JP3794685B2 - 光ピックアップ装置および光ヘッド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ピックアップ装置および光ヘッド装置に関し、たとえば光ディスクなどの記録媒体に対して、情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置および光ヘッド装置に関する。
【0002】
本発明において、用語「略重心」は「重心」を含み、用語「略平行」は「平行」を含む。
【0003】
【従来の技術】
近年、情報技術の進展にともない光学情報記録方式に関する研究が各所で進められている。この光学情報記録方式は、従来の磁気記録方式と比べて、非接触で記録再生できること、再生専用型、追記型、書換え可能型のメモリ形態に対してそれぞれ対応可能であるなどの数々の利点を有する。また、光学情報記録方式は、安価な大容量メディアを実現し得るものとして幅広い用途に用いられている。具体的には、たとえば光ディスクなどの記録媒体に、音声画像情報および文字情報などを繰返し記録再生することができる装置として光ディスク再生装置が実用化され、この光ディスク再生装置に、主要装置である光ピックアップ装置および光ヘッド装置が設けられている。
【0004】
図8は、特開平5−166211号公報に記載された光ピックアップ装置1の側面図であり、図9はその光ピックアップ装置1の底面図である。この光ピックアップ装置1は、ベース板2と、透明多面体基板3と、フォーカシング用プリントコイル4と、トラッキングコイル5と、一対の永久磁石片6と、多分割受光素子7とを有する。フォーカシング用プリントコイル4は、蒸着によって、または、めっきおよびフォトエッチングなどによってガラス部材および樹脂部材で構成されるブロック状の透明多面体基板3に形成され、この透明多面体基板3の幅方向両側には一対の永久磁石片6が配設されている。透明多面体基板3の長手方向一端部には、平坦部3aに連なりこの平坦部3aに対して所定の傾斜角度を有する傾斜面部3bが形成され、傾斜面部3bに図示外のレーザ素子チップが実装されている。傾斜面部3bにおいてレーザ素子チップの側方には、シリコン基板(Si基板)、ガリウム砒素基板(GaAs基板)などの半導体基板に蒸着によって、または、めっきおよびフォトエッチングなどを利用して作製される多分割受光素子7が固定されている。レーザ素子チップから透明多面体基板3の内部に向けて光が出射され、透明多面体基板3から出射された後、光ディスクの表面に集光される。光は、光ディスクの表面において反射され、透明多面体基板3内を逆の経路を辿った後、多分割受光素子7に導かれ検出に供される。レーザ素子チップから出射される光の伝送路となる透明多面体基板3の上下両面には、三ビーム用回折格子8、ホログラムコリメートレンズ9a、対物レンズ9bおよび戻り光用ミラー9cが一体形成されている。
【0005】
透明多面体基板3の下面周縁部には、フォーカシング用プリントコイル4が形成されている。永久磁石片6は一軸異方性を有し、この永久磁石片6が発生する磁束Φがフォーカシング用プリントコイル4の平面方向に入射し、この状態でフォーカシング用プリントコイル4の一方向に通電すると、フレミングの左手の法則によって、透明多面体基板3が図8における上下方向に移動し、フォーカスサーボが行われる。また、透明多面体基板3の他端部の幅方向両側面部には、小型プリントコイルからなるトラッキング用コイル5が貼付けられている。このトラッキング用コイル5は永久磁石片6の一端面に対し位置合わせされており、このトラッキング用コイル5に通電される電流を制御すると、フレミングの左手の法則によって、透明多面体基板3が図8における紙面直交方向に移動し、トラッキングサーボが行われる。
【0006】
また一般に、光記録媒体の記録、再生用の光源として半導体レーザを用いる場合には、再生時の戻り光ノイズを抑制するために、半導体レーザの駆動電流に高周波電流を重畳して動作させる手法がしばしば用いられる。半導体レーザは、リード端子を有するキャンパッケージの内部に搭載されており、このキャンパッケージは、ミラーおよび集光レンズなどの光学部品とともにハウジングに組込まれ、光ピックアップ装置が構成されている。ガラエポ基板あるいはアルミナ基板上に作製された高周波重畳回路基板は、光ピックアップ装置から突出した前記リード端子に接続して用いられるため、光ピックアップ装置とは別々に設けられ、接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術では、フォーカシング用プリントコイル4は透明多面体基板3に形成される一方、多分割受光素子7は前記半導体基板に作製される。これら透明多面体基板3と半導体基板とは、上述したように材料が異なるため、温度および時間などの蒸着条件と、温度、時間、電気的条件、めっき材料などのめっき条件と、温度、エッチャント、エッチング時間などのフォトエッチング条件などが異なるという問題がある。それ故、透明多面体基板3と半導体基板とを別々に製作する必要がある。すなわち、透明多面体基板と半導体基板とは、蒸着の工程またはめっきおよびフォトエッチングなどの同様の作業工程を持ちながらも、その作業工程の全部または一部を共有することが困難であり、光ピックアップ装置の製造工程が複雑化していた。また、戻り光ノイズを抑制するための高周波重畳回路を、光ピックアップ装置とは別に作製して後付けするために、作業工程が複雑化していた。
