JP2984571B2 - 外部磁界発生ヘッド - Google Patents

外部磁界発生ヘッド

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JP2984571B2
JP2984571B2 JP7046913A JP4691395A JP2984571B2 JP 2984571 B2 JP2984571 B2 JP 2984571B2 JP 7046913 A JP7046913 A JP 7046913A JP 4691395 A JP4691395 A JP 4691395A JP 2984571 B2 JP2984571 B2 JP 2984571B2
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克也 森山
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
駆動装置等に適用可能な外部磁界発生ヘッドの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】垂直磁化が可能な信号記録層を有し、こ
の信号記録層の垂直磁化の方向の違いにより情報信号を
記録するようにした光磁気ディスク駆動装置が提案され
ている。このような光磁気ディスク駆動装置の例を図9
に示す。図9において、仮想線で示す本体26内には、
光磁気ディスク24を保持し回転操作する回転駆動装置
22が設けられている。回転駆動装置22はスピンドル
23を有しており、スピンドル23の先端部に取り付け
られたディスクテーブル30に対して、光磁気ディスク
24が搭載され、回転駆動されるようになっている。回
転駆動装置22の近傍には、相対する支持部材27、2
7’が形成されており、この支持部材27、27’には
シャフト25が取り付けられている。シャフト25に
は、シャフト25に沿って光磁気ディスク24の径方向
に移動操作される光学ピックアップ装置28が配設され
ている。この光学ピックアップ装置28は、光源である
半導体レーザから発せられるビームを光磁気ディスク2
4上に集光し、照射する対物レンズ29を有している。
また、光学ピックアップ装置28は、光磁気ディスク2
4からの反射ビームを光学デバイスを介して受光する光
検出器を有している。このため、光磁気ディスク24を
回転駆動し、かつ、光学ピックアップ装置28を光磁気
ディスク24の径方向に移動させることにより、光学ピ
ックアップ装置28は、光磁気ディスク24のほぼ全域
にビームを照射することができる。
【0003】本体26の天井面には外部磁界発生ヘッド
21が取り付けられている。外部磁界発生ヘッド21
は、間に光磁気ディスク24を介して光学ピックアップ
装置28の対物レンズ29の移動軌跡に対向して光磁気
ディスク24の径方向に沿って配置されている。
【0004】光磁気ディスク24上の極めて狭い所定領
域には、光ピックアップ装置28からビームが照射さ
れ、照射部分の温度がキュリー温度以上に上昇する。こ
のキュリー温度以上に上昇した光磁気ディスク24上の
所定領域は、外部磁界発生ヘッド21によって印加され
る外部磁界により、この外部磁界と同じ向きに垂直方向
に磁化される。従って、上記外部磁界を印加しながら、
光ピックアップ装置28から照射される光ビームを、記
録しようとする信号に応じてオン、オフすれば、光磁気
ディスク24に情報を書き込むことができる。
【0005】次に、上記外部磁界発生ヘッド21の具体
例について説明する。図10において、外部磁界発生ヘ
ッド21は空芯コイル31と、この空芯コイル31が収
納されるヨーク35とから構成されている。空芯コイル
は31は、導体箔と絶縁層からなる積層体を所定回数巻
き回すことによって得られるコイル32、32’を絶縁
層を介して重設することによって構成されている。な
お、重設されたコイル32、32’は、互いに表裏を反
転させることにより、それぞれ積層体の巻回し方向が逆
になっている。また、コイル32、32’の内周面の巻
始部分は絶縁層が剥離されて、上下に2つの電極が形成
されている。この両電極を半田付けすることにより、コ
イル32とコイル32’が電気的に接続されて、一つの
完結した空芯コイル31が形成されている。さらに、コ
