リニアアクチユエー
タにおいては、モーターで作つた回転運動を機械的なメ
カニズム、たとえばスチールベルトやギヤーを使つて直
線運動に変える方法がとられてきたが、小型薄型化は限
界があるので、直接往復運動を生みだすリニアアクチユ
エータが最近盛んに検討されている。こういつたリニア
アクチユエータは、直線上に1個又は複数個のうず巻状
コイルを並べそれに対峙して、1個又は複数個の磁極を
並べる構造をしている。そして、コイルの厚みが薄いほ
どヨーク板と磁石の距離を小さくして磁場を強くできそ
の結果高い推力が得られる。
な進歩と小型化薄型化に伴い、それらのなかで往復運動
を生みだすリニアアクチユエータも小型化薄型化が望ま
れてきている。一般にこのような、リニアアクチユエー
タにおいては、モーターで作つた回転運動を機械的なメ
カニズム、たとえばスチールベルトやギヤーを使つて直
線運動に変える方法がとられてきたが、小型薄型化は限
界があるので、直接往復運動を生みだすリニアアクチユ
エータが最近盛んに検討されている。こういつたリニア
アクチユエータは、直線上に1個又は複数個のうず巻状
コイルを並べそれに対峙して、1個又は複数個の磁極を
並べる構造をしている。そして、コイルの厚みが薄いほ
どヨーク板と磁石の距離を小さくして磁場を強くできそ
の結果高い推力が得られる。
また、最近いわゆるプリントコイルと言われるフオトリ
ソグラフイ技術を応用して作られた駆動コイルが使われ
る様になつてきた。特にマグネツトとヨーク板との距離
(ギヤツプ)が2m/m以下のリニアアクチユエータにな
つてくると今までの巻線コイルではコイルを薄く巻くこ
とやうず巻状導体パターン同志の接続等の組み立てが非
常にむずかしく、コストも高くなるので、プリントコイ
ルを使つた駆動コイルが用いられる。
ソグラフイ技術を応用して作られた駆動コイルが使われ
る様になつてきた。特にマグネツトとヨーク板との距離
(ギヤツプ)が2m/m以下のリニアアクチユエータにな
つてくると今までの巻線コイルではコイルを薄く巻くこ
とやうず巻状導体パターン同志の接続等の組み立てが非
常にむずかしく、コストも高くなるので、プリントコイ
ルを使つた駆動コイルが用いられる。
こうしたプリントコイルを使つた駆動コイルは、全有効
面積にわたり均一に、理論通りにコイルを配置すること
ができ、そのため厚みを薄く抑えることができる。
面積にわたり均一に、理論通りにコイルを配置すること
ができ、そのため厚みを薄く抑えることができる。
しかし、このようなプリントコイルを使つた駆動コイル
は、上記の特徴を生かして小型薄型リニアアクチユエー
タに使われるが、この小型薄型リニアアクチユエータは
小型であるがゆえに、その可動部の速度検出用FGコイ
ルを、駆動コイル上に置いたのでは全体の厚みが厚くな
りプリントコイルの薄いというメリツトが失われてしま
う。それ故このFGコイルの位置決めが精度の点でむず
かしい。
は、上記の特徴を生かして小型薄型リニアアクチユエー
タに使われるが、この小型薄型リニアアクチユエータは
小型であるがゆえに、その可動部の速度検出用FGコイ
ルを、駆動コイル上に置いたのでは全体の厚みが厚くな
りプリントコイルの薄いというメリツトが失われてしま
う。それ故このFGコイルの位置決めが精度の点でむず
かしい。
本考案は上記問題点を解決した小型かつ薄型のリニアア
クチユエータ用のプリントコイルに関するものである。
クチユエータ用のプリントコイルに関するものである。
即ち、本考案は、支持体の片面または両面に複数のうず
巻状コイルパターンが同一線上に配置されたリニアアク
チユエータ用プリントコイルにおいて、該線と垂直方向
の複数本の線路を継いだ蛇行パターンからなるFGコイ
ルが該プリントコイルにうめ込まれていることを特徴と
するリニアアクチユエータ用プリントコイルである。
巻状コイルパターンが同一線上に配置されたリニアアク
チユエータ用プリントコイルにおいて、該線と垂直方向
の複数本の線路を継いだ蛇行パターンからなるFGコイ
ルが該プリントコイルにうめ込まれていることを特徴と
するリニアアクチユエータ用プリントコイルである。
本考案の駆動コイルに使用されるプリントコイルは、ど
んな製造法によつたものでもよく、たとえばエツチング
法やメツキ法やそれらを組み合わせた方法で製造された
ものでも良いが、特開昭57−91590号公報に記載
された製造法により製造されたプリントコイルが好まし
い。またその大きさはいかなるものでも良いが、厚さは
0.1〜2m/mが特に有効である。またコイル部の線密度と
しては2〜20本/mm、さらに好ましくは5〜20本/
mmが良い。通常うず巻状パターンは例えば第1図(A)、
(B)に示すようにプリントコイル支持体9の両面に形成
されており、必要に応じてスルーホール6により、プリ
ントコイル支持体9をはさんで両側に存在する導体パタ
ーンが導通するように接続される。プリントコイル支持
体9は電気絶縁性を有すれば何んでもよく、例えばガラ
スエポキシ基板やポリイミドフイルムやエポキシ樹脂等