【0008】
したがって本発明の目的は、製造工程および作業工程を簡単化することができ、コストダウンを図ることができる光ピックアップ装置および光ヘッド装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源と、
光源からの光を光記録媒体に集光する集光手段と、
光源と集光手段との間の光路途中に配設され、光源からの光を集光手段に導く機能、または、光記録媒体からの戻り光を光検出手段に導く機能の少なくともいずれか一方を含む光学素子群と、
これら光源と集光手段と光学素子とが搭載される半導体基板と、
半導体基板に形成される前記光検出手段と、
半導体基板に形成され、所定動作に用いるためのコイルとを有することを特徴とする光ピックアップ装置である。
【0010】
本発明に従えば、光源から照射される光は、光学素子を介して集光手段に導かれた後、光記録媒体に集光させる。光記録媒体からの戻り光は、光学素子を介して光検出手段に導かれる。この光検出手段が形成される半導体基板に、光源と集光手段と光学素子群とが搭載されたうえ、前記半導体基板にコイルが形成されているので、光検出手段およびコイルの製造工程の全部または一部を共有することが可能となる。
【0011】
また本発明は、コイルは半導体基板上に周回して形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、たとえば、光ピックアップ装置の薄型化を損なうことなく、コイルの巻数を増加することが可能となる。
【0013】
また本発明は、コイルは半導体基板上に蛇行して形成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、コイルを簡単に形成することができる。
【0014】
また本発明は、コイルは薄膜コイルであることを特徴とする。
本発明に従えば、光ピックアップ装置自体を薄型化することができる。
【0015】
また本発明は、コイルは、蒸着によって、または、めっきおよびフォトエッチングによって半導体基板に一体形成されることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、光検出手段とコイルとを半導体基板に一体形成することができる。
【0017】
また本発明は、コイルは、光源からの光を光記録媒体に集光するためのフォーカシング動作に用いられるコイルであることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、半導体基板に形成された前記コイルを用いて、光源からの光を光記録媒体に集光するためのフォーカシング動作を実行する。
【0019】
また本発明は、コイルは、光源に高周波重畳電流を注入する駆動回路に用いられるコイルであることを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、光源に高周波重畳電流を注入する駆動回路に用いられるコイルを、半導体基板に一体形成することができる。
【0021】
また本発明は、集光手段は、光学素子の一部と一体形成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、集光手段を半導体基板と一体的に移動駆動することが可能となる。
【0023】
また本発明は、コイルによる発生推力が光ピックアップ装置の略重心に作用する半導体基板位置に、コイルが配設されていることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、コイルによる発生推力を用いて光ピックアップ装置を移動駆動させる際、その動作を安定化することができる。
【0025】
また本発明は、前記、光ピックアップ装置と、
光記録媒体の記録面と略平行な平面に沿って、光ピックアップ装置を移動可能なアーム部材と、
光ピックアップ装置とアーム部材とを近接離隔可能に連結するための可撓性部材と、
アーム部材に設けられ、かつ、半導体基板近傍に配設された永久磁石片とを有することを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、アーム部材によって、光ピックアップ装置を、光記録媒体の記録面と略平行な平面に沿って移動することができる。また、アーム部材に設けられ、かつ、半導体基板近傍に配設された永久磁石片とコイルとを用いて、光ピックアップ装置とアーム部材とを近接離隔することができる。
【0027】