イル32、32’の外周面にも、絶縁層が剥離されて電
極32a、32a’が形成されている。電極32a、3
2a’は、上下で互いに近隣する位置に配置されてお
り、しかも、後述するサイドヨーク21b、21bで覆
われることなく外部に露出し、空芯コイル31の電極と
なっている。
【0006】一方、ヨーク35は、空芯コイル31の空
芯31aが嵌入されるセンターヨーク30と、センター
ヨーク30の両サイドに起立されコイル31の外周面を
両側から覆うサイドヨーク21b、21bと、サイドヨ
ーク21b、21bとセンターヨーク30の下側でコイ
ル31の下端面を覆うバックヨーク21aとから構成さ
れている。サイドヨーク21b、21bとバックヨーク
21aは一体で同一の部材から構成されているが、セン
ターヨーク30のみ別部材となっており、バックヨーク
21aに対しかしめ等の手段によって固定されている。
【0007】上記外部磁界発生ヘッド21は、これを下
向きにして図9に示すように取り付けられる。センター
ヨーク30に巻回された空芯コイル31に通電すること
により、センターヨーク30→光磁気ディスク24が存
在している空間→サイドヨーク21b、21b→バック
ヨーク21aの経路で磁気回路が構成される。この磁気
回路によって、光磁気ディスク上の特定の箇所に磁界が
印加される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の外部磁界発
生ヘッド21では、図11に示すように、空芯コイル3
1の電極32a、32a’に対して直接リード線34、
34が、半田33、33を用いて接続されている。しか
し、リード線34、34を、半田33、33を用いて電
極32a、32a’に接続するのは多大な時間がかか
り、コスト高騰を招いていた。
【0009】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、製造時間を短くし、コ
ストを低く押さえた磁界発生ヘッドを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導体箔と絶縁層からなる積層体が巻回された空芯コイル
と、磁性材からなり空芯コイルの空芯部が嵌入されるセ
ンターヨーク、空芯コイルの外周面側に起立するサイド
ヨーク、センターヨークとサイドヨークに連接されたバ
ックヨークを有するヨークとを備えた外部磁界発生ヘッ
ドであって、ヨークは接続端子を、空芯コイルは絶縁層
を介して重設された互いに巻回し方向が異なる2つのコ
イルを有し、各コイルは外周面と内周面に電極を有し、
内周面の電極どうしは互いに半田付接続されると共に、
各コイルの外周面の電極が、接続端子と半田付接続され
ていることを特徴とする。請求項2記載の発明は、ヨー
クが、磁性板の両端部を互いに向かい合う方向に折り曲
げて得られる断面がU字状の第1のヨークと、第2のヨ
ークとを有し、各ヨークは略平行なサイドヨーク部及び
センターヨーク部とサイドヨーク部とセンターヨーク部
をつなぐバックヨーク部とからなり、一方のヨークのセ
ンターヨーク部の外壁面と、他方のヨークのセンターヨ
ーク部の外壁面とが固着されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、第1のヨーク及び第2のヨーク
のセンターヨーク部の長手方向の寸法が、サイドヨーク
部の長手方向の寸法よりも短かくなっていることを特徴
とする。請求項4記載の発明は、ヨークが、一枚の磁性
板から折曲成形されたものであることを特徴とする。請
求項5記載の発明は、接続端子が、サイドヨークの互い
に向かい合った面にそれぞれ配置されていることを特徴
とする。請求項6記載の発明は、接続端子が、バックヨ
ークのセンターヨーク側の面にそれぞれ配置されている
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】ヨーク上には、予め空芯コイルの電極位置と対
応した箇所に接続端子が形成されている。このため、空
芯コイルをセンターヨークに配置すると、空芯コイルの
電極とヨークの接続端子が近接し、これら空芯コイルの
電極と近接し、これら空芯コイルの電極とヨークの接続