が好ましく使用される。又、スルーホールの形成方法も
何んでもよい。
んな製造法によつたものでもよく、たとえばエツチング
法やメツキ法やそれらを組み合わせた方法で製造された
ものでも良いが、特開昭57−91590号公報に記載
された製造法により製造されたプリントコイルが好まし
い。またその大きさはいかなるものでも良いが、厚さは
0.1〜2m/mが特に有効である。またコイル部の線密度と
しては2〜20本/mm、さらに好ましくは5〜20本/
mmが良い。通常うず巻状パターンは例えば第1図(A)、
(B)に示すようにプリントコイル支持体9の両面に形成
されており、必要に応じてスルーホール6により、プリ
ントコイル支持体9をはさんで両側に存在する導体パタ
ーンが導通するように接続される。プリントコイル支持
体9は電気絶縁性を有すれば何んでもよく、例えばガラ
スエポキシ基板やポリイミドフイルムやエポキシ樹脂等
が好ましく使用される。又、スルーホールの形成方法も
何んでもよい。
駆動コイルのパターンとしては対極磁石の着磁極数に対
応して2極以上何極でもよいが、例えば2極(第1
図),4極(第2図),6極,8極またはそれ以上も考
えられる。またその導体パターン形状は円、ダ円、長方
形またはそれらを組み合わせたものいずれでも良いが長
方形や角に丸味を滞びた長方形が良く用いられる。いず
れの場合もうず巻の中央部5にはうず巻の端が維がれる
スルーホール用のランド4を設ける。またうず巻状導体
パターンの中央部に磁石の位置を検出する磁気検出素子
8を取り付けてもよい。該磁気検出素子取り付け穴は、
プリントコイルを製造する時同時に形成しても、プリン
トコイルが完成した後にプレス加工等によつて形成して
も良い。
応して2極以上何極でもよいが、例えば2極(第1
図),4極(第2図),6極,8極またはそれ以上も考
えられる。またその導体パターン形状は円、ダ円、長方
形またはそれらを組み合わせたものいずれでも良いが長
方形や角に丸味を滞びた長方形が良く用いられる。いず
れの場合もうず巻の中央部5にはうず巻の端が維がれる
スルーホール用のランド4を設ける。またうず巻状導体
パターンの中央部に磁石の位置を検出する磁気検出素子
8を取り付けてもよい。該磁気検出素子取り付け穴は、
プリントコイルを製造する時同時に形成しても、プリン
トコイルが完成した後にプレス加工等によつて形成して
も良い。
FGコイルのパターンは磁束の方向と、磁石とコイルの
相対的な移動方向の両方に対して直角な回路成分が多い
ほど出力電圧が得られるため、一般には磁場に垂直で移
動方向に垂直な線路を均等に並べた蛇行パターンでなけ
ればならない。
相対的な移動方向の両方に対して直角な回路成分が多い
ほど出力電圧が得られるため、一般には磁場に垂直で移
動方向に垂直な線路を均等に並べた蛇行パターンでなけ
ればならない。
FGコイルは、駆動コイルと同一面内に同時に同じ製造
法によって形成する。そうすれば製造コスト上有利であ
るだけでなく、FGコイルの駆動コイルに対する位置精
度が非常に高くなり、ひいてはリニアアクチュエータの
可動部の移動信号が精度よく、高出力が得られる。
法によって形成する。そうすれば製造コスト上有利であ
るだけでなく、FGコイルの駆動コイルに対する位置精
度が非常に高くなり、ひいてはリニアアクチュエータの
可動部の移動信号が精度よく、高出力が得られる。
これは、プリントコイルの導体位置精度がフォトマスク
によって決まり、5μm程度の精度は特に問題なく得ら
れるからである。
によって決まり、5μm程度の精度は特に問題なく得ら
れるからである。
また、FGコイルと駆動コイルが同一面上であるので、
上下に配置した場合の様に、一方のコイルの磁場が小さ
くなることはなく、磁石の作る最も磁場の強い所に駆動
コイルもFGコイルも配置できる。
上下に配置した場合の様に、一方のコイルの磁場が小さ
くなることはなく、磁石の作る最も磁場の強い所に駆動
コイルもFGコイルも配置できる。
FGコイルのパターンの配線密度も何れでも良いが、3
本/mm以上、さらには5本/mm以上が、FGコイルの出
力信号の周波数が高くなり、回転数の検出精度の点で優
れている。
本/mm以上、さらには5本/mm以上が、FGコイルの出
力信号の周波数が高くなり、回転数の検出精度の点で優
れている。
本考案のFGコイル付きのプリントコイルは、磁石とヨ
ーク板の間隔の狭い高磁束密度の磁気回路を形成するこ
とができ、その結果低コストな速度制御された小型薄型
リニアアクチユエータが得られる。
ーク板の間隔の狭い高磁束密度の磁気回路を形成するこ
とができ、その結果低コストな速度制御された小型薄型
リニアアクチユエータが得られる。
第1図(A)は本考案のリニアアクチユエータ用プリント
コイルの他の態様の平面図、第1図(B)は第1図(A)のA
−A′線での断面図、第2図は本考案のリニアアクチユ
エータ用プリントコイルの更に他の態様の平面図であ
る。 図中;1はFGコイル、2はFGコイル1の外部接続用
端子、3はうず巻状導体パターン、4はスルーホールラ