また本発明は、前記永久磁石片は一対の永久磁石片であり、これら一対の永久磁石片は磁性部材を介して連結されていることを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、磁束密度を高くすることができるうえ、半導体基板に搭載されている部品などを保護することが可能となる。
【0029】
また本発明は、アーム部材の長手方向一端部に光ピックアップ装置が配設され、アーム部材の長手方向他端部にトラッキングサーボ用のコイルが形成されていることを特徴とする。
【0030】
本発明に従えば、トラッキングサーボ用のコイルを、光ピックアップ装置つまり半導体基板とは別に設けることができるので、半導体基板自体の小型化および軽量化を図ることができる。
【0031】
また本発明は、半導体基板の一表面部に連なり、異方性エッチングによって形成される傾斜面部と、この傾斜面部に形成されるトラッキングサーボ用のコイルとを含むことを特徴とする。
【0032】
本発明に従えば、一枚の半導体基板上に少なくともトラッキングサーボ用のコイルを形成することができ、光ピックアップ装置の構造を簡単化することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置10を含む光ヘッド装置11の平面図である。本実施形態においては、たとえば光記録媒体である光ディスクに、音声画像情報および文字情報などを繰返し記録再生することができる光ディスク再生装置に、光ピックアップ装置10を含む光ヘッド装置11が設けられた場合の一例を示す。以下、図1における前後左右を前後左右とし、その上下を上下として説明する。
【0034】
光ヘッド装置11は、光ピックアップ装置10と、アーム部材12と、可撓性部材としての板ばね13と、後述する一対の永久磁石片14と、トラッキングサーボ用のコイルであるボイスコイル15とを有する。アーム部材12は、平面視略L形の平板状に形成され、アーム部材12の長手方向一端部12aには、前後に所定間隔をおいて平行に配設された一対の板ばね13を介して光ピックアップ装置10が、アーム部材12に対して近接離隔可能に連結されている。また、光ピックアップ装置10のパッド16(図2参照、後述する)に結線されたフレキシブル基板17がアーム部材12に沿って配設されている。アーム部材12の長手方向他端部12bには、ボイスコイル15が周回して形成されている。ボイスコイル15の下方つまり図1の紙面奥行き方向には、矩形板状の永久磁石片18がボイルコイル15に対して所定間隔をあけて設置され、この永久磁石片18は上面側がN極、下面側がS極に着磁され、図1におけるD1方向向きに磁場を発生するようになっている。
【0035】
アーム部材12の下半部におけるボイスコイル15付近部には、上下方向向きの軸線を有する回転軸19が設けられ、この回転軸19を中心にボイスコイル15および光ピックアップ装置10が移動(回動)駆動可能に構成されている。つまり、アーム部材12の長手方向他端部12bにおいて、ボイスコイル15に矢印i方向となるような電流を与えると、ボイスコイル15と永久磁石片18との配置関係によって、アーム部材12の長手方向他端部12bつまりボイスコイル15は回転軸19を中心に図1において反時計回り(f方向)に移動駆動される。ボイスコイル15に与える電流の向きを前記と逆向きにすると、ボイスコイル15は回転軸19を中心に図1において時計回りに移動駆動される。したがって、アーム部材12によって、後述する光記録媒体20の記録面と略平行な平面に沿って、光ピックアップ装置10を移動駆動可能になっている。上述したように、特にトラッキングサーボ用のボイスコイル15および永久磁石片18をアーム部材12の他端部12bに設けているため、光ピックアップ装置10の半導体基板21に設ける必要がなく、光ピックアップ装置10の軽量化を図ることができる。
【0036】
図2は第1の実施形態の光ピックアップ装置10の概略構成図であり、(a)は光ピックアップ装置10の側面図、(b)は光ピックアップ装置10の平面図である。光ピックアップ装置10は、光源としての半導体レーザ22と、集光手段としての対物レンズ23と、複数の光学素子24〜26と、半導体基板21であるシリコン基板(以下、単に基板21と呼ぶ)と、光検出手段としての光検出器27〜29と、薄膜コイル30とを有する。基板21は矩形状に形成され、基板21の上面部21aにおいて、その右半部の前後方向略中間部分には、ヒートシンクである矩形状のサブマウント31が配設され、このサブマウント31上に半導体レーザ22が搭載されている。基板21の上面部21aにおいて、その左半部の前後方向略中間部分には、光学素子24と、半導体レーザ22からの光を光ディスクなどの光記録媒体20に集光する対物レンズ23とが配設されている。光学素子24上の出射面部に対物レンズ23が設置された状態で、これら光学素子24と対物レンズ23とは一体形成されている。
【0037】