端子とが半田付によって接続される。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる外部磁界発生ヘッドの
実施例について図面を参照しながら説明する。図1、図
2において、外部磁界発生ヘッドは、磁性板からなるヨ
ーク4と、このヨーク4に対して取り付けられる空芯コ
イル1とから構成されている。ヨーク4を構成する磁性
板は、ベースとなる鉄板基板の表面を絶縁層で覆うこと
によって形成されている。また、ヨーク4は、第1のヨ
ーク8と、第2のヨーク8’とから構成されている。
【0013】第1のヨーク8は、一枚の磁性板の両端部
が互いに向かい合う方向に折り曲げられ、しかも、両端
部の折り曲げ部が略平行となるように形成されており、
全体の断面形状がU字状となっている。両端部の折り曲
げ部のうち、一方の折り曲げ部はサイドヨーク部8c、
他方の折り曲げ部はセンターヨーク部8aとなってい
る。また、サイドヨーク部8cとセンターヨーク部8a
の間の部分は、これらサイドヨーク部8cとセンターヨ
ーク部8aとを一体につなぐバックヨーク部8bとなっ
ている。
【0014】また、第2のヨーク8’もヨーク8と同様
に、一枚の磁性板の両端部が互いに向かい合う方向に折
り曲げられ、しかも、両端部の折り曲げ部が略平行とな
るように形成されており、全体の断面形状がU字状とな
っている。両端部の折り曲げ部のうち、一方の折り曲げ
部はサイドヨーク部8c’、他方の折り曲げ部はセンタ
ーヨーク部8a’となっている。また、サイドヨーク部
8c’とセンターヨーク部8a’の間の部分は、これら
サイドヨーク部8c’とセンターヨーク部8a’とを一
体につなぐバックヨーク部8b’となっている。
【0015】上記センターヨーク部8aのサイドヨーク
部8cとは反対側の面と、上記センターヨーク部8a’
のサイドヨーク部8c’とは反対側の面は、接着等の手
段によって互いに接合することにより、第1のヨーク8
と第2のヨーク8’が一体化され、ヨーク4が形成され
ている。一体化により、センターヨーク部8a、8a’
はヨーク4のセンターヨーク5を、サイドヨーク部8
c、8c’はヨーク4の両サイドに形成されたサイドヨ
ーク6、6’を、バックヨーク部8b、8b’はヨーク
4のバックヨーク7をそれぞれ構成している。
【0016】サイドヨーク6、6’のセンターヨーク5
側の面で、しかも、後述する空芯コイル1の電極3b、
3b’と対応した位置には、パターン印刷等により、接
続端子9、9’が形成されている。接続端子9、9’か
らは、ヨーク4の外側に向かって引きだしパターン1
0、10’が延びており、これら接続端子9、9’と引
き出しパターン10、10’を介して空芯コイル1が外
部装置と接続される。
【0017】ヨーク4のセンターヨーク5には空芯コイ
ル1の空芯2が嵌入されており、空芯コイル1の下端面
をバックヨーク7に接着することにより、空芯コイル1
がヨーク4に対して固定されている。空芯コイル1は、
導体箔と絶縁層からなる積層体を巻き回すことによって
得られる巻回体を、一定の厚さ寸法でスライスすること
によって得られる空芯のコイルからなり、図示の例では
この2つのコイル3、3’を絶縁層を介して重設するこ
とによって形成されている。なお、重設されたコイル
3、3’は、互いに表裏を反転させることにより、それ
ぞれ積層体の巻回し方向が逆になっており、コイル3、
3’を通じて流れる電流の向きは同一の向きとなってい
る。また、コイル3、3’の内周面の巻始部分には絶縁
層が剥離されて上下2つの電極3a、3a’が形成され
ている。この電極3a、3a’相互を半田付接続するこ
とにより、コイル3、3’が電気的に接続されて、一つ
の完結した空芯コイル1が形成されている。一方、コイ
ル3、3’の外周面で、空芯コイル1をセンターヨーク
5に対して取り付けた場合にサイドヨーク6、6’で覆
われる部分には、電極3b、3b’が形成されており、
この電極3b、3b’は空芯コイル1の電極となってい
る。
【0018】上記空芯コイル1をセンターヨーク5に嵌
入しヨーク4上に配置すると、サイドヨーク6、6’に
設けられた接続端子9、9’は予め空芯コイル1の電極
3b、3b’と対応するように配置されているため、電
極3b、3b’とサイドヨーク6、6’は互いに重なり
合い、半田11の介在により電気的に接続される。接続