ンド、5は中央部、6はスルーホール、7はうず巻状導
体パターン3の外部接続用端子、8は磁気検出素子、9
はプリントコイル支持体、10はプリントコイル、11
は絶縁用オーバーコート樹脂を示す。
コイルの他の態様の平面図、第1図(B)は第1図(A)のA
−A′線での断面図、第2図は本考案のリニアアクチユ
エータ用プリントコイルの更に他の態様の平面図であ
る。 図中;1はFGコイル、2はFGコイル1の外部接続用
端子、3はうず巻状導体パターン、4はスルーホールラ
ンド、5は中央部、6はスルーホール、7はうず巻状導
体パターン3の外部接続用端子、8は磁気検出素子、9
はプリントコイル支持体、10はプリントコイル、11
は絶縁用オーバーコート樹脂を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−28870(JP,A) 特開 昭55−155572(JP,A) 特開 昭58−51766(JP,A) 実開 昭58−162775(JP,U) 実開 昭59−95752(JP,U) 実開 昭59−90269(JP,U) 実開 昭59−90284(JP,U) 実開 昭57−203670(JP,U) 特公 昭59−3112(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】支持体の両面に複数のうず巻状コイルパタ
ーンが同一線上に配置されたリニアアクチュエータ用プ
リントコイルにおいて、該線と垂直方向の線路を複数本
継いだ蛇行パターンからなるFGコイルが、該コイルパ
ターンと同一平面上でかつ同時に形成されていることを
特徴とするリニアアクチュエータ用プリントコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984103764U JPH0619296Y2 (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | リニアアクチュエ−タ用プリントコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984103764U JPH0619296Y2 (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | リニアアクチュエ−タ用プリントコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122184U JPS6122184U (ja) | 1986-02-08 |
JPH0619296Y2 true JPH0619296Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30663136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984103764U Expired - Lifetime JPH0619296Y2 (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | リニアアクチュエ−タ用プリントコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619296Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2800821B2 (ja) * | 1986-05-08 | 1998-09-21 | 株式会社島津製作所 | リニアモータ |
WO2020196346A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 富士フイルム株式会社 | 電磁アクチュエータ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55155572A (en) * | 1979-05-18 | 1980-12-03 | Pioneer Electronic Corp | Linear tracking arm driving gear |
JPS593112A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関 |
JPS5928870A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-15 | Takahashi Yoshiteru | 推進速度検出機構を有する半導体直流リニアモ−タ |
-
1984
- 1984-07-11 JP JP1984103764U patent/JPH0619296Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6122184U (ja) | 1986-02-08 |
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