基板21の上面部21aにおいて、半導体レーザ22と対物レンズ23との間の光路途中には、複数の光学素子24〜26が搭載されている。すなわち、光学素子24は、半導体レーザ22からの光を対物レンズ23に導くとともに、光記録媒体20からの戻り光を情報信号検出用の光検出器27に導く機能を有する。光学素子25は、平面視で左右方向略中間部分に配設され、光記録媒体20からの戻り光をサーボ用光検出器28に導く機能を有する。光学素子25の左面部すなわち光記録媒体20からの戻り光の入射面部には、ホログラム32が付設され、このホログラム32によって、前記戻り光の一部が分岐され、この分岐された戻り光が光検出器28に導かれるようになっている。さらに、基板21の上面部21aにおいて、光学素子24の前端部には、光学素子26が光学素子24に近接して搭載されている。この光学素子26は、半導体レーザ22からの光をモニタするモニタ用光検出器29に光を導く機能を有する。以上の光検出器27〜29は、基板21の上面部21aに形成され、上述したように光学素子24〜26も基板21の上面部21aに搭載されている。また、基板21の上面部21aにおいて、サブマウント31の直ぐ右方および光学素子24付近部には、光検出器27〜29などの信号出力用のパッド16がそれぞれ配設され、アーム部材12に設けられたフレキシブル基板17などに結線されて図示外の信号処理回路に出力されるようになっている。
【0038】
基板21の上面部21aには、半導体レーザ22からの光を光記録媒体20に集光するためのフォーカシング動作(後述する)に用いられる薄膜コイル30であって、たとえば膜厚約1μmの薄膜コイル30(以下、単にコイル30と呼ぶ)が一体形成されている。すなわち、基板21の上面部21aにおいて、その左右方向中間付近部から右半部にわたって半導体レーザ22およびサブマウント31と、光検出器28と、パッド16と、光学素子25とを囲むコイル30が四角形状に周回して形成されている。この四角形状に周回されたコイル30は、基板21の上面部21aのうち右後端部に配設された一端側のパッド30aから、基板21の一辺21Aと略平行に光学素子24よりもやや手前付近まで左方に延び、ここから直角前方向きに折曲がって基板21の前端付近部まで延び、さらに基板21の一辺21Aと略平行に右前端部まで右方に延び、さらにここから直角後方向きに折曲がって前記一端側のパッド30a付近部まで延びるように配設されている。基板21には、以上説明した最外周側に配設されたコイル部分30Aの内側に、コイル部分30B,30Cが前記と同様に所定ピッチを隔てて交差しないように順次四角形状に周回されて形成され、最内周側に配設された平面視コ字形状のコイル部分30Dの右前端部の中間パッド30cから、コイル部分30A,30B,30Cの一部を横断状に所定小距離右方に延びる配線層30eを経由して他端側のパッド30bまで電気的に接続されている。
【0039】
このコイル30は以下の方法で形成される。基板21の上面部21aに、二酸化シリコンSiO2などの図示外の誘電体層を絶縁層として形成し、この絶縁層の上部にアルミニウムAlなどの金属による配線パターン(金属配線層)を、蒸着およびフォトエッチングによって形成することで、一端側のパッド30aから中間パッド30cまでの配線が形成される。この場合、エッチャントには燐酸を用いる。形成された配線の上部に図示外の絶縁層をさらに形成することによって前記配線は保護される。次に、中間パッド30c上の絶縁層を選択的に前記金属配線層の中間パッド30c部分まで基板21の厚さ方向にフォトエッチングする。エッチャントにはフッ酸を用いる。そして、剥出しになった金属配線層の中間パッド30c部分上および配線上の絶縁層上に、アルミニウムAlなどの金属による配線パターンを、蒸着およびフォトエッチングによって形成することで、中間パッド30cから他端側のパッド30bまで電気的に接続されるとともに、配線層30eとその直下の配線30dとは絶縁層を挟んでいるのでショートすることはない。このようにコイル30はフォトエッチングによって形成されたプレーナ構造を有するものである。このように、コイル30の配線のうち、配線層30eとその直下の配線30dとを絶縁層を介して交差する構造にすることによって、一端側のパッド30aと他端側のパッド30bとを基板21の右端部に配置することができるので、フレキシブル基板17(図1参照)への結線が容易になる。
【0040】
つまり、コイル30のうち結線用のパッド30a,30bにフレキシブル基板17が電気的に接続され、このフレキシブル基板17からパッド30a,30bを介して電流が供給される。アーム部材12の一端部12aには、一対の永久磁石片14が固定されている。図2(b)に示すように、これら永久磁石片14は、それぞれ矩形状に形成され、基板21のコイル30近傍でかつ基板21の一辺21Aに所定間隔を隔てて平行に配設されて、磁束Φがコイル30の平面方向に入射するようになっている。図2においてコイル30にi方向向きの電流を流す場合には、フレミングの左手の法則によって、基板21をアーム部材12に対して離隔するD2方向向きの力が作用する。上述したようにアーム部材12の一端部12aには、可撓性部材である一対の板ばね13を介して光ピックアップ装置10が近接離隔可能に連結されているので、コイル30にi方向向きまたはその反対方向向きの電流を流すことによって、基板21はアーム部材12に対して相対的にD2方向またはD3方向に近接離隔つまり上下動する。それ故、対物レンズ23もこの基板21と一体的に上下動することによって、光記録媒体20にフォーカシングされる。しかも、コイル30はプレーナ構造を有することから、配線を複数層に積層できる。それ故、必要に応じてコイル30を積層構造にすることによって、磁束密度を高め、基板21および対物レンズ23を上下動させる力を強くすることができる。