端子9、9’及び電極9、9’を介して空芯コイル1を
通電することにより、ヨーク4のセンターヨーク5から
磁束が外部に放出され、図示しない光磁気ディスク等が
磁化される。また、外部に放出された磁束は、サイドヨ
ーク6、6、バックヨーク7を経て、再びセンターヨー
ク5に戻る。
【0019】上記構成の外部磁界発生ヘッドによれば、
空芯コイル1のサイドヨーク6、6’側の外周面に電極
3b、3b’を配置すると共に、サイドヨーク6、6’
のセンターヨーク5側の面に、空芯コイル1の電極3
b、3b’と対応するように接続端子9、9’を配置し
たため、空芯コイル1をヨーク4へ取付ることによって
電極3b、3b’と接続端子9、9’が近接して対向
し、リフロー半田付け、その他適宜の方法で半田付する
ことにより、電極3b、3b’と接続端子9、9’を接
続することができ、製造時間を大幅に短縮し、コストを
著しく低減することができる。また、空芯コイル1は、
バックヨーク7に対して接着固定されるのに加えて、電
極3b、3b’と接続端子9、9’の半田付接続によっ
てサイドヨーク6、6’にも固定されるため、固定強度
が向上し、脱落等を防止することができる。さらに、ヨ
ーク4が第1のヨーク8と第2のヨーク8’とからな
り、第1のヨーク8は、一体のセンターヨーク部8a、
バックヨーク部8b、サイドヨーク部8cとから形成さ
れている。さらに、第2のヨーク8’は、一体のセンタ
ーヨーク部8a’、バックヨーク部8b’、サイドヨー
ク部8c’とから形成されている。したがって、第1の
ヨーク8及び第2のヨーク8’の何れにおいても、セン
ターヨーク5から外部に放出された磁束がサイドヨーク
6からセンターヨーク5に戻る経路上に、即ち、サイド
ヨーク6、バックヨーク7、センターヨーク5の各部分
間に隙間が無いため、磁束が外部へ漏洩することが無く
高い特性を有する外部磁界発生ヘッドを得ることができ
る。
【0020】なお、図3に示すように、平面形状が凸字
状の磁性板13、13’を使用して外部磁界発生ヘッド
のヨークを形成してもよい。磁性板13は、舌片状のセ
ンターヨーク部13a、センターヨーク部13aの後方
のバックヨーク部13b、バックヨーク部13bの後方
のサイドヨーク部13c、サイドヨーク部13c上に形
成された接続端子9とから構成されている。また、磁性
板13’も同様に、舌片状のセンターヨーク部13
a’、センターヨーク部13a’の後方のバックヨーク
部13b’、バックヨーク部13b’の後方のサイドヨ
ーク部13c’、サイドヨーク部13c’上に形成され
た接続端子9’とから構成されている。各磁性板13、
13’は、センターヨーク部13aとサイドヨーク部1
3c、センターヨーク部13a’とサイドヨーク部13
c’が互いに向き合う方向に略平行となるように折曲さ
れ、センターヨーク部13の外面とセンターヨーク部1
3’の外面とが接着されることにより、図4に示すよう
なヨーク4が形成される。
【0021】図4において、センターヨーク5はセンタ
ーヨーク部13a、13a’、バックヨーク7はバック
ヨーク部13b、13b’、サイドヨーク6、6’はサ
イドヨーク部13c、13c’から構成されている。な
お、センターヨーク5は、舌片状のセンターヨーク部1
3a、13a’から形成されているため、長手方向の寸
法がサイドヨーク6、6’よりも短くなっている。この
ように、センターヨーク5の寸法をサイドヨーク6、
6’の寸法よりも短くすることにより、空芯コイルをヨ
ーク4内にはみ出すことなく収納できるというメリット
がある。また、サイドヨーク6、6’のセンターヨーク
5側の面には、接続端子9、9’が設けられているた
め、前述した実施例と同様に、空芯コイルのヨークへの
取付と、空芯コイルの電極の接続端子9、9’の接続を
同時にでき、製造コストの低減に寄与することができ
る。
【0022】また、空芯コイルの電極と接続される接続
端子の形成位置はサイドヨーク上に限られるものではな
い。空芯コイルの電極に対応する位置であればヨークの
どこに形成してもよい。例えば、図5、図6に示すよう
に、空芯コイル1の電極3b、3b’がサイドヨーク
6、6’側ではなく長さ方向一端側の両側に形成されて
いる場合は、バックヨーク7上で、空芯コイル1を取り
付けた際に電極3b、3b’と対応する箇所に接続端子