【0041】
以上説明した第1の実施形態の光ピックアップ装置10によれば、特に、同一の基板21上に、光検出器27〜29およびコイル30をそれぞれ形成するため、これら光検出器27〜29の製造工程で行われる蒸着の工程またはめっきおよびフォトエッチングの工程と、コイル30の製造工程で行われる蒸着の工程またはめっきおよびフォトエッチングの工程との全部または一部を共有化する、すなわち同一作業化することができ、製造工程を簡単化することができる。その分、製造設備などのコストダウンを図ることができるうえ、タクトタイムと工数とを短縮することができる。また、コイル30は基板21に周回して形成されているので、光ピックアップ装置10の薄型化を損なうことなく、コイル30の巻数を増加することが可能となり、磁束密度を高くすることができる。それ故、基板21および対物レンズ23を上下動させる力を強くすることができる。
【0042】
コイル30は、膜厚約1μmの薄膜コイルであるので、光ピックアップ装置10自体を薄型化することができ、装置10のコンパクト化を図ることができる。また基板21に形成されたコイル30を用いて、半導体レーザ22からの光を光記録媒体20に集光するためのフォーカシング動作を実行することができる。また対物レンズ23は光学素子24の一部と一体形成されているので、対物レンズ23を基板21と一体的に移動駆動することが可能となる。以上説明した光ヘッド装置11によれば、光ピックアップ装置10を、前記記録面と略平行な平面に沿って移動することができる。また、アーム部材12に設けられ、かつ、基板21の近傍に配設された永久磁石片14とコイル30とを用いて、光ピックアップ装置10とアーム部材12とを近接離隔することができる。アーム部材12に永久磁石片18を設けたので、光ピックアップ装置に永久磁石片を設ける前記従来技術と比べて、光ピックアップ装置10の小型化、薄型化を図ることができ、光ヘッド装置11の高速移動およびコストダウンを実現することができる。また、アーム部材12の一端部12aに光ピックアップ装置10が配設され、アーム部材12の他端部12bにトラッキングサーボ用のコイル15が形成されているので、少なくともトラッキングサーボ用のコイル15を、光ピックアップ装置10つまり基板21とは別に設けることができる。それ故、基板21自体の小型化および軽量化を図ることができ、光ヘッド装置11のコストダウンを一層図ることができるうえ、フォーカスサーボ特性を向上することができる。
【0043】
図3は、第2の実施形態に係る光ピックアップ装置10Aの平面図である。ただし、前記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。本実施形態の光ピックアップ装置10Aには、特に、半導体レーザ22に高周波重畳電流を注入する駆動回路に用いられる高周波発振回路用コイル40(以下、HF用コイル40と呼ぶ)が設けられている。基板41の上面部41aのうち、左右方向略中間部分には、半導体レーザ22を搭載するサブマウント31および光学素子25、パッド16が搭載され、光検出器28が形成され、これらを囲むコイル42が四角形状に周回して形成されている。
【0044】
基板41の上面部41aのうち、左右方向の右側約1/3部分には、回路部品形成領域43,44などに形成または設置された図示外のトランジスタ、抵抗、コンデンサなどとともに半導体レーザ22の高周波重畳回路45が構成されている。高周波重畳回路45は、半導体レーザ22の光記録媒体20(図2a参照)からの戻り光によるノイズ発生を抑制する機能を有し、この高周波重畳回路45で生成された高周波電流は、回路部品形成領域43,44に設けられた半導体レーザの駆動回路22(たとえばAPC回路など)の電流とともにワイヤ46から半導体レーザ22に供給される。半導体レーザ22の底面はGND端子となっており、サブマウント31を介して基板41に形成された図示外の配線パターンへ接続されるか、または、サブマウント31上に図示外の配線パターンを形成して接続される。
【0045】
また、基板41の上面部41aにおける前記右側約約1/3部分には、HFコイル40が回路部品形成領域43,44間にわたって数回蛇行した平易なパターンで形成されている。すなわち、HFコイル40は、高周波回路で用いられるため、電流が流れるループ面積を小さくしインダクタンスを小さくするために前記数回蛇行した平易なパターンで形成されている。このためHFコイル40は、第1の実施形態で説明したフォーカスサーボ用のコイル30のように、配線を交差して形成する必要がない。それ故、HFコイル40は、配線パターンを形成したマスクを介してアルミニウムなどの金属を蒸着する方法、または、アルミニウムなどの金属蒸着膜を前記配線パターンにフォトエッチングする方法などによって簡単に形成することができる。
【0046】
すなわち、フォーカスサーボ用のコイル42は、基板41の上面部41aのうち右半部の後端部に配設された一端側のパッド42aから、基板41の一辺41Aと略平行に光学素子24よりもやや手前付近まで左方に延び、ここから直角前方向きに折曲がって基板41の前端付近部まで延び、さらに基板41の一辺41Aと略平行に右半部の前端部まで右方に延び、さらにここから直角後方向きに折曲がって前記一端側のパッド42a付近部まで延びるように配設されている。基板41には、以上説明した最外周側に配設されたコイル部分42Aの内側に、コイル部分42B,42Cが前記と同様に所定ピッチを隔てて交差しないように順次四角形状に周回されて形成され、最内周側に配設された平面視コ字形状のコイル部分42Dの他端側のパッド42bから、たとえばフレキシブル基板17に直接ワイヤボンディングなどで結線されている。なお、前記他端側のパッド42bから、最外周側に配設されたコイル部分42Aの外側でたとえば回路部品形成領域43付近に形成されたパッド42cを中継してワイヤボンディングなどでフレキシブル基板17まで結線してもよい。
【0047】
したがって、フォーカスサーボ用のコイル42について、他端側のパッド42bを上述した位置に配設し、コイル部分42A,42B,42Cと交差しないように構成したことによって、上述したHFコイル40と同様の方法でフォーカスサーボ用のコイル42を形成することができる。それ故、HFコイル40とフォーカスサーボ用のコイル42とを同時または略同時に作製可能となり、マスクの共有化を図ることができるうえ、製造工程を簡単化することができる。その分、製造設備などのコストダウンを図ることができるうえ、タクトタイムと工数とを短縮することができる。また、フォーカスサーボ用のコイル42は、基板41の上面部41aのうち左右方向略中間部分である重心に形成されており、それ故、このコイル42の発生推力が基板41の重心すなわち光ピックアップ装置10Aの略重心に作用する。したがって、コイル42による発生推力を用いて光ピックアップ装置10Aを移動駆動させる際、その動作を安定化することができる。
【0048】
図4は、第3の実施形態の光ピックアップ装置10Bの概略構成図であり、(a)は光ピックアップ装置10Bの側面図、(b)は光ピックアップ装置10Bの平面図である。ただし、第1および第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。本実施形態の光ピックアップ装置10Bにおいては、アーム部材に固定された一対の永久磁石片14の上端部14a同士を連結する強磁性体の矩形状金属板50を有する。これら金属板50と一対の永久磁石片14とによって囲まれた領域内部に、光学素子25、半導体レーザ22およびサブマウント31、光検出器28、コイル30に結線されるワイヤ51a,51bの一部が収容されている。また、金属板50の左端は、一対の永久磁石片14の左端に合致するように面一状に配設され、金属板50の右端部50aは、一対の永久磁石片14の右端から所定距離突出するように配設されている。したがって、金属板50は、永久磁石片14の磁束を閉込めるヨークであるとともに、光学素子25、半導体レーザ22およびサブマウント31、光検出器28、コイル30、ワイヤ郡51a,51bを保護している。
【0049】
また、金属板50の下面から最長搭載部品(ここでは、光学素子25)までの距離dは、対物レンズ23の可動範囲Dより長く設定されているので、本光ピックアップ装置10Bによって、フォーカシング動作を実行する際において、金属板50が基板21上の搭載部品に衝突することを確実に防止することができる。以上説明した光ピックアップ装置10Bによれば、金属板50によって、一対の永久磁石片14による磁束密度を高くしフォーカシング動作に必要な力を増すことが可能になるとともに、基板21と板ばね13、フレキシブル基板17を連結する際の作業性および信頼性を向上させることができる。
【0050】
図5は、第4の実施形態の光ピックアップ装置の平面図であり、図6は、図5の要部拡大斜視図であり、図7は図6のA−A線断面図である。ただし、第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。本実施形態においては、特にフォーカスサーボ用コイル30以外に、トラッキングサーボ用コイル60が形成されている。すなわち、基板21の左半部の前端付近部と後端付近部とにおいて、一表面部である上面部21aに連なる傾斜面部61がそれぞれ形成され、各傾斜面部61にトラッキングサーボ用のコイル60が形成されている。各傾斜面部61は、基板21の側面部を選択的に異方性エッチングすることによって所望の傾斜面を露出させて形成される。傾斜面部61は、基板21の上面部21aに対したとえば54.7度の角度αでエッチングされ、この傾斜面部61にコイル60が矩形状に周回して形成されている。