19、19’を配設し、電極3bと接続端子19、電極
3b’と接続端子19’を半田11にて接続するように
してもよい。このような、外部磁界発生ヘッドでも、空
芯コイル1をヨーク4に取り付けることによって、空芯
コイル1の電極3b、3bとバックヨーク7上の接続端
子19、19の位置が一致し、半田付するのみで接続す
ることができるため、製造時間を短縮し、コストを低く
押さえることができる。なお、図5、図6に示す外部磁
界発生ヘッドの基本構成は、図3、図4のものと略同じ
であるため、同一の符号を付し説明は省略する。
【0023】以上説明してきた実施例では、2枚の磁性
板から2個のヨークを形成し、この2個のヨークを接合
して1個のヨークを形成していた。しかし、これに限ら
れるものではなく、一枚の磁性板のみからヨークを形成
することも可能である。図7、図8において、ヨーク4
は1枚の磁性板15から形成されている。磁性板15
は、ベースである鉄板基板の表面を絶縁層で覆うことに
より形成されている。磁性板15の中央部は、折り返さ
れ、ヘアピン状で、しかも、平面部に対して垂直なセン
ターヨーク5となっている。また、磁性板15の両サイ
ドは互いに向き合う方向に略平行となるように折り曲げ
られ、センターヨーク5に対して略平行となったサイド
ヨーク6、6’となっている。センターヨーク5には、
空芯コイル1が嵌入される。空芯コイル1は、前述した
図1、図2の実施例と同様なもので、2個のコイル3、
3’から構成されると共に、外周面で、センターヨーク
5に対して取り付けた際にサイドヨーク6、6’で覆わ
れる位置に電極3b、3b’が形成されている。さら
に、サイドヨーク6、6’のセンターヨーク5側の面
で、しかも、空芯コイル1の電極3b、3b’と対応し
た位置には、パターン印刷等により、接続端子9、9’
が形成されている。
【0024】上記構成の外部磁気発生ヘッドも、空芯コ
イル1をセンターヨーク5に嵌入してバックヨーク7に
接着固定する工程で、電極3bと接続端子9、及び、電
極3b’と接続端子9’が重なり合い、これらが半田1
1の介在のもと接続されるため、製造時間を大幅に短縮
し、コスト著しく低減することができる。また、空芯コ
イル1はバックヨーク7に対して接着固定されるのに加
えて、電極3b、3b’と接続端子9、9’の半田付接
続によってサイドヨーク6、6’にも固定されるため、
固定強度が向上し、ヨーク4からの脱落を防止すること
ができる。さらに、ヨーク4は、一枚の磁性板15から
形成されているため、センターヨーク5から外部に放出
された磁束がサイドヨーク6に戻り、サイドヨーク6、
バックヨーク7を通過して再びセンターヨーク5に戻る
経路中に隙間が生じることがない。従って、磁束が外部
に漏洩することが無く、磁気特性の良好な外部磁界発生
ヘッドを得ることができる。
【0025】さらに、ヨーク4は一枚の磁性板15を金
型に嵌めて各部分を折曲することによって形成されてい
るため、部材どうしをつなぎ合わせるための接着やかし
め等の工程を省略することができ、更なるコストの低減
に寄与することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ヨーク上で、しかも、
空芯コイル外周面の電極と対応する位置に接続端子を設
けたため、空芯コイルをセンターヨークへ取付け、コイ
ルの電極とヨークの接続端子とを半田付けすればよいの
で、従来のようにリード線を半田付する必要が無く、外
部磁界発生ヘッドの製造時間を短縮して、コストの低減
に寄与することが可能となる。また、コイルの電極とヨ
ークの接続端子とを半田付するため、ヨークに対するコ
イルの固定強度が向上し、例えば、光磁気ディスク装置
の外部磁界発生ヘッドのようにコイルを下向きにして設
置するものであっても、コイルの脱落を防止するのに必
要な固定強度を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる外部磁界発生ヘッドの実施例を
示す分解斜視図。
【図2】同上断面図。
【図3】本発明にかかる外部磁界発生ヘッドに用いられ
るヨークの別の実施例を示す分解図。
【図4】同上ヨークの斜視図。
【図5】本発明にかかる外部磁界発生ヘッドの別の実施
例を示す平面図。