【0051】
上述したフォーカスサーボ用コイル30に用いる永久磁石片14を兼用することによって磁場Φを発生し、この磁場Φは、トラッキングサーボ用コイル60の一部に入射するように構成されている。各傾斜面部61に形成されたトラッキングサーボ用コイル60は、永久磁石片14から生ずる磁場Φの傾斜面部61に垂直な成分Φ1を受ける。したがって、トラッキングサーボ用コイル60の一部60aにおいて、傾斜面部61に沿って斜め上方向きに向かう電流iを注入することによって、トラッキングサーボ用コイル60にはD5方向向きの力が作用する。電流iの向きを逆向きにすることで、トラッキングサーボ用コイル60には、D5方向と逆向きの力が作用する。ここで、成分Φ1は磁場Φに対し90度から角度α(α=54.7度)を減じた余弦、すなわち、Φ1=0.82Φとなり、永久磁石片14によって生ずる磁場の約8割以上が確保されるため、トラッキングサーボに対する力は十分に発揮される。
【0052】
本発明の実施の他の形態として、半導体基板としてシリコン基板以外のガリウム砒素基板(GaAs基板)を適用してもよい。基板の重心にフォーカスサーボ用のコイルを形成することが望ましいが、前記コイルの配設位置は必ずしも基板の重心に限定されるものではなく、たとえば基板の重心からややずれた略重心に形成してもよい。この場合にも光ピックアップ装置を移動駆動する際の動作を安定化することができる。その他、前記実施形態に、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において種々の部分的変更を行う場合もある。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、特に、光検出手段が形成される半導体基板に、光源と集光手段と光学素子群とが搭載されたうえ、前記半導体基板にコイルが形成されているので、光検出手段およびコイルの製造工程の全部または一部を共有することが可能となり、光ピックアップ装置の製造工程を簡単化することができ、その分、製造設備などのコストダウンを図ることができるうえ、タクトタイムと工数とを短縮することができる。
【0054】
また本発明によれば、たとえば、光ピックアップ装置の薄型化を損なうことなく、コイルの巻数を増加することが可能となり、磁束密度を高くすることができる。
【0055】
また本発明によれば、コイルを簡単に形成することができる。
また本発明によれば、光ピックアップ装置自体を薄型化することができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0056】
また本発明によれば、光検出手段とコイルとを半導体基板に一体形成することができ、製造工程を一層簡単化することができる。
【0057】
また本発明によれば、半導体基板に形成された前記コイルを用いて、光源からの光を光記録媒体に集光するためのフォーカシング動作を実行することができる。
【0058】
また本発明によれば、光源に高周波重畳電流を注入する駆動回路に用いられるコイルを、半導体基板に一体形成することができる。
【0059】
また本発明によれば、集光手段を半導体基板と一体的に移動駆動することが可能となる。
【0060】
また本発明によれば、コイルによる発生推力を用いて光ピックアップ装置を移動駆動させる際、その動作を安定化することができる。
【0061】
また本発明によれば、アーム部材によって、光ピックアップ装置を、前記記録面と略平行な平面に沿って移動することができる。また、アーム部材に設けられ、かつ、半導体基板近傍に配設された永久磁石片とコイルとを用いて、光ピックアップ装置とアーム部材とを近接離隔することができる。アーム部材に永久磁石片を設けたので、光ピックアップ装置に永久磁石片を設ける前記従来技術と比べて、光ピックアップ装置の小型化、薄型化を図ることができ、光ヘッド装置の高速移動およびコストダウンを実現することができる。
【0062】
また本発明によれば、磁束密度を高くすることができるうえ、半導体基板に搭載されている部品などを保護することが可能となる。それ故、光ヘッド装置の信頼性、耐久性を向上することができる。
【0063】
また本発明によれば、トラッキングサーボ用のコイルを、光ピックアップ装置つまり半導体基板とは別に設けることができるので、半導体基板自体の小型化および軽量化を図ることができる。それ故、装置のコストダウンを一層図ることができるうえ、たとえばフォーカスサーボ特性を向上することができる。
【0064】
また本発明によれば、一枚の半導体基板上に少なくともトラッキングサーボ用のコイルを形成することができ、光ピックアップ装置の構造を簡単化することができる。それ故、部品点数の削減を図り、製造プロセスの縮小化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置を含む光ヘッド装置の平面図である。
【図2】第1の実施形態の光ピックアップ装置の概略構成図であり、(a)は光ピックアップ装置の側面図、(b)は光ピックアップ装置の平面図である。
【図3】第2の実施形態に係る光ピックアップ装置の平面図である。
【図4】第3の実施形態の光ピックアップ装置の概略構成図であり、(a)は光ピックアップ装置の側面図、(b)は光ピックアップ装置の平面図である。
【図5】第4の実施形態の光ピックアップ装置の平面図である。
【図6】図5の要部拡大斜視図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】従来の光ピックアップ装置の側面図である。
【図9】従来の光ピックアップ装置の底面図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップ装置
11 光ヘッド装置
12 アーム部材
12a 長手方向一端部
12b 長手方向他端部
13 板ばね
14,18 永久磁石片
15 ボイスコイル
20 光記録媒体
21 基板
22 半導体レーザ
23 対物レンズ
24,25,26 光学素子
27,28,29 光検出器
30,42 コイル
40 HFコイル
50 金属板
60 トラッキングサーボ用コイル
61 傾斜面部

Claims (13)

  1. 光源と、
    光源からの光を光記録媒体に集光する集光手段と、
    光源と集光手段との間の光路途中に配設され、光源からの光を集光手段に導く機能、または、光記録媒体からの戻り光を光検出手段に導く機能の少なくともいずれか一方を含む光学素子群と、
    これら光源と集光手段と光学素子とが搭載される半導体基板と、
    半導体基板に形成される前記光検出手段と、
    半導体基板に形成され、所定動作に用いるためのコイルとを有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. コイルは半導体基板上に周回して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. コイルは半導体基板上に蛇行して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. コイルは薄膜コイルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  5. コイルは、蒸着によって、または、めっきおよびフォトエッチングによって半導体基板に一体形成されることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  6. コイルは、光源からの光を光記録媒体に集光するためのフォーカシング動作に用いられるコイルであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  7. コイルは、光源に高周波重畳電流を注入する駆動回路に用いられるコイルであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  8. 集光手段は、光学素子の一部と一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  9. コイルによる発生推力が光ピックアップ装置の略重心に作用する半導体基板位置に、コイルが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  10. 請求項1〜9記載の光ピックアップ装置と、
    光記録媒体の記録面と略平行な平面に沿って、光ピックアップ装置を移動可能なアーム部材と、
    光ピックアップ装置とアーム部材とを近接離隔可能に連結するための可撓性部材と、
    アーム部材に設けられ、かつ、半導体基板近傍に配設された永久磁石片とを有することを特徴とする光ヘッド装置。
  11. 前記永久磁石片は一対の永久磁石片であり、これら一対の永久磁石片は磁性部材を介して連結されていることを特徴とする請求項10に記載の光ヘッド装置。
  12. アーム部材の長手方向一端部に光ピックアップ装置が配設され、アーム部材の長手方向他端部にトラッキングサーボ用のコイルが形成されていることを特徴とする請求項10に記載の光ヘッド装置。
  13. 半導体基板の一表面部に連なり、異方性エッチングによって形成される傾斜面部と、この傾斜面部に形成されるトラッキングサーボ用のコイルとを含むことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
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