【図6】同上正面図。
【図7】本発明にかかる外部磁界発生ヘッドのさらに別
の実施例を示す分解斜視図。
【図8】同上断面図。
【図9】従来の光磁気ディスク駆動装置の例を示す断面
図。
【図10】同上光磁気ディスク駆動装置に用いられる外
部磁界発生ヘッドの例を示す斜視図。
【図11】同上要部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
1 空芯コイル 2 空芯部 3、3’ コイル 3a、3b 電極 3a’、3b’ 電極 4 ヨーク 5 センターヨーク 6、6’ サイドヨーク 7 バックヨーク 9、9’ 接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−131608(JP,A) 特開 平6−162406(JP,A) 特開 平8−297877(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10 561

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体箔と絶縁層からなる積層体が巻回さ
    れた空芯コイルと、 磁性材からなり、上記空芯コイルの空芯部が嵌入される
    センターヨーク、上記空芯コイルの外周面側に起立する
    サイドヨーク、上記センターヨークと上記サイドヨーク
    に連接されたバックヨークを有するヨークとを備えた外
    部磁界発生ヘッドであって、 上記ヨークは接続端子を有し、 上記空芯コイルは、絶縁層を介して重設された互いに巻
    回し方向が異なる2つのコイルを有し、 上記各コイルは、外周面と内周面に電極を有し、内周面
    の電極どうしは互いに半田付接続されると共に、 上記各コイルの外周面の電極が、上記接続端子と半田付
    接続されていることを特徴とする外部磁界発生ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記ヨークは、磁性板の両端部を互いに
    向かい合う方向に折り曲げて得られる断面がU字状の第
    1のヨークと、第2のヨークとを有し、 各ヨークは、略平行なサイドヨーク部及びセンターヨー
    ク部と、該サイドヨーク部とセンターヨーク部をつなぐ
    バックヨーク部とからなり、 一方のヨークのセンターヨーク部の外壁面と、他方のヨ
    ークのセンターヨーク部の外壁面とが固着されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の外部磁界発生ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記第1のヨーク及び第2のヨークのセ
    ンターヨーク部の長手方向の寸法は、上記サイドヨーク
    部の長手方向の寸法よりも短かくなっていることを特徴
    とする請求項2記載の外部磁界発生ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記ヨークは、一枚の磁性板が折曲成形
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の外部
    磁界発生ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記接続端子は、サイドヨークの互いに
    向かい合った面にそれぞれ配置されていることを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載の外部磁界発生ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 上記接続端子は、バックヨークのセンタ
    ーヨーク側の端面に配置されていることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の外部磁界発生ヘッド。
JP7046913A 1995-03-07 1995-03-07 外部磁界発生ヘッド Expired - Lifetime JP2984571B2 (ja)

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